JP3012188B2 - 橋桁の支承装置およびその施工方法 - Google Patents

橋桁の支承装置およびその施工方法

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JP3012188B2
JP3012188B2 JP8034195A JP3419596A JP3012188B2 JP 3012188 B2 JP3012188 B2 JP 3012188B2 JP 8034195 A JP8034195 A JP 8034195A JP 3419596 A JP3419596 A JP 3419596A JP 3012188 B2 JP3012188 B2 JP 3012188B2
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惣一郎 清水
靖之 高野
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、橋桁とその橋桁を
支持する下部構造物との間に設けられ、下部構造物に対
する橋桁の橋軸方向の相対変位を許容するためのゴム支
承を含む支承装置とその施工技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、鋼製やコンクリート製の橋桁を
施工する場合、その橋桁とそれを支持する橋脚等の下部
構造物との間に支承装置を配置するようにしている。こ
の支承装置はゴム支承を含み、そのゴム支承により、橋
桁自体が温度変化に基づいて伸縮するのを許容する形態
でその橋桁と下部構造物とを一体に連結する機能を持
つ。また、他の機能として、地震等により発生した振動
をゴム支承により吸収して部分的に応力が集中するのを
緩和する作用も発揮する。
【0003】こうした支承装置付きの橋桁の施工におい
ては、そのゴム支承内のゴム層の剪断変形を防止しなが
ら滑り移動させて据え付ける、いわゆるプレスライド方
式を多く採用している。この方式を採用する利点とし
て、支承装置の据え付け時にゴム支承を保護することが
できる点、橋桁の施工を、橋桁の伸縮状態が標準温度付
近でない環境下でも行える点、などを挙げることができ
る。ここで、標準温度とは、予想される温度変化に基づ
く橋桁の伸縮量が、その平均付近にある温度をいう。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
支承装置付き橋桁の施工を行う場合、その施工時に発生
する地震等によって、橋桁が落下しないような対策を施
す必要がある。ところが、従来のプレスライド方式によ
る施工においては、その施工時におけるゴム層の剪断変
形防止対策して、ゴム支承全体を剪断防止金具によって
拘束して行うようにしていたため、施工中に地震が発生
した場合、ゴム支承のもつ振動吸収機能が働かず、その
結果、橋桁の落下を招くという恐れがあった。
【0005】一方、施工中に地震が発生する恐れを考慮
した場合、支承装置の固定は、早期に行うのが望まし
い。しかし、この支承装置を早期に固定するためには、
橋桁の標準温度に基づく必要なプレスライド量を予め調
整してから行なわなければならない。
【0006】本発明は、以上のような点を考慮してなさ
れたもので、橋桁の施工時に地震が発生しても、橋桁の
落下の恐れを有効に防止することができる技術を提供す
ることを目的とする。さらに、本発明は、支承装置の固
定を早期に行うことができる技術を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は、橋桁と
その橋桁を支持する下部構造物との間に設けられ、下部
構造物に対する橋桁の橋軸方向の相対変位を許容するた
めのゴム支承を含む支承装置であって、前記下部構造物
上に固定するベースプレートと、そのベースプレート上
に載せるプレート状の下沓と、前記橋桁の下面に固定す
るプレート状の上沓と、それら上沓および下沓の間に配
