WO2023073768A1

WO2023073768A1 - 冷凍サイクル装置の室外機

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Publication number: WO2023073768A1
Application number: PCT/JP2021/039323
Authority: WO
Inventors: 拓矢寺本; 弘恭林; 亮志阿部; 浩平葛西; 幸治山口; 和也岡田
Original assignee: 三菱電機株式会社
Priority date: 2021-10-25
Filing date: 2021-10-25
Publication date: 2023-05-04
Also published as: JPWO2023073768A1; TW202317922A; EP4425060A1; TWI840912B; CN118103637A

Abstract

大型化を抑制しつつ、外部静圧が高い場合でも高風量を得ることができる冷凍サイクル装置の室外機を提供する。このために、室外機は、機械室（２）と内部に熱交換器（４）及び送風機（１００）が収容された送風機室（３）とが形成された筐体（１）を備える。送風機（１００）は、羽根車（２００）と、吸込口及び吐出口（１１２）が形成され内部に羽根車（２００）が配置されたスクロールケーシング（１１０）とを備えた両吸込型の遠心送風機である。吐出口（１１２）は複数存在し、複数の吐出口（１１２）は、筐体（１）の吐出口配置面に配置される。吐出口配置面に平行かつ筐体（１）を設置した状態で水平な方向における複数の吐出口（１１２）の幅の合計は、同方向における送風機室（３）の幅よりも大きい。

Description

冷凍サイクル装置の室外機

　本開示は、冷凍サイクル装置の室外機に関するものである。

　空気熱交換器と送風機を設けた空気調和機の室外機において、送風機を遠心送風機（シロッコファン）とし、空気吸込口を筐体の少なくとも背面側に、空気吹出口を筐体の右側面、左側面、左右両側面、上面のいずれかに設けたものが知られている（例えば、特許文献１参照）。

日本特開平０７－０２７３６９号公報

　しかしながら、特許文献１に示されるような冷凍サイクル装置の室外機においては、室外機の筐体のサイズ、特に空気熱交換器のサイズと比較して、遠心送風機の空気吹出口のサイズが小さくなりがちであり、従来のプロペラファンを搭載した同サイズの室外機と比較して、風量が小さくなってしまう。このため、特に室外機外部の静圧が高い場合には十分な風量を得ることが困難である。また、風量が小さくなり、十分な圧力回復が難しいため、騒音増大、入力悪化を招いてしまう。

　本開示は、このような課題を解決するためになされたものである。その目的は、室外機のサイズの大型化を抑制しつつ、室外機外部の静圧が高い場合であっても、高い風量を得ることができ、ひいては低騒音化、低入力化を図ることができる冷凍サイクル装置の室外機を提供することにある。

　本開示に係る冷凍サイクル装置の室外機は、内部に圧縮機が収容された機械室と、前記機械室と区画され内部に熱交換器及び前記熱交換器の２次側に配置された送風機が収容された送風機室とが形成された筐体を備え、前記送風機は、回転軸を中心とする周方向に配列した複数の羽根を有する羽根車と、吸込口となる２つのベルマウスと吐出口とが形成され、内部に前記羽根車が配置されたスクロールケーシングと、を備えた両吸込型の遠心送風機であり、前記吐出口は複数存在し、複数の前記吐出口は、前記筐体の吐出口配置面に配置され、前記吐出口配置面に平行かつ前記筐体を設置した状態で水平な方向における前記吐出口の幅の合計は、前記方向における前記送風機室の幅よりも大きい。

　本開示に係る冷凍サイクル装置の室外機によれば、サイズの大型化を抑制しつつ、室外機外部の静圧が高い場合であっても、高い風量を得ることができ、ひいては低騒音化、低入力化を図ることができるという効果を奏する。

実施の形態１に係る冷凍サイクル装置の室外機のフロントパネルを外した状態の正面図である。実施の形態１に係る冷凍サイクル装置の室外機の要部を透視した上面図である。実施の形態１に係る冷凍サイクル装置の室外機の要部を透視した側面図である。実施の形態１に係る冷凍サイクル装置の室外機の正面図である。実施の形態１に係る冷凍サイクル装置の室外機の正面図である。実施の形態１に係る室外機が備える送風機の羽根車の平面図である。実施の形態１に係る室外機が備える送風機の断面図である。実施の形態１に係る室外機が備える送風機の羽根車の平面図である。実施の形態１に係る室外機が備える送風機の羽根車の断面図である。実施の形態１に係る室外機が備える送風機の羽根車の斜視図である。実施の形態１に係る冷凍サイクル装置の室外機の別例を示す要部を透視した上面図である。実施の形態１に係る冷凍サイクル装置の室外機の別例を示す上面図である。実施の形態１に係る冷凍サイクル装置の室外機の別例を示す上面図である。実施の形態１に係る冷凍サイクル装置の室外機の別例を示すトップパネルを外した状態の上面図である。実施の形態１に係る冷凍サイクル装置の室外機の別例を示す要部を透視した正面図である。実施の形態２に係る冷凍サイクル装置の室外機のフロントパネルを外した状態の正面図である。実施の形態２に係る冷凍サイクル装置の室外機の断面図である。実施の形態２に係る冷凍サイクル装置の室外機の正面図である。実施の形態２に係る冷凍サイクル装置の室外機の正面図である。実施の形態２に係る冷凍サイクル装置の室外機の変形例を示すフロントパネルを外した状態の正面図である。実施の形態２に係る冷凍サイクル装置の室外機の第１の別例を示すフロントパネルを外した状態の正面図である。実施の形態２に係る冷凍サイクル装置の室外機の第２の別例を示すフロントパネルを外した状態の正面図である。実施の形態２に係る冷凍サイクル装置の室外機の第２の別例を示す断面図である。実施の形態２に係る冷凍サイクル装置の室外機の第２の別例を示す正面図である。実施の形態２に係る冷凍サイクル装置の室外機の第２の別例を示す正面図である。実施の形態２に係る冷凍サイクル装置の室外機の変形例を示すフロントパネルを外した状態の正面図である。実施の形態２に係る冷凍サイクル装置の室外機の変形例を示す正面図である。実施の形態２に係る冷凍サイクル装置の室外機の変形例が備える送風機の斜視図である。実施の形態２に係る冷凍サイクル装置の室外機の変形例が備える送風機の断面図である。

