JP3016615U - 密封缶入りろうそく - Google Patents

密封缶入りろうそく

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JP3016615U
JP3016615U JP1995001691U JP169195U JP3016615U JP 3016615 U JP3016615 U JP 3016615U JP 1995001691 U JP1995001691 U JP 1995001691U JP 169195 U JP169195 U JP 169195U JP 3016615 U JP3016615 U JP 3016615U
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JP1995001691U
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貢 山本
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貢 山本
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ろうそくの寿命まで長時間の使用ができ、缶の
転倒時にろうそくの飛び出しがなくて安全な密封缶入り
ろうそくを提供する。 【構成】缶本体1へ受板2により支承させたろうそく3
を収容し、缶本体1の上部には蓋体4により密封閉塞し
て、受体2は、缶本体1の内周側へ当接する板状に形成
し、その中央部に係止突起11を設けてろうそく3の底
部に突き刺して、缶本体1内に該ろうそく3が収容され
たとき、缶本体1内の略中心部に保持されるように支承
し、ろうそく3は、ろう部7と芯部8とからなり、この
芯部は、遅燃性の芯線9の外周に可燃性の外被材10を
巻き付ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、保存しておいて非常時やレジャー等において用いる密封缶入りろう そくに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、本考案者は、非常時やレジャー時等において照明用に用いる缶入りろう そくを提供した。(実開昭55−164344号参照) しかしながら、このものは、金属製の缶の内部に収容されているため、炎によ る加熱によって缶の胴部の温度が上がり、ろうそくにおけるろう部全体を溶解さ せてしまうと共に、このろうの溶解によりまだ燃えてない長い状態に残っている 芯部が、その支持力を失って、溶解されて液体状となったろう部へ倒れ、炎を消 してしまう欠点があった。
【0003】 そのため、芯部に火が点されていれば長時間使用できるものが、わずかな時間 で使用不能となる問題点があった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は前記した問題点を解決するためになされたもので、缶本体へ受板によ り支承させたろうそくを収容し、缶本体の上部には蓋体により密封閉塞して、受 体は、缶本体の内周側へ当接する板状に形成し、その中央部に切り起こし部を設 けてろうそくの底部に突き刺して、缶本体内に該ろうそくが収容されたとき、缶 本体内の略中心部に保持されるように支承し、ろうそくは、ろう部と芯部とから なり、この芯部は、遅燃性の芯線の外周に可燃性の外被材を巻き付けることによ り、ろうそくの寿命まで長時間の使用ができ、缶の転倒時にろうそくの飛び出し がなくて安全な密封缶入りろうそくを提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】 前記した目的を達成するための本考案の手段は、 缶本体と、この缶本体へ受板により支承させて収容するろうそくと、前記缶本 体の上部を密封閉塞する蓋体とからなり、 前記受体は、缶本体の内周の略全側部へ当接する板状に形成し、その中央部に 切り起こしの係止突起を設けてろうそくの底部に突き刺して、缶本体内に該ろう そくが収容されたとき、缶本体内の略中心部に保持されるように支承し、 前記ろうそくは、ろう部と芯部とからなり、該芯部は、遅燃性の芯線の外周に 可燃性の外被材を巻き付けた密封缶入りろうそくの構成にある。
【0006】 また、遅燃性の芯線は、亜鉛線である。
【0007】
【作用】
前記のように構成される本考案は以下に述べる作用を奏する。
