JPH10159750A - 定量送液ポンプ - Google Patents
定量送液ポンプInfo
- Publication number
- JPH10159750A JPH10159750A JP8314420A JP31442096A JPH10159750A JP H10159750 A JPH10159750 A JP H10159750A JP 8314420 A JP8314420 A JP 8314420A JP 31442096 A JP31442096 A JP 31442096A JP H10159750 A JPH10159750 A JP H10159750A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- liquid
- plunger
- chamber space
- self
- upper position
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Details Of Reciprocating Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 定量送液ポンプにおいて自己シール型シール
材の室空間に生じる気泡を排除する。 【解決手段】 吐出弁3と、自己シール型シール材4の
鉛直方向上側となる位置の室空間とは、略L字形状の流
路6で接続されている。従って、Aで示す位置の室空間
に気泡が生じていたとしても、気泡は吐出工程において
流路6から吐出弁3側に押し出され、排除される。
材の室空間に生じる気泡を排除する。 【解決手段】 吐出弁3と、自己シール型シール材4の
鉛直方向上側となる位置の室空間とは、略L字形状の流
路6で接続されている。従って、Aで示す位置の室空間
に気泡が生じていたとしても、気泡は吐出工程において
流路6から吐出弁3側に押し出され、排除される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液体クロマトグラフィ
装置等において、微量の液体を間欠的に送液する際に定
められた一定の量を精度よく送液するために用いる定量
送液ポンプに関する。
装置等において、微量の液体を間欠的に送液する際に定
められた一定の量を精度よく送液するために用いる定量
送液ポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】液体クロマトグラフィ装置においては溶
離液を一定量ずつ送液することが要求され、そのために
ピストン往復動式ポンプを用いた定量送液ポンプシステ
ムが用いられている。
離液を一定量ずつ送液することが要求され、そのために
ピストン往復動式ポンプを用いた定量送液ポンプシステ
ムが用いられている。
【0003】図3に従来の定量送液ポンプの構成例の断
面を示す。図中、1はプランジャ、2は吸入弁、3は吐
出弁、4は自己シール型シール材(以下、単にシール材
と記す)を示す。
面を示す。図中、1はプランジャ、2は吸入弁、3は吐
出弁、4は自己シール型シール材(以下、単にシール材
と記す)を示す。
【0004】液を吸入する場合にはプランジャ1を図の
実線で示す矢印方向に引く。これによって吸入弁2が図
に示すように開き、吐出弁3は図に示すように閉じるの
で、図の下側、即ち鉛直方向の下側から液が吸入される
ことになる。
実線で示す矢印方向に引く。これによって吸入弁2が図
に示すように開き、吐出弁3は図に示すように閉じるの
で、図の下側、即ち鉛直方向の下側から液が吸入される
ことになる。
【0005】液を吐出する場合にはプランジャ1を図の
破線で示す矢印方向に押す。これによって吸入弁2は閉
じ、吐出弁3が開くので、液は図の上側、即ち鉛直方向
の上側に吐出される。
破線で示す矢印方向に押す。これによって吸入弁2は閉
じ、吐出弁3が開くので、液は図の上側、即ち鉛直方向
の上側に吐出される。
【0006】プランジャ1が配置されている部分の液は
シール材4によってシールされている。このシール材4
は、プランジャ1の周囲を取り囲んで設けられているこ
とは当然である。
シール材4によってシールされている。このシール材4
は、プランジャ1の周囲を取り囲んで設けられているこ
とは当然である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、シール材4
には図3のAで示すような室空間が形成されている。こ
のことによって加わる圧力に応じてシール力が自動調整
されるのであるが、当該定量送液ポンプを製造後初めて
動作させたとき、あるいはシール材4を交換した後に動
作させたとき等には、図3のAで示す位置の室空間、即
ちシール材4の鉛直方向上側の室空間には空気が入り、
気泡が生じる。なお、シール材4の液面より下側にある
室空間には液が満たされるので気泡は生じない。
には図3のAで示すような室空間が形成されている。こ
のことによって加わる圧力に応じてシール力が自動調整
されるのであるが、当該定量送液ポンプを製造後初めて
動作させたとき、あるいはシール材4を交換した後に動
作させたとき等には、図3のAで示す位置の室空間、即
ちシール材4の鉛直方向上側の室空間には空気が入り、
気泡が生じる。なお、シール材4の液面より下側にある
室空間には液が満たされるので気泡は生じない。
【0008】この気泡は通常エアポケットと称されてい
るものであるが、この気泡があると流量損が生じるとい
う問題がある。
るものであるが、この気泡があると流量損が生じるとい
う問題がある。
【0009】具体的には次のようである。まず、吐出の
場合であるが、吐出の工程では図3のAで示す室空間に