置するゴム支承と、そのゴム支承の上面と前記上沓との
間、およびゴム支承の下面と前記下沓との間の相対的な
滑り移動を拘束する結合手段と、前記下沓の周縁に配置
して前記ベースプレートに対する下沓の滑り移動を制限
するための複数の仮固定部材とを備え、それら仮固定部
材は、前記下沓と接する部分に弾性材を有している、橋
桁の支承装置に存する。請求項2記載の発明の要旨は、
前記プレート状の下沓は、平面矩形であってその四隅部
分に切欠を有し、前記各仮固定部材は、前記各切欠にそ
れぞれ配置した形態で前記ベースプレートに固定する構
成とした、請求項1の橋桁の支承装置に存する。請求項
3記載の発明の要旨は、前記上沓と下沓との間に、橋軸
方向の相対変位を所定の範囲に限り許容する剪断防止機
構を設けた、請求項1の橋桁の支承装置に存する。請求
項4記載の発明の要旨は、前記剪断防止機構は、前記上
沓に設けた凹部と、前記下沓に固定され、その一部が前
記凹部に嵌まる剪断防止部材とを含む、請求項3の橋桁
の支承装置に存する。請求項5記載の発明の要旨は、前
記結合手段は、ゴム支承と上沓および下沓との互いの対
向面にそれぞれ設けた凹所と、それら対向する凹所間に
差し渡して嵌め込む剪断キーとからなる、請求項1の橋
桁の支承装置に存する。請求項6記載の発明の要旨は、
橋桁とその橋桁を支持する下部構造物との間に、下部構
造物に対する橋桁の橋軸方向の相対変位を許容するため
のゴム支承を含む支承装置を配置するに際し、以下の
A、B、およびCの各工程を行うことを特徴とする施工
方法に存する。 A 前記下部構造物上にベースプレートを固定し、その
ベースプレート上に下沓を載せ、その下沓の上にゴム層
を含むゴム支承を載せ、そのゴム支承の上に上沓を載
せ、それらゴム支承の上面と上沓およびゴム支承の下面
と下沓とを結合手段によって位置決めする第1工程。 B 前記下沓に対し、前記上沓に設けた凹部に嵌まる剪
断防止部材を取り付け、前記上沓と下沓との間の橋軸方
向の相対変位を所定の範囲に限り許容する剪断防止機構
を構成する第2工程。 C 前記ベースプレートに対し、前記下沓の周縁に弾性
材を介して接する複数の仮固定部材を取り付けることに
より、下沓の滑り移動を弾性的に固定する第3工程。請
求項7記載の発明の要旨は、前記支承装置を前記橋桁に
固定した後、前記下杳を前記ベースプレートに対し動力
を用いて橋軸方向に相対変位させることにより、前記ゴ
ム支承のゴム層および前記仮固定部材の弾性材を変形さ
せた状態で支承装置の固定を行う、請求項6の施工法に
存する。請求項8記載の発明の要旨は、前記橋桁とベー
スプレートとの相対変位量が、標準温度に基づく橋桁の
伸縮量である、請求項7の施工方法に存する。請求項9
記載の発明の要旨は、前記支承装置の固定は、前記剪断
防止部材と凹部との間の隙間に固定用スペーサを装填
し、前記上沓と下沓との橋軸方向の相対変位を拘束する
ことによって行う、請求項7あるいは8の施工方法に存
する。請求項10記載の発明の要旨は、前記動力とし
て、前記橋桁とベースプレートの間に配置するジャッキ
を用い、そのジャッキの一端側に、前記ベースプレート
の縁部に嵌合させるための凹溝を設けている、請求項7
の施工方法に存する。なお、本発明において動力とは、
油圧ジャッキなど、本発明を実施する上で好適なものを
含む。その場合、前記ジャッキとしては、橋桁とベース
プレートの間に配置することが可能なものを用い、その
ジャッキの一端側に、前記ベースプレートの縁部に嵌合
させる凹溝を設けることによって、ジャッキを安定的に
位置決め可能に配慮するのが好ましい。
【0008】このように、下杳をベースプレートに対し
て動力を用いて橋軸方向に相対変位させることにより支
承装置を固定する工程を採用しているので、橋桁の標準
温度に基づく必要なプレスライド量を、施工時の温度に
関係なく予め調整することができ、これにより支承装置
の固定を早期に行うことができる。ここで、前記支承装
