JP3012506B2 - ブレージングシート - Google Patents
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Description
ートおよび芯シートの少なくとも一面上にある主要合金
元素としてケイ素を有するアルミニウム合金のブレージ
ング層を有するブレージングシートに関する。本発明は
さらにそのようなブレージングシートの製造方法および
ブレージングシートからの組み立て体の製造方法、並び
にこのようにして製造される組み立て体にも関する。
(brazing sheet)は知られておりそして
製品の中ではとりわけ自動車のラジエーター用に使用さ
れる。ノコロク(Nocolok)および真空ブレージ
ング法として知られる2種のブレージング(ろう付け)
方法が一般的でありそしてそれらをここで記載する必要
はない。そのようなブレージングはブレージング層のア
ルミニウムケイ素合金により決められる約600℃の温
度で行われる。
ブレージングシートはAA 3005タイプのアルミニ
ウム合金芯物質および主要合金元素としてケイ素を有す
るアルミニウム合金のブレージング層からなる。芯物質
中の沈澱のケイ素に富んだ帯がブレージング中にブレー
ジング層から芯物質中へのケイ素の拡散によりブレージ
ング層と芯物質の間の界面近くで生成するため、このブ
レージングシートはブレージング後に良好な腐食耐性を
有する。EP−A−326 337で明記されている芯
物質中のケイ素に富んだ帯を得るための条件は、Si<
0.15%およびFe<0.40%という芯物質中のケ
イ素および鉄含有量の限定、並びにブレージングシート
が熱圧延前に均質化されず且つ熱圧延後に中間的な焼き
なましをされないというブレージングシートの製造方法
である。芯物質の銅含有量は約0.3%である(ここで
全ての組成量は重量%である)。
伏強度を有するが腐食耐性は保たれるEP−A−326
337のブレージングシートの改良が知られている。
この公報によると、EP−A−326 337のブレー
ジングシートのブレージング後の降伏強度は55MPa
であるがWO94/22633のブレージングシートは
54−85MPaの範囲のブレージング後降伏強度を有
する。これは0.6%の銅含有量において得られるが、
腐食耐性を維持するためにはケイ素含有量は<0.15
%に保たれる。
よび空気汚染を減少させなければならない。これに関し
ては、改良された強度性質を有する比較的薄いブレージ
ングシートにより自動車のラジエーターの重量および寸
法並びにそれらの冷却流体含有量を減少させなければな
らない。
知のアルミニウム合金はあるが、本出願人はそれらがブ
レージングシートの芯物質として使用される時には腐食
耐性の条件に合わないと信じる。
文献は下記の通りである。
のアルミニウム芯を有するブレージング物質を明記して
いる: Mn 0.3−1.5 Cu 0.2−0.9 Mg 0.2−0.5 Si 0.2−1.0 Fe 0.1−0.7 Ti 0.1−0.3 場合によりZr 0.05−0.2 場合によりCr 0.05−0.2 残り Al。
ージング層すなわち充填剤層を有し、そしてそれは他の
面上にAl−Zn−Mgの犠牲アノード層を有し、その
目的は水と接触した時に芯層の腐食を減じることであ
る。犠牲アノード層中へのMgの混在によりブレージン
グ中にMgが芯の中に拡散するのが可能となる。芯中の
Mg含有量はブレージング層中へのその拡散を防止する
ために一般的には低水準である。ブレージング物質(b
razing material)は熱圧延および冷圧
延の間の中間的な焼きなまし段階を用いて製造される。
ド層を有する同様なブレージングシートを記載してい
る。芯物質は下記の組成を有する: Si 0.05−0.8 Fe 0.05−0.6 Cu 0.1−1.0 Mn 0.6−1.6 Mg 0.05−0.5 場合によりCr、Zr、Ti 各々≦0.3 残り Al。
ための芯物質中での金属間化合物の生成を論じている。
推測するに金属間化合物の生成を確実にするために、シ
ート製造において均質化および焼きなましが使用され
た。芯からこの層へのMgの拡散を防止するために、
1.5%までのMgを犠牲アノード層に加えることがで
きると述べられている。
ム合金芯上のAl−Zn−Mgの犠牲アノード層を有す
るブレージングシートを記載しているが、場合により芯
はその代わりに両面上にブレージング層を有していても
よい。芯合金の組成は Cu 0.1−0.6 Mg 0.2−0.6 Mn 0.3−1.5 Si 0.3−0.6 場合によりZr、Cr、Ti 残り Al である。この発明に関すると、犠牲アノード層が存在し
ない二つの例では芯中の(Cu+Mg)は各々0.48
および0.40であると述べられている。均質化および
焼きなまし段階は両者ともシートの製造に含まれる。
成を有するブレージング物質用の芯合金を記載してい
る: Ti 0.11−0.30 Mn 0.3−1.5 Cu 0.4−0.6 Fe ≦0.7 Si ≦0.8 Mg ≦1.5 残り Al。
るための比較的高水準のTiの混在である。実施例で
は、芯合金は熱圧延前に均質化されそして中間的な焼き
なましが熱および冷圧延間で行われた。
レージング物質用の芯合金を記載している。組成は Fe 0.1−0.7(好適な組成0.2−0.5) Mn 1−1.5 Si 0.2−0.5(好適な組成0.2−0.4) Cu 0.2−0.5(好適な組成0.25−0.
