JP3014861U - 支柱端部切欠き治具 - Google Patents

支柱端部切欠き治具

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jig
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和男 佐藤
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Daiwa House Industry Co Ltd
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Daiwa House Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動ガス切断機等の自動切断機で、支柱端部
の切欠き作業を全て行うことを可能にする支柱端部切欠
き治具を提供する。 【構成】 自動ガス切断機の切断部、例えば切断用トー
チTを切欠き形状に対応させて案内する案内面1aを有
する概略馬蹄形の案内部材1を表面に有する支持板2
を、この支持板2の裏面に接続された第1および第2位
置決め部材3,4により支柱C端部の所定位置にセット
するものである。これため、案内部材1の案内面1aに
沿って切断用トーチTを移動させるだけで、所望形状に
切欠ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は建物の支柱の根本などの端部に所定形状の切欠きを設けるための支柱 端部切欠き治具に関する。
【0002】
【従来の技術】
建物の支柱として角パイプを用いた場合には、この角パイプの根本の基礎ボル トと干渉する部分にU字状の切欠きがなされることがある。従来、この切欠きは 、次のようにしてなされている(図5参照)。
【0003】 角パイプCの根本の所定位置に、円形切欠きのための中心Oを罫書く(図5( a)参照)。
【0004】 半自動ガス切断機(図示省略)で、この罫書かれた中心Oを基準として円形の 切欠きHを設ける(図5(b)参照)。
【0005】 前記切欠きH部から根本端面に向けて直線部Lの切断位置を罫書く(図5(c )参照)。
【0006】 この罫書きに沿って、熟練工が手作業により直線部Lをガス切断する(図5( d)参照)。
【0007】 手作業により切断された直線部Lをグラインダ仕上げする。
【0008】 このように、従来の切欠き作業は煩雑であることから、その作業に長時間を要 する。また、直線部の切断は手作業により行っているために、作業には熟練を要 する。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】
本考案はかかる従来技術の問題点に鑑みなされたものであって、自動ガス切断 機等の自動切断機で、支柱端部の切欠き作業を全て行うことを可能にする、支柱 端部切欠き治具を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本考案は、自動切断機の切断部を切欠き形状に対応させて案内する案内部を有 する概略馬蹄形の案内部材と、前記自動ガス切断機の切断部の前記移動を妨げる ことなく、前記案内部材を表面で支持する平板状の支持部材と、前記平板状の支 持部材の裏面に接続されて、前記案内部材の支柱側面からの位置を規定する複数 の第1位置決め部材と、前記平板状の支持部材の裏面に接続されて、前記案内部 材の支柱端面からの位置、および支柱の切欠き部表面からの高さを規定する第2 位置決め部材とを備えてなることを特徴とする支柱端部切欠き治具に関する。
【0011】 本考案の支柱端部切欠き治具においては、前記切断部の駆動部の保持部が設け られてなるのが好ましい。
【0012】
【作用】
本考案の支柱端部切欠き治具は、前記のごとく構成されているので、第1位置 決め部材および第2位置決め部材により、案内部材を支柱端部の所定位置に設定 し、ついで自動ガス切断機の駆動部により切断用トーチ等の切断部を、案内部に 沿って移動させることにより、支柱端部を所定形状に切欠くことができる。その ため、従来の罫書き作業およびグラインダ仕上げは不要となる。
【0013】
【実施例】
以下、添付図面を参照しながら本考案を実施例に基づいて説明するが、本考案 は、かかる実施例のみに限定されるものではない。
【0014】 本考案の支柱端部切欠き治具(以下、単に治具という)の一実施例を図1ない し図3に示し、同実施例の治具Jは、自動ガス切断機の切断用トーチTを切欠き 形状に対応するように案内する案内部材1と、この案内部材1を支持している支 持部材2と、この支持部材2の支柱Cの側面C1からの位置決めをする第1位置 決め部材3と、この支持部材2の支柱Cの端面C2からの位置決めをする第2位 置決め部材4とを主要構成要素としてなる。