　本開示に係る冷凍サイクル装置の室外機を実施するための形態について添付の図面を参照しながら説明する。各図において、同一又は相当する部分には同一の符号を付して、重複する説明は適宜に簡略化又は省略する。以下の説明においては便宜上、図示の状態を基準に各構造の位置関係を表現することがある。なお、本開示は以下の実施の形態に限定されることなく、本開示の趣旨を逸脱しない範囲において、各実施の形態の自由な組み合わせ、各実施の形態の任意の構成要素の変形、又は各実施の形態の任意の構成要素の省略が可能である。

実施の形態１．
　図１から図１５を参照しながら、本開示の実施の形態１について説明する。図１は冷凍サイクル装置の室外機のフロントパネルを外した状態の正面図である。図２は冷凍サイクル装置の室外機の要部を透視した上面図である。図３は冷凍サイクル装置の室外機の要部を透視した側面図である。図４及び図５は冷凍サイクル装置の室外機の正面図である。図６は室外機が備える送風機の羽根車の平面図である。図７は室外機が備える送風機の断面図である。図８は室外機が備える送風機の羽根車の平面図である。図９は室外機が備える送風機の羽根車の断面図である。図１０は室外機が備える送風機の羽根車の斜視図である。図１１は冷凍サイクル装置の室外機の別例を示す要部を透視した上面図である。図１２及び図１３は冷凍サイクル装置の室外機の別例を示す上面図である。図１４は冷凍サイクル装置の室外機の別例を示すトップパネルを外した状態の上面図である。図１５は冷凍サイクル装置の室外機の別例を示す要部を透視した正面図である。

　この実施の形態に係る冷凍サイクル装置は、室内機と室外機とを備えている。室内機及び室外機のそれぞれには熱交換器が設けられている。室内機の熱交換器と室外機の熱交換器とは、循環的に設けられた冷媒配管により接続されている。冷凍サイクル装置は、室内機の熱交換器と室外機の熱交換器との間で冷媒配管内を流通する冷媒が循環することで、室内機の熱交換器と室外機の熱交換器との間で熱を移動させるヒートポンプとして働く。

　この実施の形態に係る冷凍サイクル装置の室外機は、図１から図５に示すように、筐体１を備えている。筐体１は、例えば直方体状の外形を有する。すなわち、図示の構成レでは、筐体１は、正面、背面、上面、底面及び左右の両側面を有する。

　筐体１には、機械室２と送風機室３とが形成されている。機械室２は、筐体１における左右の一側に配置されている。送風機室３は、筐体１における左右の他側に配置されている。機械室２と送風機室３とは区画されている。機械室２の内部には、図示しない圧縮機及び電気品箱等が収容されている。送風機室３の内部には、熱交換器４と送風機１００とが収容されている。

　図２に示すように、筐体１の送風機室３が配置された部分における側面及び背面には、室外機吸込口５が形成されている。図４及び図５に示すように、筐体１の送風機室３が配置された部分の正面には、フロントパネル１０が設けられている。フロントパネル１０には、室外機吹出口１１が形成されている。送風機室３の内部は、室外機吸込口５から室外機吹出口１１に通じる風路になっている。なお、図５に示すように、室外機吹出口１１に格子状のグリル１２が設けられてもよい。この場合、グリル１２はフロントパネル１０に取り付けられてもよいし、フロントパネル１０と一体に設けられてもよい。

　熱交換器４は、送風機室３内において、室外機吸込口５がある筐体１の側面から背面にわたって上面視でＬ字状に配置されている。送風機１００は、送風機室３内の風路中において、熱交換器４の下流側に配置されている。換言すれば、送風機１００は、熱交換器４の２次側に配置されている。

　図１及び図３から図５に示すように、ここで説明する構成例では、３つの送風機１００が送風機室３内に設けられている。そして、この構成例では、３つの送風機１００が上下方向に並んで配置されている。それぞれの送風機１００は、いわゆる両吸込型の遠心送風機である。送風機１００は、羽根車２００と、スクロールケーシング１１０と、モータ１０１と、シャフト１０２とを備えている。

