JP3295602B2 - 締結リベット - Google Patents

締結リベット

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JP3295602B2
JP3295602B2 JP20746696A JP20746696A JP3295602B2 JP 3295602 B2 JP3295602 B2 JP 3295602B2 JP 20746696 A JP20746696 A JP 20746696A JP 20746696 A JP20746696 A JP 20746696A JP 3295602 B2 JP3295602 B2 JP 3295602B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の板状部材を
相互にスライド可能に締結することができる締結リベッ
トに係り、特に板状部材への取付けを簡便に行うことが
できると共に、分離して廃棄ないしは再利用可能に構成
した締結リベットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、日常的に使用する書類整理用フ
ァイル等においては、台紙と綴金具とを一体的に結合す
るために、締結リベットが広く適用されていることは周
知である。
【0003】そして、この種の締結リベットは、通常単
一構成のビス部材からなり、台紙と綴金具とに穿設され
たリベット穴に対して、台紙の外側から前記ビス部材を
挿通した後、このビス部材の挿通先端部をかしめること
により、台紙と綴金具との結合が強固に行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、経年変化に伴
う一部の部材の老朽化に伴い、一部の部材を廃棄し、他
の部材は再利用することが要求され、この要求に対して
は、複数の部材を結合している締結リベットが容易に分
離可能であり、また、その再利用も容易に可能であるこ
とが要望されている。
【0005】そこで、本発明の目的は、分離して廃棄な
いしは再利用が容易に可能な締結リベットを提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】先の目的を達成するため
に、本発明に係る締結リベットは、一端部に取付頭部を
備え他端部に径の異なる軸部を形成し、この軸部の段部
における大径側にはその外周をかしめて第2のフランジ
を形成する所要深さの円周溝を形成すると共に、小径側
先端部にはその外周をかしめて第1のフランジを形成す
る所要深さの円筒孔を形成してなるビス部材からなり、
第1のフランジと第2のフランジとの間に第1の板状部
材を第2のフランジと取付頭部との間に第2の板状部材
を、それぞれの板状部材に設けた案内溝に沿ってビス部
材を移動可能にかつそれぞれの案内溝に連接した開放穴
部からビス部材を分離可能に取着することを特徴とす
る。
【0007】または、一端部に取付頭部を備え他端部に
径の異なる軸部を形成し、この軸部の先端にカシメ部を
設けたビス部材からなり、このビス部材に第1のフラン
ジと第2のフランジを両端部に形成したリング部材を挿
通しカシメ部をかしめ、第1のフランジと第2のフラン
ジとの間に第1の板状部材を第2のフランジと取付頭
との間に第2の板状部材を、それぞれの板状部材に設け
た案内溝に沿ってビス部材を移動可能にかつそれぞれの
案内溝に連接した開放穴部からビス部材を分離可能に取
着することを特徴とする。
【0008】
【実施例】次に、本発明に係る締結リベットの実施例に
つき、添付図面を参照しながら以下詳細に説明する。
【0009】図1および図2は、本発明に係る締結リベ
ットの一実施例を示すものである。すなわち、図1の
(a)および(b)において、本実施例における締結リ
ベット10は、一端部に取付頭部12を備え、他端部に
第1のフランジ14を設けたビス部材16からなり、前
記ビス部材16の中位部に第2のフランジ18を設けた
ことを特徴とする。
【0010】しかるに、このような構成からなる本実施
例の締結リベット10は、図2の(a)および(b)に
示すように、一端部に取付頭部12を備えたビス部材1
6において、その他端部側に対し2段に径変化する軸部
16a、16bを形成し、この軸部の前記段部17にお
ける大径側軸部16aには、その外周を水平にかしめて
第2のフランジ(18)を形成するための所要深さの円
周溝40を形成する。また、小径側軸部16bの先端部
には、その外周を水平にかしめて第1のフランジ(1
4)を形成するための所要深さの円筒孔50を形成し
て、構成することができる。
【0011】このように構成した本実施例の締結リベッ
ト10は、図2の(b)に示すように、ビス部材16に
おける第2のフランジ18と第1のフランジ14とを、
第1の板状部材20に設けた係止穴部20aに対して嵌
合係止させ、また取付頭部12と第2のフランジ18と
を、第2の板状部材22の案内溝22aに対して摺動可
