JPH07233808A - 盲リベットとその製造方法 - Google Patents
盲リベットとその製造方法Info
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- JPH07233808A JPH07233808A JP6313316A JP31331694A JPH07233808A JP H07233808 A JPH07233808 A JP H07233808A JP 6313316 A JP6313316 A JP 6313316A JP 31331694 A JP31331694 A JP 31331694A JP H07233808 A JPH07233808 A JP H07233808A
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16B—DEVICES FOR FASTENING OR SECURING CONSTRUCTIONAL ELEMENTS OR MACHINE PARTS TOGETHER, e.g. NAILS, BOLTS, CIRCLIPS, CLAMPS, CLIPS OR WEDGES; JOINTS OR JOINTING
- F16B19/00—Bolts without screw-thread; Pins, including deformable elements; Rivets
- F16B19/04—Rivets; Spigots or the like fastened by riveting
- F16B19/08—Hollow rivets; Multi-part rivets
- F16B19/10—Hollow rivets; Multi-part rivets fastened by expanding mechanically
- F16B19/1027—Multi-part rivets
- F16B19/1036—Blind rivets
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- F16B19/1054—Blind rivets fastened by a pull - mandrel or the like the pull-mandrel or the like being frangible
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21K—MAKING FORGED OR PRESSED METAL PRODUCTS, e.g. HORSE-SHOES, RIVETS, BOLTS OR WHEELS
- B21K1/00—Making machine elements
- B21K1/58—Making machine elements rivets
- B21K1/60—Making machine elements rivets hollow or semi-hollow rivets
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Insertion Pins And Rivets (AREA)
- Connection Of Plates (AREA)
- Forging (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 簡単な操作で効果的な結合特性を示す盲リベ
ットの提供を目的とする。 【構成】 ロッドヘッド(5) とロッドシャフト(4) から
なる通しロッド(3) と、通しロッドに挿通し、長手方向
に少なくとも1つの脆弱ゾーン(11 、 12) を有し、実質
的に円筒状であるリベットスリーブ(2) とからなる盲リ
ベットであって、各脆弱ゾーン(11 、 12) が、実質的に
軸方向の同じ位置に形成された凹部(13)により構成さ
れ、その凹部(13)の底面部(14)がリベットスリーブ(2)
の割線を形成するか、あるいは、半径方向においてこの
割線の内部を通過する。
ットの提供を目的とする。 【構成】 ロッドヘッド(5) とロッドシャフト(4) から
なる通しロッド(3) と、通しロッドに挿通し、長手方向
に少なくとも1つの脆弱ゾーン(11 、 12) を有し、実質
的に円筒状であるリベットスリーブ(2) とからなる盲リ
ベットであって、各脆弱ゾーン(11 、 12) が、実質的に
軸方向の同じ位置に形成された凹部(13)により構成さ
れ、その凹部(13)の底面部(14)がリベットスリーブ(2)
の割線を形成するか、あるいは、半径方向においてこの
割線の内部を通過する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ロッドヘッドとロッド
シャフトを備えた通しロッドと、通しロッドの長手方向
の一部に外挿され、長手方向に少なくとも1つの脆弱ゾ
ーンを有する、基本的に円筒形状であるリベットスリー
ブとからなる盲リベットに関する。
シャフトを備えた通しロッドと、通しロッドの長手方向
の一部に外挿され、長手方向に少なくとも1つの脆弱ゾ
ーンを有する、基本的に円筒形状であるリベットスリー
ブとからなる盲リベットに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】この種
の、公知の盲リベットは欧州公開特許第 0 168 355号公
報に記載され、この盲リベットは長手方向において互い
に間隔を保ち、周方向の連続又は不連続溝によって形成
される複数の脆弱ゾーンが設けられている。そのような
盲リベットによる締結操作、すなわち、2つ又はそれ以
上の部品を結合する操作については、比較的フレキシブ
ルとなっている。一定の限界はあるが、その都度、適合
する盲リベットを使わなくても、相異なる厚さの材料を
互いにリベットで結合することができる。この公知技術
の問題は、盲リベットの”結合特性”にある。望ましい
結合状態、即ち、必要な強度が得られるような、満足す
