JP3015113B2 - 成型性の良好な複合シート材料およびその製造方法 - Google Patents

成型性の良好な複合シート材料およびその製造方法

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JP3015113B2 JP2419175A JP41917590A JP3015113B2 JP 3015113 B2 JP3015113 B2 JP 3015113B2 JP 2419175 A JP2419175 A JP 2419175A JP 41917590 A JP41917590 A JP 41917590A JP 3015113 B2 JP3015113 B2 JP 3015113B2
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、極めて柔軟でかつ強力
特性および形態安定性に優れた成型性の良好な複合シー
ト材料およびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、極細繊維不織布と弾性ポリマーか
らなる皮革様シート状物は、通常デニール繊維の不織布
からなるものに比較して、より柔軟で折れシボ感に優れ
るなど天然皮革に類似した風合いをもつものとして高く
評価されてきた。この様な皮革様シート状物を製造する
方法としては、海島型または分割型の極細繊維発生型繊
維の不織布に弾性ポリマーを含浸する前または含浸した
後に、溶剤または薬品などで処理して繊維成分の1成分
を溶解または分解除去して極細繊維と弾性ポリマーから
なる繊維質シートとする方法が広く行われてきた。この
製法によると、各種の風合いのものが容易に製造できる
反面、繊維成分の一部を抽出または分解除去するため、
工程が複雑となり、資源的にも無駄の多いものであっ
た。
【0003】一方、極細繊維発生型繊維の1成分に弾性
ポリマーを用い、弾性ポリマーの溶剤や溶液を含浸し弾
性ポリマーを溶解後、抽出除去することなくそのまま不
織布中で多孔質に凝固させて繊維質シートを製造するこ
とも数多く提案されている。例えば、熱可塑性ポリウレ
タンと非弾性ポリマーとからなるポリウレタン系多成分
繊維、あるいはその多成分繊維から皮革様シート状物を
製造することに関しては、例えば、11−ナイロンなど
のポリアミドとポリウレタンを溶融混合紡糸して得た混
合繊維を不織布にし、加工して皮革様シート状物とする
ことを特公昭40−2792号公報に、ポリウレタンと
ポリプロピレンの混合繊維を不織布とし、加工して、ポ
リプロピレン極細繊維不織布とポリウレタンからなる柔
軟なシート状物とすることを特開昭52−57303号
公報に、ポリウレタンとポリエチレンあるいはポリスチ
レンとを溶融紡糸して混合繊維とし、その混合繊維と他
の極細繊維発生型繊維とを混繊して繊維絡合不織布と
し、加工して繊維質シートとすることを特開昭59−2
11664号公報、特開昭59−211666号公報、
特開昭63−12744号公報、特開平2−14056
号公報に、特定のメルトフローレートの熱可塑性ポリウ
レタンとポリオレフィンあるいはポリスチレンを主体と
したポリマーを組み合わせた多成分繊維を特開昭60−
45611号公報、特開昭60−126322号公報、
特開昭64−52820号公報に、末端アミノ基濃度を
3×10−5eq/g以下に封鎖したポリアミドと熱可
塑性ポリウレタンの混合繊維の不織布を加工して繊維シ
ートとすることを特開昭60−126359号公報に、
芯成分がポリウレタン、鞘成分が非弾性ポリマーの島相
と可溶性ポリマーの海相とからなる海島相である芯鞘型
複合繊維であって、可溶性ポリマーを溶解除去すること
によりポリウレタン細繊維の周囲に多数の非弾性ポリマ
ーの極細繊維が存在する繊維を特開昭61−19424
7号公報に、特定の成分のポリエステル系ウレタンを使
用したポリウレタン系多成分繊維を特開昭62−218
20号公報に、ポリエチレン、ポリプロピレンなどに熱
可塑性ポリウレタンを溶融混練して紡糸し、フィブリル
を形成する多成分系フィラメントを特開昭48−735
14号公報などに既に提案して来た。
