JP3014610B2 - 鉄筋先組用型枠およびこの型枠を用いた法枠構築工法 - Google Patents
鉄筋先組用型枠およびこの型枠を用いた法枠構築工法Info
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Description
構築することにより達成する技術に係り、特に鉄筋先組
用型枠およびこの型枠を用いた法枠構築工法に関する。
る法枠構築工法は、法面勾配が大きい場合において法面
の抑止力が高いために汎用されている。
網からなる型枠が用いられるが、一般的には、左右の金
網板を上下においてそれぞれ連結用スペーサーにより回
動自在に連結することにより、運搬時において、折り畳
み可能としている。
スペーサーがあるために、型枠を設置した後、左右の金
網板間に、作業足場として不安定な法面上において、法
面から所定の高さ位置に鉄筋籠を組み立てることを余儀
無くされており、作業性が大幅に低下するものであっ
た。
報においては、鉄筋先組用型枠が提案されている。これ
を図1により説明すると、有孔板100,100の間を
横筋101により連結し、この横筋101の両側部にお
いて縦筋102,102を固着した型枠を用意する。他
方で、上部主筋104Aおよび下部主筋104Bをスタ
ーラップ筋104Cにより一体化した鉄筋籠104を、
先にアンカー鉄筋103により法面上に配置し、その
後、前記の型枠を持ち込んで、横筋101を各上部主筋
104A,104A…群上に乗せるとともに、縦筋10
2,102をスターラップ筋104Cの側面外方に配置
するものである。
は、前述の作業性の悪さを解消する上できわめて優れた
ものである。
るときにおいて根本的な問題があることが判った。すな
わち、第1に、型枠を設置する場合において、横筋10
1を各上部主筋104A,104A…群上に乗せる態様
となるが、上部主筋104A,104A…群が正確に同
一線上に配置されているのであれば問題はないが、現実
には不整であり、その結果、一部の突出した上部主筋1
04Aを境として型枠を安定して法面上に配置すること
ができない。
ーラップ筋104Cの側面外方に配置するものであり、
型枠の横断面左右方向にある程度移動するために、左右
方向の中心への位置決めが困難である。しかも、前記公
報の第4図にかぶり厚L2 とは、有孔板100と縦筋1
02外面との離間距離があることが定義されているが、
実際には、かぶり厚とは、鉄筋籠104(図示された例
ではスターラップ筋104C)と有孔板100との離間
距離であることからしても、先行技術においては、縦筋
102,102がかぶり厚を規定する単なる目安の意味
でしかないものである。
A,104A…群上に乗せる態様であるから、鉄筋籠1
04とは、たとえば同公報の第4図に示されているよう
に、別途型枠を鉄筋籠104に安定して固定するため
に、結束筋105により縦筋102および鉄筋籠104
と有孔板100とを連結する作業が必要となる。
作業であり、作業時間の増大を招く。しかも、この作業
を省略すると、型枠内にモルタルまたはコンクリートを
吹付または打設して充填するときにおいて、その充填に
伴って重量がかかるために、型枠の下部が裾拡がりに拡
大する結果となる。
されているように、縦筋102の下部と有孔板100と
を補助筋により予め連結しておくことが有効であると一
見考えられるが、有孔板100がある程度の可撓性を示
すのであるから、基本的に、充填材に対抗する支点は、
横筋101と縦筋102との交点のみであり、充填材に
して型枠の変形を防止する効果は殆どない。
なく、凹凸の発生は免れない。したがって、単に型枠を
設置した場合には、型枠と法面との間から充填材が流出
してしまい、所定形状の法枠を構築することができな
い。
68号,346456号,346457号公報などにお
