JPH07172482A - 粘着テープ包装体 - Google Patents

粘着テープ包装体

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Publication number
JPH07172482A
JPH07172482A JP5317910A JP31791093A JPH07172482A JP H07172482 A JPH07172482 A JP H07172482A JP 5317910 A JP5317910 A JP 5317910A JP 31791093 A JP31791093 A JP 31791093A JP H07172482 A JPH07172482 A JP H07172482A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
adhesive tape
heat
pressure
shrinkable film
sensitive adhesive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5317910A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiro Shimomura
和弘 下村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP5317910A priority Critical patent/JPH07172482A/ja
Publication of JPH07172482A publication Critical patent/JPH07172482A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 収縮包装するだけで、開封し易く、開封した
後も粘着テープ巻重体の側面にごみが付着せず、粘着テ
ープ同士の側面同士が貼り付くことのない粘着テープ包
装体を提供する。 【構成】布を基材とした粘着テープ巻重体10の外周面
11及び両側面12が塩化ビニルの熱収縮性フイルム2
により被覆・包装されてなる。熱収縮性フイルム2に
は、粘着テープ巻重体10の外周面11の両端縁周方向
に、断続した2列の切り込み21、21が平行に設けら
れてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱収縮性フイルムによ
って包装され、開封し易く、開封した後も粘着テープの
側面が汚れたり、又、側面同士が貼り付くことのない粘
着テープ包装体に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にクラフト紙、スフ布、紙、合成樹
脂フイルム、合成樹脂織布等の基材の片面に粘着剤層
が、他面に離型剤層が設けられてなる粘着テープは包装
梱包用、結束用、塗装の際のマスキング用、又、仮固定
用など広く用いられている。従来、これら粘着テープの
包装形態としては、1個ずつのピロー包装、フイルム巻
付け包装、数巻単位の収縮包装、粘着テープ同士の側面
に合い紙を挟む裸包装などが行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の粘着テープ
は包装を開封した1個ずつの粘着テープ同士を重ねて保
管した場合、側面同士が粘着剤の浸み出しによって貼り
付き、非常に使いづらくなる。又、保管中や使用中に粘
着テープ側面から粘着剤が浸み出して、ごみや埃などが
付着し、粘着テープの両端部が汚れて梱包物の見栄えが
悪くなるという問題がある。
【0004】このため、粘着テープ製造時にシリコン等
のサイド処理剤を粘着テープ側面に塗布したり、個包装
前に別工程でサイドパッキンを貼り付けるということも
行われる。しかし、サイド処理剤を用いる方法による
と、サイド処理剤による粘着テープ外周面の汚れや、サ
イド処理剤が粘着テープ巻重体の側面から浸み込んで粘
着物性の低下を招くおそれがある。又、サイドパッキン
を貼り付ける方法によると、包装前に1個ずつの粘着テ
ープの両側面に別工程で貼り付ける作業が必要である。
【0005】本発明は上記従来の問題点を解消し、収縮
包装するだけで、開封し易く、開封した後も粘着テープ
巻重体の側面にごみが付着せず、粘着テープ同士の側面
同士が貼り付くことのない粘着テープ包装体を提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明粘着テープ包装体
は、粘着テープ巻重体の外周面から両側面にかけて一軸
延伸された熱収縮性フイルムにより包装された粘着テー
プ包装体であって、上記熱収縮性フイルムの収縮方向が
粘着テープの巻回方向であり、熱収縮性フイルムの粘着
テープ巻重体の外周面両端縁を被覆する箇所付近には周
方向にミシン目もしくは断続した切り込みが設けられて
なることを特徴とするものである。
【0007】熱収縮性フイルムとして使用される熱可塑
性樹脂はポリエチレン、ポリプロピレン、塩化ビニル等
のものが代表的であり一軸延伸されたものが用いられ
る。上記熱収縮性フイルムが有する収縮率はほゞ30〜
60%であるものが好ましい。収縮率が30%よりも小
さいと収縮が不充分なため収縮包装後にたるみが生じて
粘着テープの側面にフイルムが充分に密着することがで
きない。又、60%を超えると粘着テープ巻重体の側面
のフイルムにしわができてサイドパッキンとしての効果
が得られない。上記一軸延伸された熱収縮性フイルムの
厚みは20〜60μmのものが実用的で使用し易い。
【0008】上記熱収縮性フイルムの延伸方向に沿って
平行な2列のミシン目もしくは断続した切り込みが、包
装される粘着テープの幅とほゞ等しい間隔をあけて設け
られる。尚、この2列のミシン目もしくは断続した切り
込みの両外側部分のフイルムは、粘着テープ巻重体の巻
き厚さ程度の幅が残されていることが好ましい。
【0009】上記熱収縮性フイルムを用いて粘着テープ
を包装するには、熱収縮性フイルムを延伸方向へ巻き、
粘着テープ巻重体の外径よりもやゝ大きな筒状体として
両端部を接合し、該筒状体の内周方向、即ち延伸方向に
粘着テープ巻重体の巻回方向を合わせて該筒状体内に入
れ、2列のミシン目もしくは断続した切り込みの間に粘
