JP2656104B2 - 耐食性に優れるロウ付け用シートの製法 - Google Patents

耐食性に優れるロウ付け用シートの製法

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はロウ付けアルミニウム、特にロウ付けアルミ
ニウム製品の耐食性を改善する方法およびかかるロウ付
け製品を製造する複合シート材料に関するものである。
(従来の技術) アルミニウムは長い間、その耐食性を理由に建築材料
として所望されている。アルミニウム部材を結合のため
に非腐食性フラックスおよび真空ロウ付け技術の発展と
ともに、アルミニウムはいま熱交換器製造、特に空調ユ
ニットの自動ラジエターおよびエバポレータの形態に広
く使用されている。非腐食性フラックスおよび真空ロウ
付け技術は伝統的なフラックスロウ付けに比してフラッ
クスロウ付けに通常伴う高価なクリーニング作業の必要
を排除するという点において有利である。
耐食性は総てのロウ付け法において製造される部材に
とって共通の関連問題である。例えば、道路塩および湿
分はしばしば自動車ラジエータを穿孔する原因となるほ
ど腐食性があり、多くの場合、腐食の問題はロウ付け技
術自身に起因するもので、例えば、ロウ付け合金元素
(特にケイ素)のコア合金への侵入を通して引き起こさ
れる。これはロウ付けヒートサイクル中にコア合金の粒
界に沿って起こり、コアを活性化して粒界腐食の原因と
なる。
ロウ付けに於ける腐食の問題は構造部材部分またはコ
アとロウ付け層の間に介在層を設けることにより幾分緩
和することができることは長年知られている。かかる介
在層については例えば、ミラーの米国特許第2821014号
に記載されている。真空ロウ付けにおける腐食の問題は
特に、シングルトン等の米国特許第3788824号におい
て、鉄がコア合金またはクラッド合金のいずれかに加わ
り、耐食性および垂れ下がり抵抗を与えるものと考えら
れている。種々の特許、例えば米国特許第4039298号、
第4093782号、第3994695号、第4339510号および第46490
87号には特にコア合金に種々の合金成分を組み合わせる
ことにより粒界腐食耐性に利点を与えることが請求され
ている。
ナカムラの米国特許第4172548号には、ブレージング
(ロウ付け)シートの粒子サイズを少なくとも60ミクロ
ンに調整することにより真空ロウ付けに続く腐食の制御
によって記載されており、これは完全焼なましに続き制
御された冷却作業により達成されるとしている。
フィネガン等の米国特許第4586964号でも、真空ロウ
付け製品における腐食の問題は考えられており、制御さ
れた冷却作業前に中間焼なまし(インターアニール処
理)を与える技術が提案されている。この制御された冷
却作業は一定の還元領域内に維持されて行われる。
ロウ付け製品に対する上記総ての努力によっても、腐
食は依然として問題として残っている。
(発明の概要) 本発明は、フラックスをもってまたはそれなしでのロ
ウ付けされてきた複合品における粒界腐食のような腐食
は特定のコア材料組成およびブレージングシート調整に
おける技術の組み合わせにより最善に制御できることを
見いだし、完成されたもので、 本発明に係る複合シート製品に使用するコア材料は鉄
0.4%以下、ケイ素0.15%以下、銅約0.1〜約0.6%、マ
ンガン約0.7〜約1.5%を含有し、好ましくは0.8%まで
のマグネシウムおよび/または約0.05〜約0.25%のジル
コニウムを含んでいてもよいアルミニウム合金であるこ
とを特徴としている。
上記コア合金はアルミニウムベースのロウ付け合金と
クラッドされる。かかるシート製品はその後、中間焼な
ましを行うことなく、最終寸法に冷間圧延される。冷間
圧延後、この複合シートは通常部分的にまたは完全に焼
なましされる。
本発明に係る複合シートはロウ付けヒートサイクルに
付されると、ロウ付け合金クラッド部近傍におけるコア
合金内において、上記ブレージングシートの耐食性を向
上させる主要な役割を果たすと思われる濃密沈澱バンド
が形成される。この濃密沈澱バンドはコアに優先して腐
食し、コア合金が腐食する前に実質的に腐食し終わるこ
とになろう。このようにして、穿孔からロウ付け部が保