置の固定は、剪断防止部材と凹部との間の隙間に固定用
スペーサを装填し、上沓と下沓との橋軸方向の相対変位
を拘束することによって行うこともできる。そうすれ
ば、支承装置の固定のための熔接作業を除くことも可能
になる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る支承装置を
示す分解斜視図であり、図2は据え付け状態を示す一部
断面側面図、図3は下沓の平面図、図4(a)および
(b)は仮固定部材の平面図および側面図、図5は施工
要領を示す斜視図、図6は施工手順を示すフロー図であ
る。
【0010】これらの図から理解できるように、支承装
置Sは、橋桁1を支持するための橋脚等の下部構造物2
上にベースプレート4を固定し、そのベースプレート4
上に下沓5を載せ、橋桁1の下面にプレート状の上沓6
を固定し、それら上沓6および下沓5の間にゴム層7を
もつゴム支承3を配置した構成としている。ベースプレ
ート4は下部構造物2に対して複数のアンカーボルト1
6により固定している。このベースプレート4は平面矩
形であって、下沓5よりも大きく形成している。
【0011】前記下沓6も同じく平面矩形であるが、そ
の四隅に切欠12を設けている。下沓5は、4個の仮固
定部材10によってベースプレート4に対し弾性的に固
定している。すなわち、各仮固定部材10は、ベースプ
レート4の四隅にボルト17によって固定された状態で
切欠12に嵌まり合う。そして、仮固定部材10自体は
平面台形状の金属板からなるが、切欠12のL形状の内
面(下沓5の周縁)に対応する2辺部分に弾性材11が
一体に設けられ、その弾性材11が下沓5の周縁に接す
る形態となっている。これにより下沓5を、ベースプレ
ート4に対しその滑り移動が若干可能な状態となるよう
に弾性的に固定して拘束することができるようにしてい
る。
【0012】ゴム支承3は、ゴム層7の上下に金属板を
一体に設けた構成である。したがって、ゴム層7の部分
が剪断変形可能である。このゴム支承3の上面と上沓6
との間、およびゴム支承3の下面と下沓5との間には、
相対的な滑り移動を拘束する結合手段を設けている。こ
の結合手段は、ゴム支承3と上沓6および下沓5との互
いの対向面にそれぞれ設けた凹所8、8と、それら対向
する凹所間に差し渡して嵌め込む剪断キー9とからなる
構成としている。図示例では、ゴム支承3の上面と上沓
6との結合手段は、1つの剪断キー9と、対向する2つ
の凹所8、8からなり、ゴム支承3の下面と下沓5との
結合手段は、橋軸方向に直交する方向に間隔をおいて配
置した一対の剪断キー9と、対向する2対の凹所8とか
らなる構成としている。
【0013】上沓6は、ほぼ矩形のプレート状であっ
て、橋桁1の下面板1aに対して複数のボルト20を用
いて固定される。この上沓6と下沓5との間には、橋軸
方向の相対変位を所定の範囲に限り許容する剪断防止機
構が設けられる。この剪断防止機構は、上沓6の橋軸方
向に延びる2辺部分にそれぞれ設けた凹部13と、下沓
5に固定され、その一部が凹部13に嵌まる剪断防止部
材14と、押さえ板18とからなる。押さえ板18は、
ボルト19によって剪断防止部材14の上面に固定され
る。この押さえ板18は、剪断防止部材14よりも幅広
の長方形に形成し、その下面の一部が凹部13の表面
(上沓6の表面)側に位置するように設定している。こ
れにより、上沓6と下沓5とは橋軸方向にのみ相対移動
可能で、上下方向に離間しないように配慮している。こ
うした剪断防止機構は橋軸方向の両側に左右一対設けら
れる。なお、図5において、21はセンターホールジャ
ッキであり、その一端側には、ベースプレート4および
仮固定部材10の縁部が同時に嵌合可能な大きさの凹溝
21aが設けられている。これにより、ジャッキ21の
一端側はベースプレート4に対して安定状態に支持され
る他、仮固定部材10に対しても同時に力を伝達するこ
とができるように設計されている。
【0014】この支承装置Sの据え付け施工において
