JP3015707B2 - グラフト共重合体の製造方法 - Google Patents
グラフト共重合体の製造方法Info
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Description
び成形外観に優れたグラフト共重合体の製造方法に関す
る。
S樹脂やハイインパクトポリスチレンに代表される耐衝
撃性樹脂を得る方法の一つとして、グラフト共重合体を
使用することは既に公知となっている。例えば、ABS
樹脂は、シアン化ビニル系単量体および芳香族ビニル系
単量体、場合によっては不飽和カルボン酸エステル系単
量体等からなる単量体混合物をゴム状重合体にグラフト
重合してなる樹脂組成物であり、その高い耐衝撃性と高
い表面光沢、さらには平滑な成形外観と良好な成形性等
の多くの特徴を有することから広く使用されている。
は、ゴム状重合体の性状、そのマトリクス樹脂中での分
散粒子径や粒子径分布、ゴム状重合体へのグラフト共重
合量やグラフト層の厚み等に依存することは公知であ
る。とりわけ、ABS樹脂の特徴である優れた耐衝撃性
は、これらの因子により大きく変動する性質であり、優
れた耐衝撃性を有する耐衝撃性樹脂を得るにはこれら因
子を適切に設定することが重要である。
して用いられるグラフト共重合体に関して種々検討がな
されており、これらの知見に基づき開発された樹脂は広
く工業材料として用いられるに至っている。
形状の複雑化のために、耐衝撃性樹脂に対する要求は厳
しくなっており、これら樹脂組成物に対して、耐衝撃
性、流動性、剛性、外観等の諸物性について改善がなさ
れてきている。
ンスを要求されるものがあり、これらに対しては未だに
満足のいく物性が得られていないのが現状である。すな
わち、耐衝撃性を改良する目的でゴム状重合体の含有率
を上げると、樹脂の流動性、外観、硬度、弾性率、耐熱
性が低下し、バランスをとるのに限界がでてきている。
如き状況に鑑み、耐衝撃性、外観および流動性に優れた
耐衝撃性樹脂を得ることを目的として、鋭意検討を進め
た結果、特定の方法で製造されたグラフト共重合体が上
記の目的を達成できることを見い出し本発明を完成し
た。
単量体30〜100重量部と、これと共重合可能な他の
ビニル系単量体0〜70重量部とからなる単量体(合計
100重量部)を乳化重合せしめ、重合転化率が10〜
90%となった時点において、メルカプタン系化合物、
α−メチルスチレン二量体およびテルピノレンからなる
群より選ばれる少なくとも1種の化合物を0.01〜
1.0重量部添加し、その後重合を完結させて得られる
ゲル含有率が60%以上であり、重量平均粒子径が0.
15〜0.40μmの範囲に調整されてなるゴム状重合
体5〜80重量部の存在下に、シアン化ビニル系単量体
10〜40重量%、芳香族ビニル系単量体60〜90重
量%およびこれらと共重合可能な少なくとも1種の他の
ビニル系単量体0〜20重量%(合計100重量%)か
らなる単量体混合物95〜20重量部を重合させること
を特徴とするグラフト共重合体の製造方法にある。
られる単量体としては、脂肪族共役ジエン系単量体また
は脂肪族共役ジエン系単量体と他の共重合可能なビニル
系単量体との混合物(以下、ジエン系単量体またはジエ
ン系単量体含有単量体混合物と略称する。)が挙げられ
る。
例えば1,3−ブタジエン、イソプレン、クロロプレン
等が挙げられ、耐衝撃性の面から1,3−ブタジエンの
使用が好ましい。
他の単量体の例としては、例えばアクリロニトリル、メ
タクリロニトリル等のシアン化ビニル系単量体;スチレ
ン、α−メチルスチレン、p−クロロスチレン、p−メ
チルスチレン等の芳香族ビニル系単量体;アクリル酸メ
チル、アクリル酸エチル、アクリル酸n−ブチル、アク
リル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸n−ヘキシル、
メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル等の不飽和カ
ルボン酸エステル等が挙げられる。
肪族共役ジエン系単量体と共重合可能な他のビニル系単
量体との使用割合は、脂肪族共役ジエン系単量体30〜
100重量部に対し、共重合可能な他のビニル系単量体
0〜70重量部(合計100重量部)の範囲である。脂
肪族共役ジエン系単量体の使用量が30重量部未満の場
合には、樹脂の耐衝撃性が低下するようになる。
造されるが、この場合、ジエン系単量体またはジエン系
単量体含有単量体混合物を添加する方法としては、特に
