JP2703744B2 - ガセットプレートの位置決め治具 - Google Patents

ガセットプレートの位置決め治具

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JP2703744B2
JP2703744B2 JP27017395A JP27017395A JP2703744B2 JP 2703744 B2 JP2703744 B2 JP 2703744B2 JP 27017395 A JP27017395 A JP 27017395A JP 27017395 A JP27017395 A JP 27017395A JP 2703744 B2 JP2703744 B2 JP 2703744B2
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plate
arm
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gusset
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功 伊藤
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株式会社イトーコー
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】この発明は、大梁と小梁を接続する
ガセット(gusset)プレートの位置決めに用いる
治具に関する。
【0002】
【従来の技術】大梁と小梁を接続するため、図4に示す
ように、H形鋼から成る大梁1の一側にガセットプレー
ト2を溶接3で固着し、同じくH形鋼の小梁4をガセッ
トプレート2にボルト5で接続する方法がある。
【0003】上記ガセットプレート2は、大梁1に対し
て直角かつ水平に固着する必要があり、従来は、予め物
尺で大梁1に罫書きし、その線に合わせてガセットプレ
ート2を仮止めした後、本溶接を行なっている。
【0004】
【発明の課題】大梁1に対して多数の小梁4を接続する
ため、それと同数の罫書きを行なう必要があり非常に手
間がかかる。
【0005】しかも、罫書きに合致するようガセットプ
レートを手で支持しながら仮止め溶接を行なう必要があ
り、正確に仮止めを行なうのが非常に難しい。
【0006】そこで、この発明の課題は、罫書きなしで
ガセットプレートを正確に位置決めできる治具を提供す
ることである。
【0007】
【課題の解決手段】上記の課題を解決するため、この発
明の治具は、基準板とこの基準板をH形鋼に装着する装
着部より成り、前記基準板は、縦板と、これと直角の頂
板及び一以上の横板を有し、これらの縦板及び横板の少
なくとも一側面は、ガセットプレートを当接する一つの
垂直面に包絡され、前記装着部は、先端にクランプ棒を
有し後端が回動自在に支持された逆L字形アームと、こ
のアームの屈曲部に先端が回動自在に連結し、後端にハ
ンドルを設けたヘ字形屈曲アームと、この屈曲アームの
屈曲部を回動及び揺動自在に支持するリンクより成り、
前記ハンドルを上方に回動することによって、前記クラ
ンプ棒が上方に回動し、その先端と上記頂壁の下面によ
って、前記ガセットプレートを固着するH形鋼のフラン
ジを挾持できるようにし、ガセットプレートを前記垂直
面に当接して位置決めできるようにしたのである。
【0008】
【実施の形態】図1及び図2に示すように、ガセットプ
レートの位置決め治具は、できるだけ平坦で均一な厚み
の板状材料で形成された基準板10と、この基準板10
を大梁に着脱自在に係止する装着部20より成る。
【0009】基準板10は、縦板11と、この縦板11
に直角に設けられた頂板12及び横板13、14、15
より成り、これらの縦板11と横板13、14、15の
一側面又は両側面は、一つの垂直面に包絡される。従っ
て、図2のように正面から見た場合、一直面11a、1
1bをなしている。
【0010】前記頂板12と横板13、14、15との
間隔は、H形鋼のウエブサイズによって定められる。ま
た横板13、14、15の長さは、同様にH形鋼のフラ
ンジサイズによって定められる。従って、種々なサイズ
のH形鋼に適用するため、横板13、14、15は図示
のように複数設けるのが好ましいが、一つであってもよ
い。
【0011】前記装着部20は、次のような構造であ
る。即ち縦板11の上端部後面には、ブラケット21が
固着されており、このブラケット21に逆L字形アーム
(ベルクランク)22の後端が回動自在に取り付けられ
ている。このアーム22は、縦板11に設けられた窓1
6を通って縦板11の前面へ延びており、アーム22の
先端には、クランプ棒23がアームとほぼ直角に取り付
けられている。クランプ棒23はねじ棒になっており、
アーム22の先端に設けられたナット24とねじ係合し
て出没量を調整できるようになっている。
