JP3014528B2 - アイドル回転数制御方法 - Google Patents

アイドル回転数制御方法

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JP3014528B2
JP3014528B2 JP4064712A JP6471292A JP3014528B2 JP 3014528 B2 JP3014528 B2 JP 3014528B2 JP 4064712 A JP4064712 A JP 4064712A JP 6471292 A JP6471292 A JP 6471292A JP 3014528 B2 JP3014528 B2 JP 3014528B2
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control
engine speed
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open control
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西野治彦
幹 茨木
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Daihatsu Motor Co Ltd
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Daihatsu Motor Co Ltd
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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として自動車のエン
ジンに適用されるアイドル回転数制御方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来この種のアイドル回転数制御方法と
しては、例えば特開平2−371148号公報に記載さ
れたエンジンのアイドル回転制御装置のように、スロッ
トルバルブを迂回するバイパス通路に流量制御弁を設
け、この流量制御弁の開度を制御値に基いて制御して吸
入空気量を調節することにより、アイドリング時のエン
ジン回転数が目標回転数に束するようにフィードバッ
ク制御するものが知られている。上記公報のものにあっ
ては、前記制御値をエンジンの状態に応じて学習し、学
習値として記憶して流量制御弁の開度を制御するもので
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な構成にあっては、制御の優先順位が、全開制御、オー
プン制御、フィードバック制御の順で設定されている。
ここで、オープン制御は、例えば全開制御で上昇したエ
ンジン回転数が所定の回転数より低くなったことを条件
とし、その条件が成立した場合に学習値に所定の設定値
を加算した制御値で所定時間制御するものを指してい
る。
【0004】しかしながら、上記の構成にあっては、レ
ーシングによりエンジン回転数が上昇した後にオープン
制御を行う場合、例えば調整不良による誤学習で学習値
が小さいと、図4に示すように、エンジン回転数が落ち
込み、最悪の場合はストールが発生する。これを防止す
るために前記設定値の値を大きくすると、回転数の落ち
込みは小さくなるものの、正常学習時にレーシング後の
回転数が高くなりフィーリングが悪化する。
【0005】本発明は、このような不具合を解消するこ
とを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような目
的を達成するために、次のような手段を講じたものであ
る。すなわち、本発明に係るアイドル回転数制御方法
は、スロットルバルブを迂回するバイパス通路に流量制
御弁を設け、この流量制御弁の開度を制御するための制
御値の学習値に基いて制御して吸入空気量を調節するこ
とにより、アイドリング時のエンジン回転数を制御する
アイドル回転数制御方法であって、流量制御弁を全開に
してエンジン回転数を制御する全開制御条件を判定し、
その時点の運転状態が前記全開制御条件を満たしていな
いと判定した際にエンジン回転数を検出し、検出したエ
ンジン回転数がアイドリング時の目標回転数よりも高め
に設定された所定回転数以上の場合には学習値に一定値
を加算した制御値によりオープン制御を行い、検出した
エンジン回転数が所定回転数未満である場合にはエンジ
ン回転数を目標回転数に束するようにフィードバック
制御することを特徴とする。
【0007】
【作用】このような構成のものであれば、上述の従来技
術の場合のように、例えば全開制御を行った後全開制御