べきリベットヘッドの形成(ビードの形成)が殆ど見ら
れないことである。
の、公知の盲リベットは欧州公開特許第 0 168 355号公
報に記載され、この盲リベットは長手方向において互い
に間隔を保ち、周方向の連続又は不連続溝によって形成
される複数の脆弱ゾーンが設けられている。そのような
盲リベットによる締結操作、すなわち、2つ又はそれ以
上の部品を結合する操作については、比較的フレキシブ
ルとなっている。一定の限界はあるが、その都度、適合
する盲リベットを使わなくても、相異なる厚さの材料を
互いにリベットで結合することができる。この公知技術
の問題は、盲リベットの”結合特性”にある。望ましい
結合状態、即ち、必要な強度が得られるような、満足す
べきリベットヘッドの形成(ビードの形成)が殆ど見ら
れないことである。
【0003】別の盲リベットが欧州特許第 0 277 759号
公報により公知であるが、これは、脆弱ゾーンがやはり
周方向に形成された凹部による形態である。このような
凹部は一般にはローラー掛けにより形成される。リベッ
トスリーブはローラー掛けによって拡張され、通しロッ
ド上に固定するための十分な摩擦力が得られないため、
通しロッドの上で移動しうる状態になる。このことが、
公知の盲リベットの取り扱いを困難にしている。従っ
て、多くのケースでは、リベット締めを行う前に、リベ
ットスリーブを通しロッド上に正しくセットし直さなく
てはならない。あるいは、リベットをリベット打ち器や
リベット締め器で何度も位置決めをし直す必要がある。
さもないと十分な固定ストローク(Setzhup) が得られな
いからである。だが、その結果、本来、汎用盲リベット
の長所である筈の時間節約のメリットが失われることに
なる。
公報により公知であるが、これは、脆弱ゾーンがやはり
周方向に形成された凹部による形態である。このような
凹部は一般にはローラー掛けにより形成される。リベッ
トスリーブはローラー掛けによって拡張され、通しロッ
ド上に固定するための十分な摩擦力が得られないため、
通しロッドの上で移動しうる状態になる。このことが、
公知の盲リベットの取り扱いを困難にしている。従っ
て、多くのケースでは、リベット締めを行う前に、リベ
ットスリーブを通しロッド上に正しくセットし直さなく
てはならない。あるいは、リベットをリベット打ち器や
リベット締め器で何度も位置決めをし直す必要がある。
さもないと十分な固定ストローク(Setzhup) が得られな
いからである。だが、その結果、本来、汎用盲リベット
の長所である筈の時間節約のメリットが失われることに
なる。
【0004】従って、本発明の課題は、簡単な操作でも
って効果的な結合特性を示すような、フレキシブルに使
用できる盲リベットを提案することにある。
って効果的な結合特性を示すような、フレキシブルに使
用できる盲リベットを提案することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段及び作用】この課題は、冒
頭に述べた種類の汎用盲リベットにおいて、請求項1に
記載したように、各脆弱ゾーンは、リベットスリーブの
外周に分布し、実質的に、軸方向の同じ位置に形成され
る凹部により構成され、各凹部の底面部がそれぞれリベ
ットスリーブのシリンダ外周の割線を形成するか、ある
いは、半径方向においてこの割線の内部を通過すること
により解決される。
頭に述べた種類の汎用盲リベットにおいて、請求項1に
記載したように、各脆弱ゾーンは、リベットスリーブの
外周に分布し、実質的に、軸方向の同じ位置に形成され
る凹部により構成され、各凹部の底面部がそれぞれリベ
ットスリーブのシリンダ外周の割線を形成するか、ある
いは、半径方向においてこの割線の内部を通過すること
により解決される。
【0006】この構造で、周方向における凹部の中断箇
所は1箇所に限らない。これはリベットスリーブの材料
脆弱化を防止し、後のリベット結合時により大きな強度
をもたらす。また、凹部が、凹部の中央の領域における
リベットスリーブの材料厚さが比較的薄い部分から、凹
部のない材料厚さが比較的厚い部分へとなだらかに移行
するような形状をとる。これにより、リベットヘッド形
成時(リベット締結時)に発生する応力が、材料内で均
一且つ効果的に分布し、リベットヘッドの断面における
亀裂発生の危険性が著しく減少する。リベットヘッド形
成時に、材料が非常に効果的に流れる。ここで、凹部の
中断箇所はいわゆる”支え箇所”を形成し、これは取り
付け前のリベットスリーブにおいてのみでなく、リベッ
ト締結後においてもリベットヘッドが閉じたヘッドとし
てより効果的な構造をもたらす。
所は1箇所に限らない。これはリベットスリーブの材料
脆弱化を防止し、後のリベット結合時により大きな強度
をもたらす。また、凹部が、凹部の中央の領域における
リベットスリーブの材料厚さが比較的薄い部分から、凹
部のない材料厚さが比較的厚い部分へとなだらかに移行
するような形状をとる。これにより、リベットヘッド形
成時(リベット締結時)に発生する応力が、材料内で均
一且つ効果的に分布し、リベットヘッドの断面における
亀裂発生の危険性が著しく減少する。リベットヘッド形
成時に、材料が非常に効果的に流れる。ここで、凹部の
中断箇所はいわゆる”支え箇所”を形成し、これは取り
付け前のリベットスリーブにおいてのみでなく、リベッ
ト締結後においてもリベットヘッドが閉じたヘッドとし
てより効果的な構造をもたらす。
【0007】この改善は、とりわけ、リベットヘッドの
形成に要する材料が余ることに起因する。しかも、凹部
を形成するとき、リベットスリーブに膨らみが起こらな
いので、加工がより簡単になる。
形成に要する材料が余ることに起因する。しかも、凹部
を形成するとき、リベットスリーブに膨らみが起こらな
いので、加工がより簡単になる。
【0008】凹部の底面部は、好ましい実施態様では、
割線、つまり、リベットスリーブ外周の接線に平行な直
線を形成する。しかし、この底面部はその中央において
更にリベットスリーブの中心軸方向に窪ませることもで
