JP3010596B2 - 抄紙用ドライヤーカンバスの継手及び抄紙用ニードルカンバス - Google Patents
抄紙用ドライヤーカンバスの継手及び抄紙用ニードルカンバスInfo
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Description
バスの継手、及び、その継手を使用した織布を基布とし
てその上にウェブを積層した抄紙用ニードルカンバスに
関する。
端状の織物として製作され、使用時は両端を接合して無
端状とされる。従って、その継手は接合作業が容易で、
かつ、紙シートにマークなどの悪影響を及ぼさないよう
カンバス本体と同一の形態であることが要求される。
−46483号公報に図8に示すようなカンバスの継手
が開示されている。この継手は、経糸2の一部からなる
ループ形成経糸によりカンバス端部にループ1を形成
し、このカンバス両端のループ1を組合せてできる共通
孔に芯線5を挿通して無端状に接合する、いわゆるワー
プループ継手である。この種の継手は表面平滑性、通気
性、厚さ、柔軟性が本体と同一になり、包装用紙、雑種
紙から上質紙、薄葉紙までのあらゆる紙質に使用できる
ものであり、芯線挿通も容易に行なえるものである。
短期間しか維持できず、使用するに従い抄紙機のテンシ
ョンと熱により、図9に示すようにループ1が伸張し、
それに伴いループ形成経糸2もカンバス端部で表面から
沈み込む。そのため先端緯糸3,3’を巻き込みつつ折
り返された緯糸押さえ経糸4が表面から突出した状態に
なり、紙シートにマークを発生させたり、ローラ等との
接触により緯糸押さえ経糸4が早期に摩耗することがあ
った。更に先端緯糸3,3’の周囲に余裕ができ、とき
には先端緯糸3,3’が抜け出すこともあった。又洗浄
などのために抄紙機から取り外したカンバスを再び掛け
入れるため芯線5を挿入する場合、ループ1の内径が小
さくなっていて、掛け入れ作業が極めて困難となってい
た。従って、やむ無く芯線5を細くしたり、カンバス両
端を切断しループ1を新たに作製する手段を講じてい
た。ところが、このような手段ではカンバスを短命化す
るか、或いは経費高になることが避けられなかった。
−32157号では図10に示すように、カンバス端部
でカンバスを構成する経糸12の一部によりループ11
を形成した継手において、先端緯糸13,13’を巻き
込みつつ折り返された後本体内へ綴り込まれた緯糸押さ
え経糸14とループ11とで囲まれた部分に追加緯糸1
7を挿入して、使用による継手表面とループ11の変形
を防止し、紙マーク発生や先端緯糸13,13’の抜け
出しと、緯糸押さえ経糸14の摩耗を皆無とし、カンバ
スの再掛け入れ時でも容易に芯線15が挿入できる継手
が提案されている。この継手の場合、先端緯糸13,1
3’としては、使用条件に応じてモノフィラメント糸、
マルチフィラメント糸、スパン糸の単独、或いは組合せ
糸条、或いは樹脂加工糸などを用いることが記載されて
いる。
号には、ループの最も損傷し易い部分を保護するため、
経糸の一部により接合用ループを形成し、芯線を挿通し
て無端状となすワープループ継手において、継手端部の
先端緯糸及び先端緯糸を巻き込みつつ折り返して本体内
に綴り込まれた押さえ経糸及びループ根元で囲まれたデ
ルタ状部への追加緯糸を、柔弾性に富んだ複合糸で構成
することによって解決することが提案されている。この
継手の場合、柔弾性のある複合糸としては、芯鞘構造で
芯糸がマルチフィラメント、又はモノフィラメントで鞘
部が樹脂被膜によって被覆された糸等であることが開示
されている。
に追加緯糸でループの損傷し易い部分を保護する方法で
は、追加緯糸に芯鞘構造の糸を使用した場合、カンバス
を製織するときに織機のおさ打ち時におさが糸を打つこ
とになるので、追加緯糸の鞘部分が擦れて破れることが
