JP3013237U - 電子機器用ケースのカバー開閉構造 - Google Patents

電子機器用ケースのカバー開閉構造

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JP3013237U
JP3013237U JP1994017183U JP1718394U JP3013237U JP 3013237 U JP3013237 U JP 3013237U JP 1994017183 U JP1994017183 U JP 1994017183U JP 1718394 U JP1718394 U JP 1718394U JP 3013237 U JP3013237 U JP 3013237U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 長期間の使用によってもカバーの固定力が低
下しない電子機器用ケースのカバー開閉構造を提供す
る。 【構成】 ケース本体1の前面部3の一部をなすカバー
前部8と、該カバー前部8の両側から延出してケース本
体1の左右両側面部4,4の外側に配したカバー側部9
とから構成される略横断面コ字状のカバー体2を、その
カバー側部9においてケース本体1の側面部4に一対の
支軸13で回転自在に軸支した電子機器用ケースのカバ
ー開閉構造において、カバー体2のカバー前部8には、
カバー体2の回転動作に伴ってケース本体1の内部に出
入自在とされる係止部10をカバー前部8の上記支軸1
3側の端部を延出させることにより設ける。ケース本体
1の内部の係止部10の回転軌道上には、弾性板7を片
持ち状に設ける。弾性板7には、係止部10が係脱自在
に係止される係止凹部12を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、任意の電子機器を収納する電子機器用ケースのカバー開閉構造に関 する。
【0002】
【従来の技術】
一般に電子機器用ケースにおいては、各種のケーブルを接続したり、電子機器 の特性を調整するために、ケース本体にカバー体を回転自在に取付けてある。 従来、このような電子機器用ケースにおけるカバーの開閉構造は、カバー体の 側部の内側に突起を設けると共に、ケース本体の側部の上記突起と対応する箇所 に孔部を設けていた。そして、カバー体を開いた時にその突起をケース本体の孔 部に係止させて、カバー体の固定を行うようにしていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし従来のこのような電子機器用ケースのカバー開閉構造は、カバー体にケ ース本体の孔部に係止させる突起を設けていたので、カバー体を回転させる毎に 、このカバー体に伴って回転する突起がケース本体の側部に擦れていた。 従って、長期間使用した場合には、突起自体が摩耗してケース本体の孔部に係 止させることができなくなり、その結果としてカバー体の固定が非常に不安定な ものとなるという問題があった。 また突起によってケース本体の側部にキズ付き、このキズがカバー体を開いた 状態においては露出するため、非常に見栄えが悪かった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
このような従来の電子機器用ケースのカバー開閉構造における問題点を解決す るために上記請求項1に記載の本考案は、ケース本体の前面部の一部をなすカバ ー前部と、該カバー前部の両側から延出して上記ケース本体の左右両側面部の外 側に配したカバー側部とから構成される略横断面コ字状のカバー体を、そのカバ ー側部において上記ケース本体の側面部に一対の支軸で回転自在に軸支した電子 機器用ケースのカバー開閉構造において、上記カバー体のカバー前部には、上記 カバー体の回転動作に伴って上記ケース本体の内部に出入自在とされる係止部を 上記カバー前部の上記支軸側の端部を延出させることにより設け、上記ケース本 体の内部の上記係止部の回転軌道上には、弾性板を片持ち状に設け、上記弾性板 には、上記係止部が係脱自在に係止される係止凹部を設けたことを特徴として構 成されている。
【0005】 また上記請求項2に記載の本考案は、上記請求項1に記載の本考案において、 上記カバー体のカバー前部を上記ケース本体の前面部に突合わせるように配する と共に、カバー側部の上端部で上記カバー前部側の近傍において上記カバー体を ケース本体に軸支したことを特徴として構成されている。 さらに上記請求項3に記載の本考案は、上記請求項1又は2に記載の本考案に おいて、上記カバー体の係止部を短板状とし、上記ケース本体の弾性板の係止凹 部を上記支軸の近傍に配したことを特徴として構成されている。 さらにまた上記請求項4に記載の本考案は、上記請求項1及至3に記載の本考 案において、上記カバー体の係止部を上記カバー前部の全幅に渡り設けたことを 特徴として構成されている。