いて、型枠の下面に金網などからなるスカートを設け、
このスカートにより、充填材の流出を防止することを提
案した。
ンカーにより固定することを前提としており、また、特
開平6−346457号公報のものでは、スカートの変
形防止のために、変形防止部材を別途用意して、これに
よりスカートを固定するものである。
の作業が煩雑であり、迅速の施工を妨げるものである。
上の観点から有効な鉄筋先組用型枠の利点を担保しなが
ら、充填材に対してより優れた安定性を示し、基本的に
は型枠を鉄筋籠上に設置するのみで直ちに硬化材の吹付
または打設に移行でき、この点で作業性に優れ、しか
も、型枠の位置決めを著しく正確に行うことができる鉄
筋先組用型枠を提供することにある。
に作業を行うことができるようにすることにある。
号を参照すると、上記課題を解決した本発明の鉄筋先組
用型枠は、所定位置に鉄筋籠50を先に配置し、その左
右両側に有孔板1,1を有する型枠を設置する鉄筋先組
用型枠において:左右の有孔板1,1の内側に配置され
てこれに連結される鉄筋籠係止体Xと、鉄筋籠50より
上方において、左右の有孔板1,1相互を、両端部にお
いて鉛直軸周りに回転可能に連結する間隔保持筋30
と、鉄筋籠係止体Xと間隔保持筋30とを一体物として
連結する連係手段Uとを有する主体Qを備え;各鉄筋籠
係止体X,X…は、法枠の横断面高さ方向に少なくとも
一つの、先端部10A,11Aが下方に向かうフック状
をなし、その先端部が前記鉄筋籠の主筋に上方から係止
される主鉄筋連結筋10,11を有し、鉄筋籠係止体X
と間隔保持筋30とは前記連係手段により一体物として
有孔板1,1に対して回転可能となり、前記各鉄筋籠係
止体Xには前記有孔板1,1との間に面状のスカートを
止めるスカート止め部材が設けられ、このスカート止め
部材と対応する有孔板1,1との間で、型枠下縁と法面
との間からの充填材の流出防止用スカートSが止着され
る構成とされ、前記鉄筋籠係止体Xおよび間隔保持筋3
0は長手方向に間隔を置いて複数配置されていることを
特徴とするものである。
ト止め部材は、間隔保持筋30まで延在させて連係手段
Uを構成することができる。したがって、この場合に
は、後述の実施例のように、スカート止め部材兼用連係
部材40となる。
結筋11を、たとえばその基部11Bを、有孔板1,1
と離間させ、その主鉄筋連結筋11をスカート止め部材
として利用できる。
に示されているように、少なくとも上下2段に配置され
た主鉄筋連結筋10,11と、これらの主鉄筋連結筋1
0,11を一体的に連結する縦連結筋20とを有する構
成とすることができる。
に鉛直軸周りに回転可能に連結することができる。
隔保持筋30以外に、左右の有孔板1,1相互を、両端
部において鉛直軸周りに回転可能に連結する副間隔保持
筋31を設けることができる(図2参照)。
保持筋30まで延在させてこれと一体化させ、連係手段
Uを構成することができる。
10,11の先端10A,11Aと縦連結筋20との間
で、鉄筋籠50の主筋51,52を挟む構成とすること
ができる。
主鉄筋連結筋10,11の先端より内側に縦連結筋20
を設け、この縦連結筋20より有孔板1,1側に第2縦
連結筋40を設け、縦連結筋20と主鉄筋連結筋10,
11の先端10A,11Aとの間で、鉄筋籠50の主筋
51,52を挟む構成とし、第2縦連結筋40は間隔保
持筋30と主鉄筋連結筋10,11のいずれか一つとを
一体的に連結させることができる。
た対向位置に配置し、これをスカート止め部材とするこ
とができる。
結筋10,11の先端より内側に下方に向かう係止筋1
0C,11Cを一体化し、この係止筋10C,11Cと
主鉄筋連結筋10,11の先端10A,11Aとの間
で、鉄筋籠50の主筋51,52を挟む構成とすること
ができる。
枠を用い、予め法面上の所定の高さ位置に鉄筋籠50を
