JP3011166B2 - デバッグ回路 - Google Patents

デバッグ回路

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JP3011166B2
JP3011166B2 JP9359726A JP35972697A JP3011166B2 JP 3011166 B2 JP3011166 B2 JP 3011166B2 JP 9359726 A JP9359726 A JP 9359726A JP 35972697 A JP35972697 A JP 35972697A JP 3011166 B2 JP3011166 B2 JP 3011166B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データ処理装置の
デバッグ回路に関し、特に分岐ヒストリテーブルを用い
たデバッグ回路に関する。
【0002】
【従来の技術】分岐命令を高速化する手段として従来か
ら考えられている方法として、U.S.Pat No.
3,559,183によって示される分岐ヒストリテー
ブルやU.S.Pat No.4,477,872によ
って示されるデコードヒストリテーブル等を用いた方法
があった。
【0003】これら分岐を高速化する手段を分岐の高速
化だけでなくデータ処理装置のデバッグ回路として流用
したものに特開平2−77853号公報および特開平2
−188840号公報に記載されたデータ処理装置があ
り、命令アドレス単位でのデバッグ割り込みが可能とな
っている。
【0004】ここで、デバッグ回路とは、プログラムを
実行しているデータ処理装置を割り込みをかけることに
より任意のタイミングで停止させ、その時のハードウェ
ア、ソフトウェアの状態を調べることによりプログラム
のデバッグを行う回路である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のデバッグ回
路では、割り込みの要因が命令アドレスだけであったた
め、命令の処理が複数サイクル必要な場合、その処理の
途中でデバッグ割り込みを発生させることは不可能であ
るという問題点があった。
【0006】本発明の目的は、分岐ヒストリテーブルを
利用することにより、少ないハード量の追加で複数の命
令アドレスとマイクロ命令アドレスに対してその出現回
数の細かい指定をしてデータ処理装置の停止を指示する
ことができるデバッグ回路を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のデバッグ回路は、分岐命令のアドレスと該
分岐命令の分岐先アドレスを対にして記憶する分岐ヒス
トリテーブルを有するデータ処理装置のデバッグ回路に
おいて、前記分岐ヒストリテーブルに記憶された分岐命
令のアドレスの代わりにデータ処理装置の動作の停止を
指示するためのデバッグ用の命令アドレスを記憶する分
岐アドレスアレイと、前記分岐ヒストリテーブルに記憶
された分岐命令の分岐先アドレスの代わりに前記デバッ
グ用の命令アドレスにより示される命令語が前記データ
処理装置の動作を停止させたいアドレスであるマイクロ
命令アドレスを記憶する分岐先アドレスアレイと、前記
分岐ヒストリテーブルの各エントリに対して、記憶され
ている命令アドレスが、分岐命令のアドレスとデバッグ
用の命令アドレスのどちらであるかを示すためのデバッ
グ情報アレイと、デバッグ割り込みを行うまでの回数を
記憶するためのデバッグカウンタアレイと、前記分岐ヒ
ストリテーブルに記憶された命令アドレスと命令取り出
しアドレスを比較するアドレス比較器と、前記アドレス
比較器によって命令取り出しアドレスと前記分岐ヒスト
リテーブルに記憶された命令アドレスが一致したとき、
その記憶された命令アドレスが前記デバッグ情報アレイ
によってデバッグ用の命令アドレスであることを示され
た場合、前記分岐ヒストリテーブルに記憶された命令ア
ドレスを記憶するデバッグアドレスレジスタと、前記ア
ドレス比較器によって命令取り出しアドレスと前記分岐
ヒストリテーブルに記憶された命令アドレスが一致する
