JP2918427B2 - 建築基礎及びその施工方法 - Google Patents

建築基礎及びその施工方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、建築物の基礎(以
下、「建築基礎」と称する。)及びその施工方法に関す
【0002】
【従来の技術】建築基礎は、一般には、施工現場でコン
クリートを打設して、ベース部分と立上り部分とからな
る鉛直断面逆T字形状に構築される。ところが、近年、
施工作業の迅速化の要請から、建築基礎の立上り部分及
びベース部分の一部を予め工場等で一体製造し、これを
現場へ輸送して設置し、残部を現場でコンクリートを打
設して、建築基礎を構築する技術、具体例として実開平
1-61241号公報記載の考案(第1従来例)が開発されて
いる。
【0003】更に、同様の要請から、特開昭57-15728号
公報に記載の発明のように、建築基礎の立上り部を予め
工場等で製造し、建築現場において、上記立上り部の下
部にベース部(フーチング部)をコンクリート打設して
形成し、両者を一体成形して建築基礎を構築するものが
ある(第2従来例)。この第2従来例では、工場等で製
造される立上り部の下方に、フック形状の突設配筋のみ
が突設して構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述のよう
な第1従来例では、予め製造された建築基礎の鉛直断面
が逆T字形状であり、然も、基礎のベース部分からベー
ス筋が突設されているため、これらの建築基礎の積み上
げが困難である。このため、施工現場への輸送効率が低
く、更に倉庫内での建築基礎の保管スペースも増大して
しまう。
【0005】また、上述の第1従来例では、構築する建
築基礎のバリエーションへの対応が困難である。例の1
として、隣地境界線が近いために鉛直断面略L字型の偏
心基礎を構築する場合には、第1従来例の建築基礎は、
鉛直断面逆T字型に予め製造されているので使用でき
ず、鉛直断面L字形状の別部品が必要となる。例の2と
して地盤の耐力が弱いためにべた基礎を構築する場合に
は、第1従来例の建築基礎では、所定長さのベース筋が
予め突設され、固定されているため、現場で更に不足分
のベース筋をつぎ足し、接続するという手間が必要であ
る。更に、つぎ足しのため余分な長さの鉄筋が必要であ
る。
【0006】また、第2従来例では、上記第1従例と異
なり、偏心基礎やべた基礎等建築基礎のバリエーション
に良好に対応できるものの、工場等で製造される立上り
部にフック形状の突設配筋のみが突設されている。この
ため、この第2従来例の立上り部においては、建築現場
で施工されるまでの保管中や建築現場への輸送中に、上
記突設配筋が曲げ変形され易い。
【0007】更に、この第2従来例では、上記突設配筋
がフック形状に形成されているため、加工コストがかさ
む。然も、建築現場で突設配筋間に長尺配筋を配索する
ので、長尺配筋配索工数が必要となり、施工コストも上
昇する。
【0008】この発明は、上述の事情を考慮してなされ
たものであり、輸送効率及び保管効率を向上させた建築
基礎用梁を予め工場で製造し、この建築基礎用梁を用い
て、偏心基礎またはべた基礎のコストを低減できる建築
基礎及びその施工方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、鉛直断面略矩形状であり、下方に複数本の配筋が突
設されるとともに、この突設配筋間に延びる長尺配筋が
架設して固着されてなる建築基礎用梁の突設配筋または
長尺配筋の少なくとも一方が、ベース部の幅方向に向け
て埋設された複数本のベース筋の端部寄りに結合され、
上記建築基礎用梁がベース部の側縁部に立設されて偏心
基礎の立上り部とされているものである。
【0010】請求項2に記載の発明は、鉛直断面略矩形
状であり、下方に複数本の配筋が突設されるとともに、
この突設配筋間に延びる長尺配筋が架設して固着され、
これらの突設配筋または長尺配筋の少なくとも一方にベ
ース筋が結合可能に構成されてなる建築基礎用梁の複数
が、べた基礎に間隔をおいて設置され、上記複数の建築
基礎用梁の突設配筋または長尺配筋の少なくとも一方
に、上記べた基礎に埋設されたベース筋が結合されて掛
