JPS6049219B2 - 耐燃性および耐発煙性を改良した塩化ビニルポリマ−組成物 - Google Patents

耐燃性および耐発煙性を改良した塩化ビニルポリマ−組成物

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JPS6049219B2
JPS6049219B2 JP52114784A JP11478477A JPS6049219B2 JP S6049219 B2 JPS6049219 B2 JP S6049219B2 JP 52114784 A JP52114784 A JP 52114784A JP 11478477 A JP11478477 A JP 11478477A JP S6049219 B2 JPS6049219 B2 JP S6049219B2
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
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    • C08K5/04Oxygen-containing compounds
    • C08K5/09Carboxylic acids; Metal salts thereof; Anhydrides thereof
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
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Description

【発明の詳細な説明】 塩化ビニルポリマー製品は建築物や輸送工業に有用な多
くの構造的応用をもつ。
可塑化塩ビポリマーは織物、椅子張り、壁装材などに多
用されているが、かかる分野において耐燃性および耐発
煙性が問題となつている。かかる材料に対する政府およ
び安全規定が旋行されている。塩ビポリマー製品のよう
な材料の耐燃性を改良しなければならないばかりでなく
、火災およびくすぶり状態の両方において塩ビポリマー
製品から発生する煙も減らさなければならない。通常耐
燃性であると考えられている塩ビポリマーに対してさえ
、火災状態において一層安全な改良プラスチック製品を
求めるニーズがある。この目的のために、数多くの材料
が提案され、ポリ塩化ビニルに使用されたが、.完全に
満足のいくものは殆んど見出されていない。多くのもの
は、塩ビポリマーと相溶性でなかつたり、容易に混合し
なかつたり、また着色していたり、塩ビポリマー組成物
製品を着色させたり、更に塩ビポリマーの加工性や物性
に悪影響を・及ぼしたりする。米国特許第382115
1号および同第3870679号はPVC(ポリ塩化ビ
ニル)中に或る種のモリブデン化合物を用いることを開
示している。ここに掲載された特定の化合物は、市販の
MOO,のように多くのものが使用した場合にその組成
物に好ましくない顔料着色を与えるという欠点をもつ。
米国特許第3845001号はCU2Oのような銅化合
物をMOO3と混合して用いて燃焼中の発煙を減らすこ
とを開示およびクレームしている。この特許は、また、
このような酸化物の適用は、酸酢塩や酪酸塩のようなり
ルボン酸塩および銅カルボニルのような有機化合物の如
き他の化合物の使用を示フ唆しているとも述べている。
酸化第一銅および酸化モリブデンは塩ビポリマーの燃焼
中に発生する煙を減少するが、他の問題が発生する。C
U2Oは化合物に好ましくない赤色を生ずる。米国特許
第3845001号に示唆された銅カルボキシレートは
発7煙減少とは別の観点から一般に好ましくない。例え
ばギ酸銅は塩ビ中へのミリング中に着色および墨斑点を
生じる。この着色問題は、特に、工業界において広く使
用されている硫黄安定剤と併用した場合に鋭敏になる。
更にギ酸銅、酢酸銅およびノ硫化銅はポリ塩化ビニルの
分解を引き起す。従つて、本発明は、前記したような従
来の問題点を排除し、耐燃性および耐発煙性を改良した
塩化ビニルポリマー組成物を提供することを目的とする
。本発明に従えば、塩化ビニルポリマー並びに発煙抑制
に有効な量の、修酸銅およびモリブデン酸アミンを含ん
で成る組成物が提供される。
修酸銅と、モリブデン酸メラミン如きモリブデン酸アミ
ンとの併用は塩化ビニルポリマーおよびコポリマーの如
きビニルポリマー組成物の非常に有効な難燃剤および発
煙抑制剤である。
この組合せは、硬質および軟質の両方の塩化ビニルポリ
マーと相溶性で容易に混合し、配合物の物性や加工性に
悪影響を及ぼさず、かつ、煙と炎の拡散の減少に相剰的
効果を呈する。前記した修酸銅およびモリブデン酸アミ
ンは、塩化ビニルポリマー10呼量部当り合量で約0.
