JP3016201B2 - ビスカスカップリング - Google Patents

ビスカスカップリング

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JP3016201B2 JP10226069A JP22606998A JP3016201B2 JP 3016201 B2 JP3016201 B2 JP 3016201B2 JP 10226069 A JP10226069 A JP 10226069A JP 22606998 A JP22606998 A JP 22606998A JP 3016201 B2 JP3016201 B2 JP 3016201B2
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D35/00Fluid clutches in which the clutching is predominantly obtained by fluid adhesion
    • F16D35/005Fluid clutches in which the clutching is predominantly obtained by fluid adhesion with multiple lamellae
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60KARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
    • B60K17/00Arrangement or mounting of transmissions in vehicles
    • B60K17/34Arrangement or mounting of transmissions in vehicles for driving both front and rear wheels, e.g. four wheel drive vehicles
    • B60K17/348Arrangement or mounting of transmissions in vehicles for driving both front and rear wheels, e.g. four wheel drive vehicles having differential means for driving one set of wheels, e.g. the front, at one speed and the other set, e.g. the rear, at a different speed
    • B60K17/35Arrangement or mounting of transmissions in vehicles for driving both front and rear wheels, e.g. four wheel drive vehicles having differential means for driving one set of wheels, e.g. the front, at one speed and the other set, e.g. the rear, at a different speed including arrangements for suppressing or influencing the power transfer, e.g. viscous clutches
    • B60K17/3505Arrangement or mounting of transmissions in vehicles for driving both front and rear wheels, e.g. four wheel drive vehicles having differential means for driving one set of wheels, e.g. the front, at one speed and the other set, e.g. the rear, at a different speed including arrangements for suppressing or influencing the power transfer, e.g. viscous clutches with self-actuated means, e.g. by difference of speed
    • B60K17/351Arrangement or mounting of transmissions in vehicles for driving both front and rear wheels, e.g. four wheel drive vehicles having differential means for driving one set of wheels, e.g. the front, at one speed and the other set, e.g. the rear, at a different speed including arrangements for suppressing or influencing the power transfer, e.g. viscous clutches with self-actuated means, e.g. by difference of speed comprising a viscous clutch