とともに該命令アドレスが前記デバッグ情報アレイによ
ってデバッグ用の命令アドレスであることを示された場
合に、前記分岐ヒストリテーブルに記憶されたマイクロ
命令アドレスを記憶し、そうでない場合、前記分岐ヒス
トリテーブルに記憶された分岐先アドレスを記憶する予
想分岐先アドレスレジスタと、前記デバッグカウンタア
レイから出力されたデバッグ割り込み発生までの回数を
記憶するデバッグカウンタと、前記デバッグアドレスレ
ジスタに対して、記憶された命令アドレスがデバッグ用
のアドレスと予測される分岐先アドレスのどちらである
かを示すためのアドレス情報表示手段と、前記デバッグ
アドレスレジスタに記憶された命令アドレスと現在実行
中の命令アドレスを比較するデバッグアドレス比較回路
と、前記予想分岐先アドレスレジスタに記憶されたマイ
クロ命令アドレスと現在実行中の命令語のマイクロ命令
アドレスとを比較するデバッグアドレス比較器と、前記
デバッグアドレスレジスタにより、現在実行中の命令ア
ドレスがデバッグ対象命令アドレスであることが示さ
れ、かつ、前記デバッグアドレス比較器により現在実行
中のマイクロ命令アドレスがデバッグ対象のマイクロ命
令アドレスであることが示され、かつ、前記アドレス情
報表示手段により記憶されたアドレスがデバッグ用のア
ドレスであると示され、さらに、前記デバッグカウンタ
によりデバッグ割り込みの回数であることが示された場
合に、前記データ処理装置を停止するための指示を出力
し、前記デバッグカウンタがデバッグ割り込みの回数を
示していない場合は、前記デバッグカウンタが記憶して
いるデバッグ割り込みの回数を更新して前記デバッグカ
ウンタアレイに書き戻すデータ処理装置停止手段とから
構成されることを特徴とする。
【0008】また、本発明は、前記アドレス情報表示手
段が、前記アドレス比較器の出力と前記デバッグ情報ア
レイの出力を反転した出力が共にアクティブである場合
に、予測分岐先アドレスが検出されたことを示す予測分
岐先アドレス検出情報をアドレス生成回路に送出する予
測分岐先検出フラグと、前記アドレス比較器の出力と前
記デバッグ情報アレイの出力が共にアクティブである場
合に、デバッグアドレスが検出されたことを示すデバッ
グアドレス検出情報を前記データ処理装置停止手段に送
出するデバッグアドレス検出フラグとから構成されてい
る。
【0009】また、本発明は、前記データ処理装置停止
手段が、前記デバッグカウンタより送出されるデバッグ
割り込みまでの回数が“0”となると前記データ処理装
置停止手段にその旨を伝達するデバッグ回路比較器と、
前記デバッグカウンタから出力されたデバッグ割り込み
までの回数から一定の数を減算して前記デバッグカウン
タアレイに出力するデバッグカウント減算器と、前記デ
バッグアドレスレジスタにより現在実行中の命令アドレ
スがデバッグ対象命令アドレスであることを示す信号
と、前記デバッグアドレス比較器により現在実行中のマ
イクロ命令アドレスがデバッグ対象のマイクロ命令アド
レスであることを示す信号と、前記アドレス情報表示手
段により記憶されたアドレスがデバッグ用のアドレスで
あることを示す信号と、前記デバッグカウンタによりデ
バッグ割り込みの回数であることを示す信号との論理積
を計算することにより前記データ処理装置を停止するた
めの指示を出力するアンド回路とから構成されている。
【0010】本発明は、分岐ヒストリテーブルに記億さ
れる分岐命令のアドレスの代わりにデバッグ対象の命令
アドレスを、分岐先アドレスの代わりにデバッグ対象の
命令中のマイクロ命令アドレスを記億させ、さらにデバ
ッグ開始までの検出回数を記憶させるメモリを追加する
ことにより、命令アドレスとそのマイクロ命令アドレス
とその出現回数の組み合わせで、命令語の個別ステップ
に関してトラップを仕掛けることが出来るようになり細
かいデバッグが可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明の一実施形態のデバ
ッグ回路について説明する。
【0012】本実施形態のデバッグ回路は、命令アドレ