5) Mg ≦0.5 Ni 0.4−1.0 Cr ≦0.5 Zr ≦0.4 Ti 0.01−0.1 V ≦0.4 他の合計 0.15 残り Al である。好適な組成では、(Cu+Mg)は0.4−
0.8である。一つの例では(Cu+Mg)は0.6で
あり、他の例では0.65である。他の二つの例ではM
gは<0.05である。この文献は450−550℃に
おける高温のブレージング後処理を提案している。製造
方法は熱圧延前の均質化を含む。
ング後熱処理を記載している。実施例では、芯物質中の
CuおよびSi水準は低い。
ウム合金芯物質上にMgを含有する犠牲アノード層を有
するブレージング物質を開示する他の文献である。芯物
質は 組成 Mn 0.3−2.0 Cu 0.25−0.8 Si 0.2−1.0 Mg ≦0.5 Ti ≦0.35 残り Al を有する。犠牲アノード層はMg1.2−2.5および
Si0.2−0.8を含有する。犠牲アノード層中のM
gがブレージング中に芯の中に拡散すると述べられてい
る。
質および同時に良好な腐食耐性を与えるアルミニウム合
金芯およびアルミニウム合金ブレージング層を有するブ
レージングシートを提供することである。
り高いブレージング後強度および高い腐食耐性を有する
ブレージングシートが犠牲アノード層の必要なしに得ら
れるという発見に基づく。さらに、本発明のシートはブ
レージング後熟成(post−brazing age
ing)を受けて非常に高い強度水準を得る。シートの
製造方法は重大な役割も演じる。
から製造される芯シートおよびその少なくとも一面上に
ある主要合金元素としてケイ素を含有するアルミニウム
合金のブレージング層を有するブレージングシートであ
って、但し該ブレージングシートは犠牲アノード層がな
いものであり、ここで芯シートのアルミニウム合金が Mn 0.7−1.5 Cu 0.2−2.0 Mg 0.1−0.6 Si 0.2−1.0 Fe 0.8まで 残りの量のAlおよび不可避の不純物を含み、そして更
に Ti <0.1 Cr 0.35まで Zrおよび/またはV 合計0.25までを含んでい
てもよい、の組成(重量%)を有し、但し条件として
(Cu+Mg)>1.0であり、そして該芯シートのア
ルミニウム合金はその鋳造後で、1つもしくはそれ以上
の該ブレージング層を該芯シートに付加した後に行なわ
れる熱圧延の前に均質化処理にかけられないものであ
る、そしてブレージングシートがブレージングおよびブ
レージング後熟成の後に少なくとも70MPaの0.2
%降伏強度を得ることができるブレージングシートが提
供される。熟成後のこの高い降伏強度がSWAAT(A
STM G85)腐食試験で測定される良好なブレージ
ング後腐食耐性と組み合わされることが本発明の重要な
特徴である。SWAAT試験により測定される腐食耐性
は少なくとも24または25日間(600時間)であり
得る。
のブレージング後降伏強度は熟成後に特に高い。同時に
驚異的なことにブレージングシートは良好な腐食耐性も
有する。このことは全ての金属学的予測に反しておりそ
して当技術の現状で発表される意見(例えばEP−A−
326 337およびWO94/22633)とも反対
であり、後者によると腐食耐性を得るには0.15%よ
り少ない低いケイ素含有量が指定される。
g)は好適には>1.0、そして特に好適には>1.2
である。それによりノコロクブレージング後に良好な腐
食耐性が得られるだけでなく、真空ブレージング後にも
得られる。腐食耐性に関してはCu≧0.65であるこ
とが好ましい。
20、より好適には≧0.30そして最も好適には≧
0.40である。Siに関する適切な最大値は1.0で
ある。
追加改良を得るため、場合によりCr、Zrおよび/ま
たはV、例えば約0.3%のCrおよび約0.1%のZ
rが芯物質の組成中に存在する。
めに0.15まで存在できるが、好適には0.1以下そ
してより好適には0.05以下である。
に存在するが、本発明では0.8をそして好適には0.
