JP3016629U - 座椅子 - Google Patents
座椅子Info
- Publication number
- JP3016629U JP3016629U JP1995002863U JP286395U JP3016629U JP 3016629 U JP3016629 U JP 3016629U JP 1995002863 U JP1995002863 U JP 1995002863U JP 286395 U JP286395 U JP 286395U JP 3016629 U JP3016629 U JP 3016629U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fiber layer
- seat
- seat portion
- net
- chair
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Mattresses And Other Support Structures For Chairs And Beds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】この考案は、長期間使用してもクッション性が
低下したり、ヘタリが生じることなく、ホットカーペッ
ト等からの暖気を伝導させやすく、かつムレがないこと
を目的とする。 【構成】座部(12)と、この座部(12)に連結した揺動可能
な背部(13)とから構成され、前記座部(12)は網性繊維層
(14)とこの網性繊維層(14)に枠状に埋め込まれたワイヤ
ー(15)と網性繊維層(14)に被覆された表生地(16)及び裏
生地(17)とから構成されていることを特徴とする座椅子
(11)。
低下したり、ヘタリが生じることなく、ホットカーペッ
ト等からの暖気を伝導させやすく、かつムレがないこと
を目的とする。 【構成】座部(12)と、この座部(12)に連結した揺動可能
な背部(13)とから構成され、前記座部(12)は網性繊維層
(14)とこの網性繊維層(14)に枠状に埋め込まれたワイヤ
ー(15)と網性繊維層(14)に被覆された表生地(16)及び裏
生地(17)とから構成されていることを特徴とする座椅子
(11)。
Description
【0001】
この考案は、床暖房の効果を有する座椅子の改良に関する。
【0002】
従来、種々の目的の座椅子が市販されている。ところで、冬期にホットカーペ ット上にて座椅子を使用する場合、座椅子の座部がウレタンフォーム単独である と、下からの暖気を遮断して暖かくなるが、暖かくなるまでに時間がかかるとい う欠点があった。このため、図4に示すような座椅子が提案されている(実開平 6−45548号)。
【0003】 この座椅子は、座面部41と背面部42から構成されている。前記座面部41は、フ レーム43aとウレタンフォームからなるクッション材44aで形成され、前記クッ ション材44aには暖気を伝導させるための多数の透孔45が開けられている。また 、前記背面部42もフレーム43bとウレタンフォームからなるクッション材44bで 形成されている。前記クッション材44a,44bには、それぞれ生地46が被覆され ている。
【0004】
しかしながら、図4の座椅子においては、クッション材44aに多数の透孔45が 開けられているため、長期間使用するとクッション性が低下したり、ヘタリが生 じることが多い。
【0005】 この考案はこうした事情を考慮してなされたもので、長期間使用してもクッシ ョン性が低下したり、ヘタリが生じることなく、ホットカーペット等からの暖気 を伝導させやすい座椅子を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】 この考案は、クッション材で形成した座部と、この座部に連結された背部とを 具備した座椅子において、前記座部は、網性繊維層単独、又は網性繊維層と軟質 ポリウレタンフォームの二層積層体、又は網性繊維層を芯材として軟質ポリウレ タンフォームで挟んだ三層積層体であり、表生地と裏生地で被覆されていること を特徴とする座椅子である。
【0007】 この考案において、クッション材としては、ヤシ繊維などのパームロック、ヘ ヤーロックなどの網性繊維が挙げられる。前記座部は、これらの繊維層単独、又 は軟質ポリウレタンフォーム(チップをバインダーで固めたチップフォームも含 む)と複数層として使用することにより、網性繊維の優れた通気性により全体的 に素早く暖気を伝導する。また、ヘタリ等も少なく好適なクッション性を示す。 更に、夏期においても通気性によりムレがなく涼しい。
【0008】 この考案において、座部の総厚は4cm以下、好ましくは2.0〜3.5cm とするのが好ましい。また、座部を網性繊維層と軟質ポリウレタンフォームの二 層積層体とする場合、網性繊維層の厚さは全体の1/3以上とすることが良い。
【0009】
この考案に係る座椅子をホットカーペットなどの上で使用した場合、網性繊維 層の優れた通気性により全体的に素早くホットカーペットからの暖気を伝導する ことができる。また、従来のようにヘタリ等も少なく好適なクッション性が得ら れる。更に、夏期において使用する場合は、網性繊維層の優れた通気性によりム レがなく涼しい。
【0010】