護されることになる。総てのロウ付け方法、例えば、真
空ロウ付け、NOCOLOK(登録商標)、Neitzまたは浸漬ロ
ウ付け等が使用できる。
鋳造したままのコアインゴットにおいては、過飽和の固
溶体中にほとんどのマンガンが存在することが知られて
いる。ロウ付け前には、本発明に係るコア合金はMn含有
粒子の微細な、均一分配された濃密沈澱を示すことが観
測された。ロウ付けのためには、金属が約600℃に至る
ため、ロウ付け合金クラッド部下方にあるバンド域を除
き、コアの殆どにおいて、最小の沈澱粒子は不安定にな
り、固溶体に転換されることになる。X線による分析で
は、高ケイ素濃度の層を形成するロウ付けサイクル期間
においてはクラッド部からコア中へのケイ素の拡散によ
りマンガンの固体溶解度が著しく減少し、これによりマ
ンガン含有粒子の再溶解を最小にするだけでなく、固溶
体中で依然としてマンガンの沈澱をさらに促進すること
になる。このバンド域における粒子自体はケイ素を含む
が、このバンド域から離れた粒子はほとんどまたは全く
ケイ素を含まない。
ロウ付け前には、しばしばディスパーソイドと言われ
る上記粒子は0.03〜0.1μmオーダのサイズを有し、微
細でかつ多数である。ロウ付け中は、上記バンド域外の
コア中にはより小さな粒子が溶解し、幾分マンガンが生
き残る比較的粗粒子上に沈澱してそれらのサイズを0.1
〜0.4μmに増加させる。クラッド部下方のバンド域中
では、しかしながら、ケイ素濃度のため、微細粒子はロ
ウ付け温度を生き残り、固体中のいくらかのマンガンが
現存粒子上に沈澱する。濃密沈澱バンドは通常、約20〜
50μmの厚みを有するが、約25〜40μmの厚みが好まし
い。鋳造したままのコア材料は熱間圧延前に425〜525℃
の温度に加熱するのが好ましく、温度均一を保証するに
必要な最小時間この温度に維持する。通常、クラッド化
は熱間圧延の初期段階において適応される。焼なましを
しないのが好ましいが、所望の機械的性質を得るために
焼なまし(アニール処理)することが必要なら、完全焼
なましでは450℃を越えない温度、部分焼なましでは350
℃を越えない温度に焼なまし温度をするべきであり、焼
なましは材料を最終寸法に圧延した後行うべきである。
上記コア合金はアルミニウム協会指定合金3XXX種のタ
イプであるが、上記組成範囲内にする必要があり、これ
ら合金は鉄0.2%以下、ケイ素0.1%以下、銅約0.2〜約
0.4%、マグネシウム約0.2〜約0.4%、マンガン約0.9〜
約1.1%および選択的に0.1〜0.15%のジルコニウムを含
むのが好ましい。したがって、鉄約0.6%、ケイ素約0.3
%を含有するレギュラー3003または3005タイプのコア合
金はロウ付けされたシートにわずかなバンドが形成され
るにすぎず、所望の腐食保護を与えるには不十分である
ことが判明した。他方、本発明の範囲内で比較的純度の
高いベースを使用すると、ロウ付けされたシートには濃
密沈澱の明確で効果的なバンドが形成された。特に、鉄
を0.2%以下に維持するとともにケイ素を0.1%以下に維
持すると良好な結果が得られる。ケイ素を0.05%以下に
維持すると一層良好な結果が得られる。ケイ素はマンガ
ンの固体溶解度に最も影響を与えるから、コア合金中の
濃度が高いと、強く効果的なバンドが得られない。
銅が添加されると、コア合金の強度および耐食性を増
強させる。クラッド材は銅を含まないから、焼なましお
よびロウ付け期間中にコア材のバンド域からクラッド材
に銅の拡散があり、濃度の高いバンド域ではコアの残部
に対して銅が欠乏することになり、それによって濃密沈
澱バンドの有効性が示されることになる。
マンガンは上記バンド域形成の根本的な役割を果た
し、高マンガン含有量が必須である。
マグネシウムは合金を強化し、真空ロウ付けを容易す
るために添加される。チタンは粒子微細化剤として添加
されてよく、上記バンド域形成には寄与しない。ジルコ
ニウムはロウ付け温度における垂れ下がり抵抗を向上さ
せるために添加されてよい。
コア合金がその両側においてロウ付け合金とクラッド
されるときは、いずれか各々の面に濃密バンド域が形成
され、いずれか一方が腐食保護される。チューブストッ
クおよびヘッダストックのような幾つかの適用のために