　羽根車２００は、送風機１００の気流を発生させるための遠心式のファンである。図２等に示すように、羽根車２００は、スクロールケーシング１１０の内部に配置されている。羽根車２００は、スクロールケーシング１１０の内部において、回転軸を中心にして回転可能である。図６に示すように、羽根車２００は、複数の羽根２１０を有する。羽根車２００の複数の羽根２１０は、羽根車２００の回転軸を中心とする周方向に配列されている。

　スクロールケーシング１１０は、羽根車２００から吹き出された空気を整流する。スクロールケーシング１１０は、２つの側壁と周壁とを有する。スクロールケーシング１１０の側壁は、羽根車２００の回転軸方向において羽根車２００の両側に設けられる。スクロールケーシング１１０の周壁は、羽根車２００の径方向の外側から羽根車２００を囲うようにして設けられる。２つの側壁は、周壁を介して互いに対向して配置されている。

　図７に示すように、スクロールケーシング１１０には、２つのベルマウス１１１が形成されている。スクロールケーシング１１０の２つのベルマウス１１１は、送風機１００の吸込口になる。ベルマウス１１１は、スクロールケーシング１１０の２つの側壁のそれぞれに設けられている。ベルマウス１１１により形成される吸込口は、羽根車２００の回転軸を中心とした円形状である。なお、吸込口の形状は、円形状に限定されるものではなく、例えば楕円形状等、他の形状であってもよい。ベルマウス１１１は、羽根車２００に吸入される気体を整流して羽根車２００の吸込口に流入させる。ベルマウス１１１は、スクロールケーシング１１０の外部から内部に向けて開口径が次第に小さくなるように形成されている。これにより、吸込口近傍の空気はベルマウス１１１に沿って滑らかに流動し、吸込口から羽根車２００に効率よく流入する。

　スクロールケーシング１１０には、吐出口１１２が形成されている。吐出口１１２は、羽根車２００が発生させたスクロールケーシング１１０内の気流が吐き出される開口である。吐出口１１２の開口形状は、例えば矩形状である。ただし、吐出口１１２の開口形状は、矩形状に限定されない。吐出口１１２の開口面は、羽根車２００の回転軸と平行に配置されている。

　スクロールケーシング１１０の周壁は、羽根車２００が発生させた気流を、湾曲する壁面に沿わせて吐出口１１２に導く。周壁は、互いに対向する側壁の間に設けられた壁である。周壁は、例えば、羽根車２００の回転軸方向と平行に配置されている。なお、周壁は、羽根車２００の回転軸方向に対して傾斜していてもよく、回転軸方向と平行に配置される形態に限定されるものではない。

　スクロールケーシング１１０の周壁は、羽根車２００の回転軸に平行な方向から見て渦巻形状となる湾曲面に形成されている。渦巻形状としては、例えば、対数螺旋、アルキメデス螺旋、あるいは、インボリュート曲線等に基づく渦巻形状がある。これにより、羽根車２００から送り出された空気は、吐出口１１２の方向へ羽根車２００と周壁との間隙を滑らかに流動する。このため、スクロールケーシング１１０内では、吐出口１１２へ向かって空気の静圧が効率よく上昇する。

　以降の説明においては、「羽根車２００の回転軸」を「送風機１００の回転軸」とも呼ぶことがある。以上のように構成された送風機１００は、送風機１００の回転軸の両端側から空気を吸い込み、送風機１００の回転軸に垂直な方向に空気を吹き出す、両吸込型の遠心送風機である。

　それぞれの送風機１００について、モータ１０１及びシャフト１０２は共通化されている。すなわち、ここで説明する構成例では、３つの送風機１００について、１つのモータ１０１と１本のシャフト１０２とが設けられている。モータ１０１は、それぞれの送風機１００のスクロールケーシング１１０の外部に配置されている。図３に示す例では、モータ１０１は、上下に並ぶ３つの送風機１００のさらに上側に配置されている。シャフト１０２は、モータ１０１の回転駆動力を各送風機１００の羽根車２００のそれぞれに伝達する。送風機１００は、各送風機１００の羽根車２００のそれぞれの回転軸が一致するように配置されている。シャフト１０２は、各送風機１００の羽根車２００のそれぞれの回転軸に沿って設けられている。各送風機１００の羽根車２００のそれぞれの中心は、シャフト１０２に固定されている。

　この実施の形態に係る室外機においては、吐出口が複数存在する。ここで説明する例では、３つの送風機１００が設けられ、各送風機１００が１つずつ吐出口１１２を有することで、室外機の全体として計３つの吐出口１１２を有している。室外機が有する吐出口１１２の数は３つに限られず、２つ以上の吐出口１１２があればよい。

　前述したように、筐体１の正面に設けられたフロントパネル１０には、室外機吹出口１１が形成されている。室外機吹出口１１は、吐出口１１２に合わせて吐出口１１２と同数設けられる。すなわち、ここで説明する構成例では、フロントパネル１０には、３つの室外機吹出口１１が形成されている。それぞれの室外機吹出口１１の位置及び大きさは、それぞれの吐出口１１２の位置及び大きさに合わせて調整されている。すなわち、フロントパネル１０を筐体１に適切に取り付けた際に、それぞれの吐出口１１２が、それぞれの室外機吹出口１１に配置される。