【0008】 缶本体の上部に取り付けられている密封閉塞用の蓋体を外すと、ろうそくにお ける芯部がこの開口部に露出しているので、この芯部へ火を付ければ、照明用の 明かりとなる。
【0009】 時間の経過と共にろう部が消費されるもので、これに合わせて、芯部における 外被材は燃えるものであるが、この燃焼熱によりろう部が溶けて缶本体の底部に 溶解してろう部の形状を失っても、遅燃性の芯線が元の略垂直姿勢を保持してい るため、溶解しているろう部を外被材が吸い上げて点灯を続ける。
【0010】 また、点灯時に、缶本体を転倒させたときは、ろうそくは受板の係止突起にそ の底部が固着されていて、外部への飛び出しがなく、これに起因する火災ややけ ど等の事故がない。
【0011】
【実施例】
次に本考案に関する密封缶入りろうそくの実施の一例を図面に基づいて説明す る。
【0012】 図1〜図4においてAは、非常時やレジャー時において使用する密封缶入りろ うそくで、缶本体1と、受体2に固着したろうそく3と、蓋体4とにより基本的 に構成される。
【0013】 そして、前記した缶本体1は、ブリキ等の金属製により円筒状に形成して、そ の底部に巻締めにより底板5を気密的に取り付けてある。
【0014】 また、この缶本体1の外周部には、その略全面に発泡スチロール等の断熱材6 を取り付けてあって、ろうそく3の点灯により缶本体1の昇温(50〜60℃に 上がる。)による過熱によって、身体等に触れたときの危険を防止するもので、 これにより、缶本体1の外周を持って移動等を行なうことができる。
【0015】 前記したろうそく3は、缶本体1の内壁に接近しない適当の外形により形成し て、ろう部7と芯部8とによりなる。
【0016】 そして、芯部8は、ろう部7の中心部に設けて、この芯部8は、図3に示すよ うに、遅燃性の芯線9、例えば、炎により後記する外被材10よりは遅く燃焼は するが、それ自体保形性(自立性)を有する亜鉛材により形成された細い線の外 周へ、可燃性の外被材10、例えば、木綿等の天然繊維による布や糸により形成 された部材を巻き付けて、溶解したろう部7を吸引しつつ燃える。
【0017】 前記した受板2は、缶本体1の内径形状に見合うように円形状に形成した金属 板で、該缶本体1の内周の略全側部へ当接して、横移動しない程度に嵌め込まれ るものであって、中心部には、切り起こしにより三角針状の係止突起11を設け てあり、この係止突起11をろうそく3におけるろう部7の底部に突き刺すこと で、ろうそく3の受板2への固着がなされるもので、この固着後は、缶本体1内 においてろうそく3の移動が防止される。
【0018】 なお、ろうそく3の芯部8は、その下端部を、受板2における係止突起11の 切り起こしによる孔12へ通して、この受板2の裏側へテープ等により止め付け ることで、一層ろうそく3の固着が確実となる。
【0019】 前記した蓋体4は、缶本体1の上部である開口部13を密封閉塞するもので、 金属製により缶本体1と共に巻締めするものであって、この蓋体4をプルトップ 式に形成すれば開缶が容易である。
【0020】 図1および図2において14は着火部材で、マッチやライター等の小型のもの を缶本体1内へろうそく3と共に収納して、使用時の簡便性を得る。
【0021】 したがって、前記のように構成される密封缶入りろうそくAは、底板5を有す る缶本体1内へ、受板2の係止突起11へろう部7を突き刺して固定したろうそ く3を収納して、マッチによる着火部材14を共に収容する。
【0022】 このとき、ろうそく3は、受板2の係止突起により缶本体1の略中心位置に納 まって横方向への移動は、該受板2により規制されてないものである。
【0023】 そして、上部の開口部13を蓋体4により巻締め施蓋すれば、缶入りろうそく Aが密封された状態で完成する。そのため、長期の保存であっても内部のろうそ くになんら悪影響を与える変化は生ずることがなく、しかも、同時に収容したマ ッチ等の着火部材14も吸湿等による不点火がない。
【0024】 使用に当たっては、蓋体4に設けられたプルトップ式のつまみ15を引き上げ れば、直ちに開缶してろうそく3が露出するもので、缶本体1内に収納された着 火部材14によりろうそく3の芯部へ点火すれば、例えば、災害等の非常時やレ ジャー時等において照明用に用いられる。
【0025】 火の付いたろうそく3は、使用による時間の経過と共に、該ろう部7が溶解さ れて消費されるもので、これに合わせて、芯部8における外被材10は燃えて灰 になる。
