JPS589306Y2 - 電子キャッシュレジスタ - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は商品の販売データを登録処理するとともにそ
の登録データにもとすいて顧客との間で金銭処理を行な
う電子式キャッシュレジスタに関する。

現在発行されている貨幣のうち最高金額貨幣は１万円札
である。

この１万円札は金銭処理時顧客から預かることがあって
も顧客に釣銭として支払われることはない。

すなわち１万円札は入ってくるのみで出て行くことはな
い。

又１万円札は最高金額貨幣であることからその枚数を知
ることにより大よその売上げの見当がつく。

このため入ってくる１万円札の枚数をメモ用紙等にチェ
ックすることが良く行なわれている。

しかしこのように１万円札の枚数をメモ用紙にチェック
するのは面倒であり、しかもミスを犯しやすい問題があ
る。

一方、１万円札を預かった場合、その金額データを置数
キーで入力させるのは面倒であり、１回の操作で入力で
きることが望１れる。

この考案はこのような点に鑑みてなされたもので、最高
金額貨幣に相当する金額データを１回の操作で入力でき
るキーの操作に応動して最高金額貨幣の総受は取り枚数
を自動的に記憶させることができる電子式キャッシュレ
ジスタを提供することを目的とする。

以下ζこの考案の実施例を図面を参照して説明する。

先ず第１図および第２図によってこの実施例（Ｃおける
電子式キャッシュレジスタの概要を説明する。

第１図はレジスタの外観を示す斜視図で、１は筐体、２
は筐体前部に設けられたキーボードである。

このキーボード２は第２図に示すように商品の金額等を
置数するための置数キー３、商品を部門毎に分類するた
めの部門キー゛４、それぞれｒｘ ｏ ｏ ｏ円Ｊ 「
５０００円」「１００００円」の各類り金額データを１
回の操作で入力させるためめ預り金額穴カキ−ｓ；６．
ｙ、類キー８、合計キー９等が配設されている。

なお、前記１−１００００円」の預り金額穴カキ−７は
現在発行されている貨幣のうち最高金額貨幣の金額デー
タを入力させるためのキーである。

１０はコントロールスイッチであり、これはキー挿入口
にキーを挿入して回転操作することによって「登録」「
点検」 「精算」 「設定」等の各業務のモードを中央
処理装置に指令して実行させるための制御スイッチであ
る。

なお、上記「登録」とは商品の金額等を記憶部に記憶さ
せ、且つ合計金額等の計算を行ない、その結果をレシー
トおよびジャーナルにプリントアウトする業務をいう。

また「点検」とは前記「登録」によって記憶部に累計記
憶された売上合計金額、売上合計点数等をレジ・−トお
よびジャーナルにプリントアウトさせる業務をいう。

また「精算」とは例えば１日の業務終了時に釦いて前記
「登録」によって記憶部に累積記憶された売上合計金額
、売上合計点数等をレシートおよびジャーナルにプリン
トアウトさせるとともに記憶部の内容をクリアする業務
をいう。

さらに「設定」とは用途に応じて使用する合計器等を設
定する業務をいう。

１１は筐体前面に設けられた表示部、１２はレシート発
行口である。

第３図は金銭処理部の制御回路を示すブロック図で、１
３は置数キー３によって入力された金額データを一時貯
わえるバッファレジスタ、１４は１ｏｏｏ円キー５の操
作回数に応じて金額データを１０００円単位加算算する
加算器、１５は５０００円キー６の操作回数に応じて金
額データを５０００円単位加算算する加算器、１６は１
ｏｏｏｏ円キー７の操作回数に応じて金額データを１０
０００円単位で加算する加算器である。

前記各加算器１４，１５．１６は１人の顧客に対するレ
シートの発行終了に応動して発生するクリア信号Ｃ１に
よりクリアされるようになっている。

會た１７は前記各加算器１４，１５，１６からの金額デ
ータを加算して貯わえるバッファレジスタ、１８は前記
両バッファレジスタ１３，１７に貯わえられている金額
データを加算する加算器である。

前記加算器１８には顧客から預かった全金額データが集
計されるようになっている。

さらに１９は前記加算器１８からの預り合計データと記
憶部にある合計メモリからの登録合計データとから預り
合計データマイナス登録合計データの釣銭計算を行ない
、その結果得られる釣銭データを表示器１１へ送り出す
演算回路、２０は前記１ｏｏｏ。