スレジスタ1と、分岐先アドレスレジスタ2と、分岐ア
ドレスアレイ3と、分岐先アドレスアレイ4と、デバッ
グ情報アレイ5と、アドレス比較器6と、反転回路6
と、アンド回路8、9と、予測分岐先検出フラグ10
と、デバッグアドレス検出フラグ11と、予測分岐先ア
ドレスレジスタ12と、デバッグアドレス比較器13
と、アンド回路14と、デバッグカウンタアレイ15
と、デバッグカウンタ16と、デバッグ回路比較器17
と、デバッグカウント減算器18と、デバッグカウンタ
アレイアドレス選択器19と、デバッグアドレスレジス
タ20と、デバッグアドレス比較器21と、デバッグ情
報レジスタ22とから構成されている。
【0013】命令アドレスレジスタ1は、予測分岐先ア
ドレス索引時の命令取り出しアドレス、分岐命令アドレ
ス登録時の分岐命令アドレス、あるいはデバッグ対象ア
ドレス登録時のデバッグ対象命令アドレスを記憶するた
めのレジスタであり、アドレス生成回路(図示せず)か
ら送出される命令アドレスを受け、その下位ビットをメ
モリのアドレスとして信号線104を介して分岐アドレ
スアレイ3、分岐先アドレスアレイ4、デバッグ情報ア
レイ5に、また、その上位ビットを分岐アドレスアレイ
3の書き込みデータおよびアドレス比較器6の比較対象
として信号線103を介して送出する。
【0014】分岐先アドレスレジスタ2は、命令アドレ
スレジスタ1に記憶された分岐先アドレスの登録時の分
岐命令アドレスに対応してその分岐先アドレスを記憶
し、命令アドレスレジスタ1に記憶されたデバッグ対象
命令アドレスに対応してデバッグ対象マイクロ命令アド
レスを記憶するためのレジスタであり、アドレス生成回
路(図示せず)より送出された分岐先アドレスを受け、
分岐先アドレスアレイ4に書き込みデータとして送出す
る。
【0015】デバッグ情報レジスタ22は、デバッグ対
象命令アドレス/マイクロ命令アドレスを分岐ヒストリ
テーブルに設定するときは“1”を、それ以外のときは
“0”を記憶するレジスタであり、診断装置 (図示せ
ず)より送出されたデバッグ設定時かどうかの情報を受
け、その情報をデバッグ情報アレイ5に送出する。
【0016】分岐アドレスアレイ3は、分岐結果が成功
であった分岐命令のアドレスあるいはデバッグ対象の命
令アドレスを記憶するためのメモリであり、信号線10
4を介して命令アドレスレジスタ1より送出される命令
アドレスの下位ビットをアドレスとして、索引時には過
去の分岐命令のアドレスあるいはデバッグ対象の命令ア
ドレスを信号線106を介してアドレス比較器6あるい
はデバッグアドレスレジスタ20に送出し、登録時には
命令アドレスレジスタ1の上位ビットを信号線103を
介して受け、それを記憶する。
【0017】分岐先アドレスアレイ4は、分岐アドレス
アレイ3に記憶される分岐命令アドレス/デバッグ対象
命令アドレスに対応して、分岐結果が成功であった分岐
命令の分岐先アドレスあるいはデバッグ対象マイクロ命
令アドレスを記憶するためのメモリであり、信号線10
4を介して命令アドレスレジスタ1より送出される命令
アドレスの下位ビットをアドレスとして、登録時には信
号線105を介して分岐先アドレスレジスタ2より送出
される分岐命令の分岐先アドレスを記憶し、索引時には
過去の分岐命令のアドレスあるいはデバッグ対象マイク
ロ命令アドレスを予測分岐先アドレスレジスタl2に送
出する。
【0018】デバッグ情報アレイ5は、分岐アドレスア
レイ3が記憶している命令アドレスが分岐命令のアドレ
スか、あるいは、デバッグ用の命令アドレスかを示す信
号を記憶するためのメモリであり、信号線104を介し
て命令アドレスレジスタ1より送出される命令アドレス
の下位ビットをアドレスとして、登録時にはデバッグ情
報レジスタ22によって送出されるデバッグアドレス登
録時かどうかの情報を記憶し、索引時にはその情報を信
号線108を介して反転回路7およびアンド回路9に送
出する。
【0019】アドレス比較器6は、命令取り出しアドレ
スが過去の分岐命令のアドレスあるいは過去のデバッグ
アドレスと一致しているかどうかを検出するための回路
