JP3010737B2 - 情報処理装置のデータ退避復元方式 - Google Patents
情報処理装置のデータ退避復元方式Info
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- JP3010737B2 JP3010737B2 JP2335730A JP33573090A JP3010737B2 JP 3010737 B2 JP3010737 B2 JP 3010737B2 JP 2335730 A JP2335730 A JP 2335730A JP 33573090 A JP33573090 A JP 33573090A JP 3010737 B2 JP3010737 B2 JP 3010737B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、レジューム機能を備えた情報処理装置のデ
ータ退避復元方式に関するものである。
ータ退避復元方式に関するものである。
従来よりレジューム機能を備えたパーソナルコンピュ
ータ(以下パソコンという)が実用化されている。
ータ(以下パソコンという)が実用化されている。
レジューム機能とは、パソコンシステムの電源切断時
に各種の状態情報を、電源を切断しても情報が消えない
バックアップメモリに退避させて、次にシステムの電源
が投入されたときに、このバックアップメモリに退避さ
せた状態情報を読み出してシステムの環境設定を行う機
能をいう。
に各種の状態情報を、電源を切断しても情報が消えない
バックアップメモリに退避させて、次にシステムの電源
が投入されたときに、このバックアップメモリに退避さ
せた状態情報を読み出してシステムの環境設定を行う機
能をいう。
この機能によって、アプリケーションプログラムの実
行途中で電源スイッチが切断された場合であっても、次
の電源スイッチの投入から同一のアプリケーションプロ
グラムを途中から継続して実行できる。
行途中で電源スイッチが切断された場合であっても、次
の電源スイッチの投入から同一のアプリケーションプロ
グラムを途中から継続して実行できる。
ところで、かかるレジューム機能を備えたパソコンで
あっても、再起動できない場合があった。また、電源ス
イッチを投入すると前のシステム環境が再現され、利用
者には一見正常に再起動されたように見えるが、使用し
ていくうちに段々と実行がおかしくなる場合も生じてい
た。この原因を発明者らが鋭意調査した結果、ソフトエ
ラーなどの外部要因によって現在のシステム環境が電源
切断時のシステム環境と変わってしまったためであるこ
とが明らかになってきた。
あっても、再起動できない場合があった。また、電源ス
イッチを投入すると前のシステム環境が再現され、利用
者には一見正常に再起動されたように見えるが、使用し
ていくうちに段々と実行がおかしくなる場合も生じてい
た。この原因を発明者らが鋭意調査した結果、ソフトエ
ラーなどの外部要因によって現在のシステム環境が電源
切断時のシステム環境と変わってしまったためであるこ
とが明らかになってきた。
上記課題を解決するために本発明である情報処理装置
のデータ退避復元方式は、電源切断時以前に作成された
システム環境比較情報を電源切断時にバックアップ記憶
装置に退避させて、その後のシステム電源投入時にバッ
クアップ記憶装置に格納されたシステム環境比較情報に
よる電源切断時のシステム環境と現在のシステム環境と
を比較し、同一の環境であれば利用者の使用を許可す
る。
のデータ退避復元方式は、電源切断時以前に作成された
システム環境比較情報を電源切断時にバックアップ記憶
装置に退避させて、その後のシステム電源投入時にバッ
クアップ記憶装置に格納されたシステム環境比較情報に
よる電源切断時のシステム環境と現在のシステム環境と
を比較し、同一の環境であれば利用者の使用を許可す
る。
本発明の情報処理装置のデータ退避復元方式によれ
ば、電源切断時にシステム環境比較情報がバックアップ
記憶装置に退避される。そして、その後のシステム電源
投入時にバックアップ記憶装置に格納されたシステム環
境比較情報を読み出して、電源切断時と現在のシステム
環境とを比較する。この比較の結果、電源切断時と現在
のシステム環境が同一であれば、利用者による処理の続
行を許可する。
ば、電源切断時にシステム環境比較情報がバックアップ