条件が成立しない運転状態になると、エンジン回転数に
よりオープン制御を行うか又はフィードバック制御を行
うかを判定するので、その時点でのエンジン回転数に適
応した制御を行うことが可能となる。つまりエンジン回
転数が所定回転数より高い場合は、全開制御により上昇
したエンジン回転数をすばやくアイドリング時の目標回
転数に集束させるために、オープン制御を行う。反対に
エンジン回転数が所定回転数より低い場合は、前記目標
回転数に近いエンジン回転数であるので、フィードバッ
ク制御を行う。このように制御することで、全開制御の
後にオープン制御をする場合に、学習値が誤学習により
通常より小さい値になっていてもエンジン回転数が落ち
込むことがなく、耐ストール性が向上する。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図面を参照して
説明する。
【0009】図1に概略的に示したエンジン1は、自動
車に用いられるもので、図示しない燃料噴射装置を備
え、スロットルバルブ2が内設される吸気系3には、そ
のスロットルバルブ2を迂回するバイパス通路4が設け
てある。このバイパス通路4にはアイドリング時の吸入
空気量を調節するための流量制御弁5が設けてある。流
量制御弁5は、後述する電子制御装置6からの制御信号
aにより開度が制御される電磁弁から構成される。開度
の制御は、開成の時間と閉成の時間との比率(デューテ
ィ比)により行われる。
【0010】電子制御装置6は、中央演算装置7と、記
憶装置8と、入力インターフェース9と、出力インター
フェース10とを備えており、アイドリング時のエンジ
ン回転数を目標回転数にフィードバック制御する機能
や、燃料噴射弁からの燃料噴射量を調節する機能等を備
えている。中央演算装置7には、オープン制御を実行し
ている時間を計時するタイマが内蔵されている。入力イ
ンターフェース9には、クランク角センサ11からのエ
ンジン回転信号bと、アイドルスイッチ12からの信号
cと、ヘッドライトスイッチ13からの信号dと、ラジ
エータ用のファンモータスイッチ14からの信号eと、
ヒータ用のファンモータスイッチ15からの信号fと、
圧力センサ16からの信号gなどがそれぞれ入力される
ようになっている。また出力インターフェース10から
は、流量制御弁5に制御信号aが出力されるほか、燃料
噴射弁等に信号が出力される。
【0011】クランク角センサ11は、エンジン回転数
を検出するためのもので、図示しないディストリビュー
タ内に設けてある。アイドルスイッチ12は、スロット
ルバルブ3がアイドリング位置にある場合にオンとな
り、非アイドリング位置にある場合にオフとなるオン/
オフスイッチであり、スロットルシャフト2aに連動す
るようにしてある。ヘッドライトスイッチ13は、ヘッ
ドライトが点灯された場合にオンとなるオン/オフスイ
ッチであり、ファンモータスイッチ14はラジエータ用
のファンモータが駆動した場合に、ヒータ用のファンモ
ータスイッチ15はヒータ用のファンモータが駆動した
場合に、それぞれオンとなるオン/オフスイッチであ
る。また、圧力センサ16は、検出した圧力つまり大気
圧に比例する電気信号gを出力するように構成されてい
る。
【0012】電子制御装置6には、図2に概略的に示す
ようなプログラムを内蔵している。この実施例では、制
御の優先順位として、全開制御、オープン制御、フィー
ドバック制御の順に、順位が設定されている。したがっ
て、エンジン1がアイドリング状態になった場合は、ま
ず、ステップ51において、全開制御条件(例えば、レ
ーシングが行われてエンジン回転数が設定された回転数
以上になること)が成立しているか否かが判定され、そ
の条件が成立しておればステップ61に移行し、そうで
ない場合はステップ52に進む。ステップ61では、流
量制御弁5を全開にする全開制御が実行される。ステッ
プ52では、その時点のエンジン回転数が、アイドリン
グ時の目標回転数より若干高めに設定された所定回転数
N未満であるか否かを判定し、所定回転数N未満の場合
はステップ53に移行し、そうでない場合はステップ5
4に進む。所定回転数Nは、例えば目標回転数より20
0rpm程度高めに設定すればよく、目標回転数が10
00rpmであるとすると、1200rpm程度が適当
である。ステップ53では、オープン制御条件(例え
ば、全開制御後のエンジン回転数が上記所定回転数Nよ
り高い第2の所定回転数以下になること)が成立してい
るか否かを判定し、成立している場合はステップ62に
移行し、そうでない場合はステップ54に進む。ステッ
プ54ではフィードバック制御が、またステップ62で
はオープン制御をそれぞれ実行する。