け渡され、上記建築基礎用梁が上記べた基礎の立上り部
とされているものである。 また、請求項3に記載の発明
は、鉛直断面略矩形状であり、下方に複数本の配筋が突
設されるとともに、この突設配筋間に延びる長尺配筋が
架設して固着され、これらの突設配筋または長尺配筋の
少なくとも一方にベース筋が結合可能に構成されてなる
建築基礎用梁を、地業がなされた地盤上に高さ調整部材
を介して設置し、この建築基礎用梁の突設配筋または長
尺配筋の少なくとも一方にベース筋の端部を結合して上
記建築基礎用梁の一側面のみから上記ベース筋を突出さ
せ、上記突設配筋、長尺配筋及びベース筋を埋設するよ
うにしてコンクリートを打設してベース部を構成し、上
記建築基礎用梁を上記ベース部の側縁部に立設した立上
り部とする偏心基礎を構築するものである。 さらに、請
求項3に記載の発明は、鉛直断面略矩形状であり、下方
に複数本の配筋が突設されるとともに、この突設配筋間
に延びる長尺配筋が架設して固着され、これらの突設配
筋または長尺配筋の少なくとも一方にベース筋が結合可
能に構成されてなる建築基礎用梁の複数を、地業がなさ
れた地盤上に高さ調整部材を介して間隔をおいて設置
し、上記複数の建築基礎用梁の突設配筋または長尺配筋
の少なくとも一方にベース筋を結合して架け渡し、上記
突設配筋、長尺配筋及びベース筋を埋設するようにして
コンクリートを打設してべた基礎のベース部を構成し、
上記建築基礎用梁を上記べた基礎の立上り部とするもの
である。
【0011】
【作用】請求項1に係る建築基礎によれば、建築基礎用
梁は、工場等で予め製造されたものとすることができ、
施工現場での施工作業が迅速化され、隣地境界線が近い
ところに対応できる偏心基礎が提供される。 また、請求
項2に係る建築基礎によれば、建築基礎用梁は、工場等
で予め製造されたものとすることができ、施工現場での
施工作業が迅速化され、地盤の耐力が弱いところに対応
できるべた基礎が提供される。 さらに、請求項3または
4に係る建築基礎の施工方法によれば、建築基礎用梁
は、工場等で予め製造され、建築基礎の施工現場へ輸送
され、偏心基礎またはべた基礎の立上り部になる。この
建築基礎用梁は、鉛直断面略矩形状であり、ベース筋が
突出していないので、複数個容易に積み上げることがで
きる。このため、輸送効率や倉庫内での保管効率を向上
させることができる。更に、建築基礎用梁には、突設配
筋に長尺配筋が固着されているので、突設配筋はこの長
尺配筋によって補強され、建築基礎用梁の保管中や輸送
中に曲げ変形されることがない。この点からも、輸送効
率や保管効率を向上させることができる。然も、上記突
設配筋に、フック形状等のように複雑な形状を施さなけ
れば、建築基礎用梁の加工コストを低減できる。また、
建築基礎用梁には、突設配筋に長尺配筋が予め固着され
ているので、建築現場にて、この長尺配筋を施工する必
要がなく、建築現場にて長尺配筋の施工工数を削減で
き、施工コストを低減できる。
【0012】そして、請求項3に記載の建築基礎の施工
方法によれば、ベース部を構成するベース筋は、建築基
礎の施工現場にて、建築基礎用梁の突設配筋または長尺
配筋の少なくとも一方に端部を結合し、建築基礎用梁の
一側面のみから上記ベース筋を突出させ、上記突設配
筋、長尺配筋及びベース筋を埋設するようにしてコンク
リートを打設してベース部を構成する。このため、建築
基礎用梁はベース部の側縁部に立設され、隣地境界線が
近い場所に対応できる偏心基礎が施工できる。また、請
求項に記載の建築基礎の施工方法によれば、建築基礎
用梁の複数を、地業がなされた地盤上に高さ調整部材を
介して間隔をおいて設置し、上記複数の建築基礎用梁の
突設配筋または長尺配筋の少なくとも一方にベース筋を
結合して架け渡し、上記突設配筋、長尺配筋及びベース
筋を埋設するようにしてコンクリートを打設するこの
ため、複数の建築基礎用梁の下方全域に渡るべた基礎の
ベース部が構成され、耐力が弱い地盤に対応できるべた
基礎が施工できる。
【0013】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。図1は、この発明に用いる建築基礎用梁を示す
断面図である。図2は、図1の建築基礎用梁の斜視図で