着テープ巻重体を位置させる。
【0010】この状態で収縮トンネルを通過させるか、
熱風を当てることにより熱収縮性フイルムを収縮させる
と、粘着テープ巻重体の外周面には平行な2列のミシン
目もしくは断続した切り込みの間の熱収縮性フイルムが
密着し、外周面の幅方向両端部付近には平行な2列のミ
シン目もしくは断続した切り込みがそれぞれ配置され
る。
【0011】又、粘着テープ巻重体の両側面には、ミシ
ン目もしくは断続した切り込みよりも外側の熱収縮性フ
イルムが収縮してこれが密着する。これにより粘着テー
プの両側面は該熱収縮性フイルムにより被覆される。熱
収縮性フイルムは延伸方向が粘着テープ巻回方向と同じ
であるから、加熱収縮により粘着テープ巻回方向のみに
収縮し、粘着テープの幅方向には収縮しないのでミシン
目もしくは断続した切り込みの位置は粘着テープの幅方
向両端部からずれることがない。
【0012】平行な2列のミシン目もしくは断続した切
り込みの間で、熱収縮性フイルムに適宜間隔で開封用の
孔または切り込み等を設けておけば使用する際に開封し
易いので好ましい。
【0013】上記のようにして収縮包装された粘着テー
プを使用するには、2列のミシン目もしくは断続した切
り込みから、この間のフイルムを切り取ると、粘着テー
プを展開して使用できる。粘着テープ巻重体の両側面に
被覆されているフイルムは、粘着テープ側面に僅かに現
れている粘着剤により仮着され、自然に脱落しないので
粘着テープ使用中もごみが付着せず、粘着テープ同士ま
たは他のものと貼り付くことが避けられる。
【0014】
【作用】本発明粘着テープ包装体は、一軸延伸フイルム
が粘着テープ巻回方向に収縮して粘着テープの外周面を
被覆し、平行な2列のミシン目もしくは断続した切り込
みの両外側部分の熱収縮性フイルムも収縮して粘着テー
プ巻重体の両側面を被覆して密着する。これにより、粘
着テープ保管中に側面にごみが付着したり、粘着テープ
同士が貼り付くことがない。
【0015】粘着テープ巻重体の幅方向両端部付近に、
熱収縮性フイルムに設けられたミシン目もしくは断続し
た切り込みがあるので開封及び粘着テープの展開を容易
に行うことができる。又、粘着テープ巻重体の両側面に
残された熱収縮性フイルムは粘着テープ使用中もごみの
付着や粘着テープ同士または他のものと貼り付くのを防
止する。
【0016】本発明粘着テープ包装体は収縮包装するだ
けで得ることができ、包装のために他の作業を必要とし
ないので能率的に包装作業を行うことができる。
【0017】
【実施例】次に、本発明粘着テープ包装体の実施例を図
面を参照して説明する。図1は本発明粘着テープ包装体
1の実施例を示す斜視図であり、布を基材とした粘着テ
ープ巻重体10の外周面11及び両側面12が塩化ビニ
ルの熱収縮性フイルム2により被覆・包装されてなる。
熱収縮性フイルム2の粘着テープ巻重体10の外周面1
1の両端縁を被覆する箇所付近には、周方向に断続した
2列の切り込み21、21が平行に設けられてなる。2
3、23、・・・は熱収縮性フイルム2に設けられた2
列の断続した切り込み21、21の間に設けられた開封
用の孔、13は紙管である。
【0018】図2は上記2列の切り込みの間のフイルム
を取り除いて開封した状態を示す横断面図であり、粘着
テープ巻重体10の両側面には残されたフイルム22、
22が密着されている。
【0019】上記実施例の粘着テープ包装体1は以下の
ようにして包装したものである。図3に示すような、塩
化ビニル製で収縮率45%、厚み40μmの一軸延伸さ
れたフイルム2の延伸方向(矢印A)に沿って、上記粘
着テープ巻重体10の幅とほゞ等しい間隔をあけて平行
な2列の断続した切り込み21、21を形成した。該2
列の切り込み21、21の両外側部分のフイルム22、
22は、粘着テープ巻重体10の巻き厚さとほゞ等しく
した。
【0020】上記熱収縮性フイルム2を延伸方向に巻い
てその両端部をヒートシールにより接合し、粘着テープ
巻重体10の外径よりもやや大きい筒状体とした。この
筒状体の内周方向に粘着テープ巻重体10の巻回方向を
合わせて入れ、2列の断続した切り込み21、21の間
に位置させて、85℃の収縮トンネルを通過させること
により熱収縮性フイルム2を収縮させた。収縮した熱収
縮性フイルム2は粘着テープ巻重体10の外周面及び両
側面に密着し、2列の切り込み21、21は粘着テープ
巻重体10の幅方向両端部の間近にあった。
【0021】上記実施例の粘着テープ包装体1は側面に
塵の付着が全くなく、多数積み重ねて保管しても、又、
開封して使用中も粘着テープ巻重体の側面同士が貼り付
くことがなかった。開封して使用する際には、開封用の
孔23からフイルムを持ち上げ、両側の切り込み21、
21を引き裂いて、この部分のフイルム2を容易に取り
除いて粘着テープを展開して使用することができた。
【0022】粘着テープ巻重体10の両側面12、12
に残された熱収縮性フイルム22、22は、粘着テープ
巻重体10の側面に僅かに現れている粘着剤によって仮
接着されているので、粘着テープを使用する間はこの熱
収縮性フイルム22、22により側面にごみが付着した
り、粘着テープ同士が貼り付くこともなかった。
【0023】
【発明の効果】本発明粘着テープ包装体は以上の構成で
あり、一軸延伸フイルムが粘着テープ巻回方向に収縮し
て粘着テープの外周面及び両側面を被覆する。これによ
り、粘着テープ保管中及び使用中も側面にごみが付着し
たり、粘着テープ同士が貼り付くことがない。熱収縮性
フイルムにミシン目もしくは断続した切り込みが設けら
れたので開封及び粘着テープの展開が容易である。又、
本発明粘着テープ包装体は収縮包装するだけで得ること
ができ、包装のために他の作業を必要としないので能率
的に包装作業を行うことができる。
【0024】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明粘着テープ包装体の実施例を示す斜視
図。
【図2】本発明粘着テープ包装体の実施例を示す断面
図。
【図3】熱収縮性フイルムの一例を示す平面図。
【0001】
【符号の説明】
1 :粘着テープ包装体 2,22:熱収縮性フイルム 10:粘着テープ巻重体 11:外周面 12:側面 13:紙管 21:切り込み 23:開封用の孔