多々発生する不具合や、追加緯糸の鞘部分が破れないよ
うに注意して製織するようにすると製織効率が悪くなる
問題が発生していた。
のと、この織布を基布としてその片面又は両面にウエブ
を積層してニードリングしたいわゆるニードルカンバス
が使用されているが、この場合、芯鞘構造の糸を使用し
て基布とし、それにウエブをニードリングすると、ニー
ドリングにより鞘部分の被覆が破れて製品の表面に出て
きて、それが使用時に紙マーク等の発生を引き起こす問
題があった。
し、継手部の湿紙に対する接圧をカンバス本体と同一と
なして乾燥斑などの継手マークの発生を抑制し、継手端
部の緯糸抜けの発生を防止する方法として、実公平6−
40638号公報には、継手端部を組織する新たな緯糸
に、高弾性を有する樹脂をコーティングしたフィラメン
トを用いたものが開示されている。
グしたフィラメントを用いた場合、カンバスが使用中に
何回か屈曲を繰り返すと、その用途によっては、カンバ
ス使用中にコーティングした樹脂が剥がれてしまい、継
手部の寿命が長くできない問題があった。
としては、上記のワープループ継手の他に、該カンバス
の端部を構成する経糸で小径のループを経糸方向に延長
状に形成し、このループにスパイラル線を噛み合わせ、
上記のループとスパイラル線の共通孔に固定芯線を挿入
し、更に、このスパイラル線を互いに噛み合わせて共通
孔に接合用芯線を挿通して無端状にするスパイラル継手
が知られている。そのスパイラル継手としては、例えば
図11に示す実開平1−102198号公報に記載のも
の、又図12及び図13に示す特開昭62−90392
号公報に記載のものが開示されている。
プ、2は経糸、3は緯糸、5はスパイラル線、6は固定
芯線、7は接合用芯線である。又、図12と図13にお
ける8は追加緯糸であり、他は図11と同様である。
スパイラル継手において、その継手端部緯糸について
は、上記したワープループ継手の場合と同様の問題点が
残されており、改善策が要望されているのが現状であ
る。
継手表面及びループの変形を防止し、紙マーク発生や先
端緯糸の抜け出し防止を行い、ドライヤーカンバスの使
用寿命を長くした抄紙用ドライヤーカンバスの継手及び
この継手を使用した織布を基布として、その上にウェブ
を積層してニードリングした抄紙用ニードルカンバスを
提供することにある。
の技術的検討の結果、達成したものである。即ち、本発
明者は、まず、ドライヤーカンバスの用途でどうしても
継手部に柔軟性が要求される用途では、継手端部緯糸又
は追加の緯糸にマルチフィラメント糸を使用する以外に
解決する方法はないと考えた。
ンバスの端部でカンバスを構成する経糸の一部によりル
ープを形成した継手において、先端緯糸を巻き込みつつ
折り返された後本体内へ綴り込まれた緯糸押さえ経糸と
ループとで囲まれた部分に追加の緯糸を挿入する構造
が、使用による継手表面及びループの変形を防止し、マ
ーク発生や先端緯糸の抜け出し、緯糸押さえ経糸の摩耗
を無くすことができることから、この追加の緯糸にマル
チフィラメント糸を使用することを検討した。
ト糸は細い糸を集めたものであるので、モノフィラメン
ト糸に比べると脆(ぜい)化を起こして熱劣化が進み易
く、継手部の追加の緯糸にマルチフィラメント糸を使用
すると、それ以外の緯糸に比べて熱劣化に対して問題が
あると分かった。そこで、使用する糸の材質について様
々に検討を行った結果、ポリフェニレンサルファイド
(PPS)糸を使用することで上記問題点を解決できる
ことを見い出した。
にもPPSマルチフィラメント糸を使用すると、より一
層有効であることも判明した。ここで継手部緯糸とは、
継手部の端部から所定長さの範囲内にある緯糸をいい、
先端緯糸を含む複数の緯糸のことである。
糸を挿入せずに、継手部先端緯糸にのみPPSマルチフ