組立てた後、型枠を上方から被せるとともに、主鉄筋連
結筋10,11のフック状先端部10A,11Aを鉄筋
籠50の主筋51,52に上方から係止させ、その後、
有孔板1,1間の空間に硬化材Mを充填することを特徴
とするものである。
1,1との間には、型枠下縁と法面との間からの充填材
の流出防止用スカートSを止着する。この充填材の流出
防止用スカートSは現場で止着するほか、工場生産段階
で止着することもできる。後者の場合には、止着部材を
外して、法面の凹凸に沿うように、スカートSの位置調
整を行う。
も明らかなように、従来のものと同様に作業性を大幅に
改善する。しかも、主に、前記先行技術に係る型枠に比
較しても次記の作用効果を奏する。
孔板1,1を連結する間隔保持筋30と連係手段Uによ
り一体物として連結されているので、片側あたりで、面
状に枠組された態様となり、剛性が高まる。その結果、
充填材の充填に伴う型枠の変形を最小限に抑制できる。
枠を配置できる 鉄筋籠の横筋を上部主筋上に配置する先行技術では、横
筋がたまたまスターラップ筋に位置した場合には、他の
横筋との関係で法面勾配に沿わなくなるともに設置が不
安定となるのに対して、本発明においては、鉄筋籠50
より上方において、前記左右の有孔板1,1を連結する
間隔保持筋30が設けられるので、前述の不安定要因は
全くなく、安定した設置が可能となる。
連結筋10,11の先端部10A,11Aが鉄筋籠50
の主筋51,52に係止させることで、型枠全体を鉄筋
籠50に固定し、間隔保持筋30自体は、鉄筋籠50と
無縁としているので、安定した設置が可能となるもので
ある。
る際に、主鉄筋連結筋10,11のフック状先端部10
A,11Aを、鉄筋籠50の主筋51,52に上方から
係止するだけで、鉄筋籠50との連結を図ることができ
るので、先行技術のように、別途結束筋(番線)により
すべての交差部を連結する必要はなく、本発明では型枠
設置後、適宜の個所を簡単に結束するだけで、硬化材の
吹付または打設に移行できので、作業性の迅速化が可能
である。
Uを利用して、あるいは縦連結筋を利用して、有孔板1
との間においてスカートSを挟むようにしたので、その
ままで、あるいはさらに番線により適宜の位置を結束す
ることにより、スカートSを簡易に固定できる。
できる 所定寸法の鉄筋籠50に対して予め所定寸法の型枠が用
意され、主鉄筋連結筋10,11のフック状先端部10
A,11Aが、鉄筋籠50の上下主筋51,52に係止
されるので、左右方向に関して、主鉄筋連結筋10,1
1が有孔板1,1の位置を決め、結果として、有孔板
1,1の鉄筋籠50に対する上面および側面硬化材のか
ぶり厚を正確に規定する。
への主鉄筋連結筋10,11の係止により、左右に型枠
がずれることはなく、横断面において時計方向または反
時計方向に揺動することもなく位置的に安定しており、
型枠を正確に位置決めすることができる。
ら具体的に説明する。 <実施例1> 図2〜図4に本発明の型枠の第1実施例を示し、図5に
鉄筋籠50の例を示し、図6に法面に設置した状態を示
してある。図7は充填材を充填した状態を示すものであ
る。なお、図4および図6において本来は左右対称であ
るが、その右側領域には、左側領域に対して、いくつか
の変形例を図示してある。
編成した金網などからなる左右の有孔板1,1の内側に
配置されて、これに直接連結される、または連係手段U
を介してのみ、あるいはこの第1実施例で明らかなよう
に、直接的にもかつ連係手段Uを介しても連結される鉄
筋籠係止体Xと、鉄筋籠50より上方において、左右の
有孔板1,1相互を、両端部において鉛直軸周りに回転
可能に連結する間隔保持筋30と、鉄筋籠係止体Xと間
隔保持筋30とを一体物として連結する連係手段Uとを
有する主体Qを備える。
り畳み、すなわち有孔板1,1相互を重ねるように折り
畳みを行うことにより嵩を減少させるために、両端部を
