JP3016555B2 - 磁気抵抗効果素子、磁気ヘッド、磁気記録再生装置および磁気抵抗効果素子の製造方法 - Google Patents
磁気抵抗効果素子、磁気ヘッド、磁気記録再生装置および磁気抵抗効果素子の製造方法Info
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磁気抵抗効果素子、磁気ヘッド、磁気記録再生装置およ
び磁気抵抗効果素子の製造方法に関する。
用磁気ヘッドとして、JulliereによるPhysics Letter
s,54A巻(1975年)、3号、225ページの"Tu
nnelingbetween Ferromagnetic Films" に記載の磁気ト
ンネリング現象を示す多層膜の磁気抵抗効果型ヘッドへ
の応用が検討されつつある。この多層膜は、磁性層、絶
縁層、磁性層の順に積層されている積層体からなり、一
方の磁性層から出て、絶縁層をトンネルした電子がもう
一方の磁性層に入る時、2層の磁性層の磁化の向きに依
存したトンネル確率の変化を示す。このトンネル確率の
変化が磁気抵抗効果として観測される。
ネリング現象を示す多層膜を磁気抵抗効果素子に用いる
ためには、2層の磁性層にそれぞれ独立に電極を接触さ
せる必要がある。このため、多層膜は電極上に形成され
る。多層膜の下に形成される電極を下部電極とする。多
層膜の上に形成される上部電極と、上記下部電極とが直
接接触しないように、下部電極上の多層膜のない部分に
は酸化物からなる絶縁体を形成する。下部電極材料とし
ては、電気抵抗率の低いAu,Cuが好ましい。しか
し、下部電極材料としてAuを用いると、絶縁体とAu
との接着力が弱いため、Auからなる下部電極から絶縁
体が剥離するという問題があった。また、下部電極材料
としてCuを用いると、磁気抵抗効果素子を形成するフ
ォトリソグラフィ工程においてレジスト材料とCuが反
応しするという問題があった。
を示す多層膜を形成するに当たっての問題点を検討する
過程でなされたものであり、電極と絶縁体の剥離の問
題、および電極とレジストの反応の問題を同時に解決し
て高性能の磁気抵抗効果素子、磁気ヘッド、磁気記録再
生装置を得ることを目的とする。また、本発明は、高性
能の磁気抵抗効果素子の製造方法を提供することを目的
とする。
磁気トンネリング現象を示す多層膜を形成した磁気抵抗
効果素子について鋭意研究を重ねた結果、下部電極を周
期律表のIVa、Va金属からなる層とAuあるいはCu
からなる層の積層体とし、上記IVa、Va金属層を多層
膜に接触させる構造を採用することで、下部電極と絶縁
体との剥離を防ぐとともに下部電極とレジストとの反応
を防ぐことができることを見出し、本発明を完成するに
至った。
果を示す多層膜が形成されている磁気抵抗効果素子にお
いて、電極は周期律表のIVa、Va金属からなる層とA
uあるいはCuからなる層とを含む積層体であり、IV
a、Va金属層は多層膜に接触していることを特徴とす
る。IVa、Va金属からなる層は、IVa金属(Ti,Z
r,Hf)の単独層あるいはVa金属(V,Nb,T
a)の単独層であってもよいし、IVa金属とVa金属と
の相互の合金であってもよい。
果を示す多層膜と絶縁体とが形成されている磁気抵抗効
果素子において、下部電極は周期律表のIVa、Va金属
からなる層とAuあるいはCuからなる層とを含む積層
体であり、多層膜および絶縁体の上に上部電極が形成さ
れ、下部電極上の多層膜と絶縁体とはIVa、Va金属層
に接触していることを特徴とする。
には、Cr層、Ti層、Mo層など、基板との接着性を
向上する金属層が設けられていることが好ましい。多層
膜は、磁気トンネリング効果によって磁気抵抗効果を示
す多層膜とすることができる。具体的には、磁性層、絶
縁層、磁性層の順に積層されている積層体を含む多層
膜、磁性層、絶縁層、磁性層、反強磁性層の順に積層さ
れている積層体を含む多層膜、あるいは磁性層、絶縁層