ィラメント糸を使用することでも、十分に効果があるこ
とも判明した。
部の先端緯糸に、ワープループ継手の場合と同様な考え
方でPPSマルチフィラメント糸を使用することで、上
記問題点が解決できることも見い出した。
的手段は、抄紙用ドライヤーカンバスの本体を構成する
合成樹脂モノフィラメントの経糸の一部を延長し、折り
返して接合用ループを形成し、このループ列を互いに噛
み合わせて共通孔に芯線を挿通して無端状となす継手に
おいて、前記継手端部の先端緯糸、及び/又は、この先
端緯糸を巻き込みつつ折り返して本体内に綴り込まれた
押さえ経糸及び前記ループ根元で囲まれたデルタ状部へ
の追加緯糸に、PPSマルチフィラメント糸を用いたこ
とである。
の本体を構成する合成樹脂モノフィラメントの経糸の一
部を延長し、折り返して接合用ループを形成し、このル
ープ列を互いに噛み合わせて共通孔に芯線を挿通して無
端状となす継手において、前記継手端部の先端緯糸を含
む複数の緯糸、及び/又は、この先端緯糸を巻き込みつ
つ折り返して本体内に綴り込まれた押さえ経糸及び前記
ループ根元で囲まれたデルタ状部への追加緯糸に、PP
Sマルチフィラメント糸を用いたことを特徴とする。
両端部に、カンバス本体を構成する合成樹脂モノフィラ
メントの経糸の折り返しによるループを形成し、このル
ープにスパイラル線をそれぞれ噛み合わせ、この噛み合
い部の共通孔に固定芯線を挿通し、更に2つのスパイラ
ル線を互いに噛み合わせてスパイラル線相互の共通孔に
接合用芯線を挿通して無端状となす継手において、前記
継手端部の先端緯糸、又は、前記継手端部の先端緯糸を
含む複数の緯糸に、PPSマルチフィラメント糸を用い
たことを特徴とする。
ンバスの継手を使用した織布を基布として、その基布の
片面又は両面にウエブを積層してニードリングした抄紙
用ニードリングカンバスを特徴とする。
熱劣化の心配もほとんど無く、これを継手端部の先端緯
糸、継手端部の先端緯糸を含む複数の緯糸、又はループ
根元の追加緯糸に使用すると、継手表面とループの変形
防止、紙マーク発生や先端緯糸の抜け出し防止が図れる
と共に、熱劣化が抑制されてドライヤーカンバスの使用
寿命が長くなる。
づいて説明する。
よるドライヤーカンバス20の継手部を示している。カ
ンバス20の組織、使用する経糸及び緯糸、織密度の仕
様は表1に示す通りである。
ループ形成経糸21をカンバス端部から延長し、ループ
40を形成した後本体に綴り込む。一方、緯糸押さえ経
糸22は先端緯糸32を巻き込みつつ折り返され、本体
内へ綴り込み、先端緯糸32を押さえてほつれを防止す
る。ここでカンバスを構成する経糸21,22は、ポリ
エステルモノフィラメント糸の直径が0.4mmの丸糸
を、緯糸31はポリエステルモノフィラメント糸の直径
が0.5mmの丸糸を使用する。又、先端緯糸32に
は、PPSマルチフィラメント糸の200デニールのも
のを2本撚ったものを、更に3本撚った糸(以下、PP
S200D/2/3と表示)を使用する。
のループ40を組合せてできる共通孔に芯線50を挿通
してカンバスを無端状とする。このように構成された継
手はテンションが作用した場合でも、先端緯糸32を柔
軟性のあるPPSのマルチフィラメント糸としたので、
この先端緯糸32により、ループ40の伸長は防止さ
れ、又経糸22が引き出されるのも阻止される。
容易で短時間に終了し、更に先端緯糸32部での緯糸押
さえ経糸22が突出せず、常に同一平面を保ちマーク発
生や経糸22の摩耗もなくなる。
ス以外の多重織でも同様に実施できる。
よるドライヤーカンバス20の継手部を示している。カ
ンバス20の組織、使用する経糸及び緯糸、織密度の仕
様は実施例1の表1と同様である。
ループ形成経糸21をカンバス端部から延長し、ループ
40を形成した後本体に綴り込む。一方、緯糸押さえ経
