JP3013636U - 自動車用荷台装置 - Google Patents

自動車用荷台装置

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JP3013636U
JP3013636U JP1995000085U JP8595U JP3013636U JP 3013636 U JP3013636 U JP 3013636U JP 1995000085 U JP1995000085 U JP 1995000085U JP 8595 U JP8595 U JP 8595U JP 3013636 U JP3013636 U JP 3013636U
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roof
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bracket
side movable
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JP1995000085U
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真澄 後藤
英治 山口
貴裕 西村
Original Assignee
リーマン株式会社
株式会社オートバックスセブン
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な取付作業で自動車用荷台装置を屋根の
上に取り付けることができる自動車用荷台装置を提供す
ること。 【構成】 各々の締着具3は、バー受け部12を有する
本体ブラケット5と、屋根2の左右縁部2aに係止され
る係止部26を有する屋根側可動ブラケット7と、バー
4を上方から下方へ向かって押圧可能な押圧部35を有
するバー側可動ブラケット8と、操作ハンドル40が所
定方向に回動されると、屋根側可動ブラケット7を上昇
させて係止部26を左右縁部2aに係止させるととも
に、バー側可動ブラケット8を下降させて押圧部35で
バー4を下方へ押圧し、押圧部35とバー受け部12と
でバー4を挟持させる着脱装置9とを有する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動車用荷台装置、詳しくは、自動車の屋根の左右縁部に固定され る一対の締着具と、該一対の締着具によって左右端部が固定されるバーとからな る自動車用荷台装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の自動車用荷台装置は、締着具を屋根の左右縁部に固定するため の機構と、バーを締着具に固定するための機構とが、互いに分離していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
このため、自動車用荷台装置を屋根の上に取り付けるにあたって、各々の機構 をそれぞれ別個に操作する必要があり、取付作業が煩雑になっていた。
【0004】 本考案は、上記の点にかんがみ、簡単な取付作業で自動車用荷台装置を屋根の 上に取り付けることができる自動車用荷台装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1では、自動車の屋根の左右縁部に固定される一対の締着具と、該一対 の締着具によって左右端部が固定されるバーとからなる自動車用荷台装置におい て、前記各々の締着具は、前記屋根の上に載置される本体ブラケットであって、 前記バーを下方から支えるバー受け部を有する本体ブラケットと、上昇下降可能 なように前記本体ブラケットの屋根側に取り付けられた屋根側可動ブラケットで あって、前記屋根の左縁部又は右縁部に係止される係止部を有する屋根側可動ブ ラケットと、上昇下降可能なように前記本体ブラケットのバー側に取り付けられ たバー側可動ブラケットであって、前記バーを上方から下方へ向かって押圧可能 な押圧部を有するバー側可動ブラケットと、前記本体ブラケット、屋根側可動ブ ラケット及びバー側可動ブラケットに配設された着脱装置であって、操作ハンド ルを有し、該操作ハンドルが所定方向に回動されると、前記屋根側可動ブラケッ トを上昇させて前記係止部を前記屋根の左縁部又は右縁部に係止させるとともに 、前記バー側可動ブラケットを下降させて前記押圧部で前記バーを下方へ押圧し 、該押圧部と前記本体ブラケットの前記バー受け部とで前記バーを挟持させる着 脱装置と、を有することを特徴とする自動車用荷台装置を採用する。