【0015】 この案内部材1は概略馬蹄形の平板とされ、その内側1aの形状が支柱Cの切 欠き形状より若干大きな相似形とされて、切断用トーチの案内部が形成されてい る。すなわち、この内側1aの大きさは、ガス切断機の切断用トーチTを内側1 aに沿って移動させたときに、所定の切欠きが形成されるように調整されている 。また、この案内部材1の外縁1b近傍には、この案内部材1を支持部材2にビ ス留めするための、所要数(図示の例では6個)のビス挿通孔11が設けられて いる。なお、この案内部材1の内側1aの形状は、当然のことながら支柱C端部 に設けられる切欠きの形状に応じて適宜調整される。したがって、U字状ばかり でなく、例えばコの字状あるいはその他の形状(図4参照)とすることもできる 。
【0016】 この案内部材1を支持・固定する支持部材2は四角形の平板とされ、その一辺 2aから中心部に向けて、前記案内部材1の内側1aに対応させた切欠き21が 設けられている。これにより、切断用トーチTの前記移動が妨げられないように されている。また、この切欠き21の周縁部には、前記案内部材1に設けられて いるビス挿通孔11に対応させたねじ孔22が設けられている。そして、このね じ孔22に、前記ビス挿通孔11から挿通されてきたビス5を螺着することによ り案内部材1が支持部材2の表面に位置決め・固定される。なお、支持部材2の ねじ孔22の位置は、案内部材1を支持部材2に取付けた際に、その開放端が支 持部材2の切欠き21が設けられている辺2aの端面と一致するように調整され ている。
【0017】 また、前記切欠き21が形成されている反対側の辺2b近傍には、切断用トー チTの駆動部(図示省略)を装着するための、取付用透孔23が中心振り分けで 2個設けられている。さらに、この支持部材2には、第1位置決め部材3および 第2位置決め部材4を取付けるための、第1取付け部24および第2取付け部2 5も設けられている。
【0018】 この第1取付け部24は、所定の間隔で前記切欠き21の中心線に直交する方 向に直線状に設けられている一群の透孔241,241,…からなる。本実施例 ではこの一群の孔241の数は4個とされているが、この孔241の数は適宜増 減することができる。また、本実施例では、かかる構成とされている取付け部2 4が支柱Cの軸線方向に沿って2個所設けられている。そして、この第1取付け 部24に、逆L字状平板からなる第1位置決め部材2が、L字の外側3aを支持 部材2の外方に位置させて取付けられる。また、この第1位置決め部材3の垂直 部32の内側32aが支柱Cの側面C1に当接されて支持部材2の位置決めを行 う(図2参照)。より具体的には、この取付けは、第1位置決め部材3の水平部 31の上面31aを、支持部材2の第1取付け部24の裏面24aに当接して、 ついで例えば第1透孔241Aおよび第3透孔241Cよりボルト6,6を挿通 し、これらのボルト6,6を第1位置決め部材3の水平部31に、第1透孔24 1Aおよび第3透孔241Cの間隔に対応させて設けられているねじ穴31b, 31bに螺合させることによりなされる。なお、支柱C端部に設けられる切欠き 位置の変更は、第2透孔241Bと第4透孔241Dにボルト6,6を挿通して 、第1位置決め部材3の前記ねじ穴31b,31bに螺合することによりなされ る。さらに、この水平部31の長さを適宜調整することにより、各種のサイズの 支柱Cに対応することができる。
【0019】 また、第2取付け部25は、前記切欠き21を挾んで前記第1取付け部24と 反対側に設けられている、切欠き21の中心線と平行とされている長孔251と される。そして、この第2取付け部25に、変形逆L字状平板からなる第2位置 決め部材4が、L字の外側4aを支持部材2の外方に位置させて取付けられてい る。より具体的には、この取付けは、第2位置決め部材4の水平部41の上面4 1aを、支持部材2の第2取付け部25の裏面25aに当接して、ついで長孔2 51よりボルト7を例えば2本挿通し、これらのボルト7,7を第2位置決め部 材4の水平部41に所定の間隔で設けられているねじ穴41b,41bに螺合さ せることによりなされる。この場合、図3に示すように、L字の垂直部42の内 側42aの位置は、支持部材2の切欠き21が設けられている辺2aの端面に一 致させられている。この内側42aの位置調整は、ボルト7,7を緩めて第2位 置決め部材4を長孔251に沿って移動させることによりなされる。