糸22は先端緯糸32を巻き込みつつ折り返され、本体
内へ綴り込み、先端緯糸32を押さえてほつれを防止す
る。ここでカンバスを構成する経糸21,22はポリエ
ステルモノフィラメント糸の直径が0.4mmの丸糸を
使用し、緯糸31はポリエステルモノフィラメント糸の
直径が0.5mmの丸糸を使用する。
で囲まれたデルタ状部に追加の緯糸33を挿入する。こ
の追加緯糸33にPPSマルチフィラメント糸PPS2
00D/2/3を使用する。
のループ40を組合せてできる共通孔に芯線50を挿通
してカンバスを無端状とする。このように構成された継
手はテンションが作用した場合でも追加緯糸33により
ループ40の伸長は防止され、又経糸21が引き出され
るのも阻止される。その結果、芯線50の挿通はいつの
場合も容易で短時間に終了し、更に先端緯糸32部での
緯糸押さえ経糸22が突出せず、常に同一平面を保ちマ
ーク発生や経糸22の摩耗もなくなる。
バス以外の多重織でも同様に実施できる。
よるドライヤーカンバス20の継手部を示している。実
施例3においては、実施例1と実施例2における先端緯
糸32と追加緯糸33の双方にPPSマルチフィラメン
ト糸200D/2/3を使用する。
2の上記した効果の相乗効果が現われて、より効果的で
あることが分かった。
よるドライヤーカンバス20の継手部を示している。即
ち、図3の実施例3では継手端部の最先端に位置する先
端緯糸32にのみPPSマルチフィラメント糸200D
/2/3を使用した場合を示したが、実施例4では先端
緯糸32のみでなく、最先端から所定長さの範囲内にあ
る緯糸、すなわちドライヤーカンバス20の表及び裏の
先端緯糸32を含む複数本、例えば図4の黒丸で示され
る先端から4本目までの緯糸32’にPPSマルチフィ
ラメント糸200D/2/3を使用する。
り一層柔軟にすることができる。尚、実施例4の上記以
外は実施例1と同様である。又、実施例4の最先端より
何本目の緯糸32’までPPSマルチフィラメント糸を
使用するかは、用途により適宜選択できるのは勿論であ
る。
よるドライヤーカンバス20の継手部を示している。カ
ンバス20の組織、使用する経糸及び緯糸、織密度の仕
様は表1に示す通りである。
を、カンバス端部の裏緯糸71bの下から上に巻回する
ように折り返して一方のループ91を形成して、その延
長部の先端側を本体に綴り込み、又、第2経糸82の延
長部を、カンバス端部の表緯糸71aの下から上に巻回
するように折り返して他方のループ92を形成して、そ
の延長部の先端側を本体に綴り込む。そして、各ループ
91,92にスパイラル線60を噛み合わせ、ループ9
1,92とスパイラル線60の共通孔に固定芯線61を
挿通してスパイラル継手とした。
モノフィラメント糸の直径が0.4mmの丸糸を、端部
の表緯糸71a及び裏緯糸71bには、PPS200D
/2/3を使用し、その他の緯糸72にはポリエステル
モノフィラメント糸の直径が0.5mmの丸糸を使用
し、固定芯線61にはポリエステルモノフィラメント糸
の直径が0.6mmの丸糸を使用した。
のループを組合せてできる共通孔に芯線を挿通してカン
バスを無端状とする。このように構成された継手はテン
ションが作用した場合でも、先端緯糸71a,71bを
柔軟性のあるPPSマルチフィラメント糸としたことに
より、ループ91,92の伸長は防止され、又、経糸8
1,82が引き出されるのも阻止され、経糸81,82
が突出せずに常に同一平面が保たれてマーク発生が無く
なる。
よるドライヤーカンバス20の継手部を示している。即
ち、実施例5では継手端部の緯糸のうち最先端の先端緯
糸71a,71bにのみPPSマルチフィラメント糸2
00D/2/3を使用した場合を示したが、実施例6で
は最先端の緯糸71a,71bを含めて、継手端部の複
数本の緯糸、例えばドライヤーカンバス20の表面及び