【0006】 そして上記請求項5に記載の本考案は、上記請求項1及至4に記載の本考案に おいて、上記ケース本体の内部の弾性板を、上記ケース本体に納めた機器本体の 外側板たる操作板を上記ケース本体の前面部側に突出させることにより設けたこ とを特徴として構成されている。 そしてまた上記請求項6に記載の本考案は、上記請求項1及至5に記載の本考 案において、上記支軸をネジにて形成し、該ネジの頭部を介して上記カバー体を 上記ケース本体に回転自在に軸支したことを特徴として構成されている。 また上記請求項7に記載の本考案は、上記請求項1及至6に記載の本考案にお いて、上記ケース本体の側面部の外側には閉蓋時に上記カバー体のカバー側部を 締付けるための固定ネジを設け、上記カバー体のカバー側部には上記側面部の固 定ネジが挿通自在となる切欠き部を設け、上記カバー側部の切欠き部の開放側の 近傍には該切欠き部に挿通した上記固定ネジに係止される突起を設けたことを特 徴として構成されている。
【0007】
【作用】
上記のように構成された電子機器用ケースのカバー開閉構造によれば、カバー 体を回転させることに伴って係止部がケース本体の内部に入る。そして係止部が ケース本体の内部に配された弾性板を押しのけながら係止凹部に係止して弾性的 に固定される。この係止部は若干の摩耗が生じても弾性板の弾性力により確実に 固定される。 また閉蓋時にはカバー前部と前面部との突合せ部によって機器本体が覆われ、 開蓋時にはカバー前部に前面部が当接状となってやはり機器本体が覆われる。従 って、ケース本体とカバー体との接触部が常に覆われ、外部に露出しない。 さらに開蓋時には短板状の係止部が支軸の近傍で係止凹部に係止する。従って 係止部がケース本体の内部に深く入り込むことがない。
【0008】 さらにまた幅広の係止部が係止凹部に係止することとなり、大きい固定力で固 定される。 しかもケース本体に納められた機器本体の操作板を突出させて弾性板が形成さ れており、操作板と弾性板との兼用化が図られる。 しかもまた支軸をネジにて形成し、該ネジの頭部を介してカバー体をケース本 体に回転自在に軸支させたことにより、電子機器内で使用している他のネジと同 じものを支軸として使用することができる。 また閉蓋時にはカバー体のカバー側部の切欠き部にケース本体の側面部の固定 ネジが挿通し、この固定ネジにカバー側部の突起が係止して、固定ネジの締付け が若干緩いような場合でもカバー体を開蓋不能とする。
【0009】
【実施例】
以下、本考案たる電子機器用ケースのカバー開閉構造の一実施例について図面 を参照して詳細に説明する。図1は本実施例の閉蓋時の全体斜視図、図3は本実 施例の開蓋時の全体斜視図である。 これら各図において本実施例は、ケース本体1と、該ケース本体1に一対の支 軸11で回転自在に軸支されたカバー体2とから構成されている。 なおケース本体1やカバー体2は、薄鋼板や合成樹脂板にて成形される。
【0010】 上記ケース本体1は前面部3、左右の両側面部4,4、上面部5及び背面部6 から形成される箱体で、図3に示すように、その内部空間に各種の増幅器や計測 器の如き任意の電子機器の本体たる機器本体20が納められている。 ここで、上記ケース本体1の前面部3は上記機器本体20の略半分程度の高さ を有するもので、上記機器本体20の前面のうちの略半分程度を覆っている。 従って、この機器本体20の前面のうちの上記前面部3によって覆われていな い部分は、該ケース本体1から露出している。具体的には機器本体20の前面に は任意の操作ツマミが突設された操作板21が設けられており、この操作板21 がケース本体1から露出している。 また機器本体20の下面側も上記ケース本体1によっては覆われておらず、こ の機器本体20に設けられた各種接続端子が露出している。
【0011】 一方、上記ケース本体1に軸支された上記カバー体2は、カバー前部8とカバ ー側部9とから略横断面コ字状に構成されている。 上記カバー前部8は、カバー体2の閉蓋時には実質的に前面部3の一部をなす ものであり、閉蓋時に機器本体20の前面が略覆われるように配されている。 すなわち上記カバー前部8は、上記機器本体20の前面のうちのケース本体1 の前面部3の設けられていない部分の略全面を覆うように配されている。つまり 上記カバー前部8は、上記ケース本体1の前面部3と略同幅の部材で、この前面 部3に突合わせるように配され、閉蓋時に上記ケース本体1の前面部3と略面一 状とされている。