きる。この場合、この窪みは、例えば、2つの円、すな
わち、その一方は、リベットスリーブの外周円、他方
は、中心がリベットスリーブの外部にある仮想円とによ
り囲まれる窪み断面を形成する。いずれの場合も、凹部
により生ずる材料脆弱は、凹部の中央部分で最も大き
い。このことは、より優れた穴内壁面を形成するのに役
立つ。凹部の間に残る材料は、なだらかに減少してゆく
材料断面積と相まって、支え箇所又は安定箇所を形成す
る。これらの支え箇所は、締結力、即ち軸方向力が作用
するとき、被結合材、すなわちリベット結合される部材
の領域においても、リベットスリーブの半径方向の拡大
に伴う対称的な圧縮力が作用する。このようにして、リ
ベットスリーブの全面が、穴の内面に接合し、優れた穴
内壁面を実現する。これは、リベット結合の特に重要な
品質上の特徴である前記の凹部がなければ、曲げやバッ
クリングが生じて穴が十分に満たされないことになる。
特に、盲リベットが、凹部形成に伴う半径方向の拡張に
よって、いわゆる”だぼプラグ効果”(Dbeleffekt)を実
現する袋穴リベッティングにおいては、リベット結合は
実際には穴内壁面の形成によってのみ行われる。凹部及
び凹部によって形成されるビードは、大きな摩擦作用を
もたらし、形状による結合を実現する。このことは引っ
張り力を格段に高める。半径方向への拡張による対称的
な圧縮により、リベット穴公差に、ある程度の均衡が得
られ、優れた穴内壁面が形成される。
割線、つまり、リベットスリーブ外周の接線に平行な直
線を形成する。しかし、この底面部はその中央において
更にリベットスリーブの中心軸方向に窪ませることもで
きる。この場合、この窪みは、例えば、2つの円、すな
わち、その一方は、リベットスリーブの外周円、他方
は、中心がリベットスリーブの外部にある仮想円とによ
り囲まれる窪み断面を形成する。いずれの場合も、凹部
により生ずる材料脆弱は、凹部の中央部分で最も大き
い。このことは、より優れた穴内壁面を形成するのに役
立つ。凹部の間に残る材料は、なだらかに減少してゆく
材料断面積と相まって、支え箇所又は安定箇所を形成す
る。これらの支え箇所は、締結力、即ち軸方向力が作用
するとき、被結合材、すなわちリベット結合される部材
の領域においても、リベットスリーブの半径方向の拡大
に伴う対称的な圧縮力が作用する。このようにして、リ
ベットスリーブの全面が、穴の内面に接合し、優れた穴
内壁面を実現する。これは、リベット結合の特に重要な
品質上の特徴である前記の凹部がなければ、曲げやバッ
クリングが生じて穴が十分に満たされないことになる。
特に、盲リベットが、凹部形成に伴う半径方向の拡張に
よって、いわゆる”だぼプラグ効果”(Dbeleffekt)を実
現する袋穴リベッティングにおいては、リベット結合は
実際には穴内壁面の形成によってのみ行われる。凹部及
び凹部によって形成されるビードは、大きな摩擦作用を
もたらし、形状による結合を実現する。このことは引っ
張り力を格段に高める。半径方向への拡張による対称的
な圧縮により、リベット穴公差に、ある程度の均衡が得
られ、優れた穴内壁面が形成される。
【0009】請求項2に記載のように、凹部が、対とし
て互いに軸対称に向き合って配置されると、リベット製
造時には、凹部を加工する際の力が互いに相殺されるの
で、効果的である。
て互いに軸対称に向き合って配置されると、リベット製
造時には、凹部を加工する際の力が互いに相殺されるの
で、効果的である。
【0010】さらに別の特に優れた構成としては、請求
項3に記載したように、凹部が4箇所に設けられる。こ
の数は、比較的厚さの薄い材料をリベット結合すると
き、リベットヘッドの折り畳み構造(ビード)の形成の
ために望ましいが、それを実現するために十分な数であ
る。凹部が4箇所だけであれば、リベットスリーブ材料
の脆弱化をもたらす危険性は少なく、リベット結合は比
較的安定している。4箇所の凹部は2組の凹部加工によ
って形成され得る。
項3に記載したように、凹部が4箇所に設けられる。こ
の数は、比較的厚さの薄い材料をリベット結合すると
き、リベットヘッドの折り畳み構造(ビード)の形成の
ために望ましいが、それを実現するために十分な数であ
る。凹部が4箇所だけであれば、リベットスリーブ材料
の脆弱化をもたらす危険性は少なく、リベット結合は比
較的安定している。4箇所の凹部は2組の凹部加工によ
って形成され得る。
【0011】特に優れた構造としては、請求項4に記載
したように、リベットスリーブの各凹部の間に予め決め
られた角部領域が設けられ、その形状が中空シリンダの
形態をとることである。つまり、凹部の間の領域では、
リベットスリーブは全く未加工の状態でなければならな
い。リベットスリーブは、そこで少なくともその元の厚
みと強度を保っている。従って、凹部の加工時に発生す
る変形は僅かである。
したように、リベットスリーブの各凹部の間に予め決め
られた角部領域が設けられ、その形状が中空シリンダの
形態をとることである。つまり、凹部の間の領域では、
リベットスリーブは全く未加工の状態でなければならな
い。リベットスリーブは、そこで少なくともその元の厚
みと強度を保っている。従って、凹部の加工時に発生す
る変形は僅かである。
【0012】未加工領域の選択は、リベットの強度と加
工性の限界の範囲内で変化しうる。
工性の限界の範囲内で変化しうる。
【0013】特に効果的であるのは、請求項5に記載し
たように、凹部が型押しによって形成されることであ
る。この構造では、凹部の形成は、材料を除去すること
によってではなく、材料の変形のみによって行われる。
この変形は、リベット締結時の張力変化に対する強度と
安定性をもたらし、リベットスリーブの折り畳みひだ、
すなわちビードを形成するのに役立つ。
たように、凹部が型押しによって形成されることであ
る。この構造では、凹部の形成は、材料を除去すること
によってではなく、材料の変形のみによって行われる。
この変形は、リベット締結時の張力変化に対する強度と
安定性をもたらし、リベットスリーブの折り畳みひだ、
すなわちビードを形成するのに役立つ。
