JP2849583B2 - ノッチング切断ガイド用治具 - Google Patents

ノッチング切断ガイド用治具

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JP2849583B2 JP9871697A JP9871697A JP2849583B2 JP 2849583 B2 JP2849583 B2 JP 2849583B2 JP 9871697 A JP9871697 A JP 9871697A JP 9871697 A JP9871697 A JP 9871697A JP 2849583 B2 JP2849583 B2 JP 2849583B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、H形鋼のフラン
ジにノッチングを入れる際に、切断線をガイドするため
の治具に関するものである。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】H形
鋼は土木建築物の柱や梁等の強度部材として用いられて
おり、これらの部材を直角に接続するために、図5に示
すように、一方のH形鋼30のフランジおよびウェブ面
に直角にガセットプレート31が溶接され、このガセッ
トプレート31に、もう一方のH形鋼32をボルト33
で接続する方法が採用される場合がある。この場合に
は、ガセットプレート31を取り付けるために、接続さ
れるH形鋼32端部の下フランジ34をノッチング切断
する必要がある。
【0003】従来、上記の場合のように、H形鋼のフラ
ンジをノッチング切断する際には、フランジに切断線を
罫書き、この切断線に沿って職人がフリーハンドで切断
トーチを走査する方法が採用されていた。この方法は、
切断線からのトーチのずれ防止や、トーチの火口先の先
端と切断面との距離を一定に保つことが難しいため、切
断幅が不揃いとなる等の問題があった。
【0004】上記の問題を解決するために、H形鋼のフ
ランジを抱き込む形状の台座部材の上板を、フランジの
上面にマグネットで固着するとともに、前記抱き込み部
に取り付けられた押さえボルトをH形鋼のウェブに垂直
に押し当てて、この台座部材をH形鋼に固定し、L字形
で一定の高さを有するガイド部材をこの台座部材に押し
当てて、このガイド部材に沿ってトーチを走査する方法
が提案されている。
【0005】上記の方法は、前記台座部材をH形鋼に固
定するに際して、マグネットを装着するとともに前記押
さえボルトを締め込む必要があり、手間がかかる問題が
ある。マグネットが振動や衝撃でずれる心配もある。ま
た、火口の型式が異なるトーチを使用する場合は、火口
先の先端と切断されるH形鋼のフランジ上面との距離を
調節するために、前記L字形のガイド部材の高さを変え
る必要もある。
【0006】そこで、この発明の課題は、一挙動でH形
鋼に装着でき、かつ火口の型式が異なる切断トーチにも
そのまま使用できるノッチング切断ガイド用治具を提供
することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この発明のノッチング切断ガイド用治具は、ガイ
ドプレートと、このガイドプレートをH形鋼に装着する
ための装着装置とが連結金具により一体に組み立てられ
てなり、前記連結金具は、H形鋼の端面に当接される基
準板と、この基準板に直交する台座部と、同じく基準板
に直交してH形鋼のウェブに当接される当て板部とから
なり、前記ガイドプレートは、長尺と短尺とからなり、
各尺のガイド辺がL字形に直交しており、前記連結金具
の台座部に結合されて、長尺側のガイド辺がH形鋼のフ
ランジ上面と所要の距離を有して平行に配置され、前記
装着装置は、そのブラケットが前記連結金具の基準板に
結合され、このブラケットに、後端にハンドルを有する
ヘ字形屈曲アームが、その先端部と屈曲部をリンクで回
動自在に取り付けられ、このヘ字形屈曲アームの先端部
に取り付けられたリンクにはリンクに直交するアームが
形成され、このアームの先端にクランプ棒が取り付けら
れてなり、前記ハンドルをH形鋼の端面に垂直となるよ
うに回動することにより、前記クランプ棒が回動して、
このクランプ棒と前記当て板部とでH形鋼のウェブを挟
持できる構成を採用したのである。
【0008】すなわち、前記ガイドプレートと装着装置
を、事前に前記連結金具により一体に組み立て、この一