4を越えるべきでない。
下の量で存在していることもある。
り、少量の他の元素も許容される。一般的にはそのよう
な元素は各々0.05以下で且つ合計0.15以下で存
在する。
レージングおよび熟成(ageing)後に少なくとも
70MPaの0.2%降伏強度を与えることができる。
典型的にはブレージングは約600℃において行われ、
そしてこの降伏強度を得るための典型的な熟成方法は
(i)100時間または1000時間もしくはそれ以上
にわたる自然熟成および(ii)約165℃における少
なくとも10時間にわたる人工的熟成である。熟成は以
下でさらに論じられる。
積層を有する。ブレージング層は芯シートの一面または
両面上に存在でき、そして当技術で既知の適当なSi−
含有アルミニウム合金ブレージング層(充填剤層)であ
ってよい。そのような層は5−14%のSiを含有して
もよい。これらは一面上のブレージング層および他の面
上の別の積層であってもよい。Mgはこれらの積層には
存在していなくてもよく、または存在するならMgはブ
レージング中に芯シート中へのMgの泳動を生ずるのに
不十分な量であってもよい。芯シートを強化するための
そのような泳動は上記の先行技術の特徴であるが、本発
明では芯シートがすでに十分な強度を有するため必要な
い。
好ましくは芯シートの合金はその鋳造後に1つもしくは
それ以上のブレージング層の付加後に行われる熱圧延の
前に均質化を受けない鋳造物質(cast−mater
ial)である。好ましくはシートは芯シートに対する
1つもしくはそれ以上のブレージング層の付加後の熱圧
延および冷圧延間で中間的な焼きなまし段階を受けな
い。
アルミニウム合金芯物質のシートに付加し、 (iii)該アルミニウム合金芯物質および1つもしく
はそれ以上の該ブレージング層を熱圧延し、 (iv)段階(iii)からの熱圧延された生成物を冷
圧延する段階を含んでなり、ここで該段階(i)および
(ii)の間で該アルミニウム合金芯物質を均質化処理
にかけずそして該段階(iii)および(iv)の間で
該生成物を焼きなまし処理にかけない、上記のブレージ
ングシートの製造方法が提供される。
れている複数の部品を成形し、 (ii)部品を組み立てて組み立て体にし、そして (iii)組み立て体をブレージングする段階を含んで
なり、ここで (iv)ブレージングシートから製造された1つもしく
はそれ以上の部品が少なくとも部分的に上記の本発明に
従うブレージングシートから製造されており、そして (v)組み立て体を段階(iii)のブレージング後に
熟成にかける、ブレージングシートを使用して組み立て
体を製造する方法を提供する。
ってもおよび/または好適には100−250℃の範囲
の高温における人工的熟成であってもよい。
ける85MPa以上のブレージング後0.2%降伏強度
を生ずることができる。3ヶ月間の自然熟成期間がこの
ためには典型的である。
200MPaの水準のブレージング後0.2%降伏強度
を生ずることができる。
めに利用できる炉の観点からすると、好適には人工的熟
成は1−100時間の範囲の期間にわたり行われる。人
工的熟成前にブレージング後に少なくとも4日間遅らす
ことが推奨される。
10−100時間の範囲の期間にわたりまたは同様な熟
成効果を与える時間と温度の同等な組み合わせで行われ
る。
もたらす。特に、本発明は10〜100時間の範囲の時
間にわたる600℃におけるブレージングおよび165
℃におけるブレージング後熟成の後に600℃における
ブレージング直後の0.2%降伏強度の少なくとも2倍
の0.2%降伏強度を得ることができるブレージングシ
ートを与えることができる。
これを引き起こす元素(Mg、Si、Cu)がブレージ
ング方法の完了後に固溶体中に存在すべきであることが
望ましいようである。ブレージング後に、生成物が非常
にゆっくり冷却されるなら、これらの元素は粗大粒子の
中に沈澱してしまい、自然または人工的熟成はないであ
ろう。冷却速度が早くなればなるほど、これらの元素は
溶液の中にたくさん保有され、従って自然および人工的
熟成に対する物質の応答が高くなるであろう。
気中でブレージング温度から冷却されるかまたは自然空
気冷却より速く冷却される。しかしながら、水による冷
却はブレージングされた成分にとって実用的でない。