　このようにして、複数の吐出口１１２は、フロントパネル１０の室外機吹出口１１に配置される。この実施の形態に係る室外機において、フロントパネル１０が設けられた筐体の正面は、吐出口配置面である。そして、複数の吐出口１１２は、この吐出口配置面に配置されている。一方、各送風機１００の吸込口は、筐体１の上面及び底面方向に向いて配置されている。つまり、送風機１００の回転軸は上下方向に沿って配置されている。

　この実施の形態に係る室外機においては、複数の吐出口１１２の幅の合計は、送風機室３の幅よりも大きくなるように調整されている。ここで言う吐出口１１２の幅及び送風機室３の幅とは、前述した吐出口配置面に平行で、かつ、筐体１を設置した状態で水平な方向における幅である。すなわち、吐出口配置面に平行かつ筐体１を設置した状態で水平な方向における吐出口１１２の幅の合計は、同方向における送風機室３の幅よりも大きい。なお、前述したように送風機１００の回転軸は上下方向に沿って配置されているため、筐体１を設置した状態で水平な方向とは、送風機１００の回転軸に垂直な方向と言い換えることができる。したがって、吐出口１１２の幅及び送風機室３の幅について換言すれば、送風機１００の回転軸に垂直かつ吐出口配置面に平行な方向における吐出口１１２の幅の合計は、同方向における送風機室３の幅よりも大きい。

　ここで説明する構成例では、吐出口配置面に平行かつ筐体１を設置した状態で水平な方向は左右方向である。すなわち、図２中に示すＡの寸法が、吐出口配置面に平行かつ筐体１を設置した状態で水平な方向における吐出口１１２の幅である。そして、同図中に示すＢの寸法が、吐出口配置面に平行かつ筐体１を設置した状態で水平な方向における送風機室３の幅である。同様に、図１中に示すＡ１、Ａ２及びＡ３のそれぞれの寸法が、吐出口配置面に平行かつ筐体１を設置した状態で水平な方向における吐出口１１２の幅である。また、同図中に示すＢの寸法が、吐出口配置面に平行かつ筐体１を設置した状態で水平な方向における送風機室３の幅である。そして、複数の吐出口１１２の幅の合計は、送風機室３の幅よりも大きくなるように調整されている。すなわち、各寸法Ａ１、Ａ２、Ａ３及びＢについて、次の（１）式の関係が成り立つ。

　Ａ１＋Ａ２＋Ａ３＞Ｂ　・・・　（１）

　以上のように構成された、この実施の形態に係る冷凍サイクル装置の室外機によれば、室外機のサイズが大型化することなく、室外機外部の静圧が高い場合であっても、高い風量を得ることができ、ひいては低騒音化、低入力化を図ることができる。

　なお、この構成例では、送風機１００の回転軸は上下方向に沿って配置されている。すなわち、羽根車２００の回転軸は、前述した吐出口配置面と平行に配置されている。この場合、羽根車２００のファン径は、吐出口配置面に垂直な方向つまり前後方向における送風機室３の幅の２分の１より大きくするとよい。このようにすることで、風量をより増大させることができ、さらなる低騒音化、低入力化を図ることが可能である。

　次に、図８から図１０を参照しながら、この実施の形態に係る室外機が備える送風機１００の構成の一例について説明する。前述したように、送風機１００は、両吸込型の遠心送風機である。そして、送風機１００は、遠心ファンである羽根車２００を備えている。羽根車２００は、主板部２０１と側板部２０３と複数枚の羽根２１０とを備えている。

　主板部２０１は、円盤状の部材である。主板部２０１の中心部には、ボス部２０２が設けられている。ボス部２０２の中心には、シャフト１０２が通される孔が形成されている。複数枚の羽根２１０は、主板部２０１の周縁部において、主板部２０１の周方向に放射状に配置されている。羽根２１０は、主板部２０１の両方の板面にそれぞれ設けられている。

　それぞれの羽根２１０は、一端が主板部２０１と接続され、他端が側板部２０３と接続されている。すなわち、複数の羽根２１０のそれぞれは、主板部２０１と側板部２０３との間に配置されている。複数の羽根２１０は、主板部２０１の周方向において互いに一定の間隔をあけて配置されている。

　側板部２０３は、円環状の部材である。側板部２０３は、複数の羽根２１０の主板部２０１とは反対側かつ外周側の端部に固定されている。側板部２０３は、主板部２０１の両方の板面の側にそれぞれ設けられている。側板部２０３は、複数の羽根２１０を連結することで、各羽根２１０の先端の位置関係を維持するとともに、複数の羽根２１０を補強している。

　羽根車２００は、モータ１０１が駆動することにより、回転軸を中心に回転駆動される。羽根車２００が回転することで、送風機１００の外部の気体が、スクロールケーシング１１０のベルマウスに形成された吸込口から吸い込まれる。そして、羽根車２００が回転することで、主板部２０１と複数の羽根２１０とで囲まれる空間に吸い込まれた空気が、隣接する羽根２１０と羽根２１０との間の空間を通り、羽根車２００の径方向外方に送り出される。

