JP2545129B2 - 地中梁の施工方法 - Google Patents

地中梁の施工方法

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JP2545129B2 JP1008242A JP824289A JP2545129B2 JP 2545129 B2 JP2545129 B2 JP 2545129B2 JP 1008242 A JP1008242 A JP 1008242A JP 824289 A JP824289 A JP 824289A JP 2545129 B2 JP2545129 B2 JP 2545129B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は鉄筋コンクリートの地中梁の施工方法に関
するものである。
〔従来技術〕
地中梁を施工する場合、梁成の大きい地中梁を一度に
コンクリート打ちすることができないことがあり、また
梁とスラブのコンクリートのコンクリート打ちを分ける
ことが望ましい場合がある。そこで梁鉄筋をコンクリー
トの打設に従って組立ててゆくことにより、順次施工す
る施工法として特開昭63−51529号公報あるいは特開昭6
3−60326号公報に記載された発明が開示されている。
〔この発明が解決すべき課題〕 上記した前者の梁鉄筋を順次組立てていく方法では、
上部主筋を支えるために上部主筋下部にT字状の仮設の
鉄筋支持架台を配するのであるが、肋筋を組んでしまう
とこの鉄筋受け架台を取り除くことができなくなり、コ
ンクリートの中に埋設しなければならないことが多い。
従ってその分施工費が高くなっていた。
また上記した後者の方法では肋筋の接合部が単なる重
ね接合であるので耐力上の問題がある。
この発明は以上のような課題を解決したもので、容易
かつ安価に施工できる地中梁の施工方法を提供すること
を目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この発明にかかる地中梁の施工方法は、メッシュ化し
た下部肋筋を地盤上に配設し、その上に複数本の下部主
筋を配筋し、下部肋筋の側端部が適宜間隔離れて上方に
向かって突出するように耐圧盤コンクリートを打設し、
この耐圧盤上に上端を内方向きに折曲し、メッシュ化し
た両側上部肋筋を両者間に掛けた幅止め筋によって起立
し、下部肋筋の側端部と側上部肋筋とを重ね接合し、そ
の接合部に、複数の横鉄筋とその横鉄筋に一定間隔に取
付けたコ字状鉄筋からなる拘束筋を、前記コ字状鉄筋の
両端が内方向に突出するように配し、この側上部肋筋の
側方に型枠を組んで、その型枠間にコンクリートを打設
して地中梁を形成し、このコンクリート上面から突出し
た側上部肋筋の上端間に複数本の上部主筋を配してその
上に側端部を下向きに折曲した上部肋筋をかぶせる。こ
の上部主筋と側上部肋筋をスラブコンクリート内に埋設
する。
〔実施例〕
以下、図に示す一実施例に基づきこの発明を詳細に説
明する。
図において1は地盤上に打設された捨てコンクリート
であって、この捨てコンクリート1上に耐圧盤下端筋2
に配筋する。
この上に下部肋筋3を配する。下部肋筋3は複数本の
鉄筋をメッシュ状に、すなわち溶接にて予め格子組みし
たものを使用し、これを第7図に示すようにコ字状に屈
曲したものを使用してもよい。この下部肋筋3上に複数
本の下部主筋4を適宜間隔離して複数本配筋する。
前記した耐圧盤下端筋2より若干上に耐圧盤上端筋5
を平行に配筋する。
耐圧盤のコンクリート6を打設して耐圧盤上下端筋2,
5と下部主筋4および下部肋筋3の下部を埋設する。下
部肋筋3の側端部は適宜間隔離れて上方にコンクリート
6上面より若干突出させる。
下部肋筋3としては、その他第8図〜第11図に示すも
のが採用できる。
第8図に示すのは耐圧盤が厚い場合であって、コ字状
