JP3014179U - 2連の柱脚アンカ−ボルト - Google Patents
2連の柱脚アンカ−ボルトInfo
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- JP3014179U JP3014179U JP1995000928U JP92895U JP3014179U JP 3014179 U JP3014179 U JP 3014179U JP 1995000928 U JP1995000928 U JP 1995000928U JP 92895 U JP92895 U JP 92895U JP 3014179 U JP3014179 U JP 3014179U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本考案は誰にでも簡単に取付けられると共に
露出型固定柱脚構造が形成される際の材料費をコストダ
ウンすることができ、且つ作業の簡略化が可能となる。
また抜け強度に対しても強いものとなる。 【構成】 ボルト本体1の底辺が固定柱脚取付穴のピッ
チよりも長くさせて略コの字状に折曲し、その両端にネ
ジ部2,2'を設け、該ネジ部2,2'間のピッチpと柱の
固定柱脚取付穴のピッチとを同一にさせて成す。
露出型固定柱脚構造が形成される際の材料費をコストダ
ウンすることができ、且つ作業の簡略化が可能となる。
また抜け強度に対しても強いものとなる。 【構成】 ボルト本体1の底辺が固定柱脚取付穴のピッ
チよりも長くさせて略コの字状に折曲し、その両端にネ
ジ部2,2'を設け、該ネジ部2,2'間のピッチpと柱の
固定柱脚取付穴のピッチとを同一にさせて成す。
Description
【0001】
本考案は鉄骨建築物の柱脚固定に用いるためのアンカ−ボルトに関し、特には 本考案者が平成6年12月27日に出願した特許願「柱脚アンカ−ボルト固定工 法」で使用する専用治具や平成6年12月28日に出願した特許願「柱脚アンカ −ボルトセット用フレ−ム」に取付けて用いる2連の柱脚アンカ−ボルトに関す る。
【0002】
従来のアンカ−ボルトは1本1本独立しており、それをセットする場合には、 図6に示すようにアンカ−ボルト(A)の固定方法は、予めコンクリ−ト打設し た耐圧盤(4)の表面に墨出して前記アンカ−ボルト(A)の下部を先に固定さ せていた。その後、地中梁筋と柱筋(61)の配筋工事を行うと共に型枠工事を行 って、露出型固定柱脚構造が形成されていた。
【0003】
しかしながら、前記アンカ−ボルト(A)を用いて露出型固定柱脚構造に形成 するためには、前記耐圧盤(4)の上に地中梁筋と柱筋(61)の配筋工事を行う 際にアンカ−ボルト(A)の下部が予め固定されているため、それが邪魔になる 場合が多い。又、露出型固定柱脚構造を形成するためにはアンカ−ボルト(A) がセットされる際に充分な強度を得るために極めて頑強な部材を多く使用しなけ ればならない。例えばアンカ−ボルト(A)の下方には厚めな鉄板で枠体に形成 されたアンカ−ボルト固定用形板(B)を、上方には剛性の高い材料で厚手の広 い枠体に形成したベ−ス(C)を設け、該ベ−ス(C)とアンカ−ボルト固定用 形板(B)の四隅には、厚手な四角板の定着板や座金及びナットが取付けられて アンカ−ボルト(A)を固定しなければならず、手間と材料費が多く掛っていた 。また前記アンカ−ボルト(A)は始めに下部が固定されるため、後加工を行う 配筋寸法に問題が生じ易くなり、地中梁コンクリ−ト打設を行う前に、アンカ− ボルト(A)の位置を必ず再チェックし、この位置を確実に固定させなければな らない。この際には、オ−ルアンカ−や差し筋または差しL形アングルなどを取 付けたり、下部アンカ−フレ−ムを溶接固定したり、或いは地中梁筋内にアング ルや鉄筋等を用意して支えに用いたり、更には配筋された地中梁筋の鉄筋内部の 狭い空間で熟練技能工が各柱脚毎に応じて用い、柱脚アンカ−ボルト(A)の固 定作業を行っていた。この作業は、例えば10本の柱(6)に対してアンカ−ボ ルト(A)をセットするためには、墨出しが終了した時点から開始すると、約3 名で1日を必要としているのが現状でり、非常に手間が多く掛る等の問題点があ った。
【0004】 本考案は誰にでも簡単に取付けられると共に露出型固定柱脚構造が形成される 際の材料費をコストダウンすることが出来る2連の柱脚アンカ−ボルトを提供す るにある。
【0005】
上記問題点を解決するために本考案は成されたものであり、つまり、ボルト本 体を、鉄骨柱の固定柱取付穴のピッチに合わせて同ピッチに両端を離して折曲し 、その両端にネジ部を設けて成す。
【0006】
