JP3015054B2 - 板材等の止め具 - Google Patents

板材等の止め具

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JP3015054B2 JP29260089A JP29260089A JP3015054B2 JP 3015054 B2 JP3015054 B2 JP 3015054B2 JP 29260089 A JP29260089 A JP 29260089A JP 29260089 A JP29260089 A JP 29260089A JP 3015054 B2 JP3015054 B2 JP 3015054B2
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Inventor
世司治 吉永
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株式会社美旗工業
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、簡易収納庫の組立等の板材の連結等に好適
に使用できる止め具の構造に関する。
〔従来の技術〕
近年、多目的収納庫として予め成形された鉄板類を現
場で組立てる形式のものがある。そして、その組立てに
際しては、組立手順として、側板を組立てた後、天井部
が組立てられる。第4図に示すように、既に組立てた内
板Aに天井部を形成する外板Bを接合連結しなければな
らない。
〔発明が解決しようとする課題〕
この接合連結には、予め内板Aと外板Bとに穿孔した
取付け穴Cを利用して、通常の鉄骨工事用のボルトDと
を内側から外即に挿通して、外方からナットEを螺合し
て取付けている。
ところが、このような作業は、収納庫の場合のように
扉車Fや袋部の存在のために、ボルトの挿入やねじ止め
に手間を要するばかりではなく、取付け板の両面から押
さえながら作業を行う必要があるために種々の作業上の
工夫が必要となる。
その一つとして、押し当て展開が可能な硬質樹脂製の
取付け具を利用することも考えられるが、展開部の支持
力が弱く、到底、簡易組立収納庫に必要な接合強度が得
られるものではない。
本発明において解決すべき課題は、従来の簡易収納庫
等の組立に際しての問題点を解決して、二重板の接合を
外方から簡単に接合することができ、しかも、仮建物に
おいても必要な強度を十分に保持できる止め具を得るこ
とにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、ビス挿入用孔を貫通して設けた硬質樹脂製
取付け具と、取付け具のビス挿入孔に挿入する金属製ビ
ス材との組み合わせからなる板材の止め具であって、前
記取付け具は、先端に板材と係止する係止面が形成され
た基部と、基端に係止楔部が形成され、先端が複数に分
割された挿入先端部と、前記基部と挿入先端部との間に
形成された接合すべき板を挟み込む接合板嵌着部とから
構成されており、前記ビス材は、打込材を挿通する基材
部と打込材とからなり、基材部は先端に複数の分割展開
部を有し、且つその中心には打込材を挿入するための挿
入孔が形成されていることを特徴とする。
以下、具体的な実施例に基づいて、本発明の取付け具
による作用効果を説明する。
〔実施例〕
第1図は本発明の取付け具の第1の実施例10を示す。
同取付け具10は、硬質樹脂製基材1と、同取付け具1
に打設するビス2とからなる。
硬質樹脂製基材1は、先端に板材と係止する係止面11
を形成した基部12と、その基端に係止楔部13を形成し且
つ複数に分割された挿入先端部14と、さらに、その基部
12と挿入先端部14との間には接合すべき板を挟み込む接
合板嵌着部15とから構成されている。さらに、同基材1
にはビス挿入のためのビス挿入孔16が穿設されている。
前記、ビス挿入孔16の内径は、ビスを挿入したとき先端
部14の分割部分を展開を大きくできるように先端部14に
おいて縮径している。
また、上記硬質樹脂製取付け具10のビス挿入孔16に挿
入するビス2は、通常のビス用金属で形成され、基材部
21と打込材22とからなる。
同基材部21は先端に複数の分割展開部23を有し、且つ
その中心には打込材22を挿入するための挿入孔24が形成
されており、通常は基材部21の挿入孔24の基部に打込材
22を挿入して適宜接着剤で固定した一体物として準備さ
れる。
第2図は上記第1図に示す取付け具10の使用態様を示
す。
同図に示すように、2枚の鉄板A,Bを、それぞれに形