中に磁性粒子を分散した層、磁性層の順に積層されてい
る積層体を含む多層膜を用いることができる。
再生装置用の磁気ヘッドに用いるのに好適であり、特に
誘導型磁気ヘッドとを組み合わせて複合型ヘッドを構成
するのに好適である。すなわち、本発明による磁気記録
再生装置は、磁気記録媒体と、磁気記録媒体を回転駆動
する磁気記録媒体駆動部と、磁気記録媒体に対して記録
/再生を行う磁気ヘッドと、磁気ヘッドを磁気記録媒体
に対して相対的に駆動する磁気ヘッド駆動部と、磁気ヘ
ッドの記録信号および再生信号を処理する記録再生信号
処理系とを備える磁気記録再生装置において、磁気ヘッ
ドとして本発明による磁気抵抗効果素子を組み込んだ前
述の磁気ヘッドを用いたことを特徴とする。
示す多層膜と絶縁体とが形成されている磁気抵抗効果素
子の製造方法において、周期律表のIVa、Va金属から
なる層とその上に形成されたAuあるいはCuからなる
層を含む積層体からなる電極を形成する第1ステップ
と、電極上に磁気抵抗効果を示す多層膜を形成する第2
ステップと、電極のIVa、Va金属層を残して多層膜を
所望の形状に加工する第3ステップと、電極上に絶縁体
を形成する第4ステップとを含むことを特徴とする。
期律表のIVa、Va金属からなる層とAuあるいはCu
からなる層とを含む積層体とする。この下部電極の表面
は、周期律表のIVa、Va金属からなる層で被われてい
ることになる。この下部電極の上に磁気抵抗効果を示す
多層膜を形成し、フォトリソグラフィ工程により多層膜
および下部電極を加工する。この際、下部電極における
IVa、Va金属層を完全には除去せず、下部電極がIV
a、Va金属層に被われている状態を保つ。この上に絶
縁体を形成すると、絶縁体はIVa、Va金属層と接触す
ることになる。従って、電極の一部にAu層を用いた場
合にも電極と絶縁体の剥離は生じなくなる。また、電極
の一部にCu層を用いた場合においても、Cu層とレジ
ストとの反応を防ぐことができる。
施の形態を説明する。 [実施例1]図1は、本発明による磁気抵抗効果素子の
製造工程を説明する略断面図である。図1(a)は下部
電極および磁気抵抗効果を示す多層膜の形成工程を、図
1(b)は多層膜および下部電極の加工工程を、図1
(c)は絶縁体および上部電極の形成工程を示す。
上に、接着性向上層12、第1金属層13、第2金属層
14の順に下部電極100の材料層を形成し、更にその
上に、磁性層15、絶縁層16、磁性層17の順に成膜
して多層膜200を形成した。基板11には、Si(1
00)単結晶、接着性向上層12には厚さ5nmのCr
層、第1金属層13には厚さ70nmのAu層を用い、
第2金属層14には厚さ25nmのZr層を用いた。ま
た、磁性層15として厚さ7nmのNi−20at%F
e合金層、絶縁層16として厚さ1.5nmのZrO2
層、磁性層17として厚さ12nmのCo−20at%
Pt層を用いた。これらの層の形成にはイオンビームス
パッタリング装置を用いた。
ソグラフィ工程により、多層膜200および下部電極1
00を加工した。多層膜200の加工の際には、第2金
属層14を残し、下部電極100の表面は全てZr層1
4で被われている状態を保った。さらに、図1(c)に
示すように、リフトオフ法により、多層膜200の部分
のみ穴のあいたSiO2からなる絶縁体18を形成し、
さらに接着性向上層19、第3金属層20を形成した。
本実施例では、接着性向上層19として厚さ5nmのC
r層、第3金属層20として厚さ70nmのAu層を用
いた。続いて、フォトリソグラフィ工程により、接着性
向上層19、第3金属層20を上部電極形状に加工し
た。
子では、下部電極100と絶縁体18の剥離は生じなか
った。これは、絶縁体18と接する下部電極100の表
面が全てZr層14で被われているためである。この磁
気抵抗効果素子の磁気抵抗変化率は、20%であった。