【0006】 請求項2では、前記着脱装置は、前記操作ハンドルに後端部が固定された水平 軸と、該水平軸の先端部に固定された傘歯車と、該傘歯車に噛み合う他の傘歯車 と、該他の傘歯車に後端部が固定され、かつ、先端部に雄螺子が形成された垂直 軸と、前記他の傘歯車と前記バー側可動ブラケットとの間に配設され、前記他の 傘歯車及び垂直軸を回転可能に支持する軸受けと、前記垂直軸の前記雄螺子と噛 み合う雌螺子が形成されたナットと、前記垂直軸の外周に、前記ナットを下方へ 、前記屋根側可動プレートを上方へそれぞれ押圧するコイルばねと、を有するこ とを特徴とする請求項1に記載の自動車用荷台装置を採用する。
【0007】 請求項3では、前記本体ブラケットは、前記コイルばねを外部から見ることが できる窓を有し、該窓に、前記コイルばねを拡大して見せるレンズが設けられて いることを特徴とする請求項2に記載の自動車用荷台装置を採用する。
【0008】 請求項4では、前記バーは、その長さ方向に複数の溝を下面に有し、かつ、前 記本体ブラケットの前記バー受け部は、前記溝に侵入可能な係止突起を有するこ とを特徴とする請求項1に記載の自動車用荷台装置を採用する。
【0009】 請求項5では、前記バーは、その長さ方向に複数の溝を下面に有し、かつ、前 記本体ブラケットの前記バー受け部は、前記溝に侵入可能な係止突起を有するこ とを特徴とする請求項2に記載の自動車用荷台装置を採用する。
【0010】 請求項6では、前記本体ブラケットは、台座を介して前記屋根の上に載置され 、前記本体ブラケットには、その下端部に略1/4円弧フランジ部が形成され、 また、前記台座には、前記略1/4円弧フランジ部を滑動可能に収容する略半円 溝が形成されていることを特徴とする請求項2に記載の自動車用荷台装置を採用 する。
【0011】 請求項7では、前記本体ブラケットは、台座を介して前記屋根の上に載置され 、前記本体ブラケットには、その下端部に略1/4円弧フランジ部が形成され、 また、前記台座には、前記略1/4円弧フランジ部を滑動可能に収容する略半円 溝が形成されていることを特徴とする請求項5に記載の自動車用荷台装置を採用 する。
【0012】 請求項8では、前記操作ハンドルは、前記所定方向の所定以上の回動力が加わ ったとき、当該操作ハンドルを空転させるラチェット機構を有していることを特 徴とする請求項2に記載の自動車用荷台装置を採用する。
【0013】
【考案の作用効果】
請求項1に係る自動車用荷台装置によると、着脱装置の操作ハンドルが所定方 向に回動されると、屋根側可動ブラケットが上昇して、その係止部が屋根の左縁 部又は右縁部に係止されるとともに、バー側可動ブラケットが下降して、バーは 押圧部により本体ブラケットのバー受け部に押圧され、バーは、バー受け部と押 圧部とで挟持される。このため、簡単な取付作業で荷台装置を屋根に取り付ける ことが可能になる。
【0014】 請求項2に係る自動車用荷台装置は、着脱装置の具体的構成を示しており、操 作ハンドルが所定方向に回動されると、水平軸、傘歯車、他の傘歯車を介して垂 直軸が回転し、この垂直軸の回転によりナットが上昇し、このナットの上昇によ りコイルばねが圧縮されて、屋根側可動プレートが上昇し、係止部が屋根の左縁 部又は右縁部に係止されるようになる。その後、操作ハンドルがさらに所定方向 に回動されると、ナットは上昇を続け、コイルばねはより圧縮されてゆき、コイ ルばねの弾性力が増大してゆく。この弾性力の増大により、ナットは下方への押 圧力を受け、他の傘歯車が軸受けを介してバー側可動ブラケットを押し下げる。 このため、バー側可動ブラケットの押圧部が下方へ移動し、バーが本体ブラケッ トのバー受け部に押しつけられ、バーは押圧部とバー受け部とで挟持される。
【0015】 請求項3に係る自動車用荷台装置によると、レンズによってコイルばねの圧縮 状態を拡大して見ることができるため、コイルばねの圧縮状態から締着具の締着 力を間接的に認識することが可能になる。
【0016】 請求項4及び5に係る自動車用荷台装置によると、屋根の左右幅に応じて複数 の溝のうちから任意の溝を選択し、この溝に係止突起を侵入することにより、汎 用性に優れたバーを提供することができる。また、締着具の締着力が緩んでも、 係止突起の溝への侵入状態を保つことができるため、締着具とバーとの結合状態 を維持でき、バー及び締着具の屋根からの脱落を防止可能になる。