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビスカスカップリ
ングに関し、特に、相対的に回転可能であるように回転
軸のまわりに配置され且つ閉止ユニットを形成するハウ
ジング及びハブを有し、前記ハブと共に回転する1組の
インナープレート群を有し、更に、前記ハウジング内に
取り付けられ且つ前記ハウジングと共に回転する1組の
アウタープレート群を有し、これらのプレート群の少な
くとも一方の組のプレート群が回転軸の方向に可動であ
り、更に、前記インナープレート及び前記アウタープレ
ートが少なくとも部分的に重なり合いながら一定の順序
で交互に配置されており、更に、前記インナープレート
及び前記アウタープレートが開口を有し、そして前記ハ
ウジングと前記ハブ及び前記プレート群の間の残存空間
を少なくとも部分的に充填する粘性媒体を有するビスカ
スカップリングに関する。
【0002】
【従来の技術】ビスカスカップリングは自動車等の動力
伝達経路に使用される。例えば、もしも前輪駆動の車が
フロントホイールで空転を発生させたならば、第2トラ
ンスミッション出力とビスカスカップリングとプロペラ
シャフトとディファレンシャルとサイドシャフトとを介
してそのリアホイールが駆動される状態内においては、
ビスカスカップリング手段によって前記リアホイールが
接続され得る。
【0003】ドイツ連邦共和国特許公開第21 35
791号から公知であることは、孔型の開口を備えた1
組のプレート群と関連付けられるプレート群を設けるこ
とである。一方の組のプレート群は溝を含む。このよう
な方法においてプレート群を設計することにより、係る
カップリングのトルク性能を改善することができる。そ
のうえ、熱散失の度合いが粘性媒体の循環を改善するこ
とによって増加される。
【0004】ビスカスカップリングが自動車の動力伝達
経路に使用され、且つその自動車が高速で走行する場合
には、その粘性媒体に強い遠心力が作用し、ビスカスカ
ップリングへ部分的に粘性媒体が充填されている場合
は、通常、粘性媒体が外側領域に集中し、粘性媒体と空
気とを分離する。その結果、プレート群の内側領域、す
なわち、回転軸近くの領域は、粘性媒体によって湿らさ
れないか又はそれらの領域は外側領域より少ない範囲で
湿ることになる。結果として、磨耗徴候がより早い段階
でプレート群の内側領域に発生する。
【0005】ドイツ特許第37 02 299 C1号
は、インナープレート群及びアウタープレート群が溝を
備え、インナープレート群の溝及びアウタープレート群
の溝が互いに交差するビスカスカップリングを記載して
いる。その装置の結果、プレート群が交差した領域にお
いて、1枚のプレートから次のプレートまでの空間に空
洞が形成され、プレート群がもう一方のプレート群と相
対的に回転する場合は、前記空洞が回転方向に依存し
て、回転の半径方向内側又は外側に搬送される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このことは、粘性媒体
が内側に又は外側に搬送されることを意味し、その目的
は回転方向に依存するトルク性能を備えたカップリング
を設けることである。しかしながら、粘性媒体が外側に
搬送されるとき、高いカップリング速度での粘性媒体及
び空気の分離は促進され、その結果としてプレートの磨
耗がよりいっそう促進される。
【0007】本発明の目的は、複数組のプレート群が、
回転方向に関係なく相対的に回転するとき、プレートの
重なり領域において粘性媒体の非常に均一な分布を保証
し、且つ高いビスカスカップリング速度による遠心力に
よって発生する粘性媒体と空気との分離に抗するビスカ
スカップリングを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によれば上記目的
は、少なくとも一方の組のプレート群の開口が2つの境
界面を有し、仮想半径から前記境界面までの距離が、前
記仮想半径上に位置決めされる開口の頂点から回転軸の
方向に向かうにつれて増加し、更に、前記開口が、前記
境界面を接続する基面によって境界付けられることによ
って達成される。
【0009】両境界面が前記仮想半径線を鋭角に取り囲
むので、力の分力は粘性媒体上で回転軸の方向に作用す
る。又、力の分力は、複数組のプレート群が相対的に回
転するとき回転方向に関係なく作用する。このことは、
粘性媒体が回転軸に向かって内側に流れることを意味し
ている。粘性媒体のこの特別な内側向きの流れは、高い
ビスカスカップリング速度によって発生する遠心力が引
