JP3013972U - ペット用キャリーケース - Google Patents

ペット用キャリーケース

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JP3013972U
JP3013972U JP1995000200U JP20095U JP3013972U JP 3013972 U JP3013972 U JP 3013972U JP 1995000200 U JP1995000200 U JP 1995000200U JP 20095 U JP20095 U JP 20095U JP 3013972 U JP3013972 U JP 3013972U
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周一 沼田
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Iris Ohyama Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 輸送や店頭陳列および保管状態などにおい
て、ケース本体を効率良く分解しスタッキングできるペ
ット用キャリーケース。 【構成】 ケース本体12の開口部12Aに開閉扉13
を設け、ケース本体12の壁面に沿って扉13を収納す
る。また、開閉扉13を収納する扉収納手段に隣接する
小物収納部分16を設けた。開閉扉13を壁面に沿って
案内する案内レール部37を設けた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、内部にペットを収納して持ち運ぶためのペット用キャリーケースに 関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のペット用キャリーケースとしては、例えば実開昭60−133778号 公報に記載の「折畳み式動物携帯用檻」が知られている。
【0003】 この折畳み式動物携帯用檻は図30に示すように構成されている。全体は、天 板1と底板2と側面板3,4とで4角筒状に形成され、さらに奥側に後面板5が 設けられて、ケース本体6が構成されている。このケース本体6は射出成型等に より成型される関係上、側面板3,4及び後面板5が中央部で分離され、ケース 本体6が上側ケース部6Aと下側ケース部6Bとに2分割されている。そして、 各ケース部6A,6Bはその側面板3,4及び後面板5で互いに連結されている 。
【0004】 このケース本体6の前面は開口しており、この開口に開閉扉7が取り付けられ ている。この開閉扉7はその一側(図中の右側である側面板3側)の2ヵ所で開 閉可能に支持され、他側で係止部8によって閉じられる(固定される)ようにな っている。なお、9は開閉扉7に設けられた開閉窓である。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、前述した折り畳み式動物携帯用檻は、工場で生産された後は、ケー ス本体6が完成された状態で店頭まで輸送され、容積の面で輸送コストや在庫管 理費用を増大し、結果として価格を増大するという欠点があった。
【0006】 本考案は前記課題に着目してなされたものであり、輸送や店頭陳列および保管 などにおいて、容易にコンパクト化することが可能なペット用キャリーケースを 提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1の考案は、ケース本体を構成する第1容器部および第2容器部を互い にスタッキング可能に設け、第1容器にペット出入りのための開口部を設け、開 口部に開閉扉を設け、第1容器部に開閉扉を回動自在に枢支する枢着手段を設け 、かつ、第1容器部の壁面に沿って開閉扉を収容する収納手段を設けたペット用 キャリーケースにある。
【0008】 請求項2の考案は、ケース本体を構成する第1容器部および第2容器部を互い にスタッキング可能に設け、第1容器と第2容器とにまたがる開口部を設け、開 口部に開閉扉を設け、第1容器に開閉扉を枢着手段により回動自在に枢着し、か つ、収納手段によって開閉扉を第1容器の壁面に沿って収納するペット用キャリ ーケースにある。
