JP3013544U - 脱泡装置 - Google Patents

脱泡装置

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JP3013544U
JP3013544U JP1995000379U JP37995U JP3013544U JP 3013544 U JP3013544 U JP 3013544U JP 1995000379 U JP1995000379 U JP 1995000379U JP 37995 U JP37995 U JP 37995U JP 3013544 U JP3013544 U JP 3013544U
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injection nozzle
processed
decompression tank
plate
pump
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JP1995000379U
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Inventor
進 梶浦
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ASADA IRON WORKS CO., LTD.
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ASADA IRON WORKS CO., LTD.
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Abstract

(57)【要約】 【構成】減圧タンク2に被処理物を噴射する噴射ノズル
3を設け、該噴射ノズル3の入口側3aに被処理物加圧圧
送用のポンプ4を配置する。前記減圧タンク2内には前
記噴射ノズル3の直下にこれと対向するごとく衝突板5
をほぼ水平状に設ける。前記衝突板5の外方にこれを囲
むごとくほぼ垂直状に飛散防止板6を配置する。 【効果】ポンプ4により加圧せしめられた被処理物が減
圧タンク2中に噴出せしめられたときの圧力変化による
膨張破壊、衝突板5への衝突による衝突破壊、減圧タン
ク2の内壁や飛散防止板6の内壁に沿って薄膜となって
落下することによる表面積増大の三段階の脱泡処理を行
うことができる。従って、従来困難であった表面張力の
大きい被処理物や高粘度の被処理物でも脱泡処理が可能
となる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
食品、医薬、化粧品あるいは化学業界において、攪拌中の被処理物や移送中の 被処理物にしばしば泡が生じることがある。 本考案は、このような場合に生じる泡を脱気する装置、いわゆる脱泡装置に関 するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、連続式の脱泡装置として例えば図3に示すように、真空ポンプaによっ て減圧された減圧タンクb内にモータmにより回動させ得る回転スクリーンcを 設置し、該回転スクリーンcに送り込んだ被処理物を遠心力により回転スクリー ンcを通して減圧タンクb内に振り出すようにしたものが存在する。なお、図3 において、図面符号dは、減圧タンクbの排出側に配置した排出ポンプ、図面符 号eは、上限レベルセンサ、図面符号fは、下限レベルセンサである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
この方式を採る脱泡装置によれば、泡を細分化することはできるが、表面張力 の大きい被処理物を処理する場合には泡の膜が破壊されず、うまく脱泡すること ができない。 本考案は、表面張力の大きい被処理物や高粘度の被処理物も処理することがで きる脱泡装置を提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、本考案では、減圧タンク2に被処理物を噴射する 噴射ノズル3を設け、該噴射ノズル3の入口側3aに被処理物加圧圧送用のポンプ 4を配置するとともに、前記減圧タンク2内には前記噴射ノズル3に対向させて 衝突板5を設け、さらに、該衝突板5の外方に飛散防止板6を配置する。
【0005】 前記噴射ノズル3を調圧型とすると、都合がよい。 また、脱泡装置が連続式の場合において、前記減圧タンク2の排出側に配置さ れている排出ポンプ9の出口側に、チャッキ弁10を配置しておくと、より効果 的である。
【0006】
【作用】
被処理物はポンプ4により加圧され、ポンプ4により加圧されたこの被処理物 は噴射ノズル3を通して減圧タンク2内に噴射せしめられる。このとき、急激な 圧力変化が生じ、被処理物中に含まれる気泡が膨張し、破壊せしめられる。 また、噴射ノズル3から高速で噴射せしめられた被処理物は、該噴射ノズル3 と対向している衝突板5に叩き付けられ、残留する気泡が破壊せしめられる。 さらに、被処理液は飛沫となって減圧タンク2上部や飛散防止板6に当たり、 薄膜となって減圧タンク2内に落下するから、表面積が増大し、脱泡されやすく なる。
【0007】 このように、本考案においては、圧力変化による膨張破壊、衝突破壊、表面積 増大の三段階の脱泡処理を行うことにより、従来困難であった表面張力の大きい 被処理物や高粘度の被処理物でも脱泡処理が可能となる。
【0008】 前記噴射ノズル3を調圧型とすると、圧送量が変わっても常に吐出圧力を一定 に保つことができるから、脱泡能力の変動を抑えることができる。
【0009】 また、脱泡装置が連続式の場合において、前記減圧タンク2の排出側に配置さ れている排出ポンプ9の出口側に、チャッキ弁10を配置しておくと、排出ポン プ9起動時その出口側から大気が流入するのを防止することができる。
【0010】
【実施例】
本考案の実施例を、添付図面の図1および図2に基づいて詳細に説明する。 図1に示すように、真空ポンプ1によって減圧された減圧タンク2に被処理物 を噴射する噴射ノズル3を設け、該噴射ノズル3の入口側3aに被処理物加圧圧送 用のポンプ4を配置する。そして、前記減圧タンク2内には前記噴射ノズル3の 直下にこれと対向するごとく衝突板5をほぼ水平状に設け、さらに、該衝突板5 の外方にこれを囲むごとくほぼ垂直状に飛散防止板6を配置する。