　羽根車２００の複数の羽根２１０のそれぞれは、ターボ翼部２１１及びシロッコ翼部２１２を有している。ターボ翼部２１１は、羽根車２００の回転軸を中心とする径方向においてシロッコ翼部２１２よりも内周側に設けられる。逆に言えば、シロッコ翼部２１２は、羽根車２００の回転軸を中心とする径方向においてターボ翼部２１１よりも外周側に設けられる。ターボ翼部２１１は、出口角が９０度以下の角度に形成された後向羽根を構成している。シロッコ翼部２１２は、出口角が９０度より大きい角度に形成された前向羽根を構成している。ここで、出口角は、羽根車２００の外径円と羽根２１０の中心線との交点において、羽根２１０の中心線と羽根車２００の外径円の接線とが成す角である。ターボ翼部２１１とシロッコ翼部２１２との境界を、図８中の破線で示す。シロッコ翼部２１２は必ずしも設けられなくともよい。ただし、シロッコ翼部２１２を設けることで、送風機１００の風量を増大させることができる。

　特に図１０に示すように、複数の羽根２１０のそれぞれは、内周端部２０４から内周側において、内周側にいくほど主板部２０１の板面からの高さが低くなるように形成されている。そして、ターボ翼部２１１は、この内周端部２０４を含んでいる。なお、内周端部２０４の位置は、図８中の一点鎖線で示されている。

　図２に示すように、送風機１００を送風機１００の回転軸に平行な方向から見たときに、ターボ翼部２１１が送風機１００の吸込口から露出している。このようにすることで、ターボ翼部２１１により送風機１００の圧力回復性能を向上でき、さらなる低入力化を図ることが可能である。

　なお、熱交換器４の形状は、上面視でＬ字状に限られない。他に例えば、図１１に示すように、熱交換器４の形状は、上面視でＵ字状又はＣ字状であってもよい。また、平板状の熱交換器４を用いてもよい。

　また、図２及び図３に示すように、ここで説明する構成例では、スクロールケーシング１１０における羽根車２００の主板部２０１に近い箇所には、熱交換器４に向かって突出した突出部１１３が設けられている。したがって、スクロールケーシング１１０における羽根車２００の主板部２０１に近い箇所すなわち突出部１１３と熱交換器４との距離Ｃは、スクロールケーシング１１０の羽根車２００の側板部２０３に近い箇所と熱交換器４との距離Ｄよりも狭い。このようにすることで、熱交換器４を通過した気流は、スクロールケーシング１１０の外形に沿って、羽根車２００の主板部２０１に近い箇所から側板部２０３に近い箇所へと円滑に誘導され、スクロールケーシング１１０のベルマウスに形成された吸込口に流入する。よって、熱交換器４から送風機１００への気流の流入性を向上して圧損を低減し、さらなる低入力化を図ることができる。また、スクロールケーシング１１０の突出部１１３の先端は、円弧形状にするとよい。このようにすることで、熱交換器４を通過した気流をさらに円滑に誘導でき、熱交換器４から送風機１００への気流の流入性をより向上することが可能である。

　以上で説明した構成例では、吐出口配置面は筐体１の正面であった。しかしながら、吐出口配置面は筐体１の正面に限られず、筐体１の任意の一面であってよい。例えば、図１２から図１５に示すのは、吐出口配置面が筐体１の上面である場合の構成例である。図１２に示すように、筐体１の送風機室３が配置された部分の上面には、トップパネル２０が設けられている。トップパネル２０には、室外機吹出口１１が形成されている。なお、図１３に示すように、室外機吹出口１１に格子状のグリル１２が設けられてもよい。この場合、グリル１２はトップパネル２０に取り付けられてもよいし、トップパネル２０と一体に設けられてもよい。

　トップパネル２０には、室外機吹出口１１が、吐出口１１２に合わせて吐出口１１２と同数設けられる。図示の構成例では、送風機室３内に３つの送風機１００が設けられ、各送風機１００が１つずつ吐出口１１２を有することで、室外機の全体として計３つの吐出口１１２を有している。したがって、トップパネル２０には、３つの室外機吹出口１１が形成されている。それぞれの室外機吹出口１１の位置及び大きさは、それぞれの吐出口１１２の位置及び大きさに合わせて調整されている。すなわち、トップパネル２０を筐体１に適切に取り付けた際に、それぞれの吐出口１１２が、それぞれの室外機吹出口１１に配置される。

　このようにして、複数の吐出口１１２は、トップパネル２０の室外機吹出口１１に配置される。この構成例において、トップパネル２０が設けられた筐体の上面は、吐出口配置面である。そして、複数の吐出口１１２は、この吐出口配置面に配置されている。一方、図１４及び図１５に示すように、各送風機１００の吸込口は、筐体１の正面及び背面方向に向いて配置されている。つまり、送風機１００の回転軸は前後方向に沿って配置されている。