に屈曲したメッシュ状筋7とこの両端に重ねて上方に立
ち上らせたメッシュ状筋8,8によって下部肋筋3を構成
したものである。メッシュ状筋8,8を取付ける前に下部
主筋4,4を配しておく。
第9図に示すのは地中梁の一方が山留めの場合であ
る。一方側の屈曲部分を大きくしたコ字状のメッシュ状
筋9を、長い方の屈曲部分を山側にして配置する。下部
主筋4,4を配した後、メッシュ状筋8を短い端部側に重
ねて上方に立上らせたものである。メッシュ状筋8,9に
よって下部肋筋3を構成している。
第10図および第11図に示すのは地中梁の左右で耐圧盤
の高さが異なる場合である。第10図では一方側の屈曲部
分を大きくしたコ字状のメッシュ状筋9を、長い方の屈
曲部分を低い方にして配する。下部主筋4,4を配した
後、メッシュ状筋8を短い端部側に重ねて立ち上らせた
ものである。これらメッシュ状筋8,9によって下部肋筋
3を構成している。第11図ではコ字状に屈曲したメッシ
ュ状筋7とこの両端に重ねてメッシュ状筋8,8を重ね、
さらにこのメッシュ状筋8,8に重ねてメッシュ状筋10,10
を重ねて立ち上らせたものである。
以上のように構築した耐圧盤上に、下部肋筋3の側端
部と側上部肋筋11,11を重ねて起立する。側上部肋筋11,
11はとりあえずパイプ等の支持材12で支えておく。側上
部肋筋11,11はメッシュ状に形成されており、下端は下
部肋筋3の耐圧盤上面からの突出部分に重ねて結束す
る。側上部肋筋11,11の内方向きに折曲した上端は互い
の方へ向かせる。
側上部肋筋11,11間に幅止め筋13を掛けて、側上部肋
筋11,11を起立した後支持材12を取外す。(第3図) また第4図に示すように連続して隣り合う側上部肋筋
11,11を添筋13′によってつなぐ。
下部肋筋3の耐圧盤からの突出部分と側上部肋筋11の
両端部との重なり合った接合部分に、上下の横鉄筋15a
とその横鉄筋15aに一定間隔に取付けたコ字状鉄筋15bか
らなる拘束筋15を、前記コ字状鉄筋15bの両端が内方向
に突出するように配置してある。拘束筋15は第13図
〔I〕,〔II〕に示すように上側部肋筋11の水平の鉄筋
15cに引掛けてもよく、また第14図〔I〕,〔II〕に示
すように下部肋筋3の水平の鉄筋15dに引掛けてもよ
い。
肋筋側部の接合部はフックなしの重ね継手とするが、
コンクリートのかぶり厚さが4cm〜7cm位であるため、コ
ンクリートのひびわれやその後のコンクリートの剥離を
防止し、肋筋の付着力の低下を防止することを目的とし
たコ字状に屈曲した拘束筋15を用いる。これにより、肋
筋で囲まれた内部のコンクリートが外にはじけないよう
にすることができる。また、必要により肋筋端部に肋筋
と直交する方向に工場で補助筋(1本)を溶接してお
き、コンクリートと肋筋の付着力とこの補助筋のコンク
リートへの引掛り効果を持たせることもできる。
上側部肋筋11,11の外側方に型枠16を組み立て、その
型枠16間にコンクリート17を打設した地中梁を構築す
る。このとき上側部肋筋11,11の上端をコンクリート17
の上面から若干突出させておく。
地中梁の上部主筋19を二段にする場合は第5図のよう
にコンクリート17の上面を窪ませておく。一段の場合は
コンクリート17の上面をフラットにしておけばよい。
コンクリート17の硬化後型枠16を解体する。
地中梁の上端に左右から薄肉プレキャストコンクリー
ト板18,18を水平に掛ける。この薄肉プレキャストコン
クリート板18を型枠兼スラブの一部となるよう、スラブ
を構築する。
この薄肉プレキャストコンクリート板18を作業床とし
て、地中梁の上部主筋19を配筋する。上部主筋19は複数
本を適宜間隔ずつ離して、コンクリート17上に突出した
上側部肋筋11,11間に配筋する。
上側部肋筋11,11の上部に上部肋筋20を取付ける。上
部肋筋20は第15図および第16図に示すようにメッシュ状
に組んで幅方向の両側端を下方に向けて屈曲したものを
