JP3016259U

JP3016259U - 金銭登録機

Info

Publication number: JP3016259U
Application number: JP1995003985U
Authority: JP
Inventors: 芳春水野
Original assignee: 水野由美子
Priority date: 1995-03-27
Filing date: 1995-03-27
Publication date: 1995-09-26
Anticipated expiration: 2001-03-27

Abstract

(57)【要約】【目的】従来の金銭登録機による代金清算は人の手に依
るもので、時間的損失、釣銭の間違いや売上と入金の不
一致の可能性、代金を収納する代金・釣銭収納部は代金
清算の度に開閉するので代金・釣銭収納部に収納された
貨幣の盗難の可能性等々の問題点があった。上記問題点
を解決する為に代金清算を自動的に行い、代金清算の度
に開閉しない代金・釣銭収納部を内部に備えた金銭登録
機を提供する。【構成】代金清算として貨幣を受取り、識別し、受取っ
た正常貨幣を代金・釣銭収納部に搬出する貨幣受取部
と、貨幣受取部より搬送された正常貨幣を収納し、釣銭
を釣銭支払部に搬出する代金・釣銭収納部と、代金・釣
銭収納部より搬送された釣銭を支払う釣銭支払部と、を
備えた金銭登録機。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、金銭登録した代金清算を自動的に行い、代金及び釣銭を安全に収納する金銭登録機に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来の金銭登録機には代金清算を自動的に行う機能はなく、代金を消費者から受取り代金・釣銭収納部に収納し、釣銭を代金・釣銭収納部より消費者に手渡すのは人の手に依るものであった。又、代金・釣銭収納部は代金清算の度に開閉するものであった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来の金銭登録後の代金清算は人の手に依るもので、時間的損失があり、釣銭の間違いや売上と入金の不一致の可能性があった。又、従来の代金・釣銭収納部は代金清算の度に開閉するものであり、代金・釣銭収納部に収納された貨幣の盗難防止に問題点があった。

【０００４】

【考案を解決する為の手段】

金銭登録後の代金清算にあたり、従業員は代金に触れずに代金を貨幣受取部より受取り、代金・釣銭収納部に収納し、代金清算において釣銭の有る場合も従業員は釣銭に触れずに自動的に釣銭支払部より釣銭を支払う。又、代金・釣銭収納部は金銭登録機内部に配置し、代金清算の度に開閉する必要のないようにする。

【０００５】

【作用】

金銭登録後、代金清算合計金額表示盤に代金清算合計金額が表示され、貨幣受取部は代金清算として貨幣を受取り、貨幣を識別し、正常貨幣のみを代金・釣銭収納部に搬出し、代金・釣銭収納部は正常貨幣を収納する。代金清算の際に釣銭支払いが生じた場合は釣銭額を釣銭額表示盤に表示し、代金・釣銭収納部は釣銭を釣銭支払部に搬出し、釣銭支払部より釣銭を支払う。

【０００６】

【実施例】

小売店、飲食店において、消費者が代金を清算する際に、小売店、飲食店の従業員は金銭登録機のキイボード（９）或いはバーコードリーダー（１０）により商品価格及び代金清算金額を金銭登録機に入力する。入力された代金清算合計金額は金銭登録機の代金清算合計金額表示盤（１３）に表示される。その表示金額を見て消費者は表示金額或いは表示金額以上の貨幣を、紙幣は紙幣受取口（１５）、硬貨は硬貨受取口（１６）に投入する。金銭登録機は受取った貨幣を識別し、正常貨幣のみを金銭登録機内部の代金・釣銭収納部（７）に収納し、釣銭が無い場合は０円、釣銭が有る場合には釣銭金額は釣銭金額表示盤（１４）に表示され、釣銭は代金・釣銭収納部（７）より釣銭支払部（５）に搬送され釣銭支払部（５）より釣銭を支払う。収納代金を回収する時は収納代金回収扉（１１）の鍵（１２）を開け、収納代金回収扉（１１）を開いて代金・釣銭収納部（７）に収納された貨幣を回収する。

【０００７】

【考案の効果】

以上のように、人の手に依らずに金銭登録後の代金清算をする本考案の金銭登録機は、従来の人の手に依よる代金清算よりも時間的損失を減少させ、釣銭の間違いや売上と入金の不一致を防ぐ。又、本考案の金銭登録機は内部に代金・釣銭収納部を配置し、収納代金回収は収納代金回収時のみ収納代金回収扉を開いて行うので代金・釣銭収納部に収納された貨幣の盗難を防止する事ができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の機能ブロック図

【図２】本考案の実施例を示す斜視図

【図３】本考案の実施例を示す正面図

【符号の説明】

１……入力部、２……表示部、３……貨幣受取部、４…
…中央処理部、５……釣銭支払部、６……搬送手段、７
……代金・釣銭収納部、８……レシート打出し口、９…
…キイボード、１０……バーコードリーダー、１１……
収納代金回収扉、１２……鍵、１３……代金清算合計金
額表示盤、１４……釣銭金額表示盤、１５……紙幣受取
口、１６……硬貨受取口、

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】商品価格及び代金清算金額の入力機能と代
金清算合計金額及び釣銭額の算出表示機能とを備えた金
銭登録機において、代金清算として貨幣を受取り、識別し、受取った正常貨
幣の金種別数量の情報を中央処理部に送信し、受取った
正常貨幣を代金・釣銭収納部に搬出する貨幣受取部と、貨幣受取部より搬送された貨幣を収納し、且つ、中央処
理部は貨幣受取部より受信した受取貨幣の金種別数量の
情報を受取金額に変換し、受取金額情報と入力部より受
信した代金清算合計金額情報とにより算出して得た釣銭
額を金種別数量に変換する、釣銭額の金種別数量情報を
中央処理部より受信して収納貨幣の中から釣銭を釣銭支
払部に搬出する代金・釣銭収納部と、代金・釣銭収納部より搬送された釣銭を支払う釣銭支払
部と、を備えたことを特徴とする金銭登録機。