き起こす粘性媒体の外側向きの流れに抗して作用する。
それゆえ、プレート群の対向面の内側領域はより大きな
範囲で粘性媒体により湿らされ、その結果としてプレー
トの磨耗はより少なくなり、且つビスカスカップリング
の使用寿命が改善される。
【0010】好適な実施例によれば、インナープレート
群及びアウタープレート群の開口が前記回転軸を取り囲
む少なくとも1つの仮想円形線上に各々分布され、ハブ
がハウジングに対してある一定の回転位置にあるとき、
前記インナープレートの前記開口が、前記アウタープレ
ートの開口に対し半径方向にずらして形成される。その
理由は、両プレートの開口がある一定の領域において重
なり合い、且つ従って前記インナープレートの前記開口
と前記アウタープレートの前記開口との間に貫流チャン
ネル部分を形成するためである。
【0011】この手段は、隣接するプレートの開口が互
いに部分的に重なり合う位置において、粘性媒体が一方
のプレートの開口から他方のプレートの開口に運ばれ、
その結果、粘性媒体がより長い距離にわたって内側に流
れることを保証する。従って粘性媒体を回転軸に向かっ
て内側に流す能力が増大される。
【0012】更に、開口の境界面と基面は、回転運動の
作用としての様々な流れ特性を達成することを目的とし
て、様々に形成され得る。境界面と仮想半径によって取
り囲まれる角度を変化することによって、回転軸の方向
における内側に力の分力を変化させることが可能であ
る。結果として、粘性媒体の様々な流量を達成すること
が可能である。屈曲された形状を持つ開口の境界面及び
基面を設けることによって、開口の内部に様々な流れ条
件を達成することができ、その結果として一方のプレー
トの開口から他方のプレートの開口への粘性媒体の搬送
を改善することが可能である。
【0013】更に他の実施例によれば、熱的及び機械的
応力の軽減を達成することが提案される。このために開
口に加えてプレートは、回転軸と関連する仮想半径上に
位置決めされ且つ円周面に向かって開放される溝を備え
ている。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に、好適な実施例を図面を参
照して説明する。
【0015】図1〜図9の細部が相当する範囲内で、対
応する部分については10を加えた参照番号で示されて
いる。
【0016】図1によるビスカスカップリング1はハウ
ジング2とハブ3とを有し、アウタープレート5とイン
ナープレート6と同様、ハブ3はハウジング2とカバー
4,4'に対して同軸であるように配置される。ハウジ
ング2は、その内周面に軸方向へ延びたかみ合い歯7を
備えている、このかみ合い歯7が、アウタープレート5
を回転自在に保持できるようにアウタープレート5には
ハウジング2上のかみ合い歯7と対応するかみ合い歯が
その外周上に備えられている。又、ハブ3は、その外周
面に軸方向にのびるかみ合い歯8の一群が備えられてい
る、このかみ合い歯8はインナープレート6を回転自在
に保持できるように、インナープレート6の内側のかみ
合い歯と歯合される。
【0017】この実施例においては、インナープレート
6は軸方向に可動である。アウタープレート5は、プレ
ート間に配置された間隔手段であるスペーサ27を備
え、且つハウジング2内でカバー4,4'によって軸方
向には不動に保持される。
【0018】ハウジング2はシール9,10によってハ
ブ3に関して密封される。更に、カバー4,4'は溶接
肉11,12によってハウジング2に確実に密封されれ
て接着される。ハウジング2とハブ3とカバー4,4'
とプレート5,6との間の空間は少なくとも部分的に粘
性媒体、特に高粘性のシリコンオイルによって満たされ
る。ハブ3とインナープレート6がハウジング2とアウ
タープレート5に関して相対的に回転するとき、トルク
が伝達される。これに関連して、異なるトルク伝達条件
よって特徴付けられる2つの作動状態を見分ける必要が
ある。一方の作動状態においては、プレート5,6の重
なり合いの領域における粘性媒体の剪断作用がトルクの
伝達を導く。もう一方の作動状態、すなわち、いわゆる
ハプニング状態においては、インナープレート6がアウ
タープレート5と接触し、その結果、トルクはプレート
5,6間の摩擦によって伝達される。もしハブ3及びハ
ウジング2が、回転軸X−Xのまわりに同一速度で回転
し、且つ両プレートが接触するようなハプニングが発生
しないならば、トルクは伝達されない。
【0019】図2には、図1のインナープレート6に相
当するインナープレート40を示している。ハブ3と共
に回転し、更に軸方向に可動である設置を達成すること
を目的として、インナープレート40にはかみ合い歯1
3の一群が設けられる。ただし、ここで図においては、
かみ合い歯は1点鎖線のみで示されている。回転軸X−
Xを取り囲む仮想円上に位置決めされるドロップ形状の
開口41が配置されている。境界面42,43と仮想半
径との間の距離は、位相分離を回避することを目的とし
て、その起点である頂点44からプレートの内側方向に
向かうにつれて増加する。境界面42,43の真っ直ぐ