は高い圧力が掛かるのでこの部分の気泡は圧縮され、そ
の体積は小さくなるが、このことによって吐出量が減少
してしまうのである。この現象はAで示す室空間に掛か
る圧力が大きい程顕著であり、極端な場合には液が全く
吐出されないという事態が生じる場合もある。
場合であるが、吐出の工程では図3のAで示す室空間に
は高い圧力が掛かるのでこの部分の気泡は圧縮され、そ
の体積は小さくなるが、このことによって吐出量が減少
してしまうのである。この現象はAで示す室空間に掛か
る圧力が大きい程顕著であり、極端な場合には液が全く
吐出されないという事態が生じる場合もある。
【0010】また、液を吸入する工程の場合にも、気泡
の体積に比して吸入すべき液量が微量であるときには、
液が吸入されないという事態が生じてしまうのである。
の体積に比して吸入すべき液量が微量であるときには、
液が吸入されないという事態が生じてしまうのである。
【0011】本発明は、上記の課題を解決するものであ
って、自己シール型シール材の室空間に生じた気泡を排
除することによって流量損を防止することができる定量
送液ポンプを提供することを目的とするものである。
って、自己シール型シール材の室空間に生じた気泡を排
除することによって流量損を防止することができる定量
送液ポンプを提供することを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の定量送液ポンプは、液の吸入、吐出を行
うためのプランジャを自己シール型シール材でシールし
てなる定量送液ポンプにおいて、液を吐出するための流
路が、自己シール型シール材の使用時に鉛直方向上側と
なる位置の室空間近傍に形成されてなることを特徴とす
る。
めに、本発明の定量送液ポンプは、液の吸入、吐出を行
うためのプランジャを自己シール型シール材でシールし
てなる定量送液ポンプにおいて、液を吐出するための流
路が、自己シール型シール材の使用時に鉛直方向上側と
なる位置の室空間近傍に形成されてなることを特徴とす
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ発明の実
施の形態について説明する。図1は本発明に係る定量送
液ポンプの第1の実施形態を示す断面図であり、図中、
6は流路を示す。なお、図3に示す構成要素と同一また
は同等なものについては同一の符号を付す。
施の形態について説明する。図1は本発明に係る定量送
液ポンプの第1の実施形態を示す断面図であり、図中、
6は流路を示す。なお、図3に示す構成要素と同一また
は同等なものについては同一の符号を付す。
【0014】図1の構成では、吐出弁3と、シール材4
の使用時に鉛直方向上側となる位置の室空間とは、略L
字形状の流路6で接続されている。
の使用時に鉛直方向上側となる位置の室空間とは、略L
字形状の流路6で接続されている。
【0015】この構成によれば、吐出工程でプランジャ
1が図の左方に押されたときには、図のAの位置にある
室空間に気泡が生じていたとしても、この気泡は流路6
から吐出弁3側に押し出されるので、気泡を排除するこ
とができ、以て従来のように流量損が生じることを防止
することができる。
1が図の左方に押されたときには、図のAの位置にある
室空間に気泡が生じていたとしても、この気泡は流路6
から吐出弁3側に押し出されるので、気泡を排除するこ
とができ、以て従来のように流量損が生じることを防止
することができる。
【0016】図2は本発明に係る定量送液ポンプの第2
の実施形態を示す断面図であり、図中、7は流路を示
す。なお、図3に示す構成要素と同一または同等なもの
については同一の符号を付す。
の実施形態を示す断面図であり、図中、7は流路を示
す。なお、図3に示す構成要素と同一または同等なもの
については同一の符号を付す。
【0017】図2の構成では、吐出弁3と、シール材4
の使用時に鉛直方向上側となる位置の室空間とは、略直
線状の流路7で接続されている。
の使用時に鉛直方向上側となる位置の室空間とは、略直
線状の流路7で接続されている。
【0018】この構成によれば、吐出工程でプランジャ
1が図の左方に押されたときには、図のAの位置にある
室空間に気泡が生じていたとしても、この気泡は流路7
から吐出弁3側に押し出されるので、気泡を排除するこ
とができ、以て従来のように流量損が生じることを防止
することができる。
1が図の左方に押されたときには、図のAの位置にある
室空間に気泡が生じていたとしても、この気泡は流路7
から吐出弁3側に押し出されるので、気泡を排除するこ
とができ、以て従来のように流量損が生じることを防止
することができる。
【0019】以上、本発明の実施形態について説明した
が、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、
種々の変形が可能である。例えば、吐出弁3と、シール
材4の使用時に鉛直方向上側となる位置の室空間とを接
続する流路は上記実施形態の構造に限るものではなく、
吐出工程で気泡が吐出弁側に排出できる構造であればよ
いものである。
が、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、
種々の変形が可能である。例えば、吐出弁3と、シール
材4の使用時に鉛直方向上側となる位置の室空間とを接
続する流路は上記実施形態の構造に限るものではなく、
吐出工程で気泡が吐出弁側に排出できる構造であればよ
いものである。
【図1】 本発明に係る定量送液ポンプの第1の実施形
態を示す断面図である。
態を示す断面図である。
【図2】 本発明に係る定量送液ポンプの第2の実施形
態を示す断面図である。
態を示す断面図である。