【0009】 請求項3の考案は、第1又は第2容器部のいずれか一方にバックルを設け、他 方には、ケース本体を組み立てた状態で係合する第1係合部と、分解してスタッ キングされた状態で係合する第2係合部とを備えた係合手段を設けた、前記のい ずれか一方のペット用キャリーケースにある。
【0010】
【作用】
請求項1および請求項2の考案によれば、第1容器部の壁面に沿って開閉扉を 収納できるので、ケース本体を分解しスタッキングする際に、開閉扉の処理が極 めて容易である。
【0011】 請求項3の考案によれば、バックルおよび、第1係合部と第2係合部とからな る係合手段とを備えたことにより、ケース本体を完成した状態と、分解しスタッ キングした状態と、の双方でバックルによる固定ができる。
【0012】
【実施例】
以下、本考案の第1実施例について図面を参照しながら説明する。
【0013】 本実施例に係るペット用キャリーケース11は、図1から図7に示すように構 成されている。このペット用キャリーケース11は、前面側が開口されて内部に ペットが収納されるケース本体12と、このケース本体12の前面開口部12A に取り付けられた開閉扉13とを備えている。
【0014】 ケース本体12は全体をほぼ直方体状に形成されている。このケース本体12 の上面部には、ケース本体12を手で持つための取っ手15が設けられている。 この取っ手15は、上側壁を窪ませて形成した収納凹部15Aに収納され、上方 に突出しないようになっている。取っ手15に隣接した背面側(図1中の右側) には、小物収納部分としての小物入れ16が設けられている。この小物入れ16 は、上側壁を窪ませて外側に開口するように形成した収納部16Aと、この収納 部16Aの上側を施蓋する開閉蓋16Bとを備えている。
【0015】 ケース本体12の左右両側面部及び背面部には縦長の通気孔17が設けられて いる。ケース本体12の底面部には、このケース本体12が平坦面に安定して載 置できるようにすると共に床面12Bの強度を増すためのリブ18が設けられて いる。ケース本体12の前面部には前面開口部12Aが設けられている。この前 面開口部12Aはケース本体12の前面部とほぼ同じ大きさで、縦長の長方形に 形成されている。
【0016】 ケース本体12は上下に2分割して構成されている。これは、合成樹脂による 射出成型の際の必要性のためと、保管や輸送等の際に嵩張らないようにするため である。このため、2分割されたケース本体12は、その第1容器部としての上 側ケース部12Cが第2容器部としての下側ケース部12D内に収納できるよう に寸法設定されている。
【0017】 上側ケース部12Cと下側ケース部12Dとの接合部は、図8及び図9に示す ように、互いに噛合して構成されている。図8は側面壁部及び背面壁部での構成 を、図9は前面壁部の構成を示す。図8中の21は上側ケース部12C側の側面 壁下端部に形成された上側当接部である。この上側当接部21は外側壁21Aと 内側壁21Bとからなり、これらによって断面が逆Y字状に、全体が下方に開口 した環状の溝状に形成されている。この上側当接部21の溝部分には一定間隔毎 に補強用のリブ21Cが設けられている。このリブ21Cの下端部は下方に突起 状に延出して構成され、後述する下側当接部22の溝部に嵌合するようになって いる。さらに、リブ21Cと内側壁21Bとの間は一定間隔を有しており、この 隙間部分に後述する下側当接部22の内側壁22Bが嵌合するようになっている 。
【0018】 下側当接部22は外側壁22Aと内側壁22Bとからなり、これらによって断 面Y字状に、全体が上方に開口した環状の溝状に形成されている。そして、この 外側壁22Aと内側壁22Bとの間の溝部分に上側当接部21のリブ21Cが嵌 合すると共に上側当接部21のリブ21Cと内側壁21Bとの間に下側当接部2 2の内側壁22Bが嵌合することで、上側当接部21と下側当接部22とが互い に噛合するようになっている。この状態で、各外側壁21A,22Aとが整合し 、外側面が連続した面一になるように設定されている。