【0004】また、ポリウレタンと非弾性重合体とを多
相に接合した分割型多相構造繊維が特開昭48−280
02号公報、特開昭52−85575号公報に、非弾性
ポリマーからなる極細繊維および弾性ポリマーからなる
極細繊維を発生させる海島型複合繊維を用いて繊維シー
トを形成することが特開昭61−201086号公報に
提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ポリウレタン系多成分
繊維を用いて極細繊維と多孔質ポリウレタンよりなる繊
維質シートを作ることは、繊維成分の抽出、分解除去工
程を含まないため、工程が簡略化され、しかも資源の無
駄のない優れた方法であり、前述のごとく多くの提案が
なされているが、従来の技術では天然皮革に類似した外
観、風合いを有した成型性の良好な複合シート物が得ら
れず、高度の成型加工性が要求される用途分野への進出
が制約されていた。
【0006】本発明の目的は、極細繊維と多孔質ポリウ
レタンよりなる柔軟で外観、風合いが天然皮革に類似
し、かつ成型加工性に優れた複合シート材料を提供する
と共に、製造工程において繊維の極細化のための繊維成
分の抽出処理を行なうことなく原材料及び工程の省資
源、省エネルギー化を図ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、極細繊維の束
状繊維と多孔質状の熱可塑性ポリウレタンからなる複合
シートにおいて、該極細繊維の束の内部または更にその
周囲が主として低軟化点の熱可塑性ポリウレタンからな
り、該極細繊維の束と束の間の空間が主として該ポリウ
レタンより15℃以上高い軟化温度の熱可塑性ポリウレ
タンであることを特徴とする成型性の良好な複合シート
材料である。
【0008】また、本発明は、熱可塑性ポリウレタンを
分散媒成分とし、該ポリウレタンとは非相溶性の熱可塑
性ポリマーを分散成分とするポリウレタン系多成分繊維
またはこれを主体とした繊維で繊維集合体を作り、つい
で該ポリウレタンより15℃以上高い軟化温度を有する
ポリウレタンの溶液を含浸し、多成分繊維中のポリウレ
タンを溶解し、該基体を凝固浴中に導いて、次いで水
洗、乾燥することを特徴とする成型性の良好な複合シー
ト材料の製造方法である。
【0009】本発明の多成分繊維を構成する熱可塑性ポ
リウレタン(以下TPUと略記することがある)は、J
ISK−6760に指定されているメルトインデクサー
を用い、測定温度250℃、押出し荷重325gにおけ
る定常的に押出されるポリマー重量を10分当りの押出
し量に換算したメルトフローレート(以下MFRと呼
ぶ)が紡糸前に50〜100の範囲にあるものが好まし
く、さらに溶媒ジメチルホルムアミド中30における溶
液粘度ηが0.7〜2.0の範囲にあるものが好まし
い。さらに、自動動的粘弾性測定器を用い測定した動的
弾性率(11Hz)〜温度曲線(昇温3℃/分)より実
測した軟化温度が180℃以下の熱可塑性ポリウレタン
が特に好ましい。
【0010】そのような熱可塑性ポリウレタンとして
は、たとえばグリコールと脂肪族ジカルボン酸の縮合重
合で得られたポリエステルグリコール、ラクタムの開環
重合で得られたポリラクトングリコール、脂肪族または
芳香族ポリカーボネートグリコール、あるいはポリエー
テルグリコールの少なくとも1種から選ばれた平均分子
量が500〜5000好ましくは600〜3000の範
囲にあるポリマーグリコール、有機ジイソシアネートお
よび活性水素原子を2個有する低分子化合物の3成分を
主体とした原料を反応して得られるものである。
【0011】ポリエステルグリコールの代表的なものと
しては、エチレングリコール、プロピレングリコール、
ブタンジオール、ヘキサメチレングリコール、3−メチ
ル−1,5−ペンタンジオール、ネオペンチルグリコー
ル、2−メチル−1,8−オクタンジオール、ノナンジ
オールなどの炭素数2〜10の脂肪族ジオール、ジエチ
レングリコールなどのポリアルキレングリコールなどと
コハク酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバチン酸など
