JP2018150909A - 両吸込型遠心ファン - Google Patents
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Abstract
Description
図1に示すように、空気調和装置(10)は、例えば電算機室(S1)の空調を行う。空気調和装置(10)は、冷媒が充填される冷媒回路(11)を備える。冷媒回路(11)では、冷媒が循環することで蒸気圧縮式の冷凍サイクルが行われる。空気調和装置(10)は、室内ユニット(12)、室外ユニット(13)、及びこれらを接続する冷媒配管(14)を備えている。室外ユニット(13)は、屋外(例えば屋上)に設置され、室内ユニット(12)は、屋内に設置される。
図1に示すように、屋内では、電算機室(S1)と空調機室(S2)と床下空間(S3)と天井裏空間(S4)とが区画される。電算機室(S1)には、電算機(4)が設置され、空調機室(S2)には、室内ユニット(12)が設置される。空調機室(S2)は、空調機室(S2)の床に形成された連通口(図示省略)を介して床下空間(S3)と連通している。床下空間(S3)は、電算機室(S1)の床に形成された複数の給気口(5)を介して電算機室(S1)と連通している。電算機室(S1)は、天井に形成された複数の排気口(6)を介して天井裏空間(S4)と連通している。天井裏空間(S4)は、連絡口(7)を介して空調機室(S2)と連通している。このように、屋内では、空調機室(S2)と電算機室(S1)とを繋いで空気が循環する循環流路が形成される。
図2〜図4に示すように、室内ユニット(12)は、ケーシング(20)と、該ケーシング(20)に収容される圧縮機(21)、室内熱交換器(22)、及び両吸込型遠心ファン(30)(以下、単にファン(30)ともいう)を備えている。
ファン(30)の構成について、図2〜図10を参照しながら詳細に説明する。
図2に示すように、電動機(31)は、ケーシング(20)の一方の側板(20c)に近接して配置される。電動機(31)は、モータ本体(32)と、該モータ本体(32)に回転駆動される回転軸(33)とを有している。モータ本体(32)は、ケーシング(20)の底板(20b)に設置されるモータ支持部(34)によって支持される。回転軸(33)は、ケーシング(20)の底板(20b)に沿って水平方向に延びている。
ファンケース(35)は、下側が開口する箱状に形成され、ケーシング(20)の底板(20b)に設置されている。ファンケース(35)の下側の開口は、底板(20b)の吹出口(24)と連通している。図5に示すように、ファンケース(35)は、電動機(31)側に形成される第1側板(36)と、電動機(31)と反対側に形成される第2側板(37)とを有する。第1側板(36)と第2側板(37)とは、垂直な状態で立設している。第1側板(36)には、円形状の第1円形開口(36a)が形成され、第2側板(37)には、円形状の第2円形開口(37a)が形成される。第1円形開口(36a)には、第1ベルマウス(60)が挿通される。第1側板(36)には、第1ベルマウス(60)の外縁が固定される。第2円形開口(37a)には、第2ベルマウス(70)が挿通される。第2側板(37)には、第2ベルマウス(70)の外縁が固定される。
回転軸(33)には、第1ファンロータ(40)と第2ファンロータ(50)とが連結されている。厳密には、第1ファンロータ(40)及び第2ファンロータ(50)は、連結部材(80)(図6を参照)を介して回転軸(33)に連結される。回転軸(33)では、電動機(31)の近くから遠くに向かって順に、第1ファンロータ(40)、第2ファンロータ(50)が配置される。つまり、第1ファンロータ(40)は、電動機(31)寄りの第1羽根車を構成し、第2ファンロータ(50)は、第1ファンロータ(40)よりも電動機(31)から離れた第2羽根車を構成している。