【0019】 ケース本体12の前面開口部12A側の当接部分は図9に示すように構成され ている。図中の24は上側ケース部12C側の前面壁下端部に形成された上側当 接部である。また、25は下側ケース部12Dの前面壁上端部に形成された下側 当接部である。上側当接部24には下方に開口した環状溝24Aが設けられてい る。下側当接部25にはこの環状溝24Aに嵌合する環状突起25Aが形成され ている。上側当接部24の環状溝24Aに隣接する内側には、下側当接部25の 環状突起25Aが環状溝24Aに嵌合した状態でその内側面を当接支持する内側 壁24Bが形成されている。
【0020】 そして、前面開口部12Aを除く、上側当接部21と下側当接部22との間に は、図3から図7に示すように、上側ケース部12Cと下側ケース部12Dとを 互いに連結する連結部26が一定間隔毎に設けられている。この連結部26は、 上側当接部21と下側当接部22とに相対向して設けられたバックル受け凹部( 図示せず)と、上側当接部21と下側当接部22とが互いに噛合した状態で各バ ックル受け凹部に掛け渡されて上側ケース部12Cと下側ケース部12Dとを互 いに連結するバックル27とから構成されている。
【0021】 なお、本第1実施例のバックル27の構造は、一般に知られた従来構造なので 、ここでは特に説明しない。
【0022】 開閉扉13はケース本体12の前面開口部12Aの上端部に回動可能に支持さ れている。この開閉扉13は、図10及び図11に示すように、全体が四角形で 、縦横に交差した格子によって構成されている。開閉扉13の側面形状は縦方向 中央部を外側に盛り上げた山形に構成されている。この開閉扉13の上部の両側 には枢着手段としての回動突起28が設けられている。この回動突起28は、前 面開口部12Aの上部でケース本体12の上側ケース部12C側に係止して開閉 扉13の回動を支持する。開閉扉13の下部には連結錠29が設けられている。 この連結錠29は、開閉扉13に対して出没可能に設けられ、前面開口部12A の下部でケース本体12の下側ケース部12D側に係止して開閉扉13を開放し ないように固定する。そして、開閉扉13は回動突起28及び連結錠29によっ て、2分割されたケース本体12を前面開口部12Aで互いに連結する。即ち、 開閉扉13は上側ケース部12Cと下側ケース部12Dとを連結する連結手段と して機能する。これにより、開閉扉13が、前面開口部12Aを除く他の部分に 設けられた連結部26と共に、上側ケース部12Cと下側ケース部12Dとを互 いに連結し、ペット用キャリーケース11の剛性を向上させる。
【0023】 連結錠29は、図12から図15に示すように構成されている。なお、この図 12から図15は連結錠29の組み立て工程を説明した模式図である。
【0024】 連結錠29は、開閉扉13の側面から出没して前面開口部12Aの下側ケース 部12D側に設けた嵌合穴(図示せず)に嵌合する2本の嵌合棒31と、各嵌合 棒31の基端部にそれぞれ係止して各嵌合棒31を出没動作させるスライダ32 と、各スライダ32の間に挿着され各スライダ32を互いに離間する方向に付勢 するスプリング33と、スライダ32及びスプリング33を覆って設けられスラ イダ32の摺動を許容するカバー34とを備えている。嵌合棒31は、図12に 示すように基端部がL型に折り曲げて形成され、開閉扉13の下端部において左 右両側(図12中の上下両側)にそれぞれ出没可能に挿着される。スライダ32 には、図13に示すように、嵌合棒31の基端部に嵌合する嵌合穴32Aが設け られている。この嵌合穴32Aが各嵌合棒31の基端部に嵌合した状態でスライ ダ32が装着される。このスライダ32の内側面にはスプリング受け部32Bが 設けられている。各スプリング受け部32Bの間には、図14に示すように、ス プリング33が装着され、図15に示すように、カバー34が取り付けられる。
【0025】 開閉扉13は、図1に示すように、前面開口部12Aにおいて、上方に開放し た状態でケース本体12の内側壁面に沿って収納し得るようになっている。この 開閉扉13の収納は案内レール部37によって案内されるようになっている。こ の案内レール部37は図8、図9及び図16に示すように構成されている。具体 的には、ケース本体12の上側ケース部12Cの上端部両側に取り付けられてい る。上側ケース部12Cの上端部両側には一定間隔毎にねじ受け部38が設けら れ、案内レール部37はこのねじ受け部38にねじ39で固定されている。