能に嵌合することができる。
【0012】そして、この場合、後述するように、前記
第1の板状部材20を、前記第2の板状部材22に対し
その案内溝22aに沿って相対的に移動可能に構成する
ことができる。
【0013】図3および図4は、本発明に係る締結リベ
ットの別の実施例を示すものである。すなわち、本実施
例における締結リベット30は、リング部材32と、こ
のリング部材32に挿通してその突出端部を前記リング
部材32の一側面においてかしめて相互に結合するカシ
メビス部材34とから構成されている。なお、本実施例
の締結リベット30において、前記リング部材32は、
その両側面にそれぞれ第1のフランジ32a、第2のフ
ランジ32bが設けられている。また、前記カシメビス
部材34は、一端部を取付頭部34aとし、他端部をカ
シメ部34bとすると共に、中位部の所定位置に前記リ
ング部材32を係止させるための係止段部34cが設け
られている。従って、このように構成される締結リベッ
ト30は、図4に示す結合状態において、カシメビス部
材34のカシメ部34bをかしめることにより、図3に
示すように構成することができる。
【0014】このように構成した本実施例の締結リベッ
ト30は、前記実施例の締結リベット10と同様にし
て、図4に示すように、リング部材32を、第1の板状
部材20に設けた係止穴部20aに対して嵌合係止さ
せ、またカシメビス部材34を、第2の板状部材22の
案内溝22aに対して摺動可能に嵌合することができ
る。そして、この場合も、後述するように、前記第1の
板状部材20を、前記第2の板状部材22に対しその案
内溝22aに沿って相対的に移動可能に構成することが
できる。
【0015】次に、前記構成からなる締結リベット1
0、30の取付け方法について説明する。図5は、本発
明に係る締結リベット10、30を取付けるための2つ
の板状部材の一実施例を示すものである。すなわち、図
5において、参照符号20は第1の板状部材、22は第
2の板状部材を示し、第1の板状部材20には係止穴部
20aを設けると共に、第2の板状部材22には案内溝
22aを設ける。
【0016】しかるに、前記第1の板状部材20の係止
穴部20aには、これと隣接して締結リベット10、3
0の最大径のフランジより大径の第1の開放穴部20b
を穿設すると共に、前記第2の板状部材22の案内溝2
2aの一端部に、前記第1の開放穴部20bに対応し
て、締結リベット10、30の最大径のフランジより
径の第2の開放穴部22bを穿設する。
【0017】従って、本発明においては、図1に示すよ
うに構成された締結リベット10は、図6に示すよう
に、第1の板状部材20と第2の板状部材22のそれぞ
れ開放穴部20b、22bを挿通し、前記各板状部材2
0、22の係止穴部20aおよび案内溝22aにそれぞ
れ対応させて、それぞれ第1のフランジ14および第2
のフランジ18を備えた締結リベット10のビス部材1
6を嵌合させることができる。
【0018】同様に、図3に示すように構成された締結
リベット30においても、第1の板状部材20と第2の
板状部材22のそれぞれ開放穴部20b、22bを挿通
し、前記各板状部材20、22の係止穴部20aおよび
案内溝22aにそれぞれ対応させて、締結リベット30
のリング部材32およびカシメビス部材34を嵌合させ
ることができる。
【0019】また、本発明においては、前記第1の板状
部材20の係止穴部20aの一部に、これに嵌合する締
結リベット10のリング部材12が一時的に係合する変
位部21、21を設けることができる。
【0020】この場合、締結リベット30においては、
図6に示すように、当初分離されている締結リベット3
0のリング部材32を、第1の板状部材20の開放穴部
20bを経て係止穴部20aへ嵌合装着し、前記変位部
21に仮固定させることができる。そこで、前記締結リ
ベット30のカシメビス部材34を、前記仮固定されて
いるリング部材32に対向位置させて、第2の板状部材
22の案内溝22aへ装着し、前記リング部材32に挿
通して、先端のカシメ部34bをかしめることにより、
締結リベット30の結合と同時に、第1の板状部材20
と第2の板状部材20との結合を行うことができる。
【0021】前述したように結合した締結リベット1
0、30は、その一部を第1の板状部材20の係止穴部
20aの係止する位置まで移動させて第1の板状部材2
0に固定することができると共に、第2の板状部材22
に対しては、その案内溝に沿って移動させることができ
る。
【0022】このようにして、本発明によれば、2つの
板状部材を結合する締結リベットとして、その装着を容
易にすると共に、板状部材の結合と締結リベットの結合
とを同時に行うことができ、この種の結合作業を簡便か
つ迅速に行うことができる。また、一度結合した締結リ
ベットは、前記2つの板状部材に設けた開放穴部に移動
させることにより、板状部材から独立して分離させるこ
とができ、板状部材の分離廃棄処理ないしはリサイクル