第1端板(41)及び第2端板(51)は、略円板状の鋼板で構成される。第1端板(41)には、回転軸(33)が貫通する第1貫通穴(41a)が形成され、第2端板(51)には、回転軸(33)が貫通する第2貫通穴(51a)が形成される。図6に示すように、第1端板(41)及び第2端板(51)は、連結部材(80)を挟み込む状態で、該連結部材(80)に固定される。
図6及び図7に示すように、第1ファンロータ(40)の複数の羽根(42)の基部は、第1端板(41)の表面(電動機(31)側の面)に溶接によって取り付けられる。図6及び図8に示すように、第2ファンロータ(50)の複数の羽根(52)の基部は、第2端板(51)の表面(電動機(31)と反対側の面)に溶接によって取り付けられる。上述したように、第1ファンロータ(40)の複数の羽根(42)と、第2ファンロータ(50)の複数の羽根(52)とは、2つの端板(41,51)を挟んで鏡対称な構造ないし形状をしている。
第1シュラウド(43)及び第2シュラウド(53)とは、軸方向に扁平な略円筒状に形成されている。第1シュラウド(43)は、吸込側(電動機(31))に向かうにつれて内径が小さくなる略台形円錐状ないしテーパ状に形成されている。第2シュラウド(53)は、吸込側(電動機(31)と反対側)に向かうにつれて内径が小さくなる略台形円錐状ないしテーパ状に形成されている。第1シュラウド(43)の先端側(図6の左端側)には、空気を吸い込むための第1吸込口(44)が形成される。第2シュラウド(53)の先端側(図6の右端側)には、空気を吸い込むための第2吸込口(54)が形成される。第1吸込口(44)及び第2吸込口(54)は、円形の開口で構成される。第1吸込口(44)には、第1ベルマウス(60)の終端が接続され、第2吸込口(54)には、第2ベルマウス(70)の終端が接続される。
第1ベルマウス(60)及び第2ベルマウス(70)は、軸方向に扁平な略筒状に形成されている。第1ベルマウス(60)の内部には、空気を整流化するための第1流路(60a)が形成される。第2ベルマウス(70)の内部には、空気を整流化するための第2流路(70a)が形成される。
連結部材(80)は、筒状のボス部(81)と、該ボス部(81)の軸方向の中間部から径方向外方へ張り出した円板状のフランジ部(82)とを有している。ボス部(81)は、その内周面に形成されたキー溝(81a)に対して回転軸(33)のキー(33a)が内嵌する(図7及び図8を参照)。フランジ部(82)の基部には、環状の第1段差部(83)、及び環状の第2段差部(84)が形成される。第1段差部(83)は、フランジ部(82)の基部のうち第1ファンロータ(40)側に形成される。第1段差部(83)は、第1端板(41)の第1貫通穴(41a)に嵌合する。第2段差部(84)は、第2端板(51)の第2貫通穴(51a)に嵌合する。第2段差部(84)は、第2端板(51)の第2貫通穴(51a)に嵌合する。この状態で、第1端板(41)、第2端板(51)、及び連結部材(80)のフランジ部(82)を複数のリベット(85)(固定部材)で一体に固定する。これにより、第1端板(41)及び第2端板(51)は、回転軸(33)と直角な状態で回転軸(33)に連結される。なお、複数のリベット(85)に代えて複数のボルトナットを固定部材としてもよい。
空気調和装置(10)の運転時には、圧縮機(21)、室外ユニット(13)のファン(図示省略)、及び室内ユニット(12)のファン(30)が運転状態となる。これにより、冷媒回路(11)では、例えば室外ユニットの室外熱交換器(図示省略)で冷媒が放熱ないし凝縮し、室内ユニット(12)の室内熱交換器(22)で冷媒が蒸発する冷凍サイクルが行われる。つまり、この冷凍サイクルでは、室内熱交換器(22)で空気が冷却される冷房運転が行われる。
図6、図9、及び図10に示すように、本実施形態のファン(30)では、ファン効率を向上させるために以下のような寸法関係を満たしている。