であり、信号線103を介して命令アドレスレジスタ1
より送出される命令アドレスの上位ビットと分岐アドレ
スアレイ3より信号線106を介して送出される命令ア
ドレスを比較し、一致したかどうかの情報を信号線10
9を介してアンド回路8およびアンド回路9に送出す
る。
【0020】反転回路7は、検出したアドレスの一致が
デバッグアドレスで無いことを示すための回路であり、
信号線108を介してデバッグ情報アレイ5より送出さ
れたデバッグアドレスかどうかの信号を受け、デバッグ
アドレスであれば“0”を、そうでなけれは“1”をア
ンド回路8に送出する。
【0021】アンド回路8は、予測分岐先アドレスが検
出されたかどうかを示すための回路であり、信号線10
9を介してアドレス比較器6より送出されたアドレス比
較結果と反転回路7より送出されたデバッグアドレスで
は無いという情報より、予測分岐先アドレスが検出され
たことを示す情報を予測分岐先検出フラグ10に送出す
る。
【0022】アンド回路9は、デバッグアドレスが検出
されたかどうかを示すための回路であり、信号線109
を介してアドレス比較器6より送出されたアドレス比較
結果と信号線108を介してデバッグ情報アレイ5より
送出されたデバッグアドレスであることを示す情報よ
り、デバッグアドレスが検出されたことを示す情報デバ
ッグアドレス検出フラグ11に送出する。
【0023】予測分岐先検出フラグ10は、予測分岐先
アドレスが検出されたことを示すフラグであり、アンド
回路8より送出される予測分岐先アドレス検出情報を受
け、その情報をアドレス生成回路(図示せず)に送出す
る。
【0024】デバッグアドレス検出フラグ11は、デバ
ッグアドレスが検出されたことを示すフラグであり、ア
ンド回路9より送出されるデバッグアドレス検出情報を
受け、その情報をアンド回路14に送出する。
【0025】デバッグアドレスレジスタ20は、信号線
106を介して分岐アドレスアレイ3より送出されるデ
バッグ対象命令アドレスを受け、そのデバッグ対象命令
アドレスをデバッグアドレス比較器13に送出するとと
もにそのデバッグ対象命令アドレスの下位ビットをデバ
ッグカウンタアレイアドレス選択器19に送出する。デ
バッグアドレス比較器13は、現在実行している命令が
デバッグ対象命令アドレスかどうかを検出するための回
路であり、デバッグアドレスレジスタ20より送出され
るデバッグ対象命令アドレスと実行装置(図示せず)よ
り送出される命令カウンタ値を比較し、その結果をアン
ド回路14に送出する。
【0026】予測分岐先アドレスレジスタ12は、予測
分岐先アドレス、あるいはデバッグ対象のマイクロ命令
アドレスを受けるレジスタであり、分岐先アドレスアレ
イ4より送出される過去の分岐命令の分岐先アドレスあ
るいはデバッグ対象のマイクロ命令アドレスを受け、ア
ドレス生成回路(図示せず)およびデバッグアドレス比
較器21に送出する。
【0027】デバッグアドレス比較器21は、現在実行
している命令がデバッグ対象マクロ命令アドレスかどう
かを検出するための回路であり、予測分岐先アドレスレ
ジスタl5より送出されるデバッグ対象マイクロ命令ア
ドレスと実行装置(図示せず)より送出されるマイクロ
命令カウンタ値を比較し、その結果をアンド回路14に
送出する。
【0028】デバッグカウンタアレイアドレス選択回路
19は、デバッグカウンタアレイ15の読み出しおよび
書き込みアドレスを記憶するための回路であり、書き込
み時は信号線103を介して命令アドレスレジスタ1よ
り送出された命令アドレスの下位ビットを、それ以外の
ときはデバッグアドレスレジスタ20から送出されたデ
バッグ対象の命令アドレスの下位ビットを選択してデバ
ッグカウンタアレイ15に読み出し/書き込みアドレス
として送出する。
【0029】デバッグカウンタアレイ15は、デバッグ
割り込みを行うまでの回数を記憶するためのメモリであ
り、デバッグカウンタアレイアドレス選択器19から送
出されたアドレスからデバッグ割り込みまでの回数をデ
バッグカウンタ16に送出し、デバッグカウント減算器
18から送出された減算後のデバッグ割り込みまでの回