ブレージングシートから製造される部品が該熟成後に8
5MPaより大きい0.2%降伏強度を有するような本
発明に従い製造される組み立て体でも具体化される。
り添付図面を参照しながら記載する。
重量%の組成で製造した。
P−A−326 337から知られている組成内であ
り、そしてこのタイプの合金C5およびC7はWO94
/22633から知られている。
面上に9.0−11.0ケイ素を主要合金生成用元素と
して有するAA 4045タイプのアルミニウム合金を
積層し、中間的な焼きなましを行わずに熱圧延および冷
圧延して0.39mmの厚さにした。その後、ブレージ
ングシートを一般的な方法でノコロクおよび真空ブレ ー
ジング法にかけた。ブレージング後に、サンプルを周囲
温度の空気中で冷却した。
ングシートのブレージング後0.2%降伏強度を示す。
EP−A−326 337の範囲内に入る合金C1およ
びC3は55−65MPaの範囲の降伏強度を有する。
WO94/22633に記載されている55MPaの値
が合金C1により確認された。WO94/22633の
範囲内に入る合金C5およびC7は65−85MPaの
範囲の降伏強度を有する。これによりWO94/226
33に記載されている値が確認された。合金C4、C6
およびC8は自然熟成後に85MPa以上の降伏強度を
有し、C8は約115MPaまで上昇した。
けるブレージング後0.2%降伏強度を示す。人工的熟
成はこの場合には3ヶ月間自然熟成した試験片に対して
適用された(しかし人工的熟成前の自然熟成期間は人工
的熟成により得られる変化を意義あるほど変化させな
い)。合金C1、C3、C5、C7およびC2は熟成効
果を全くまたはほとんど示さない。合金C4、C6およ
びC8は相当な熟成効果を示す。165℃での人工的熟
成に関しては、100MPa以上の0.2%降伏強度が
得られる。C8は10−100時間の範囲の時間におい
て人工的に熟成されたブレージングシートに関して約2
30MPaの最大値を示す。熟成温度が高くなるにつれ
て、時間は短くなるであろう。製造業者は1日の桁での
量またはその分数の時間を適用することを望むかもしれ
ない。
ブレージング法の両者に適用される。
ブレージングされた状態でSWAAT(ASTM G8
5)腐食試験にかけた。目標寿命は600時間(25日
間)である。結果を表2に示す。
容可能な結果を示す。合金C2はベース物質中のその高
いケイ素含有量の観点から先行技術の開示から予測でき
る許容不能な結果を示す。しかしながら、最も驚くべき
ことに合金C4、C6およびC8はノコロクブレージン
グされた状態では少なくとも24日間の結果を、そして
CuおよびMgの両者が高い合金C8は真空ブレージン
グされた状態で少なくとも25日間の結果を有する。合
金C4およびC6は真空ブレージング後に、比較的低い
Cuまたは比較的低いMgのために、比較的良くない腐
食耐性を有する。Mgは真空ブレージングで蒸発する傾
向がある。
よび0.1%のZrを加えて試験合金を製造した。この
合金を実施例1と同じ方法で試験した。合金は良好な腐
食耐性を有していた。0.2%降伏強度は合金C8のも
のより約15MPa高かった。
熟成なしのブレージング後、(2)自然熟成後および
(3)165℃における人工的熟成後における、合金C
1−C8を有するブレージングシートの機械的性質の値
を示す。表は0.2%降伏強度(YS)、最終的引っ張
り強度(UTS)および破壊時の伸び(E)を与える。
度における性質(ピーク強度を得る時間は各々の合金に
関して異なる) ***180℃において120時間にわたり得られた
値、ピーク強度ではない(165℃における120時間
にわたり人工的熟成強度増加は起きなかった)。
発明に従い使用される芯物質を例えば約25日間のよう
な良好なブレージング後SWAAT腐食耐性を有する領
域が示されている。さらに合金C1およびC3を含むE
P−A−326 337の領域並びにC5およびC7を
含むWO94/22633の領域も示される。合金C2
は「良好な腐食耐性」の領域外である。
説明はしていない。沈澱のケイ素に富んだ帯が芯物質中
で形成されるかどうかはまだ確かでないが、製造中に均
質化を省くことが望ましいようである。
おりである。
る芯シートおよびその少なくとも一面上にある主要合金
