JP3014418B2 - 重合体組成物 - Google Patents
重合体組成物Info
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- JP3014418B2 JP3014418B2 JP2209701A JP20970190A JP3014418B2 JP 3014418 B2 JP3014418 B2 JP 3014418B2 JP 2209701 A JP2209701 A JP 2209701A JP 20970190 A JP20970190 A JP 20970190A JP 3014418 B2 JP3014418 B2 JP 3014418B2
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、エチレン・(メタ)アクリル酸アルキルエ
ステル・一酸化炭素共重合体組成物に関する(ここに
(メタ)アクリル酸とはアクリル酸またはメタクリル酸
のことをいう、以下同じ)。更に詳しくは、貯蔵安定性
及び熱安定性などが改善された、エチレン・(メタ)ア
クリル酸アルキルエステル・一酸化炭素共重合体に係る
重合体組成物に関する。
ステル・一酸化炭素共重合体組成物に関する(ここに
(メタ)アクリル酸とはアクリル酸またはメタクリル酸
のことをいう、以下同じ)。更に詳しくは、貯蔵安定性
及び熱安定性などが改善された、エチレン・(メタ)ア
クリル酸アルキルエステル・一酸化炭素共重合体に係る
重合体組成物に関する。
[従来の技術] 一般に、エチレン系共重合体は、無極性のため、ある
いは極性が低いため、他の重合体との相溶性に乏しい欠
点がある。しかるに、エチレン・(メタ)アクリル酸ア
ルキルエステル・一酸化炭素共重合体は、分子中に極性
の高い一酸化炭素単位を有するため、ポリ塩化ビニル・
ポリアミド、セルロース誘導体など、極性基を含有する
多くの重合体との相溶性に優れているという特徴を有し
ている。
いは極性が低いため、他の重合体との相溶性に乏しい欠
点がある。しかるに、エチレン・(メタ)アクリル酸ア
ルキルエステル・一酸化炭素共重合体は、分子中に極性
の高い一酸化炭素単位を有するため、ポリ塩化ビニル・
ポリアミド、セルロース誘導体など、極性基を含有する
多くの重合体との相溶性に優れているという特徴を有し
ている。
特に、エチレン・(メタ)アクリル酸アルキルエステ
ル・一酸化炭素共重合体(以下単に一酸化炭素共重合体
と呼ぶことがある)は、塩化ビニル系樹脂に対しては、
従来の液状可塑剤に代って、永久可塑剤あるいは改質剤
として使用されている。
ル・一酸化炭素共重合体(以下単に一酸化炭素共重合体
と呼ぶことがある)は、塩化ビニル系樹脂に対しては、
従来の液状可塑剤に代って、永久可塑剤あるいは改質剤
として使用されている。
かかる一酸化炭素共重合体の永久可塑剤としての使用
は、該共重合体の特徴を最も良く活かした用途の一つで
あり、従来の塩化ビニル系樹脂配合物の欠点であった揮
発や抽出など液状可塑剤の消散による樹脂配合物の剛性
率の経時変化や液状可塑剤の移行による他基材への汚染
などが見られない。従って、一酸化炭素共重合体を配合
した塩化ビニル系樹脂組成物から成形されたシートなど
は、屋外での耐久性が要求される工業廃水池の止水シー
トや高度な非移行性が要求される電気製品のカバーシー
トなど、従来の塩化ビニル系樹脂組成物では、満足し得
なかった分野にも使用されている。
は、該共重合体の特徴を最も良く活かした用途の一つで
あり、従来の塩化ビニル系樹脂配合物の欠点であった揮
発や抽出など液状可塑剤の消散による樹脂配合物の剛性
率の経時変化や液状可塑剤の移行による他基材への汚染
などが見られない。従って、一酸化炭素共重合体を配合
した塩化ビニル系樹脂組成物から成形されたシートなど
は、屋外での耐久性が要求される工業廃水池の止水シー
トや高度な非移行性が要求される電気製品のカバーシー
トなど、従来の塩化ビニル系樹脂組成物では、満足し得
なかった分野にも使用されている。
[発明が解決しようとする課題] しかるに、この一酸化炭素共重合体は、アンモニウム
に対しきわめて敏感であり、一度アンモニアと接触した
ものは、それがたとえ大気中に含まれている微量のアン
モニアガスであったとしても、貯蔵中に経時的に着色