【0011】 実施例に示す脱泡装置の作用を説明すると、被処理物は、真空ポンプ1によっ て減圧された減圧タンク2の噴射ノズル3の入口3aに達する前にポンプ4により 加圧せしめられる。そして、該ポンプ4により加圧せしめられた被処理物は図1 の矢印で示すように、噴射ノズル3の入口3aを経て吐出口3bから図1の点線で示 すように減圧タンク2中に噴出せしめられる。 このとき、急激な圧力変化が生じ、被処理物中に含まれる気泡が膨張し、破壊 せしめられる。
【0012】 また、噴射ノズル3の吐出口3bから高速で噴射せしめられた被処理物は同じく 図1の点線で示すように、該噴射ノズル3の直下に位置している水平状の衝突板 5に叩き付けられ、残留する気泡が破壊せしめられる。
【0013】 さらに、被処理物は飛沫となって減圧タンク2上部や飛散防止板6に当たり、 減圧タンク2の内壁や飛散防止板6の内壁に沿うなど薄膜となって減圧タンク2 内に落下するから、表面積が増大し、脱泡されやすくなる。
【0014】 このように、実施例に示す脱泡装置にあっては、圧力変化による膨張破壊、衝 突破壊、表面積増大の三段階の脱泡処理を行うことにより、従来困難であった表 面張力の大きい被処理物や高粘度の被処理物でも脱泡処理が可能となる。 なお、実施例においては、飛散防止板6が衝突板5の外方を全周にわたって囲 むように、すなわち、飛散防止板6がいわゆる飛散防止カバーとして機能するよ うに配置されているが、これを部分的に配置するようにしてもよい。飛散防止板 6が部分的に配置されていたとしても、従来の場合よりも少なくとも脱泡機能は 向上する。
【0015】 実施例に示す脱泡装置においては、前記噴射ノズル3が調圧型となっている。 この形式の噴射ノズルを用いると、被処理物の圧送量が変わっても常に吐出圧力 を一定に保つことができ、脱泡能力の変動を抑えることができる。 調圧型の噴射ノズルの一例を図2に示す。噴射ノズル3内にはばね3dの弾撥力 により吐出口3bを閉塞する方向に付勢されているピストン3cが配置されている。 さらに、この付勢力を調節するためのねじ3eが配置されており、その上端は図2 に示すように外部に突出させてある。 このねじ3eをねじ込んだり緩めたりすることにより、圧送量が変わった場合に おいても吐出口3bを閉塞する方向に付勢されているピストン3cの押圧力(換言す れば、被処理物の吐出圧力)を一定ならしめることができる。従って、圧送量が 変わっても常に被処理物の吐出圧力を一定に保つことができる
【0016】 また、図1に示す脱泡装置は、減圧タンク2に上限レベルセンサ7と下限レベ ルセンサ8とを取り付けるとともに、減圧タンク2の排出側に排出ポンプ9を設 け、被処理物の液面制御をしながら該排出ポンプ9により処理済の被処理物を取 り出す連続処理方式のものであるが、この場合には、図1に示すように排出ポン プ9の出口側にチャッキ弁10を設けておくとよい。このチャッキ弁10を設け ておくことにより、排出ポンプ9起動時その出口側から大気が流入するのを防止 することができる。
【0017】 なお、上記実施例においては、連続処理方式の脱泡装置に本考案を応用した場 合を例示するが、本考案は、減圧タンクによるバッチ処理方式の脱泡装置にも応 用することができる。
【0018】
【考案の効果】
請求項1記載の考案によれば、圧力変化による膨張破壊、衝突破壊、表面積増 大の三段階の脱泡処理を行うことにより、従来困難であった表面張力の大きい被 処理物や高粘度の被処理物でも脱泡処理が可能となるという効果がある。
【0019】 請求項2記載の考案によれば、圧送量が変わっても常に吐出圧力を一定に保つ ことができるから、脱泡能力の変動を抑えることができるという効果がある。
【0020】 請求項3記載の考案によれば、連続処理方式の脱泡装置の場合において、排出 ポンプ9起動時その出口側から大気が流入するのを防止することができるという 効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】連続処理方式の脱泡装置の一例を示す概略図で
ある。
【図2】自動調圧型の噴射ノズルの一例を示す拡大断面
図である。
【図3】従来の連続処理方式の脱泡装置の一例を示す概
略図である。
【符号の説明】
1─真空ポンプ、2─減圧タンク、3─噴射ノズル、3a
─入口側、3b─吐出口、3c─ピストン、3d─ばね、3e─
ねじ、4─ポンプ、5─衝突板、6─飛散防止板、9─
排出ポンプ、10─チャッキ弁。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】減圧タンク2に被処理物を噴射する噴射ノ
    ズル3を設け、該噴射ノズル3の入口側3aに被処理物加
    圧圧送用のポンプ4を配置するとともに、前記減圧タン
    ク2内には前記噴射ノズル3に対向させて衝突板5を設
    け、さらに、該衝突板5の外方に飛散防止板6を配置し
    たことを特徴とする脱泡装置。
  2. 【請求項2】前記噴射ノズル3を調圧型としたことを特
    徴とする請求項1記載の脱泡装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の脱泡装置が連続式の場合に
    おいて、前記減圧タンク2の排出側に配置されている排
    出ポンプ9の出口側に、チャッキ弁10を配置したこと
    を特徴とする請求項1記載の脱泡装置。
JP1995000379U 1995-01-10 1995-01-10 脱泡装置 Expired - Lifetime JP3013544U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3464626B2 (ja) 1999-05-17 2003-11-10 秀幸 田淵 脱気殺菌装置
JP2015188827A (ja) * 2014-03-28 2015-11-02 プライミクス株式会社 液体処理装置
JP2017006814A (ja) * 2015-06-17 2017-01-12 トヨタ自動車株式会社 連続式脱泡装置

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JP3464626B2 (ja) 1999-05-17 2003-11-10 秀幸 田淵 脱気殺菌装置
JP2015188827A (ja) * 2014-03-28 2015-11-02 プライミクス株式会社 液体処理装置
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