使用する。また第18図および第19図に示すような拘束筋
21を使用して上部肋筋20を取付けてもよい。第17図に示
すのは継手長さを短くした場合である。
コンクリート17上と薄肉プレキャストコンクリート板
18上にスラブコンクリート22を打設して上部肋筋20と上
部主筋19を埋め込む。
〔発明の効果〕
この発明は以上のような構成を有し、下部肋筋の側端
部と側上部肋筋とは重ね継ぎに加えて、複数の横鉄筋と
その横鉄筋に一定間隔に取付けたコ字状鉄筋からなる拘
束筋を、前記コ字状鉄筋の両端が内方向に突出するよう
に配した拘束筋を配することにより、つなぎ部分の強度
が大きく、側上部肋筋を自立させることができる。また
側上部肋筋は上端を内方向に折曲し、上部肋筋の側端部
を下向きに折曲したものとしてあるのでそれらがコンク
リートにアンカーされて接合部の耐力を向上し、肋筋や
主筋を組立てながら施工できるため、支持架台等の仮設
材が少なくて済み、施工能率が良い。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第6図はこの発明の施工順序を示すもので、第
1図〜第3図、第5図、第6図は断面図、第4図は側面
図、第7図〜第11図は下部肋筋の正面図、第12図は拘束
筋の斜視図、第13図と第14図の各〔I〕,〔II〕は肋筋
の拘束状態を示す断面図、第15図は上部肋筋の斜視図、
第16図と第17図は上部肋筋の取付状態の断面図、第18図
は拘束筋の斜視図、第19図は拘束筋を使用して上部肋筋
を取付けた状態の断面図である。 1……捨てコンクリート、3……下部肋筋、4……下部
主筋、6……耐圧盤コンクリート、11……側上部肋筋、
12……支持材、13……幅止め筋、13′……添筋、15……
拘束筋、15a……横鉄筋、15b……コ字状鉄筋、15c……
鉄筋、15d……鉄筋、16……型枠、17……コンクリー
ト、18……薄肉プレキャストコンクリート板、19……上
部主筋、20……上部肋筋、22……スラブコンクリート。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 壮年 東京都港区元赤坂1丁目2番7号 鹿島 建設株式会社内 (72)発明者 別所 佐登志 東京都調布市飛田給2丁目19番1号 鹿 島建設株式会社技術研究所内 (72)発明者 山中 俊之 東京都港区元赤坂1丁目2番7号 鹿島 建設株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−60326(JP,A) 特公 昭61−14294(JP,B2)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】メッシュ化した下部肋筋を地盤上に配設
    し、その上に複数本の下部主筋を配筋し、下部肋筋の側
    端部が適宜間隔離されて上方に向かって突出するように
    耐圧盤コンクリートを打設し、この耐圧盤上に上端を内
    方向に折曲し、メッシュ化した両側上部肋筋を両者間に
    掛けた幅止め筋によって起立し、下部肋筋の側端部と側
    上部肋筋とを重ね接合し、その接合部に、複数の横鉄筋
    とその横鉄筋に一定間隔に取付けたコ字状鉄筋からなる
    拘束筋を、前記コ字状鉄筋の両端が内方向に突出するよ
    うに配し、この側上部肋筋の側方に型枠を組んで、その
    型枠間にコンクリートを打設して地中梁を形成し、この
    コンクリート上面から突出した側上部肋筋の上端間に複
    数本の上部主筋を配し、その上に側端部を下向きに折曲
    した上部肋筋をかぶせ、この上部主筋と側上部肋筋をス
    ラブコンクリート内に埋設することを特徴とする地中梁
    の施工方法。
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