【0014】さらに効果的な構造としては、請求項6に
記載したように、凹部が角のない断面を有することであ
る。このことは、リベットスリーブ材料のより良い流れ
挙動を保証するものである。例えば、鋭いエッジによっ
て生じる可能性のある亀裂は確実に防止される。
記載したように、凹部が角のない断面を有することであ
る。このことは、リベットスリーブ材料のより良い流れ
挙動を保証するものである。例えば、鋭いエッジによっ
て生じる可能性のある亀裂は確実に防止される。
【0015】さらにまた効果的な構造としては、請求項
7に記載したように、リベットスリーブが凹部の領域に
おいて、内側に向かって変形されることであり、そのよ
うにして形成される内側への隆起部分がロッドシャフト
に接触することである。すなわち、凹部の形成によりリ
ベットスリーブの外側への変形が防止される。これは、
後に観察される凹部により明確となる。リベット締結時
には、リベットスリーブの外側への変形だけではなく、
通しロッドに対向する領域においてリベットスリーブの
内側への変形をもたらす。この領域において、凹部の形
成は、リベットスリーブが通しロッドに接触する状態を
導く。この接触は点または比較的小さな面に限られる。
この接触により、一方において、リベットスリーブが、
必要な強度及び安定性をもって通しボルトとリベットス
リーブとの間の固着を保証するが、他方において、通し
ロッドとリベットスリーブとの間における摩擦を少なく
する。摩擦が少ないことは、リベット締結時におけるリ
ベットヘッド形成をさらに促進する効果をもたらす。
7に記載したように、リベットスリーブが凹部の領域に
おいて、内側に向かって変形されることであり、そのよ
うにして形成される内側への隆起部分がロッドシャフト
に接触することである。すなわち、凹部の形成によりリ
ベットスリーブの外側への変形が防止される。これは、
後に観察される凹部により明確となる。リベット締結時
には、リベットスリーブの外側への変形だけではなく、
通しロッドに対向する領域においてリベットスリーブの
内側への変形をもたらす。この領域において、凹部の形
成は、リベットスリーブが通しロッドに接触する状態を
導く。この接触は点または比較的小さな面に限られる。
この接触により、一方において、リベットスリーブが、
必要な強度及び安定性をもって通しボルトとリベットス
リーブとの間の固着を保証するが、他方において、通し
ロッドとリベットスリーブとの間における摩擦を少なく
する。摩擦が少ないことは、リベット締結時におけるリ
ベットヘッド形成をさらに促進する効果をもたらす。
【0016】さらにまた効果的である点は、請求項8に
記載のとおり、通しロッドが断面積減少部を備えている
ことである。これは破断予定箇所として形成され、その
断面積減少部に対応するリベットスリーブの領域に、少
なくとも1箇所の脆弱ゾーンが設けられる。これは、通
しロッドにおけるリベットスリーブの摩擦特性をさらに
改善し、通しロッドをリベットスリーブの中に固定する
場合の信頼性が高まる。
記載のとおり、通しロッドが断面積減少部を備えている
ことである。これは破断予定箇所として形成され、その
断面積減少部に対応するリベットスリーブの領域に、少
なくとも1箇所の脆弱ゾーンが設けられる。これは、通
しロッドにおけるリベットスリーブの摩擦特性をさらに
改善し、通しロッドをリベットスリーブの中に固定する
場合の信頼性が高まる。
【0017】これは、請求項9に記載のように、とりわ
け、少なくとも1つの凹部の領域におけるリベットスリ
ーブの材料が、ロッドシャフトの断面積減少部の中へ入
り込むときのケースである。すなわち、その場合には、
摩擦による結合だけでなく、リベットスリーブと通しロ
ッドとの間に形状による結合が生じるわけであり、その
ような連結は、リベットスリーブの通しロッドによる確
実な保持性能をもたらす。この小規模な形状による結合
は、リベット締結時のリベットスリーブの変形特性に
は、殆ど影響を及ぼさない。しかし、ロッドシャフトに
よるリベットスリーブの保持性の向上は、自動又は半自
動で締結操作を行うリベット締結器による盲リベットの
加工性に大いに向上させるものである。もちろん、保持
力の強化をさらに望む場合には、シャフト部に別のプロ
フィル又はノッチを追加することができる。このような
プロフィル又はノッチは、リベットスリーブの凹部の真
下に位置させる。
け、少なくとも1つの凹部の領域におけるリベットスリ
ーブの材料が、ロッドシャフトの断面積減少部の中へ入
り込むときのケースである。すなわち、その場合には、
摩擦による結合だけでなく、リベットスリーブと通しロ
ッドとの間に形状による結合が生じるわけであり、その
ような連結は、リベットスリーブの通しロッドによる確
実な保持性能をもたらす。この小規模な形状による結合
は、リベット締結時のリベットスリーブの変形特性に
は、殆ど影響を及ぼさない。しかし、ロッドシャフトに
よるリベットスリーブの保持性の向上は、自動又は半自
動で締結操作を行うリベット締結器による盲リベットの
加工性に大いに向上させるものである。もちろん、保持
力の強化をさらに望む場合には、シャフト部に別のプロ
フィル又はノッチを追加することができる。このような
プロフィル又はノッチは、リベットスリーブの凹部の真
下に位置させる。
【0018】優れた構造としては、請求項10に記載の
とおり、リベットスリーブが、そのヘッド部との接触端
面に、内側に向かって傾斜する傾斜面を形成したことで
ある。この傾斜面、例えばリベットスリーブ端面を面取
りすることにより、圧力コーンリング(Druckkegelring-
Bildung)の形成が避けられる。なぜなら、リベットヘッ
ド形成の初期には、摩擦力は比較的小さく、外側のリベ
ットスリーブ縁から通しロッドの方向に、摩擦力が”ゼ
ロ”に向かって低減するからである。この圧力分布によ
り、リベットスリーブ材料は、ロッドヘッドの外周を流
れて再び絞られ、ロッドヘッドを囲む。これにより外れ
ることのないリベットロッド充填領域が生まれ、この領
