JP3022811U - 自動車用フロアマット - Google Patents
自動車用フロアマットInfo
- Publication number
- JP3022811U JP3022811U JP1995004370U JP437095U JP3022811U JP 3022811 U JP3022811 U JP 3022811U JP 1995004370 U JP1995004370 U JP 1995004370U JP 437095 U JP437095 U JP 437095U JP 3022811 U JP3022811 U JP 3022811U
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- JP
- Japan
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- mat
- floor
- mouton
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- hair
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- Expired - Lifetime
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- Passenger Equipment (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 車内の居住性、快適性、さらには高級感を発
揮する。 【構成】 毛の長さが10〜30mmであるム−トンをマ
ット表面部としたマット本体1と、このマット本体1と
自動車のフロア5間に挿入する滑り止めシート4とで組
み合わせて構成する。
揮する。 【構成】 毛の長さが10〜30mmであるム−トンをマ
ット表面部としたマット本体1と、このマット本体1と
自動車のフロア5間に挿入する滑り止めシート4とで組
み合わせて構成する。
Description
【0001】
この考案は自動車用フロアマットに関する。
【0002】
従来より種々の自動車用フロアマットが提供されているが、ほとんどがゴムシ −トの上に合成繊維のマット表面部を一体化したものである。
【0003】
しかし近時、車内の居住性や快適性を重視する傾向が大きくなり、さらには高 級車の需要の増大に応じて、自動車用フロアマットについても、できるかぎり走 行時の快適性が確保され、かつ高級感を現出し得るものが要望されている。 この考案の目的は、車内の居住性、快適性、さらには高級感を現出し得る自動 車用フロアマットを提供する点にある。
【0004】
上記目的を達成するためにまず考えられることは、高級な敷物をそのまま自動 車用フロアマットとして使用することである。 しかし自動車用フロアマットは通常の敷物と異なり、次の条件を満足しなけれ ばならない。すなわち自動車用フロアマットは土足で踏み付けることでもあり、 きわめて汚れやすく、また砂、ほこりなどが付きやすいことから、この汚れ対策 が良好でなければならない。また耐久性も要求されるほか、自動車のフロアに設 置した場合、容易に位置ずれを起こしたり、めくれ上がったり、運転に支障が生 じたり、居住性、快適性を阻害することがあってはならない。また煙草等の灰が 落ちる等の場合にも対処するため耐熱性にも考慮する必要がある。さらにまた特 に前方の自動車用フロアマットはエアコンディショナーの送風口の近傍に位置す るため、直接冷気或いは暖気があたるので、耐久性等が要求される。また一般に 高級な敷物を自動車用フロアマットとして適用することは、いかに高級志向とは いえ、一般的に価格面から抵抗感があることも事実である。
【0005】 そこで以上の点を鋭意検討した結果、毛の長さが10〜30mmであるム−トン をマット表面部とする自動車用フロアマットであれば、上記の要求をすべて満足 し、かつ高級感をも現出することをできることを見出だした。ここで毛の長さを 10mmとしたのは、これより短ければ高級感を現出する効果が乏しくなるほか、 汚れ対策の点でかえって好ましくないからである。すなわちムートンの場合、そ の他の毛皮とは異なり、毛は1cm2あたりおよそ 10000〜16000本もの密度で極め て多数有しているため、毛の長さを10mm以上とした場合、密生する毛の間に適 当な湿度を保持すめからであると考えられるが、特に静電気を起こしにくくなり 、ほこりを寄せ付けない効果を良好に発揮する。また毛の間にたとえ土、ほこり 等が入り込んでも、密生する毛によって内部まで入り込みにくくなり、汚れは単 にたたき落とすだけで十分取ることも可能となる。一方、毛の長さを30mmより も大きくした場合は、外観上高級感はさらに現出するが、フロアマットとしては 毛の長さが長すぎ、マットとしては好ましくなく、特に運転席のマットとしては 運転がしにくくなるもである。従ってこの点より毛の長さは10〜30mmである ムートンは必ずしもマット表面部全体である必要はなく、部分的に配置すること も可能であり、また周囲を30mm以上の長さの毛のものを使用して高級感を一層 引き出した構成とすることも可能である。