【0012】 上記カバー側部9は、上記カバー前部8の両側部を上記ケース本体1の側部4 に沿うように延出させて形成したものである。 このカバー側部9は、上記前面部3側の端部9aにおいて、上記側面部4に上 記支軸13を介して軸支されており、このようにカバー側部9が軸支されること により、カバー体2全体がケース本体1に回転自在に軸支されている。 なお上記支軸13はネジにて形成されている。そしてカバー側部9の支軸部に ネジの頭部の幅だけ穴を開け、カバー体2はネジの頭部を介してケース本体1に 回転自在に軸支される構成としている。
【0013】 また上記ケース本体1の側面部4の外側には、図2・4に示すように、上記前 面部3の上方の両側部を折曲げて係止した補強部17が配されており、この補強 部17の下方端部と上記カバー側部9の端部9aとは互いに干渉してカバー体2 の回転を妨げることのないように、曲面形状とされている。 特に本実施例においては、図5〜7に示すように、上記カバー前部8の上記前 面部3側の端部近傍において上記カバー側部9を軸支してあり、開蓋時に前面部 3のカバー前部8側の端部がカバー前部8に略当接して、カバー前部8と前面部 3との間から機器本体20が露出しないようにしてある。
【0014】 上記カバー体2のカバー前部8には、上記カバー体2の回転動作に伴って上記 ケース本体1の内部に出入される係止部10が設けられている。 この係止部10は、上記カバー前部8の上記支軸13側の端部を上記ケース本 体1の前面部3側に延出させて形成したものである。 この係止部10は、上記カバー前部8の長手方向の複数箇所に断続的に設けら れてもよいものであるが、特に本実施例においては、図10に示すように、上記 カバー前部8の略全幅に渡って設けられており、より大きな係止力が生じるよう にされている。
【0015】 一方、上記ケース本体1には弾性板7が片持ち状に設けられている。 この弾性板7は上記カバー前部8の係止部10に略対応した幅を有するもので 、上記ケース本体1の内部のうち、上記係止部10が上記カバー体2に伴って回 転した場合の回転軌道上に配されている。 また弾性板7は、その一部を上記ケース本体に固定されると共に、他の部分を 非固定とされるもので、この非固定とされた部分を押圧されることにより自由に 撓むような片持ち状に設けられている。 具体的には、図10に示すように、上記機器本体20の操作板21を上記ケー ス本体1の前面部3側に突出させることにより上記弾性板7を設けてある。この ように操作板21を突出させて上記弾性板7とすることにより、弾性板7の形成 ・取付作業が簡易化できる。 なお弾性板7は必ずしも操作板21を突出させて設ける必要はなく、操作板2 1とは全く別体の板部材として設けてもよい。すなわち弾性板7は、上記係止部 10の回転軌道上に配されたものであれば同様である。
【0016】 この弾性板7には、上記係止部7が係脱自在に係止される係止凹部12を設け てある。 この係止凹部12は、上記弾性板7のうち、上記係止部10が上記カバー体2 の回転動作に伴って回転した場合の回転軌道上に在する部分に形成される。 本実施例においては、上記したように上記係止部10を上記カバー前部8の略 全幅に形成してあるので、この係止部10の回転軌道に応じて、上記弾性板7の 略全幅に渡る凹部として上記係止凹部12が形成されている。 なお係止凹部12は弾性板7の端部でなく若干下側に形成されており、この弾 性板7よりも上記ケース本体1の前面部3側には弾性板7の端部片たる水平片1 8が設けられている。
【0017】 上記したような構造により開蓋時におけるカバー体2の固定がなされるが、こ のカバー体2は開蓋時だけでなく閉蓋時においても、以下説明する構造により確 実に固定される。 すなわち上記ケース本体1の左右の両側面部4,4には、図8・9に示すよう に閉蓋時に上記カバー体2のカバー側部9を締付けるための固定ネジ16が、閉 蓋時におけるカバー側部9とケース本体1の側面部4,4の交わり合う位置に設 けられている。 また上記カバー体2のカバー側部9には上記側面部4の固定ネジ16が挿通自 在となる長孔状の切欠き部14が設けられており、閉蓋時に固定ネジ16を切欠 き部14に挿通させ締めつけることで、カバー側部9を固定できる。
【0018】 さらに上記切欠き部14の開放側の近傍には閉蓋時に締付け状態にある上記固 定ネジ16の頭部に係止する突起15を設けてある。 この突起15は、上記切欠き部14の近傍の上記固定ネジ16が挿通する側、 つまり切欠き部14の開放側に複数設けられるもので、カバー側部9上に半球状 に突出させて形成されている。 この突起15の高さは、閉蓋時に締付け状態にある上記固定ネジ16の頭部に 係止される程度の高さに構成されている。すなわち固定ネジ16が完全に緩んだ 状態の時には該固定ネジ16の頭部と上記カバー側部9との間を通過しカバー体 2を開蓋することができるが、一方、固定ネジ16が締付けられた状態や若干緩 んだ状態の時には上記突起15が該固定ネジ16の頭部に係止されカバー体2を 開蓋不能とする。従って、固定ネジ16が、完全に緩められていない限り、カバ ー体2は固定される。
