JP3012226U - 扁平モータ用ステータ - Google Patents

扁平モータ用ステータ

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Publication number
JP3012226U
JP3012226U JP1994015154U JP1515494U JP3012226U JP 3012226 U JP3012226 U JP 3012226U JP 1994015154 U JP1994015154 U JP 1994015154U JP 1515494 U JP1515494 U JP 1515494U JP 3012226 U JP3012226 U JP 3012226U
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JP
Japan
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coil
wiring board
soldering
soldered
wire
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Application number
JP1994015154U
Other languages
English (en)
Inventor
利之 川合
Original Assignee
日東造機株式会社
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Publication date
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  • Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)
  • Manufacture Of Motors, Generators (AREA)
  • Windings For Motors And Generators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】局部的なハンダクリームの載置と加熱により効
率的なハンダ付け作業を可能とする。 【構成】コイル2、コイル2がハンダ付けされた配線基
板7を有し、配線基板7にコイル2を搭載後にハンダ付
け部にクリームハンダ9を滴下し、その後、ハンダ付け
部を熱風で加熱してコイル2を配線基板7にハンダ付け
した構造を有する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、カセットテープレコーダやCDプレーヤーに使用される扁平モータ 用ステータに関し、特に、配線基板にローター駆動用コイルをハンダ付けした構 造の扁平モータ用スタータに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の扁平モータに使用する空芯コイルは、スペースとコストの関係 で自己融着線を用いたボビンレスコイルが使用される。自己融着線とは、通常の 線材、即ち芯材と絶縁層の外側に接着剤を塗布し融着層を形成したもので、熱又 はアルコール等の溶剤で融着層を融かしながらコイルを巻けば、それぞれの線材 が融着しあって強固なコイルになる。
【0003】 このようにして出来上がったコイルは、絶縁層と融着層で成る被覆を除去し、 芯材が露出したハンダ付け部をコイル端部の2箇所に形成し、配線パターンが印 刷されたプリント板等の配線基板に接着剤等で固定された後、配線パターンの所 定の位置に接続される。この空芯コイルをハンダ付け固定した配線基板が、扁平 モータのステータとなる。
【0004】 配線基板へのコイルの接続は、一般的にリフローハンダ付法で行われる。リフ ローハンダ付法はハンダ付けに必要なハンダを、適当な方法であらかじめ接続す る配線パターン表面に載置し、これを適当な熱源を使って溶融させてハンダ付け する方法である。 図5は、従来のリフローハンダ付法の説明図であり、ランド8上にクリームハ ンダ13の印刷後、配線基板7上にハンダ付け部3が形成されているコイル2を 所定の位置に接着剤等を使用して固定し、これを適当な熱源を使って溶融させて ハンダ付けする。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のコイルを配線基板にハンダ付けして製造する 場合、次の問題がある。 扁平モータのステータの場合、配線基板へハンダを載置する方法としては、メ タルマスクを使ってクリームハンダを印刷する方法が使われている。しかし、こ のような印刷法の設備は、面積が広くハンダ付けの箇所が多い配線基板に対して 有効であるが、扁平モータのステータのような小面積でハンダ付け箇所が少ない 配線基板に対しては、作業時間が長く適切な方法とは言えない。
【0006】 また熱源には一般的にハロゲンランプにより材料に赤外線を照射して加熱する 方法や、ホットプレート上に材料を置いて加熱する方法が取られる。この場合、 コイル全体がハンダ付け温度迄加熱される為、線材の絶縁層はハンダ付け温度に 耐えられる耐熱性の高いものである必要がある。 もし、線材の絶縁層の耐熱性が低いものであった場合、図6に示すように、コ イル作成時の傷や絶縁層のピンホール等で、本来ハンダ付されてはいけない線1 0までハンダ付けされてしまう危険性が大きい。勿論、線10の下にランド8が 無ければ問題は起らないが、線材2の直径は0.1mm近辺の場合もあり、コイ ルの搭載位置のズレとランド8の位置のズレ等を線材2の直径以下にすることは 不可能である。
