JP3011498B2 - クロック生成回路 - Google Patents

クロック生成回路

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JP3011498B2
JP3011498B2 JP3210114A JP21011491A JP3011498B2 JP 3011498 B2 JP3011498 B2 JP 3011498B2 JP 3210114 A JP3210114 A JP 3210114A JP 21011491 A JP21011491 A JP 21011491A JP 3011498 B2 JP3011498 B2 JP 3011498B2
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義信 後藤
文彦 佐藤
直司 阿久津
忠 笠井
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はクロック生成回路に関
し、特にダイナミックRAM(以下、D‐RAMと記
す)のリフレッシュ回路におけるリフレッシュアドレス
カウンタ回路のリフレッシュクロック信号を生成するク
ロック生成回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、D‐RAMのリフレッシュ回路と
して、図4に示す構成のものが知られている。同図にお
いて、発振子1で発振されたクロックを基準クロックと
するCPU(中央処理回路)2は、D‐RAM3に対し
て書込み/読出し信号を送出するとともに、D‐RAM
アドレスセット回路4に対してアドレスバス信号を送出
する。リフレッシュアドレスカウンタ回路5はリセット
回路6からのリセット信号によってリセットされ、分周
回路7からのリフレッシュクロック信号を基準クロック
としてカウント動作を行い、リフレッシュアドレス信号
をリフレッシュアドレスカウンタ回路5へ送出する。
【0003】D‐RAMアドレスセット回路4は、供給
されるアドレスバス信号又はリフレッシュアドレス信号
を選択し、D‐RAM3に対しD‐RAMアドレス信号
0 〜A7 を送出するとともに、行アドレス信号及び列
アドレス信号を送出する。一方、リフレッシュアドレス
カウンタ回路5のリフレッシュクロック信号は、クロッ
ク回路8から送出されるクロック信号を分周回路7で分
周して得たものである。分周回路7では、CPU2のポ
ートより出力される同期信号によりCPU2の信号と同
期をとることによってリフレッシュクロック信号を生成
している。図5に、CPU2の基準クロックに対するリ
セット信号及びリフレッシュクロック信号のタイムチャ
ートを示す。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成のリフレッシュ回路では、リフレッシュアドレスカウ
ンタ回路5のリフレッシュクロック信号を、クロック回
路8からのクロック信号を分周回路7で分周することに
よって生成するようになっており、クロック回路8及び
分周回路7を発振器や複数段のカウンタ回路を用いて構
成する必要があるため、回路構成が複雑になるという問
題があった。
【0005】そこで、本発明は、簡単な回路構成にてリ
フレッシュクロック信号の生成を可能とすることによ
り、D‐RAMのリフレッシュ回路全体の回路構成の簡
略化に寄与できるようにしたクロック生成回路を提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によるクロック生
成回路は、リフレッシュアドレス信号を発生するアドレ
スカウンタ回路を備えたD‐RAMのリフレッシュ回路
において、D‐RAMをアクセスしないときにCPUか
ら所定クロックサイクル毎に出力されるタイミング制御
信号とCPUからD‐RAMに対して出力される書込み
信号又は読出し信号との組合せによってアドレスカウン
タ回路のリフレッシュクロック信号を生成する第1の生
成回路と、リセット回路から出力されるリセット信号と
前記書込み信号とに基づいてアドレスカウンタ回路のリ
セット信号を生成する第2の生成回路とからなる構成と
なっている。
【0007】
【作用】D‐RAMのリフレッシュ回路において、CP
Uからは、D‐RAMに対して書込み/読出し信号が、
又D‐RAMをアクセスしないときには所定クロックサ
イクル毎にALE(Address Latch Enable)信号と称され
るタイミング制御信号がが送出される。本発明によるク
ロック生成回路では、このCPUから出力される書込み
/読出し信号とALE信号との組合せによってリフレッ
シュクロック信号を生成するとともに、リセット回路か
ら出力されるリセット信号とCPUから出力される書込
み信号とに基づいてアドレスカウンタ回路のリセット信
号を生成する。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図1は本発明によるクロック生成回路の一
実施例を示すブロック図、図2は本発明によるクロック
生成回路を用いたD‐RAMのリフレッシュ回路の回路
構成の一例を示すブロック図である。先ず、図2におい
て、リフレッシュアドレスカウンタ回路5に供給するリ
フレッシュクロック信号を生成する回路として、本発明
によるクロック生成回路10が用いられており、それ以
外は図4の従来例の回路構成と同じである。
【0009】本発明によるクロック生成回路10は、図
1に示すように、CPU2からの書込み信号を入力とす
るNANDゲート11と、CPU2からの書込み信号及
び読出し信号を2入力とするNANDゲート12と、リ
セット回路6からのリセット信号及びNANDゲート1
1のゲート出力を2入力とするORゲート13と、D‐
RAM3をアクセスしないときにはCPU2から所定ク
ロックサイクル(本例では、6クロックサイクル)毎に
出力されるALE信号とNANDゲート12のゲート出
