JP3010849B2 - 貨物搬送用パレットの水平移動装置及び固定装置 - Google Patents

貨物搬送用パレットの水平移動装置及び固定装置

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JP3010849B2 JP3287900A JP28790091A JP3010849B2 JP 3010849 B2 JP3010849 B2 JP 3010849B2 JP 3287900 A JP3287900 A JP 3287900A JP 28790091 A JP28790091 A JP 28790091A JP 3010849 B2 JP3010849 B2 JP 3010849B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、貨物を積載したパレッ
ト又は空のパレットの、搬機による収納場所への搬入又
はそこからの搬出に当たって使用されるパレットの水平
移動装置及びその固定装置に関するものである。なお、
以下の説明では、実施例として、貨物を自動車とした駐
車場に適用した場合を取上げた。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の機械式立体駐車場のパレ
ットの水平移動装置として、特公昭58−20354号
に示されるものがある。これは、図11に示すごとく、
搬機上に無端状に巻掛けられたチェーン40に係合爪4
9を設け、この係合爪をパレットに設けられた突起48
に引掛けてパレット44を水平移動するようになってい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の機械式立体駐車
場においては、搬機や駐車室内で、パレットの移動を防
止するようにロックしていないので、地震や搬機昇降時
の揺れによりパレットの位置がずれて、パレット同志が
接触する問題がある。
【0004】また一本の係合爪49をパレットに設けら
れた突起48に当接させて水平移動するので、パレット
進行方向には力を伝達できるが、逆方向には力を伝達し
ない。従って、減速時の制動力を伝達することができな
いため、制動は支持ローラ50等の摩擦力に頼るしかな
く、移動時間短縮のために急制動することができない等
の問題がある。本発明は上記の問題を解消できるように
した貨物搬送用パレットの水平移動装置及び固定装置を
提供することを課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の貨物搬送用パレ
ットの水平移動装置は、パレットを載置して出入口部よ
り鉛直方向に設けらた昇降路内を昇降する搬機と、上記
昇降路の両側に複数階設けられた収納室を備え、上記搬
機を駐車室位置に停止させ、収納室と搬機間でパレット
を水平移動することにより移載せしめるよう構成した機
械式立体収納設備において;上記パレットに被把持部を
設けると共に、上記搬機に水平方向に移動自在な把持部
を設け、該把持部が上記被把持部を把持する向かい合う
爪を有し、さらに該爪が上記搬機に設置した爪開閉駆動
機構により開閉駆動されることを特徴とするものであ
る。
【0006】また、貨物搬送用パレットの固定装置は、
搬機及び収納室の一部にパレットを位置固定するための
切り欠き部を設けると共に、パレット上に上記切り欠き
部に係合するアンカーを係脱可能に設け、且つ上記アン
カーを前記把持部の爪の閉動作により上記切り欠き部か
ら外し、爪の開動作により上記切り欠き部に係止される
ようにしたことを特徴とするものである。
【0007】
【作用】上記の構成において、パレットが搬機上にあ
り、収納室である駐車室にパレットを移載する場合、搬
機上の把持部である爪によりパレットに設けられた被把
持部を挟み込むことにより、搬機上の切り欠き部からア
ンカーを外しロックを解放し、パレットを駐車室の所定
位置まで水平移送する。そこで、爪を解放すれば、アン
カーは駐車室に設けられた切り欠き部に掛けられパレッ
トは位置固定される。パレットが駐車室にあり、パレッ
トを搬機上に移載する場合も、上記と同様な動作で行わ
れる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面により説明す
る。
【0009】図10に、機械式立体駐車場の全体構成が
示されている。搬機28の鉛直方向昇降路の両側に、駐
車室29が複数階設けられている。そして、駐車場出入