は、図6のフロー図で示すように、まず、下部構造物1
上に、アンカーボルト16が一体となったベースプレー
ト4を固定してセットする。次に、そのベースプレート
4上に下沓5を載せ、その下沓5の上にゴム層7を含む
ゴム支承3を載せ、そのゴム支承3の上に上沓6を載
せ、それらゴム支承3の上面と上沓6、およびゴム支承
3の下面と下沓5とを、剪断キー9を有する結合手段に
よって位置決めし、上沓6をボルト20により橋桁1に
固定して、支承装置Sをセットする。このとき、下沓5
に対し、上沓6の凹部13に嵌まる剪断防止部材14を
取り付け、その剪断防止部材14の上面にボルト19に
より押さえ板18を取り付け、さらに、固定スペーサ1
5をセットすることによって上沓6と下沓5との間の橋
軸方向の相対変位を防止するための剪断防止機構を構成
しておく。
【0015】次に、ベースプレート4に対し、ボルト1
7にて仮固定部材10を取り付けることにより、下沓5
の滑り移動が若干可能な状態となるよう弾性的に固定
し、これにより支承装置Sの仮固定を行う。この状態で
は、固定スペーサ15によりゴム支承3のゴム層7は剪
断変形不可能であり、一方、下沓5は仮固定部材10の
弾性材11によってわずかにスライド可能な状態で弾性
的に固定される。したがって、この弾性材11によって
施工中の地震力を有効に吸収することができる。
【0016】次に、プレスライド量の計算を行い、標準
温度までの調整をするか否かを決定する。その必要がな
い場合には、支承装置Sの本固定を行う。ここで、調整
する必要がある場合には、図5に示すように、例えばセ
ンターホールジャッキ21を用い、そのジャッキ21の
凹溝21aの部分をベースプレート4のおよび仮固定部
材10縁部にそれぞれ嵌合させて位置決めし、橋桁1
(下杳5)をベースプレート4に対して橋軸方向に相対
変位させ、ゴム支承3のゴム層7および仮固定部材10
の弾性材11を変形させた状態で、支承装置Sの固定を
行う。このとき熔接可能であれば、下沓5とベースプレ
ート4とを熔接して固定する。その際、固定スペーサ1
5は取り外しておく。一方、熔接不可能であれば、プレ
スライド量および標準温度までの調整量に基づいて製作
した本固定部材を用いて固定する。
【0017】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、施工時
においてもゴム支承の機能が働くようにすると共に、下
沓をベースプレートに対して弾性材付きの仮固定部材を
用いて弾性的固定するようにしているので、橋桁の施工
時に地震が発生しても、橋桁の落下の恐れを有効に防止
することができる。また、橋桁をベースプレートに対し
て動力を用いて橋軸方向に相対変位させて支承装置を固
定するという方法を採用することにより、橋桁の標準温
度に基づく必要なプレスライド量を、施工時の温度に関
係なく予め調整することができ、これにより支承装置の
固定を早期に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る支承装置の実施の形態を示す分
解斜視図である。
【図2】 据え付け状態を示す一部断面側面図である。
【図3】 下沓の平面図である。
【図4】 仮固定部材の平面図および側面図である。
【図5】 施工要領を示す斜視図である。
【図6】 施工要領を示すフローチャートである。
【符号の説明】
S 支承装置 1 橋桁 1a 下面板 2 下部構造物 3 ゴム支承 4 ベースプレート 5 下沓 6 上沓 7 ゴム層 8 凹所 9 剪断キー 10 仮固定部材 11 弾性材 12 切欠 13 凹部 14 剪断防止部材 15 固定用スペーサ 16 アンカーボルト 17 ボルト 18 押さえ板 19 ボルト 20 ボルト 21 センターホールジャッキ

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 橋桁とその橋桁を支持する下部構造物と