ループ状のフック形状として、対応する有孔板1,1に
鉛直軸周りに回転可能に連結されている。
高さ方向に少なくとも一つの主鉄筋連結筋、第1実施例
では、2つの主鉄筋連結筋10,11を有し、それらの
先端部10A,11Aが、たとえば90度に折曲されて
下方に向かうフック状をなし、その先端部が鉄筋籠50
の主筋51,52に上方から係止されるようになってい
る。
板1側において、スカート止め部材兼用連係部材40
に、たとえばスポット溶接などにより固定されている。
さらに、スカート止め部材兼用連係部材40は、上方に
延在しており、間隔保持筋30にスポット溶接などによ
り固定され、このスカート止め部材兼用連係部材40に
より、鉄筋籠係止体Xと間隔保持筋30とを一体物とし
て連結する連係手段Uをを構成している。
枠の中心側において、主鉄筋連結筋10,11相互をス
ポット溶接などにより固定する縦連結筋20が設けられ
ている。
連結筋20の高さ方向中間と有孔板1とは補強筋60に
より連結されている。補強筋60は、有孔板1とループ
状のフック端部により、対応する有孔板1に鉛直軸周り
に回転可能に連結されており、縦連結筋20とはスポッ
ト溶接などにより固定されている。また、スカート止め
部材兼用連係部材40ともスポット溶接などにより固定
されている。
ては、鉄筋籠係止体Xが有孔板1に対して、補強筋60
を介して直接的に、かつ連係手段Uを構成するスカート
止め部材兼用連係部材40を介しても連結されている。
これに対して、図4の右側に示す態様においては、補強
筋60が有孔板1に連結されておらず、単に鉄筋籠係止
体Xの剛性を高めるためにのみ用いられている。したが
って、鉄筋籠係止体Xが有孔板1に対して、連係手段U
を構成するスカート止め部材兼用連係部材40を介して
のみ連結されている。この後者の(図4の右側に示す)
態様は、スカートSを深く挿入する場合において有効で
ある。
の図示であり、第1実施例の他の図面上には前者の態様
で図示している。
は三角波形状をなし、有孔板1とスカートSを介在させ
る程度の離間間隔をもって配置され、それらの間に、型
枠下縁と法面との間からの充填材の流出防止用スカート
Sを止着するようになっている。スカート止め部材兼用
連係部材40は、後述の実施例の全てがそうであるよう
に、三角などの凹凸を形成するした方が、その凸部でス
カートSを支える、あるいはスカートSを止め付けるた
めに番線などの結束筋を用いるときに凹部で支えてその
番線の高さ方向の滑りを防止する上で好ましいが、スト
レートな線であっても、番線などの結束筋を用いる限
り、基本的な性能に劣るものではない。
0は、図2に示されているように、長手方向に間隔を置
いて複数配置されている。かくして、第1実施例の鉄筋
籠係止体Xは、主鉄筋連結筋10,11、縦連結筋2
0、スカート止め部材兼用連係部材40および補強筋6
0からなり、有孔板1,1を前後にずらして折り畳むと
き、間隔保持筋30と一体物として、有孔板1に連結さ
れている。このとき、補強筋60の遊嵌する端部も回転
の中心となる。
は、2本の上部主筋51と2本の下部主筋52とを方形
の角位置に配設し、これらをスターラップ筋54により
溶接などにより組み立てたものである。必要により、た
とえば法枠横断面の大きさに応じて、上部主筋51と下
部主筋52との間に中間主筋53(図6参照)を設け
る、あるいは2本の上部主筋51間または2本の下部主
筋52間にも中間主筋を設けることができる。
合には、これに対応して、主鉄筋連結筋10または11
と同様の主鉄筋連結筋を設けることができる(図示せ
ず)。
るように、主鉄筋連結筋10,11の先端部10A,1
1Aと縦連結筋20との間の寸法を設定して、その間に
前記鉄筋籠50の主筋51,52が挟まれる構成とする
ことにより、係止状態の安定性を高め、たとえば有孔板