元素としてケイ素を含有するアルミニウム合金のブレー
ジング層を有するブレージングシートであって、但し該
ブレージングシートは犠牲アノード層がないものであ
り、ここで芯シートのアルミニウム合金は Mn 0.7−1.5 Cu 0.2−2.0 Mg 0.1−0.6 Si ≧0.2 Fe 0.8まで残りの量のAlおよび不可避の不純物を含み、そして更
に Ti <0.1 Cr 0.35まで Zrおよび/またはV 合計0.25までを含んでいてもよい、 の組成(重量%)を有し、但し条
件として(Cu+Mg)>1.0であり、そして該芯シ
ートのアルミニウム合金はその鋳造後で、1つもしくは
それ以上の該ブレージング層を該芯シートに付加した後
に行なわれる熱圧延の前に均質化処理に かけられないも
のである、そしてブレージングシートがブレージングお
よびブレージング後熟成の後に少なくとも70MPaの
0.2%降伏強度を得ることができるブレージングシー
ト。
中のTiの量が0.1より少ない、上記1に記載のブレ
ージングシート。
中のTiの量が0.05より少ない、上記2に記載のブ
レージングシート。
中のFeの量が0.4より多くない、上記1〜3のいず
れかに記載のブレージングシート。
中のCuの量が0.65より少なくない、上記1〜4の
いずれかに記載のブレージングシート。
中で(Cu+Mg)>1.0である、上記1〜5のいず
れかに記載のブレージングシート。
中で(Cu+Mg)>1.2である、上記6に記載のブ
レージングシート。
中のSiの量が0.20より少なくない、上記1〜7の
いずれかに記載のブレージングシート。
中のSiの量が0.30より少なくない、上記8に記載
のブレージングシート。
成中のSiの量が0.40より少なくない、上記9に記
載のブレージングシート。
その鋳造後で1つもしくはそれ以上の該ブレージング層
を該芯シートに付加した後に行われる熱圧延の前に均質
化処理にかけられない、上記1〜10のいずれかに記載
のブレージングシート。
れ以上の該ブレージング層の付加後に、該ブレージング
物質を熱圧延にそして次に冷圧延にかけ、該熱および冷
圧延間で中間的な焼きなましを行わない、上記1〜11
のいずれかに記載のブレージングシート。
食試験で測定された良好なブレージング後腐食耐性を有
する、上記1〜12のいずれかに記載のブレージングシ
ート。
が少なくとも600時間である、上記13に記載のブレ
ージングシート。
び165℃における10〜100時間にわたるブレージ
ング後熟成の後にブレージング直後のその0.2%降伏
強度の少なくとも2倍の0.2%降伏強度を得ることが
できる上記1〜14のいずれかに記載のブレージングシ
ート。
鋳造し、 (ii)1つもしくはそれ以上の該ブレージング層を該
アルミニウム合金芯物質のシートに付加し、 (iii)該アルミニウム合金芯物質および1つもしく
はそれ以上の該ブレージング層を熱圧延し、 (iv)段階(iii)からの熱圧延された生成物を冷
圧延する段階を含んでなり、ここで該段階(i)および
(ii)の間で該アルミニウム合金芯物質を均質化処理
にかけずそして該段階(iii)および(iv)の間で
該生成物を焼きなまし処理にかけない、上記1〜15の
いずれかに記載のブレージングシートの製造方法。
グシートから製造されている複数の部品を成形し、 (ii)部品を組み立てて組み立て体にし、そして (iii)組み立て体をブレージングする段階を含んで
なり、ここで (iv)ブレージングシートから製造された1つもしく
はそれ以上の部品が少なくとも部分的に上記1〜15の
いずれかに記載のブレージングシートから製造されてお
り、そして (v)組み立て体を段階(iii)のブレージング後に
熟成にかける、ブレージングシートを使用して組み立て
体を製造する方法。
温度における人工的熟成を含んでなる、上記17に記載
の方法。
の期間にわたり行われる、上記18に記載の方法。
0−100時間の範囲の期間にわたりまたは同様な熟成
効果を与える時間と温度の同等な組み合わせで行われ
る、上記18または19に記載の方法。
トから製造された部品が該熟成後に85MPaより大き
い0.2%降伏強度を有する、上記17〜20のいずれ
かの記載に従い製造される組み立て体。
トから製造される部品が該熟成後に少なくとも100M