1重量部以上、更に好ましくは約1〜約2唾量部の量で
、通常、粉末状で用いる。
合量で約1〜約1唾量部が配合物の好ましい物性の良好
なバランスを与える最も実用的な範囲である。修酸銅の
モリブデン酸アミンに対する有用な比率は重量基準で約
1:10〜10:1である。修酸銅およびモリブデン酸
アミンは、当業者にとつて周知の、塩ビポリマ一やマス
ターバッチなどと混合される他の粉末成分のように、塩
ビポリマーと粉末状で容易に混合できる。修酸第二銅は
硫酸第二銅と修酸との熱濃縮溶液を化学量論量で混合す
ることによつて容易に調製できる。
沈澱を?過し、真空もしくは常圧100℃で乾燥する。
モリブデン酸アミンは、アミンをMOO3、モリブデン
酸、又はモリブデン塩例えば、モリブデン酸アンモニウ
ム、ジモリブデン酸アンモニウム、ノヘプタモリブデン
酸アンモニウム(バラモリブデン酸アンモニウムとも呼
ばれる。
)、オクタモリブデン酸アンモニウム、モリブデン酸ナ
トリウムなどと反応させることによつて製造する。最良
の結果は、ジモリブデン酸アンモニウム、ヘプタモリブ
デン酸アンモニウム、モリブデン酸ナトリウムおよび主
として1種もしくはそれ以上のモリブデン酸アンモニウ
ムからなる市販の1モリブデン酸(MOIybciic
acid).jを用いた場合に得られる。この反応は水
の存在下に、好ましくは水性反応−媒質中におけるモリ
ブデン酸アミンの収率を最大にするために、酸の存在下
に行なう。適当な酸は、酢酸、プロピオン酸、安息香酸
などの如き炭素数1〜12の有機酸および塩酸、硝酸、
硫酸などの無機酸である。酸混合物も使用できる。本発
明に用いるオルガノアミンモリブデート(モリブデン酸
有機アミン)を調製するのに適用なアミンは、炭素数が
1〜40で、第1級、第2級もしくは第3級アミン基又
はこれらの混合物の数が1〜10のものであり、更に好
ましくは炭素数が1〜20で、第1級アミンもしくは複
素環式第2級アミン基の数が1〜4である。
アミンの具体例は、脂肪族、脂環族、芳香族および複素
環式アミンである。脂肪族アミンとしては、エチルアミ
ン、エチレンジアミン、1,2−プロパンジアミン、1
,3−プロパンジアミン、1,4−ブタンジアミン、2
−メチルー1,2−プロパンジアミン、1,5−ペンタ
ンジアミン、1,6−ヘキサンジアミン、1,7−ヘプ
タンジアミン、1,8ーオクタンジアミン、1,10−
デカンジアミン、1,12−ドデカンジアミンなどがあ
げられる。またジエチレントリアミン、トリエチレンテ
トラミン、テトラエチレンペンタミン、ビス(ヘキサメ
チレン)トリアミン、3,3″−イミノビスプロピルア
ミン、グアニジンカーボネートなどのような脂肪族アミ
ンも適当である。その他の適当なアミンは、1,2−ジ
アミノシクロヘキサン、2″−ジアミノー1プロピルー
4−メチルシクロヘキサンなどのような脂環式ジアミン
およびポリアミン並びにアニリン、ナフチルアミンなど
のような芳香族アミン;並びに複素環族アミン、例えば
メラミン、N,N−ジメチルアニリン、ピリジン、ピペ
ラジン;ヘキサメチレンテトラミン;2,2,4ートリ
メチルデカヒドロキノリン;2,4,6ートリ(モノホ
リノ)−1,3,5−トリアジンおよびN−(2−アミ
ノエチル)−ピペラジンなどのような、N−(アミノア
ルキル)−ピペラジン(但し、各アルキル基の炭素数は
1〜12、更に、好ましくは1〜6)である。適当なポ
リマーアミンは、ポリエチレンイミン、ポリビニルピリ
ジン、ポリビニルピロリドン、およびポリ(2,2,4
−トリメチルー1,2−ジヒドロキノリル)などである
。最良の結果は、メラミン、ピペラジン、およびアルキ
ル基の炭素数が1〜8のアルキルアミンを用いた場合に
得られた。有用なメラミンおよび置換メラミンは、式(
式中、Xは水素又はClO、Sおよび/もしくはNの原
子の数が1〜10アルキル基、脂環基、アルアルキル基
、アルクアリール基、アリール基もしくは複素環基を示
す。
)で表わされる。また上式において、1以上の窒素原子
に結合した2つ7のXが共に結合して例えば、2,4,
6−トリ(モルホリノ)−1,3,5−トリアジンにお
けるモルホリノ基のような複素環を構成してもよい。適