【0017】 請求項6及び7に係る自動車用荷台装置によると、本体ブラケットが、台座の 半円溝を中心として揺動できるため、屋根の形状の如何によらず、本体ブラケッ トを所望の取付角度で取り付けることができ、汎用性に優れた荷台装置を提供す ることができる。
【0018】 請求項8に係る自動車用荷台装置によると、操作ハンドルに所定以上の回動力 が加わると、操作ハンドルが空転するため、この操作ハンドルの空転により、締 着具の締着力が最大であり、以後、操作ハンドルを回動する必要の無いことを容 易に判断できるようになる。
【0019】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
【0020】 図1は、一実施例に係る自動車用荷台装置を自動車の屋根に取り付けた状態に おける当該自動車用荷台装置の縦断面図である。
【0021】 以下、本荷台装置の構成、及び、本荷台装置の屋根への取付方法を順に説明す る。
【0022】 [A]荷台装置の構成 図1において、荷台装置1は、自動車の屋根2の左右縁部2aに固定される一 対の締着具(図1では、一方の締着具3のみが表されている。)と、一対の締着 具3によって左右端部4aが固定されるバー4とからなる。
【0023】 (1) 締着具3 締着具3は、本体ブラケット5と台座6と屋根側可動ブラケット7とバー側可 動ブラケット8と着脱装置9とを備える。
【0024】 本体ブラケット5 本体ブラケット5は、基板部10と該基板部10の左右端から伸びる左右側板 部(図1では、一方の側板部11のみが表されている。)とからなり、断面コ字 形状をしている。
【0025】 基板部10の上端には、内側に屈曲したバー受け部12が設けられている。バ ー受け部12には、バー4の下板部4bに、その長さ方向に沿って予め形成され た複数の溝4cに侵入可能な係止突起13が上方へ向かって設けられている。
【0026】 また、基板部10の上部及び下部には、それぞれ内側に向かってガイドピン1 4,15が立設されている。また、基板部10には、窓16が形成され、この窓 16にレンズ17が設けられている。この窓16の位置は、後述する着脱装置9 のコイルばね18を外部から見ることが可能な位置に設定されており、また、レ ンズ17は、コイルばね18を拡大して見ることができるレンズで構成されてい る。
【0027】 左右側板部11の内側には、屋根2の中央に寄った位置に、バー4を下方から 支えるバー受け部19と、バー4が上方へ移動するのを規制するバー押え部20 とが形成されている。バー受け部19及びバー押え部20は、バー4の長さ方向 にずれて位置しており、バー受け部19とバー押え部20との間に形成される開 口部にバー4を容易に挿入でき、また、抜くことができるようになっている。
【0028】 左右側板部11の下端には、図1及び図2に示すように、外側に向かって略1 /4円弧フランジ部21が形成されている。
【0029】 台座6 台座6は、図1及び図2に示すように、合成樹脂製の本体部22とゴム製のマ ット部23とからなる。
【0030】 本体部22は、左右側壁部を有し、これらの側壁部の各内側には、本体ブラケ ット5の上記略1/4円弧フランジ部21を滑動可能に収容する略半円溝24が 形成されている。
【0031】 マット部23は、台座6を屋根2の上にとどめる作用をする。
【0032】 屋根側可動ブラケット7 屋根側可動ブラケット7は、基板部25と、この基板部25の下端から内側に 湾曲し、屋根2の左右縁部に固定される係止部26と、基板部25の上端から内 側に伸びた上板部27と、基板部25の左右端から内側に伸びた左右側板部28 とからなる。
【0033】 基板部25の下部には、本体ブラケット5の下部に設けられた上記ガイドピン 15を収容する縦長のガイド溝29が設けられている。このガイド溝29の幅は 、ガイドピン15の頭部よりも狭く形成されており、これにより、屋根側可動ブ ラケット7が本体ブラケット5から脱落しないようにされている。従って、屋根 側可動ブラケット7は、上下方向へ移動可能なように本体ブラケット5に取り付 けられている。
【0034】 また、基板部25の上部には、ガイド溝29の上端から伸びた窓30が形成さ れている。
【0035】 上板部27には、後述する着脱装置9の垂直軸31の外径よりも大きな径の貫 通孔32が形成されている。