    の間に設けられ、下部構造物に対する橋桁の橋軸方向の
    相対変位を許容するためのゴム支承を含む支承装置であ
    って、前記下部構造物上に固定するベースプレートと、
    そのベースプレート上に載せるプレート状の下沓と、前
    記橋桁の下面に固定するプレート状の上沓と、それら上
    沓および下沓の間に配置するゴム支承と、そのゴム支承
    の上面と前記上沓との間、およびゴム支承の下面と前記
    下沓との間の相対的な滑り移動を拘束する結合手段と、
    前記下沓の周縁に配置して前記ベースプレートに対する
    下沓の滑り移動を制限するための複数の仮固定部材とを
    備え、それら仮固定部材は、前記下沓と接する部分に弾
    性材を有している、橋桁の支承装置。
  2. 【請求項2】 前記プレート状の下沓は、平面矩形であ
    ってその四隅部分に切欠を有し、前記各仮固定部材は、
    前記各切欠にそれぞれ配置した形態で前記ベースプレー
    トに固定する構成とした、請求項1の橋桁の支承装置。
  3. 【請求項3】 前記上沓と下沓との間に、橋軸方向の相
    対変位を所定の範囲に限り許容する剪断防止機構を設け
    た、請求項1の橋桁の支承装置。
  4. 【請求項4】 前記剪断防止機構は、前記上沓に設けた
    凹部と、前記下沓に固定され、その一部が前記凹部に嵌
    まる剪断防止部材とを含む、請求項3の橋桁の支承装
    置。
  5. 【請求項5】 前記結合手段は、ゴム支承と上沓および
    下沓との互いの対向面にそれぞれ設けた凹所と、それら
    対向する凹所間に差し渡して嵌め込む剪断キーとからな
    る、請求項1の橋桁の支承装置。
  6. 【請求項6】 橋桁とその橋桁を支持する下部構造物と
    の間に、下部構造物に対する橋桁の橋軸方向の相対変位
    を許容するためのゴム支承を含む支承装置を配置するに
    際し、以下のA、B、およびCの各工程を行うことを特
    徴とする施工方法。 A 前記下部構造物上にベースプレートを固定し、その
    ベースプレート上に下沓を載せ、その下沓の上にゴム層
    を含むゴム支承を載せ、そのゴム支承の上に上沓を載
    せ、それらゴム支承の上面と上沓およびゴム支承の下面
    と下沓とを結合手段によって位置決めする第1工程。 B 前記下沓に対し、前記上沓に設けた凹部に嵌まる剪
    断防止部材を取り付け、前記上沓と下沓との間の橋軸方
    向の相対変位を所定の範囲に限り許容する剪断防止機構
    を構成する第2工程。 C 前記ベースプレートに対し、前記下沓の周縁に弾性
    材を介して接する複数の仮固定部材を取り付けることに
    より、下沓の滑り移動を弾性的に固定する第3工程。
  7. 【請求項7】 前記支承装置を前記橋桁に固定した後、
    前記下杳を前記ベースプレートに対し動力を用いて橋軸
    方向に相対変位させることにより、前記ゴム支承のゴム
    層および前記仮固定部材の弾性材を変形させた状態で支
    承装置の固定を行う、請求項6の施工法。
  8. 【請求項8】 前記橋桁とベースプレートとの相対変位
    量が、標準温度に基づく橋桁の伸縮量である、請求項7
    の施工方法。
  9. 【請求項9】 前記支承装置の固定は、前記剪断防止部
    材と凹部との間の隙間に固定用スペーサを装填し、前記
    上沓と下沓との橋軸方向の相対変位を拘束することによ
    って行う、請求項7あるいは8の施工方法。
  10. 【請求項10】 前記動力として、前記橋桁とベースプ
    レートの間に配置するジャッキを用い、そのジャッキの
    一端側に、前記ベースプレートの縁部に嵌合させるため
    の凹溝を設けている、請求項7の施工方法。
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