また、第1金属層13として厚さ70nmのCu層を用
いた場合にも、Cu層とレジストとの反応を防ぐことが
でき、20%の磁気抵抗変化率を示す磁気抵抗効果素子
を得ることができた。更に、第2金属層14として、他
のIVa、Va金属層を用いた場合にも、上述の結果と同
様の結果が得られた。
a、Va金属からなる層を用いた。これは、IVa、Va
金属層上にNi−Fe層のような面心立方構造を有する
軟磁性層を形成すると、軟磁性層が強い(111)配向
となり、優れた軟磁気特性を示すためである。本実施例
では、磁気抵抗効果を示す多層膜として、磁性層/絶縁
層/磁性層の構造を有する材料を用いたが、本発明は他
の多層膜に対しても同様の効果を生じる。本発明を適用
することのできる他の多層膜の代表的な例を図3および
図4に示す。
1、絶縁層32、磁性層33、反強磁性層34の順に積
層されている多層膜である。図3の多層膜において、磁
性層31,33として厚さ10nmのNi−Fe系合金
を用い、反強磁性層34として厚さ15nmのMn−I
r合金などのMn系合金を用いる場合には、絶縁層32
を基板側の磁性層31に接する第1の絶縁層と他方の磁
性層33に接する厚さ0.5〜1.0nmの第2の絶縁
層との積層構造とし、第2の絶縁層をNiO,CoO,
TiO2など3d遷移金属の酸化物とするのが高い磁気
抵抗変化率を達成する上で効果的である。絶縁層をこの
ような2層構造とすることにより、Mn系合金層が面心
立方構造を有して室温で反強磁性を示すようになるから
である。第1の絶縁層としては、厚さ0.5〜1.0n
mのAl2O3,ZrO2などを用いることができる。
中に磁性粒子を分散した層42、磁性層43の順に積層
した多層膜である。磁性層41,43は例えば厚さ10
nmのNi−Fe系合金、Co−Fe系合金とすること
ができ、層42の絶縁層は例えばSiO2,ZrO2とす
ることができる。絶縁層中に分散させる磁性粒子は、例
えば直径5〜10nmのCoやCo系合金とすることが
できる。一つの具体例をあげると、磁性層41,43と
して、膜厚10nmのNi−20at%Fe合金を用い
た。また、絶縁層中に磁性粒子を分散させた層42とし
ては、SiO2中にCo−20at%Ptからなる磁性
粒子が分散した層を用いた。層42は、SiO2板にC
oチップとPtチップを貼り付けたターゲットを用い
て、イオンビームスパッタリングにより形成した。磁性
粒子の直径は5〜10nm、層42の膜厚は15nmで
ある。
漏洩磁界に追随して変化するが、絶縁層中に分散させた
磁性粒子の巨視的な磁化状態は変化しない。そして、磁
性層41,43の磁化の向きが、絶縁層中に磁性粒子を
分散させた層42の巨視的な磁化の向きと平行になった
とき多層膜の電気抵抗率は極小になり、磁性層41,4
3の磁化の向きが、絶縁層中に磁性粒子を分散させた層
42の巨視的な磁化の向きと反平行になったとき多層膜
の電気抵抗率は極大になる。 [比較例]上述の本発明に対し、比較例の磁気抵抗効果
素子を作製した。図2は、この比較例の磁気抵抗効果素
子の製造工程を説明する略断面図である。図2(a)は
下部電極および磁気抵抗効果を示す多層膜の形成工程
を、図1(b)は多層膜および下部電極の加工工程を、
図1(c)は絶縁体および上部電極の形成工程を示す。
に、基板21上に、接着性向上層22、第1金属層23
の順に下部電極300の材料層を形成し、さらに、磁性
層25、絶縁層26、磁性層27の順に成膜して多層膜
400を形成した。基板21にはSi(100)単結晶
を、接着性向上層22には厚さ5nmのCr層を、第1
金属層23には厚さ70nmのAu層を用いた。また、
磁性層25として厚さ7nmのNi−20at%Fe合
金層を、絶縁層26として厚さ1.5nmのZrO2層
を、磁性層27として厚さ12nmのCo−20at%
Pt層を用いた。これらの層の形成にはイオンビームス
パッタリング装置を用いた。
ソグラフィ工程により、多層膜400および下部電極3