円キー７の操作回数を積算する積算カウンタである。

前記積算カウンタ２０は精算モードでの業務終了時に応
動して発生するクリア信号Ｃ２によりクリアされるよう
になっている。

したがって例えば今１人の顧客が買上げた商品の合計額
が１２３００円であり、お客が１５０００円支払ったと
するとレジスタを操作するキャッシャーは５０００円キ
ー６釦よび１００００円キー７を１回ずつ操作する。

しかして加算器１５には５０００円の金額データが入力
し、かつ加算器１６には１００００円の金額データが入
力し、バッファレジスタ１７には１５０００円の金額デ
ータが貯わえられる。

一方、１００００円キー７の操作回数は積算カウンタ２
０によってカウントされる。

今の場合は積算カウンタ２０が１つカウントアツプする
。

バッファレジスタ１７の金額データは加算器１８に入力
される。

今、バッファレジスタ１３の内容はゼロであるから加算
器１８の内容はバッファレジスタ１７の内容と同様１５
０００円で、その内容がキーボード２における類キー８
の操作により預９合計データとして演算回路１９に入力
される。

演算回路１９は加算器１８から預り合計データが入力さ
れると記憶部の合計メモリ（図示せず）から登録合計デ
ータを呼び出しｒ１５０００円−１２３００円」の釣銭
計算を行ない、その結果得られる２７００円の釣銭デー
タを表示器１１へ送り出す。

同時に預り合計データ釦よび釣銭データはすでに登録デ
ータおよびその合計データがプリントアウトされている
レシートにプリントアウトされレシートがレシート発行
口１２から発行される。

そしてこのレシート発行動作の終了に応動してクリア信
号ＣＩが発生し、加算器１５．１６の内容がクリアされ
る。

以上のようなキー操作は各顧客との間で金銭処理を行な
う毎に行なわれ、かつそのキー操作において１００００
円キー７が操作されるときはその操作回数が積算カウン
タ２０で積算カウントされる。

顧客から受は取った１万円札は最高金額貨幣で釣銭に使
用されることはない。

したがって積算カウンタ２０のカウント数を知ることに
より顧客から受は取った１万円札の総枚数を知ることが
できる。

そして１日の登録業務が終了するとコントロールスイッ
チ１０を「精算」に設定して精算業務が行なわれその日
の合計売上げデータがジャーナルおよびレシートにプリ
ントアウトされる。

このデータのプリントアウト動作が終了するとそれに応
動してクリア信号Ｃ２が発生し積算カウンタ２０がクリ
アされる。

このように最高金額貨幣である１万円札の受は取り枚数
を、その１万円の預り金額データを１回の操作で入力で
きる１ｏｏｏｏ円キー７の操作に応動し、そのキー７の
操作回数を積算カウントする積算カウンタ２０で自動的
にかぞえるようにしているので、従来のように１万円札
を受は取る度にメモ用紙等にチェックするなどの面倒が
なく、又チェックミス等の問題が生じる虞もない。

したがってキャッシャーの仕事は軽減され金銭処理の能
率を向上することができる。

以上詳述したようにこの考案によれば発行されている貨
幣のうち最高金額貨幣に相当する金額データを１回の操
作で入力させる預り金額穴カキ−と、この入カキ−の操
作回数を積算カウントし、カウント内容が精算業務の終
了に応動してクリアされる積算カウンタとを設けている
ので、最高金額貨幣の聴受は取り秒数を自動的にかつ確
実に記憶させることができ、金銭処理の能率を向上する
ことができる電子式キャッシュレジスタを提供できるも
のである。

【図面の簡単な説明】

図はこの考案の実施例を示すもので、第１図は外観を示
す斜視図、第２図はキーボード図、第３図は要部の回路
構成を示すブロック図である。 ７・−・・・−１００００円キー、８・・・・・・類キ
ー、１９・・・・・・演算回路、２０・・・・・・積算
カウンタ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 商品の販売データを登録モードで登録処理するとともに
   その登録データにもとづいて顧客との間で金銭処理し、
   かつ精算モードで登録データを出力する電子式キャッシ
   ュレジスタに卦いて、発行されている貨幣のうち最高金
   額貨幣に相当する金談データを１回の操作で入力させる
   預り金額穴カキ−と、登録モードで上記入カキ−の操作
   回数により対応する金額データをその回数分加算し出力
   する加算器と、登録モードで上記入カキ−の操作回数を
   積算カウントし、かつ精算モードでそのカウント内容が
   クリアされる積算カウンタとを具備したことを特徴とす
   る電子式キャツジニレジスタ。