力を2入力とするORゲート14と、リセット回路6か
らのリセット信号をリセット(R)入力とし、ORゲー
ト14のゲート出力をクロック(CK)入力とするD‐
フリップフロツプ15とから構成されている。
【0010】かかる構成のクロック生成回路10の回路
動作につき、図3のタイムチャートを参照しつつ説明す
る。基本的には、フリップフロツプ15がCPU2より
6クロックサイクルで送出されるALE信号の立ち上が
りエッジのタイミングでリフレッシュクロック信号を発
生することになるが、CPU2が書込み/読出し信号を
送出するとき、即ちD‐RAM3をアクセスするとき
は、ALE信号が送出されないため、書込み信号又は読
出し信号の立ち下がりタイミングでフリップフロツプ1
5をトリガすることで、ALE信号の未送出期間におい
てもリフレッシュクロック信号を生成できることにな
る。
【0011】ALE信号の未送出期間では、書込み信号
又は読出し信号の立ち下がりタイミングを利用すること
で、図3のタイムチャートから明らかなように、図5の
リフレッシュクロック信号に比べて1クロック分だけ早
く立ち上がることになるが、全体的な時系列を見ると、
他のタイミングは全く同じであり、さらにD‐RAM3
のリフレッシュ動作の時には書込み信号又は読出し信号
が有効となるタイミング以外で行アドレス信号のみで行
うため、従来と全く同じ動作が可能となる。また、リセ
ット回路6からのリセット信号のみならず、書込み信号
をも用いてリフレッシュアドレスカウンタ回路5のリセ
ット信号を生成しているので、随時リセットが可能とな
る。
【0012】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、D‐RAMのリフレッシュ回路において、D‐R
AMをアクセスしないときにCPUから所定クロックサ
イクル毎に出力されるALE信号とCPUからD‐RA
Mに対して出力される書込み信号又は読出し信号との組
合せによってリフレッシュクロック信号を生成するとと
もに、リセット回路から出力されるリセット信号と書込
み信号とに基づいてリフレッシュアドレスカウンタ回路
に対するリセット信号を生成するようにしたことによ
り、簡単な回路構成にてリフレッシュクロック信号及び
リセット信号の生成が可能となるため、D‐RAMのリ
フレッシュ回路全体の回路構成の簡略化に寄与できるこ
とになる。
【0013】また、本発明によるクロック生成回路で
は、従来の同期信号に代えてALE信号を用いたことに
より、CPUから同期信号を出力する場合には、そのた
めのプログラムを組む必要があるが、ALE信号の場合
にはその必要がないため、CPUの負担を軽減できると
ともに、CPUのクロックの発振周波数が変わっても同
期をとることが可能になるという効果も得られる。さら
には、リセット回路からのリセット信号のみならず、書
込み信号をも用いてリセット信号を生成することで、リ
フレッシュアドレスカウンタ回路のリセットが随時可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるクロック生成回路の一実施例を示
すブロック図である。
【図2】本発明によるクロック生成回路を用いたD‐R
AMのリフレッシュ回路の構成を示すブロック図であ
る。
【図3】本発明の回路動作を説明するためのタイムチャ
ートである。
【図4】従来例を示すブロック図である。
【図5】従来例の回路動作を説明するためのタイムチャ
ートである。
【符号の説明】
2 CPU(中央処理回路) 3 ダイナミ
ック(D)RAM 4 アドレスセット回路 5 リフレッシュアドレスカウンタ回路 10 本発明によるクロック生成回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 阿久津 直司 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電 気工業株式会社内 (72)発明者 笠井 忠 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電 気工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−183095(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11C 11/40 - 11/409

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リフレッシュアドレス信号を発生するア
    ドレスカウンタ回路を備えたダイナミックRAMのリフ
    レッシュ回路において、前記アドレスカウンタ回路のリ
    フレッシュクロック信号を生成するクロック生成回路で
    あって、 前記ダイナミックRAMをアクセスしないときにCPU
    から所定クロックサイクル毎に出力されるタイミング制
    御信号とCPUから前記ダイナミックRAMに対して出
    力される書込み信号又は読出し信号との組合せによって
    前記リフレッシュクロック信号を生成する第1の生成回
    路と、 リセット回路から出力されるリセット信号と前記書込み
    信号とに基づいて前記アドレスカウンタ回路のリセット
    信号を生成する第2の生成回路とからなることを特徴と
    するリフレッシュクロック生成回路。
JP3210114A 1991-07-25 1991-07-25 クロック生成回路 Expired - Lifetime JP3011498B2 (ja)

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JPH0528758A JPH0528758A (ja) 1993-02-05
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