は、一面だけをロウ付け合金でクラッドする。この場
合、特にコア合金が高い銅含有量を有するなら、内部腐
食を改善させるために、AA1050−1070純金属を内側にク
ラッドする。
クラッド即ちロウ付け合金は頑強な結合と形成するに
充分な組立体の接合点において膜面を形成させるため、
典型的なロウ付け条件下において流動可能なすべてのア
ルミニウム合金であってよい。このような合金は主要合
金元素として一般にケイ素を、好ましくは約5〜15重量
%の範囲の濃度を含むであろう。かかる合金の具体例と
してAA4XXX種のものである。
伝統的な加工工程においては、AA3XXX種の合金は高温
で典型的には均質化される。これは通常、550〜625℃に
加熱し、数時間浸漬させることにより行う。この処理に
続き、比較的低温度で第2浸漬を行うかあるいは同様の
温度まで除冷する。さらにまた、上記シートの組立時に
おける数段階において中間焼なまし(インターアニー
ル)を通常行う。本発明に係るコアの合金組成および加
工方法においては、均質化および中間焼なましの双方と
もロウ付け製品の耐食性にとって有害であることが見い
出されている。
また、本発明に係る組成を有し、本発明方法により加
工されたロウ付けシートは従来方法で製造された材料に
比し、ロウ付けされたままで優れた耐食性を示すだけで
なく、優れた垂れ下がり抵抗を示す。本発明により得ら
れる優れた垂れ下がり抵抗は部分的にロウ付けサイクル
中におけるまたは焼なましを行うときは焼なましサイク
ル中におけるコア中の大きなパンケーキ状粒子の生成に
起因すると考えられる。ここで、パンケーキとはシート
厚みよりもシート平面において非常に大きな寸法の粒子
として定義される。この分野において、このタイプの粒
子を有するブレージングシートは従来方法によって得ら
れるような微細な等軸粒子を有する材料に比して優れた
ロウ付け性と垂れ下がり抵抗を有する。
さらにまた、本発明により得られるブレージングシー
トのパンケーキ様粒子は部分的に熱間圧延および焼なま
し中において沈澱するMn支持粒子の状態に依存すると考
えられる。このように、本発明によれば、伝統的な方法
において得られるよりも多くの微細なMn支持粒子がロウ
付け前の微細構造中に生成することが見い出されている
ことがいる。これらの微細な粒子は所望のパンケーキ粒
子構造を生成するために焼なましまたはロウ付け中に重
要な役目を果たすと考えられている。
沈澱が微細になればなるほど、ロウ付け中に沈澱が溶
解する傾向が大きくなる。これによりコアの腐食電位は
伝統的な方法のシートの場合よりも幾分貴になることに
なる。
製造方法 コアは適当な商業鋳造方法により鋳造されるが、ダイ
レクトチル法によるのが好ましい。その後、形成された
インゴットは表層を皮はぎし、このコア合金を所望のロ
ウ付け合金とともに425〜525℃の範囲に予熱し、熱間圧
延してプレートをコアに結合するとともに次の冷間圧延
で許容される厚みに減少させる。熱間圧延と本発明にお
ける要望を最善に折哀させるために、475〜500℃の範囲
の温度が好ましく、長い浸漬期間を避けることができ
る。この考えは、後に600℃のオーダのロウ付け温度に
さらされた時に充分に不安定になる極めて微細な沈澱粒
子としてまたは固溶体中にできるだけ多くのコア合金中
マンガンを保持することにある。
熱間圧延されたストックはいかなる中間焼なましを行
うことなく、最終寸法まで冷間圧延を行うのが好まし
い。したがって、上述したように、冷間圧延工程におい
て幾分中間焼なましを行うと、一般に腐食が減少する結
果が得られることが見い出されている。冷間における減
少量は過剰なエッジクラッキングに堪えることができる
だけ高くすることができ、約50〜90%のオーダの冷間減
少は充分うまく行くものであった。
ロウ付け前には、複合シートを使用して所望部材を形
成する。冷間圧延シートは二次成形性に乏しいので、し
ばしば焼なましまたは部分焼なましを行って部材を形成
するに充分な二次成形性を増大させる必要がある。ここ
で再び同一の原理を適用する。焼なまし温度および回数
は粗大Mn沈澱粒子の形成を避けるため、最小にすべきで
ある。約350〜425℃で完全焼なましを行うのが典型的で
ある一方、部分焼なましは約250〜350℃で行われるのが