し、また混練時、成形時など高温に加熱した場合は更に
着色が強くなり、熱安定性が乏しくなるなどの欠点が認
められた。とくにアンモニアガスは往々にして大気中に
微量に存在することがあるので、このような雰囲気に置
かれた前記一酸化炭素共重合体を貯蔵し、あるいは成形
加工に利用するときには着色の生ずる危険性があった。
に対しきわめて敏感であり、一度アンモニアと接触した
ものは、それがたとえ大気中に含まれている微量のアン
モニアガスであったとしても、貯蔵中に経時的に着色
し、また混練時、成形時など高温に加熱した場合は更に
着色が強くなり、熱安定性が乏しくなるなどの欠点が認
められた。とくにアンモニアガスは往々にして大気中に
微量に存在することがあるので、このような雰囲気に置
かれた前記一酸化炭素共重合体を貯蔵し、あるいは成形
加工に利用するときには着色の生ずる危険性があった。
本発明の発明者らは、このようなエチレン・(メタ)
アクリル酸アルキルエステル・一酸化炭素共重合体のア
ンモニアガスによる着色を防止するための方法を探索し
た結果、該共重合体にゼオライトを配合した重合体組成
物がこの目的に有効であることを見出した。従って本発
明の目的は、大気中の微量のアンモニアガスと接触して
も、長期間の貯蔵中に、例えば6箇月の貯蔵において着
色が認められず、しかも熱安定性を悪化させることのな
いようなエチレン・(メタ)アクリル酸アルキルエステ
ル・一酸化炭素共重合体組成物を提供することにある。
アクリル酸アルキルエステル・一酸化炭素共重合体のア
ンモニアガスによる着色を防止するための方法を探索し
た結果、該共重合体にゼオライトを配合した重合体組成
物がこの目的に有効であることを見出した。従って本発
明の目的は、大気中の微量のアンモニアガスと接触して
も、長期間の貯蔵中に、例えば6箇月の貯蔵において着
色が認められず、しかも熱安定性を悪化させることのな
いようなエチレン・(メタ)アクリル酸アルキルエステ
ル・一酸化炭素共重合体組成物を提供することにある。
[課題を解決するための手段) 本発明は、エチレン・(メタ)アクリル酸アルキルエ
ステル・一酸化炭素共重合体100重量部当り、ゼオライ
トを0.01〜20重量部配合してなる、塩化ビニル系樹脂不
含有の重合体組成物。
ステル・一酸化炭素共重合体100重量部当り、ゼオライ
トを0.01〜20重量部配合してなる、塩化ビニル系樹脂不
含有の重合体組成物。
本発明に用いられるエチレン・(メタ)アクリル酸ア
ルキルエステル・一酸化炭素共重合体は、エチレンと
(メタ)アクリル酸アルキルエステルと一酸化炭素との
共重合体であるが、この(メタ)アクリル酸アルキルエ
ステルにおけるアルキル基は炭素数が1〜18、特に炭素
数1〜8のものが好ましい。具体的には、メチル基、エ
チル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル
基、sec−ブチル基、t−ブチル基、イソブチル基、ヘ
キシル基、オクチル基、2−エチルヘキシル基などが挙
げられる。
ルキルエステル・一酸化炭素共重合体は、エチレンと
(メタ)アクリル酸アルキルエステルと一酸化炭素との
共重合体であるが、この(メタ)アクリル酸アルキルエ
ステルにおけるアルキル基は炭素数が1〜18、特に炭素
数1〜8のものが好ましい。具体的には、メチル基、エ
チル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル
基、sec−ブチル基、t−ブチル基、イソブチル基、ヘ
キシル基、オクチル基、2−エチルヘキシル基などが挙
げられる。
このようなエチレン・(メタ)アクリル酸アルキルエ
ステル・一酸化炭素共重合体は、エチレンが40〜90重量
%、好まくは60〜80重量%の量で、(メタ)アクリル酸
アルキルエステルが5〜55重量%、好ましくは15〜35重
量%の量で、一酸化炭素が5〜30重量%、好ましくは、
5〜15重量%の量で含まれていることが望ましく、必要
に応じてさらに他の単量体を共重合させることも可能で
ある。
ステル・一酸化炭素共重合体は、エチレンが40〜90重量
%、好まくは60〜80重量%の量で、(メタ)アクリル酸
アルキルエステルが5〜55重量%、好ましくは15〜35重
量%の量で、一酸化炭素が5〜30重量%、好ましくは、
5〜15重量%の量で含まれていることが望ましく、必要