ある。図3は、図1の建築基礎用梁を用いた建築基礎の
施工方法の参考例を示す図である。図4は、請求項1記
載の発明に係る偏心基礎を施工する図1の建築基礎用梁
を示す断面図である。図5は、請求項2記載の発明に係
べた基礎を施工する図1の建築基礎用梁を示す断面図
である。
【0014】図1及び図2に示す建築基礎用梁10は、
建築物の基礎(建築基礎12)の立上り部13を構成す
るものであり、工場等で予め製造される。この建築基礎
用梁10は、2本の主筋15A及び15Bを上下に配置
して、それぞれ水平方向に延在させ、これらの主筋15
A及び15B間に補助筋16を架け渡し、補助筋16の
下部及び主筋15Bのみを露出させ、コンクリート打設
して構成される。
【0015】この建築基礎用梁10は、鉛直断面略矩形
状であり、下方から、突設配筋としての補助筋16の下
部が突設され、長尺配筋としての主筋15Bが露出して
いる。補助筋16は、主筋15A及び15Bの延在方向
に所定間隔で複数本、主筋15A及び15Bに溶接さ
れ、或いはなまし鉄線等により結束される。補助筋16
の下部及び主筋15Bに、ベース筋18が結合可能に構
成される。この結合は、溶接或いはなまし鉄線による結
束などによってなされる。
【0016】ここで、建築基礎用梁10は、例えば高さ
Hが約500mm 、幅Wが約160mm に構成される。このと
き、主筋15A及び15Bの直径は約16mm、補助筋16
及びベース筋18の直径は約10mmにそれぞれ設定され
る。
【0017】上述のように構成され、予め製造された建
築基礎用梁10を施工現場へ輸送し、この建築基礎用梁
10を用いて施工現場にて建築基礎12を施工する方法
を参考例として説明する。
【0018】建築基礎12の施工方法は、図3(A)に
示すように、まず、根切り溝に割栗石等の砕石19(例
えば粒径約50mm以下)を敷き詰めて地盤20を形成す
る。そして、部分的に枕木17等の高さ調整部材を用い
て、この地盤20から所定寸法だけ離間させ、建築基礎
用梁10を設置する。一方、地盤20上には、建築基礎
用梁10を挟むようにして型枠21が設置されている。
【0019】次に、図3(B)に示すように、建築基礎
用梁10の補助筋16下部及び主筋15Bにベース筋1
8をなまし鉄線などを用いて結束する。このとき、ベー
ス筋18は、建築基礎梁10の両側面10A及び10B
から同程度突出させる。また、このベース筋18は、主
筋15A及び15Bの延在方向に約200mm のピッチPで
設定される。その後、型枠21内にコンクリート22を
打設する。この打設により、図3(C)に示すように、
補助筋16の下部及びベース筋18が埋設される。
【0020】このコンクリート22の養生によって、建
築基礎用梁10の下部に建築基礎12のベース部14が
一体に構成される。このとき、建築基礎用梁10は、建
築基礎12の立上り部13として構成され、建築基礎1
2は、これらの立上り部13とベース部14とによって
逆T字形状に施工される。このようにして、建築基礎1
2を施工現場にて施工した後、グランドレベルGまで土
を埋め込んで、立上り部13のみが地上に出るようにす
る。
【0021】次に、請求項1に係る発明の偏心基礎を構
築する建築基礎の施工方法を説明する。図4に示すよう
に、施工現場において、隣地との境界30が接近してい
る箇所に、鉛直断面略L字形状の偏心基礎23を構築す
る場合には、地盤20上に建築基礎用梁10を設置した
後、ベース筋18の端部を、補助筋16の下部及び主筋
15Bに溶接或いは結束させるが、このとき、建築基礎
用梁10の一側面10Bのみからベース筋18を突出さ
せる。また、ベース筋18の長さL1は、図1に示す逆
T字形状の通常の建築基礎12のベース筋18の長さL
と異なり、適切な値に設定される。
【0022】その後、補助筋16の下部、主筋15B及
びベース筋18を埋設するようにしてコンクリート22
を打設し、養生して、偏心基礎23のベース部24を形
成する。尚、符号25はベース補助筋を示す。
【0023】続いて、請求項2に係る発明のべた基礎を
構築する建築基礎の施工方法を説明する。図5に示すよ
うに、施工現場において、地盤20の耐力が弱い場合に
は、建築基礎用梁10を用いてべた基礎26を施工す