な側面部分と頂点44を通る仮想半径Rの線は鋭角
「A」をなす。円形切り欠きの形の基面45は開口41
を閉止する。更に溝46がインナープレートの周部に形
成され且つ外周面47に対して開放され、更にその閉止
端48が各々孔を形成する。
【0020】図3に示されるアウタープレート50は、
図1のアウタープレート5に相当し、ハウジング2と共
に回転するように外側歯14が設けられ、更にハウジン
グ2上のかみ合い歯の手段によって軸間隔が設けられ
る。図では1点鎖線かみ合い歯14が示されている。図
2のインナープレート40の開口と同様、開口51はド
ロップ状に形成されている。これらの開口51の境界面
52,53及び基面55は、インナープレート41にお
ける境界面42,43及び基面45と同一の方法におい
て設計される。境界面52,53は頂点54から始ま
る。溝56は内側面57に向かって開放され、且つ孔の
形の端部58で外側に対して閉止される。更に、ドロッ
プ形状の開口51が位置決めされる仮想円の径よりも大
きな径の円(図示されていない)の円周線上に、円形開
口59は配置される。
【0021】図4及び図6は、各々の内周部にかみ合い
歯13を備えた、更に異なる設計をされたインナープレ
ート60,80を示している。
【0022】図5及び図7は、各々の外周部にかみ合い
歯14を備えた、更に異なる設計をされたアウタープレ
ート70,90を示している。
【0023】図4によるインナープレート60は開口6
1を含む。該開口61の境界面62,63と仮想半径R
との間の距離はプレートの内側に向かうにつれて増加
し、該増加の増加率は逓減的である。開口61と溝66
は交互に並び、この溝66は周辺部に分布しており、外
周面67に向かって開放され且つ閉止端68を含む。
【0024】図5によるアウタープレート70の開口7
1はインナープレート60の開口61と対応する。開口
71は回転軸X−Xのまわりの仮想円上に配置され、そ
の仮想円の径は、それに関連するインナープレートの開
口がそれぞれ位置決めされる円よりも小さな径である。
【0025】図6によるインナープレート80の実施例
は、図4のインナープレート60にほぼ相当するが、イ
ンナープレート80は開口81を含む。この開口81の
境界面82,83と仮想半径との間の距離はプレートの
内側に向かうにつれて増加し、該増加の増加率は漸進的
である。
【0026】図7によるアウタープレート90の開口9
1はインナープレート80の開口81と対応する。開口
91は回転軸X−Xを取り囲む仮想円上に位置決めさ
れ、この仮想円の径は、それに関連するインナープレー
トの開口がそれぞれ位置決される円よりも小さな径であ
る。
【0027】図8において、図6及び図7によるインナ
ープレート80とアウタープレート90が重なり合って
示される。示されたような相対的な回転位置において、
貫流チャンネル部分15が開口81,91の部分的な重
なり合いにより得られる。もしもインナープレート80
が反時計回りに回転するならば、粘性媒体は境界面82
によって回転軸X−Xに向かって内側に圧縮され、そし
て開口81,91が重なり合う時に、粘性媒体は貫流チ
ャンネル部分15を通って開口81からアウタープレー
ト90の開口91に進入し、粘性媒体がプレートの更に
内側に運ばれる。
【0028】図9は前輪駆動車の駆動概念を示す。フロ
ントホイール16は、トランスミッション18とディフ
ァレンシャル19とフロントアクスル21のサイドシャ
フト20とを経由してエンジン17によって駆動され
る。通常の駆動条件下では、リアホイール22のみが駆
動され、その結果、ビスカスカップリング1内のインナ
ープレート及びアウタープレートの回転は相対的には行
われない。フロントホイート16が不適切な粘性摩擦に
よって路面に対して空転するとき、アウタープレートに
対するインナープレートの相対回転運動がビスカスカッ
プリング1で行われ、その結果トルクが発生し、従っ
て、リアホイール22はプロペラシャフト23とディフ
ァレンシャル24とリアアクスル26のサイドシャフト
25とを介して同様に駆動される。
【0029】以下に、本発明の実施の形態を要約する。
【0030】 相対的に回転可能であるように回転軸
のまわりに配置され且つ閉止ユニット を形成するハウジ
ング2及びハブ3を有し、前記ハブ3と共に回転する1
組のインナープレート6,40,60,80群を有し、
更に、前記ハウジング2内に取り付けられ且つ前記ハウ
ジング2と共に回転する1組のアウタープレート5,5
0,70,90群を有し、これらのプレート群の少なく
とも一方の組のプレート群が回転軸の方向に可動であ
り、更に、前記インナープレート6,40,60,80
及び前記アウタープレート5,50,70,90が少な
くとも部分的に重なり合いながら一定の順序で交互に配
置されており、更に、前記インナープレート6,40,
60,80及び前記アウタープレート5,50,70,
90が開口41,51,61,71,81,91を有
し、そして前記ハウジング2と前記ハブ3及び前記プレ
ート5,50,70,90,6,40,60,80群の