に応じてさらに他の単量体を共重合させることも可能で
ある。
このようなエチレン・(メタ)アクリル酸アルキルエ
ステル・一酸化炭素共重合体を製造するには、単量体で
あるエチレン、(メタ)アクリル酸アルキルエステル、
一酸化炭素のそれぞれを、触媒としてのt−ブチルパー
オキシイソブチレートまたはアゾジイソブチロニトリル
などの重合開始剤とともに所定の割合で高圧反応容器中
に供給して混合し、高温(例えば160〜230℃)高圧下
(例えば2400〜27000psi)に単量体を共重合すればよ
い。
ステル・一酸化炭素共重合体を製造するには、単量体で
あるエチレン、(メタ)アクリル酸アルキルエステル、
一酸化炭素のそれぞれを、触媒としてのt−ブチルパー
オキシイソブチレートまたはアゾジイソブチロニトリル
などの重合開始剤とともに所定の割合で高圧反応容器中
に供給して混合し、高温(例えば160〜230℃)高圧下
(例えば2400〜27000psi)に単量体を共重合すればよ
い。
このエチレン・(メタ)アクリル酸アルキルエステル
・一酸化炭素共重合体は、使用目的によっても異なるが
MFR(メルトフローレート)が0.1〜500dg/分、好ましく
は1〜100dg/分であることが望ましい。
・一酸化炭素共重合体は、使用目的によっても異なるが
MFR(メルトフローレート)が0.1〜500dg/分、好ましく
は1〜100dg/分であることが望ましい。
本発明の重合体組成物に添加されるゼオライトは、 一般式、Me2/pO・Al2O3・mSiO2・nH2O (但しMe;Na,Kなどのアルカリ金属またはCa,Znなどのア
ルカリ土類金属) p;上記金属の原子価 m;2〜15 n;2〜16) で表わされ、(Al,Si)0四面体が頂点を共有して作る
三次元網目構造中の空孔に上記金属が入った構造のもの
であり、例えば、CaO・Al2O3・2SiO2・4H2O、Na2O・Al2
O3・4SiO2・2H2Oなどが具体的に示される。ゼオライト
には、天然物と合成物とが知られているが、不純物の含
有量が少ないなどの理由で合成ゼオライトが好んで用い
られる。
ルカリ土類金属) p;上記金属の原子価 m;2〜15 n;2〜16) で表わされ、(Al,Si)0四面体が頂点を共有して作る
三次元網目構造中の空孔に上記金属が入った構造のもの
であり、例えば、CaO・Al2O3・2SiO2・4H2O、Na2O・Al2
O3・4SiO2・2H2Oなどが具体的に示される。ゼオライト
には、天然物と合成物とが知られているが、不純物の含
有量が少ないなどの理由で合成ゼオライトが好んで用い
られる。
これらのゼオライトとしては、分子径3.8Å以上の細
孔径をもつものを用いるのが好ましい。また、ゼオライ
トは、いくつかの結晶型を有しているが、その中でも合
成A型ゼオライトは遊離アルカリの残留がない、不純物
が少ない、粒径が1μm以下と高分子物質への添加に適
しているなどの利点があり、好ましいものといえる。
孔径をもつものを用いるのが好ましい。また、ゼオライ
トは、いくつかの結晶型を有しているが、その中でも合
成A型ゼオライトは遊離アルカリの残留がない、不純物
が少ない、粒径が1μm以下と高分子物質への添加に適
しているなどの利点があり、好ましいものといえる。
これらの合成ゼオライトの内、本発明のエチレン・
(メタ)アクリル酸アルキルエステル・一酸化炭素共重
合体組成物の添加剤としては、カルシウム置換型のもの
が特に塩化ビニル系樹脂との混合物に添加した場合に、
混合物の熱安定性を損わない、ロール面へのプレートア
ウト現象がないなどの理由で好んで用いられる。
(メタ)アクリル酸アルキルエステル・一酸化炭素共重
合体組成物の添加剤としては、カルシウム置換型のもの
が特に塩化ビニル系樹脂との混合物に添加した場合に、
混合物の熱安定性を損わない、ロール面へのプレートア
ウト現象がないなどの理由で好んで用いられる。
本発明の重合体組成物中の共重合体とゼオライトと混
合比率は、好ましくはエチレン・(メタ)アクリル酸ア
ルキルエステル・一酸化炭素共重合体100重量部当り0.0
1〜20重量部、特に、約0.02〜1重量部、更に好ましく
は、約0.03〜0.1重量部の割合で用いられる。
合比率は、好ましくはエチレン・(メタ)アクリル酸ア
ルキルエステル・一酸化炭素共重合体100重量部当り0.0