【0036】 バー側可動ブラケット8 バー側可動ブラケット8は、基板部33と、この基板部33の左右端から伸び た左右側板部34と、これらの左右側板部34の上端から伸びた上板部(押圧部 )35と、基板部33の下端から伸びた底板部36とからなり、略箱形状をして いる。
【0037】 基板部33の下部には、本体ブラケット5の上部に設けられた上記ガイドピン 14を収容する縦長のガイド溝37が設けられている。このガイド溝37の幅は 、ガイドピン14の頭部よりも狭く形成されており、これにより、バー側可動ブ ラケット8が本体ブラケット5から脱落しないようにされている。従って、バー 側可動ブラケット8は、上下方向へ移動可能なように本体ブラケット5に取り付 けられている。
【0038】 また、基板部33の上部には、ガイド溝37の上端から伸びた開口部38が、 バー4を挿入可能に形成されている。
【0039】 底板部36には、後述する着脱装置9の垂直軸31の外径よりも大きな径の貫 通孔39が形成されている。
【0040】 着脱装置9 着脱装置9は、操作ハンドル40と水平軸41と一対の傘歯車42,43と垂 直軸31とナット44とコイルばね18とを備える。
【0041】 操作ハンドル40は、図3及び図4に示すように、内ケース45と外ケース4 6とコイルばね47と座金48と螺子49とからなる。
【0042】 内ケース45は、円柱部45aと、この円柱部45aの外周面に全周にわたっ て形成されたフランジ部45bとからなり、円柱部45aの先端部には、円柱部 45aが水平軸41と一体になって回動できるよう水平軸41の後端部41aを 収容する凹部45cが形成され、また、円柱部45aの後端部には、螺子49が ねじ込まれる穴45dが形成されている。また、フランジ部45bの後面には、 ラチェット45eが形成されている。
【0043】 外ケース46は、中空円筒部46aと、この中空円筒部46aの内周面から突 出したフランジ部46bとからなる。中空円筒部46aには、内ケース45が収 容されている。フランジ部46bの前面には、上記内ケース45のラチェット4 5eと噛み合う他のラチェット46cが形成されている。
【0044】 コイルばね47は、内ケース45の円柱部45aの外周面と、外ケース46の 中空円筒部46aの内周面と、外ケース46のフランジ部46bの後面とで形成 される空間50に配設されている。
【0045】 座金48は、内ケース45の円柱部45aの後端面に、上記空間50を塞ぐよ うに、螺子49によって固定されている。
【0046】 一対の傘歯車42,43は、水平軸41の先端部41bに固定された傘歯車4 2と、この傘歯車42と噛み合っている他の傘歯車43とからなる。
【0047】 垂直軸31の後端部31aには、上記他の傘歯車43が固定されている。また 、垂直軸31の先端部には、雄螺子31bが形成されている。垂直軸31は、バ ー側可動ブラケット8の底板部36の上面に、合成樹脂製の軸受け51によって 回転可能に支持されている。
【0048】 ナット44には、垂直軸31の雄螺子31bと噛み合う雌螺子が形成されてい る。
【0049】 コイルばね18は、ナット44と屋根側可動ブラケット7の上板部27との間 に、垂直軸31を囲むようにして配設されている。
【0050】 (2) バー4 バー4は、中空四角柱形状をしており、下板部4bには、長さ方向に沿って複 数の溝4cが所定間隔を置いて形成されている。
【0051】 [B]荷台装置1の屋根2への取付方法 まず、屋根2の左縁部又は右縁部2aに屋根側可動ブラケット7の係止部26 を引っ掛けて荷台装置1を屋根2の上に置く。そして、この状態で、本体ブラケ ット5のバー受け部19とバー押え部20との間に形成される開口部にバー4の 端部4aを通し、さらに、バー側可動ブラケット8の開口部38にバー4の端部 4aを通し、バー4の任意の溝4cに本体ブラケット5の係止突起13を侵入さ せる。
【0052】 次に、着脱装置9の操作ハンドル40を時計方向に回動する。
【0053】 操作ハンドル40が時計方向へ回動されると、水平軸41、傘歯車42及び他 の傘歯車43を介して垂直軸31が回転し、垂直軸31の雄螺子31bの回動に よりナット44が上昇するようになる。ナット44の上方への移動により、コイ ルばね18が圧縮され、コイルばね18の弾性力により屋根側可動ブラケット7 の上板部27に、上向きの押圧力が加わり、屋根側可動ブラケット7は、上昇す る。屋根側可動ブラケット7の上昇に伴い、係止部26が、屋根2の左縁部又は 右縁部2aに強く押し当てられるようになると、屋根側可動ブラケット7は、そ れ以上、上昇できなくなる。