域は動かない。その結果、騒音の発生部分がなくなりリ
ベット結合部は塵や飛沫水に対して守られる。
とおり、リベットスリーブが、そのヘッド部との接触端
面に、内側に向かって傾斜する傾斜面を形成したことで
ある。この傾斜面、例えばリベットスリーブ端面を面取
りすることにより、圧力コーンリング(Druckkegelring-
Bildung)の形成が避けられる。なぜなら、リベットヘッ
ド形成の初期には、摩擦力は比較的小さく、外側のリベ
ットスリーブ縁から通しロッドの方向に、摩擦力が”ゼ
ロ”に向かって低減するからである。この圧力分布によ
り、リベットスリーブ材料は、ロッドヘッドの外周を流
れて再び絞られ、ロッドヘッドを囲む。これにより外れ
ることのないリベットロッド充填領域が生まれ、この領
域は動かない。その結果、騒音の発生部分がなくなりリ
ベット結合部は塵や飛沫水に対して守られる。
【0019】さらに効果的であるのは、請求項11に記
載のとおり、端に最も近い脆弱ゾーンの端までの距離
が、リベット締結後において、ロッドヘッドの一部がリ
ベットスリーブによって囲まれ一部が露出するように、
ロッドヘッドの形状、及び軸方向ならびに半径方向の長
さに対応して選ばれることである。これにより、前述の
圧力コーンリングの形成をさらに防止することができ
る。つまり、ロッドヘッドの下で固められたテーパーリ
ング領域と固められ方がより弱い領域との間で材料の分
離が生じない。。
載のとおり、端に最も近い脆弱ゾーンの端までの距離
が、リベット締結後において、ロッドヘッドの一部がリ
ベットスリーブによって囲まれ一部が露出するように、
ロッドヘッドの形状、及び軸方向ならびに半径方向の長
さに対応して選ばれることである。これにより、前述の
圧力コーンリングの形成をさらに防止することができ
る。つまり、ロッドヘッドの下で固められたテーパーリ
ング領域と固められ方がより弱い領域との間で材料の分
離が生じない。。
【0020】さらに優れていることは、請求項12に記
載のように、ロッドヘッドが、球の一部で形成されてい
ることである。この形状は、視覚的に好ましいばかりで
なく、損傷の危険をも減らし、ロッドヘッドの外周にお
ける材料の流れ挙動を改善するので、より確実なリベッ
ト結合が生まれ、座りの良い、堅く保持されるリベット
結合部を得ることができる。
載のように、ロッドヘッドが、球の一部で形成されてい
ることである。この形状は、視覚的に好ましいばかりで
なく、損傷の危険をも減らし、ロッドヘッドの外周にお
ける材料の流れ挙動を改善するので、より確実なリベッ
ト結合が生まれ、座りの良い、堅く保持されるリベット
結合部を得ることができる。
【0021】本発明は、請求項13に記載のとおり、通
しロッドとリベットスリーブとを組立た後に、凹部を形
成するリベットの製造方法にも係わる。
しロッドとリベットスリーブとを組立た後に、凹部を形
成するリベットの製造方法にも係わる。
【0022】この製法では、凹部を設けることにより、
通しロッドに対するリベットスリーブの保持力を減少さ
せるようなリベットスリーブの拡張が生じることなく、
逆に保持力が強化される。リベットスリーブは確実に通
しロッド上に保持される。
通しロッドに対するリベットスリーブの保持力を減少さ
せるようなリベットスリーブの拡張が生じることなく、
逆に保持力が強化される。リベットスリーブは確実に通
しロッド上に保持される。
【0023】さらに優れた構造としては、請求項14に
記載したように、凹部が型押しによって形成されること
である。型押しは比較的迅速にできる加工方法であっ
て、一回の手順で希望の凹部形状を形成することができ
る。そのためには、適切な工具をリベットスリーブ外周
に押し付けて圧入するだけでよい。
記載したように、凹部が型押しによって形成されること
である。型押しは比較的迅速にできる加工方法であっ
て、一回の手順で希望の凹部形状を形成することができ
る。そのためには、適切な工具をリベットスリーブ外周
に押し付けて圧入するだけでよい。
【0024】さらに効果的であるのは、請求項15に記
載したように、通しロッドに対して、予め決められたオ
ーバーサイズのリベットスリーブを使用し、凹部加工時
に、リベットスリーブを通しロッドに部分的に接触させ
ておくことである。オーバーサイズの採用は、リベット
スリーブの通しロッドへの挿入すなわち被覆を容易にす
る。そして、凹部加工(特に型押し)により、リベット
スリーブは通しロッドの上に確実に固定される。
載したように、通しロッドに対して、予め決められたオ
ーバーサイズのリベットスリーブを使用し、凹部加工時
に、リベットスリーブを通しロッドに部分的に接触させ
ておくことである。オーバーサイズの採用は、リベット
スリーブの通しロッドへの挿入すなわち被覆を容易にす
る。そして、凹部加工(特に型押し)により、リベット
スリーブは通しロッドの上に確実に固定される。
【0025】
【実施例及び発明の効果】以下、本発明の特に優れた実
施例について、図面に基づいて説明する。
施例について、図面に基づいて説明する。
【0026】図1は、盲リベットの縦断側面図。図2
は、図1のII - II 線での断面図。図3は、盲リベット
による接合部の断面図である。
は、図1のII - II 線での断面図。図3は、盲リベット
による接合部の断面図である。
【0027】盲リベット1 は、リベットスリーブ2 と通
しロッド3 とからなる。通しロッド3 はロッドシャフト
4 及びロッドヘッド5 を有する。ロッドヘッド5 はほぼ
半球形である。これらの材料は、例えば、鋼、クロムニ
ッケル鋼、ニッケル銅合金又は他のステンレス鋼、アル
ミニウム、銅又はそれらの合金、さらにはプラスチック
など、従来の盲リベットに使用されてきたほとんど全て
の材料が使用可能である。
しロッド3 とからなる。通しロッド3 はロッドシャフト
4 及びロッドヘッド5 を有する。ロッドヘッド5 はほぼ
半球形である。これらの材料は、例えば、鋼、クロムニ
ッケル鋼、ニッケル銅合金又は他のステンレス鋼、アル
ミニウム、銅又はそれらの合金、さらにはプラスチック