当な置換メラミンの他の例か、N,N″,9N″−ヘキ
サエチルメラミン、2−アニリノー4−(2″,4″−
ジメチルアニリノ)−6−ピペリジノー1,3,5−ト
リアジンおよび2,4,6一トリ(N−メチルアニリノ
)−1,3,5−トリアジンである。
モリブデン酸アミンは、アミン1モル当り、通常約1〜
2モルのモリブデンを含む。本発明で用いるモリブデン
酸アミンは、多結晶質もしくは無定形の微粉末とするこ
とができ、この微粉末は、好ましくは約0.01〜約8
00ミクロン、更に好ましくは約0.1〜約200ミク
ロンそしてもつと好ましくは約0.5〜約50ミクロン
の平均粒子サイズをもつものとすることができる。
SlO2,Al2O3などの支持体を本発明の発煙抑制
添加剤に使用することができ、そして、多くの場合に、
添加剤の表面積が著しく増大するので発煙を減らす目的
に対して好ましい。
モリブデン酸メラミンの代表的な調製法は、次の通りで
ある。
メラミン10gを水150m1に懸濁させてスラリー状
にし、60〜90゜Cに加熱した。このスラリー中に3
7%HCIl3.4gを添加してメラミンを溶解した。
熱水50mtに溶解したヘプタモリブデン酸アンモニウ
ムム28gの熱溶液を前記メラミン溶液に添加し、反応
混液を加熱して2時間還流させた。室温に冷却後、白色
沈澱をろ過し、水で4回洗浄し、真空乾燥した。モリブ
デンとメラミンとのモル比が2:1のモリブデン酸メラ
ミンの全収量は33.0?であつた。モリブデンとメラ
ミンとのモル比が11のモリブデン酸メラミンを水25
0m1に溶解したメラミン10gおよびそれに37%H
Cl溶液6.7gを添加することによつて生成した溶液
でもつて同様にして調製した。ヘプタモリブデン酸アン
モニウム14gの溶液をこのメラミン溶液に添加し、還
流後、生成沈澱を回収乾燥して21.08gの全収量を
得た。モリブデン酸ピペラジンは次のようにして調製す
る。
ピペラジン水和物22.6g137重量%HCI水溶液
22.9gおよび水100m1を一緒に溶解し、加熱還
流させた。次いで熱水85Tn1中に溶解したジモリブ
デン酸アンモニウム39.5gを添加した厚い沈澱が!
急速に生成し、そし7て反応混液を2紛間還流させ、冷
却し、そしてろ過した。最終生成物の重量は36.1g
であつた。本発明に用いる塩化ビニルポリマーはホモポ
リマー、コポリマー並びにホモポリマーおよび/もクし
くはコポリマーのブレンドを含む。
有用な塩化ビニルポリマーは、塩化ビニルおよび塩化ビ
ニリデンポリマーで、それらは約5呼量%までの、少な
くとも一種の他のオレフィン系不飽和モノマー、更に好
ましくは少なくとも一種の他のビニリデンモノマー(即
ち、分子中に少なくとも一つのCH2=Cく末端基をも
つモノマー)、そしてもつと好ましくは約2呼量%まで
の前記したモノマーを共重合させて含むことができる。
適当モノマーは、炭素数2〜12、更に好ましくは炭素
数2〜8のα−オレフィン、例えばエチレン、プロピレ
ン、1−ブテン、イソブチレン、1−ヘキセン、4−メ
チルー1−ペンテンなど:ブタジエン、イソプレン、ピ
ペリレンなどのような共重合ジエンを含む炭素数4〜1
0のジエン;エチリデンノルボルネンおよびジシクロペ
ンタジエン;ビニルエステルおよびアリルエステル、例
えば酢酸ビニル、クロル酢酸ビニル、プロピオン酸ビニ
ル、酪酸ビ7ニル、ラウリン酸ビニル、安息香酸ビニル
、酢酸アリルなど;芳香族ビニル、例えばスチレン、α
−メチルスチレン、クロルスチレン、ビニルトルエン、
ビニルナフタレンなど;ビニルおよびアリル、エーテル
およびケトン、例えばビニルメチルlエーテル、アリル
メチルエーテル、ビニルイソブチルエーテル、ビニルn
−ブチルエーテル、ビニルクロルエチルエーテル、メチ
ルビニルケトンなど;ビニルニトリル、例えばアクリロ
ニトリル、メタクリロニトリルなど;シアノアルキルア
クリレート、例えばα−シアノメチルアクリレート、α
−、β一およびγ−シアノプロピルアクリレートなど;
α,β−オレフイイン系不飽和酸およびそのエステルを
含むオレフィン系不飽和酸およびそのエステル、例えば
アクリル酸、メタクリル酸、エタクリル酸、メチルアク