【0019】 次に、本実施例における上記カバー体2の開閉動作について説明する。 まず閉蓋時においては、図5に示すように、上記カバー体2のカバー前部8と 上記ケース本体1の前面部3とが略面一状とされている。また、上記係止部10 は、上記前面部3の下方に入込んでおり、該前面部3にほぼ沿う水平状とされて いる。上記固定ネジ16は締付け状態にあり、その頭部とケース本体1の側面部 4との間に上記カバー側部9が挟まれている。 この状態より上記固定ネジ16を緩め、上記カバー体2を回転させると、図6 に示すように、上記カバー前部8の上記前面部3側の端部は上記側面部4に形成 された切欠部11に入込む。また上記係止部10は、まず上記弾性板7の水平片 18に当接し、この水平片18を介して弾性板7を押圧する。よって弾性板7は 水平片18を介して上記係止部10から押圧されて内側にたわむ。
【0020】 さらに上記カバー体2を回転させ、上記ケース本体1に対して略直交状とすれ ば、図7に示すように、上記カバー前部8の上記前面部3側の端部は上記側面部 4の切欠部11に略完全に入り込む。そして上記カバー前部8は上記ケース本体 1の前面部3の上記カバー体2側の端部に当接する。 また同時に、上記係止部10は上記水平片18上を滑りつつ上記係止凹部12 に至り、この係止凹部12に嵌合される。最終的には、係止凹部12に嵌合され た係止部10が該係止凹部12を介して上記弾性板7から外側方向へ弾性押圧さ れて、カバー体2が下方へ不用意に回動しないように固定される。
【0021】 このようにカバー体2の回転動作に伴って係止部10が弾性板7と接触するが 、係止部10は上記弾性板7から常時押圧されているので、若干の摩耗が生じて も弾性板7の弾性力により確実にカバー体2を固定できる。 またカバー体2の係止部10をケース本体1の内部の係止凹部12に係止させ るようにしているため、開蓋時や開蓋時のいずれにもケース本体1とカバー体2 との接触部が外部に露出しないようにでき、接触により生じたキズを隠せて見栄 えを向上させることができる。 なおカバー体2が開蓋時から閉蓋時に至る場合には、詳細は省略するが、上記 説明したのと全く逆の動作が行われる。
【0022】
【考案の効果】
上記したように請求項1に記載の本考案は、カバー前部とカバー側部とから構 成されるカバー体をケース本体の側板に軸支した電子機器用ケースのカバー開閉 構造において、カバー体のカバー前部には係止部を設け、ケース本体には、その 内部の係止部の回転軌道上に弾性板を片持ち状に設け、弾性板には、係止部が係 脱自在に係止される係止凹部を設けたことにより、カバー体を回転させることに 伴って係止部が弾性板を押しのけながら係止凹部に係止して弾性的に固定される ので、若干の摩耗が生じても弾性板の弾性力により確実にカバー体を固定できる という効果がある。
【0023】 さらに請求項2に記載の本考案は、カバー体のカバー前部をケース本体の前面 部に突合わせるように配すると共に、このカバー側部の上端部で上記カバー前部 側の近傍においてカバー体をケース本体に軸支したことにより、閉蓋時にはカバ ー前部と前面部とにより機器本体が覆われると共に、開蓋時には上記カバー前部 に前面部が当接状となってやはり機器本体が覆われるので、ケース本体とカバー 体との接触部が外部に露出しないようにでき、接触により生じたキズを隠せて体 裁を向上させることができるという効果がある。
【0024】 さらにまた請求項3に記載の本考案は、カバー体の係止部を短板状とし、ケー ス本体の係止凹部を支軸の近傍に配したことにより、開蓋時に支軸の近傍で係止 部が係止凹部に係止してケース本体の内部に深く入り込むことがないので、ケー ス本体の内部空間を有効に利用でき従来と同等のケース容量を確保できる。
【0025】 しかも請求項4に記載の本考案は、カバー体のカバー前部の係止部をカバー前 部の全幅に渡り形成したことにより、幅広の係止部を介してカバー体を固定でき 、大きい固定力を生じさせることができてカバー体をより安定的に固定すること ができる。
【0026】 しかもまた請求項5に記載の本考案は、ケース本体の内部の弾性板を、ケース 本体に納めた機器本体の操作板をケース本体の前面部側に突出させることにより 設けたことにより、機器本体の操作板と弾性板とを兼用化でき、弾性板の形成・ 取付作業が簡易化できる。
【0027】 しかもまた請求項6に記載の本考案は、支軸をネジにて形成し、該ネジの頭部 を介してカバー体をケース本体に回転自在に軸支したことにより、電子機器内で 使用している他のネジと同じものを支軸として使用することができ、ネジを共用 化できる。