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粘着テープ巻重体の外周面から両側面に
    かけて一軸延伸された熱収縮性フイルムにより包装され
    た粘着テープ包装体であって、上記熱収縮性フイルムの
    収縮方向が粘着テープの巻回方向であり、熱収縮性フイ
    ルムの粘着テープ巻重体の外周面両端縁を被覆する箇所
    付近には周方向にミシン目もしくは断続した切り込みが
    設けられてなることを特徴とする粘着テープ包装体。
JP5317910A 1993-12-17 1993-12-17 粘着テープ包装体 Pending JPH07172482A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5317910A JPH07172482A (ja) 1993-12-17 1993-12-17 粘着テープ包装体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5317910A JPH07172482A (ja) 1993-12-17 1993-12-17 粘着テープ包装体

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Publication Number Publication Date
JPH07172482A true JPH07172482A (ja) 1995-07-11

Family

ID=18093419

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5317910A Pending JPH07172482A (ja) 1993-12-17 1993-12-17 粘着テープ包装体

Country Status (1)

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JP (1) JPH07172482A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100774595B1 (ko) * 2006-12-08 2007-11-09 주식회사 씨엠에스 비닐포장 개봉용 스티커

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100774595B1 (ko) * 2006-12-08 2007-11-09 주식회사 씨엠에스 비닐포장 개봉용 스티커

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