【0007】 このように扁平モータにおけるリフローハンダ付法は、コイルの線材に特殊な 絶縁層が必要であり、且つ印刷によるクリームハンダの塗布は効率が悪い、と言 う問題がある。 本考案は、このような従来の問題点を解決するため、局部的なハンダクリーム の載置と加熱により効率的なハンダ付け作業ができる扁平モータ用ステータを提 供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため本考案の扁平モータ用ステータにあっては、コイルと 、コイルがハンダ付けされた配線基板を有し、配線基板にコイルを搭載後にハン ダ付け部にクリームハンダを滴下し、その後、ハンダ付け部を熱風で加熱してコ イルを配線基板にハンダ付けした構造を備えたことを特徴とする。
【0009】
【作用】
このような本考案の扁平モータ用ステータによれば、配線基板側の最内周と最 外周の各々の線に融着層と絶縁層を除去し芯材を露出させたハンダ付け部を形成 したコイルを配線基板に搭載後に、ハンダ付け部にハンダペーストを滴下し、そ の後にハンダ付け部を局部的に熱風で加熱してコイルを前記配線基板にハンダ付 けしているため、コイルの線材の絶縁層は耐熱性のそれほど高くないもので十分 であり、効率的なハンダ付け作業ができる。
【0010】
【実施例】
図1は本考案によるステータの実施例を示した平面図である。ステータ1は、 配線基板7に例えば6個のコイル2を搭載し、1つのコイル2に対応して2つの ランド8が設けられ、合計12箇所のランド8に各コイル2がハンダ付けされて いる。
【0011】 図2は、図1のA−A断面によってコイルの配線基板に対するハンダ付け状態 を示している。コイル2の線材は、芯材4の外周に絶縁装置5を介して融着層6 を施した構造の自己融着線が用いられ、各々の線の融着層が融着し合っている。 コイル2の配線基板7側の最外周の線3の一部が被覆を除去されてハンダ付け部 が形成され、配線基板7のハンダ付け用ランド8にハンダ9によりハンダ付けさ れている。
【0012】 またコイル2の配線基板7側の最内周の線3´も同様に、一部が被覆を除去さ れハンダ付け部が形成され、配線基板7のハンダ付け用ランド9にハンダ8によ りハンダ付けされている。 図3は本考案のハンダ付けにおけるクリームハンダの載置を示す。尚、コイル 2は一部を示す。クリームハンダ9は、配線基板7に接着剤等で固定されたコイ ル2とランド8の両方にかかるように、注入針を用いたディスペンサー等で滴下 する。この時、滴下されたクリームハンダ9は、ランド8だけではなくランド8 と線3の両方に接触していることが望ましい。
【0013】 次に、図4に示すように、滴下されたクリームハンダ9の近傍に熱風吹出し口 11を配置し、熱風12を吐出させる。熱風12の温度、風量はそれぞれ制御さ れる。この熱風12がクリームハンダ9、ランド8、及び線3を加熱することに より、クリームハンダ9が溶融し、線3をランド8にハンダ付けする。 このときのコイル全体に加わる温度は、リフローハンダ付け法に比較して遥か に少なく、接続してはいけない内側の線10に対して加わる熱量も小さい為、線 10が接続される可能性が殆ど無い。更に、目的とする場所のみを加熱できるの で、全体を暖めるのに比べ短時間で済み、この点でもリフローハンダ付け法より すぐれている。また設備面でも廉価で済む。
【0014】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案の扁平モータ用ステータは、コイルの線材の絶縁 層は耐熱性のそれほど高くないもので十分であり、そしてリフローハンダ付け法 より効率的なハンダ付け作業ができる為、モーターを製造するに際し、より安い コストでステータユニットを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案によるステータの実施例を示した平面図
【図2】図1のA−A断面図
【図3】本考案におけるクリームハンダの塗布状態の説
明図
【図4】本考案における局部的な加熱によるハンダ付け
の説明図
【図5】従来の印刷によるクリームハンダが塗布状態の
説明図
【図6】従来のハンダ付けによる問題の説明図
【符号の説明】
1:ステータ 2:コイル 3:配線基板側の最外周の線 4:芯材 5:絶縁層 6:融着層 7:配線基板 8:ランド 9:ハンダ 11:熱風吹出し口 12:熱風

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】コイルと、前記コイルがハンダ付けされた
    配線基板を有し、 前記配線基板に前記コイルを搭載後にハンダ付け部にク
    リームハンダを滴下し、その後、前記ハンダ付け部を熱
    風で加熱し前記コイルを前記配線基板にハンダ付けした
    構造を備えたことを特徴とする扁平モータ用ステータ。
JP1994015154U 1994-12-08 1994-12-08 扁平モータ用ステータ Expired - Lifetime JP3012226U (ja)

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