限定されず、重合開始前に全量を仕込む方法、2回以上
に分割して添加する方法、一部または全量を連続的また
は断続的に添加する方法などが挙げられる。
限はなく、例えば重合前に一括で添加する方法、2回以
上に分割して添加する方法、一部または全量を連続的ま
たは断続的に添加する方法などが挙げられる。
乳化剤としては、ロジン酸カリウム、ロジン酸ナトリウ
ム等のロジン酸塩、オレイン酸カリウム、オレイン酸ナ
トリウム、ラウリン酸カリウム、ラウリン酸ナトリウ
ム、ステアリン酸カリウム、ステアリン酸ナトリウム等
の脂肪酸塩、ラウリル硫酸ナトリウム等の脂肪族アルコ
ールの硫酸エステル塩、ドデシルベンゼンスルホン酸ナ
トリウム等のスルホン酸塩等が挙げられる。また、これ
ら乳化剤は1種で、または2種以上併用することもでき
る。
始剤としては、クメンハイドロパーオキシド、ジイソプ
ロピルベンゼンハイドロパーオキシド、パラメンタンハ
イドロパーオキシド等の有機ハイドロパーオキシド類と
含糖ピロリン酸あるいはスルホキシレートとの組み合わ
せによる酸化・還元(レドックス)開始剤、過硫酸カリ
ウム、過硫酸アンモニウム等の過硫酸塩、アゾビスイソ
ブチロニトリル、ベンゾイルパーオキシド、ラウロイル
パーオキシド等のラジカル開始剤等が挙げられる。これ
らの重合開始剤の使用量について特に制限はないが、目
的のゴム状重合体を得るために、種類に応じて適切な量
を使用することが好ましい。
は、−10〜90℃、好ましくは0〜85℃の範囲が好
ましい。
たはジエン系単体量含有単量体混合物を乳化重合法で重
合してゴム状重合体を製造するに際し、その重合転化率
が10〜90%に達した時点において、メルカプタン系
化合物、テルペン系化合物、α−メチルスチレン二量体
からなる群より選ばれる少なくとも1種の化合物を、ゴ
ム状重合体の製造に用いられる上記のジエン系単量体ま
たはジエン系単量体含有単量体混合物100重量部に対
し、0.01〜1.0重量部添加することにある。
例としては、例えばn−オクチルメルカプタン、n−ド
デシルメルカプタン、t−ドデシルメルカプタン、メル
カプトエタノール、3−メルカプトプロピオン酸等のメ
ルカプタン系化合物類、テルピノレン、α−メチルスチ
レン二量体等が挙げられ、好ましくはメルカプタン類で
あり、さらに好ましくはn−オクチルメルカプタン、n
−ドデシルメルカプタンから選ばれたものである。
単量体またはジエン系単量体含有単量体混合物100重
量部に対し、0.01〜1.0重量部、好ましくは0.
05〜0.5重量部であり、その添加量が0.01重量
部未満の場合には、目的である耐衝撃性の改良効果はな
く、一方、1.0重量部を越える場合には、耐衝撃性が
低下し、表面光沢も悪くなる。
エン系単量体またはジエン系単量体含有単量体混合物の
重合転化率が10〜90%、好ましくは20〜80%に
達した時において添加され、添加する際の重合転化率が
10%未満または90%を越える場合には、樹脂の耐衝
撃性が低下する。なお、本発明は、上記の重合転化率の
範囲において上記の化合物を添加することを必須とする
ものであり、重合開始時の重合系に分子量を調節のため
のメルカプタン化合物の連鎖移動剤が添加され、または
添加されていない系でも実施できる。
本発明の場合、ゲル含有率が60%以上、好ましくは7
0%以上であり、またゴム状重合体の平均分散粒子径が
重量平均粒子径として、0.15〜0.40μm、好ま
しくは0.20〜0.35μmの範囲であることが重要
である。
未満である場合には、樹脂の耐衝撃性および表面光沢が
低下するようになる。また、ゴム状重合体の重量平均粒
子径が0.15未満である場合には樹脂の耐衝撃性と流
動性が劣り、0.40μmを越える場合には樹脂の流動
性は良好であるが、耐衝撃性と成形外観が悪くなる。
制限はなく、重量平均粒子径の異なるゴム状重合体を2
種以上併用してグラフト共重合体を製造することは全く
任意である。
の方法が利用でき、例えば、ジビニルベンゼン、メタク
リル酸アリル、エチレングリコールジメタクリレート、
ジアリルアジペート等の架橋性単量体の使用、重合温度
の調節、開始剤濃度の調節、重合転化率の調節、メルカ
プタン類等の連鎖移動剤の使用等によって行うことがで
きる。
整は、公知の方法が使用でき、例えばジエン系単量体ま
たはジエン系単量体含有単量体混合物を重合させる際、
0.15〜0.40μmの重量平均粒子径が得られるよ
うに重合する方法、ゴム状重合体の重合中のアグロメー