00を所定形状に加工した。また、更に、図2(c)に
示すように、リフトオフ法により、多層膜400の部分
のみ穴のあいたSiO2からなる絶縁体28を形成し、
さらに接着性向上層29、第3金属層30を形成した。
本比較例では、接着性向上層29として厚さ5nmのC
r層を、第3金属層30として厚さ70nmのAu層を
用いた。その後、フォトリソグラフィ工程により、接着
性向上層29、第3金属層30を上部電極形状に加工し
た。
子では、下部電極300と絶縁体28の剥離が生じ、こ
のため、磁気抵抗変化率の測定を行うことができなかっ
た。剥離の原因は、Au層23の上に絶縁体28を形成
したためである。また、第1金属層23に、厚さ70n
mのCu層を用いた場合には、Cu層とレジストとの反
応が生じた。この反応のため、下部電極の電気抵抗率が
増加し、磁気抵抗効果素子の磁気抵抗変化率は17%に
低下した。 [実施例2]実施例1で述べた本発明による磁気抵抗効
果素子を用い、磁気ヘッドを作製した。この場合、図1
における絶縁体18の穴は、5μm×5μmの正方形で
ある。磁気ヘッドの構造を以下に示す。図5は、記録再
生分離型ヘッドの一部分を切断した場合の斜視図であ
る。磁気抵抗効果素子51をシールド層52、53で挾
んだ部分が再生ヘッドとして働き、コイル54を挾む下
部磁極55、上部磁極56の部分が記録ヘッドとして働
く。
する。Al2O3・TiCを主成分とする焼結体をスライ
ダ用の基板57とした。シールド層、記録磁極にはスパ
ッタリング法で形成したNi−Fe合金を用いた。上下
のシールド層52,53の厚さは1.0μm、下部磁極
55、上部磁極56の厚さは3.0μmとした。各層間
のギャップ材としてはスパッタリングで形成したAl2
O3を用いた。ギャップ層の膜厚は、シールド層と磁気
抵抗効果素子間で0.2μm、記録磁極間では0.4μ
mとした。さらに再生ヘッドと記録ヘッドの間隔は約4
μmとし、このギャップもAl2O3で形成した。コイル
54には膜厚3μmのCuを使用した。
を作製した。装置の構造を図6に示す。この磁気記録再
生装置は、図6(a)に概略平面図を、図6(b)にそ
のAA′断面図を示すように、磁気記録媒体駆動部62
により回転駆動される磁気記録媒体61、磁気ヘッド駆
動部64により保持されて磁気記録媒体61に対して記
録および再生を行う磁気ヘッド63、磁気ヘッド63の
記録信号および再生信号を処理する記録再生信号処理系
65を備える周知の構成の装置である。磁気記録媒体6
1には、残留磁束密度0.75TのCo−Ni−Pt−
Ta系合金からなる材料を用いた。磁気ヘッド63のト
ラック幅は5μmとした。
磁気記録再生装置では、高い出力の再生信号が観測され
た。これに対し、比較例の磁気抵抗効果素子は、低い磁
気抵抗変化率を示すため、再生出力が低いか、あるいは
絶縁体と電極との剥離により磁気記録再生装置を構成で
きなかった。
を示す多層膜を磁気抵抗効果素子に用いる時、下部電極
を周期律表のIVa、Va金属からなる層とAuあるいは
Cuからなる層を含む積層体とし、IVa、Va金属層を
多層膜に接触させることにより、下部電極と絶縁体との
剥離および、下部電極とレジストとの反応を防ぐことが
できる。
す略断面図。
断面図。
る他の多層膜の断面模式図。
る他の多層膜の断面模式図。
性層 16,26,32…絶縁層 18,28…絶縁体 20,30…第3金属層 34…反強磁性層 42…絶縁層中に磁性粒子を分散した層 51…磁気抵抗効果素子 52,53…シールド層 54…コイル 55…下部磁極 56…上部磁極 57…基板 61…磁気記録媒体 62…磁気記録媒体駆動部 63…磁気ヘッド 64…磁気ヘッド駆動部 65…記録再生信号処理系 100,300…下部電極 200,400…多層膜
Claims (10)
- 【請求項1】下部電極上に磁気抵抗効果を示す多層膜と
絶縁体とが形成され前記多層膜及び前記絶縁体の上に上