案内 レール部37は、ケース本体12の内側に向けて延出した上側板部40A及び下 側板部40Bで構成された案内溝40と、下側板部40Bの反対側に延出して設 けられた固定用フランジ40Cとから構成されている。下側板部40Bは、開閉 扉13の回動突起28を下側から支持すると共に、ケース本体12内に挿入され た開閉扉13自体も下側から支持する。そして、固定用フランジ40Cに設けら れたねじ穴40Dを介してねじ39がねじ受け部38に螺合することで、案内レ ール部37がケース本体12側に固定されている。各案内レール部37の案内溝 40に開閉扉13の回動突起28がそれぞれ回動可能に、かつ摺動可能に嵌合さ れている。さらに、案内溝40の最奥部は閉塞板40Eによって塞がれている。 案内溝40の入口側は、ケース本体12の前面壁41で塞がれ、嵌合した回動突 起28が脱落しないようになっている。さらに、案内溝40の入口側には、開閉 扉13がケース本体12内に挿入されたときに、連結錠29の嵌合棒31が嵌合 する嵌合穴(図示せず)が設けられている。これは、ケース本体12内に収納し た開閉扉13が不用意に飛び出さないようにするためである。
【0026】 以上のように構成されたことにより、開閉扉を収納する扉収納手段を左右の案 内レール部37の間に形成し、さらに、扉収納手段に隣接して、小物収納部分と しての小物入れ16を設けたので、扉収納手段で発生するデットスペースを小物 入れ16として有効に利用することができる。
【0027】 一方、上側ケース部12Cと下側ケース部12Dとは図17に示されるように スタッキングすることができる。ここでのスタッキング状態は図22に示される ような状態となる。つまり、開閉扉13が上側ケース部12Cに収納された状態 で、スタッキングできる。
【0028】 このように、上側ケース部12Cを反転した状態で、下側ケース部12Dに挿 入することで、以下のような梱包を施し、出荷することができる。
【0029】 図18に示されるような例えば段ボール製の帯状の輪Dをスタッキングしたケ ース本体12に外装し、図19に矢印で示すように折り込み、図20に示すよう にスタッキング状態の輪郭に沿って折曲することで、梱包を完了することができ る。
【0030】 図20に示されるように梱包することにより、複数のペット用キャリーケース 11をスタッキングして、店頭に陳列することが可能となる。従来のペット用キ ャリーケースは、組み立て完成状態で陳列されるので、展示品の数量が極端に少 なくなり、販売店における在庫数も制限されるものであったが、本実施例の製品 によれば、スタッキング効率が極めて高いので、店頭の陳列数を増大させること ができる。
【0031】 なお、ケース本体12は図22に示されるようにスタッキングされており、バ ックル27は粘着テープ等により下側ケース部12D側に固定される。
【0032】 また、工場内での一時的なスタッキングにおいては、取っ手15を図中の破線 で示すように起立させることにより、上側ケース部12Cの外表面に傷付くこと を防止することができる。
【0033】 ここで、スタッキング時の上側ケース部12Cと下側ケース部12Dの上下関 係は、図22に限定されない。例えば図21に示されるように、上側ケース部1 2Cを下、下側ケース部12Dを上に位置させることも可能である。
【0034】 以下本考案における第2実施例を図21および図23から図27を参照して説 明する。本実施例の基本的構成は、前記第1実施例と同様なので同一構成部分に 関して説明を省略し、要部となるバックル27の構造について説明する。
【0035】 図23には、上側ケース部12Cと下側ケース部12Dがペット用キャリーケ ース11を完成する状態に組み合わされている。そして、両ケース部12C,1 2Dのバックル27が取り付けられる部分が形成され、下側ケース部12Dには バックル27を枢着するための枢着部51が形成され、これに対応する上側ケー ス部12Cには、バックル27が係合するための係合手段52が設けられている 。
【0036】 この係合手段52の上端部分には、第1係合部53が形成されている。第1係 合部53はケース本体12を組み立てた状態でバックル27を係合する部分であ り、平断面がコ字状に形成され両端縁が上側ケース部12Cに一体に結合されて いる。