【0013】以上の構成において、図3に示すように、
フィードバック制御によりアイドリング時のエンジン回
転数が制御されていた場合に、レーシングが行われフィ
ードバック制御から全開制御に移行した場合を詳述す
る。この場合、エンジン回転数の急な上昇によりステッ
プ51で全開制御条件が成立したと判定すると、ステッ
プ61に移行し流量制御弁5のデューティ比を100%
にして全開制御を実行するこの後エンジン回転数が降下
し全開制御条件を満たさない状態となると、制御はステ
ップ51→ステップ52と進みその時点のエンジン回転
数が所定回転数N未満であるか否かを判定する。そして
エンジン回転数が所定回転数Nより高い場合は、ステッ
プ53に移行してオープン制御条件を判定し、条件が成
立していたらステップ62に移行してオープン制御を行
う。オープン制御は、学習値に一定値を加算したデュー
ティ比で行われ、その間にエンジン回転数が降下するよ
うにしている。
【0014】そして、このオープン制御を実行している
間に再度ステップ51,52を実行し、ステップ52に
てエンジン回転数が所定回転数N未満であると判定した
場合は、ステップ54に移行しオープン制御を中止して
直ちにフィードバック制御を実行する。つまり、オープ
ン制御は時間でその制御が限定されているものではな
く、言い換えれば上記した第2所定回転数と所定回転数
との間にエンジン回転数がある場合にのみ実行され、エ
ンジン回転数の推移に対応して制御時間に関係なくフィ
ードバック制御に移行するようになっている。このよう
に流量制御弁5を制御することによって、オープン制御
時の学習値が誤っている場合にオープン制御を所定時間
実行してエンジン回転数が落ち込むことが防止でき、耐
ストール性が向上する。また、オープン制御とフィード
バック制御の切り換えを、制御時間ではなくエンジン回
転数により行っているので、オープン制御時のデューテ
ィ比を決定する学習値に加算する一定値を小さくするこ
とができ、正常な学習時にレーシング後のエンジン回転
数が高くなって高回転数でのアイドリング状態となる際
の体感の悪化をなくすことができる。
【0015】なお、本発明は以上説明した実施例に限定
されるものではない。例えば、上記実施例では燃料噴射
式のエンジン1を説明したが、気化器式のものであって
もよい。
【0016】その他、各部の構成は図示例に限定される
ものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変
形が可能である。
【0017】
【発明の効果】本発明は、以上に詳述したように、例え
全開制御を行った後に全開制御条件が成立しない運転
状態になると、エンジン回転数によりオープン制御を行
うか又はフィードバック制御を行うかを判定するので、
その時点でのエンジン回転数に適応した制御を行うこと
が可能となる。したがって、全開制御の後にオープン制
御をする場合に、学習値が誤学習により通常より小さい
値になっていてもエンジン回転数が落ち込むことがな
く、耐ストール性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す概略的な全体構成図。
【図2】同実施例の制御手順を示すフローチャート。
【図3】同実施例の作動説明図。
【図4】従来例を示す図3相当の作動説明図。
【符号の説明】
1…エンジン 2…スロットルバルブ 4…バイパス通路 5…流量制御弁 6…電子制御装置 7…中央演算装置 8…記憶装置 9…入力インターフェース 10…出力インターフェース

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スロットルバルブを迂回するバイパス通路
    に流量制御弁を設け、この流量制御弁の開度を制御する
    ための制御値の学習値に基いて制御して吸入空気量を調
    節することにより、アイドリング時のエンジン回転数を
    制御するアイドル回転数制御方法であって、流量制御弁
    を全開にしてエンジン回転数を制御する全開制御条件を
    判定し、その時点の運転状態が前記全開制御条件を満た
    していないと判定した際にエンジン回転数を検出し、検
    出したエンジン回転数がアイドリング時の目標回転数よ
    りも高めに設定された所定回転数以上の場合には学習値
    に一定値を加算した制御値によりオープン制御を行い、
    検出したエンジン回転数が所定回転数未満である場合に
    はエンジン回転数を目標回転数に束するようにフィー
    ドバック制御することを特徴とするアイドル回転数制御
    方法。
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