など、従来の盲リベットに使用されてきたほとんど全て
の材料が使用可能である。
【0028】ロッドシャフト4 は、破断予定箇所となる
断面積減少部6 を有する。さらに、別の特殊表面形状部
7 を設けることもできる。これらの特殊表面形状部は実
際上どのような形状でもよく、例えば、縦方向の刻み
目、横方向の刻み目、アンダーカット、あらゆる形の形
押しや肉盛りでもよい。
断面積減少部6 を有する。さらに、別の特殊表面形状部
7 を設けることもできる。これらの特殊表面形状部は実
際上どのような形状でもよく、例えば、縦方向の刻み
目、横方向の刻み目、アンダーカット、あらゆる形の形
押しや肉盛りでもよい。
【0029】リベットスリーブ2 は、基本形状が中空円
筒のボデイ8 を有する。ボデイ8 は通しロッドに挿通さ
れている。リベットスリーブ2 の、ロッドヘッド5 との
接触端部には傾斜面9 が形成され、この傾斜面9 は外側
から内側に向かって落ち込むように傾斜しており、ロッ
ドヘッド5 がリベットスリーブ2 の方向に動くとき、ロ
ッドヘッド5 が傾斜面9 と面接触するようになってい
る。リベットスリーブ2の他端部には固定ヘッド10が形
成されている。
筒のボデイ8 を有する。ボデイ8 は通しロッドに挿通さ
れている。リベットスリーブ2 の、ロッドヘッド5 との
接触端部には傾斜面9 が形成され、この傾斜面9 は外側
から内側に向かって落ち込むように傾斜しており、ロッ
ドヘッド5 がリベットスリーブ2 の方向に動くとき、ロ
ッドヘッド5 が傾斜面9 と面接触するようになってい
る。リベットスリーブ2の他端部には固定ヘッド10が形
成されている。
【0030】さらに、リベットスリーブ2 は少なくとも
1つの脆弱ゾーン11を有する。図1のリベットスリーブ
2 には2箇所の脆弱ゾーン11、12が設けられている。
1つの脆弱ゾーン11を有する。図1のリベットスリーブ
2 には2箇所の脆弱ゾーン11、12が設けられている。
【0031】各脆弱ゾーンは、図2に示すように、リベ
ットスリーブ2 の周方向に配分され、同形状に形成され
た4つの凹部13により構成されている。4つの凹部13
は互いに軸対称位置に向き合っている。これらの凹部は
特殊な形状を有する。すなわち、各凹部はシリンダ外周
の割線に沿って延びる底面部14を有する。つまり底面部
14はリベットスリーブ2 の外周の接線に平行に延びてい
る。底面部14は、より深くリベットスリーブ2 の内部に
入り込んでもよい。図2に示すように、個々の凹部13の
間には角部領域15が残存しており、これらの領域内で
は、リベットスリーブ2 の元の中空形状は加工されるこ
とも変形されることもない。ここではリベットスリーブ
2 は元の円筒状を維持している。ここで、凹部13の特殊
な形成により、リベットスリーブ2 の材料厚さが、各凹
部13の中央領域の比較的薄い部分から、角部領域15の比
較的厚い部分へのなだらかな移行部が形成される。角部
領域15のでは、”健全な”材料部分が残り、例えば図3
に示されるような優れた形態のリベットヘッドの形成を
もたらす。
ットスリーブ2 の周方向に配分され、同形状に形成され
た4つの凹部13により構成されている。4つの凹部13
は互いに軸対称位置に向き合っている。これらの凹部は
特殊な形状を有する。すなわち、各凹部はシリンダ外周
の割線に沿って延びる底面部14を有する。つまり底面部
14はリベットスリーブ2 の外周の接線に平行に延びてい
る。底面部14は、より深くリベットスリーブ2 の内部に
入り込んでもよい。図2に示すように、個々の凹部13の
間には角部領域15が残存しており、これらの領域内で
は、リベットスリーブ2 の元の中空形状は加工されるこ
とも変形されることもない。ここではリベットスリーブ
2 は元の円筒状を維持している。ここで、凹部13の特殊
な形成により、リベットスリーブ2 の材料厚さが、各凹
部13の中央領域の比較的薄い部分から、角部領域15の比
較的厚い部分へのなだらかな移行部が形成される。角部
領域15のでは、”健全な”材料部分が残り、例えば図3
に示されるような優れた形態のリベットヘッドの形成を
もたらす。
【0032】凹部13は形押しによって形成される。この
形押しは、リベットスリーブ2 が通しロッド3 に挿入し
た後で行うのが効果的である。この形押しにより、凹部
13には、まず一方において軸方向に向かって角のない形
状を得る。他方において、この形押しにより、リベット
スリーブ2 の外周が変形されるだけでなく、内側に向か
っても比較的小さい変形が生じて、ここでリベットスリ
ーブ2 はいわゆる点接触かまたは少なくとも比較的小さ
い面積の領域において、通しロッド3 のロッドシャフト
4 に接触することになる。ここで脆弱ゾーン12の領域に
接合面16が生まれ、この面においてリベットスリーブ2
は摩擦接合により通しロッド3 に密着する。脆弱ゾーン
11の領域においては、リベットスリーブ2 の材料は断面
積減少部6 の中へ圧入された状態にある。これを図2に
点線で示す。図2では、領域17において、断面積減少部
6 、即ち、通しロッド3 のハッチングで示す断面積の中
への材料の圧入状態が観察される。この部分では、摩擦
による接合だけでなく、リベットスリーブ2 と通しロッ
ド3 との間の形状による接合も起こる。
形押しは、リベットスリーブ2 が通しロッド3 に挿入し
た後で行うのが効果的である。この形押しにより、凹部
13には、まず一方において軸方向に向かって角のない形
状を得る。他方において、この形押しにより、リベット
スリーブ2 の外周が変形されるだけでなく、内側に向か
っても比較的小さい変形が生じて、ここでリベットスリ
ーブ2 はいわゆる点接触かまたは少なくとも比較的小さ
い面積の領域において、通しロッド3 のロッドシャフト
4 に接触することになる。ここで脆弱ゾーン12の領域に
接合面16が生まれ、この面においてリベットスリーブ2
は摩擦接合により通しロッド3 に密着する。脆弱ゾーン
11の領域においては、リベットスリーブ2 の材料は断面
積減少部6 の中へ圧入された状態にある。これを図2に