ションによる肥大化、重量平均粒子径0.15μm未満
の比較的小さなゴム状重合体を予め製造し、これを酸や
塩、撹拌等による剪断応力によって肥大化する方法、酸
基含有共重合体ラテックスをゴム状重合体ラテックスに
添加して肥大する方法等が利用できる。
子径の調整のし易さ等の点から、小粒子径のゴム状重合
体を予め製造し、これに酸や酸基含有共重合体を添加し
て粒子径を肥大化させる方法の採用が好ましい。
に用いられる酸としては、有機酸または無機酸が挙げら
れ、無機酸としては例えば硫酸、塩酸、硝酸、リン酸等
が使用でき、リン酸が肥大化粒子径の制御性の面から好
ましい。また、有機酸としては、例えば酢酸、プロピオ
ン酸、安息香酸、乳酸、オレイン酸等、または無水酢酸
が使用できる。これら酸は水溶液として使用され、その
溶液濃度は1〜10重量%、好ましくは2〜8重量%で
ある。肥大化に使用される酸量としては、ゴム状重合体
ラテックス100重量部(固形分として)に対し0.1
〜5重量部(無機酸または有機酸の実量として)、好ま
しくは0.3〜3重量部である。
ために用いられる酸基含有共重合体ラテックスは、酸基
含有単量体とアクリル酸アルキルエステルとを必須成分
とする共重合体ラテックスである。酸基含有単量体の例
としてはアクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸および
クロトン酸等が挙げられる。また、アクリル酸アルキル
エステルの例としては、アルキル基の炭素数が1〜12
のアクリル酸アルキルエステルの少なくとも1種から選
ばれるものが挙げられる。酸基含有単量体の使用量は、
酸基含有共重合体を構成する単量体の3〜40重量%と
なる範囲で使用される。
量体を乳化重合することにより得られ、重量平均粒子径
が0.05〜0.2μmの範囲のものである。
は、ゴム状重合体ラテックス100重量部(固形分とし
て)に対し、0.1〜10重量部(固形分として)、好
ましくは0.5〜5重量部の範囲で使用される。
の構成からなるゴム状重合体に、単量体混合物をグラフ
ト重合することにより得ることができるが、その重合方
法として公知の重合方法を用いることができる。例え
ば、乳化重合、懸濁重合、溶液重合、塊状重合、あるい
はこれら2種以上の組み合わせが使用できるが、ゴム状
重合体が乳化重合で容易に製造されることから、乳化重
合が最適である。例えば、乳化重合で得られた上記ゴム
状重合体に単量体混合物を添加し、公知の方法でグラフ
ト重合される。
は、シアン化ビニル系単量体10〜40重量%、芳香族
ビニル系単量体60〜90重量%およびこれらと共重合
可能な少なくとも1種の他のビニル系単量体0〜20重
量%からなる単量体混合物(合計100重量%)であ
る。
系単量体としては、アクリロニトリル、メタクリロニト
リル、シアン化ビニリデン等が使用できるが、耐衝撃性
樹脂の原料としてはアクリロニトリルが好適である。
フト重合される単量体混合物中10〜40重量%、好ま
しくは15〜35重量%である。10重量%未満は樹脂
の耐衝撃性が低く、また40重量%を越える場合には樹
脂の流動性が低下する。
単量体としては、例えばスチレン、α−メチルスチレ
ン、p−メチルスチレン等のビニルトルエン類、p−ク
ロルスチレン等のハロゲン化スチレン類、p−t−ブチ
ルスチレン、ジメチルスチレン、ビニルナフタレン類等
が使用でき、耐衝撃性樹脂の原料としてはスチレンまた
はα−メチルスチレンが好ましい。これらの芳香族ビニ
ル系単量体は、1種でまたは2種以上を併用することが
できる。
ト重合される単量体混合物中、60〜90重量%、好ま
しくは65〜85重量%である。60重量%未満では樹
脂の流動性が低下し、また、90重量%を越えると耐衝
撃性が低下する。
のビニル系単量体としては、不飽和カルボン酸エステル
系単量体、不飽和ジカルボン酸無水物および不飽和ジカ
ルボン酸イミド化合物が挙げられ、これらは1種で、ま
たは2種以上を併用して使用することができる。
カルボン酸エステル系単量体としては、例えば、アクリ
ル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸n−ブチ
ル、アクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸n−ヘ
キシル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル等が
挙げられる。これらの不飽和カルボン酸エステル系単量
体は、1種で、または2種以上を併用することができ