　そして、吐出口配置面に平行かつ筐体１を設置した状態で水平な方向における複数の吐出口１１２の幅の合計は、同方向における送風機室３の幅よりも大きい。この例では、吐出口配置面に平行かつ筐体１を設置した状態で水平な方向には、少なくとも左右方向が含まれている。したがって、この例においても、換言すれば、送風機１００の回転軸に垂直かつ吐出口配置面に平行な方向における吐出口１１２の幅の合計は、同方向における送風機室３の幅よりも大きい。このような構成例においても、室外機のサイズが大型化することなく、室外機外部の静圧が高い場合であっても、高い風量を得ることができ、ひいては低騒音化、低入力化を図ることができる。

実施の形態２．
　図１６から図２９を参照しながら、本開示の実施の形態２について説明する。図１６は冷凍サイクル装置の室外機のフロントパネルを外した状態の正面図である。図１７は冷凍サイクル装置の室外機の断面図である。図１８及び図１９は冷凍サイクル装置の室外機の正面図である。図２０は冷凍サイクル装置の室外機の変形例を示すフロントパネルを外した状態の正面図である。図２１は冷凍サイクル装置の室外機の第１の別例を示すフロントパネルを外した状態の正面図である。図２２は冷凍サイクル装置の室外機の第２の別例を示すフロントパネルを外した状態の正面図である。図２３は冷凍サイクル装置の室外機の第２の別例を示す断面図である。図２４及び図２５は冷凍サイクル装置の室外機の第２の別例を示す正面図である。図２６は冷凍サイクル装置の室外機の変形例を示すフロントパネルを外した状態の正面図である。図２７は冷凍サイクル装置の室外機の変形例を示す正面図である。図２８は冷凍サイクル装置の室外機の変形例が備える送風機の斜視図である。図２９は冷凍サイクル装置の室外機の変形例が備える送風機の断面図である。

　前述した実施の形態１の構成においては、室外機のそれぞれの送風機は、吐出口が１つずつ設けられていた。これに対し、ここで説明する実施の形態２は、１つの送風機に２つ以上の吐出口が設けられたものである。以下、この実施の形態２に係る冷凍サイクル装置の室外機について、実施の形態１との相違点を中心に説明する。説明を省略した構成については実施の形態１と基本的に同様である。以降の説明においては、実施の形態１と同様の又は対応する構成について、原則として実施の形態１の説明で用いたものと同じ符号を付して記載する。

　この実施の形態に係る冷凍サイクル装置の室外機の一例においては、図１６及び図１７に示すように、送風機室３内に２つの送風機１００が設けられている。そして、送風機１００のそれぞれのスクロールケーシング１１０には、２つの吐出口１１２が形成されている。このようにして、２つの送風機１００のそれぞれが２つずつ吐出口１１２を有することで、室外機の全体として計４つの吐出口１１２を有している。

　図１８に示すように、筐体１の送風機室３が配置された部分の前面には、フロントパネル１０が設けられている。フロントパネル１０には、室外機吹出口１１が形成されている。なお、図１９に示すように、室外機吹出口１１に格子状のグリル１２が設けられてもよい。

　フロントパネル１０には、室外機吹出口１１が、吐出口１１２に合わせて吐出口１１２と同数設けられる。図示の構成例では、室外機の全体として計４つの吐出口１１２を有している。したがって、フロントパネル１０には、４つの室外機吹出口１１が形成されている。それぞれの室外機吹出口１１の位置及び大きさは、それぞれの吐出口１１２の位置及び大きさに合わせて調整されている。すなわち、フロントパネル１０を筐体１に適切に取り付けた際に、それぞれの吐出口１１２が、それぞれの室外機吹出口１１に配置される。

　このようにして、複数の吐出口１１２は、フロントパネル１０の室外機吹出口１１に配置される。この構成例において、フロントパネル１０が設けられた筐体の前面は、吐出口配置面である。そして、複数の吐出口１１２は、この吐出口配置面に配置されている。一方、各送風機１００の吸込口は、筐体１の左右の両側面方向に向いて配置されている。つまり、送風機１００の回転軸は左右方向に沿って配置されている。そして、吐出口配置面に平行かつ筐体１を設置した状態で水平な方向における吐出口１１２の幅の合計は、同方向における送風機室３の幅よりも大きい。この例では、吐出口配置面に平行かつ筐体１を設置した状態で水平な方向は、左右方向である。なお、図２０に示すように、筐体１の上側に送風機室３を設け、筐体１の下側に機械室２を設けてもよい。

　このような構成例においても、室外機のサイズが大型化することなく、室外機外部の静圧が高い場合であっても、高い風量を得ることができ、ひいては低騒音化、低入力化を図ることができる。また、送風機１００の吸込口を、筐体１の左右の両側面方向に向けることで、特に、筐体１の側面に設けられた室外機吸込口５から効率的に空気を吸引でき、風量及び熱交換効率の向上を図ることが可能である。

　なお、この構成例では、送風機１００の回転軸は左右方向に沿って配置されている。すなわち、羽根車２００の回転軸は、前述した吐出口配置面と平行に配置されている。この場合、羽根車２００のファン径は、吐出口配置面に垂直な方向つまり前後方向における送風機室３の幅の２分の１より大きくするとよい。このようにすることで、風量をより増大させることができ、さらなる低騒音化、低入力化を図ることが可能である。