記憶装置に退避される。そして、その後のシステム電源
投入時にバックアップ記憶装置に格納されたシステム環
境比較情報を読み出して、電源切断時と現在のシステム
環境とを比較する。この比較の結果、電源切断時と現在
のシステム環境が同一であれば、利用者による処理の続
行を許可する。
このシステム環境比較情報には、例えば記憶装置の格
納データに対して誤り検出処理によって得られた情報
や、外部記憶装置の接続状態の情報、およびI/Oポート
の状態情報などがある。
納データに対して誤り検出処理によって得られた情報
や、外部記憶装置の接続状態の情報、およびI/Oポート
の状態情報などがある。
以下、添付図面の第1図〜第5図を用いて、本発明の
一実施例である情報処理装置のデータ退避復元方式につ
いて説明する。第1図は、本実施例のデータ退避復元処
理を行う情報処理装置の構成図である。この情報処理装
置は、制御装置であるCPU10と、CPU10にクロックを与え
るCPUクロック装置20と、プログラムやデータが格納さ
れた主記憶装置30と、画像データが格納されたVRAM40
と、システム電源切断時にもデータを保持するバックア
ップメモリ50と、入出力制御を行う入出力装置60と、デ
ータを格納する補助記憶装置70と、各装置に電力を供給
する電源装置80とから構成されている。CPUクロック装
置20には、基準クロック信号を生成するCPUクロック供
給装置21と、この基準クロック信号から所望のクロック
信号に切り替えるCPUクロック切替え装置22が備えられ
ている。また、主記憶装置30には、制御プログラム31
と、補助記憶装置70の接続状態の情報などが管理された
システム管理テーブル32と、アプリケーションプログラ
ム33が備えられている。さらに、バックアップメモリ50
には、メモリ加算結果補正値エリア51と、スタックエリ
ア52が備えられている。入出力装置60には、キーボード
装置61およびキーボードインタフェース62と、表示装置
63およびディスプレイインタフェース64と、表示装置63
の照明用のバックライト65と、ブザー66およびブザー用
タイマ67とが備えられている。また、補助記憶装置70に
は、フロッピーディスク装置71およびFDC(フロッピィ
ディスクコントローラ)72と、ハードディスク装置73お
よびHDC(ハードディスクコントローラ)74が備えられ
ている。本実施例では、CPU10が制御プログラム31の処
理に沿ってCPU10が各装置に指令を与えることによっ
て、レジューム機能が実現されている。また、主記憶装
置30およびバックアップメモリ50には、システム電源切
断後も微弱な電力が与えられており、システム電源切断
後もこれらの記憶装置に格納されたデータは保持され
る。したがって、レジューム機能実現のために電源切断
時に行わなければならないデータの退避は、主にVRAM40
に格納された画像データのバックアップメモリ50への退
避であって、主記憶装置30に格納されたシステム環境比
較情報以外のデータの退避は行われない。また、本実施
例の特徴であるシステム環境比較情報も、この時点でバ
ックアップメモリ50に退避される。
一実施例である情報処理装置のデータ退避復元方式につ
いて説明する。第1図は、本実施例のデータ退避復元処
理を行う情報処理装置の構成図である。この情報処理装
置は、制御装置であるCPU10と、CPU10にクロックを与え
るCPUクロック装置20と、プログラムやデータが格納さ
れた主記憶装置30と、画像データが格納されたVRAM40
と、システム電源切断時にもデータを保持するバックア
ップメモリ50と、入出力制御を行う入出力装置60と、デ
ータを格納する補助記憶装置70と、各装置に電力を供給
する電源装置80とから構成されている。CPUクロック装
置20には、基準クロック信号を生成するCPUクロック供
給装置21と、この基準クロック信号から所望のクロック
信号に切り替えるCPUクロック切替え装置22が備えられ
ている。また、主記憶装置30には、制御プログラム31
と、補助記憶装置70の接続状態の情報などが管理された
システム管理テーブル32と、アプリケーションプログラ
ム33が備えられている。さらに、バックアップメモリ50
には、メモリ加算結果補正値エリア51と、スタックエリ
ア52が備えられている。入出力装置60には、キーボード