1,1の裾側が法枠の内側に倒れ込むことを防止できる
ばかりでなく、スカート止め部材兼用連係部材40のみ
に頼る場合に比較して、鉄筋籠係止体X自体の剛性を高
めることができる。
示されているように、法面に打ち込んだアンカー55,
55に鉄筋籠50を所定の高さ位置に溶接などにより固
定することにより、鉄筋籠50を組立てた後、前記型枠
を上方から被せる。この際に、主鉄筋連結筋10,11
のフック状先端部10A,11Aを、鉄筋籠50の主筋
51,52に上方から係止させる。
網からなるスカートSを用意する。実施例でのスカート
Sは、少なくとも型枠より易変形性の金網の下部を折曲
して横断面L字状に成形したものである。
の設置態様としては幾つかある。すなわち、代表的に
は、工場であるいは設置現場近くで、有孔板1とスカー
ト止め部材兼用連係部材40との間にスカートSの一面
を相対的に挿入し、適宜の個所を番線などを用いて仮固
定しておく第1の態様である。第2の態様は、型枠を設
置した後、有孔板1の下部を仮想線で示すように、外側
に変形させながら、有孔板1とスカート止め部材兼用連
係部材40との間にスカートSの一面を相対的に挿入す
るものである。一般的に作業性の点で第1の態様が好ま
しい。
板状でなく、たとえば横断面L字状に形成し、他の面は
型枠の内方に延在させることが望ましい。
段階で、スカートSを法面の凹凸に応じて変形させて馴
染ませる。次いで、有孔板1とスカートSとは、および
またはスカート止め部材兼用連係部材40とは、適宜の
位置において、番線などにより結束して固定の強化を図
ることができる。この場合、図6の右側に図示するよう
に、番線を用いることなく、たとえばコ字状のフック7
0を有孔板1と主鉄筋52とに跨架させて固定を図るこ
ともできる。
いるように、下部の主鉄筋連結筋11の基部11Bが下
方に延びており、この基部11Bにおいても、スカート
Sを有孔板1との間で保持する機能がある。
1の空間に、モルタルまたはコンクリートなどの硬化材
Mを充填して、法枠を構築する。法枠の全体形状は格子
状のほか、型枠を曲線化することにより、適宜の曲線で
もよく、さらに法枠で囲まれる部分には、植生や袋詰め
などの公知の手法を採用できる。
0,30との間に副間隔保持筋31を設けて、有孔板
1,1を連結することもできる。この場合は、鉄筋籠係
止体Xの個数を少なくできる利点をもたらす。
図示のように、スカートSの長手方向長さが短い場合に
は、端部の鉄筋籠係止体Xの主鉄筋連結筋11を有孔板
1に連結させることができる。単位型枠に対して複数の
スカートS,Sとすることができ、これらスカートS,
S間に位置する中間の鉄筋籠係止体Xの主鉄筋連結筋1
1を有孔板1に連結させることができる。
筋10の基部を有孔板1に回転自在に連結したものであ
る。下部の主鉄筋連結筋11の基部11Bはやや内方に
向けることによりスカートSを挿入し易くしたものであ
る。
形例であり、上部主鉄筋連結筋10の基部を有孔板1に
回転自在に連結するとともに、補助筋を省略したもので
ある。法枠の横断面が小さい場合には、補助筋は省略す
ることができるものである。
変形例であり、スカート止め部材兼用連係部材41とし
て、上部をストレートとし、下部を三角状波形としたも
のである。
変形例であり、スカート止め部材兼用連係部材42とし
て、上部をストレートとし、下部を四角状波形としたも
のである。
5実施例の変形例であり、スカート止め部材兼用連係部
材43として、上部をストレートとし、下部を円弧と直
線との組み合わせとしたものである。また、この例にお
いては、補助筋61は縦連結筋20とは連結させていな
い。
を省略したものであり、その代わりに、上下主鉄筋連結
筋10,11の先端より内側に下方に向かう係止筋10
C,11Cを一体化し、この係止筋10C,11Cと主