リレート、エチルアクリレート、クロルプロピルアクリ
レート、ブチルアクリレート、ヘキシルアクリレート、
2−エチルヘキシルアクリレート、ドデシルアクリレー
ト、オクタデシルアクリレート、シクロヘキシルアクリ
レート、フェニルアクリレート、グリシジルアクリレー
ト、メトキシエチルアクリレート、エトキシエチルアク
リレート、ヘキシルチオエチルアクリレート、メチルメ
タクリレート、エチルメタクリレート、ブチルメタクリ
レート、グリシジルメタクリレートなど(アルキル基の
炭素数1〜12)およびマレイン酸やフマール酸のエス
テル類など;α,β−オレフィン系不飽和カルボン酸、
例えばアクリルアミド、メタクリルアミドなど;シビニ
ル、ジアクリレートおよびその他の多官能性モノマー、
例えばジビニルベンゼン、ジビニルエーテル、ジエチレ
ングリコールジアクリレート、エチレングリコールジメ
タクリレート、メチレンビス−アクリルアミド、アリル
ペンタエリスリトールなど;並びにビス(β−ハロアル
キル)アルケニルホスホネート、例えばビス(βークロ
ルエチル)ビニルホスホネートなどである。特に有用な
コモノマーの群は、炭素数2〜8の1−オレフィン;ビ
ニルエステルおよびアリルエステル;オレフィン系不飽
和カルボン酸およびそのエステル、特にα,β−オレフ
ィン系不飽和酸およびそのエステル;マレイン酸、フマ
ール酸などのエステル;α,β−オレフィン系不飽和カ
ルボン酸のアミド;並びに塩化ビニリデンもしくはビニ
ルである。塩素化塩化ビニル、並びに塩化ビニルおよび
ビニリデンポリマーおよびコポリマーと、他のポリマー
(プラスチックおよびエラストマー)、例えばスチレン
およびアクリロニトリルコポリマー又はスチレンおよび
メチルメタクリレートコポリマー(スチレンが主成分)
が10〜40%のABS樹脂、ほぼ等モル量のスチレン
およびアクリロニトリルをブタジエンと共に含むエラス
トマー、ポリウレタン、アクリロニトリルが約15〜4
0%で残りがブタジエンの液状もしくは固形状ニトリル
エラストマー、ポリオレフィンなどとのブレンドも含ま
れる。
これらの塩化ビニルポリマーは、ニトロベンゼン中、0
.4%溶液で測定した比粘度が0.4より大きい、高分
子量ポリマーである。塩化ビニルおよび塩化ビニリデン
ポリマーは、業界公知の任意の方法、例えば、エマルジ
ョン(乳化)、サスペンション(懸濁)、バルク(塊状
)もしくは溶液重合によつて調製することができる。
添加剤化合物は、モノマーの回収および/もしくは乾燥
前に、ポリマー乳化液、懸濁液もしくは塊状物と混合す
ることができる。更に好ましくは、これらの添加剤化合
物は乾燥した粒状又は粉末状のポリマーと混合すること
もできる。ポリマーと化合物とは粒状又は粉末状で、例
えば、ヘンシエルミキサーのような装置で完全に混合す
ることができる。また、この工程を省略して、金属表面
が混合材料と接触するようなミキサー装置中もしくは上
で可成り強い剪断力下にポリマー塊を可塑化、溶融およ
び混練する間に、前記混合を実施することができる。溶
融温度および時間はポリマー組成および添加剤化合物の
量に依つて変動するが、通常は約300〜4000Fお
よび2〜1扮の範囲である。これらの塩化ビニルポリマ
ーは、業界公知の標準配合成分、例えは可塑剤、潤滑剤
、安定剤、充填剤、着色剤、加工助剤、他の難燃および
発煙抑制剤などを混合することができる。
本発明の化合物は、可塑剤を実質上含まない塩化ビニル
ポリマーに最も有効であるが、可塑化塩化ビニルポリマ
ーの煙発生を減少するのにも有効である。発煙抑制度は
GrOssらの1可燃物質からの煙の測定方法〔Met
hOdferMeaSllr′IngSmOkefrO
mBumingMaterials)ョ、火災試験方法
に関するシンポジウムー抑制および煙(SympOdi
umOnFireTestMethOds−Restr
aint&SmOke)、1966,ASTMSTP4
22,P166−204,に記載の方法に従つてNPS
7.モークチヤンバーを用いて測定することができる。
最大煙濃度Dmは無次元の数で、もし終始同じデイメン
ジヨンのシステムを用いるなら、チャンバーの容積、試
