JP3015237U - 多翼ファン用のファンケーシング - Google Patents

多翼ファン用のファンケーシング

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JP3015237U
JP3015237U JP1995001169U JP116995U JP3015237U JP 3015237 U JP3015237 U JP 3015237U JP 1995001169 U JP1995001169 U JP 1995001169U JP 116995 U JP116995 U JP 116995U JP 3015237 U JP3015237 U JP 3015237U
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fan
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fan casing
motor
bell mouth
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JP1995001169U
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達哉 児玉
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Fuji Industrial Co Ltd
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Fuji Industrial Co Ltd
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ファンモータ、ファンを長期に亘って安定し
て支持する堅牢な支持部を形成する。 【構成】モータ取付台71が側板部と一体不可分となって
ファンモータ3、ファン(多翼ファン)2の支持強度を
増強させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、多翼ファン用のファンケーシング、更に詳しくはレンジフードファ ン等の排気装置やその他の設備、場所で排気装置として使用される多翼ファン用 の両面吸込式のファンケーシングに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の多翼ファン用のファンケーシングは、金属製の帯板をその両短 縁が所定間隔をおいて対向するように湾曲形成して上部と左右側部を開放した胴 部と、その胴部左右の開放部を閉塞する左右側板部とで構成され、その左右側板 部の両方に吸気口を形成するベルマウスを設けている。 このファンケーシングにモータ取付台を装備するには、モータ取付台をファン ケーシングの左右側板部とは個別に所望面積の金属製の板材から所望の成形方法 、手段で別部材として成形し、それをどちらか一方の吸気口の一部を横断するよ うにファンケーシングの側板部にスポット溶接、リベット、ネジ等の所望の手段 で固着している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、モータ取付台をファンケーシングとは別途成形し、それをファンケー シングに固着するため、ファンモータ、ファンを長期に亘って安定して支持する 上で信頼性のある支持強度が得にくい上、送風機の組立完了まで多くの手間と労 力、時間を浪費するばかりか、安価な提供を難しくする。 また、多翼ファンではファン自体が結露を促進する働きがあり、フィルターで は結露の原因となる油煙、蒸気等を十分には除去できないため、油脂分を含む結 露水がファンケーシングの内外面にこびり付き、しかも別部材として溶接等によ る組み付けで形成された凹凸のため、清掃作業を厄介にする。
【0004】 本考案は、上記従来事情に鑑みてなされたもので、その技術的課題はファンモ ータ、ファンを長期に亘って安定して支持する堅牢な支持部を形成することであ る。 また、他の技術的課題は清掃性が向上するモータ取付台一体型のファンケーシ ングを低廉下で提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために講じた技術的手段は、請求項1は側板部とモータ取 付台とを同一体にしたことを要旨とする。 また、請求項2は側板部から折曲成形されたベルマウスと、モータ取付台とを 同一体としたことを要旨とする。 更に、請求項3は請求項1または2記載のモータ取付台がその縁の一部または 全長に亘って補強リブを一体に折曲成形していることを要旨とする。 更に、請求項4は請求項2記載のモータ取付台がその縁の全長に亘ってベルマ ウスに一体に連続する補強リブを折曲成形していることを要旨とする。 そして、請求項5は請求項1乃至4いずれか記載の側板部及びその側板部で閉 塞される胴部が防除汚性の塗膜を両面または片面に予め施膜したものであること を要旨とする。