部電極が形成されている磁気抵抗効果素子において、前
記下部電極は周期律表のIVa金属及び/又はVa金属か
らなる層とAuあるいはCuからなる層とを含む積層体
であり、前記下部電極上の前記多層膜と絶縁体とは前記
IVa金属及び/又はVa金属からなる層に接触している
ことを特徴とする磁気抵抗効果素子。 - 【請求項2】請求項1記載の磁気抵抗効果素子におい
て、前記AuあるいはCuからなる層と基板との間に、
前記基板との接着性を向上する金属層が設けられている
ことを特徴とする磁気抵抗効果素子。 - 【請求項3】請求項2記載の磁気抵抗効果素子におい
て、前記基板との接着性を向上する金属層はCr層であ
ることを特徴とする磁気抵抗効果素子。 - 【請求項4】請求項1〜3のいずれか1項記載の磁気抵
抗効果素子において、前記多層膜は磁性層、絶縁層、磁
性層の順に積層されている積層体を含むことを特徴とす
る磁気抵抗効果素子。 - 【請求項5】請求項1〜3のいずれか1項記載の磁気抵
抗効果素子において、前記多層膜は磁性層、絶縁層、磁
性層、反強磁性層の順に積層されている積層体を含むこ
とを特徴とする磁気抵抗効果素子。 - 【請求項6】請求項1〜3のいずれか1項記載の磁気抵
抗効果素子において、前記多層膜は磁性層、絶縁層中に
磁性粒子を分散した層、磁性層の順に積層されている積
層体を含むことを特徴とする磁気抵抗効果素子。 - 【請求項7】請求項1〜6のいずれか1項記載の磁気抵
抗効果素子を備えることを特徴とする磁気ヘッド。 - 【請求項8】請求項1〜6のいずれか1項記載の磁気抵
抗効果素子と誘導型磁気ヘッドとを組み合わせたことを
特徴とする磁気ヘッド。 - 【請求項9】磁気記録媒体と、前記磁気記録媒体を回転
駆動する磁気記録媒体駆動部と、磁気記録媒体に対して
記録/再生を行う磁気ヘッドと、前記磁気ヘッドを前記
磁気記録媒体に対して相対的に駆動する磁気ヘッド駆動
部と、前記磁気ヘッドの記録信号および再生信号を処理
する記録再生信号処理系とを備える磁気記録再生装置に
おいて、前記磁気ヘッドとして請求項7又は8記載の磁
気ヘッドを用いたことを特徴とする磁気記録再生装置。 - 【請求項10】電極上に磁気抵抗効果を示す多層膜と絶
縁体とが形成され前記多層膜及び絶縁体の上に上部電極
が形成されている磁気抵抗効果素子の製造方法におい
て、 周期律表のIVa金属及び/又はVa金属からなる層とそ
の上に形成されたAuあるいはCuからなる層とを含む
積層体からなる電極を形成する第1ステップと、 前記電極上に磁気抵抗効果を示す多層膜を形成する第2
ステップと、 前記電極のIVa金属及び/又はVa金属からなる層を残
して前記多層膜を所望の形状に加工する第3ステップ
と、 前記電極上に絶縁体を形成する第4ステップと、 前記多層膜及び絶縁体の上に上部電極を形成する第5ス
テップと を含むことを特徴とする磁気抵抗効果素子の製
造方法。
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JP10093382A JP3016555B2 (ja) | 1998-04-06 | 1998-04-06 | 磁気抵抗効果素子、磁気ヘッド、磁気記録再生装置および磁気抵抗効果素子の製造方法 |
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JPH11296821A JPH11296821A (ja) | 1999-10-29 |
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JP2002329905A (ja) | 2001-05-02 | 2002-11-15 | Fujitsu Ltd | Cpp構造磁気抵抗効果素子およびその製造方法 |
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