料サイズもしくは光度計の光路長とは無関係な煙濃度を
与えるという利点がある。煙発生最大速度(Rm)はM
in−1(分−1)の単位で定義される。煙減少パーセ
ントは下記式を用いて計算する。Dmノサンプルのg数
−Dml対照のg数XlOODml対照のg数RDm/
gョなる値はサンプルg当りの最大煙濃度を示す。
Dmおよび煙中を通過する透過光のノ物理的受光器(オ
プチツクス)の他のものについては上述のASTM刊行
物に詳細に記されている。以下の例では、ナシヨナルビ
ユーロオブスモークチヤンバー(NBS)において垂直
光路て測定し5た試料g当りの最大光学濃度、Dm/g
および発煙減少パーセントを示した。
Dmはクロス(GrOss)に従つた最大光学濃度であ
る。
NBSスモークチヤンバーおよびその使用についてはク
ロスらの火災試験方法、ASTMSTP422,l96
7,Ol66−206頁に述べられている。報告したN
BSDm/g煙ナンバーは有炎燃焼もしくは非有炎燃焼
モードのものである。例1 本発明の実施並びに修酸銅およびモリブデン酸メラミン
の組み合せで得られる煙生成の予期しえないような相剰
的減少効果を示すために、これら2種類の物質を使用量
をいろいろ変化させて次1標準配合中に用いた。
ニトロベンゼン中30゜Cにおける比粘度が0.38−
0.42のポリ塩化ビニル100沖量部を、ジブチル錫
ビスイソオクチルチオグリコレート2重量部、多量のメ
チルメタクリレートと少量のエチルアクリレートとのコ
ポリマーの加江助剤4重量部、二酸化チタン3.喧量部
、ステアリン酸カルシウム1.0重量部および工チレン
ビスステアルアミド1.鍾量部と乾式混合した。この粉
体混合物を加熱した10インチ2−ロールミル』に装入
し、シートに成形して所定サイズの試料に栽断した。次
にこれらの試料にミル上で修酸鉢ゞと、モリブデンとメ
ラミンとのモル比が2:1のモリブデン酸メラミンとを
、下記の表に示した量、添加した。6×6×0.025
インチACS試験片を320しFで3分間、25士ミル
シートにブレスした。
3×3インチ試料はNBSスモークチヤンバーにおいて
有炎燃焼モードで試験した。
表の試験結果は、数回の実験の平均値で、データはNB
Sスモークチヤンバー有炎燃焼モードのデータである。
修酸銅/モリブデン酸メラミンの組合せは、塩化ビニル
ポリマー組成物の燃焼時の煙発生を相剰的に抑えるのに
特に有用かつ有効である。この組合せは標準錫一硫黄安
定剤と好ましくない着色反応生成物を作らない。例2 もう一系列のポリマーを前述のようにして調製し、非有
炎燃焼モードで試験した。
得られた結果を第2表に示す。有炎燃焼モードで有用な
、多くの難燃剤および発煙抑制剤が非有炎燃焼モードで
発煙を増加させることがしばしばあるが、本発明の新規
な組合せはそうではなかつた。このデータはNBSスモ
ークチヤンバー非有炎燃焼モードのデータである。これ
らの新規発煙抑制剤の組合せの性能をASTME−84
トンネル試験で硬質ポリ塩化ビニルシートについても試
験した。
標準配合はカレンダーおよび押出の両方である。押出シ
ートはアスベスト板上に取付け、修酸銅/モリブデン酸
メラミンを含まない対照もアスベストボード上に取付け
た。優れた結果がカレンダおよび押出シートの両方で得
られた。50/50の修酸銅/モリブデン酸メ.ラミン
をポリ塩化ビニル100重量部に対し2.5および5重
量部含むこれらの物品は火災等級を30〜55%減少さ
せ、そして発煙等級を92〜97%減少させた。
含量で1〜10重量部の様々な量の修酸銅およびモリブ
デン酸アミン混合物を密閉式ミキサー中で動的熱安定性
の試験を行つたところ、トルクの実質的な増大および加
工中の分解時間の短縮は認められなかつた。
例3 上記配合中でモリブデン酸メラミンに代えて三酸化モリ
ブデンを修酸銅と組合せて用いたところ、この組合せで
は相剰効果は実際上認められなかつた。
例えば、有炎モードのN田スモーク試験において約23
のDm/g値(例1の標準配合に対して58.8%の発
煙減少)が、酸化モリブデン1.0および修酸銅4.0
1酸化モリブデン2.0および修酸銅3.0、酸化モリ
ブデン3.0および修酸銅2.0、酸化モリブデン4.