【0054】 この状態で、さらに操作ハンドル40を回動し続けると、上記のように屋根側 可動ブラケット7の上板部27は定位置に保たれるが、ナット44は上昇するた め、コイルばね18はさらに圧縮されてゆき、コイルばね18の弾性力が増大し てゆく。このコイルばね18の弾性力の増大により、ナット44は下方への押圧 力を受け、垂直軸31に下方への力が作用する。この垂直軸31に作用する力は 、軸受け51を介してバー側可動ブラケット8の底板部36を下方へ押圧し、こ のため、バー側可動ブラケット8は下降してゆく。このバー側可動ブラケット8 の下降に伴い、上板部(押圧部)35が下降してゆく。そして、本体ブラケット 5のバー受け部12によって下方から支持されているバー4が、上記のように下 降する上板部35によって上方から押圧されるようになり、バー4は、バー側可 動ブラケット8の上板部35と本体ブラケット5のバー受け部12とによって挟 持されるようになる。
【0055】 その後、さらに操作ハンドル40を時計方向へ回動すると、ナット44の上昇 によりコイルばね18はさらに圧縮され、完全な圧縮状態になると、バー4は、 バー側可動ブラケット8の上板部35と本体ブラケット5のバー受け部12とに よって強固に挟持され、固定されるようになる。
【0056】 そして、上記のようにコイルばね18が完全な圧縮状態になると、ナット44 はそれ以上、上昇できなくなる。その後、さらに操作ハンドル40を時計方向へ 回動すると、外ケース46のラチェット46cを内ケース45のラチェット45 eに押圧して両ラチェット46c,45e間の噛合状態を保つ作用をしているコ イルばね47の上記押圧力に抗して、外ケース46のラチェット46cが内ケー ス45のラチェット45eの山を乗り越えるようになり、外ケース46が空転す るようになる。
【0057】 以上の説明から明らかなように、上記実施例に係る自動車用荷台装置1による と、着脱装置9の操作ハンドル40が所定方向に回動されると、屋根側可動ブラ ケット7が上昇して、その係止部26が屋根2の左縁部又は右縁部2aに係止さ れるとともに、バー側可動ブラケット8が下降して、バー4は押圧部35により 本体ブラケット5のバー受け部12に押圧され、バー4は、バー受け部12と押 圧部35とで挟持される。このため、簡単な取付作業で荷台装置1を屋根2に取 り付けることが可能になる。
【0058】 また、レンズ17によってコイルばね18の圧縮状態を拡大して見ることがで きるため、コイルばね18の圧縮状態から締着具3の締着力を間接的に認識する ことが可能になり、締着具3の締着力の緩み等を容易に判断できる。
【0059】 また、屋根2の左右幅に応じて複数の溝4cのうちから任意の溝を選択し、こ の溝4cに係止突起13を侵入することにより、汎用性に優れたバー4を提供す ることができる。また、締着具3の締着力が緩んでも、係止突起13の溝4cへ の侵入状態を保つことができるため、締着具3とバー4との結合状態を維持でき 、バー4及び締着具3を屋根2の上に留めることができる。
【0060】 また、本体ブラケット5が、台座6の半円溝24を中心として揺動できるため 、屋根2の形状の如何によらず、本体ブラケット5を所望の取付角度で取り付け ることができ、汎用性に優れた荷台装置1を提供することができる。
【0061】 また、操作ハンドル40に所定以上の回動力が加わると、操作ハンドル40が 空転するため、この操作ハンドル40の空転により、締着具3の締着力が最大で あり、以後、操作ハンドル40を回動する必要の無いことを容易に判断できるよ うになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例に係る自動車用荷台装置を屋根に取り
付けた状態を示す断面図
【図2】図1図示II-II 線による断面図
【図3】着脱装置の要部構成図
【図4】操作ハンドルの分解斜視図
【符号の説明】
1 荷台 2 屋根 2a 左縁部又は右縁部 3 締着具 4 バー 5 本体ブラケット 6 台座 7 屋根側可動ブラケット 8 バー側可動ブラケット 9 着脱装置 12 バー受け部 13 係止突起 16 窓 17 レンズ 18 コイルばね 21 略1/4円弧フランジ部 24 略半円溝 26 係止部 31 垂直軸 31b 雄螺子 35 押圧部 40 操作ハンドル 41 水平軸 42 傘歯車 43 他の傘歯車 44 ナット 45e,46b ラチェット