ベルマウス(60,70)の長さL1及びL2、ラップ長さW1及びW2、及びファン効率の関係について検証を行った試験結果を図11に示す。試験では、基本的には同じ仕様の両吸込型遠心ファンについて、第1ベルマウス(60)の長さL1、第2ベルマウス(70)の長さL2、及びラップ長さW1及びW2を変更しながら、その際のファン効率を求めた。図11のファン効率の改善量は、NO.1のファン効率を基準とし、このファン効率に対してどれだけファン効率が増減したかを評価したものである。
以上のように上記実施形態によれば、電動機(31)と離れた第2ベルマウス(70)の軸方向長さL2を、電動機(31)に近い第1ベルマウス(60)の軸方向長さL1よりも大きくすることで、各ベルマウス(60,70)の機能を効果的に発揮でき、ファン効率の更なる向上を図ることができる。
実施形態の両吸込側遠心ファン(30)では、各羽根車(40,50)がそれぞれ端板(41,51)を備え、これらの端板(41,51)が連結部材(80)に固定されることで、各羽根車(40,50)が回転軸(33)に連結される。しかしながら、例えば回転軸(33)に1枚のステーを固定し、各ステーの表側と裏側とに複数の羽根(42,52)を取り付ける構成としてもよい。この場合、1枚のステーは、第1羽根車(40)と第2羽根車(50)とに兼用される部材を構成する。
31 電動機
33 回転軸
40 第1羽根車
44 第1吸込口
50 第2羽根車
54 第2吸込口
60 第1ベルマウス
70 第2ベルマウス
図1に示すように、空気調和装置(10)は、例えば電算機室(S1)の空調を行う。空気調和装置(10)は、冷媒が充填される冷媒回路(11)を備える。冷媒回路(11)では、冷媒が循環することで蒸気圧縮式の冷凍サイクルが行われる。空気調和装置(10)は、室内ユニット(12)、室外ユニット(13)、及びこれらを接続する冷媒配管(14)を備えている。室外ユニット(13)は、屋外(例えば屋上)に設置され、室内ユニット(12)は、屋内に設置される。
図1に示すように、屋内では、電算機室(S1)と空調機室(S2)と床下空間(S3)と天井裏空間(S4)とが区画される。電算機室(S1)には、電算機(4)が設置され、空調機室(S2)には、室内ユニット(12)が設置される。空調機室(S2)は、空調機室(S2)の床に形成された連通口(図示省略)を介して床下空間(S3)と連通している。床下空間(S3)は、電算機室(S1)の床に形成された複数の給気口(5)を介して電算機室(S1)と連通している。電算機室(S1)は、天井に形成された複数の排気口(6)を介して天井裏空間(S4)と連通している。天井裏空間(S4)は、連絡口(7)を介して空調機室(S2)と連通している。このように、屋内では、空調機室(S2)と電算機室(S1)とを繋いで空気が循環する循環流路が形成される。
図2〜図4に示すように、室内ユニット(12)は、ケーシング(20)と、該ケーシング(20)に収容される圧縮機(21)、室内熱交換器(22)、及び両吸込型遠心ファン(30)(以下、単にファン(30)ともいう)を備えている。
ファン(30)の構成について、図2〜図10を参照しながら詳細に説明する。
図2に示すように、電動機(31)は、ケーシング(20)の一方の側板(20c)に近接して配置される。電動機(31)は、モータ本体(32)と、該モータ本体(32)に回転駆動される回転軸(33)とを有している。モータ本体(32)は、ケーシング(20)の底板(20b)に設置されるモータ支持部(34)によって支持される。回転軸(33)は、ケーシング(20)の底板(20b)に沿って水平方向に延びている。
ファンケース(35)は、下側が開口する箱状に形成され、ケーシング(20)の底板(20b)に設置されている。ファンケース(35)の下側の開口は、底板(20b)の吹出口(24)と連通している。図5に示すように、ファンケース(35)は、電動機(31)側に形成される第1側板(36)と、電動機(31)と反対側に形成される第2側板(37)とを有する。第1側板(36)と第2側板(37)とは、垂直な状態で立設している。第1側板(36)には、円形状の第1円形開口(36a)が形成され、第2側板(37)には、円形状の第2円形開口(37a)が形成される。第1円形開口(36a)には、第1ベルマウス(60)が挿通される。第1側板(36)には、第1ベルマウス(60)の外縁が固定される。第2円形開口(37a)には、第2ベルマウス(70)が挿通される。第2側板(37)には、第2ベルマウス(70)の外縁が固定される。