る。この場合、ベース筋18は、複数の建築基礎用梁1
0における補助筋16の下部及び主筋15Bに架け渡さ
れる長さL2に設定される。このベース筋18に、ベー
ス補助筋25を溶接或いは結束し、これらのベース筋1
8及びベース補助筋25、並びに補助筋16の下部及び
主筋15Bを埋設するようにて、コンクリート22を打
設し、べた基礎26のベース部27を形成する。
【0024】上記実施例によれば、建築基礎用梁10
は、建築基礎12の立上り部13になり、工場等で予め
製造され、建築基礎12の施工現場へ輸送される。この
建築基礎用梁10は、鉛直断面矩形状であり、ベース筋
18が突設していないので、複数個容易に積み上げるこ
とができる。このため、建築基礎用梁10の輸送効率を
向上させることができる。更に、建築基礎用梁10の保
管スペースの増大も防止できるので、保管効率も向上さ
せることができる。
【0025】この場合、建築基礎用梁10には、補助筋
16に主筋15Bが固着されているので、補助筋16
は、この主筋15Bによって補強されており、建築基礎
用梁10の保管中や輸送中にも突出部分の曲げ変形をき
たすことがない。この点からも、建築基礎用梁10の輸
送効率及び保管効率を向上させることができる。
【0026】また、建築基礎12のベース部14を構成
するベース筋18は、建築基礎12の施工現場にて、建
築基礎用梁10の突設配筋である補助筋16の下部及び
長尺配筋である主筋15Bに結合される。このため、建
築基礎が、隣地との境界30に近い位置に偏心基礎23
を構築する場合や、地盤20の耐力が弱い箇所にべた基
礎26を構築する場合でも、同一の建築基礎用梁10を
用いて、ベース筋18の配置位置や長さを変更するだけ
で容易に対応できる。従って、偏心基礎23を構築する
場合でも、断面形状L字型の別部分を製造する必要はな
い。また、べた基礎26を構築する場合でも、正味長さ
のベース筋18を現場で用意すればよいので、現場で重
ねてつぎ足す必要がなく、作業は容易となり、材料も節
約できる。この結果、建築基礎12、23、26の立上
り部13を構成する建築基礎用梁10によって、部品の
共通化を図りながら、偏心基礎23やべた基礎26等建
築基礎のバリエーションに良好に対応できる。
【0027】また、これらの建築基礎12、23及び2
6においては、ベース部14、24及び27を構成する
コンクリート22が、建築基礎用梁10の下方へ突出し
た補助筋16の下部及び主筋15Bを埋設するので、建
築基礎用梁10とベース部14、24又は27とを強固
に一体化させることができる。このため、建築基礎用梁
10とベース部14、24又は27との結合部の耐剪断
力を増大せることができる。
【0028】更に、建築基礎用梁10の補助筋16は直
線形状であり、フック等のように複雑な形状が加工され
ていないので、建築基礎用梁10の加工コストを低減で
きる。然も、建築基礎用梁10の補助筋16に主筋15
Bが予め固着されているので、建築現場で、建築基礎1
2、24、27を構築する場合、補助筋16に主筋15
Bを配索する必要がない。従って、この分、建築現場に
て施工工数を削減でき、建築基礎12の施工コストを低
減できる。これらの観点から、建築基礎12のコストを
低減できる。
【0029】以上、本発明の実施例を図面により詳述し
たが、本発明の具体的な構成はこの実施例に限られるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変
更等があっても本発明に含まれる。例えば、ベース筋1
8は、補強筋16または主筋15Bのいずれか一方に固
着するものでも良い。
【0030】
【発明の効果】以上のように、この発明の建築基礎及び
その施工方法によれば、立上り部を形成する建築基礎用
の輸送効率及び保管効率を向上させることができると
ともに、建築基礎のコストを低減できる。そして、請求
項1に記載の建築基礎及び請求項3に記載の建築基礎の
施工方法によれば、建築基礎用梁はベース部の側縁部に
立設され、隣地境界線が近い場所に対応できる偏心基礎
が構築される。 また、請求項2に記載の建築基礎及び請
求項4に記載の建築基礎の施工方法によれば、複数の建
築基礎用梁の下方全域に渡るべた基礎のベース部が構成