点線で示す。図2では、領域17において、断面積減少部
6 、即ち、通しロッド3 のハッチングで示す断面積の中
への材料の圧入状態が観察される。この部分では、摩擦
による接合だけでなく、リベットスリーブ2 と通しロッ
ド3 との間の形状による接合も起こる。
【0033】図3は、代表的な例として、図1及び図2
に示される態様の盲リベットによる板材18、 19間のリベ
ット結合の状態を示す。ここでは、固定ヘッド10が板材
18に密着している。例えば、リベット締結器のマウスピ
ースを固定ヘッド10に当接させて通しロッド3 を引っ張
ることにより、ロッドヘッド5 はリベットスリーブ2内
に引き込まれる。脆弱ゾーン11、 12の存在により、ロッ
ドヘッド5 は、全リベットスリーブ2 を通り抜けること
はない。むしろ、脆弱ゾーンでは材料の固定化が進み、
その結果、ロッドヘッド5 は最初の脆弱ゾーンまでしか
通らないことになる。締結力の増大によりリベットスリ
ーブ2 は潰され、リベット穴を一杯に満たす。同時に、
又はその直後に、リベットスリーブ2 は、後にリベット
ヘッド24を形成するビード20、 21の形を呈して、上の板
材19に接合し、製品部材(板材)18、 19が結合される。
この機能により、このリベットはそれぞれ違った厚さの
材料にも適用できる。この締結過程を、後で正確に再現
することは困難であるが、大まかな原則としては、2つ
のビードの間に1つの脆弱ゾーンが存在することであ
る。傾斜面を設けた端部に最も近い脆弱ゾーンの位置
は、ビード20がロッドヘッド5 を部分的に囲み、ロッド
ヘッド5 の一部が露出状態にあるように選ばれる。この
ようにしてロッドヘッド5 と通しロッド3 の残りの部分
とが、リベットスリーブ2 により強固に固定される。
に示される態様の盲リベットによる板材18、 19間のリベ
ット結合の状態を示す。ここでは、固定ヘッド10が板材
18に密着している。例えば、リベット締結器のマウスピ
ースを固定ヘッド10に当接させて通しロッド3 を引っ張
ることにより、ロッドヘッド5 はリベットスリーブ2内
に引き込まれる。脆弱ゾーン11、 12の存在により、ロッ
ドヘッド5 は、全リベットスリーブ2 を通り抜けること
はない。むしろ、脆弱ゾーンでは材料の固定化が進み、
その結果、ロッドヘッド5 は最初の脆弱ゾーンまでしか
通らないことになる。締結力の増大によりリベットスリ
ーブ2 は潰され、リベット穴を一杯に満たす。同時に、
又はその直後に、リベットスリーブ2 は、後にリベット
ヘッド24を形成するビード20、 21の形を呈して、上の板
材19に接合し、製品部材(板材)18、 19が結合される。
この機能により、このリベットはそれぞれ違った厚さの
材料にも適用できる。この締結過程を、後で正確に再現
することは困難であるが、大まかな原則としては、2つ
のビードの間に1つの脆弱ゾーンが存在することであ
る。傾斜面を設けた端部に最も近い脆弱ゾーンの位置
は、ビード20がロッドヘッド5 を部分的に囲み、ロッド
ヘッド5 の一部が露出状態にあるように選ばれる。この
ようにしてロッドヘッド5 と通しロッド3 の残りの部分
とが、リベットスリーブ2 により強固に固定される。
【0034】図3に示す盲リベットには、さらに別の脆
弱ゾーン22、 23が設けられている。
弱ゾーン22、 23が設けられている。
【0035】もし板材18、 19が比較的薄い場合には、こ
れらの脆弱ゾーンは、場合によっては、リベットヘッド
24が形成されるときに、さらに別のビードが形成され
る。逆に比較的厚い板材18、 19を使えば、図示された2
つのビード20、 21の代わりに1個だけのビードが形成さ
れることになる。いずれの場合にも、確実なリベット結
合が確保される。
れらの脆弱ゾーンは、場合によっては、リベットヘッド
24が形成されるときに、さらに別のビードが形成され
る。逆に比較的厚い板材18、 19を使えば、図示された2
つのビード20、 21の代わりに1個だけのビードが形成さ
れることになる。いずれの場合にも、確実なリベット結
合が確保される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の盲リベットの縦断側面図である。
【図2】 図1のII - II 線での断面図である。
【図3】 本発明の盲リベットの締結後の断面図であ
る。
る。
1・・・ 盲リベット 2・・・ リベットスリーブ 3・・・ 通しロッド 4・・・ ロッドシャフト 5・・・ ロッドヘッド 6・・・ 断面減少部 8・・・ 中空ボデイ 11、12・・・ 脆弱ゾーン 13・・・ 凹部 14・・・ 底面部 20、21・・・ ビード 24・・・ リベットヘッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 リヒャルト ゴスマン ドイツ 63128 ディーツェンバッハ キ ルシュボルンシュトラーセ 36 (72)発明者 エックハルト ディッツェル ドイツ 64390 エルツハウゼン バーン シュトラーセ 182
Claims (15)
- 【請求項1】 ロッドヘッド(5) とロッドシャフト(4)
を備えた通しロッド(3) と、通しロッド(3) に挿通し、
長手方向に少なくとも1つの脆弱ゾーンを有する、実質
的に円筒形状であるリベットスリーブ(2) とからなる盲
リベット(1)において、各脆弱ゾーン(11 、 12) が、リ
ベットスリーブ(2) 外周に分布し、実質的に、軸方向の
同じ位置に形成された凹部(13)により構成され、その凹
部(13)の底面部(14)が、それぞれリベットスリーブ(2)
のシリンダ外周の割線を形成するか、あるいは、半径方
向においてこの割線の内部を通過していることを特徴と
する盲リベット。 - 【請求項2】 前記の凹部(13)が、対として互いに半径
方向の対称位置に向き合って配置されることを特徴とす
る請求項1の盲リベット。 - 【請求項3】 前記の凹部(13)が、4箇所に設けられて
いることを特徴とする請求項1又は2記載の盲リベッ