る。
不飽和ジカルボン酸無水物としては、例えば無水マレイ
ン酸、無水イタコン酸、無水シトラコン酸等が挙げられ
る。好ましくは無水マレイン酸である。
る不飽和ジカルボン酸イミド化合物としては、例えばマ
レイミド、N−メチルマレイミド、N−ブチルマレイミ
ド、N−フェニルマレイミド、N−シクロヘキシルマレ
イミド等が挙げられる。好ましくはN−フェニルマレイ
ミドである。
は、グラフト重合に用いられる単量体混合物中、0〜2
0重量%の範囲であり、その使用量が20重量%を越え
ると耐衝撃性が低下する。
じてグリシジルメタクリレート、メタクリル酸、アクリ
ル酸、メタクリルアミド、2−ヒドロキシエチルメタク
リレート、ポリエチレングリコールモノメタクリレート
等の他の単量体を20重量%以下、好ましくは15重量
%以下の量を単量体混合物中に併用することも可能であ
る。
物の割合は、ゴム状重合体5〜80重量部に対して、単
量体混合物95〜20重量部、好ましくはゴム状重合体
10〜80重量部に対して、単量体混合物90〜20重
量部(合計100重量部)の範囲である。ゴム状重合体
の量が5重量部未満では得られる樹脂の耐衝撃性が低下
するようになり、また、80重量部を越える場合にはゴ
ム状重合体へのグラフト率が低下し、得られる樹脂中へ
のゴム状重合体の量を多くしても耐衝撃性および光沢が
低下するようになる。
合させる場合、単量体混合物を一度に加えても、また分
割添加や連続的に滴下してもよく、特にその添加方法に
は制限はない。
知の乳化剤、触媒および開始剤が使用され、その種類や
添加量、添加方法については特に限定されない。
0℃の範囲で行われる。
は、通常のラテックスからのポリマー回収方法である酸
または塩による凝固、乾燥工程により粉末状の固体とし
て回収される。
ト率は15〜100%の範囲にあることが好ましく、よ
り好ましくは20〜80%の範囲である。グラフト率が
15%未満では樹脂の耐衝撃性および外観が悪くなり、
一方、グラフト率が100%を越えると樹脂の流動性が
低下するようになる。
は、耐衝撃性樹脂として、もちろん単独でも使用するこ
とができるが、目的に応じて他の熱可塑性樹脂を配合し
て使用することも可能である。配合できる他の熱可塑性
樹脂としては、例えばポリスチレン、アクリロニトリル
−スチレン共重合体、スチレン−無水マレイン酸共重合
体、アクリロニトリル−スチレン−マレイミド系化合物
三元共重合体、アクリロニトリル−α−メチルスチレン
共重合体、ポリメチルメタクリレート、ポリ塩化ビニ
ル、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレートや
ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル、ポリア
ミド等が挙げられる。
の配合割合は、特に限定されないが、グラフト共重合体
5〜100重量部に対し、熱可塑性樹脂95〜0重量部
(合計100重量部)の範囲であり、熱可塑性樹脂の配
合量が95重量部を越えると樹脂組成物中のゴム状重合
体の含有量が少なくなり、得られる樹脂の耐衝撃性が低
下するようになる。
脂に、通常使用される各種安定剤や可塑剤、滑剤、金属
石鹸、帯電防止剤等を添加することができ、これらの混
合にはヘンシェルミキサーやバンバリーミキサー、押出
機、加熱ロール等の装置が用いられ、また、さらに射出
成形や押出成形等様々な成形方法で有用な成形品を得る
ことができる。
さらに具体的に説明するが、本発明はその要旨を超えな
い限り、以下の例に限定されるものではない。なお、以
下の例中の%および部数は明記しない限りは重量基準と
する。また、以下の実施例および比較例中での、各種物
性の測定は以下の方法により測定した。
60mlに30℃で48時間浸漬させた後、100メッ
シュ金網で濾別し、不溶分を乾燥してその不溶分の重量
%を測定した。
60mlに分散し、55℃で3時間加熱後、不溶分を遠
心分離法で分離した。これを乾燥後秤量し、不溶分重量
%を測定し、下記のグラフト率の計算式により求めた。
のゴム状重合体の重量、S2 はアセトン不溶分の重量を
表わす。)
gの条件で測定し、10分間あたりの流出量をg数で表
示した。
ン水(以後、単に水と略記する。)3000部、ロジン
酸カリウム20部、オレイン酸カリウム20部、水酸化
ナトリウム0.5部、炭酸水素ナトリウム10部、ナト
リウムホルムアルデヒド・スルホキシレート4.0部、
ピロリン酸ナトリウム2.0部、硫酸第一鉄七水塩0.