【図3】 従来の定量送液ポンプの構成例を示す断面図
である。
である。
1…プランジャ、2…吸入弁、3…吐出弁、4…自己シ
ール型シール材、6、7…流路。
ール型シール材、6、7…流路。
Claims (1)
- 【請求項1】 液の吸入、吐出を行うためのプランジャ
を自己シール型シール材でシールしてなる定量送液ポン
プにおいて、液を吐出するための流路が、自己シール型
シール材の使用時に鉛直方向上側となる位置の室空間近
傍に形成されてなることを特徴とする定量送液ポンプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8314420A JPH10159750A (ja) | 1996-11-26 | 1996-11-26 | 定量送液ポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8314420A JPH10159750A (ja) | 1996-11-26 | 1996-11-26 | 定量送液ポンプ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10159750A true JPH10159750A (ja) | 1998-06-16 |
Family
ID=18053141
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8314420A Pending JPH10159750A (ja) | 1996-11-26 | 1996-11-26 | 定量送液ポンプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10159750A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001066947A1 (fr) * | 2000-03-06 | 2001-09-13 | Hitachi, Ltd. | Systeme de distribution de liquide et dispositif associe |
JP2009121483A (ja) * | 2003-01-10 | 2009-06-04 | Teledyne Isco Inc | 溶媒と溶質の混合を促進する方法およびその装置 |
JP2014508940A (ja) * | 2011-03-10 | 2014-04-10 | ウオーターズ・テクノロジーズ・コーポレイシヨン | ポンプヘッドの出口ポート |
EP3327434A1 (en) | 2016-11-29 | 2018-05-30 | Spark Holland B.V. | High or ultra high performance liquid chromatography pump |
CN108302029A (zh) * | 2018-03-22 | 2018-07-20 | 苏州英赛斯智能科技有限公司 | 一种输液泵及液相色谱系统 |
EP2702271B1 (en) * | 2011-04-25 | 2020-02-12 | Waters Technologies Corporation | High pressure pump with reduced seal wear |
-
1996
- 1996-11-26 JP JP8314420A patent/JPH10159750A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001066947A1 (fr) * | 2000-03-06 | 2001-09-13 | Hitachi, Ltd. | Systeme de distribution de liquide et dispositif associe |
JP2009121483A (ja) * | 2003-01-10 | 2009-06-04 | Teledyne Isco Inc | 溶媒と溶質の混合を促進する方法およびその装置 |
JP2014508940A (ja) * | 2011-03-10 | 2014-04-10 | ウオーターズ・テクノロジーズ・コーポレイシヨン | ポンプヘッドの出口ポート |
EP2684386B1 (en) * | 2011-03-10 | 2017-11-29 | Waters Technologies Corporation | Pump head outlet port |
EP2702271B1 (en) * | 2011-04-25 | 2020-02-12 | Waters Technologies Corporation | High pressure pump with reduced seal wear |
EP3327434A1 (en) | 2016-11-29 | 2018-05-30 | Spark Holland B.V. | High or ultra high performance liquid chromatography pump |
US10690132B2 (en) | 2016-11-29 | 2020-06-23 | Spark Holland B.V. | Liquid chromatography pump having diversion conduit for air evacuation |
CN108302029A (zh) * | 2018-03-22 | 2018-07-20 | 苏州英赛斯智能科技有限公司 | 一种输液泵及液相色谱系统 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040512 |