1〜20重量部、特に、約0.02〜1重量部、更に好ましく
は、約0.03〜0.1重量部の割合で用いられる。
重合体組成物中のゼオライトがこれより少ない使用割
合では、着色防止効果が充分に発揮し難く、一方ゼオラ
イトをこれより多く用いられると、重合体組成物の粘度
が上昇し、加工性が損なわれるようになる。
合では、着色防止効果が充分に発揮し難く、一方ゼオラ
イトをこれより多く用いられると、重合体組成物の粘度
が上昇し、加工性が損なわれるようになる。
本発明の重合体には、他の重合体や添加剤が配合され
ていてもよい。このような重合体の例としては、ABS樹
脂、ポリアミド、エチレン・酢酸ビニル共重合体、エチ
レン・(メタ)アクリル酸アルキルエステル共重合体、
エチレン・(メタ)アクリル酸共重合体もしくはその金
属塩、ポリエステルなどを例示することができる。また
上記添加剤としては、酸化防止剤、光安定剤、紫外線吸
収剤、可塑剤、染料、顔料、滑剤、無機充填剤などを挙
げることができる。
ていてもよい。このような重合体の例としては、ABS樹
脂、ポリアミド、エチレン・酢酸ビニル共重合体、エチ
レン・(メタ)アクリル酸アルキルエステル共重合体、
エチレン・(メタ)アクリル酸共重合体もしくはその金
属塩、ポリエステルなどを例示することができる。また
上記添加剤としては、酸化防止剤、光安定剤、紫外線吸
収剤、可塑剤、染料、顔料、滑剤、無機充填剤などを挙
げることができる。
重合体組成物の調製は、エチレン・(メタ)アクリル
酸アルキルエステル・一酸化炭素共重合体とゼオライト
と必要に応じ添加される配合剤とをロール、バンバリー
ミキサーなどのバッチ式混練機あるいは単軸押出機、2
軸押出機などの連続混練機を用いて、溶融混合(メルト
ブレンド)することによって行なわれる。
酸アルキルエステル・一酸化炭素共重合体とゼオライト
と必要に応じ添加される配合剤とをロール、バンバリー
ミキサーなどのバッチ式混練機あるいは単軸押出機、2
軸押出機などの連続混練機を用いて、溶融混合(メルト
ブレンド)することによって行なわれる。
[実施例] 以下本発明を実施例により説明するが、本発明はこれ
ら実施例に限定されるものではない。
ら実施例に限定されるものではない。
実施例1〜4および比較例 表1に記載の配合量でゼオライトを配合した各種重合
体組成物からシートを成形し、アンモニアガスを5時間
および24時間暴露させた試験片の静的熱安定性および貯
蔵安定性を評価した。結果を表1に示す。
体組成物からシートを成形し、アンモニアガスを5時間
および24時間暴露させた試験片の静的熱安定性および貯
蔵安定性を評価した。結果を表1に示す。
なお試料の調製方法、物性の評価方法等は次のとおり
である。
である。
(1)試料調製 エチレン・アクリル酸n−ブチル・一酸化炭素共重合体 組成 エチレン 60重量% アクリル酸n−ブチル 30重量%、 一酸化炭素 10重量% MFR 6dg/分 ゼオライト カルシウム置換A型合成ゼオライト(栄伸化成製 CS
100) 配合比および配合方法 共重合体100重量部に対しゼオライトを表1に記載の
量で配合し、前記配合成分を表面温度が100℃の6イン
チミキシングロールで約10分間混練し、重合体組成物を
得た。
100) 配合比および配合方法 共重合体100重量部に対しゼオライトを表1に記載の
量で配合し、前記配合成分を表面温度が100℃の6イン
チミキシングロールで約10分間混練し、重合体組成物を
得た。
(2)シート成形 上記10分間混練物およびゼオライトを配合しない比較
例用サンプルから120℃のプレス成形機で厚さ3mmのプレ
スシートを作製し、70mm角に切出して試験片とした。
例用サンプルから120℃のプレス成形機で厚さ3mmのプレ
スシートを作製し、70mm角に切出して試験片とした。
(3)アンモニアガス暴露 アンモニア1%水溶液が入ったビーカー(容量100m
l)をデシケーター(容量20)に置き、その気相雰囲
気中に室温で上記試験片を5時間、24時間それぞれ静置
し、アンモニアガスに暴露した。
l)をデシケーター(容量20)に置き、その気相雰囲
気中に室温で上記試験片を5時間、24時間それぞれ静置
し、アンモニアガスに暴露した。
(4)静的熱安定性 上記アンモニアガスに暴露された試験片を120℃のエ
アーオーブン中に24時間静置した後の試験片を黄色度を