【0006】 このムートンをマット表面部とするフロアマットは、従来のものと同様に裏に ゴムシートを一体化した構成としても差し支えはないが、ムートンの高級感と弾 力性を良好に引き出し、かつ選択を容易にするには、マット表面部の裏面に布張 りを施したものを用いることが望ましい。ただマット表面部の裏面に布張りを施 したマット本体だけでは裏面の布張りによって、フロア上を滑り易く、まためく れ易いこともあるので、この考案ではさらに、このマット本体に、滑り止めシー トを組み合わせたフロアマットを採用した。 なお滑り止めシートは種々の材質のものを採用できるが、特にポリエステル発 泡シートが軽くかつマット本体とフロア間の滑りを良好に阻止できる点で好まし いシートである。その厚みも特に限定されないが、4〜5mm程度が極めて好まし い。
【0007】
従ってこの考案は毛の長さが10〜30mmであるムートンをマット表面部とし ているので、車内に設置すると高級感を現出すると同時に、土足で 踏み付け ても、砂、ほこりなどの汚れが付きにくく、またたとえ付いても容易に取り去る ことができ、汚れ対策が予想以上に良好である。またムートンは毛皮の表面層が およそ3層構造であるため、毛がきわめて抜けにくい性質があるので、フロアマ ットとして使用しても十分耐久性を発揮する。さらに弾力性と復元力が他の毛皮 や敷物に比してきわめて良好であるため、走行中、足を置いても疲れることがな く快適である。また煙草等の灰が落ちだ場合でもムートンの毛は燃えにくく、合 成繊維糸の様に燃え広がることがない。また直接冷気或いは暖気があたってもム ートンの毛自体は熱伝導率が低く、かつ密生する毛の間に空気の還流が確保され ているので、耐熱性を発揮し、足元が異常に熱くなることもなく、また冷たくな ることもなく、快適な居住性を発揮する。
【0008】 なお特にマット表面部の裏面に布張りを施したマット本体と滑り止めシートを 組み合わせたフロアマットの場合は、滑り止めシートによってフロア上を滑るこ とがなくなり、まためくれ難い作用を奏する。
【0009】
図1はこの考案のフロアマットの一実施例を示す概略断面図で、1はマット本 体であり、そのマット本体1は周囲1aを35mm、中央部1bを25mmの毛の長 さとしたムートン2と、その裏面に裏張りした布3で構成されている。4はこの マット本体1と車内のフロア5間に挟み込んだポリエステル発泡体シートからな る滑り止めシートである。 従ってこのフロアマットを、図示の通り、車内のフロア5上に敷設すれば、ム ートンにより高級感を現出し、その弾力性及び復元力、さらにはムートン特有の 吸放湿性、通気性により快適な居住性を確保することができるとともに、滑り止 めシート4により、走行時にフロア5上を滑ることもなく、まためくりあがるこ ともない。 なおこの考案は上記実施例に限定されるものではない。
【0011】 以上の通りこの考案は、他の毛皮にはないムートン独自の性質に着目し、これ が自動車用フロアマットとして良好に適用できるとの知見に基づいて採用した考 案出あるため、これによって近時の高級志向に合致した居住性、快適性、高級感 を比較的廉価で確保することができる。
【図1】この考案のフロアマットの一実施例を示す概略
断面図である。
断面図である。
1 マット本体 2 ムートン 3 布 4 滑り止めシート
Claims (2)
- 【請求項1】 毛の長さが10〜30mmであるム−トン
をマット表面部に配置したことを特徴とする自動車用フ
ロアマット。 - 【請求項2】請求項1のマット表面部の裏面に布張りを
施したマット本体と、このマット本体と自動車のフロア
間に挿入する滑り止めシ−トとの組み合わせからなる自
動車用フロアマット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995004370U JP3022811U (ja) | 1995-04-12 | 1995-04-12 | 自動車用フロアマット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995004370U JP3022811U (ja) | 1995-04-12 | 1995-04-12 | 自動車用フロアマット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3022811U true JP3022811U (ja) | 1996-04-02 |
Family
ID=43158102
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1995004370U Expired - Lifetime JP3022811U (ja) | 1995-04-12 | 1995-04-12 | 自動車用フロアマット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3022811U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007123232A1 (ja) * | 2006-04-25 | 2007-11-01 | Sekisui Plastics Co., Ltd. | 車両用フロアスペーサおよび車両の室内構造 |
-
1995
- 1995-04-12 JP JP1995004370U patent/JP3022811U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007123232A1 (ja) * | 2006-04-25 | 2007-11-01 | Sekisui Plastics Co., Ltd. | 車両用フロアスペーサおよび車両の室内構造 |
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