【0026】 一方、この燃焼熱によりろう部7が溶けて、図4に示すように、缶本体1の底 部全面に流れて溶解し、最初のろう部7の筒状の形状を失っても、自立性を有す る芯線9が元の略垂直姿勢を保持しているため、腰の弱い外被材10は倒れて溶 解したろう部7へ接触することはない。
【0027】 そのため、該外被材10は芯線9により略垂直状態を保持して、溶解している ろう部7を吸い上げて点灯を続ける。
【0028】 なお、芯部8の芯線9は、亜鉛線で形成してあるので、点灯による外被材10 の燃焼により、該外被材10の燃焼速度より遅いが次第に燃えて灰になりなくな る。
【0029】 また、ろうそく3への点灯時に、缶本体1を転倒させたときは、ろうそく3は 受板2の係止突起11によりろう部7が固着されていて、外部への飛び出しがな いもので、しかも、この受板2は缶本体1内へその全周が当接する程度に嵌り込 んでいるので、ろうそく3は一層その飛び出しが受板2により規制されるもので あって、このろうそく3の飛び出しに起因する火災ややけど等の事故がない。
【0030】 また、缶本体1の胴部外周に巻き付けた断熱材6により、ろうそく3への点火 による過熱によって缶本体1が熱くなっても、この断熱材6により缶本体1を手 で持つことができるので、移動等に便利でかつやけど等の心配がない。
【0031】 更に、缶本体1の内周面に光輝処理を施しておけば、点灯されたろうそく3の 照明効果が向上するもので、通常は、メッキしたブリキ板を缶本体1の材料に用 いることでなされる。
【0032】
【考案の効果】
前述したように本考案の密封缶入りろうそくは、ろうそくの炎による加熱によ って缶の胴部温度が上がり、ろうそくのろう部が溶解しても、芯部の芯線により 外被材を略垂直状態に保持させるため、ろうそくの長時間使用が可能となる。
【0033】 缶本体内に収容されたろうそくは、受板の係止突起により該受板に固着されて いるので、缶本体が転倒してもろうそくが外に飛び出ることがなく、ろうそくに 火が付いていたときでも安全である。 等の格別な効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に関する密封缶入りろうそくの一実施例
を示す縦断正面図である。
【図2】図1における半断面した平面図である。
【図3】図1におけるろうそくの一部を拡大して示す断
面図である。
【図4】図1における密封缶入りろうそくの使用状態を
示す一部の断面図である。
【符号の説明】
1 缶本体 2 受板 3 ろうそく 4 蓋体 7 ろう部 8 芯部 9 芯線 10 外被材

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 缶本体と、この缶本体へ受板により支承
    させて収容するろうそくと、前記缶本体の上部を密封閉
    塞する蓋体とからなり、前記受体は、缶本体の内周の略
    全側部へ当接する板状に形成し、その中央部に切り起こ
    しによる係止突起を設けてろうそくの底部に突き刺し
    て、缶本体内に該ろうそくが収容されたとき、缶本体内
    の略中心部に保持されるように支承し、前記ろうそく
    は、ろう部と芯部とからなり、該芯部は、遅燃性の芯線
    の外周に可燃性の外被材を巻き付けたことを特徴とする
    密封缶入りろうそく。
  2. 【請求項2】 遅燃性の芯線は、亜鉛線であることを特
    徴とする請求項1記載の密封缶入りろうそく。
JP1995001691U 1995-03-13 1995-03-13 密封缶入りろうそく Expired - Lifetime JP3016615U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8025171B2 (en) 2002-08-14 2011-09-27 Firestar Ag Fuel tin
JP3195816U (ja) * 2014-11-21 2015-02-05 株式会社フォトフィールド 缶入りろうそく

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8025171B2 (en) 2002-08-14 2011-09-27 Firestar Ag Fuel tin
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