の炭素数4〜12の脂肪族ジカルボン酸、イソフタル
酸、テレフタル酸などの芳香族ジカルボン酸の縮合重合
で得られたポリオールが挙げられる。
【0012】また、ポリラクトングリコールとしてはポ
リカプロラクトンジオール、ポリ(β−メチル−δ−バ
レロラクトン)ジオールなどのポリオールが挙げられ、
ポリカーボネートグリコールとしては、4,4′−ジオ
キシジフェニール−2,2′−プロパン(ビスフェノー
ルA)からの芳香族ポリカーボネートおよびペンタメチ
レングリコール、ヘキサメチレングリコール等の脂肪族
2価アルコールとホスゲンとの反応により得られる脂肪
族ポリカーボネートが挙げられ、ポリエーテル系ポリウ
レタンとしてはポリテトラメチレングリコール、ポリプ
ロピレングリコール、ポリエチレングリコールなどが挙
げられ各々1種のみならず2種以上組み合わせても良
い。
【0013】本発明においてTPUを製造するために使
用される適当な有機ジイソシアネートとしては、イソシ
アネート基を分子中に2個含有する公知の脂肪族、脂環
族、芳香族ジイソシアネート、特に4,4′−ジフェニ
ルメタンジイソシアネート、P−フェニレンジイソシア
ネート、トルイレンジイソシアネート、1,5−ナフタ
レンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、
ヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロンジイソシ
アネート、4,4′−ジシクロヘキシルメタンジイソシ
アネート、などが挙げられる。
【0014】そして鎖伸長剤としては、イソシアネート
と反応し得る水素原子を少なくとも2個含有する分子量
400以下のジオール化合物、例えばエチレングリコー
ル、1,4−ブタンジオール、ヘキサメチレングリコー
ル、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、シクロヘ
キサンジオール、キシリレングリコール、1,4−ビス
(β−ヒドロキシエトキシ)ベンゼン、ネオペンチルグ
リコール、などが挙げられる。これらの中でも、低軟化
温度のポリウレタン(TPU)を合成するためには、
1,4ブタンジオール、1,4−ビス(β−ヒドロキシ
エトキシ)ベンゼン、3−メチル−1,5−ペンタンジ
オールから選ばれた1種または2種の混合物が本発明に
おいては特に有効に使用できる。
【0015】本発明で使用するポリウレタン(TPU)
の合成方法としては従来より知られている方法が利用で
きる。(例えば、特開昭62−15219号公報参
照)。なお、本発明の多成分繊維の製造には溶融紡糸法
が好ましいが、該方法には溶媒を含まないペレット状ポ
リウレタンが有効なので溶融重合法が好ましい。
【0016】一方、本発明でTPUと組合わせて使用す
る非弾性ポリマーは、例えば、ポリアミド、ポリエステ
ル、ポリエステルアミドなどから選ばれた溶融温度16
0〜250℃、紡糸温度において測定したポリマーのM
FR値が熱可塑性ポリウレタンのMFR値より小さい熱
可塑性ポリマーである。このポリアミドとしては、例え
ば、6−ナイロン、6/10−ナイロン、10/9−ナ
イロン、10/10−ナイロン、11ナイロン、12ナ
イロン、6,6/6−ナイロン、6,12−ナイロンな
どから選ばれたポリアミドが挙げられ、好ましくは末端
アミノ基濃度3×10−5eq/g以下、より好ましく
は1.5×10−5eq/g以下のポリアミドを使用す
ることで安定な紡糸をすることができる。また、ポリエ
ステルとしては、例えば、ポリブチレンテレフタレー
ト、ポリヘキサメチレンテレフタレート、ポリエチレン
テレフタレート共重合体、ポリエステル・ポリアミドブ
ロック共重合体などから選ばれたポリエステルが挙げら
れる。
【0017】次いで、ポリウレタン系多成分繊維の製造
方法は、従来公知の溶融紡糸方法に準じて紡糸すること
ができる。すなわち、一方の溶融系で熱可塑性ポリウ
レタンを溶融し、他方の溶融系で非弾性ポリマーを溶融
し、それぞれの溶融物を紡糸頭部で静的混合法などで混
合系を形成して紡糸する方法、または、一方の溶融系