フロントページの続き (72)考案者 西村 貴裕 大阪府豊中市新千里東町一丁目5番3号 株式会社オートバックスセブン内

Claims (8)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車の屋根の左右縁部に固定される一
    対の締着具と、該一対の締着具によって左右端部が固定
    されるバーとからなる自動車用荷台装置において、 前記各々の締着具は、 前記屋根の上に載置される本体ブラケットであって、前
    記バーを下方から支えるバー受け部を有する本体ブラケ
    ットと、 上昇下降可能なように前記本体ブラケットの屋根側に取
    り付けられた屋根側可動ブラケットであって、前記屋根
    の左縁部又は右縁部に係止される係止部を有する屋根側
    可動ブラケットと、 上昇下降可能なように前記本体ブラケットのバー側に取
    り付けられたバー側可動ブラケットであって、前記バー
    を上方から下方へ向かって押圧可能な押圧部を有するバ
    ー側可動ブラケットと、 前記本体ブラケット、屋根側可動ブラケット及びバー側
    可動ブラケットに配設された着脱装置であって、操作ハ
    ンドルを有し、該操作ハンドルが所定方向に回動される
    と、前記屋根側可動ブラケットを上昇させて前記係止部
    を前記屋根の左縁部又は右縁部に係止させるとともに、
    前記バー側可動ブラケットを下降させて前記押圧部で前
    記バーを下方へ押圧し、該押圧部と前記本体ブラケット
    の前記バー受け部とで前記バーを挟持させる着脱装置
    と、 を有することを特徴とする自動車用荷台装置。
  2. 【請求項2】 前記着脱装置は、 前記操作ハンドルに後端部が固定された水平軸と、 該水平軸の先端部に固定された傘歯車と、 該傘歯車に噛み合う他の傘歯車と、 該他の傘歯車に後端部が固定され、かつ、先端部に雄螺
    子が形成された垂直軸と、 前記他の傘歯車と前記バー側可動ブラケットとの間に配
    設され、前記他の傘歯車及び垂直軸を回転可能に支持す
    る軸受けと、 前記垂直軸の前記雄螺子と噛み合う雌螺子が形成された
    ナットと、 前記垂直軸の外周に、前記ナットを下方へ、前記屋根側
    可動プレートを上方へそれぞれ押圧するコイルばねと、 を有することを特徴とする請求項1に記載の自動車用荷
    台装置。
  3. 【請求項3】 前記本体ブラケットは、前記コイルばね
    を外部から見ることができる窓を有し、該窓に、前記コ
    イルばねを拡大して見せるレンズが設けられていること
    を特徴とする請求項2に記載の自動車用荷台装置。
  4. 【請求項4】 前記バーは、その長さ方向に複数の溝を
    下面に有し、かつ、前記本体ブラケットの前記バー受け
    部は、前記溝に侵入可能な係止突起を有することを特徴
    とする請求項1に記載の自動車用荷台装置。
  5. 【請求項5】 前記バーは、その長さ方向に複数の溝を
    下面に有し、かつ、前記本体ブラケットの前記バー受け
    部は、前記溝に侵入可能な係止突起を有することを特徴
    とする請求項2に記載の自動車用荷台装置。
  6. 【請求項6】 前記本体ブラケットは、台座を介して前
    記屋根の上に載置され、前記本体ブラケットには、その
    下端部に略1/4円弧フランジ部が形成され、また、前
    記台座には、前記略1/4円弧フランジ部を滑動可能に
    収容する略半円溝が形成されていることを特徴とする請
    求項2に記載の自動車用荷台装置。
  7. 【請求項7】 前記本体ブラケットは、台座を介して前
    記屋根の上に載置され、前記本体ブラケットには、その
    下端部に略1/4円弧フランジ部が形成され、また、前
    記台座には、前記略1/4円弧フランジ部を滑動可能に
    収容する略半円溝が形成されていることを特徴とする請
    求項5に記載の自動車用荷台装置。
  8. 【請求項8】 前記操作ハンドルは、前記所定方向の所
    定以上の回動力が加わったとき、当該操作ハンドルを空
    転させるラチェット機構を有していることを特徴とする
    請求項2に記載の自動車用荷台装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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