【0037】 また、係合手段52の下端部分には、第2係合部54が形成されている。第2 係合部54はケース本体12を分解してスタッキングされた状態でバックル27 を係合する部分である。
【0038】 枢着部51には、バックル27の基端部を構成するリンク55の端部が枢着さ れている。その枢着状態は図24に示される状態である。そして、バックル27 を締める場合には、バックル27の先端爪56を第1係合部53に係合させ、バ ックル27の下端側を下側ケース部12D側に近づけるように押し込む。
【0039】 以上のような操作により、リンク55はバックル27内に折り畳まれた状態で 収容され、図25に示されるように、バックル27がロックされる。
【0040】 また、ケース本体12を分解し、スタッキングした場合には、図22および図 26に示されるような状態となる。つまり、係合手段52が反転され、第2係合 部54が上側に位置する。この状態において、バックル27は図27に示される ように、リンク55が折り畳まれずに展開された状態のままでロックされる。つ まり、バックル27の先端爪56自体の弾性により第2係合部54に係合して、 上側ケース部12Cと下側ケース部12Dとを連結するようになっている。
【0041】 以上説明したような構成のバックル27とすることにより、ケース本体12の 組み立て状態と、分解してスタッキングした状態の双方で、上側ケース部12C と下側ケース部12Dとを連結することができるので、工場からの出荷時や、店 頭での購入時等に、非常に取扱い安いペット用キャリーケース11を提供できる 。ここで、バックル27の取付構造は図21に示されるように、バックル27の 枢着部51と係合手段52とを設ける位置を逆にして、上側ケース部12C側に 枢着部51を設け、下側ケース部12D側に係合手段52を設けても同等の効果 が得られる。
【0042】 以上のようなペット用キャリーケース11は、保管時や輸送時においては、分 解されている。即ち、バックル27が外されてケース本体12が上側ケース部1 2Cと下側ケース部12Dに分割されている。開閉扉13は上側ケース部12C 内に収納され、この上側ケース部12Cが上下反転された状態で下側ケース部1 2D内に嵌合されている。
【0043】 組み立てるときは、上側ケース部12Cを下側ケース部12Dから取り出して 上側当接部21と下側当接部22とを互いに噛合させ、連結部26においてバッ クル27で互いに固定する。次いで、開閉扉13を上側ケース部12Cから取り 出して前面開口部12Aを閉じる。
【0044】 ペットを中に入れるときは、連結錠29の各スライダ32を手で持って互いに 接近させ、各嵌合棒31を開閉扉13の側面から没入させる。この状態で開閉扉 13を手前に引き上げ、天井面に沿ってケース本体12内に押し込む。次いで、 ペットを中に入れ、開閉扉13を閉じてスライダ32から手を離す。これにより 、各嵌合棒31が開閉扉13の側壁から延出して嵌合穴(図示せず)に嵌合する 。この結果、開閉扉13が開放しないように閉じた状態で固定されると共に、回 動突起28と相俟って上側ケース部12Cと下側ケース部12Dとを互いに連結 する。この状態で、取っ手15を手で持上げると、下側ケース部12D側にペッ トの荷重がかかり、この荷重が各連結部26及び開閉扉13で上側ケース部12 C側にかかる。従来構造では、前面開口部12Aには連結部26がないため、強 度的に弱くなることが多いが、この部分も連結手段として機能する開閉扉13に よって強度を向上している。
【0045】 ペットを外に出すときは、連結錠29のスライダ32を手で持って開閉扉13 を開き、水平状態になったところで、そのままケース本体12内に押し込む。こ れにより、開閉扉13の回動突起28が案内レール部37の案内溝40に案内さ れ、さらに開閉扉13が下側板部40Bに下側から支持されて内部に挿入される 。最も奥まで挿入した状態でスライダ32から手を離し、各嵌合棒31を図示し ない嵌合穴に嵌合させ、開閉扉13をケース本体12側に固定する。この状態で 、ペットを外に取り出す。
【0046】 以上のように開閉扉13をケース本体12の上下を連結する連結手段として用 いたので、前面開口部12Aの部分での強度が向上し、ペット用キャリーケース 11の剛性が向上する。