利用が可能となると共に、締結リベットの再利用も容易
可能となり、省資源、省エネルギに寄与する効果は極
めて大きい。
【0023】以上、本発明の好適な実施例について説明
したが、本発明は前記実施例に限定されることなく、本
発明の精神を逸脱しない範囲内において多くの設計変更
が可能である。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る締結
リベットは、一端部に取付頭部を備え他端部に径の異な
る軸部を形成し、この軸部の段部における大径側にはそ
の外周をかしめて第2のフランジを形成する所要深さの
円周溝を形成すると共に、小径側先端部にはその外周を
かしめて第1のフランジを形成する所要深さの円筒孔を
形成してなるビス部材からなり、第1のフランジと第2
のフランジとの間に第1の板状部材を第2のフランジと
取付頭部との間に第2の板状部材を、それぞれの板状部
材に設けた案内溝に沿ってビス部材を移動可能にかつそ
れぞれの案内溝に 連接した開放穴部からビス部材を分離
可能に取着した構成とすることにより、分離して廃棄な
いしは再利用が容易に可能となり、省資源、省エネルギ
に寄与することができる。
【0025】特に、板状部材の結合と締結リベットの結
合とを同時に行うことができ、この種の結合作業を簡便
かつ迅速に行うことができる利点を有する。そして、一
度結合した締結リベットは、板状部材からの離脱も容易
に行うことができ、各部材の分離廃棄処理ないしはリサ
イクル利用をより簡便に達成することができる等、多く
の優れた利点を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る締結リベットの一実施例を示すも
のであって、(a)は正面図であり、(b)はその縦断
面図である。
【図2】図1に示す締結リベットの成形工程とその取付
け使用状態を示すものであって、(a)は締結リベット
の成形前の状態を示す断面図あり、(b)は成形する状
態と使用状態とを示す断面図である。
【図3】本発明に係る締結リベットの別の実施例を示す
正面図である。
【図4】図3に示す締結リベットの構成とその取付け使
用状態を示す断面図である。
【図5】本発明に係る締結リベットを取付ける板状部材
の構成配置の一実施例を示す要部斜視図である。
【図6】図5に示す板状部材において本発明に係る締結
リベットを結合する状態を示す断面図である。
【符号の説明】
10 締結リベット 12 取付頭部 14,32a 第1のフランジ 16 ビス部材 16a 大径側軸部 16b 小径側軸部 17 段部 18,32b 第2のフランジ 20 第1の板状部材 20a 係止穴部 20b 開放穴部 21 変位部 22 第2の板状部材 22a 案内溝 22b 開放穴部 30 締結リベット 32 リング部 4 カシメビス部材 34a 取付頭部 34b カシメ部 34c 係止段部40 円周溝 50 円筒孔
フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭59−128912(JP,U) 実開 昭50−79874(JP,U) 実開 昭47−30712(JP,U) 実公 昭47−5880(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16B 19/08 B42B 5/00 F16B 5/04 F16B 5/10

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端部に取付頭部を備え他端部に径の異
    なる軸部を形成し、この軸部の段部における大径側には
    その外周をかしめて第2のフランジを形成する所要深さ
    の円周溝を形成すると共に、小径側先端部にはその外周
    をかしめて第1のフランジを形成する所要深さの円筒孔
    を形成してなるビス部材からなり、第1のフランジと第
    2のフランジとの間に第1の板状部材を第2のフランジ
    と取付頭部との間に第2の板状部材を、それぞれの板状
    部材に設けた案内溝に沿ってビス部材を移動可能にかつ
    それぞれの案内溝に連接した開放穴部からビス部材を
    離可能に取着することを特徴とする締結リベット。
  2. 【請求項2】 一端部に取付頭部を備え他端部に径の異
    なる軸部を形成し、この軸部の先端にカシメ部を設けた
    ビス部材からなり、このビス部材に第1のフランジと第
    2のフランジを両端部に形成したリング部材を挿通しカ
    シメ部をかしめ、第1のフランジと第2のフランジとの
    間に第1の板状部材を第2のフランジと取付頭部との間
    に第2の板状部材を、それぞれの板状部材に設けた案内
    溝に沿ってビス部材を移動可能にかつそれぞれの案内溝
    に連接した開放穴部からビス部材を分離可能に取着する
    ことを特徴とする締結リベット。
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