06部、t−ドデシルメルカプタン3.0部および1,
3−ブタジエン2000部を仕込み、50℃に昇温し
た。3時間後、重合転化率が71%に達した時点で、n
−オクチルメルカプタン6.0部を添加し、さらに重合
を継続した。8時間後内圧が0.5kg/cm2 (ゲー
ジ圧)となったところで、残存の1,3−ブタジエンを
除去し、固形分が39.4%、重合転化率が96%、重
量平均粒子径が0.07μmおよびゲル含有率が82%
であるゴム状重合体(A−1)ラテックスを得た。
クスの製造 5リットルのガラス製反応器に、水3000部、オレイ
ン酸カリウム30部、ジオクチルスルホコハク酸ナトリ
ウム35部およびナトリウムホルムアルデヒド・スルホ
キシレート4.5部を仕込み、60℃に昇温し、その時
点から、アクリル酸n−ブチル1290部、メタクリル
酸210部およびクメンハイドロパーオキシド7.5部
からなる混合物を120分かけて連続的に滴下した後、
さらに2時間熟成を行い、固形分が33.0%、重合転
化率が99%および重量平均粒子径が0.08μmであ
る酸基含有共重合体(B−1)ラテックスを得た。
の製造 5リットルのガラス製反応器に、上記のゴム状重合体
(A−1)ラテックス2540部(ゴム状重合体として
1000部)を入れ、次いで、撹拌下で上記の酸基含有
共重合体(B−1)ラテックス60部(固形分として2
0部)を添加した。引続いてさらに30分撹拌し、固形
分が39.2%、重量平均粒子径が0.27μmである
肥大化されたゴム状重合体(A−2)ラテックスを得
た。
ゴム状重合体(A−2)ラテックス2550部(ゴム状
重合体として1000部)、デキストローズ6.0部、
ピロリン酸ナトリウム1.0部および硫酸第一鉄七水塩
0.1部を仕込み、窒素置換した後60℃に昇温し、ア
クリロニトリル300部、スチレン700部、t−ドデ
シルメルカプタン12.0部およびクメンハイドロパー
オキシド3.0部からなる単量体混合物を200分かけ
て滴下した。その間、内温が65℃になるようにコント
ロールした。滴下終了後、クメンハイドロパーオキシド
1.2部を添加し、さらに70℃で1時間保持し、老化
防止剤(川口化学工業(株)製、アンテージW−40
0)10部を添加した後、冷却した。このグラフト共重
合体ラテックスを5%硫酸水溶液で凝固し、洗浄、乾燥
して乳白色粉末のグラフト共重合体(C−1)を得た。
重合転化率は97%で、グラフト率は48%であった。
7部と、アクリロニトリル(AN)−スチレン(ST)
共重合体(AN/ST重量比=30/70、メルトフロ
ーレート3.6g/10分(以下、AS樹脂と略称す
る。))63部とを200℃にて二軸押出機を用いて配
合し、ペレットとした後、射出成形にて各試験片を作成
して、物性を評価した。その結果を表1に示す。
00部、高級脂肪酸カリウム50部、水酸化ナトリウム
2.0部、芒硝4.0部、過硫酸カリウム6.0部、t
−ドデシルメルカプタン2.0部、1,3−ブタジエン
1800部およびスチレン200部を仕込み、65℃で
重合を開始した。1.5時間後、重合転化率が25%に
達した時点で、n−ドデシルメルカプタン2.0部添加
し、そのまま重合を継続した。11時間重合した後内圧
が0.5kg/cm2 (ゲージ圧)になったところで、
残存の1,3−ブタジエンを除去し、固形分が32.5
%、重合転化率が94%、重量平均粒子径が0.08μ
mおよびゲル含有率が92%であるゴム状重合体(A−
3)ラテックスを得た。
の製造 5リットルのガラス製反応器に、上記のゴム状重合体
(A−3)ラテックス3080部(固形分として100
0部)およびドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム
3.0部を仕込み、これに5%リン酸水溶液400部を
3分かけて滴下し、その後10%水酸化ナトリウム水溶
液100部を添加して、固形分が27.9%、重量平均
粒子径が0.27μmである肥大化されたゴム状重合体
(A−4)ラテックスを得た。
製造において、使用するゴム状重合体(A−2)ラテッ
クスを上記のゴム状重合体(A−4)ラテックスに変更
し、固形分換算で水量を調節した他は、実施例1(4)
と同様にして、グラフト共重合体(C−2)を得た。重
合転化率は96%で、グラフト率は46%であった。
37部と、実施例1のAS樹脂63部とを実施例1と同
様に押出機を用いて配合し、ペレットとした後、射出成
形機にて各試験片を作成して物性を評価した。その結果
を表1に示す。
00部、ロジン酸カリウム80部、水酸化カリウム2.
5部、芒硝12.5部、t−ドデシルメルカプタン2.