ト。 - 【請求項4】 前記のリベットスリーブ(2) の各凹部(1
3)の間に、予め決められた角部領域(15)が設けられ、そ
の形状が実質的に中空円筒状であることを特徴とする請
求項1〜3のいずれか1項に記載の盲リベット。 - 【請求項5】 前記の凹部(13)が、型押しによって形成
されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に
記載の盲リベット。 - 【請求項6】 前記の凹部(13)が、角のない断面に形成
されたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に
記載の盲リベット。 - 【請求項7】 前記のリベットスリーブ(2) が、凹部(1
3)の領域において、内部に向かって変形し、それによっ
て形成される隆起部分(16)がロッドシャフト(4) と接触
していることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項
に記載の盲リベット。 - 【請求項8】 前記のロッドシャフト(4) が、破断予定
箇所として形成される断面積減少部(6) を備え、この断
面積減少部に対応するリベットスリーブ(2)の領域に少
なくとも1つの脆弱ゾーン(11)が設けられていることを
特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の盲リベ
ット。 - 【請求項9】 前記のリベットスリーブ(2) の材料(17)
が、少なくとも1つの凹部(13)の領域において、シャフ
ト部(4) の断面積減少部(6) に入り込んでいることを特
徴とする請求項8記載の盲リベット。 - 【請求項10】 前記のリベットスリーブ(2) のロッド
ヘッド部(5) との当接端部が、内向きの傾斜面(9) に形
成されていることを特徴とする請求項1〜9のいずれか
1項に記載の盲リベット。 - 【請求項11】 端に最も近い脆弱ゾーン(11)から端ま
での距離が、リベット締結後、ロッドヘッド(5) の一部
がリベットスリーブ(2) によって囲まれ一部が露出する
よう、ロッドヘッド(5) の形状及びロッドヘッド(5) の
軸方向ならびに半径方向の長さに対応して選定されるこ
とを特徴とする請求項10記載の盲リベット。 - 【請求項12】 前記のロッドヘッド(5) が球の一部で
形成されることを特徴とする請求項11記載の盲リベッ
ト。 - 【請求項13】 請求項1〜12のいずれか1項の盲リ
ベットを製造する際、通しロッド(3) 及びリベットスリ
ーブ(2) とを組み立てた後、凹部(13)を形成することを
特徴とする盲リベットの製造方法。 - 【請求項14】 前記の凹部(13)が、型押しによって形
成される請求項13記載の盲リベットの製造方法。 - 【請求項15】 通しロッド(3) に対して予め決められ
たオーバーサイズのリベットスリーブ(2) を使用し、凹
部(13)を形成する際、リベットスリーブ(2)の一部が通
しロッド(3) に接するようにしたことを特徴とする請求
項13又は14記載の盲リベットの製造方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE4343171.2 | 1993-12-17 | ||
DE4343171A DE4343171C2 (de) | 1993-12-17 | 1993-12-17 | Blindniet und Verfahren zu seiner Herstellung |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07233808A true JPH07233808A (ja) | 1995-09-05 |
JP2735799B2 JP2735799B2 (ja) | 1998-04-02 |
Family
ID=6505332
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6313316A Expired - Lifetime JP2735799B2 (ja) | 1993-12-17 | 1994-12-16 | 盲リベットとその製造方法 |
Country Status (9)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5496140A (ja) |
EP (1) | EP0663536B1 (ja) |
JP (1) | JP2735799B2 (ja) |
AT (1) | ATE170958T1 (ja) |
CZ (1) | CZ288837B6 (ja) |
DE (1) | DE4343171C2 (ja) |
ES (1) | ES2122126T3 (ja) |
HU (1) | HU216685B (ja) |
PL (1) | PL174860B1 (ja) |
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WO2021219393A1 (de) * | 2020-04-28 | 2021-11-04 | HELLA GmbH & Co. KGaA | Niethülse und blindniet mit einer niethülse |
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GB9624710D0 (en) * | 1996-11-28 | 1997-01-15 | Milladale Ltd | Blind rivet and method of making the same |
GB2346943A (en) | 1999-02-19 | 2000-08-23 | Emhart Inc | Blind rivet with circumferential grooves and axial ribs |
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