で熱可塑性ポリウレタンを溶融し、他方の溶融系で非弾
性ポリマーを溶融し、それぞれの溶融物をノズルでポリ
ウレタン系溶融物を鞘成分(あるいは海成分)とし、非
弾性ポリマー溶融物を多芯の芯成分(あるいは島成分)
に規制して多芯の芯鞘型に統合し、複合紡糸する方法で
行う。とりわけ、本発明ではの紡糸方法において高い
効果を示す。紡糸温度は使用する熱可塑性ポリウレタン
の溶融流動温度、熱解離温度などの熱的挙動と非弾性ポ
リマーの溶融流動温度によって異なるが、好ましくは2
20〜260℃の範囲である。この範囲外の紡糸温度で
はポリウレタンに好ましくない状態が生じたり、安定な
繊維相の形成が得られないため安定な紡糸ができない。
この場合、溶融紡糸温度、ポリマーの滞留時間およびポ
リマーの接触時間などの紡糸条件は、あらかじめ熱可塑
性ポリウレタンの紡糸前の溶液粘度η puおよび紡糸
後の溶液粘度ηpuの溶液粘度比ηpu/η pu
0.7〜1.0の範囲になる条件を試験により設定する
のが好ましい。溶液粘度比が0.7以下になるような条
件では製品化した場合のポリウレタンとしての特性が低
下し、一方、溶液粘度比が1.0以上になるような条件
ではポリウレタンの溶解性が低下し、製品化においての
バインダー化が良好でなくなるなど好ましくない結果と
なる。なお本発明で言う溶液粘度(η pu,ηpu
は溶媒としてN,N−ジメチルホルムアミドを用い、3
0℃において測定した固有粘度値である。
【0018】またポリウレタン分散媒成分と非弾性ポリ
マー分散成分との組成比は、繊維相の安定性、繊維の用
途指向および得られるシート物の物性上から決められる
が、ポリウレタン分散媒成分が5〜40重量%の範囲で
ある。この範囲外では、非弾性ポリマー分散成分が多い
場合には、紡糸性が不安定になり、ポリウレタン分散媒
成分が多い場合には、皮革様製品を指向した複合シート
材料の品質を低下させたり、風合い的に好ましくない結
果となる。
【0019】本発明の紡糸で得たポリウレタン系多成分
繊維の繊維断面形状は、非弾性ポリマーがほぼ円形また
は楕円形(丸みのある長方形を含む)の多数の分散成分
(芯成分)、ポリウレタンが分散媒成分(鞘成分)とな
った多芯芯鞘型複合繊維(あるいは海島型繊維)であ
る。この多成分繊維は湿熱延伸あるいは乾熱延伸により
1.5〜10倍に延伸し、必要に応じて熱固定および機
械捲縮をかけて使用繊維とする。
【0020】得られた多成分繊維はクロスラップウエブ
またはランダムウエブとし、目的とする製品指向に応じ
て必要な重量とするが、通常100〜2000g/n
のウエブとする。ついでニードルパンチングまたは液体
あるいは気体の噴出により繊維絡合不織布とする。また
織布または編布あるいはそれらの布帛の起毛布としても
よい。これらの繊維集合体を作った後、ポリウレタンに
着色剤、活性剤、充填剤、その他添加剤などを必要に応
じて添加した溶液で含浸処理して、多成分繊維を構成し
ているポリウレタンの一部または全部を溶解し、その溶
解物を繊維集合体中にとどめ、湿式凝固させることによ
って複合シート材料とする。
【0021】多成分繊維から溶解したポリウレタンは含
浸ポリウレタンと完全には混合せず、極細繊維束の内部
または更にその周囲に遍在して凝固する。一方、含浸ポ
リウレタンは極細繊維束の内部には浸透せず、極細繊維
の束と束の間の空間に遍在して凝固する。
【0022】本発明で含浸処理して使用するポリウレタ
ンは、多成分繊維のポリウレタンより自動動的粘弾性測
定器を用いて測定した動的弾性率(11Hz)〜温度曲
線(昇温3℃/分)より実測した軟化温度で、15℃以
上高い軟化温度を有するポリウレタンが必要であり、高
軟化温度のものを選ぶことにより本発明の特徴を付与で
きる。さらに、含浸処理して使用するポリウレタンの複
合シート材料の全ポリウレタンに占める比率は50〜8
5%の範囲が好ましい。
【0023】高軟化温度のポリウレタンを重合するため
には、多成分繊維のポリウレタンの重合において使用し
た前述の原料を用いて重合できるが、鎖伸長剤としては
イソシアネートと反応し得る水素原子を少なくとも2個
含有する分子量400以下の低分子化合物、例えばエチ