体に組み立てたノッチング切断ガイド用治具を、連結金
具の前記基準板をH形鋼の端面に、前記当て板部をH形
鋼のウェブに当接して、ガイドプレートの上面が切断さ
れるH形鋼のフランジ上面から所要の距離となるように
上下にスライドさせ、前記ハンドルをH形鋼の端面に垂
直となるように回動することにより、前記クランプ棒で
H形鋼のウェブを挟持して、H形鋼に装着することがで
きる。
【0009】このノッチング切断ガイド用治具は、ガイ
ドプレートと装着装置が一体に組み立てられているた
め、H形鋼に装着後は、作業者は切断トーチを操作する
のみでよく、ガイドプレートを支える必要がない。
【0010】また、このノッチング切断ガイド用治具
は、切断トーチの火口の型式が変わってもガイドプレー
トの高さ位置を自在に調節することができる。なお、こ
のガイド用治具は、H形鋼のウェブに当接される前記当
て板部の内側面と前記ガイドプレートの長尺側のガイド
辺との水平距離で、切断トーチの火炎中心位置を決めて
いるため、H形鋼のウェブの厚みとは無関係に、切断ト
ーチを切断線に沿ってガイドできる。
【0011】さらに、このノッチング切断ガイド用治具
は、ガイドプレートを切断されるH形鋼のフランジ上面
から浮かせて固定しているので、切断時の火炎の熱が有
効に切断部に入熱されるとともに、ガイドプレートが火
炎や加熱されたフランジ上面からの熱で変形することも
ない。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図1乃至図4に基づき、こ
の発明の実施形態を説明する。図1は、この施形態のノ
ッチング切断ガイド用治具を示す。図1(a)はこのガ
イド用治具の組み立て図、図1(b)はガイド用治具を
構成する連結金具を拡大して示す。
【0013】前記ガイド用治具は、L字形のガイドプレ
ート1と装着装置2、およびこれらを結合するための連
結金具3で構成されている。
【0014】ガイドプレート1は長尺4と短尺5とから
なり、長尺側のガイド辺4aと短尺側のガイド辺5aが
L字形に直交している。長尺4には複数の貫通孔6が設
けられ、長尺4の端部側の貫通孔6にボルト7を通して
連結金具3の台座部8に結合されている。長尺4の中央
側の貫通孔6は、ノッチングの切断長さが短い場合のた
めのものであり、この場合は切断長さに合わせて、使用
する貫通孔6が選択される。
【0015】ガイドプレート1の短尺5には、2つのね
じ孔9が設けられ、ここに高さ調節ボルト10が取り付
けられている。この高さ調節ボルト10は、ガイド用治
具をH形鋼に装着したのち、ガイドプレート1がH形鋼
のフランジ上面と平行になるように調節するためのもの
である。なお、高さ調節ボルト10の替わりに、H形鋼
のフランジ上面にブロックを載置し、このブロックでガ
イドプレート1の短尺側を支えるようにしてもよい。
【0016】前記装着装置2は、そのブラケット11が
前記連結金具3の基準板12にボルト13で取り付けら
れ、このブラケット11に後端にハンドル14を有する
ヘ字形屈曲アーム15が、その先端部と屈曲部をリンク
16、17で回動自在に取り付けられている。前記ヘ字
形屈曲アーム15の先端部に取り付けられたリンク16
には、このリンク16と直交するアーム18が形成さ
れ、このアーム18の先端にはナット19が取り付けら
れ、6角ボルトのクランプ棒20が、このナット19に
嵌め込まれてアーム18と垂直に突き出されている。
【0017】前記連結金具3は、台座部8と当て板部2
1が、各々基準板12に直交するように形成され、前記
ブラケット11を取り付けるためのねじ孔22が基準板
12に、ガイドプレート1を結合するためのねじ孔23
が台座部8に設けられている。
【0018】図2および図3は、ノッチング切断ガイド
用治具をH形鋼24に装着した状態を示す。図2は平面
図、図3は側面図である。前記連結金具3の基準板12
がH形鋼24の端面に、前記当て板部21がH形鋼24
のウェブ25に当接され、切断トーチ26の火口先27
の先端が、切断されるH形鋼24のフランジ28の上面
と適切な距離となるように、ガイドプレート1の高さ位
置が決められている。
【0019】ガイドプレート1と連結金具3は、前記長
尺側のガイド辺4aと当て板部21の内側面21aとの
水平距離が、切断トーチ26の火口先27の半径と等し
くなるように結合されているため、ガイド辺4aにガイ
ドされた火口先27の中心は、切断線29の直上に来て
いる。