【0020】 なお、支持部材2の支柱C表面からの高さ調整を容易にするために、第2位置 決め部材4の水平部41の高さは、第1位置決め部材3の水平部31の高さより も高くされている。また、この第1取付け部24側の辺2cと切欠き21が設け られている辺2aとからなる角は、作業の安全上の見地から所定長さで切り落と されている。
【0021】 次に、かかる構成とされている治具Jによる支柱C端部の切欠きについて説明 する。
【0022】 第1位置決め部材3のL字の垂直部32の内側32aを角パイプCの側面C1 に当接する。
【0023】 この状態で治具Jを後方に移動させて、第2位置決め部材4のL字の垂直部4 2の内側42aを角パイプCの端面C2に当接する。これにより、治具Jの位置 決めが終了する。
【0024】 自動ガス切断機(図示省略)を治具Jが装着されている後方の適宜位置に固定 するとともに、切断用トーチTの駆動部(図示省略)を支持部材2の取付け孔2 3,23を利用して支持部材2の切欠き21の後方に固定する。
【0025】 切断用トーチTを案内部材2の一方の先端に位置決めする。
【0026】 切断用トーチTに点火するとともに、火炎を調整する。
【0027】 駆動部により切断用トーチTを案内部材1の内面1aに沿って移動させて、支 柱C端部を所定形状に切欠く。
【0028】 このように本実施例によれば、罫書き作業を行わずに支柱端部を所定形状に切 欠くことができる。また、全ての切欠き作業が自動ガス切断機によりなされるの で、熟練を要しないとともに、切欠き後のグラインダ仕上げが不要となる。その ため、作業能率が向上する。さらに、第1位置決め部材および第2位置決め部材 を支柱端部に当接するだけで、治具の位置決めがなされるので、治具の支柱への 装着が迅速になされる。
【0029】 以上、本考案を実施例に基づいて説明してきたが、本考案はかかる実施例のみ に限定されるものではなく、種々改変が可能である。例えば、第1位置決め部材 および第2位置決め部材の垂直部の長さを適宜調整することにより、丸パイプの 端部を所定形状に切欠くこともできる。また、自動切断機は、自動ガス切断機に 限定されるものではなく、各種の自動切断機とすることができる。
【0030】
【考案の効果】
以上詳述したように、本考案によれば、罫書き作業を行わずに支柱端部を所定 形状に切欠くことができ、また全ての切欠き作業が自動ガス切断機によりなされ るので、熟練を要しないとともに切欠き後のグラインダ仕上げが不要となるとい う優れた効果が得られる。また、それにより作業能率も向上するという効果も得 られる。さらに、第1位置決め部材および第2位置決め部材を支柱端部に当接す るだけで、治具の位置決めがなされるので、治具の支柱への装着が迅速になされ るという効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の支柱端部切欠き治具の一実施例の平面
図である。
【図2】同正面図である。
【図3】同第2位置決め部材の取付け部の詳細図であ
る。
【図4】案内部材の他の例の平面図である。
【図5】従来の支柱端部の切欠き手順の説明図であっ
て、同(a)は円の中心を罫書いた状態を示し、同
(b)は円形の切欠きを設けた状態を示し、同(c)は
直線部を罫書いた状態を示し、同(d)は直線部も切欠
かれた状態を示す。
【符号の説明】
1 案内部材 1a 内面 11 ビス挿通孔 2 支持部材 2a,2b,2c 辺 21 切欠き 22 ビス孔 23 透孔 24 第1取付け部 241 透孔 25 第2取付け部 251 長孔 3 第1位置決め部材 3a 外側 31 水平部 31b ねじ穴 32 垂直部 4 第2位置決め部材 4a 外側 41 水平部 41b ねじ穴 42 垂直部 5 ビス 6,7 ボルト J 支柱端部切欠き治具 C 支柱、角パイプ T 切断用トーチ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動切断機の切断部を切欠き形状に対応
    させて案内する案内部を有する概略馬蹄形の案内部材
    と、 前記自動切断機の切断部の前記移動を妨げることなく、
    前記案内部材を表面で支持する平板状の支持部材と、 前記平板状の支持部材の裏面に接続されて、前記案内部
    材の支柱側面からの位置を規定する複数の第1位置決め
    部材と、 前記平板状の支持部材の裏面に接続されて、前記案内部
    材の支柱端面からの位置、および支柱の切欠き部表面か
    らの高さを規定する第2位置決め部材とを備えてなるこ
    とを特徴とする支柱端部切欠き治具。
  2. 【請求項2】 前記自動切断機の切断部の駆動部の保持
    部が設けられてなることを特徴とする請求項1記載の支
    柱端部切欠き治具。
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