カラーコンピューター(スガ試験機製S&M Colour Com
puter)を用いて測定し、同様に測定された未暴露の試
験片の黄色度との差である黄変度を求め、これにより静
的熱安定性を評価した。
アーオーブン中に24時間静置した後の試験片を黄色度を
カラーコンピューター(スガ試験機製S&M Colour Com
puter)を用いて測定し、同様に測定された未暴露の試
験片の黄色度との差である黄変度を求め、これにより静
的熱安定性を評価した。
(5)貯蔵安定性 前記アンモニアガスに暴露された試験片を室温雰囲気
中に6箇月放置した後の試験片の黄色度をカラーコンピ
ューター(スガ試験機S&M Colour Computer)を用い
て測定し、同様に測定された未暴露の試験片の黄色度と
の差である黄変度を求め、これにより貯蔵安定性を評価
した。
中に6箇月放置した後の試験片の黄色度をカラーコンピ
ューター(スガ試験機S&M Colour Computer)を用い
て測定し、同様に測定された未暴露の試験片の黄色度と
の差である黄変度を求め、これにより貯蔵安定性を評価
した。
[発明の効果] 本発明に係るエチレン・(メタ)アクリル酸アルキル
エステル・一酸化炭素共重合体組成物は、添加剤として
ゼオライトを配合させたことによって、アンモニアガス
との接触に起因する着色を防止することができ、熱安定
性、貯蔵安定性が著しく向上した。
エステル・一酸化炭素共重合体組成物は、添加剤として
ゼオライトを配合させたことによって、アンモニアガス
との接触に起因する着色を防止することができ、熱安定
性、貯蔵安定性が著しく向上した。
このように安定性の優れた本発明の重合体組成物は、
自動車内装材、塩ビレザー、医療材料、止水シート、電
線被覆用材料などの用途に有用である。
自動車内装材、塩ビレザー、医療材料、止水シート、電
線被覆用材料などの用途に有用である。
Claims (1)
- 【請求項1】エチレン・(メタ)アクリル酸アルキルエ
ステル・一酸化炭素共重合体100重量部当り、ゼオライ
トを0.01〜20重量部配合してなる、塩化ビニル系樹脂不
含有の重合体組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2209701A JP3014418B2 (ja) | 1990-08-07 | 1990-08-07 | 重合体組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2209701A JP3014418B2 (ja) | 1990-08-07 | 1990-08-07 | 重合体組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0493351A JPH0493351A (ja) | 1992-03-26 |
JP3014418B2 true JP3014418B2 (ja) | 2000-02-28 |
Family
ID=16577206
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2209701A Expired - Fee Related JP3014418B2 (ja) | 1990-08-07 | 1990-08-07 | 重合体組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3014418B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5731985B2 (ja) | 2009-10-26 | 2015-06-10 | 日本クロージャー株式会社 | 吸湿性樹脂組成物及びその成形体 |
-
1990
- 1990-08-07 JP JP2209701A patent/JP3014418B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0493351A (ja) | 1992-03-26 |
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---|---|---|---|
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