数を入力する。
【0030】デバッグカウンタ16は、デバッグアドレ
スレジスタ20、予測分岐先アドレスレジスタ12に対
応してそのデバッグ割り込みまでの回数を受けるレジス
タであり、デバッグカウンタアレイ15より送出された
デバッグまでの回数を受け、デバッグ回数比較器17お
よびデバッグカウント減算器18に送出する。
【0031】デバッグカウント減算器18は、次回デバ
ッグ割り込みまでの回数を修正するための減算回路であ
り、デバッグカウンタ16より送出されるデバッグ割り
込みまでの回数を受け、その回数から1を減算した値を
デバッグカウンタアレイ15に送出する。
【0032】デバッグ回路比較器17は、現在がデバッ
グ割り込みの回数かどうかを検出する比較回路であり、
デバッグカウンタ16より送出されるデバッグ割り込み
までの回数が“0”であった場合“1”を、そうでない
場合“0”をアンド回路14に送出する。
【0033】アンド回路14は、今実行している命令が
デバッグ対象であることを検出したという信号を生成す
るための回路であり、デバッグアドレス検出フラグ11
より送出されるデバッグ対象の命令アドレスおよびマイ
クロ命令アドレスがデバッグアドレスレジスタ20およ
び予測分岐先アドレスレジスタ12に記憶されていると
いうことを示す情報と、デバッグアドレス比較器13よ
り送出される現在の命令カウンタ値がデバッグ対象命令
アドレスであることを示す情報と、デバッグアドレス比
較器21より送出される現在のマイクロ命令カウンタ値
がデバッグ対象マイクロ命令アドレスであることを示す
情報と、デバッグ回路比較器17より送出される現在が
デバッグ割り込みの回数であることを示す情報の全てが
“1”の場合に、今実行している命令によりデータ処理
装置を停止することを示す情報を診断装置(図示せず)
に送出する。
【0034】次に本実施形態の動作について図1を用い
て説明する。
【0035】先ず最初に、分岐命令の登録時の動作につ
いて説明する。
【0036】分岐命令でその分岐結果が成功であった場
合、その分岐命令のアドレスが命令アドレスレジスタ1
に、また、その分岐先アドレスが分岐先アドレスレジス
タ2にセットされる。そうして、その対で分岐アドレス
アレイ3および分岐先アドレスアレイ4に記録される。
【0037】次に、通常の命令取り出し時の動作につい
て説明する。
【0038】命令取り出し時はその取り出しアドレスが
命令アドレスレジスタ1にセットされる。そして、その
アドレスと分岐アドレスアレイ3に記録されている過去
に分岐が成功した分岐命令のアドレスをアドレス比較器
6で比較し、一致した場合に“1”の信号を信号線10
9に出力する。このときこのアドレスがデバッグアドレ
スで無い場合には、デバッグ情報アレイ5より送出され
るデバッグアドレス情報は“0”となり予測分岐先検出
フラグ10がセットされ、同時に分岐先アドレスアレイ
4より送出される過去の分岐命令の分岐先アドレスを予
測される分岐先アドレスとして予測分岐先アドレスレジ
スタ12にセットされる。そうしてその情報がアドレス
生成回路(図示せず)に伝えられアドレス生成回路はそ
の予測分岐先アドレスから命令取り出しを開始する。
【0039】最後に、デバッグ時の動作について説明す
る。
【0040】まず、デバッグ対象命令アドレス/マイク
ロ命令アドレスを設定する時は、命令アドレスレジスタ
1にデバッグ対象命令アドレスが、分岐先アドレスレジ
スタ2にデバッグ対象マイクロ命令アドレスが、デバッ
グ情報レジスタ22にデバッグ対象アドレスを書き込む
ことを示すために“1”を設定し、デバッグ割り込みま
での回数をデバッグカウンタ16に設定する。このこと
により、分岐アドレスアレイ3にデバッグアドレスが書
き込まれ、分岐先アドレスレジスタ2にデバッグ対象マ
イクロ命令アドレスが書き込まれ、それと同時にデバッ
グ情報アレイ5にそのエントリにデバッグ情報を書き込
んだことを示すために“1”が、デバッグ割り込みまで
の回数がデバッグカウンタアレイ15に書き込まれる。
命令取り出し時は通常と同様に命令アドレスレジスタ1