鉄筋連結筋10,11の先端10A,11Aとの間で、
鉄筋籠50の主筋51,52を挟む構成としたものであ
る。
の変形例であり、前掲の実施例と同一部材は同一符号で
示したので、改めて説明するまでもなく、明確に判るで
あろう。
0〜43が連係手段Uを構成しているが、その代わりに
図17に示す第11実施例では、同図左側領域に示され
ているように、縦連結筋21のみを間隔保持筋30と一
体化して、連係手段Uを構成したものである。
うに、縦連結筋21が前記のスカート止め部材兼用連係
部材40と共に連係手段U,Uを構成することもでき
る。
の番線による連結例を示した。
接金網などの金網のほか、パンチングメタル、エキスパ
ンドメタル、その他孔開き木板、プラスチック板なども
用いることができる。最適なのは、地山の凹凸に馴染み
易い点でクリンプ金網である。
に、両有孔板1,1に跨がるU字状に形成することがで
きる。スカートの構成材料としては、金網のほか、布、
各種板類などでもよい。ただし、無孔のものより、孔開
きのものが適している。孔としては、その開口面積を部
位によって変えることができる。
が望ましいが、有孔板1,1を予め工場生産しておき、
必要な間隔保持筋30、主鉄筋連結筋10,11および
縦連結筋20類は法面の現場で組み立てることができ
る。
の向上の観点から有効な鉄筋先組用型枠の利点を担保し
ながら、充填材に対してより優れた安定性を示し、基本
的には型枠を鉄筋籠上に設置するのみで直ちに硬化材の
吹付または打設に移行でき、この点で作業性に優れ、し
かも、型枠の位置決めを著しく正確に行うことができ
る。また、スカートの設置作業も簡易となる。
A…先端(部)、10C,11C…係止筋、20,21
…縦連結筋、30…間隔保持筋、40〜43…連係手段
(スカート止め部材兼用連係部材)、50…鉄筋籠、5
1,52,53…主筋、54…スターラップ筋、55…
アンカー、M…硬化材、U…連係手段、X…鉄筋籠係止
体。
Claims (13)
- 【請求項1】所定位置に鉄筋籠を先に配置し、その左右
両側に有孔板を有する型枠を設置する鉄筋先組用型枠に
おいて: 左右の有孔板の内側に配置された鉄筋籠係止体と、前記
鉄筋籠より上方において、前記左右の有孔板相互を、両
端部において鉛直軸周りに回転可能に連結する間隔保持
筋と、鉄筋籠係止体と間隔保持筋とを一体物として連結
する連係手段とを有する主体を備え; 前記各鉄筋籠係止体は、法枠の横断面高さ方向に少なく
とも一つの、先端部が下方に向かうフック状をなし、そ
の先端部が前記鉄筋籠の主筋に上方から係止される主鉄
筋連結筋を有し、 前記鉄筋籠係止体と間隔保持筋とは前記連係手段により
一体物として有孔板に対して回転可能となり、 前記各鉄筋籠係止体には前記有孔板との間に面状のスカ
ートを止めるスカート止め部材が設けられ、このスカー
ト止め部材と対応する有孔板との間で、型枠下縁と法面
との間からの充填材の流出防止用スカートが止着される
構成とされ、 前記鉄筋籠係止体および間隔保持筋は長手方向に間隔を
置いて複数配置されていることを特徴とする鉄筋先組用
型枠。 - 【請求項2】前記スカート止め部材は前記間隔保持筋ま
で延在して前記連係手段を構成している請求項1記載の
鉄筋先組用型枠。 - 【請求項3】前記主鉄筋連結筋が前記有孔板と離間さ
れ、その主鉄筋連結筋が前記スカート止め部材を構成し
ている請求項1記載の鉄筋先組用型枠。 - 【請求項4】鉄筋籠係止体は、少なくとも上下2段に配
置された主鉄筋連結筋と、これらの主鉄筋連結筋を一体
的に連結する縦連結筋とを有する請求項1記載の鉄筋先
組用型枠。 - 【請求項5】主鉄筋連結筋は対応する有孔板に鉛直軸周
りに回転可能に連結されている請求項1〜3のいずれか
一つに記載の鉄筋先組用型枠。 - 【請求項6】前記主体相互間に、前記左右の有孔板相互
を、両端部において鉛直軸周りに回転可能に連結する副