間の残存空間を少なくとも部分的に充填する粘性媒体を
有し、少なくとも一方の組のプレートの前記開口41,
51,61,71,81,91が2つの境界面42,4
3,52,53,62,63,72,73,82,8
3,92,93を有し、仮想半径Rから前記境界面4
2,43,52,53,62,63,72,73,8
2,83,92,93までの距離が、前記仮想半径R上
に位置決めされる前記開口41,51,61,71,8
1,91の頂点44,54,64,74,84,94か
ら回転軸X−Xの方向に向かうにつれて増加し、更に、
前記開口41,51,61,71,81,91が、前記
境界面42,43,52,53,62,63,72,7
3,82,83,92,93を接続する基面45,5
5,65,75,85,95によって境界付けられるビ
スカスカップリングにおいて、前記インナープレート
6,40,60,80および前記アウタープレート5,
50,70,90が相対回転したとき粘性媒体が回転軸
X−Xの向きに流れるように、前記2つの境界面42,
43,52,53,62,63,72,73,82,8
3,92,93の成す形状と前記基面45,55,6
5,75,85,95との形状が異なり、前記インナー
プレート6,40,60,80及び前記アウタープレー
ト5,50,70,90の前記開口41,51,61,
71,81,91が各々前記回転軸を取り囲む少なくと
も1つの仮想円形線上に分布され、前記ハブ3が前記ハ
ウジング2に対して一定の回転位置にあるとき、前記開
口41,51,61,71,81,91が一定の領域に
おいて重なり合い、且つ前記イ ンナープレート6,4
0,60,80の前記開口41,61,81と前記アウ
タープレート5,50,70,90の前記開口51,7
1,91との間に貫流チャンネル部分15を形成するこ
とを目的として、前記インナープレート6,40,6
0,80の前記開口41,61,81が前記アウタープ
レート5,50,70,90の前記開口51,71,9
1に対して、回転軸X−Xに関係する半径方向にずれて
いるビスカスカップリング。 前記境界面42,4
3,52,52,62,63,72,73,82,8
3,92,93と前記仮想半径Rとの間の距離が直線的
に延びる、前記に記載のビスカスカップリング。
前記境界面42,42,52,53,62,63,7
2,73,82,83,92,93と前記仮想半径Rと
の間の距離が漸進的に延びる、前記に記載のビスカス
カップリング。 前記境界面42,43,52,5
3,62,63,72,73,82,83,92,93
と前記仮想半径Rとの間の距離が逓減的に延びる、前記
に記載のビスカスカップリング。 前記開口41,
51,61,71,81,91の前記基面45,55,
65,75,85,95が前記回転軸X−Xを取り囲む
仮想円形線に対する接線の方向に延びる、前記〜前記
のいずれか1つに記載のビスカスカップリング。
前記開口41,51,61,71,81,91の基面4
5,55,65,75,85,95が屈曲させられる、
前記〜前記のいずれか1つに記載のビスカスカップ
リング。 前記インナープレート6.40.60,8
0及びアウタープレート5,50,70,90が回転軸
X−Xに関係する仮想半径Rに位置決めされる溝46,
56,66,76,86,96を備え、前記インナープ
レート4,40,60,80の溝46,66,86が外
周面47,67,87に向かって開放され且つ前記アウ
タープレート5,50,70,90の溝56,76,9
6が内周面57,77,97に向かって開放されてい
る、前記〜前記のいずれか1つに記載のビスカスカ
ップリング。
【0031】
【発明の効果】叙上のごとく、本発明は、少なくとも一
方の組のプレートの前記開口が2つの境界面を含み、仮
想半径から前記境界面までの距離が、前記仮想半径上に
位置決めされる前記開口の頂点から回転軸の方向に向か
うにつれて増加し、更に、前記開口が、前記境界面を接
続する基面によって境界付けられる構成としたので、複
数組のプレートが、回転方向に関係なく相対的に回転す
るとき、プレートの重なり領域において粘性媒体の非常
に均一な分布を保証し、且つ高いビスカスカップリング
速度により発生する遠心力が引き起こす粘性媒体と空気
の分離を抗するビスカスカップリングを提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】長手方向断面において部分的に示されるビスカ
スカップリングの側面図である。
【図2】インナープレートの異なる実施例を示す図であ
る。
【図3】アウタープレートの異なる実施例を示す図であ
る。
【図4】インナープレートの異なる実施例を示す図であ
る。
【図5】アウタープレートの異なる実施例を示す図であ
る。
【図6】インナープレートの異なる実施例を示す図であ
る。
【図7】アウタープレートの異なる実施例を示す図であ
る。
【図8】図7によるアウタープレート及び図6によるイ
ンナープレートの重なり合いを示す図である。
【図9】ビスカスカップリングの1つの考え得る用途に
よる前輪駆動車の駆動概念を示す図である。