装置61およびキーボードインタフェース62と、表示装置
63およびディスプレイインタフェース64と、表示装置63
の照明用のバックライト65と、ブザー66およびブザー用
タイマ67とが備えられている。また、補助記憶装置70に
は、フロッピーディスク装置71およびFDC(フロッピィ
ディスクコントローラ)72と、ハードディスク装置73お
よびHDC(ハードディスクコントローラ)74が備えられ
ている。本実施例では、CPU10が制御プログラム31の処
理に沿ってCPU10が各装置に指令を与えることによっ
て、レジューム機能が実現されている。また、主記憶装
置30およびバックアップメモリ50には、システム電源切
断後も微弱な電力が与えられており、システム電源切断
後もこれらの記憶装置に格納されたデータは保持され
る。したがって、レジューム機能実現のために電源切断
時に行わなければならないデータの退避は、主にVRAM40
に格納された画像データのバックアップメモリ50への退
避であって、主記憶装置30に格納されたシステム環境比
較情報以外のデータの退避は行われない。また、本実施
例の特徴であるシステム環境比較情報も、この時点でバ
ックアップメモリ50に退避される。
次に第2図のフローチャートを用いて、本実施例のデ
ータ退避復元方式について説明する。まず、利用者がパ
ソコン上でアプリケーションプログラム33を実行してい
る最中に(ステップ100)、電源スイッチを切断する
と、電源スイッチオフ検出割込み200が発生する。電源
スイッチオフ検出割込み200では、CPU10の状態と、CPU
クロックの状態と、システム環境比較情報であるチェッ
クサムの値および補助記憶装置70の接続状態と、I/Oポ
ートの状態情報とがバックアップメモリ50に退避される
(ステップ210)。そして、CPU10がCPUクロック切替え
装置22に指令を出して、CPU10のクロックを最高値であ
る16MHzに切り替える(ステップ220)。次に、VRAMの内
容がバックアップメモリに退避される(ステップ23
0)。この退避の終了後に、表示装置63と、バックライ
ト65と、VRAM40およびCPU10への電力の供給を停止する
(ステップ240)。利用者はこの状態でパソコンの使用
を休止する。その後、利用者がパソコンを使用するため
に、電源スイッチを投入すると(ステップ250)、シス
テムの初期化処理としてリセット処理が行われる(ステ
ップ260)。そして、ステップ210でバックアップメモリ
50に退避されたチェックサムの値と、補助記憶装置70の
接続状態と、I/Oポートの状態情報を読み出して、現在
の状態と比較する(ステップ280)。比較の結果、一致
しなかった場合には、表示装置63にメッセージを表示し
て(ステップ290)パソコンを停止させる。ここでのメ
ッセージは「レジュームできませんでした。リセットボ
タンを押して下さい。」である。利用者はリセットボタ
ンを押すことによって、レジューム機能なしでの使用が
可能となる。また、ステップ280で一致した場合には、
ブザーを鳴らして、利用者に対してパソコンが使用可能
な状態であることを通知する(ステップ300)。このブ
ザーが鳴るとのほぼ同時にCPUクロックの状態およびCPU
の状態が、バックアップメモリ50から復元される(ステ
ップ310、320)。以上の処理で電源スイッチオフ検出割
込み200は終了し、アプリケーションプログラム33が継
続して実行される(ステップ110)。
ータ退避復元方式について説明する。まず、利用者がパ
ソコン上でアプリケーションプログラム33を実行してい
る最中に(ステップ100)、電源スイッチを切断する
と、電源スイッチオフ検出割込み200が発生する。電源
スイッチオフ検出割込み200では、CPU10の状態と、CPU
クロックの状態と、システム環境比較情報であるチェッ
クサムの値および補助記憶装置70の接続状態と、I/Oポ
ートの状態情報とがバックアップメモリ50に退避される
(ステップ210)。そして、CPU10がCPUクロック切替え
装置22に指令を出して、CPU10のクロックを最高値であ
る16MHzに切り替える(ステップ220)。次に、VRAMの内
容がバックアップメモリに退避される(ステップ23
0)。この退避の終了後に、表示装置63と、バックライ
ト65と、VRAM40およびCPU10への電力の供給を停止する