次に本考案の使用方法について説明する。予め用意した柱サイズに対応するセ ット用フレ−ム(3)を地中梁型枠(52)の上方から所定位置に設置しておく。 先ずアンカ−ボルト(A)を柱筋(61)の内部に入れ、ネジ部(2),(2')を セット用フレ−ム(3)の取付穴(32)に挿入し、袋ナット(33)を螺合させボ ルト本体(1)は固定する。又、もう1本のボルト本体(1)も同様にして固定 する。固定後、セット用フレ−ム(3)の各脚(31)の下端に設けた取付部(31 a)を予め墨出しされた位置に合わせ、且つ、前記アンカ−ボルト(A)のセッ ト位置をチェックする。チェック後、セット用フレ−ム(3)脚部の各取付部( 31a)に図示しないコンクリ−トアンカ−ボルトを耐圧盤(4)の上から打ち込 み、それにナットを挿入し締結させるか或いは他の締結手段により、セット用フ レ−ム(3)全体が固定され、前記アンカ−ボルト(A)の位置がずれることな く支えられてセットを完了する(図4参照)。尚、この時、一対のアンカ−ボル ト(A)は吊下した状態になるが、コンクリ−ト打設されることにより自然と固 定するのである。その後、コンクリ−ト打設して地中梁(5)が完成される。完 成後は前記袋ナット(33)等を外せば、セット用フレ−ム(3)も外れる。尚、 この時、袋ナット(33)によってアンカ−ボルト(A)のネジ部(2),(2') が覆われているので、コンクリ−トが付着しても袋ナット(33)は容易に取外し が出来る。
【0007】 尚、本考案のアンカ−ボルト(A)の位置決めと固定が同時に行えるので、現 場施工が簡略化でき、しかも熟練技能工がいなくともセット用フレ−ム(3)を 図4のように設置して使用すれば、素人にでもアンカ−ボルト(A)の正確な寸 法、例えば5mm以内の誤差に押さえることができると共にアンカ−ボルト(A) の固定が従来の如き面倒な固定作業が不要で、且つ柱脚アンカ−ボルト(A)の 固定作業時間が従来の約5分の1に激減できると共に作業人員が1人で済む。更 にアンカ−ボルト(A)は図5に示すように取付けられ、多数の頑強な部材を使 用しなくとも従来の露出型固定柱脚構造と同等な強度が得られる。尚、G.Lは 地表基準面を表す。
【0008】
以下、本考案の実施例を図面に基づき説明する。(1)はコの字状に折曲した ボルト本体であり、その折曲間隔は柱(6)の固定柱脚取付穴のピッチ(p)と 同一にさせる。(2),(2')はボルト本体(1)の両端に設けたネジ部である 。尚、前記ボルト本体(1)の折曲形状は上記コの字状以外のものとしては、図 2に示すようにU字状或いは図3に示すように折曲部(底辺)の長さを長くさせ て安定度が向上するような形状にしても良い。
【0009】
【考案の効果】 本考案はこのように構成させたことにより、下記に記載する効果を有する。
【0010】 請求項1に示すようにボルト本体(1)を折曲させて2連の柱脚アンカ−ボル ト(A)に形成することにより、露出型固定柱脚構造の現場施工の簡略化及び部 品点数の減少化に貢献出来る。
【0011】 請求項2に示すようにボルト本体(1)をU字状に折曲することにより、1回 で折曲でき、加工が簡単となるため、コストダウンが可能となる。
【0012】 請求項3のようにボルト本体(1)の底辺を、ピッチ(p)よりも長くしたこ とにより、抜け強度が増加したものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す斜視図である。
【図2】本考案の別実施例を示す斜視図である。
【図3】本考案の他の実施例を示す斜視図である。
【図4】本考案品がセット用フレ−ムによって地中梁配
筋の上部でセットされた状態を示す説明図である。
筋の上部でセットされた状態を示す説明図である。
【図5】本考案品の使用状態を示す説明図である。
【図6】従来品の使用状態を示す説明図である。
1 ボルト本体 2,2' ネジ部 6 柱 p ピッチ
Claims (3)
- 【請求項1】 ボルト本体(1)をコの字状に折曲し、
その両端にネジ部(2),(2')を設け、該ネジ部
(2),(2')間のピッチ(p)と柱(6)の固定柱脚
取付穴のピッチ(p)とを同一にさせたことを特徴とす
る2連の柱脚アンカ−ボルト。 - 【請求項2】 前記ボルト本体(1)がU字状に折曲さ
れて成る請求項1記載の2連の柱脚アンカ−ボルト。 - 【請求項3】 前記ボルト本体(1)の底辺が前記ピッ
チ(p)よりも長くさせて成る請求項1記載の2連の柱
脚アンカ−ボルト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995000928U JP3014179U (ja) | 1995-01-31 | 1995-01-31 | 2連の柱脚アンカ−ボルト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995000928U JP3014179U (ja) | 1995-01-31 | 1995-01-31 | 2連の柱脚アンカ−ボルト |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3014179U true JP3014179U (ja) | 1995-08-01 |
Family
ID=43149799
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1995000928U Expired - Lifetime JP3014179U (ja) | 1995-01-31 | 1995-01-31 | 2連の柱脚アンカ−ボルト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3014179U (ja) |
-
1995
- 1995-01-31 JP JP1995000928U patent/JP3014179U/ja not_active Expired - Lifetime
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