【符号の説明】
1 ビスカスカップリング 2 ハウジング 3 ハブ 5 アウタープレート 6 インナープレート 15 貫流チャンネル部分 41 開口 42 境界面 46 溝 47 周面 50 アウタープレート 51 開口 52 境界面 53 境界面 55 基面 56 溝 57 内面 60 インナープレート 61 開口 62 境界面 63 境界面 64 頂点 70 アウタープレート 72 境界面 75 基面 76 溝 80 インナープレート 82 境界面 85 基面 86 溝 87 周面 90 アウタープレート 91 開口 92 境界面 95 基面 R 半径 X−X 回転軸
フロントページの続き (72)発明者 ルドルフ・モラウェツ イタリア国 ブルネック,シュタットガ ッセ 59 (56)参考文献 特開 昭62−98033(JP,A) 特開 昭62−180120(JP,A) 特開 平10−281186(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16D 35/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相対的に回転可能であるように回転軸の
    まわりに配置され且つ閉止ユニットを形成するハウジン
    グ(2)及びハブ(3)を有し、前記ハブ(3)と共に
    回転する1組のインナープレート(6,40,60,8
    0)群を有し、更に、前記ハウジング(2)内に取り付
    けられ且つ前記ハウジング(2)と共に回転する1組の
    アウタープレート(5,50,70,90)群を有し、
    これらのプレート群の少なくとも一方の組のプレート群
    が回転軸の方向に可動であり、更に、前記インナープレ
    ート(6,40,60,80)及び前記アウタープレー
    ト(5,50,70,90)が少なくとも部分的に重な
    り合いながら一定の順序で交互に配置されており、更
    に、前記インナープレート(6,40,60,80)及
    び前記アウタープレート(5,50,70,90)が開
    口(41,51,61,71,81,91)を有し、そ
    して前記ハウジング(2)と前記ハブ(3)及び前記プ
    レート(5,50,70,90,6,40,60,8
    0)群の間の残存空間を少なくとも部分的に充填する粘
    性媒体を有し、少なくとも一方の組のプレートの前記開
    口(41,51,61,71,81,91)が2つの境
    界面(42,43,52,53,62,63,72,7
    3,82,83,92,93)を有し、仮想半径(R)
    から前記境界面(42,43,52,53,62,6
    3,72,73,82,83,92,93)までの距離
    が、前記仮想半径(R)上に位置決めされる前記開口
    (41,51,61,71,81,91)の頂点(4
    4,54,64,74,84,94)から回転軸(X−
    X)の方向に向かうにつれて増加し、更に、前記開口
    (41,51,61,71,81,91)が、前記境界
    面(42,43,52,53,62,63,72,7
    3,82,83,92,93)を接続する基面(45,
    55,65,75,85,95)によって境界付けられ
    るビスカスカップリングにおいて、 前記インナープレート(6,40,60,80)および
    前記アウタープレート(5,50,70,90)が相対
    回転したとき粘性媒体が回転軸(X−X)の向きに流れ
    るように、前記2つの境界面(42,43,52,5
    3,62,63,72,73,82,83,92,9
    3)の成す形状と前記基面(45,55,65,75,
    85,95)との形状が異なり、前記インナープレート
    (6,40, 60,80)及び前記アウタープレート
    (5,50,70,90)の前記開口(41,51,6
    1,71,81,91)が各々前記回転軸を取り囲む少
    なくとも1つの仮想円形線上に分布され、前記ハブ
    (3)が前記ハウジング(2)に対して一定の回転位置
    にあるとき、前記開口(41,51,61,71,8
    1,91)が一定の領域において重なり合い、且つ前記
    インナープレート(6,40,60,80)の前記開口
    (41,61,81)と前記アウタープレート(5,5
    0,70,90)の前記開口(51,71,91)との
    間に貫流チャンネル部分(15)を形成することを目的
    として、前記インナープレート(6,40,60,8
    0)の前記開口(41,61,81)が前記アウタープ
    レート(5,50,70,90)の前記開口(51,7
    1,91)に対して、回転軸(X−X)に関係する半径
    方向にずれていることを特徴とするビスカスカップリン
    グ。
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