0部、過硫酸カリウム5.0部および1,3−ブタジエ
ン2500部を仕込み、50℃で重合を開始した。さら
に重合転化率に応じて反応温度を上げ、30時間後、重
合転化率が51%に達した時点でn−ドデシルメルカプ
タン12.5部および100部の水に過硫酸カリウム
5.0部を溶解した水溶液を添加した。さらに重合を継
続し、72時間後、内圧が0.5kg/cm2 (ゲージ
圧)となったところで、残存の1,3−ブタジエンを除
去し、固形分が49.2%、重合転化率が95%、重量
平均粒子径が0.30μmおよびゲル含有率が72%で
ある、ゴム状重合体(A−5)ラテックスを得た。
製造において、使用するゴム状重合体(A−2)ラテッ
クスを上記のゴム状重合体(A−5)ラテックスに変更
し、固形分換算で水量を調節した他は、実施例1(4)
と同様にして、グラフト共重合体(C−3)を得た。重
合転化率は97%で、グラフト率は51%であった。
37部と、実施例1のAS樹脂63部とを実施例1と同
様に押出機を用いて配合し、ペレットとした後、射出成
形機にて各試験片を作成して物性を評価した。その結果
を表1に示す。
クスの製造において、重合転化率が71%に達した時点
で加えるn−オクチルメルカプタンをα−メチルスチレ
ン二量体に変更し、それを重合転化率が28%に達した
時点で加えた他は、実施例1(1)と同様に重合を行
い、固形分が39.0%、重合転化率が94%、重量平
均粒子径が0.08μmおよびゲル含有率が86%であ
るゴム状重合体(A−6)ラテックスを得た。
の製造 実施例1(3)に記載のゴム状重合体ラテックス(A−
2)の製造において使用するゴム状重合体(A−1)ラ
テックスを、上記のゴム状重合体(A−6)ラテックス
に変更した他は、実施例1(3)と同様にして、固形分
が38.7%、重量平均粒子径が0.26μmである肥
大化されたゴム状重合体(A−7)ラテックスを得た。
製造において、使用するゴム状重合体(A−2)ラテッ
クスを上記のゴム状重合体(A−7)ラテックスに変更
し、固形分換算で水量を調節した他は、実施例1(4)
と同様にして、グラフト共重合体(C−4)を得た。重
合転化率は97%で、グラフト率は45%であった。
37部と、実施例1のAS樹脂63部とを実施例1と同
様に押出機を用いて配合し、ペレットとした後、射出成
形機にて各試験片を作成して物性を評価した。その結果
を表1に示す。
クスの製造において、重合転化率が71%に達した時点
で加えるn−オクチルメルカプタンをテルピノレンに変
更し、それを重合転化率が32%に達した時点で加えた
他は、実施例1(1)と同様に重合を行い、固形分が3
8.2%、重合転化率が91%、重量平均粒子径が0.
08μmおよびゲル含有率が91%であるゴム状重合体
(A−8)ラテックスを得た。
の製造 実施例1(3)に記載のゴム状重合体(A−2)ラテッ
クスの製造において、使用するゴム状重合体(A−1)
ラテックスを上記のゴム状重合体(A−8)ラテックス
に変更した他は、実施例1(3)と同様にして、固形分
が38.0%、重量平均粒子径が0.26μmである肥
大化されたゴム状重合体(A−9)ラテックスを得た。
製造において、使用するゴム状重合体(A−2)ラテッ
クスを上記のゴム状重合体(A−9)ラテックスに変更
し、固形分換算で水量を調節した他は、実施例1(4)
と同様にして、グラフト共重合体(C−5)を得た。重
合転化率は96%で、グラフト率は44%であった。
37部と、実施例1のAS樹脂63部とを実施例1と同
様に押出機を用いて配合し、ペレットとした後、射出成
形機にて各試験片を作成して物性を評価した。その結果
を表1に示す。
クスの製造において、重合転化率が71%に達した時点
で添加するn−オクチルメルカプタンの量を0部に変更
した他は、実施例1(1)と同様に重合を行い、固形分
が39.6%、重合転化率が96%、重量平均粒子径が
0.07μmおよびゲル含有率が93%であるゴム状重
合体(A−10)ラテックスを得た。
スの製造 実施例1(3)に記載のゴム状重合体(A−2)ラテッ
クスの製造において、使用するゴム状重合体(A−1)
ラテックスを上記のゴム状重合体ラテックス(A−1
0)に変更した他は、実施例1(3)と同様に行い、固
形分が39.4%、重量平均粒子径が0.26μmであ
る肥大化されたゴム状重合体(A−11)ラテックスを
得た。
製造において、使用するゴム状重合体(A−2)ラテッ
クスを上記のゴム状重合体(A−11)ラテックスに変
更し、固形分換算で水量を調節した他は、実施例1
(4)と同様にして、グラフト共重合体(C−6)を得
た。重合転化率は98%で、グラフト率は42%であっ
た。
37部と、実施例1のAS樹脂63部とを実施例1と同
様に押出機を用いて配合し、ペレットとした後、射出成
形機にて各試験片を作成して物性を評価した。その結果
を表1に示す。
ックスの製造において、重合転化率が71%に達した時
点で添加するn−オクチルメルカプタン6.0部を重合
開始前に添加した他は、実施例1(1)と同様にして重