Paの0.2%降伏強度を有する、上記21に記載の組
み立て体。
から製造される部品が少なくとも600時間のSWAA
T(ASTM G85)腐食試験により測定された腐食
耐性を有する、上記21または22に記載の組み立て
体。
然熟成方法に関する熟成時間(時間)に対してプロット
された0.2%降伏強度(MPa)のグラフである。
なブレージング方法に関する同様なグラフである。
%)に対してSi含有量(重量%)をプロットした本発
明のグラフ表示である。
Claims (5)
- 【請求項1】 アルミニウム合金芯物質から製造され
る芯シートおよびその少なくとも一面上にある主要合金
元素としてケイ素を含有するアルミニウム合金のブレー
ジング層を有するブレージングシートであって、但し該
ブレージングシートは犠牲アノード層がないものであ
り、ここで芯シートのアルミニウム合金は Mn 0.7−1.5 Cu 0.2−2.0 Mg 0.1−0.6 Si 0.2−1.0 Fe 0.8まで Ti <0.1 Cr 0.35まで Zrおよび/またはV 合計0.25まで残りの量のAlおよび不可避の不純物、 の組成(重量%)を有し、但し条件として(Cu+M
g)>1.0であり、そして該芯シートのアルミニウム
合金はその鋳造後で、1つもしくはそれ以上の該ブレー
ジング層を該芯シートに付加した後に行なわれる熱圧延
の前に均質化処理にかけられないものである、そしてブ
レージングシートがブレージングおよびブレージング後
熟成の後に少なくとも70MPaの0.2%降伏強度を
得ることができ、そしてSWAAT(ASTM G8
5)腐食試験で測定されたブレージング後腐食耐性が6
00時間であるブレージングシート。 - 【請求項2】 アルミニウム合金芯物質から製造され
る芯シートおよびその少なくとも一面上にある主要合金
元素としてケイ素を含有するアルミニウム合金のブレー
ジング層を有するブレージングシートであって、但し該
ブレージングシートは犠牲アノード層がないものであ
り、ここで芯シートのアルミニウム合金は Mn 0.7−1.5 Cu 0.2−2.0 Mg 0.1−0.6 Si 0.2−1.0 Fe 0.8まで 残りの量のAlおよび不可避の不純物、 の組成(重量%)を有し、但し条件として(Cu+M
g)>1.0であり、そして該芯シートのアルミニウム
合金はその鋳造後で、1つもしくはそれ以上の該ブレー
ジング層を該芯シートに付加した後に行なわれる熱圧延
の前に均質化処理にかけられないものである、そしてブ
レージングシートがブレージングおよびブレージング後
熟成の後に少なくとも70MPaの0.2%降伏強度を
得ることができ、そしてSWAAT(ASTM G8
5)腐食試験で測定されたブレージング後腐食耐性が6
00時間であるブレージングシート。 - 【請求項3】 (i)該アルミニウム合金芯物質を鋳
造し、 (ii)1つもしくはそれ以上の該ブレージング層を該ア
ルミニウム合金芯物質のシートに付加し、 (iii)該アルミニウム合金芯物質および1つもしくは
それ以上の該ブレージング層を熱圧延し、 (iv)段階(iii)からの熱圧延された生成物を冷圧延
する段階を含んでなり、ここで該段階(i)および(i
i)の間で該アルミニウム合金芯物質を均質化処理にか
けずそして該段階(iii)および(iv)の間で該生成物
を焼きなまし処理にかけない、請求項1または2に記載
のブレージングシートの製造方法。 - 【請求項4】 (i)少なくとも1つがブレージングシ
ートから製造されている複数の部品を成形し、 (ii)部品を組み立てて組み立て体にし、そして (iii)組み立て体をブレージングする段階を含んでな
り、 ここで (iv)ブレージングシートから製造された1つもしくは
それ以上の部品が少なくとも部分的に請求項1または2
に記載のブレージングシートから製造されており、そし
て(v)組み立て体を段階(iii)のブレージング後に
熟成にかける、 ブレージングシートを使用して組み立て体を製造する方
法。 - 【請求項5】 請求項1または2に記載の該ブレージン
グシートから製造された部品が該熟成後に85MPaよ
り大きい0.2%降伏強度を有する、請求項4に従い製
造された組み立て体。
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