され、耐力が弱い地盤に対応できるべた基礎が構築され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】の発明に用いる建築基礎用梁を示す断面図で
ある。
【図2】1の建築基礎用梁の斜視図である。
【図3】1の建築基礎用梁を用いた建築基礎の施工方
の参考例を示す図である。
【図4】請求項1記載の発明に係る偏心基礎を施工する
図1の建築基礎用梁を示す断面図である。
【図5】請求項2記載の発明に係るべた基礎を施工する
図1の建築基礎用梁を示す断面図である。
【符号の説明】
10 建築基礎用梁 12 建築基礎 13 立上り部 14 ベース部 15A、15B 主筋 16 補助筋 18 ベース筋 20 地盤 21 型枠 22 ベース部のコンクリート 23 偏心基礎 25 ベース補助筋 26 べた基礎
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−308010(JP,A) 特開 昭53−123507(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E02D 27/01 102 E02D 27/08

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉛直断面略矩形状であり、下方に複数本
    の配筋が突設されるとともに、この突設配筋間に延びる
    長尺配筋が架設して固着されてなる建築基礎用梁の突設
    配筋または長尺配筋の少なくとも一方が、ベース部の幅
    方向に向けて埋設された複数本のベース筋の端部寄りに
    結合され、上記建築基礎用梁がベース部の側縁部に立設
    されて偏心基礎の立上り部とされていることを特徴とす
    る建築基礎。
  2. 【請求項2】 鉛直断面略矩形状であり、下方に複数本
    の配筋が突設されるとともに、この突設配筋間に延びる
    長尺配筋が架設して固着され、これらの突設配筋または
    長尺配筋の少なくとも一方にベース筋が結合可能に構成
    されてなる建築基礎用梁の複数が、べた基礎に間隔をお
    いて設置され、上記複数の建築基礎用梁の突設配筋また
    は長尺配筋の少なくとも一方に、上記べた基礎に埋設さ
    れたベース筋が結合されて掛け渡され、上記建築基礎用
    梁が上記べた基礎の立上り部とされていることを特徴と
    する建築基礎。
  3. 【請求項3】 鉛直断面略矩形状であり、下方に複数本
    の配筋が突設されるとともに、この突設配筋間に延びる
    長尺配筋が架設して固着され、これらの突設配筋または
    長尺配筋の少なくとも一方にベース筋が結合可能に構成
    されてなる建築基礎用梁を、地業がなされた地盤上に高
    さ調整部材を介して設置し、この建築基礎用梁の突設配
    筋または長尺配筋の少なくとも一方にベース筋の端部を
    結合して上記建築基礎用梁の一側面のみから上記ベース
    筋を突出させ、上記突設配筋、長尺配筋及びベース筋を
    埋設するようにしてコンクリートを打設してベース部を
    構成し、上記建築基礎用梁を上記ベース部の側縁部に立
    設した立上り部とする偏心基礎を構築することを特徴と
    する建築基礎の施工方法。
  4. 【請求項4】 鉛直断面略矩形状であり、下方に複数本
    の配筋が突設されるとともに、この突設配筋間に延びる
    長尺配筋が架設して固着され、これらの突設配筋または
    長尺配筋の少なくとも一方にベース筋が結合可能に構成
    されてなる建築基礎用梁の複数を、地業がなされた地盤
    上に高さ調整部材を介して間隔をおいて設置し、上記複
    数の建築基礎用梁の突設配筋または長尺配筋の少なくと
    も一方にベース筋を結合して架け渡し、上記突設配筋、
    長尺配筋及びベース筋を埋設す るようにしてコンクリー
    トを打設してべた基礎のベース部を構成し、上記建築基
    礎用梁を上記べた基礎の立上り部とすることを特徴とす
    る建築基礎の施工方法。
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