レングリコール、1,4−ブタンジオール、ヘキサメチ
レングリコール、3−メチル−1、5−ペンタンジオー
ル、シクロヘキサンジオール、キシリレングリコール、
1,4−ビス(β−ヒドロキシエトキシ)ベンゼン、ネ
オペンチルグリコールなどのジオール、P−フェニレン
ジアミン、トリレンジアミン、4,4′−ジアミノジフ
ェニルメタン、4,4′−ジアミノ−3,3′−ジメチ
ルジシクロヘキシルメタン、4,4′−ジアミノ−ジフ
ェニルエーテル等の芳香族ジアミン、エチレンジアミ
ン、プロピレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、イ
ソホロンジアミン、4,4′−ジアミノジシクロヘキシ
ルメタン、キシリレンジアミンなどの脂肪族系ジアミン
などが挙げられる。これらの中でもエチレングリコー
ル、4,4′−ジアミノジフェニルメタン、4,4′−
ジアミノ−3,3′−ジメチルジシクロヘキシルメタ
ン、4,4′−ジアミノジシクロヘキシルメタンから選
ばれた1種または2種の混合物が有効に使用できる。
【0024】含浸用のポリウレタンを重合するに当たっ
て、その方法は何ら限定されるものではないが、溶液中
で重合するのが一般的であり、溶剤としてはN,N−ジ
メチルホルムアミド、ジメチルスルホキサイド、テトラ
ヒドロフランなどが使用できるが、N,N−ジメチルホ
ルムアミドが最も好ましい。
【0025】含浸ポリウレタンと多成分繊維のポリウレ
タンの軟化温度との差が15℃未満では、成型加工時の
温度範囲が狭く、成型加工温度が低温の場合には成型保
型性が不良になり、一方成型加工温度を高温にすると風
合いが硬化したりして好ましくない。
【0026】得られた複合シート材料はその表面を繊維
立毛に仕上げてスエード調人造皮革としてもよく、また
表面に被覆層を付与したり、あるいは単に平滑化したの
ち着色仕上層を付与して仕上げて銀付人造皮革としても
よい。
【0027】
【作用】本発明の方法で得られた複合シート材料は、非
弾性ポリマー繊維束の束の内部または更にその周囲が主
として低軟化温度のポリウレタンスポンジで構成され、
非弾性ポリマーの極細繊維の束と束の間の空間が主とし
て後で含浸した高軟化温度のポリウレタンスポンジで構
成されており、天然皮革に類似した風合い特性、外観を
有し、成型加工に適した繊維質シート物である。すなわ
ち、多成分繊維のポリウレタンと含浸ポリウレタンの軟
化温度の差を利用して、多成分繊維のポリウレタンが軟
化し含浸ポリウレタンが殆ど軟化しない温度範囲で熱処
理することにより、極細繊維の束は低軟化温度ポリウレ
タンで成型固定されるが、極細繊維の束と束の間の高軟
化温度ポリウレタンは熱固定されず、繊維質シート物の
風合いを損ねることはない。従って、靴、カメラケー
ス、各種ケース類、自動車内装材等の型押し、成型加工
が可能であり、加工後も風合い変化がなく天然皮革に類
似した高級な製品が得られる。
【0028】
【実施例】次に、本発明の実施態様を具体的な実施例で
説明する。なお、実施例中の部および%はことわりのな
い限り、重量に関するものである。
【0029】実施例−1 1,4−ブタンジオールとアジピン酸から得られた平均
分子量が1000のポリエステルジオール(以下PBA
と略記する)565部、1,4−ブタンジオール(以下
BDと略記する)78部および、4,4′−ジフェニル
メタンジイソシアネート(以下MDIと略記する)35
7部を反応させて、イソシアネート基にもとづく窒素含
有率4.0%、自動動的粘弾性測定器を用いて測定した
動的弾性率(11Hz)〜温度曲線(昇温3℃/分)よ
り実測した(以下粘弾性法と略記する)軟化温度158
℃の熱可塑性ポリウレタンのペレットを得た。
【0030】得られた熱可塑性ポリウレタンのペレット
を紡糸原料として、2基のエクストルーダー溶融系で溶
融したポリマー流を紡糸頭部で合流させ、分割−統合を
繰り返す静的混合方式で混合流を形成し、溶融紡糸する
多成分繊維の製造装置を用い、乾燥窒素ガス雰囲気下
で、一方の溶融系に該ポリウレタンを仕込み、溶融帯温
度250℃で溶融し、他方の溶融系に末端アミノ基濃度