【0020】装着装置2は、図4に示すように、ハンド
ル14を矢印の方向に回動させて、H形鋼24の端面に
垂直にすることにより、前記当て板部21と前記クラン
プ棒20でH形鋼24のウェブ25を挟持して、ガイド
用治具がH形鋼24に装着されている。
【0021】なお、ガイドプレート1の短尺5に取り付
けられた前記高さ調節ボルト10は、前もって概略の高
さにセットされており、ガイド用治具をH形鋼24に装
着したのち、必要に応じてガイドプレート1がフランジ
28の上面と平行となるように微調整される。また、前
記クランプ棒20の前記アーム18からの突き出し量
も、H形鋼24のウェブ25の厚みに合わせて前もって
セットされ、必要に応じてクランプ棒20を締め込ん
で、クランプ力が調節される。
【0022】
【発明の効果】以上のように、この発明のノッチング切
断ガイド用治具は、ガイドプレートと装着装置を、事前
に前記連結金具により一体に組み立て、連結金具の基準
板と当て板部を各々H形鋼の端面とウェブに当接して、
前記装着装置のハンドルをH形鋼の端面に垂直となるよ
うに回動するのみで、クランプ棒でH形鋼のウェブを挟
持できる構成にしたので、一挙動でガイド用治具をH形
鋼に装着できる。また、ガイド用治具をH形鋼の端面に
当接しながら上下にスライドさせ、ガイドプレートの装
着高さ位置を容易に調節できるので、火口の型式が異な
る切断トーチにもそのまま使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】aは実施形態のノッチング切断ガイド用治具の
組み立て斜視図、bはaを構成する連結金具の拡大斜視
【図2】実施形態のノッチング切断ガイド用治具をH形
鋼に装着した状態を示す平面図
【図3】図2の側面図
【図4】図3のIV−IV線に沿った断面図
【図5】H形鋼の接続方法を示す図
【符号の説明】
1 ガイドプレート 2 装着装置 3 連結金具 4 長尺 4a ガイド辺 5 短尺 5a ガイド辺 6 貫通孔 7 ボルト 8 台座部 9 ねじ孔 10 高さ調節ボルト 11 ブラケット 12 基準板 13 ボルト 14 ハンドル 15 屈曲アーム 16、17 リンク 18 アーム 19 ナット 20 クランプ棒 21 当て板部 21a 内側面 22、23 ねじ孔 24 H形鋼 25 ウェブ 26 切断トーチ 27 火口先 28 フランジ 29 切断線 30 H形鋼 31 ガセットプレート 32 H形鋼 33 ボルト 34 フランジ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガイドプレートと、このガイドプレート
    をH形鋼に装着するための装着装置とが連結金具により
    一体に組み立てられてなり、前記連結金具は、H形鋼の
    端面に当接される基準板と、この基準板に直交する台座
    部と、同じく基準板に直交してH形鋼のウェブに当接さ
    れる当て板部とからなり、前記ガイドプレートは、長尺
    と短尺とからなり、各尺のガイド辺がL字形に直交して
    おり、前記連結金具の台座部に結合されて、長尺側のガ
    イド辺がH形鋼のフランジ上面と所要の距離を有して平
    行に配置され、前記装着装置は、そのブラケットが前記
    連結金具の基準板に結合され、このブラケットに、後端
    にハンドルを有するヘ字形屈曲アームが、その先端部と
    屈曲部をリンクで回動自在に取り付けられ、このヘ字形
    屈曲アームの先端部に取り付けられたリンクにはリンク
    に直交するアームが形成され、このアームの先端にクラ
    ンプ棒が取り付けられてなり、前記ハンドルをH形鋼の
    端面に垂直となるように回動することにより、前記クラ
    ンプ棒が回動して、このクランプ棒と前記当て板部とで
    H形鋼のウェブを挟持できるようにしたノッチング切断
    ガイド用治具。
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CN103317205A (zh) * 2013-06-27 2013-09-25 张家港凯航通力船用设备有限公司 一种火焰切割用火焰校直装置
CN110202506A (zh) * 2019-06-28 2019-09-06 无锡洲翔成套焊接设备有限公司 一种钢结构柱夹具

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