【0006】
【作用】
上記技術的手段によれば、下記の作用がある。 (請求項1)モータ取付台がファンケーシングの側板部と一体不可分となってフ ァンモータ、ファンの支持強度を増強させる。 (請求項2)モータ取付台がファンケーシングの側板部と一体なベルマウスと一 体不可分となってファンモータ、ファンの支持強度を増強させ、且つモータ取付 台の形成をベルマウスの形成と同時に行うことを可能にする。 (請求項3)モータ取付台の耐変形強度を補強リブで増強させる。 (請求項4)補強リブの補強作用とそれに連設するベルマウスとの湾曲強度の相 乗でモータ取付台の耐変形強度を更に増強させる。 (請求項5)防除汚性の塗膜が結露水に含まれる油脂分の付着を防止し且つ拭き 取り易くする。
【0007】
【考案の効果】
本考案は以上のように構成したから下記の利点がある。 (請求項1)モータ取付台がファンケーシングの側板部と同一体であるから、別 部材による組み付けが不要で清掃に優れ、且つ溶接部分からの剥脱やリベット、 ネジの折損によってファンモータが落下するようなアクシデントを起こすことが なく、ファンモータを安定して支持するに十分な支持強度を恒久的に維持できる 。 (請求項2)更にベルマウスの形成とモータ取付台の形成とを絞り加工等によっ て同時に行えるものであるから、ファンモータの支持強度を恒久的に維持できる 上、送風機の組立完了までの手間、人手、時間等の大幅な簡略化、省力化に寄与 でき、安価な提供を確実にする。 (請求項3)しかも、モータ取付台が補強リブをその縁に一体に有するものであ るから、耐変形強度もアップし、地震等で大きな加重が作用しても撓み変形等を 起こすことなくファンモータ、ファンを支持しておくことができる高い信頼性が 得られる。 (請求項4)その上、補強リブの端部が湾曲形状のベルマウスに連設しているこ とから、ベルマウスの強度が有効に作用してモータ取付台の耐変形強度がより効 果的に増強され、地震等で極度に大きな加重が作用しても撓み変形等を起こさな いファンモータ、ファンを支持するより高い信頼性を得ることができる。 (請求項5)しかも、溶接等による組付けが不要なため、工場生産された安価な カラー鋼板(フッ素樹脂膜を成膜した鋼板、シリコン樹脂膜を成膜した鋼板)を 使用して胴部、左右側板部を成形して、低廉下で清掃性を向上させることが可能 となり、モータ取付台が補強リブを有する形状のものであっても清掃作業を楽に することができる。
【0008】
【実施例】
次に、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 図1乃至図4は第1実施例を、また図5及び図6は第2実施例を各々示してい る。まず、第1実施例を説明すると、この実施例は多翼ファン2を収容し且つフ ァンモータ3を備えた両面吸込式のファンケーシング1を、両側面にフィルター 4、4を備え一回り大きな内部中空状のハウジング5内に一体的に収容し、該ハ ウジング5をフード本体6の天板16上の排気ダクト100 に連通するように同天板 16に吊持状に取付け、ファンケーシング1とハウジング5との間の残余スペース を利用して下方を照らす照明部7と、その照明具7の点灯・消灯及び多翼ファン 2の作動・停止及びその回転数を制御する制御部8とを内設したレンジフードフ ァンを示している。
【0009】 ファンケーシング1は、鋼板、またはフッ素樹脂の予被膜鋼板、シリコン樹脂 の予被膜鋼板からなる帯板材を用いて両短縁同士が所定の間隔をおいて対向する ように湾曲形成したボリュート形状の胴部11の左右開放部を左右側板部21、31で 閉塞して従来と同様に形成されている。
【0010】 また、ファンケーシング1は、その両側面である左右側板部21、31にベルマウ ス41を対向して備え、一方のベルマウス(図2の左側のベルマウス(後述では符 号41aを付けて説明する))41が主吸気口51を形成し、他方のベルマウス(図2 の右側のベルマウス(後述では符号41bを付けて説明する))41が副吸気口61を 形成している。
【0011】 副吸気口61を有する右側側板部31には図3及び図4に示すようにベルマウス41 bとモータ取付台71とが同一体になっている。 尚、主吸気口51を形成するベルマウス41aは図2に示すように円環状に形成さ れ、左側側板部21に開口した大径口81回りに取付ネジ等所望の手段で着脱可能に 取付けられている。
【0012】 ベルマウス41bとモータ取付台71は絞り加工によって一体形成してなり、その モータ取付台71は副吸気口61の両側部を横断するように互いに平行な2本の帯状 板部71a、71aをベルマウス41bに連続して架橋し且つベルマウス41bに連続す る補強リブ71bを夫々の帯状板部71a、71aの両縁全長に亘って副吸気口61側に 向けて折曲させた実体形状になっている。