回転軸(33)には、第1ファンロータ(40)と第2ファンロータ(50)とが連結されている。厳密には、第1ファンロータ(40)及び第2ファンロータ(50)は、連結部材(80)(図6を参照)を介して回転軸(33)に連結される。回転軸(33)では、電動機(31)の近くから遠くに向かって順に、第1ファンロータ(40)、第2ファンロータ(50)が配置される。つまり、第1ファンロータ(40)は、電動機(31)寄りの第1羽根車を構成し、第2ファンロータ(50)は、第1ファンロータ(40)よりも電動機(31)から離れた第2羽根車を構成している。
第1端板(41)及び第2端板(51)は、略円板状の鋼板で構成される。第1端板(41)には、回転軸(33)が貫通する第1貫通穴(41a)が形成され、第2端板(51)には、回転軸(33)が貫通する第2貫通穴(51a)が形成される。図6に示すように、第1端板(41)及び第2端板(51)は、連結部材(80)を挟み込む状態で、該連結部材(80)に固定される。
図6及び図7に示すように、第1ファンロータ(40)の複数の羽根(42)の基部は、第1端板(41)の表面(電動機(31)側の面)に溶接によって取り付けられる。図6及び図8に示すように、第2ファンロータ(50)の複数の羽根(52)の基部は、第2端板(51)の表面(電動機(31)と反対側の面)に溶接によって取り付けられる。上述したように、第1ファンロータ(40)の複数の羽根(42)と、第2ファンロータ(50)の複数の羽根(52)とは、2つの端板(41,51)を挟んで鏡対称な構造ないし形状をしている。
第1シュラウド(43)及び第2シュラウド(53)とは、軸方向に扁平な略円筒状に形成されている。第1シュラウド(43)は、吸込側(電動機(31))に向かうにつれて内径が小さくなる略台形円錐状ないしテーパ状に形成されている。第2シュラウド(53)は、吸込側(電動機(31)と反対側)に向かうにつれて内径が小さくなる略台形円錐状ないしテーパ状に形成されている。第1シュラウド(43)の先端側(図6の左端側)には、空気を吸い込むための第1吸込口(44)が形成される。第2シュラウド(53)の先端側(図6の右端側)には、空気を吸い込むための第2吸込口(54)が形成される。第1吸込口(44)及び第2吸込口(54)は、円形の開口で構成される。第1吸込口(44)には、第1ベルマウス(60)の終端が接続され、第2吸込口(54)には、第2ベルマウス(70)の終端が接続される。
第1ベルマウス(60)及び第2ベルマウス(70)は、軸方向に扁平な略筒状に形成されている。第1ベルマウス(60)の内部には、空気を整流化するための第1流路(60a)が形成される。第2ベルマウス(70)の内部には、空気を整流化するための第2流路(70a)が形成される。
連結部材(80)は、筒状のボス部(81)と、該ボス部(81)の軸方向の中間部から径方向外方へ張り出した円板状のフランジ部(82)とを有している。ボス部(81)は、その内周面に形成されたキー溝(81a)に対して回転軸(33)のキー(33a)が内嵌する(図7及び図8を参照)。フランジ部(82)の基部には、環状の第1段差部(83)、及び環状の第2段差部(84)が形成される。第1段差部(83)は、フランジ部(82)の基部のうち第1ファンロータ(40)側に形成される。第1段差部(83)は、第1端板(41)の第1貫通穴(41a)に嵌合する。第2段差部(84)は、第2端板(51)の第2貫通穴(51a)に嵌合する。第2段差部(84)は、第2端板(51)の第2貫通穴(51a)に嵌合する。この状態で、第1端板(41)、第2端板(51)、及び連結部材(80)のフランジ部(82)を複数のリベット(85)(固定部材)で一体に固定する。これにより、第1端板(41)及び第2端板(51)は、回転軸(33)と直角な状態で回転軸(33)に連結される。なお、複数のリベット(85)に代えて複数のボルトナットを固定部材としてもよい。