が1.5×10−5eq/gの6−ナイロンを仕込み、
溶融帯温度250℃で溶融し、それぞれの溶融流を計量
ポンプで計量し、ポリウレタン流を15部、6−ナイロ
ン流を85部の割合で紡糸頭で合流させ、紡糸温度25
0℃、巻取速度700m/minで紡糸し、10デニー
ルの多成分繊維を製造した。
【0031】得られた多成分繊維は80℃の熱水中で
2.8倍に延伸し、油剤を付与した後、機械捲縮を掛け
て、繊維長51mmに切断して繊度4.1デニールのス
テープル繊維とし、カード、クロスラッパー、ニードル
パンチの各工程を通し、見掛密度0.160g/cm
の不織布を得た。該不織布にポリビニルアルコール12
%水溶液を含浸し、目標絞り率150%で絞液し、乾燥
して形態の安定な不織布シートとした。
【0032】次に、平均分子量2000のポリテトラメ
チレングリコール(以下PTMGと略記する)438
部、平均分子量2000のポリカプロラクトンジオール
(以下PCLと略記する)169部および平均分子量2
000のポリエチレングリコール(以下PEGと略記す
る)67部の混合ジオール(混合比、65:25:1
0)とエチレングリコール(以下EGと略記する)26
部およびMDI251部をN,N−ジメチルホルムアミ
ド(以下DMFと略記する)1500部中で反応せしめ
両末端にイソシアネート基を有するプレポリマーを得
た。次に4,4′−ジアミノジフェニルメタン(以下M
BAと略記する)49部で鎖伸長せしめ重合した後、D
MFで25%に希釈し、325ポイズ(30℃)の粘度
で取り出した。得られたポリウレタンはMDIとMBA
に帰属する窒素含有率が3.5%であり、粘弾性法によ
り測定した軟化温度は198℃であった。
【0033】該ポリウレタン溶液を固形分濃度12%と
なるようDMFで希釈し、微多孔化用添加剤(大日本イ
ンキ化学社製、クリスボンアシスターSD−14)をポ
リウレタン固形分100部に対して10部の割合で添加
したポリウレタン溶液を調整し、前記の不織布シートに
含浸率300%で含浸し、温度約45℃の雰囲気で繊維
中のポリウレタンを溶解した。次いで、DMF30%水
溶液中に浸漬してポリウレタンを凝固し、95℃の熱水
中で処理し、溶剤およびポリビニルアルコールを除去
し、見掛密度が0.35g/cmの柔軟な複合シート
材料を得た。
【0034】得られた複合シート材料を分析するとナイ
ロンの極細繊維が60%、低軟化温度のPBA系ポリウ
レタンが10%、高軟化温度のPTMG/PCL/PE
G系ポリウレタンが30%で構成されており、走査型電
子顕微鏡写真で観察すると、ナイロンの極細繊維の繊維
束の内部のポリウレタンスポンジと繊維束間の空間のポ
リウレタンスポンジの構造が異なっていた。該シートの
一面側を厚さ1.0mmにスライスし、凝固時の表面側
をサンドペーパーでバフがけして立毛処理した後、含金
染料を用いて染色し、揉みおよびブラシがけ処理して厚
さ0.8mmのスエード調シートに仕上げた。
【0035】得られたスエード調シートを用いて、深絞
りタイプの真空圧空成型装置により300℃、35秒の
予熱条件で圧空成型を実施したところ、風合いを損なう
ことなく深絞り成型が可能であった。さらに該成型品を
70℃、95%RHの雰囲気の恒温恒湿器に72時間放
置して、型くずれの発生を調べたがほとんど発生しなか
った。
【0036】比較例−1 3−メチル−1,5−ペンタンジオールとアジピン酸か
ら得られた平均分子量が2000のポリエステルジオー
ル(以下PMPAと略記する)539部、BD104部
および、MDI357部を反応させて、イソシアネート
基にもとづく窒素含有率4.0%、粘弾性法により測定
した軟化温度198℃の熱可塑性ポリウレタンのペレッ
トを得た。
【0037】得られたペレットを用い実施例−1と同様
の方法で多成分繊維を紡糸し、ステープル繊維を得、繊
維絡合不織布とした後、加工処理を行いスエード調シー
トに仕上げ、評価を実施した。
【0038】多成分繊維のPMPA系熱可塑性ポリウレ
タンの軟化温度が高く、含浸ポリウレタンのPTMG/
PCL/PEG系ポリウレタンの軟化温度との差が少な
いため、真空圧空成型装置で各種条件を変更して圧空成
