JP3011729U - 屋根の隅棟における屋根ふき構造 - Google Patents

屋根の隅棟における屋根ふき構造

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JP3011729U
JP3011729U JP1994015905U JP1590594U JP3011729U JP 3011729 U JP3011729 U JP 3011729U JP 1994015905 U JP1994015905 U JP 1994015905U JP 1590594 U JP1590594 U JP 1590594U JP 3011729 U JP3011729 U JP 3011729U
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slate
roof
corner
corner ridge
roofing
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JP1994015905U
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English (en)
Inventor
泰宏 渡▲なべ▼
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富士スレート株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】1種類の隅棟用屋根ふき材料によって複数の屋
根の傾斜角度に対応することができ、業者の在庫数を少
なくすることが可能で、しかも取扱いや作業上の面倒も
解消することができる屋根の隅棟における屋根ふき構造
を提供する。 【構成】隅棟用スレート11の接合部と隅棟用スレート
13の接合部は、いわゆる四寸五分の屋根の傾斜角度に
対応するように形成されている。隅棟用スレート11の
隅棟用スレート13との接合部には弾性材15が固着さ
れている。この弾性材15は多数の小孔が形成された合
成ゴムによって構成され、高い柔軟性を有している。ま
た弾性材15は隅棟用スレート11、13と同系色が採
用されている。隅棟用スレート11には隣接するスレー
トが重なる重合部17が形成されている。鉄板19には
折り曲げ部21が形成され、この鉄板19には、折返し
部20および切欠き23が形成されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はスレートや瓦等の屋根ふき材料を用いた屋根の隅棟における屋根ふき 構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
符号1は建築物の屋根を示し、この屋根1は屋根下地3上にスレート5が並べ られて構成されている。この屋根1の隅棟7には、隅棟7に対応する角度に接合 された隅棟用スレート9が設置される。 ところで屋根1の傾斜角度には、いわゆる四寸、四寸五分、五寸等がある。こ れは1尺進行すると四寸、四寸五分または五寸高くなるという屋根の傾斜の程度 を表すものであり、これに対応する寸法の隅棟用スレート9がそれぞれ用意され ている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら屋根の傾斜角度に対応する寸法の隅棟用スレートをそれぞれ用意 すると、業者の在庫数が多くなり管理が煩雑となるばかりか、施工現場において も屋根の傾斜角度に合わせて間違えないように施工する必要もあり、取扱いや作 業上面倒であるという不都合があった。 本考案は上記従来の問題点に着目してなされたものであり、1種類の隅棟用屋 根ふき材料によって複数の屋根の傾斜角度に対応することができ、業者の在庫数 を少なくすることが可能で、しかも取扱いや作業上の面倒も解消することができ る屋根の隅棟における屋根ふき構造を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項1の考案は、屋根の隅棟において屋根下地に対応する角度をもって接合 される屋根ふき材料を有する屋根の隅棟における屋根ふき構造において、屋根下 地に設置される金属板と、前記金属板上に設置され、施工前は二分割されており 、施工時に前記隅棟に対応して接合される屋根ふき材料と、前記屋根ふき材料の 一方の接合部分に固着された弾性材とを具備することを特徴とする屋根の隅棟に おける屋根ふき構造である。
【0005】 請求項2の考案は、請求項1において、弾性材は多数の小孔が形成された合成 樹脂によって構成されていることを特徴とする屋根の隅棟における屋根ふき構造 である。
【0006】
【作用】
本考案では、施工前は二分割された屋根ふき材料を施工現場おいて、屋根下地 の隅棟に合わせて調整し接合する。そしてこの接合した屋根ふき材料を屋根下地 上に設置された金属板上に設置する。 屋根ふき材料の一方の接合部分には弾性材が固着されているので、施工現場に おいて実際の屋根の隅棟の角度に合わせてフレキシブルに調整することができる 。したがって一種類でいわゆる四寸、四寸五分、五寸の屋根に対応することがで きるようになる。
【0007】 また弾性材は多数の小孔が形成された合成樹脂によって構成されているので、 二分割された屋根ふき材料の接合作業を容易に行うことができる。しかも接合後 においては弾性材が圧縮されるので小孔がつぶれることになり、高い防水性を発 揮し、接合部分からの雨水等の侵入を防ぐことができる。
【0008】
【実施例】
本考案の実施例を図面にしたがって説明する。 実施例にかかる隅棟用スレート11、13は図6に示した隅棟用スレート9と 同じ個所に使用されるので、以下の説明では図6において用いた符号を引用して 説明することにする。 また図1、図2、図4および図5において下地3には、図6と同様にスレート 5が設置されているが、説明を分かり易くするため図示は省略する。