典型的である。
焼なまし中はクラッド材からコア材へのケイ素拡散か
ら始まるが、拡散速度は425℃以下で非常に緩慢であ
る。多くの場合、ロウ付けヒートサイクル中では、特に
550〜600℃の温度範囲においては迅速なケイ素拡散が起
こり、固溶体中の殆どのマンガンが沈澱し、濃密バンド
を形成する。さらなる沈澱はロウ付け作業後のロウ付け
温度からの除冷において起こる。沈澱の成長を避けるた
めに充分に高い加熱冷却速度を使用するならば、焼なま
しと高温処理(ロウ付け工程)を結合させることができ
る。例えば、30℃/分の速度が適当である。これにより
熱交換器において使用する管のような他の製品に対して
耐食性を与えるために本発明方法を使用することができ
る。
次の実施例は例示の目的に対するものであるが、本発
明を規定し、制限するものでない。
顕微鏡写真は本発明の好ましい具体例を示すものであ
る。第1図はロウ付けされたままのサンプルの顕微鏡写
真で、第2図は濃密沈澱バンドを露出させたサンプルの
顕微鏡写真で、第3図は主要コア合金を露出させた顕微
鏡写真である。
(実施例) 11の異なる合金を試験のために調製した。その組成を
第1表に示す。
合金IRDは工業用インゴットを使用して調製したが、
他のサンプルは実験室において調製した。これらの合金
は33/4″×9″DCシートインゴットに鋳造し、表層を剥
離して0.2%MgのAA4047とクラッドし、500℃に予熱して
0.2″まで熱間圧延した。0.015″に冷間圧延した後、シ
ートサンプルを300℃で部分的に焼なましし、その後同
様のロウ付けサイクルに付した。
得られたサンプルをSWAT腐食試験(ASTM G43)に付
し、金属組織的に試験してAl−Siクラッド下方のコア合
金中の濃密沈澱バンドの形成における組成の影響を調べ
た。結果を第2表に示す。
上記結果によると、ケイ素と特にバンド形成に重要で
あり、ケイ素0.3%ではバンドは形成されない。これは
低ケイ素濃度であることが本発明の結果を得る必須であ
ることがわかる。鉄濃度もまた重要で、低鉄濃度は有利
であり、鉄0.4%以下で最善の結果が得られる。マンガ
ンを低下させると、有害であることができる。なぜな
ら、濃密バンドにおける沈澱は多くの場合、マンガンに
より形成される。マグネシウムは重要でなく、銅の存在
は強くかつ効果的にバンドを形成するに重要である。
実施例2 次の実験は本発明方法がどのようにコア合金の均質化
および中間焼なましに影響するかを示している。
合金は銅0.32%、鉄0.17%、マグネシウム0.44%、マ
ンガン1.06%、ケイ素0.05%およびチタン0.013%を含
むように調製した。すべての%は重量であり、残部はア
ルミニウムおよび不随的不純物である。上記合金は550
℃で4時間均質化するかあるいは単純に500℃に予熱
し、実施例1に記載のように熱間圧延する。上記合金は
0.2%マグネシウムを含むAA4045とクラッドし、0.050″
まで冷間圧延する。得られるいくつかのサンプルは中間
焼なましをし、他は行わず、総てを最終寸法0.013″に
冷間圧延する。最終的に部分焼なまし後、サンプルから
のクーポン切断片を真空ロウ付けサイクルに付し、SWAT
腐食試験にさらす。結果を下記第3表に示す。
上記結果から均質化が有害であることが明解に示され
ている。なお、Pは穿孔を示す。
実施例3 この実施例は濃密沈澱バンドの耐食性における役割を
示す。
合金は銅0.31%、鉄0.19%、マグネシウム0.27%、マ
ンガン1.11%、ケイ素0.05%およびチタン0.008%、亜
鉛0.01%、残部アルミニウムを含むように調製した。こ
れを鋳造して実施例1と同様にしてシートを形成した。
この一面にAA4045を、他面にAA1070をクラッドする。最
終シートは0.0125″の厚み、2″×6″のサンプルを垂
直位置で真空ロウ付けサイクルに付した。3つのクーポ
ンは上記シートからパンチアウトし、AA1070側はベイク
ライト装着部に接着する。1つのサンプルはロウ付けの
まま残す一方、他の2つは400グリットシリコンカーバ
イトペパーにに接地して一方は濃密沈澱バンドを現出さ
せ、他方は主要コア合金を現出させた。
この3つの装着物をSWATキャビネットに位置させ、48