(ステップ240)。利用者はこの状態でパソコンの使用
を休止する。その後、利用者がパソコンを使用するため
に、電源スイッチを投入すると(ステップ250)、シス
テムの初期化処理としてリセット処理が行われる(ステ
ップ260)。そして、ステップ210でバックアップメモリ
50に退避されたチェックサムの値と、補助記憶装置70の
接続状態と、I/Oポートの状態情報を読み出して、現在
の状態と比較する(ステップ280)。比較の結果、一致
しなかった場合には、表示装置63にメッセージを表示し
て(ステップ290)パソコンを停止させる。ここでのメ
ッセージは「レジュームできませんでした。リセットボ
タンを押して下さい。」である。利用者はリセットボタ
ンを押すことによって、レジューム機能なしでの使用が
可能となる。また、ステップ280で一致した場合には、
ブザーを鳴らして、利用者に対してパソコンが使用可能
な状態であることを通知する(ステップ300)。このブ
ザーが鳴るとのほぼ同時にCPUクロックの状態およびCPU
の状態が、バックアップメモリ50から復元される(ステ
ップ310、320)。以上の処理で電源スイッチオフ検出割
込み200は終了し、アプリケーションプログラム33が継
続して実行される(ステップ110)。
次に、本実施例の特徴であるシステム環境比較情報の
退避処理について、第3図を用いて説明する。第3図
は、ステップ210を詳細に説明したフローチャートであ
る。まず、スタックをバックアップメモリ50のスタック
エリア52に設定する(ステップ211)。そして、このス
タックエリア52にCPUの状態およびCPUクロックの状態情
報を格納する(ステップ212)。さらに、フロッピーデ
ィスク装置71やハードディスク装置73およびRAMボード
などのデバイス装置の接続状態を示すフラグを、主記憶
装置30のシステム管理テーブル32から読み出して、スタ
ックエリア52に格納する(ステップ213)。このフラグ
は前のシステム電源投入時に既にシステム管理テーブル
32に設定されていたものである。同様に、I/Oポートの
状態情報を読み出して、スタックエリア52に格納する
(ステップ214)。次にバックアップメモリ50のメモリ
加算結果補正値エリア51に“0"を書き込んで領域の初期
化を行う(ステップ215)。そして誤り検出手法の一つ
であるチェックサムを用いて、主記憶装置30およびVRAM
40のメモリ内容の加算結果をスタックエリア52に格納す
る(ステップ216、217)。具体的な計算方法としては、
まず記憶装置の0番地から偶数番地の内容を順番に加算
する。同様に1番地から奇数番地の内容を順番に加算す
る。それぞれの加算した結果の下位1バイトをスタック
エリア52に格納する加算結果とする。またステップ217
では、VRAM40の画像データを読み出した後に、このデー
タをバックアップメモリ50に格納している。こうして得
られた加算結果の補数を取って、メモリ加算結果補正値
エリア51に格納する(ステップ218)。ここで加算結果
の補数を取っているのは、次のシステム電源投入時に行
うシステム環境比較情報の比較処理のためである。
退避処理について、第3図を用いて説明する。第3図
は、ステップ210を詳細に説明したフローチャートであ
る。まず、スタックをバックアップメモリ50のスタック
エリア52に設定する(ステップ211)。そして、このス
タックエリア52にCPUの状態およびCPUクロックの状態情
報を格納する(ステップ212)。さらに、フロッピーデ
ィスク装置71やハードディスク装置73およびRAMボード
などのデバイス装置の接続状態を示すフラグを、主記憶
装置30のシステム管理テーブル32から読み出して、スタ
ックエリア52に格納する(ステップ213)。このフラグ
は前のシステム電源投入時に既にシステム管理テーブル
32に設定されていたものである。同様に、I/Oポートの
状態情報を読み出して、スタックエリア52に格納する
(ステップ214)。次にバックアップメモリ50のメモリ
加算結果補正値エリア51に“0"を書き込んで領域の初期
化を行う(ステップ215)。そして誤り検出手法の一つ
であるチェックサムを用いて、主記憶装置30およびVRAM
40のメモリ内容の加算結果をスタックエリア52に格納す
る(ステップ216、217)。具体的な計算方法としては、