【0012】前記ブラケット21には、短いリンク25
の一端が回動自在に取り付けられ、このリンク25の他
端には、ハンドル26を有するヘ字形屈曲アーム27の
屈曲部が回動自在に連結され、屈曲アーム27の先端
は、前記逆L字形アーム22の屈曲部に回動自在に連結
されている。従って、ハンドル26を図1の矢印方向に
回動すると、前記クランプ棒23は、頂板12に接近す
る方向に回動するが、クランプ棒23の回動支点である
ピン28の回動に抵抗を与えて多少回動し難くしておく
のがよい。
【0013】上記のような治具の使用法を説明する。
【0014】まず、図3に示すように、基準板10の頂
板12を大梁1のフランジ1a上面に当てがい、ハンド
ル26を回動してクランプ棒23の先端をフランジ1a
の下面に圧接し、頂板12とクランプ棒23で大梁1の
フランジ1aを挾持する。このとき、逆L字形アーム2
2の回動支点28に対して、アーム22とハンドル26
の屈曲アーム27を連結する支点29がアーム22の屈
曲部に位置し、かつこの支点29に対して、屈曲アーム
27をブラケット21に連結するリンク25の支点3
0、31は、鎖線Aで示すように、斜め上方にオフセッ
トされているので、逆L字形アーム22の先端を下方に
押圧する力を加えてもアーム22は回動しない。即ちク
ランプ棒23によるフランジ1aの圧接状態は、ハンド
ル26を操作しない限り解除されず、頂板12とクラン
プ棒23によるフランジ1aの挾持状態が保持される。
なお、H形鋼のフランジ1aの厚みの応じて、クランプ
棒23を回転して頂板12との間隔を適当に調節するこ
とができる。
【0015】次に、図示しないガセットプレートを基準
板10に当てがいながら、H形鋼のウエブ1bに端面を
当接させる。このとき、基準板10の縦板11と横板1
3にガセットプレートをぴったりと沿わせることによっ
て大梁1に対する直角面が得られ、かつ横板13にガセ
ットプレートの下端縁を沿わせることによって水平位置
を正確に出すことができる。ガセットプレートを基準板
10に当てがった状態で仮止めを行なう。
【0016】仮止め終了後、ハンドル26を下方に回動
すると、クランプ棒23も下方に回動し、クランプが外
れる。
【0017】
【発明の効果】この発明によれば、以上のように、大梁
に着脱自在に装着できる基準板にガセットプレートを当
てがいながら仮止め溶接作業ができるので、罫書き作業
を省略できると同時に溶接作業時に基準板をガセットプ
レートの支持板として利用でき、作業能率を大巾に向上
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の治具の一例を示す側面図
【図2】同上の正面図
【図3】同上の使用例を示す側面図
【図4】大梁と小梁の溶接構造を示す側面図
【符号の説明】
1 大梁 1a フランジ 1b ウエブ 2 ガセットプレート 3 溶接 4 小梁 5 ボルト 10 基準板 11 縦板 11a、11b 一直面 12 頂板 13、14、15 横板 16 窓 20 装着部 21 ブラケット 22 逆L字形アーム 23 クランプ棒 24 ナット 25 リンク 26 ハンドル 27 屈曲アーム 28、29、30、31 回動支点

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基準板とこの基準板をH形鋼に装着する
    装着部より成り、前記基準板は、縦板と、これと直角の
    頂板及び一以上の横板を有し、これらの縦板及び横板の
    少なくとも一側面は、ガセットプレートを当接する一つ
    の垂直面に包絡され、前記装着部は、先端にクランプ棒
    を有し後端が回動自在に支持された逆L字形アームと、
    このアームの屈曲部に先端が回動自在に連結し、後端に
    ハンドルを設けたヘ字形屈曲アームと、この屈曲アーム
    の屈曲部を回動及び揺動自在に支持するリンクより成
    り、前記ハンドルを上方に回動することによって、前記
    クランプ棒が上方に回動し、その先端と上記頂壁の下面
    によって、前記ガセットプレートを固着するH型鋼のフ
    ランジを挾持できるようにしたガセットプレートの位置
    決め治具。
JP27017395A 1995-10-18 1995-10-18 ガセットプレートの位置決め治具 Expired - Lifetime JP2703744B2 (ja)

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JPH09112039A JPH09112039A (ja) 1997-04-28
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JPH09112039A (ja) 1997-04-28

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