【0013】 また、ファンモータ3の取付面となる2つの帯状板部71a、71aにはファンモ ータ3の座部13と対応して取付孔71c…が開孔され、この取付孔71c…を利用し てファンモータ3が取付けられて送風機を構成する。
【0014】 このようにベルマウス41bとモータ取付台71とが一体形成によって同一体にな ると、詳述するまでもなくモータ取付台71が右側側板部31に対して一体不可分に 連設されてファンモータ3、ファン2の支持強度が極めて高いものになる。また 別部材として溶接する必要がなく、フッ素樹脂の予被膜鋼板、シリコン樹脂の予 被膜鋼板を用いた胴部11、左右側板部21、31の製作によって、防除汚性の塗膜に よって内面または外面に付着する油脂分の拭き取りが容易となる利点を生む。
【0015】 第2実施例は前記第1実施例のようにハウジング5内に収容するものではなく 、ファンケーシング1が直接露出する送風機を備えたレンジフードファンを示し ている。
【0016】 この実施例ではファンケーシング1よりも一回り大きなハウジング5を使用し ない代わりに主吸気口51、副吸気口61回りにその主吸気口51、副吸気口61に連通 する先広がり状の空気案内筒9、9を耳状に突設し、その空気案内筒9、9先端 の開放部に大形なフィルター4、4を着脱可能に備えて、排煙に含まれる油脂分 の吸着効率の向上を図っている。
【0017】 このファンケーシング1も第1実施例と同様にして副吸気口61を有する右側側 板部31のベルマウス41bとモータ取付台71とを同一体にする。形成方法は第1実 施例と同様である。
【0018】 この実施例では副吸気口61を囲繞する図6で右側の空気案内筒9の基端の開放 縁を右側側板部31に着脱可能に取付け、主吸気口51を囲繞する図6で左側の空気 案内筒9の基端に前記左側側板部21に開口した前記大径口81から進入するベルマ ウス41aを一体形成すると共に基端近傍を同左側側板部41にネジ等で取付けて着 脱可能にしている。
【0019】 尚、本実施例ではハウジング5内に収容したり、先広がり状の空気案内筒9、 9を有するファンケーシング1について詳述しているが、本考案はこれに限定さ れるものではなく、副吸気口にモータ取付台を備える基本構造の排気装置のファ ンケーシングを包含する。 また、請求項1ではモータ取付台71をベルマウス41bから連設せず、ベルマウ ス41b周りのファンケーシング1の側板部部分から同一体に連設することを包含 している。
【図面の簡単な説明】
【図1】ファンケーシングを有する送風機を備えた第1
実施例のレンジフードファンの縦断面図。
【図2】図1の横断面図でモータ取付台を省略して示
す。
【図3】要部の斜視図。
【図4】図3の(4)−(4)線断面図。
【図5】ファンケーシングを有する送風機を備えた第2
実施例のレンジフードファンの縦断面図で片方の空気案
内筒を切除した状態を示す。
【図6】図5の横断面図でモータ取付台を省略して示
す。
【符号の説明】
1:ファンケーシング 41、41a、41b :
ベルマウス 71 :モータ取付台 11 :胴部 71b :補強リブ 31 :右側側板部
(側板部) 21 :左側側板部(側板部) 51 :主吸気口 61 :副吸気口

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 側板部とモータ取付台とを同一体にした
    ことを特徴とする多翼ファン用のファンケーシング。
  2. 【請求項2】 側板部から折曲成形されたベルマウス
    と、モータ取付台とを同一体としたことを特徴とする多
    翼ファン用のファンケーシング。
  3. 【請求項3】 上記モータ取付台がその縁の一部または
    全長に亘って補強リブを一体に折曲成形していることを
    特徴とする請求項1記載の多翼ファン用のファンケーシ
    ング。
  4. 【請求項4】 上記モータ取付台がその縁の全長に亘っ
    てベルマウスに一体に連続する補強リブを折曲成形して
    いることを特徴とする請求項2記載の多翼ファン用のフ
    ァンケーシング。
  5. 【請求項5】 上記側板部及びその側板部で閉塞される
    胴部が防除汚性の塗膜を両面または片面に予め施膜した
    ものであることを特徴とする請求項1乃至4いずれか記
    載の多翼ファン用のファンケーシング
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013227985A (ja) * 2013-08-13 2013-11-07 Fujitsu Ltd ファン装置及び電子機器
WO2015163564A1 (en) * 2014-04-21 2015-10-29 New Motech Co., Ltd. Ventilation fan
WO2018168707A1 (ja) * 2017-03-14 2018-09-20 ダイキン工業株式会社 両吸込型遠心ファン

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