【0028】 さらに請求項7に記載の本考案は、ケース本体の側面部には固定ネジを設け、 カバー体のカバー側部には切欠き部を設け、カバー側部の切欠き部の開放側の近 傍には固定ネジに係止される突起を設けたことにより、閉蓋時に固定ネジの締付 けが若干緩いような場合でも該固定ネジの頭部にカバー側部の突起が係止してカ バー体を開蓋不能とし、固定ネジの締付け状態によらずカバー体を確実に固定で きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の閉蓋時における全体斜視図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】開蓋時における全体斜視図である。
【図4】図3の側面図である。
【図5】閉蓋時における要部側面図である。
【図6】半開蓋時における要部側面図である。
【図7】開蓋時における要部側面図である。
【図8】閉蓋時における固定ネジ周辺の側面図である。
【図9】開蓋時における固定ネジ周辺の側面図である。
【図10】図1の分解斜視図である。
【符号の説明】
1 ケース本体 2 カバー体 3 前面部 4,4 側面部 5 上面部 6 背面部 7 弾性板 8 カバー前部 9 カバー側部 9a 端部 10 係止部 11 切欠部 12 係止凹部 13 支軸 14 切欠部 15 突起 16 固定ネジ 17 補強板 18 水平板 20 機器本体 21 操作板

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケース本体の前面部の一部をなすカバー
    前部と、該カバー前部の両側から延出して上記ケース本
    体の左右両側面部の外側に配したカバー側部とから構成
    される略横断面コ字状のカバー体を、そのカバー側部に
    おいて上記ケース本体の側面部に一対の支軸で回転自在
    に軸支した電子機器用ケースのカバー開閉構造におい
    て、 上記カバー体のカバー前部には、上記カバー体の回転動
    作に伴って上記ケース本体の内部に出入自在とされる係
    止部を上記カバー前部の上記支軸側の端部を延出させる
    ことにより設け、 上記ケース本体の内部の上記係止部の回転軌道上には、
    弾性板を片持ち状に設け、 上記弾性板には、上記係止部が係脱自在に係止される係
    止凹部を設けたことを特徴とする電子機器用ケースのカ
    バー開閉構造。
  2. 【請求項2】 上記カバー体のカバー前部を上記ケース
    本体の前面部に突合わせるように配すると共に、上記カ
    バー側部の上端部で上記カバー前部側の近傍において上
    記カバー体をケース本体に軸支したことを特徴とする上
    記請求項1に記載の電子機器用ケースのカバー開閉構
    造。
  3. 【請求項3】 上記カバー体の係止部を短板状とし、上
    記ケース本体の弾性板の係止凹部を上記支軸の近傍に配
    したことを特徴とする上記請求項1又は2に記載の電子
    機器用ケースのカバー開閉構造。
  4. 【請求項4】 上記カバー体の係止部を上記カバー前部
    の全幅に渡り設けたことを特徴とする上記請求項1及至
    3に記載の電子機器用ケースのカバー開閉構造。
  5. 【請求項5】 上記ケース本体の内部の弾性板を、上記
    ケース本体に納めた機器本体の外側板たる操作板を上記
    ケース本体の前面部側に突出させることにより設けたこ
    とを特徴とする上記請求項1及至4に記載の電子機器用
    ケースのカバー開閉構造。
  6. 【請求項6】 上記支軸をネジにて形成し、該ネジの頭
    部を介して上記カバー体を上記ケース本体に回転自在に
    軸支したことを特徴とする上記請求項1及至5に記載の
    電子機器用ケースのカバー開閉構造。
  7. 【請求項7】 上記ケース本体の側面部の外側には閉蓋
    時に上記カバー体のカバー側部を締付けるための固定ネ
    ジを設け、上記カバー体のカバー側部には上記側面部の
    固定ネジが挿通自在となる切欠き部を設け、上記カバー
    側部の切欠き部の開放側の近傍には該切欠き部に挿通し
    た上記固定ネジに係止される突起を設けたことを特徴と
    する上記請求項1及至6に記載の電子機器用ケースのカ
    バー開閉構造。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013065245A (ja) * 2011-09-20 2013-04-11 Denso Wave Inc セキュリティ装置

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