以下、この考案の一実施例に係る座椅子についてを図1(A)〜(C)を参照 して説明する。ここで、図1(A)は側面図、図1(B)は図1(A)の座部の 要部Xの断面図、図1(C)は図1(A)の座部の平面図である。
【0011】 図中の符号11は座椅子であり、総厚3cmの座部12と、この座部12に連結した 矢印方向に揺動可能な背部13とから構成されている。前記座部12は、図1(B) ,(C)に示すように、網性繊維層14と、この網性繊維層14に枠状に埋め込まれ たワイヤー15と、網性繊維層14に被覆された表生地16及び裏生地17とから構成さ れている。また、図示しないが、背部13は軟質ポリウレタンフォームとこれに埋 め込まれたワイヤーから構成されている。
【0012】 このように、上記実施例に係る座椅子は、座部12と、この座部12に連結した揺 動可能な背部13とから構成され、前記座部12は網性繊維層14とこの網性繊維層14 に枠状に埋め込まれたワイヤー15と網性繊維層14に被覆された表生地16及び裏生 地17とから構成されている。従って、この考案に係る座椅子をホットカーペット などの上で使用した場合、網性繊維層14の優れた通気性により全体的に素早くホ ットカーペットからの暖気を伝導することができる。また、従来のようにヘタリ 等も少なく好適なクッション性が得られる。更に、夏期において使用する場合は 、網性繊維層14の優れた通気性によりムレがなく涼しい。
【0013】 なお、上記実施例では、座部を構成する網性繊維層にワイヤーを埋め込んだ場 合について述べたが、これに限定されず、スチールパイプを埋め込んでもよい。 また、上記実施例では、座部が網性繊維層単独で形成されている場合について 述べたが、これに限定されない。例えば図2に示すように軟質ポリウレタンフォ ームシート21と網性繊維層22とを積層した二層積層体としてもよいし、あるいは 図3に示すように軟質ポリウレタンフォームシート31,32間に網性繊維層33を挟 んだ三層積層体としてもよい。但し、図2の二層積層体の場合、網性繊維層22の 厚さは全体の1/3以上とする。
【0014】
以上詳述したようにこの考案によれば、長期間使用してもクッション性が低下 したり、ヘタリが生じることなく、ホットカーペット等からの暖気を伝導させや すく、かつ夏期において使用する場合は網性繊維層の優れた通気性によりムレが なく涼しい快適な座椅子を提供できる。
【図1】この考案の一実施例に係る座椅子の説明図であ
り、図1(A)は側面図、図1(B)は図1(A)の座
部の要部の断面図、図1(C)は図1(A)の座部の平
面図。
り、図1(A)は側面図、図1(B)は図1(A)の座
部の要部の断面図、図1(C)は図1(A)の座部の平
面図。
【図2】この考案に係る座椅子の座部の他の例を示す断
面図。
面図。
【図3】この考案に係る座椅子の座部の更に他の例を示
す断面図。
す断面図。
【図4】従来の座椅子の説明図。
11…座椅子、 12…座部、 13…
背部、14,22,33…網性繊維層、15…ワイヤー、
16…表生地、17…裏生地、 21,31,32…
軟質ポリウレタンフォームシート。
背部、14,22,33…網性繊維層、15…ワイヤー、
16…表生地、17…裏生地、 21,31,32…
軟質ポリウレタンフォームシート。
Claims (2)
- 【請求項1】 クッション材で形成した座部と、この座
部に連結された背部とを具備した座椅子において、 前記座部は、網性繊維層単独、又は網性繊維層と軟質ポ
リウレタンフォームの二層積層体、又は網性繊維層を芯
材として軟質ポリウレタンフォームで挟んだ三層積層体
であり、表生地と裏生地で被覆されていることを特徴と
する座椅子。 - 【請求項2】 前記座部の総厚は4cm以下で、二層積
層体の場合は網性繊維層が全体の1/3以上であること
を特徴とする請求項1記載の座椅子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995002863U JP3016629U (ja) | 1995-04-05 | 1995-04-05 | 座椅子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995002863U JP3016629U (ja) | 1995-04-05 | 1995-04-05 | 座椅子 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3016629U true JP3016629U (ja) | 1995-10-09 |
Family
ID=43152151
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1995002863U Expired - Lifetime JP3016629U (ja) | 1995-04-05 | 1995-04-05 | 座椅子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3016629U (ja) |
-
1995
- 1995-04-05 JP JP1995002863U patent/JP3016629U/ja not_active Expired - Lifetime
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