成されたボルト挿入孔Cに、まず、硬質樹脂製基材1の
挿入先端部14を挿入して仮止めを行った後、ビス2の打
込材22を打ち込むことによって、2枚の鉄板A,Bを完全
に結合固定することができる。
第3図の各図は、本発明の取付け具10の使用に際して
の各構成部の機能を示す図である。
まず、同図(a)を参照して、2枚の鉄板A,Bに形成
した孔Cの径よりも僅かに大きい径を有する基材1の挿
入先端部14を挿入する。
同図(b)は基材1の挿入先端部14が挿入された状態
を示す。この時、基材1全体が合成樹脂の弾性を有する
材料から形成されており、前方挿入部14は複数、図示の
ものでは4個に分割されているため、分離部分が弾力を
有し、その外径が孔Cの内径より大きくても、矢印で示
すように縮径してその孔Cに挿入できる。
同図(c)は基材1の前方挿入部14が完全に挿入され
て、両鉄板A,Bが嵌着部15内に嵌着され、基部12の前端
係止面11と挿入先端部14の係止楔部13によって支持さ
れ、仮止めした状態になっている。ここまでは、従来の
硬質プラスチックス取付け具の取付け方と同じである
が、取付け基材のみによって行っているので、保持強度
も弱く、簡易収納庫の利用強度に耐えることはできな
い。ここで、矢印に示すようにビス2の打込材22を打ち
込んで、基材1のビス挿入孔16に挿入して両鉄板A,Bに
対する基材1の保持力を補強する。
同図(d)は止めビス2を基材1のビス挿入孔16に部
分的に挿入した状態を示す。ビス2の径は基材1に形成
されたビス挿入孔16の内径よりも幾分大きく形成され、
且つ同ビス基材部21の先端が分割展開部23を形成してい
る。したがって、打込材22の打込みによって分割展開部
23は外方に展開し、これによって、硬質樹脂製基材1の
先端の分割された挿入先端部14はさらに外方に広がる。
同図(e)は打込材22がビス2に完全に打ち込まれ、
ビスの分割展開部23が、硬質樹脂製基材1の分割された
挿入先端部14を強く押し開いた状態になっている。
この状態では、鉄板A,Bの孔Cに硬質樹脂製基材1の
先端の分割された挿入先端部14は拡大状態で緊着し、さ
らに基部12の前端係止面11と挿入先端部14の係止楔部13
による両板A,Bの支持は強固に固定された状態となる。
〔発明の効果〕
本発明の止め具によって次のような効果を奏すること
ができる。
(1) 略ワンタッチによって、何等の熟練を要するこ
となく接合固定を行うことができる。
(2) 固定後は通常のボルトによる固定と同様の強度
を得ることができる。
(3) 必要部材として、簡単で且つ通常のものが利用
できるので、取付け具として高価なものとはならない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の取付け具の全体構造を示し、第2図は
取付け具の使用態様を示し、第3図は取付け具の各構成
部の機能を示す。また、第4図は従来の鉄板の取付け状
態を示す図である。 1:硬質樹脂製基材、2:ビス 10:取付け具、11:基部前端係止面 12:基部、13:係止楔部 14:挿入先端部、15:接合板嵌着部 16:ビス挿入孔、21:ビス基材部 22:打込材、23:分割展開部 A,B:鉄板、C:ボルト挿入孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16B 19/10

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ビス挿入用孔を貫通して設けた硬質樹脂製
    取付け具と、取付け具のビス挿入孔に挿入する金属製ビ
    ス材との組み合わせからなる板材の止め具であって、 前記取付け具は、 先端に板材と係止する係止面が形成された基部と、 基端に係止楔部が形成され、先端が複数に分割された挿
    入先端部と、 前記基部と挿入先端部との間に形成された接合すべき板
    を挟み込む接合板嵌着部とから構成されており、 前記ビス材は、 打込材を挿通する基材部と打込材とからなり、 基材部は先端に複数の分割展開部を有し、且つその中心
    には打込材を挿入するための挿入孔が形成されている板
    材の止め具。
  2. 【請求項2】打込材は、基材部の挿入孔の基部に固定さ
    れている請求項1に記載の板材の止め具。
JP29260089A 1988-12-06 1989-11-11 板材等の止め具 Expired - Fee Related JP3015054B2 (ja)

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