型を実施したが、成型・保型性が不充分であり、風合い
と成型・保型性を満足する条件は得られなかった。
【0039】比較例−2 平均分子量が各々2000のPTMG、PCL、PEG
の混合ジオール(混合比、65:25:10)602
部、BD85部およびMDI313部からなる窒素含有
率3.5%、粘弾性法により測定した軟化温度162℃
のポリウレタンをDMF中で溶液重合(350ポイズ/
25%)により重合した。
【0040】得られたポリウレタン溶液を固形分濃度1
2%となるようDMFで希釈し、微多孔化用添加剤(大
日本インキ化学社製、クリスボンアシスタ−SD−1
4)をポリウレタン固形分100部に対して10部添加
したポリウレタン溶液を調整し、実施例−1の不織布シ
ートに同様の方法で加工処理を行いスエード調シートに
仕上げ、評価を実施した。
【0041】含浸用のPTMG/PCL/PEG系ポリ
ウレタンの軟化温度が低く、多成分繊維のPBA系熱可
塑性ポリウレタンの軟化温度との差が少ないため、真空
圧空成型装置で各種条件を変更して圧空成型を実施した
が、風合いが硬くなる傾向にあり、風合いと成型・保型
性を満足する条件は得られなかった。
【0042】実施例−2 1,9−ノナンジオールと2−メチル−1,8−オクタ
ンジオールをモル比で50/50に混合したジオールと
アジピン酸から得られた平均分子量1500のポリエス
テルジオール(以下PNOAと略記する)599部、B
D80部および、MDI321部を反応させて、イソシ
アネート基にもとづく窒素含有率3.6%、粘弾性法に
より測定した軟化温度165℃の熱可塑性ポリウレタン
のペレットを得た。
【0043】実施例−1の非弾性ポリマーとして6−ナ
イロンから無水コハク酸で末端水酸基を封鎖し、カーボ
ンブラックを1%添加したポリブチレンテレフタレート
に変更して、ポリウレタン流を20部、ポリブチレンテ
レフタレート流を80部の割合で紡糸頭で合流させ、紡
糸温度255℃、巻取速度700m/minで紡糸し、
12デニールの複合繊維を製造した。
【0044】得られた多成分繊維は実施例−1と同様に
処理して、機械捲縮を掛けて繊度4.0デニール、繊維
長51mmのステープル繊維とし、カードおよびランダ
ムウエバーを経て繊維ウエブとし、クロスラップ法で積
層した後、両面からニードルパンチ処理を行い、続いて
1面から水圧70kg/cmの高圧柱状水流を当てて
処理した後、ポリビニルアルコール12%水溶液を含浸
し、目標絞り率150%で絞液、乾燥し、見掛密度0.
275g/cmの繊維絡合シートを得た
【0045】平均分子量が2000のPBA186部、
平均分子量が1100のPTMG279部、EG89部
およびMDI446部をDMF中で反応させて、窒素含
有率5.0%、粘弾性法により測定した軟化温度195
℃のポリエーテル系ポリウレタンを25%のDMF溶液
として得た。
【0046】該ポリウレタン溶液を固形分濃度15%と
なるようDMFで希釈し、アルコール変成シリコーン
(大日本インキ化学社製、クリスボンアディティブN
o.10)をポリウレタン固形分100部に対して10
部、カーボンブラックをポリウレタン固形分100部に
対して5部添加したポリウレタン溶液を調整し、前記の
不織布シートに含浸率260%で含浸し、温度約45℃
の雰囲気で繊維中のポリウレタンを溶解した。ついで、
該ポリウレタン溶液を固形分濃度18%となるようDM
Fで希釈し、微多孔化用添加剤(大日本インキ化学社
製、クリスボンアシスターSD−7およびSD−14)
をポリウレタン固形分100部に対して10部、カーボ
ンブラックをポリウレタン固形分100部に対して1部
添加したポリウレタン溶液を調整し、該ポリウレタン含
浸シート上に液量で800g/mの量を塗布し、DM
F30%水溶液中に浸漬してポリウレタンを凝固した。
ついで、95℃の熱水中で処理し、溶剤およびポリビニ
ルアルコールを除去して、繊維質基体上に多孔質ポリウ
レタンエラストマーを被覆した多孔質シート状物を得
た。
【0047】得られた多孔質シート状物の繊維質基体層
部分を分析するとポリブチレンテレフタレートの極細繊