間隔保持筋が設けられている請求項1記載の鉄筋先組用
型枠。 - 【請求項7】縦連結筋が前記間隔保持筋まで延在して間
隔保持筋と一体化され前記連係手段を構成している請求
項4記載の鉄筋先組用型枠。 - 【請求項8】主鉄筋連結筋の先端と縦連結筋との間に前
記鉄筋籠の主筋が挟まれる構成とした請求項4または7
記載の鉄筋先組用型枠。 - 【請求項9】主鉄筋連結筋の先端より内側に縦連結筋を
設け、この縦連結筋より有孔板側に第2縦連結筋を設
け、前記縦連結筋と主鉄筋連結筋の先端との間で前記鉄
筋籠の主筋を挟む構成とし、前記第2縦連結筋は間隔保
持筋と主鉄筋連結筋のいずれか一つとを一体的に連結し
て前記連係手段を構成している請求項1記載の鉄筋先組
用型枠。 - 【請求項10】前記第2縦連結筋が前記有孔板と離間し
た対向位置にあり、前記スカート止め部材を構成してい
る請求項9記載の鉄筋先組用型枠。 - 【請求項11】主鉄筋連結筋の先端より内側に下方に向
かう係止筋を一体化し、この係止筋と主鉄筋連結筋の先
端との間で前記鉄筋籠の主筋を挟む構成とした請求項1
〜4のいずれか一つに記載の鉄筋先組用型枠。 - 【請求項12】前記請求項1〜11のいずれか一つに記
載の型枠を用い、予め法面上の所定の高さ位置に鉄筋籠
を組立てた後、前記型枠を上方から被せるとともに、主
鉄筋連結筋のフック状先端部を前記鉄筋籠の主筋に上方
から係止させ、その後、前記有孔板間の空間に硬化材を
充填することを特徴とする法枠構築工法。 - 【請求項13】前記請求項1〜11のいずれか一つに記
載の型枠を用い、予め法面上の所定の高さ位置に鉄筋籠
を組立てた後、前記型枠を上方から被せるとともに、主
鉄筋連結筋のフック状先端部を前記鉄筋籠の主筋に上方
から係止させ、スカート止め部材と対応する有孔板との
間に、型枠下縁と法面との間からの充填材の流出防止用
スカートを止着した状態で、前記有孔板間の空間に硬化
材を充填することを特徴とする法枠構築工法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7037844A JP3014610B2 (ja) | 1995-02-27 | 1995-02-27 | 鉄筋先組用型枠およびこの型枠を用いた法枠構築工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7037844A JP3014610B2 (ja) | 1995-02-27 | 1995-02-27 | 鉄筋先組用型枠およびこの型枠を用いた法枠構築工法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08232269A JPH08232269A (ja) | 1996-09-10 |
JP3014610B2 true JP3014610B2 (ja) | 2000-02-28 |
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Family Applications (1)
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Country | Link |
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JP (1) | JP3014610B2 (ja) |
-
1995
- 1995-02-27 JP JP7037844A patent/JP3014610B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JPH08232269A (ja) | 1996-09-10 |
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