まず記憶装置の0番地から偶数番地の内容を順番に加算
する。同様に1番地から奇数番地の内容を順番に加算す
る。それぞれの加算した結果の下位1バイトをスタック
エリア52に格納する加算結果とする。またステップ217
では、VRAM40の画像データを読み出した後に、このデー
タをバックアップメモリ50に格納している。こうして得
られた加算結果の補数を取って、メモリ加算結果補正値
エリア51に格納する(ステップ218)。ここで加算結果
の補数を取っているのは、次のシステム電源投入時に行
うシステム環境比較情報の比較処理のためである。
以上のバックアップメモリ50へのシステム環境比較情
報の退避処理をまとめると、第5図のようになる。ま
ず、メモリ加算結果補正値エリア51には、奇数番地およ
び偶数番地の加算結果の補数値が退避された。また、ス
タックエリア52には、システム管理テーブル32に退避さ
れている補助記憶装置70の接続状態を示すフラグと、I/
Oポートの状態情報とが退避された。さらに、VRAM40に
格納されている画像データがバックアップメモリ50に退
避された。
報の退避処理をまとめると、第5図のようになる。ま
ず、メモリ加算結果補正値エリア51には、奇数番地およ
び偶数番地の加算結果の補数値が退避された。また、ス
タックエリア52には、システム管理テーブル32に退避さ
れている補助記憶装置70の接続状態を示すフラグと、I/
Oポートの状態情報とが退避された。さらに、VRAM40に
格納されている画像データがバックアップメモリ50に退
避された。
次に、システム電源投入後に行われるシステム環境比
較情報の復元処理について、第4図を用いて説明する。
第4図は、ステップ270、280を詳細に説明したフローチ
ャートである。まず、主記憶装置30のメモリ内容を奇数
番地と偶数番地に分けてそれぞれ加算し、その結果の下
位1バイトを取る。そしてバックアップメモリ50のメモ
リ加算結果補正値エリア51に格納された補数データを読
み出して、この補数データを加算結果にさらに加算する
(ステップ271)。システム電源切断から次のシステム
電源投入までの間に、主記憶装置30のメモリ内容が破壊
されていなければ、システム電源切断時のステップ216
で行った加算結果とステップ271での加算結果とは等し
い。したがって、主記憶装置30のメモリ内容が正しけれ
ば、ステップ216の補数データとステップ271の加算結果
との加算によって“0"になる。バックアップメモリ50に
退避されたVRAM40の画像データについても同様に計算し
て(ステップ272)、加算結果が“0"かどうかを判定す
る(ステップ281)。次に、I/Oポートの状態情報を読み
出して、スタックエリア52に格納されているシステム電
源切断時のI/Oポートの状態情報と比較する(ステップ2
82、283)。さらに、フロッピーディスク装置71やハー
ドディスク装置73およびRAMボードなどのデバイス装置
を実際に動作させて、接続状態かを調べる(ステップ28
4)。このように調べた結果と、スタックエリア52に格
納されているデバイス装置の接続状態を示すフラグとを
比較して一致しているかどうかを調べる(ステップ28
5)。ステップ281からステップ285までのシステム環境
比較情報との比較処理によって、システムの環境が電源
切断時と同じであった場合には、ブザーを鳴らして使用
可能であることを利用者に知らせる(ステップ300)。
また、これらの比較で一致しなかった場合には、メッセ
ージを表示して(ステップ290)、システムを停止させ
る。利用者はリセットボタンを押すことによって、レジ
ューム機能なしでのパソコンの使用が可能となる。
較情報の復元処理について、第4図を用いて説明する。
第4図は、ステップ270、280を詳細に説明したフローチ
ャートである。まず、主記憶装置30のメモリ内容を奇数
番地と偶数番地に分けてそれぞれ加算し、その結果の下
位1バイトを取る。そしてバックアップメモリ50のメモ
リ加算結果補正値エリア51に格納された補数データを読
み出して、この補数データを加算結果にさらに加算する
(ステップ271)。システム電源切断から次のシステム
電源投入までの間に、主記憶装置30のメモリ内容が破壊
されていなければ、システム電源切断時のステップ216
で行った加算結果とステップ271での加算結果とは等し