維が54%、低軟化温度のPNOA系ポリウレタンが1
2%、高軟化温度のPBA/PTMG系ポリウレタンが
34%で構成されており、走査型電子顕微鏡写真で観察
すると、ポリブチレンテレフタレートの極細繊維の繊維
束の内部のポリウレタンスポンジと繊維束間の空間のポ
リウレタンスポンジの構造が異なっていた。
【0048】ついで、ポリテトラメチレングリコール系
のポリウレタンエラストマーを基材としてカーボンを主
体とした顔料で黒色インクを調整し、150メッシュの
グラビアロールで表面着色処理し、乾燥した後、あら地
生模様(牛革)のエンボス加工を行って銀付き調シート
状物を得た。このものは外観、折れ皺、風合いが良好で
あり、カメラケース用の素材として好適であった。
【0049】得られた銀付き調シート状物を用いて、カ
メラケース用の高周波成型装置により、高周波加工を実
施したところ、風合いを損なうことなく深絞り成型が可
能であった。さらに該成型品を70℃−95%RHの雰
囲気の恒温恒湿器に72時間放置して、型くずれの発生
を調べたがほとんど発生しなかった。
【0050】比較例−3 島成分としてポリブチレンテレフタレート、海成分とし
て低密度ポリエチレンからなる成分比50/50、島本
数が50本、繊度4.5デニールの海島繊維よりなる3
次元絡合不織布に、実施例−2と同様にポリエーテル系
ポリウレタンを含浸処理した後、ポリエーテル系ポリウ
レタンを液量で800g/mの量を塗布し、DMF3
0%水溶液中に浸漬してポリウレタンを凝固した。該シ
ートを熱トルエンで処理して、海島繊維の海成分を除去
して、繊維質基体上に多孔質ポリウレタンエラストマー
を被覆した多孔質シート状物を得た。
【0051】ついで、実施例−2と同様に銀付き調シー
ト状物に仕上げ、カメラケース用の高周波成型装置によ
り、高周波加工を実施した。該成型品は実施例−2の成
型品に比べ、深絞り成型が困難であり、70℃−95%
RHの雰囲気の恒温恒湿器に72時間放置した場合、型
くずれが激しく保型性も不良であった。
【0052】
【発明の効果】本発明の複合シート材料は、極細繊維と
ポリウレタン弾性体とよりなるため柔軟で天然皮革に類
似した外観と風合いを有し、深絞り成型が可能であり、
成型後も柔軟性などの風合いに優れ、十分な保型性を有
するものである。更に、本願発明の複合シート材料の製
造においては繊維の極細化のための繊維成分の抽出工程
がないため、資源やエネルギーのロスが少なく製造工程
も簡略化できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI // B29K 75:00 105:08 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D06N 3/14 B29B 11/16 B29B 15/08 - 15/14 B29C 67/12 - 67/24 B32B 27/12

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 極細繊維の束状繊維と多孔質状の熱可塑
    性ポリウレタンからなる複合シートにおいて、該極細繊
    維の束の内部または更にその周囲が主として低軟化温度
    の熱可塑性ポリウレタンからなり、該極細繊維の束と束
    の間の空間が主として該ポリウレタンより15℃以上高
    い軟化温度の熱可塑性ポリウレタンであることを特徴と
    する成型性の良好な複合シート材料。
  2. 【請求項2】 熱可塑性ポリウレタンを分散媒成分と
    し、該ポリウレタンとは非相溶性の熱可塑性ポリマーを
    分散成分とするポリウレタン系多成分繊維またはこれを
    主体とした繊維で繊維集合体を作り、ついで該ポリウレ
    タンより15℃以上高い軟化温度を有するポリウレタン
    の溶液を含浸し、多成分繊維中のポリウレタンを溶解
    し、該基体を凝固浴中に導いて、次いで水洗、乾燥する
    ことを特徴とする成型性の良好な複合シート材料の製造
    方法。
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