【0047】 開閉扉13をケース本体12内に収納するように構成したので、開閉扉13に 煩わされずに用意にペットの出し入れをすることができる。つまり、不用意に開 閉扉13が閉じることを防止できる。
【0048】 さらに、開閉扉13がケース本体12内に収納された状態で連結錠29によっ て固定されるので、開閉扉13がケース本体12から不用意に飛び出して前面開 口部12Aが閉じることがなくなる。
【0049】 前記実施例では、ケース本体12を直方体状に形成したが、立方体や球形状や 円柱状等の他の形状でもよい。
【0050】 開口部(前面開口部12A)の設置位置は前面に限らず、上側面等の他の位置 でもよい。また、ケース本体12の分割も2分割に限らず、3分割以上でもよい 。この場合において、前記実施例ではケース本体12を前面開口部12Aを含ん だ状態で分割して(前面開口部12Aも分割して)全体を構成したが、ケース本 体12を2分割以上で前面開口部12Aを分割しない場合でもよい。この場合に もケース本体12の中で、開口部分の強度が弱くなるので、この開口部分を開閉 扉によって補強することで、ケース本体12の剛性を向上させることができる。
【0051】 前記実施例では、案内レール部37をケース本体12の上側に設け、開閉扉1 3が上側に開放するように構成したが、案内レール部37をケース本体12の下 側に設けて開閉扉13を下側に開放するように構成してもよい。この場合にはペ ットが乗る床面の下側に開閉扉13の収納スペースを構成する。
【0052】 さらに、開閉扉13を右方向または左方向に開放するように構成してもよい。 この場合には、ケース本体12の右側または左側の内側又は外側のいずれか一方 に案内レール部37を設けると共に開閉扉13の露出をカバーする収納カバーを 構成する。ペットにとってあまり支障にならない場合には収納カバーを設けなく てもよい。つまり、ケース本体12の内側又は外側に露出した状態で開閉扉13 を壁面に沿って収納することができるものでもよい。
【0053】 また、ケース本体12の天井面に開閉扉13を設けることも可能である。この 場合取っ手15は開閉扉13の中央部に設けられることになるが、天井面を構成 する開閉扉13を開放することにより、天面を開放してペットを取り出すことが できる。このような構造とすることで、ペットが不用意に外に飛び出してしまう ことを防止できる。この際も開閉扉13はケース本体12の壁面に沿って収納さ れる。
【0054】 なお、本考案におけるペット用キャリーケース11は、前記第1および第2実 施例にのみ限定されるものではない。例えば、図28に示すように、ケース本体 12が立てに分割され、例えば右側の本体に開閉扉13が収納されるものでも同 等の効果を奏することができる。つまり、分解した状態では、開閉扉13部分を 分解する必要なくスタッキングができる。
【0055】 さらに、図29に示されるようにケース本体12を前後に分割するものであっ ても同等の効果を奏することができる。つまり、前部側の本体に開閉扉13が収 納されるものであり、ケース本体12を前後に分離することにより開閉扉13を 分解することなくスタッキングすることができる。
【0056】
【考案の効果】
以上詳細に説明したように本考案によれば、次の効果を奏することができる。
【0057】 請求項1および請求項2の考案によれば、第1容器部の壁面に沿って開閉扉を 収納できるので、ケース本体を分解しスタッキングする際に、開閉扉の処理が極 めて容易である。また、購入者は、開閉扉の組み立て作業をする必要がないので 、スタッキング性と組み立て作業性の極めて高いペット用キャリーケースを提供 できる。
【0058】 請求項3の考案によれば、バックルおよび、第1係合部と第2係合部とからな る係合手段とを備えたことにより、ケース本体を完成した状態と、分解しスタッ キングした状態と、の双方でバックルによる固定が可能となり、工場出荷から、 店頭陳列、購入者の使用および収納保管の全てにおいて、効率良く分解組み立て ができ、かつ、部品の紛失を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るペット用キャリーケースの全体構
成を示す側断面図である。
【図2】本考案に係るペット用キャリーケースを示す正