　次に、図２１から図２９を参照しながら、この実施の形態に係る冷凍サイクル装置の室外機の別例をいくつか説明する。まず、図２１に示すのは、この実施の形態に係る冷凍サイクル装置の室外機の第１の別例の構成である。この第１の別例では、送風機室３内に２つの送風機１００が上下方向に並んで設けられている。図２１中には、２つの送風機１００のうちの１つが図示されている。そして、送風機１００のそれぞれのスクロールケーシング１１０には、２つの吐出口１１２が形成されている。このようにして、２つの送風機１００のそれぞれが２つずつ吐出口１１２を有することで、室外機の全体として計４つの吐出口１１２を有している。

　複数の吐出口１１２は、図示しないフロントパネルに形成された室外機吹出口に配置される。この構成例において、フロントパネルが設けられた筐体の前面は、吐出口配置面である。そして、複数の吐出口１１２は、この吐出口配置面に配置されている。一方、各送風機１００の吸込口は、筐体１の上面及び底面方向に向いて配置されている。つまり、送風機１００の回転軸は上下方向に沿って配置されている。そして、吐出口配置面に平行かつ筐体１を設置した状態で水平な方向における吐出口１１２の幅の合計は、同方向における送風機室３の幅よりも大きい。この例では、吐出口配置面に平行かつ筐体１を設置した状態で水平な方向は、左右方向である。このような構成例においても、室外機のサイズが大型化することなく、室外機外部の静圧が高い場合であっても、高い風量を得ることができ、ひいては低騒音化、低入力化を図ることができる。

　次に、図２２から図２５に示すのは、この実施の形態に係る冷凍サイクル装置の室外機の第２の別例の構成である。この第２の別例では、図２２及び図２３に示すように、送風機室３内に１つの送風機１００が設けられている。そして、送風機１００のスクロールケーシング１１０には、２つの吐出口１１２が形成されている。このようにして、１つの送風機１００が２つの吐出口１１２を有することで、室外機の全体として計２つの吐出口１１２を有している。

　図２４に示すように、筐体１の送風機室３が配置された部分の前面には、フロントパネル１０が設けられている。フロントパネル１０には、室外機吹出口１１が形成されている。なお、図２５に示すように、室外機吹出口１１に格子状のグリル１２が設けられてもよい。

　フロントパネル１０には、室外機吹出口１１が、吐出口１１２に合わせて吐出口１１２と同数設けられる。図示の構成例では、室外機の全体として計２つの吐出口１１２を有している。したがって、フロントパネル１０には、２つの室外機吹出口１１が形成されている。それぞれの室外機吹出口１１の位置及び大きさは、それぞれの吐出口１１２の位置及び大きさに合わせて調整されている。すなわち、フロントパネル１０を筐体１に適切に取り付けた際に、それぞれの吐出口１１２が、それぞれの室外機吹出口１１に配置される。

　このようにして、複数の吐出口１１２は、フロントパネル１０の室外機吹出口１１に配置される。この構成例において、フロントパネル１０が設けられた筐体の前面は、吐出口配置面である。そして、複数の吐出口１１２は、この吐出口配置面に配置されている。一方、各送風機１００の吸込口は、筐体１の前面及び背面方向に向いて配置されている。つまり、送風機１００の回転軸は前後方向に沿って配置されている。そして、吐出口配置面に平行かつ筐体１を設置した状態で水平な方向における吐出口１１２の幅の合計は、同方向における送風機室３の幅よりも大きい。この例では、吐出口配置面に平行かつ筐体１を設置した状態で水平な方向は、左右方向である。

　このような構成例においても、室外機のサイズが大型化することなく、室外機外部の静圧が高い場合であっても、高い風量を得ることができ、ひいては低騒音化、低入力化を図ることができる。また、送風機１００の吸込口を、筐体１の背面方向に向けることで、特に、筐体１の背面に設けられた室外機吸込口５から効率的に空気を吸引でき、風量及び熱交換効率の向上を図ることが可能である。

　図２６から図２９に示すのは、この実施の形態に係る冷凍サイクル装置の室外機の第２の別例の変形例の構成である。この変形例では、図２６、図２８及び図２９に示すように、１つの送風機１００の２つ以上の吐出口１１２は、筐体１の正面側から見て放射状に配置されている。図示の構成例では、１つの送風機１００に６つの吐出口１１２が設けられている。それぞれの吐出口１１２の内周側は、送風機１００の回転軸を中心とする円弧状である。換言すれば、それぞれの吐出口１１２の内周側は、送風機１００の吸込口の同心円の一部からなる円弧状である。それぞれの吐出口１１２の外周側は、送風機１００の回転軸を中心とする楕円の一部からなる弧状である。