時間腐食雰囲気に付した。その後、3つのシートをベイ
クライト装着部から分離し、各々から2部分を金属組織
試験のために調製した。結果を第1図〜第3図に示す。
クラッド部分はAで示し、濃密沈澱バンドはBで示し、
主要コア合金はCで示し、AA1070層はDで示す。これら
の試験により濃密沈澱バンドBはコア材料Cの腐食を遅
らせるのに有効である。また、クラッドAおよびバンド
層Bは除去または腐食しさると、48時間以内に裸のコア
Cの主要部は穿孔されることが示されている。この性質
はAA3005のような標準コア合金と同様である。
実施例4 次の実験は濃密沈澱バンドの性質を確かめるために行
われた。
実施例1に記載と同一の方法で実施例3と同様に同一
組成を有するコア合金を調製する。合金サンプルはロウ
付け前後において試験した。試験の一つはマトリック
ス、成分組成、濃密沈澱バンド内外におけるTEM試験で
ある。ロウ付け前はMn含有沈澱粒子(しばしばデスパー
ソイドと言われる)は0.03〜0.1μmのオーダのサイズ
を有する小さくて多数である。ロウ付けサイクル中はバ
ンドの外側ではより小さいデスパーソイドが溶解し、い
くらかの比較的大きなものは約0.1〜0.4μmに粗大化す
る。濃密沈澱バンド内では、しかしながら、小さな成分
粒子が依然として多数見られ、幾分粗大化しているが、
多くの小さな粒子はロウ付け温度を生き残り、サイズは
0.03〜0.2μmの範囲である。
マトリックスおよび粒子のEDAX(X線によるエネルギ
ー分散分析)ではロウ付け前後において、かなりの変化
を示した。平均結果を第4表に示す。
上記表はコアの充分内部のマトリックスはロウ付け作
業によりマンガン濃度が僅かにふえるが、濃密沈澱バン
ドは著しく減少した。同時に、バンドから離れた非常に
低いケイ素濃度はバンド内では1.2%レベルである。バ
ンド内のこのケイ素はAl−Siクラッド層から拡散してき
たものである。
沈澱粒子はロウ付け前はAl、Mn、Siを含むが、ロウ付
け後はバンドから離れた粒子がさらにマンガンの沈澱に
より粗大化して殆どのAl、Mnを含む。バンド内はロウ付
け後、粒子は元の粒子より高い平均ケイ素濃度を有して
いる。
ロウ付けサイクル中はAl−Siクラッドの直下にSiリッ
チ層を形成する。高いケイ素濃度はコア合金中のマンガ
ン固体溶解度を著しく減少させ、コアの充分内部ではケ
イ素濃度は低く、マンガンはかなり溶解しているので、
微細な、不安定なディスパーソイドが溶解し、幾分マン
ガンは比較的粗大な残っている粒子上に沈澱する。この
ようにしてロウ付け前のコア中のマンガンは実質的に固
溶体であるかおよび/または上記微細粒子の形態で、少
なくとも0.6%のマンガンが各形態で有るのが好まし
い。ロウ付けされた製品中では、バンド外側のコア中よ
りもバンド中において固溶体中マンガンはかなり少な
く、バンド外側は固溶体で少なくとも0.3%のマンガン
を含むのが好ましい。
上記記載は本発明を単に例示するもので、当業者によ
れば、本発明の範囲を逸脱することなく、変形および修
正可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図はロウ付けした状態のサンプルの金属組織顕微鏡
写真、第2図はバンドを露出させたサンプルの金属組織
を示す顕微鏡写真、第3図は主要コア合金を露出させた
金属組織の顕微鏡写真である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C22F 1/04 C22F 1/04 Z (72)発明者 デイウイ・ゴードン・サックリフィ・エ バンズ カナダ国 オンタリオ、キングストン、 パークサイド・クレセント 702番 (56)参考文献 特開 昭61−82992(JP,A) 特開 昭58−31070(JP,A) 特開 昭57−169073(JP,A) 特開 昭62−54091(JP,A) 特開 昭58−145383(JP,A) 特開 昭63−153251(JP,A)

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ロウ付け用耐食性アルミニウム複合シート
    製品を製造するにあたり、 (a)鉄0.4%以下、ケイ素0.15%以下、銅約0.1〜約0.