に命令取り出しアドレスがセットされるが、その時の分
岐アドレスアレイ3のアドレスがデバッグアドレスであ
った場合、信号線108にデバッグ情報アレイ5から
“1”が送出される。これによりデバッグアドレス検出
フラグ11がセットされ、これと同時にデバッグ対象命
令アドレスがデバッグアドレスレジスタ12に、デバッ
グ対象マイクロ命令アドレスが予測分岐先アドレスレジ
スタ12に、デバッグ割り込みまでの回数がデバッグカ
ウンタ16にセットる。この後、デバッグアドレスレジ
スタ12に記憶されたデバッグ対象アドレスと命令カウ
ンタ値が、予測分岐先アドレスレジスタ12に記憶され
たデバッグ対象マイクロ命令アドレスとマイクロ命令カ
ウンタ値がそれぞれ比較され、両方が一致した場合、デ
バッグカウンタ16が示すデバッグ割り込みまでの回数
が“0”であった場合、データ処理装置を停止する指示
信号が診断装置(図示せず)に送出される。デバッグカ
ウンタ16の値が“0”で無かった場合はその値を1減
算した値がデバッグカウンタアレイ15に書き戻され、
さらにデバッグアドレス検出フラグがリセットされる。
【0041】
【発明の効果】本発明は、複数の命令アドレスとそのマ
イクロ命令アドレスに対してデバッグを指定することが
でき、さらにその出現回数までも指定することができる
ため、小規模のハード回路を追加するのみで分岐ヒスト
リテーブルを利用することにより細かい設定でデータ処
理装置の停止を指示することができるという効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のデバッグ回路の構成を示
したブロック図である。
【符号の説明】
1 命令アドレスレジスタ 2 分岐先アドレスレジスタ 3 分岐アドレスアレイ 4 分岐先アドレスアレイ 5 デバッグ情報アレイ 6 アドレス比較器 7 反転回路 8、9 アンド回路 10 予測分岐先検出フラグ 11 デバッグアドレス検出フラグ 12 予測分岐先アドレスレジスタ 13 デバッグアドレス比較器 14 アンド回路 15 デバッグカウンタアレイ 16 デバッグカウンタ 17 デバッグ回路比較器 18 デバッグカウント減算器 19 デバッグカウンタアレイアドレス選択器 20 デバッグアドレスレジスタ 21 デバッグアドレス比較器 22 デバッグ情報レジスタ 103、104 信号線 106 信号線 108、109 信号線

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分岐命令のアドレスと該分岐命令の分岐
    先アドレスを対にして記憶する分岐ヒストリテーブルを
    有するデータ処理装置のデバッグ回路において、 前記分岐ヒストリテーブルに記憶された分岐命令のアド
    レスの代わりにデータ処理装置の動作の停止を指示する
    ためのデバッグ用の命令アドレスを記憶する分岐アドレ
    スアレイと、 前記分岐ヒストリテーブルに記憶された分岐命令の分岐
    先アドレスの代わりに前記デバッグ用の命令アドレスに
    より示される命令語が前記データ処理装置の動作を停止
    させたいアドレスであるマイクロ命令アドレスを記憶す
    る分岐先アドレスアレイと、 前記分岐ヒストリテーブルの各エントリに対して、記憶
    されている命令アドレスが、分岐命令のアドレスとデバ
    ッグ用の命令アドレスのどちらであるかを示すためのデ
    バッグ情報アレイと、 デバッグ割り込みを行うまでの回数を記憶するためのデ
    バッグカウンタアレイと、 前記分岐ヒストリテーブルに記憶された命令アドレスと
    命令取り出しアドレスを比較するアドレス比較器と、 前記アドレス比較器によって命令取り出しアドレスと前
    記分岐ヒストリテーブルに記憶された命令アドレスが一
    致したとき、その記憶された命令アドレスが前記デバッ
    グ情報アレイによってデバッグ用の命令アドレスである
    ことを示された場合、前記分岐ヒストリテーブルに記憶
    された命令アドレスを記憶するデバッグアドレスレジス
    タと、 前記アドレス比較器によって命令取り出しアドレスと前