【0009】 隅棟用スレート11の接合部と隅棟用スレート13の接合部は、いわゆる四寸 五分の屋根の傾斜角度に対応するように形成されている。隅棟用スレート11の 隅棟用スレート13との接合部には弾性材15が固着されている。この弾性材1 5は多数の小孔が形成された合成ゴムによって構成され、高い柔軟性を有してい る。また弾性材15は隅棟用スレート11、13と同系色を採用している。 隅棟用スレート11には隣接するスレートが重なる重合部17が形成されてい る。 符号19は防錆塗装が施された金属板としての鉄板を示し、この鉄板19には 折り曲げ部21が形成されている。さらに鉄板19には切欠き23が形成されて いる。また鉄板19には折返し部20が形成されている。
【0010】 次に隅棟用スレート11、13を屋根下地3に設置する作業について説明する 。 屋根下地3に鉄板19を設置し、次いでこの鉄板19の上に隅棟用スレート 11と隅棟用スレート13とを接合させて設置する。なお隅棟用スレート11、 13の両側にはスレート5が隣接して配置されるので、隅棟用スレート11、1 3は両側から押されて、接合した状態を保つことになる。 また図示は省略しているが、隅棟用スレート11、13は前後方向に配置され る隅棟用スレート11、13と一部を重複する状態となる。
【0011】 隅棟用スレート11の接合部には弾性材15が固着されているので、この弾性 材15が隅棟用スレート11と隅棟用スレート13の接合部に挟まれた状態で押 される。このため弾性材15の小孔が押しつぶされた状態となり、雨水等が侵入 できなくなり防水性をもつことになる。また万が一、弾性材15から雨水等が漏 れても、鉄板19によって雨水等が屋根下地3へ漏れるのを防止できる。鉄板1 9には折返し部20が設けられているので、雨水等は鉄板19の左右方向へは流 れず、前方へ向かって流れ、鉄板19を伝わってスムーズに排出される。
【0012】 図4に示す屋根下地3はいわゆる四寸の屋根の傾斜角度をもっており、図5に 示す屋根下地3はいわゆる五寸の屋根の傾斜角度をもっている。 本考案の屋根の隅棟における屋根ふき構造では、弾性材15が設けられている ため、いわゆる四寸五分の屋根は勿論のこと、図4に示す四寸の屋根、図5に示 す五寸の屋根のいずれにも対応することができる。
【0013】 四寸の屋根、五寸の屋根のいずれに適用した場合でも、隅棟用スレート11と 隅棟用スレート13との隙間は弾性材15が確実に埋めることになるので、一種 類のスレートによって複数の傾斜角度をもつ屋根に対応することができる。 また弾性材15は隅棟用スレート11、13と同系色となっているので、隅棟 用スレート11と隅棟用スレート13との隙間は殆ど目立たないようになり、美 観を損ねることもない。
【0014】 以上、本考案の実施例について詳述してきたが、具体的な構成はこの実施例に 限られるものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲における設計の変更など があっても本考案に含まれる。 例えば上記実施例ではスレートを示したが、瓦等の他の屋根ふき材料を用いる ことも可能である。
【0015】
【考案の効果】
以上のように本考案によれば、1種類の隅棟用屋根ふき材料によって複数の屋 根の傾斜角度に対応することができるようになる。したがって業者の隅棟用屋根 ふき材料の在庫数を少なくすることが可能となり、しかも取扱いや作業上の面倒 も解消できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例にかかる屋根の隅棟における屋
根ふき構造の分解斜視図である。
【図2】本考案の実施例にかかる屋根の隅棟における屋
根ふき構造の斜視図である。
【図3】本考案の実施例にかかる屋根の隅棟における屋
根ふき構造に用いられる隅棟用スレートの平面図であ
る。
【図4】本考案の実施例にかかる屋根の隅棟における屋
根ふき構造の断面図である。
【図5】本考案の実施例にかかる屋根の隅棟における屋
根ふき構造の断面図である。
【図6】建築物の屋根の部分斜視図である。
【符号の説明】
1 屋根 3 屋根下地 5 スレート 7 隅棟 11、13 隅棟用スレート 15 弾性材 17 重合部 19 鉄板 20 折返し部 21 折り曲げ部 23 切欠き

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】屋根の隅棟において屋根下地に対応する角
    度をもって接合される屋根ふき材料を有する屋根の隅棟
    における屋根ふき構造において、屋根下地に設置される
    金属板と、前記金属板上に設置され、施工前は二分割さ
    れており、施工時に前記隅棟に対応して接合される屋根
    ふき材料と、前記屋根ふき材料の一方の接合部分に固着
    された弾性材とを具備することを特徴とする屋根の隅棟
    における屋根ふき構造。
  2. 【請求項2】請求項1において、弾性材は多数の小孔が
    形成された合成樹脂によって構成されていることを特徴
    とする屋根の隅棟における屋根ふき構造。
JP1994015905U 1994-11-30 1994-11-30 屋根の隅棟における屋根ふき構造 Expired - Lifetime JP3011729U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7481853B2 (ja) 2020-01-31 2024-05-13 ケイミュー株式会社 屋根構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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