    6%、マンガン約0.7〜約1.5%を含有するアルミニウム
    ベースのコア材料を鋳造し、 (b)該鋳造したままのコア材料とアルミニウムベース
    ロウ付け合金とを熱間圧延によりクラッドしてシート製
    品を形成し、 (c)該シート製品を最終寸法まで冷間圧延し、 該製品をロウ付けヒートサイクルに付した時、クラッド
    部近傍のコア合金に濃密沈澱による耐食性バンドを形成
    するようにしたことを特徴とする耐食性アルミニウム複
    合シート製品の製造方法。
  2. 【請求項2】上記コア合金が0.8%までのマグネシウム
    を含む請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】上記コア合金が約0.05〜約0.25%のジルコ
    ニウムを含む請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】上記コア合金が鉄0.2%以下、ケイ素0.1%
    以下、銅約0.2〜約0.4%、マグネシウム約0.2〜約0.4
    %、マンガン約0.9〜約1.1%を含有する請求項1記載の
    方法。
  5. 【請求項5】上記コア合金が約0.1〜0.15%のジルコニ
    ウムを含む請求項4記載の方法。
  6. 【請求項6】コア材料を熱間圧延前に425〜525℃間の温
    度に加熱する請求項1〜5のいずれかに記載の方法。
  7. 【請求項7】コア材料を熱間圧延前に475〜500℃間の温
    度に加熱する請求項1〜5のいずれかに記載の方法。
  8. 【請求項8】最終寸法に圧延した製品をその後焼なまし
    する請求項1〜7のいずれかに記載の方法。
  9. 【請求項9】最終寸法に圧延した製品を約250〜350℃で
    部分的に焼なましするか又は約350〜450℃で完全に焼な
    ましする請求項8に記載の方法。
  10. 【請求項10】得られた製品をロウ付けヒートサイクル
    に付し、濃密沈澱バンドをクラッド部近傍のコア合金内
    に形成する請求項1記載の方法。
  11. 【請求項11】(a)鋳造アルミニウムベースコアが鉄
    0.4%以下、ケイ素0.15%以下、銅約0.1〜約0.6%、マ
    ンガン約0.7〜約1.5%を含有し、 (b)該コアの少なくとも一側にアルミニウムベースロ
    ウ付け合金をクラッドし、 上記コア中のマンガンが固溶体の形態および/または0.
    03〜0.1μmの範囲にあるサイズを有するマンガンが含
    有粒子の微細均一分散沈澱の形態にあることを特徴とす
    る組み立ててロウ付けする部材を形成するに適するアル
    ミニウム合金シート材料。
  12. 【請求項12】上記コアが少なくとも0.6%のマンガン
    を固溶体中におよび/または微細沈澱形態で含む請求項
    11記載の方法。
  13. 【請求項13】(a)鋳造アルミニウムベースコアが鉄
    0.4%以下、ケイ素0.15%以下、銅約0.1〜約0.6%、マ
    ンガン約0.7〜約1.5%を含有し、 (b)該コアの少なくとも一側にアルミニウムベースロ
    ウ付け合金をクラッドし、 上記ロウ付け用合金クラッド部材に近接してコア中に形
    成される濃密沈澱のシリコンリッチバンドを特徴とし、
    該バンドが約20〜50μmの厚みを有し、該バンド外側の
    コア中よりも該バンド中において固溶体中マンガン濃度
    が実質的に少ないことを特徴とするロウ付け可能な複合
    体から製造されたロウ付けアルミニウム組立体。
  14. 【請求項14】上記バンド外側のコアが固溶体中に少な
    くとも0.3%のマンガンを含有する請求項13記載のロウ
    付けアルミニウム組立体。
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