    記分岐ヒストリテーブルに記憶された命令アドレスが一
    致するとともに該命令アドレスが前記デバッグ情報アレ
    イによってデバッグ用の命令アドレスであることを示さ
    れた場合に、前記分岐ヒストリテーブルに記憶されたマ
    イクロ命令アドレスを記憶し、そうでない場合、前記分
    岐ヒストリテーブルに記憶された分岐先アドレスを記憶
    する予想分岐先アドレスレジスタと、 前記デバッグカウンタアレイから出力されたデバッグ割
    り込み発生までの回数を記憶するデバッグカウンタと、 前記デバッグアドレスレジスタに対して、記憶された命
    令アドレスがデバッグ用のアドレスと予測される分岐先
    アドレスのどちらであるかを示すためのアドレス情報表
    示手段と、 前記デバッグアドレスレジスタに記憶された命令アドレ
    スと現在実行中の命令アドレスを比較するデバッグアド
    レス比較回路と、 前記予想分岐先アドレスレジスタに記憶されたマイクロ
    命令アドレスと現在実行中の命令語のマイクロ命令アド
    レスとを比較するデバッグアドレス比較器と、 前記デバッグアドレスレジスタにより、現在実行中の命
    令アドレスがデバッグ対象命令アドレスであることが示
    され、かつ、前記デバッグアドレス比較器により現在実
    行中のマイクロ命令アドレスがデバッグ対象のマイクロ
    命令アドレスであることが示され、かつ、前記アドレス
    情報表示手段により記憶されたアドレスがデバッグ用の
    アドレスであると示され、さらに、前記デバッグカウン
    タによりデバッグ割り込みの回数であることが示された
    場合に、前記データ処理装置を停止するための指示を出
    力し、前記デバッグカウンタがデバッグ割り込みの回数
    を示していない場合は、前記デバッグカウンタが記憶し
    ているデバッグ割り込みの回数を更新して前記デバッグ
    カウンタアレイに書き戻すデータ処理装置停止手段とか
    ら構成されることを特徴とするデバッグ回路。
  2. 【請求項2】 前記アドレス情報表示手段が、 前記アドレス比較器の出力と前記デバッグ情報アレイの
    出力を反転した出力が共にアクティブである場合に、予
    測分岐先アドレスが検出されたことを示す予測分岐先ア
    ドレス検出情報をアドレス生成回路に送出する予測分岐
    先検出フラグと、 前記アドレス比較器の出力と前記デバッグ情報アレイの
    出力が共にアクティブである場合に、デバッグアドレス
    が検出されたことを示すデバッグアドレス検出情報を前
    記データ処理装置停止手段に送出するデバッグアドレス
    検出フラグとから構成されている請求項1記載のデバッ
    グ回路。
  3. 【請求項3】 前記データ処理装置停止手段が、 前記デバッグカウンタより送出されるデバッグ割り込み
    までの回数が“0”となると前記データ処理装置停止手
    段にその旨を伝達するデバッグ回路比較器と、 前記デバッグカウンタから出力されたデバッグ割り込み
    までの回数から一定の数を減算して前記デバッグカウン
    タアレイに出力するデバッグカウント減算器と、 前記デバッグアドレスレジスタにより現在実行中の命令
    アドレスがデバッグ対象命令アドレスであることを示す
    信号と、前記デバッグアドレス比較器により現在実行中
    のマイクロ命令アドレスがデバッグ対象のマイクロ命令
    アドレスであることを示す信号と、前記アドレス情報表
    示手段により記憶されたアドレスがデバッグ用のアドレ
    スであることを示す信号と、前記デバッグカウンタによ
    りデバッグ割り込みの回数であることを示す信号との論
    理積を計算することにより前記データ処理装置を停止す
    るための指示を出力するアンド回路とから構成されてい
    る請求項1または2記載のデバッグ回路。
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