い。したがって、主記憶装置30のメモリ内容が正しけれ
ば、ステップ216の補数データとステップ271の加算結果
との加算によって“0"になる。バックアップメモリ50に
退避されたVRAM40の画像データについても同様に計算し
て(ステップ272)、加算結果が“0"かどうかを判定す
る(ステップ281)。次に、I/Oポートの状態情報を読み
出して、スタックエリア52に格納されているシステム電
源切断時のI/Oポートの状態情報と比較する(ステップ2
82、283)。さらに、フロッピーディスク装置71やハー
ドディスク装置73およびRAMボードなどのデバイス装置
を実際に動作させて、接続状態かを調べる(ステップ28
4)。このように調べた結果と、スタックエリア52に格
納されているデバイス装置の接続状態を示すフラグとを
比較して一致しているかどうかを調べる(ステップ28
5)。ステップ281からステップ285までのシステム環境
比較情報との比較処理によって、システムの環境が電源
切断時と同じであった場合には、ブザーを鳴らして使用
可能であることを利用者に知らせる(ステップ300)。
また、これらの比較で一致しなかった場合には、メッセ
ージを表示して(ステップ290)、システムを停止させ
る。利用者はリセットボタンを押すことによって、レジ
ューム機能なしでのパソコンの使用が可能となる。
本発明の情報処理装置のデータ退避復元方式であれ
ば、システム電源切断時のシステム環境とその後のシス
テム電源投入時のシステム環境とを比較することによっ
て、システム電源切断からその後のシステム電源投入ま
での間にシステムの状態が変わっていないか判定でき
る。この判定によって、利用者はシステムの状態を正確
に把握することができ、システムの状態が変わっていな
い場合だけ、情報処理装置を継続して使用することがで
きる。
ば、システム電源切断時のシステム環境とその後のシス
テム電源投入時のシステム環境とを比較することによっ
て、システム電源切断からその後のシステム電源投入ま
での間にシステムの状態が変わっていないか判定でき
る。この判定によって、利用者はシステムの状態を正確
に把握することができ、システムの状態が変わっていな
い場合だけ、情報処理装置を継続して使用することがで
きる。
第1図は本発明の一実施例を示す構成図、第2図〜第4
図は本実施例のデータ退避復元方式を示す流れ図、第5
図はバックアップメモリへの退避処理を示す概念図であ
る。 10……CPU、20……CPUクロック装置、21……CPUクロッ
ク供給装置、22……CPUクロック切替え装置、30……主
記憶装置、31……制御プログラム、32……システム管理
テーブル、33……アプリケーションプログラム、40……
VRAM、50……バックアップメモリ、51……メモリ加算結
果補正値エリア、52……スタックエリア、60……入出力
装置、61……キーボード装置、62……キーボードインタ
フェース、63……表示装置、64……ディスプレイインタ
フェース、65……バックライト、66……ブザー、67……
ブザー用タイマ、70……補助記憶装置、71……フロッピ
ーディスク装置、72……FDC、73……ハードディスク装
置、74……HDC、80……電源装置。
図は本実施例のデータ退避復元方式を示す流れ図、第5
図はバックアップメモリへの退避処理を示す概念図であ
る。 10……CPU、20……CPUクロック装置、21……CPUクロッ
ク供給装置、22……CPUクロック切替え装置、30……主
記憶装置、31……制御プログラム、32……システム管理
テーブル、33……アプリケーションプログラム、40……
VRAM、50……バックアップメモリ、51……メモリ加算結
果補正値エリア、52……スタックエリア、60……入出力
装置、61……キーボード装置、62……キーボードインタ
フェース、63……表示装置、64……ディスプレイインタ
フェース、65……バックライト、66……ブザー、67……
ブザー用タイマ、70……補助記憶装置、71……フロッピ
ーディスク装置、72……FDC、73……ハードディスク装
置、74……HDC、80……電源装置。
Claims (1)
- 【請求項1】データが格納された記憶装置と、システム
電源切断後も格納されたデータが保持されるバックアッ
プ記憶装置とを備え、システム電源切断時に前記記憶装
