JP3014914U - コンロ使用飯盒炊さんの熱拡散器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 コンロを使ったキャンプの飯盒炊さんに於
いて、芯の残ったご飯や、焦げ付き、吹きこぼれによる
コンロの汚れを防止する。 【構成】 直径２２０ｍｍ、厚さ０．８ｍｍ程度の円
形、又は任意の形状の鉄板に、中心より半径５０ｍｍの
円周上に高さ５ｍｍ、巾５ｍｍの凸部を、その内側のコ
ンロの炎があたる部分に、直径３ｍｍの穴を任意に設
け、外周に高さ１０ｍｍの縁を付けたものと、直径２ｍ
ｍの丸棒を曲げ加工した、高さ８ｍｍの飯盒を浮かして
置く為の台から成る熱拡散器。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】 キャンプの飯盒炊さんに使用されるものである。

【０００２】

【従来の技術】 コンロに直接飯盒を置くものである。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】 上記技術においては、コンロの炎が、 部分的に集中し、なおかつ直接飯盒に当たる為、その部分が高温になる為、焦げ 付きやすく、又、熱が早く伝わるので早く炊けるが、炊けたご飯に芯が残りやす く、ふきこぼれは、コンロの上に直接落ちるので、コンロが汚れるなどの欠点が ある。ゆえに、これら欠点を除くことを目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】 直径２２０ｍｍ、厚さ０．８ｍｍ程度の円形 、又は任意の形状の鉄板に、中心より半径５０ｍｍの円周上に高さ５ｍｍ、巾５ ｍｍの凸部を、その内側のコンロの炎が当たる部分に、直径３ｍｍの穴を任意に 設け、外周に高さ１０ｍｍの縁を付けたものと、直径２ｍｍ程度の丸棒を曲げ加 工した、高さ８ｍｍの飯盒を浮かして置く為の台から成る熱拡散器。

【０００５】

【作 用】 前述の如く構成されているから、火力の強い炎と熱が直接飯盒に 当たること及び、ふきこぼれがコンロの上に落ちるのを防ぐことができる。

【０００６】

【実施例】 本考案の実施例を図面に基づいて詳述すれば、直径２２０ｍｍ、 厚さ０．８ｍｍ程度の円形、又は任意の形状の鉄板の、中心より半径５０ｍｍの 円周上に設けた高さ５ｍｍ、巾５ｍｍの凸部と、外周に付けた高さ１０ｍｍの縁 により、ふきこぼれが、コンロの上に落ちることを防ぎ、本体の鉄板と、凸部の 内側に設けた直径３ｍｍの穴により、コンロの炎と熱を拡散させる。又、直径２ ｍｍ程度の丸棒を曲げ加工した高さ８ｍｍの飯盒を浮かして置く為の台により、 コンロの炎と熱が、直接飯盒に当たったり、伝わるのを防ぐことができる。

【０００７】

【考案の効果】 以上述べたように本考案によれば、コンロの炎と熱を拡 散させ、飯盒を浮かす台によりコンロの熱を飯盒の底面の広い範囲で受けること ができ、熱伝導も緩やかになるのでじっくり炊き上げることができ、ご飯に芯が 残らず、焦げ付きにくくなる。しかも、ふきこぼれは本考案の凸部と縁の間に落 ち炭化するので、コンロの上に落ちることを防止できコンロが汚れない。

【図面の簡単な説明】

【図１】 平面図

【図２】 図１のＡ−Ａ断面図

【符号の説明】

【１】 直径２ｍｍの丸棒を曲げ加工した高さ８ｍｍの
飯盒を乗せる台

【２】 高さ５ｍｍ、巾５ｍｍの凸部

【３】 直径３ｍｍの穴

【４】 厚さ０．８ｍｍ程度の鉄板

【５】 高さ１０ｍｍの縁

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 直径２２０ｍｍ、厚さ０．８ｍｍ程度
   の円形、又は任意の形状の鉄板に、中心より半径５０ｍ
   ｍの円周上に高さ５ｍｍ、巾５ｍｍの凸部を、その内側
   のコンロの炎があたる部分に、直径３ｍｍの穴を任意に
   設け、外周に高さ１０ｍｍの縁を付けたものと、直径２
   ｍｍ程度の丸棒を曲げ加工した、高さ８ｍｍの飯盒を浮
   かして置く為の台から成る熱拡散器。