　図２７に示すように、フロントパネル１０には、室外機吹出口１１が、吐出口１１２に合わせて吐出口１１２と同数設けられる。図示の構成例では、室外機の全体として計６つの吐出口１１２を有している。したがって、フロントパネル１０には、６つの室外機吹出口１１が形成されている。それぞれの室外機吹出口１１の位置及び大きさは、それぞれの吐出口１１２の位置及び大きさに合わせて調整されている。すなわち、フロントパネル１０を筐体１に適切に取り付けた際に、それぞれの吐出口１１２が、それぞれの室外機吹出口１１に配置される。

　このような構成例においても、室外機のサイズが大型化することなく、室外機外部の静圧が高い場合であっても、高い風量を得ることができ、ひいては低騒音化、低入力化を図ることができる。また、送風機１００の吸込口を、筐体１の背面方向に向けることで、特に、筐体１の背面に設けられた室外機吸込口５から効率的に空気を吸引でき、風量及び熱交換効率の向上を図ることが可能である。さらに、送風機１００の吐出口１１２を放射状に配置することで、それぞれの吐出口１１２の間から吸込口にバランスよく空気を吸い込みつつ、多くの吐出口１１２から空気を送風でき、さらなる高風量化を図ることができる。

　本開示は、筐体の送風機室内に両吸込型の遠心送風機を備えた冷凍サイクル装置の室外機に利用できる。

　　１　　筐体
　　２　　機械室
　　３　　送風機室
　　４　　熱交換器
　　５　　室外機吸込口
　１０　　フロントパネル
　１１　　室外機吹出口
　１２　　グリル
　２０　　トップパネル
１００　　送風機
１０１　　モータ
１０２　　シャフト
１１０　　スクロールケーシング
１１１　　ベルマウス
１１２　　吐出口
１１３　　突出部
２００　　羽根車
２０１　　主板部
２０２　　ボス部
２０３　　側板部
２０４　　内周端部
２１０　　羽根
２１１　　ターボ翼部
２１２　　シロッコ翼部

Claims

　内部に圧縮機が収容された機械室と、前記機械室と区画され内部に熱交換器及び前記熱交換器の２次側に配置された送風機が収容された送風機室とが形成された筐体を備え、
　前記送風機は、
　回転軸を中心とする周方向に配列した複数の羽根を有する羽根車と、
　吸込口となる２つのベルマウスと吐出口とが形成され、内部に前記羽根車が配置されたスクロールケーシングと、を備えた両吸込型の遠心送風機であり、
　前記吐出口は複数存在し、
　複数の前記吐出口は、前記筐体の吐出口配置面に配置され、
　前記吐出口配置面に平行かつ前記筐体を設置した状態で水平な方向における複数の前記吐出口の幅の合計は、前記方向における前記送風機室の幅よりも大きい冷凍サイクル装置の室外機。
　前記羽根車の複数の前記羽根のそれぞれは、出口角が９０度以下の角度に形成された後向羽根を構成するターボ翼部を有し、
　前記送風機を前記回転軸に平行な方向から見たときに、前記ターボ翼部が前記吸込口から露出する請求項１に記載の冷凍サイクル装置の室外機。
　前記羽根車の複数の前記羽根のそれぞれは、前記回転軸を中心とする径方向において前記ターボ翼部よりも外周側に設けられ、出口角が９０度より大きい角度に形成された前向羽根を構成するシロッコ翼部をさらに有する請求項２に記載の冷凍サイクル装置の室外機。
　１つの前記送風機は、２つ以上の前記吐出口を有し、
　前記吐出口配置面は、前記筐体の正面であり、
　前記送風機の前記吸込口は、前記筐体の上面及び底面方向に向いて配置される請求項１から請求項３のいずれか一項に記載の冷凍サイクル装置の室外機。
　１つの前記送風機は、２つ以上の前記吐出口を有し、
　前記吐出口配置面は、前記筐体の正面であり、
　前記送風機の前記吸込口は、前記筐体の左右両側面方向に向いて配置される請求項１から請求項３のいずれか一項に記載の冷凍サイクル装置の室外機。
　前記羽根車の前記回転軸は、前記吐出口配置面に平行に配置され、
　前記羽根車のファン径は、前記吐出口配置面に垂直な方向における前記送風機室の幅の２分の１より大きい請求項１から請求項５のいずれか一項に記載の冷凍サイクル装置の室外機。
　１つの前記送風機は、２つ以上の前記吐出口を有し、
　前記吐出口配置面は、前記筐体の正面であり、
　前記送風機の前記吸込口は、前記筐体の正面及び背面方向に向いて配置される請求項１から請求項３のいずれか一項に記載の冷凍サイクル装置の室外機。
　１つの前記送風機の２つ以上の前記吐出口は、前記筐体の正面側から見て放射状に配置される請求項７に記載の冷凍サイクル装置の室外機。
　前記スクロールケーシングの前記羽根車の主板部に近い箇所と前記熱交換器との距離は、前記スクロールケーシングの前記羽根車の側板部に近い箇所と前記熱交換器との距離よりも狭い請求項１から請求項８のいずれか一項に記載の冷凍サイクル装置の室外機。
　前記スクロールケーシングの前記羽根車の前記主板部に近い箇所は、前記熱交換器に向かって突出した突出部を有し、前記突出部の先端が円弧形状である請求項９に記載の冷凍サイクル装置の室外機。