面図である。
【図3】本考案に係るペット用キャリーケースを示す側
面図である。
【図4】本考案に係るペット用キャリーケースを示す平
面図である。
【図5】本考案に係るペット用キャリーケースを示す背
面図である。
【図6】本考案に係るペット用キャリーケースを示す底
面図である。
【図7】本考案に係るペット用キャリーケースを示す後
面断面図である。
【図8】上側ケース部と下側ケース部との噛合状態を示
す要部断面図である。
【図9】案内レール部の取り付け状態を示す要部断面図
である。
【図10】開閉扉を示す側面断面図である。
【図11】開閉扉を示す要部平面図である。
【図12】開閉扉の下側部及び連結錠の嵌合棒を示す平
面図である。
【図13】連結錠スライダを示す平面図である。
【図14】嵌合棒にスライダを嵌合してスプリングを装
着する状態を示す平面図である。
【図15】連結錠を示す平面図である。
【図16】案内レール部の取り付け状態を示す要部断面
図である。
【図17】図1のケース本体を分解してスタッキングし
た状態を示す斜視図である。
【図18】図17のケース本体を梱包する状態を示す斜
視図である。
【図19】図17のケース本体を梱包する状態を示す斜
視図である。
【図20】図17のケース本体を梱包した状態を示す斜
視図である。
【図21】スタッキングの上下関係の他の例を示す側断
面図である。
【図22】スタッキングの上下関係の一例を示す側断面
図である。
【図23】バックルの取付状態を示す分解斜視図であ
る。
【図24】バックルが閉鎖する状態を示す斜視図であ
る。
【図25】バックルが閉鎖した状態を示す斜視図であ
る。
【図26】バックルの取付状態を示す分解斜視図であ
る。
【図27】スタッキング状態でバックルが閉鎖した状態
を示す斜視図である。
【図28】ケース本体の分解構造の他の例を示す斜視図
である。
【図29】ケース本体の分解構造の他の例を示す斜視図
である。
【図30】従来のペット用キャリーケース(折畳み式動
物携帯用檻)を示す斜視図である。
【符号の説明】
12 ケース本体 12A 開口部 12C 上側ケース部 12D 下側ケース部 13 開閉扉 27 バックル 51 枢着部 52 係合手段 53 第1係合部 54 第2係合部

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】連結開口をもって、ケース本体の一部を構
    成する第1容器部と、 第1容器部の連結開口と連結されてケース本体を完成
    し、かつ、分解状態では第1容器部とスタッキング可能
    な形状の第2容器部と、 第1容器部に開口されペットが出入りする開口部と、 開口部を施蓋する開閉扉と、 第1容器部に対して、一辺を支点として開閉扉を回動可
    能に枢着する枢着手段と、 開放した開閉扉を第1容器部の壁面に沿って案内し収納
    する収納手段と、 を備えたことを特徴とするペット用キャリーケース。
  2. 【請求項2】連結開口をもって、ケース本体の一部を構
    成する第1容器部と、 第1容器部の連結開口と連結されてケース本体を完成
    し、かつ、分解状態では第1容器部にスタッキング可能
    な形状の第2容器部と、 第1容器部と第2容器部とに渡って開口されペットが出
    入りする開口部と、 開口部を施蓋する開閉扉と、 第1容器部に対して、一辺を支点として開閉扉を回動可
    能に枢着する枢着手段と、 開放した開閉扉を第1容器部の壁面に沿って案内し収納
    する収納手段と、 を備えたことを特徴とするペット用キャリーケース。
  3. 【請求項3】第1容器部と第2容器部は、いずれか一方
    に設けられたバックルと、 いずれか他方に設けられたバックルの係合手段とを備
    え、 係合手段は、ケース本体を組み立てた状態でバックルを
    係合する第1係合部と、分解してスタッキングされた状
    態でバックルを係合する第2係合部と、 を備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2のいず
    れか一方に記載のペット用キャリーケース。
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