0および修酸銅1.0の各比率で得られた。これに対し
、同一配合において、修酸銅1.0およびモリブデン酸
メラミン4.0を用いた場合にはDm/gは19.08
(発煙減少%、65.1%)、修酸銅4.0およびモリ
ブデン酸メラミン1.0ではDm/gは19.92(発
煙減少%、64.38%)であつた。例4本例ては可塑
化塩化ビニル組成物中における修酸銅/モリブデン酸メ
ラミンの新規な組合せ効果を示す。
例1のポリ塩化ビニル100重量部に2重量部のバリウ
ム、カドミウム、亜鉛の脂肪酸塩安定剤(■Nters
tabBC328)、並びに第3表に掲げた量の、ジオ
クチルフタレート(DOP)およびノ修酸第二銅とモリ
ブデゾ酸メラミンとの50:5唱合物を混合した。有炎
モードのNBSスモーク試験で得られた値を第3表に示
す。他のモリブデン酸アミンの有用性を示すために、例
1のPVClO鍾量部、ポリエチレン2重量部およびジ
ブチル錫ビス−イソオクチルチオグリコレート2重量部
を含むポリ塩化ビニル配合物中に修酸銅2.5重量部お
よびモリブデン酸アミン2.5重量部を用いて一連の配
合物を調製した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 塩化ビニルポリマー並びに発煙抑制に有効な量の、
    修酸銅およびモリブデン酸アミンを含んでなる組成物。 2 前記塩化ビニルポリマーが約0〜50重量%の少な
    くとも一種の他のオレフィン系不飽和モノマーを含む塩
    化ビニルポリマーである特許請求の範囲第1項記載の組
    成物。3 前記修酸銅およびモリブデン酸アミンがビニ
    ルポリマー100重量部当り合量で約0.1〜約20重
    量部存在する特許請求の範囲第2項記載の組成物。 4 前記アミンが、1〜40の炭素と、1〜10の第1
    級、第2級もしくは第3級のアミン基とを含む特許請求
    の範囲第3項記載の組成物。 5 前記モリブデン酸アミンが複素環式アミンのモリブ
    デン酸塩である特許請求の範囲第4項記載の組成物。 6 前記複素環式アミンが式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Xは水素又は炭素、酸素、硫黄および/もしく
    は窒素の原子の数が1〜10のアルキル基、脂環基、ア
    ルアルキル基、アルクアリール基、アリール基もしくは
    複素環基を示し、1もしくはそれ以上の窒素原子に結合
    した2つのXが共に結合して複素しくは置換メラミンで
    ある特許請求の範囲第5項記載の組成物。 7 前記アミンがモリブデン酸メラミンである特許請求
    の範囲第6項記載の組成物。 8 修酸第二銅およびモリブデン酸メラミンがポリマー
    100重量部に対し、それぞれ、約1〜10重量部存在
    する特許請求の範囲第7項記載の組成物。 9 前記アミンがアルキル基の炭素数が1〜8のアルキ
    ルアミンである特許請求の範囲第4項記載の組成物。 10 前記アミンがピペラジンである特許請求の範囲第
    4項記載の組成物。 11 前記塩化ビニルポリマーがポリ(塩化ビニル)で
    ある特許請求の範囲第8項記載の組成物。 12 前記アミンがグアニジンである特許請求の範囲第
    4項記載の組成物。 13 前記アミンがアニリンである特許請求の範囲第4
    項記載の組成物。 14 前記アミンが2,2,4−トリメチルデカヒドロ
    キノリンである特許請求の範囲第4項記載の組成物。 15 前記アミンがピリジンである特許請求の範囲第4
    項記載の組成物。 16 前記アミンがヘキサエチルメラミンである特許請
    求の範囲第4項記載の組成物。 17 前記アミンがエチルアミンである特許請求の範囲
    第9項記載の組成物。 18 前記塩化ビニルポリマーがポリ(塩化ビニル)で
    ある特許請求の範囲第17項記載の組成物。
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