置の格納データを前記バックアップ記憶装置に退避させ
て、その後のシステム電源投入時に前記バックアップ記
憶装置に退避された格納データを前記記憶装置に復元さ
せる情報処理装置において、 電源切断時以前に作成されたシステム環境比較情報を電
源切断時に前記バックアップ記憶装置に退避させて、そ
の後のシステム電源投入時に前記バックアップ記憶装置
に格納されたシステム環境比較情報による電源切断時の
システム環境と現在のシステム環境とを比較し、同一の
環境であれば利用者の使用を許可するものであり、 前記システム環境比較情報が、デバイス装置の接続状態
情報およびI/Oポートの状態情報の少なくともいずれか
一方であることを特徴とする情報処理装置のデータ退避
復元方式。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2335730A JP3010737B2 (ja) | 1990-11-30 | 1990-11-30 | 情報処理装置のデータ退避復元方式 |
EP19910117817 EP0481508B1 (en) | 1990-10-18 | 1991-10-18 | Back-up/restore information processing system |
DE1991625567 DE69125567T2 (de) | 1990-10-18 | 1991-10-18 | Informationsverarbeitungsvorrichtung für die Sicherung und Wiederherstellung von Daten |
US08/466,023 US5617532A (en) | 1990-10-18 | 1995-06-06 | Information processing apparatus and data back-up/restore system for the information processing apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2335730A JP3010737B2 (ja) | 1990-11-30 | 1990-11-30 | 情報処理装置のデータ退避復元方式 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04205325A JPH04205325A (ja) | 1992-07-27 |
JP3010737B2 true JP3010737B2 (ja) | 2000-02-21 |
Family
ID=18291831
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2335730A Expired - Lifetime JP3010737B2 (ja) | 1990-10-18 | 1990-11-30 | 情報処理装置のデータ退避復元方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3010737B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100545814C (zh) * | 2006-09-27 | 2009-09-30 | 富士通株式会社 | 信息处理设备及其控制设备、控制方法 |
-
1990
- 1990-11-30 JP JP2335730A patent/JP3010737B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN100545814C (zh) * | 2006-09-27 | 2009-09-30 | 富士通株式会社 | 信息处理设备及其控制设备、控制方法 |
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Publication number | Publication date |
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JPH04205325A (ja) | 1992-07-27 |
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