合を行い、固形分が39.3%、重合転化率が95%、
重量平均粒子径が0.07μmおよびゲル含有率が86
%であるゴム状重合体(A−12)ラテックスを得た。
スの製造 実施例1(3)に記載のゴム状重合体(A−2)ラテッ
クスの製造において、使用するゴム状重合体(A−1)
ラテックスを上記のゴム状重合体(A−12)ラテック
スに変更した他は、実施例1(3)と同様に行い、固形
分が39.1%、重量平均粒子径が0.27μmである
肥大化されたゴム状重合体(A−13)ラテックスを得
た。
製造において、使用するゴム状重合体(A−2)ラテッ
クスを上記のゴム状重合体(A−13)ラテックスに変
更し、固形分換算で水量を調節した他は、実施例1
(4)と同様にして、グラフト共重合体(C−7)を得
た。重合転化率は97%で、グラフト率は48%であっ
た。
37部と、実施例1のAS樹脂63部とを実施例1と同
様に押出機を用いて配合し、ペレットとした後、射出成
形機にて各試験片を作成して物性を評価した。その結果
を表1に示す。
クスの製造において、n−オクチルメルカプタン6.0
部を重合時間7時間後の重合転化率が94%に達した時
点で添加した他は、実施例1(1)と同様にして重合を
行い、固形分が40.1%、重合転化率が98%、重量
平均粒子径が0.07μmおよびゲル含有率が90%で
あるゴム状重合体(S−14)ラテックスを得た。
スの製造 実施例1(3)に記載のゴム状重合体(A−2)ラテッ
クスの製造において、使用するゴム状重合体(A−1)
ラテックスを上記のゴム状重合体(A−14)ラテック
スに変更した他は、実施例1(3)と同様に行い、固形
分が39.3%、重量平均粒子径が0.26μmである
肥大化されたゴム状重合体(A−15)ラテックスを得
た。
製造において、使用するゴム状重合体(A−2)ラテッ
クスを上記のゴム状重合体(A−15)ラテックスに変
更し、固形分換算で水量調節した他は、実施例1(4)
と同様にして、グラフト共重合体(C−8)を得た。重
合転化率は97%で、グラフト率は47%であった。
37部と、実施例1のAS樹脂63部とを実施例1と同
様に押出機を用いて配合し、ペレットとした後、射出成
形機にて各試験片を作成して物性を評価した。その結果
を表1に示す。
クスの製造において、重合転化率が71%に達した時点
で添加するn−オクチルメルカプタンの量を6.0部か
ら30.0部に変更した他は、実施例1(1)と同様に
重合を行い、固形分が38.5%、重合転化率が94
%、重量平均粒子径が0.07μmおよびゲル含有率が
67%であるゴム状重合体(A−16)ラテックスを得
た。
スの製造 実施例1(3)に記載のゴム状重合体(A−2)ラテッ
クスの製造において、使用するゴム状重合体(A−1)
ラテックスを上記のゴム状重合体(A−16)ラテック
スに変更した他は、実施例1(3)と同様に行い、固形
分が38.3%、重量平均粒子径が0.28μmである
肥大化されたゴム状重合体(A−17)ラテックスを得
た。
製造において、使用するゴム状重合体(A−2)ラテッ
クスを上記のゴム状重合体(A−17)ラテックスに変
更し、固形分換算で水量を調節した他は、実施例1
(4)と同様にして、グラフト共重合体(C−9)を得
た。重合転化率は98%で、グラフト率は55%であっ
た。
37部と、実施例1のAS樹脂63部とを実施例1と同
様に押出機を用いて配合し、ペレットとした後、射出成
形機にて各試験片を作成して物性を評価した。その結果
を表1に示す。
クスの製造において、使用するt−ドデシルメルカプタ
ンを10部に変更した他は、実施例1(1)と同様に重
合を行い、固形分が39.0%、重合転化率が94%、
重量平均粒子径が0.08μmおよびゲル含有率が50
%であるゴム状重合体(A−18)ラテックスを得た。
スの製造 実施例1(3)に記載のゴム状重合体(A−2)ラテッ
クスの製造において、使用するゴム状重合体(A−1)
ラテックスを上記のゴム状重合体(A−18)ラテック
スに変更した他は、実施例1(3)と同様に行い、固形
分が38.8%、重量平均粒子径が0.29μmである
肥大化されたゴム状重合体(A−19)ラテックスを得
た。
造 実施例1(4)に記載のグラフト共重合体(C−1)の
製造において、使用するゴム状重合体(A−2)ラテッ
クスを上記のゴム状重合体(A−19)ラテックスに変
更し、固形分換算で水量を調節した他は、実施例1
(4)と同様にして、グラフト共重合体(C−10)を
得た。重合転化率は97%で、グラフト率は56%であ
った。
0)37部と、実施例1のAS樹脂63部とを実施例1
と同様に押出機を用いて配合し、ペレットとした後、射
出成形機にて各種試験片を作成して物性を評価した。そ
の結果を表1に示す。
ム状重合体(A−3)ラテックス3080部(固形分と
して1000部)およびドデシルベンゼンスルホン酸ナ
トリウム3.0部を仕込み、これに5%リン酸水溶液1
60部を3分かけて滴下した後、10%水酸化ナトリウ
ム水溶液40部を添加し、固形分が30.4%、重量平
均粒子径が0.12μmである肥大化されたゴム状重合