口で、搬機上のパレット24に車を載せ、搬機によりこ
の車をパレット24と共に所定の駐車室位置まで上げ、
駐車室29に移載して駐車させたり、また逆に駐車室に
パレットに載せられて駐車している車を、パレットと共
に搬機に移載し、搬機により駐車場出入口に降ろして、
出庫させるようになっている。
【0010】パレット24の4隅に被把持部10が、パ
レットの進行方向に直交し突出して設けられている(図
1、4)。搬機28に、上記被把持部10を把持する把
持部27が、水平方向に駆動されるように設けられてい
る(図1、2)。
【0011】パレット24に、このパレットを所定の位
置に位置決め固定する、回動可能なアンカー15が設け
られている(図4、7)。そして、このアンカー15が
係止される切り欠き部16が、搬機28及びパレットが
走行するレール25に形成されている(図4)。次に、
搬機28上に設けれられた把持部27及びその水平移動
機構の詳細を図2、5、及び6により説明する。まず、
把持部27の爪ブロック23の構成を図6により説明す
る。
【0012】爪ブロック23に、爪(abcd) 23a及び
爪(ihj)23bが組み込まれている。そして、リンク
(cef )及びリンク(gkh )がそれぞれ、爪23a及び
23bに、c点及びh点でピン連結されている。また、
リンク(fg)が上記リンク(cef )及びリンク(gkh )
にそれぞれf点及びg点でピン連結されている。また、
爪23a及び23bのb点及びj点は、爪ブロック23
に形成されたスリット23cに案内されて、水平方向に
移動できるようになっている。
【0013】そして、爪ブロック23の両端のk、l点
に横行チェーン22の端部が接続されている。一方、爪
23aのa点の両側に爪開閉チェーン21の端部が接続
されている。
【0014】横行チェーン22は、爪ブロック23のk
点から、転向スプロケット1f、1g、1hを介して、
横行モータ4により駆動される駆動スプロケット3bに
巻回されてから、転向スプロケット1i、1j、1kを
介して、爪ブロック23のl点に戻っている。
【0015】一方、爪開閉チェーン21は、爪23aの
a点から、転向スプロケット1a、1bを介して、開閉
スプロケットブロック20のスプロケット2aに巻回さ
れて、方向転換され転向スプロケット1cを経て、横行
モータ4により駆動される駆動スプロケット3a巻回さ
れてから、開閉スプロケットブロック20のスプロケッ
ト2bに巻回され、方向転換されてから、転向スプロケ
ット1d、1eを介して、爪23aのa点に戻ってい
る。
【0016】そして、開閉スプロケットブロック20
は、電動シリンダ等(図示せず)により、A、B方向に
移動されるようになっている。開閉スプロケットブロッ
ク20のA、B方向の移動により、爪開閉チェーン21
が動き、爪23aのa点がC、D方向に移動することに
より、爪23a及び23bの開閉動作がなされる。
【0017】また、横行モータ4を駆動することによ
り、同軸上の駆動スプロケット3a、3bが同時に駆動
され、爪開閉チェーン21及び横行チェーン22が同時
に等速で駆動される。これにより、把持部27は、爪の
開閉動作をすること無く、水平に移動される。即ち、搬
機27に設けられた把持部27によりパレット24の被
把持部10を把持した状態で、パレットを移動させるこ
とができる。そして、横行モータ4にブレーキを掛ける
ことにより、パレットを所定の位置に停止させることが
できる。次に、パレット24の位置決め固定機構の構成
を、図4、7〜9により説明する。
【0018】パレット24の4隅に設けられた被把持部
10に隣接して、先端にプレート11aを有するロッド
11がパレット24に進退可能に取付けられている(図
7)。また、シャフト14がパレット24に枢着されて
いる。このシャフト14に、端部に長孔13aを有する
レバー13が固定されている。そして、ロッド11の基
端に設けられた軸11bがこの長孔13aに係合してい
る。こうして、ロッド11を進退駆動することにより、
シャフト14が回動するようになっている(図8)。
【0019】一方、上記シャフト14に、断面円弧状の
板状のアンカー15が固定されている。従って、このア
ンカー15は、上記シャフト14の回動に伴って、回動
されるようになっている。一方、このアンカー15は、
圧縮ばね17により付勢され、パレット24の停止位置
で、横行レール25に形成された切り欠き部16に係合