空気調和装置(10)の運転時には、圧縮機(21)、室外ユニット(13)のファン(図示省略)、及び室内ユニット(12)のファン(30)が運転状態となる。これにより、冷媒回路(11)では、例えば室外ユニットの室外熱交換器(図示省略)で冷媒が放熱ないし凝縮し、室内ユニット(12)の室内熱交換器(22)で冷媒が蒸発する冷凍サイクルが行われる。つまり、この冷凍サイクルでは、室内熱交換器(22)で空気が冷却される冷房運転が行われる。
図6、図9、及び図10に示すように、本実施形態のファン(30)では、ファン効率を向上させるために以下のような寸法関係を満たしている。
ベルマウス(60,70)の長さL1及びL2、ラップ長さW1及びW2、及びファン効率の関係について検証を行った試験結果を図11に示す。試験では、基本的には同じ仕様の両吸込型遠心ファンについて、第1ベルマウス(60)の長さL1、第2ベルマウス(70)の長さL2、及びラップ長さW1及びW2を変更しながら、その際のファン効率を求めた。図11のファン効率の改善量は、NO.1のファン効率を基準とし、このファン効率に対してどれだけファン効率が増減したかを評価したものである。
以上のように上記実施形態によれば、電動機(31)と離れた第2ベルマウス(70)の軸方向長さL2を、電動機(31)に近い第1ベルマウス(60)の軸方向長さL1よりも大きくすることで、各ベルマウス(60,70)の機能を効果的に発揮でき、ファン効率の更なる向上を図ることができる。
実施形態の両吸込側遠心ファン(30)では、各羽根車(40,50)がそれぞれ端板(41,51)を備え、これらの端板(41,51)が連結部材(80)に固定されることで、各羽根車(40,50)が回転軸(33)に連結される。しかしながら、例えば回転軸(33)に1枚のステーを固定し、各ステーの表側と裏側とに複数の羽根(42,52)を取り付ける構成としてもよい。この場合、1枚のステーは、第1羽根車(40)と第2羽根車(50)とに兼用される部材を構成する。
31 電動機
33 回転軸
40 第1羽根車
44 第1吸込口
50 第2羽根車
54 第2吸込口
60 第1ベルマウス
70 第2ベルマウス
Claims (3)
- 両吸込型遠心ファンであって、
回転軸(33)を有する電動機(31)と、
前記電動機(31)側に開口する第1吸込口(44)が形成され、前記回転軸(33)に連結される第1羽根車(40)と、
前記電動機(31)と反対側に開口する第2吸込口(54)が形成され、前記回転軸(33)のうち前記第1羽根車(40)よりも前記電動機(31)から離れた箇所に連結される第2羽根車(50)と、
前記第1羽根車(40)の前記第1吸込口(44)側に設けられる第1ベルマウス(60)と、
前記第2羽根車(50)の前記第2吸込口(54)側に設けられる第2ベルマウス(70)とを備え、
前記第2ベルマウス(70)の軸方向の長さL2が、前記第1ベルマウス(60)の軸方向の長さL1よりも大きいことを特徴とする両吸込型遠心ファン。 - 請求項1において、
前記第1ベルマウス(60)及び第2ベルマウス(70)には、軸線に沿って延びる筒状の直線部(62,72)がそれぞれ形成され、
前記第2ベルマウス(70)の直線部(72)の長さLs2が、前記第1ベルマウス(60)の直線部(62)の長さLs1よりも大きいことを特徴とする両吸込型遠心ファン。 - 請求項1又は2において、
前記第2ベルマウス(70)の空気流入口(76)の内径d2が、前記第1ベルマウス(60)の空気流入口(66)の内径d1よりも大きいことを特徴とする両吸込型遠心ファン。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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