体(A−20)ラテックスを得た。
造 実施例1(4)に記載のグラフト共重合体(C−1)の
製造において、使用するゴム状重合体(A−2)ラテッ
クスを上記のゴム状重合体(A−20)ラテックスに変
更し、固形分換算で水量を調節した他は、実施例1
(4)と同様にして、グラフト共重合体(C−11)を
得た。重合転化率は98%で、グラフト率は62%であ
った。
1)37部と、実施例1のAS樹脂63部とを実施例1
と同様に押出機を用いて配合し、ペレットとした後、射
出成形機にて各試験片を作成して物性を評価した。その
結果を表1に示す。
ラテックスの製造において、使用するアクリル酸n−ブ
チルの量を1290部から1125部に、そしてメタク
リル酸の量を210部から375部に変更した他は、実
施例1(2)と同様にして重合を行い、固形分が33.
2%、重合転化率が99%および重量平均粒子径が0.
15μmである酸基含有共重合体(B−2)ラテックス
を得た。
スの製造 実施例1(3)に記載のゴム状重合体(A−2)のラテ
ックスの製造において、使用する酸基含有共重合体(B
−1)ラテックスを上記の酸基含有共重合体(B−2)
ラテックスに変更した他は、実施例1(3)と同様に行
い、固形分が39.2%、重量平均粒子径が0.45μ
mである肥大化されたゴム状重合体(A−21)ラテッ
クスを得た。
造 実施例1(4)に記載のグラフト共重合体(C−1)の
製造において、使用するゴム状重合体(A−2)ラテッ
クスを上記のゴム状重合体(A−21)ラテックスに変
更し、固形分換算で水量を調節した他は、実施例1
(4)と同様にして、グラフト共重合体(C−12)を
得た。重合転化率は95%で、グラフト率は40%であ
った。
2)37部と、実施例1のAS樹脂63部とを実施例1
と同様に押出機を用いて配合し、ペレットとした後、射
出成形機にて各試験片を作成して物性を評価した。その
結果を表1に示す。
明で規定する諸要件を充足しないグラフト共重合体から
構成される樹脂組成物はいずれかの特性、特に成形品の
耐衝撃性において劣る。これに対し、本発明によるグラ
フト共重合体から構成される樹脂組成物は、特に成形品
の耐衝撃性が優れており、また光沢度および流動性にお
いてもバランスがとれて優れていることが判る。
体は、耐衝撃性、流動性、および成形外観(表面光沢)
に優れているので、単独でまたは他の熱可塑性樹脂と配
合して、電気、電子部品、自動車、家庭用品等の用途に
おいて成形品を得るための成形材料として極めて有用で
ある。
Claims (1)
- 【請求項1】 脂肪族共役ジエン系単量体30〜100
重量部と、これと共重合可能な他のビニル系単量体0〜
70重量部とからなる単量体(合計100重量部)を乳
化重合せしめ、重合転化率が10〜90%となった時点
において、メルカプタン系化合物、α−メチルスチレン
二量体およびテルピノレンからなる群より選ばれる少な
くとも1種の化合物を0.01〜1.0重量部添加し、
その後重合を完結させて得られるゲル含有率が60%以
上であり、重量平均粒子径が0.15〜0.40μmの
範囲に調整されてなるゴム状重合体5〜80重量部の存
在下に、シアン化ビニル系単量体10〜40重量%、芳
香族ビニル系単量体60〜90重量%およびこれらと共
重合可能な少なくとも1種の他のビニル系単量体0〜2
0重量%(合計100重量%)からなる単量体混合物9
5〜20重量部を重合させることを特徴とするグラフト
共重合体の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7087757A JP3015707B2 (ja) | 1995-03-22 | 1995-03-22 | グラフト共重合体の製造方法 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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JPH08259639A JPH08259639A (ja) | 1996-10-08 |
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Family
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Family Applications (1)
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JP4875316B2 (ja) * | 2005-04-15 | 2012-02-15 | 三菱レイヨン株式会社 | 熱可塑性樹脂組成物および成形品 |
-
1995
- 1995-03-22 JP JP7087757A patent/JP3015707B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
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