して、パレットは位置固定されるようになっている。
【0020】そして、パレット24を水平移動させる場
合に、前記の開閉スプロケットブロック20を移動する
ことにより、爪23a,23bを閉じパレット24の被
把持部10を把持する。この際、図7に示すように、爪
23aにより、プレート11aが押され、シャフト14
が圧縮ばね17に抗して回動され、アンカー15は切り
欠き部16から外される。この状態で、横行モータ4を
駆動することにより、パレット24は爪ブロック23に
より、水平移動される。
【0021】そして、パレット24を所定の位置まで移
動してから、爪23a,23bを開くことにより、プレ
ート11aは前進可能即ちシャフト14が回動可能とな
り、アンカー15が圧縮ばね17により押されて切り欠
き部16に係止され、パレット24の位置固定がなされ
る。なお、搬機自体にも、パレットを位置決めするため
の切り欠き部(図示せず)が設けられている。
【0022】
【発明の効果】本発明のパレットの水平移動及び固定装
置は上記のようなもので、パレットに設けた被把持部を
搬機に設けた把持部により把持して水平移動し、該把持
部は被部を把持する向い合う爪を有し、さらに爪が搬機
に設置した爪開閉駆動機構により開閉駆動されるので、
パレットの進行方向だけでなく、逆方向にも力を伝達で
きるので、減速時の制動力を伝達することができる。こ
れにより、従来のように、支持ローラ等の摩擦力に頼る
こと無く、移動時間短縮のために急制動することができ
る。
【0023】また、搬機上及び収納室の一部の切り欠き
部に掛け外し可能なアンカーをパレット上に設け、パレ
ット把持部の爪の閉動作によりアンカーを外し、爪の開
動作によりアンカーを掛けることができるので、搬機や
収納室内でパレットの移動を防止するようロックでき、
地震や搬機昇降時の揺れによりパレット位置がずれて、
パレット同志がぶつかること無く安全になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の駐車場の一般階平面図。
【図2】図1のII−II矢視拡大図。
【図3】パレット平面図。
【図4】パレット側面図。
【図5】爪ブロックの水平駆動方法の模式図。
【図6】爪ブロックの模式図。パレット側面図。
【図7】図4のVII 矢視部の拡大図。
【図8】図7のVIII−VIII矢視図。
【図9】図7のIX−IX矢視図。
【図10】駐車場立面図。
【図11】従来のパレット移載装置の説明図。
【符号の説明】
10…被把持部,15…アンカー、16…切り欠き部、
23a、23b…爪、24…パレット、27…把持部、
28…搬機、29…駐車室(収納室)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−131476(JP,A) 実開 平1−100866(JP,U) 実開 昭57−111711(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04H 6/20 E04H 6/18

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パレットを載置して出入口部より鉛直方
    向に設けらた昇降路内を昇降する搬機と、上記昇降路の
    両側に複数階設けられた収納室を備え、上記搬機を収納
    室位置に停止させ、収納室と搬機間でパレットを水平移
    動することにより移載せしめるよう構成した機械式立体
    収納設備において、 上記パレットに被把持部を設けると共に、上記搬機に水
    平方向に移動自在な把持部を設け、該把持部が上記被把
    持部を把持する向い合う爪を有し、さらに該爪が上記搬
    機に設置した爪開閉駆動機構により開閉駆動されること
    を特徴とする貨物搬送用パレットの水平移動装置。
  2. 【請求項2】 搬機及び収納室の一部にパレットを位置
    固定するための切り欠き部を設けると共に、パレット上
    に上記切り欠き部に係合するアンカーを係脱可能に設
    け、且つ上記アンカーを請求項1に記載の把持部の爪の
    閉動作により上記切り欠き部から外し、爪の開動作によ
    り上記切り欠き部に係止されるようにしたことを特徴と
    する貨物搬送用パレットの固定装置。
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