裏面において継手端部の最先端より所定長さの範囲内に
ある複数本の緯糸73にもPPSマルチフィラメント糸
200D/2/3を使用する。
り一層柔軟にできる。尚、実施例6の上記以外は実施例
5と同様である。又、最先端より何本目の緯糸までPP
Sマルチフィラメント糸を使用するかは、用途により適
宜選択できるのは勿論である。
プ継手を用いた織布を基布101として、その基布10
1の接紙面側の片面にウエブ102を積層しニードリン
グを行い、抄紙用ニードルカンバス100を製作した実
施例7を示すものである。製作したニードルカンバス1
00の基布101の組織、使用する経糸及び緯糸、織密
度、積層するウエブの仕様、積層量は表2に示す通りで
ある。
は、図3の実施例3に示すワープループ継手と同様に製
作した。但し、実施例3で示した端部緯糸に使用するP
PSマルチフィラメント糸はPPS200D/3/3と
し、端部以外の緯糸31にはポリエステルモノフィラメ
ント糸の直径が0.4mmの丸糸を使用した。
布101の継手部103については実施例3と同様に製
作した場合を示したが、これに限定されずに本発明によ
る継手を用いて同様にニードルカンバスを製作できるの
は勿論可能である。
及び緯糸、織密度の仕様は表2に示したものに限定され
ず、これ以外の二重織及びそれ以外の多重織でも同様に
実施できる。継手端部に使用するPPSマルチフィラメ
ント糸については、太さ及び撚り方は、要求されるドラ
イヤーカンバスの仕様に応じて適宜選定すればよい。
Sマルチフィラメント糸を継手端部緯糸や追加緯糸に使
用したので、継手表面及びループの引き出し等の変形の
防止効果に優れた、従って、芯線挿通の作業性が良好と
なる抄紙用ドライヤーカンバスの継手が提供できる。
又、継手端部緯糸や追加緯糸にPPSマルチフィラメン
ト糸を使用することにより、紙マーク発生や先端緯糸の
抜け出しの防止化が容易に図れる効果を有する。更に、
継手端部緯糸や追加緯糸に使用されるPPSマルチフィ
ラメント糸は、耐熱性に優れる結果、継手部の熱劣化の
心配がなく継手の使用寿命が長くり、その結果ドライヤ
ーカンバスの寿命を長くできる効果も有する。
手部の熱劣化の心配がほとんど無くなるため、ドライヤ
ーカンバスとしての使用寿命が長くなる効果がある。
面図。
面図。
面図。
面図。
面図。
面図。
部分断面図。
断面図。
分断面図。
分断面図。
分断面図。
分断面図。
Claims (4)
- 【請求項1】 抄紙用ドライヤーカンバスの本体を構成
する合成樹脂モノフィラメントの経糸の一部を延長し、
折り返して接合用ループを形成し、このループ列を互い
に噛み合わせて共通孔に芯線を挿通して無端状となす継
手において、 前記継手端部の先端緯糸、及び/又はこの先端緯糸を巻
き込みつつ折り返して本体内に綴り込まれた押さえ経糸
及び前記ループ根元で囲まれたデルタ状部への追加緯糸
に、 ポリフェニレンサルファイドマルチフィラメント糸を用
いたことを特徴とする抄紙用ドライヤーカンバスの継
手。 - 【請求項2】 抄紙用ドライヤーカンバスの本体を構成
する合成樹脂モノフィラメントの経糸の一部を延長し、
折り返して接合用ループを形成し、このループ列を互い
に噛み合わせて共通孔に芯線を挿通して無端状となす継
手において、 前記継手端部の先端緯糸を含む複数の緯糸、及び/又は
この先端緯糸を巻き込みつつ折り返して本体内に綴り込
まれた押さえ経糸及び前記ループ根元で囲まれたデルタ
状部への追加緯糸に、 ポリフェニレンサルファイドマルチフィラメント糸を用
いたことを特徴とする抄紙用ドライヤーカンバスの継
手。 - 【請求項3】 抄紙用ドライヤーカンバスの両端部に、
カンバス本体を構成する合成樹脂モノフィラメントの経
糸の折り返しによるループを形成し、このループにスパ
イラル線をそれぞれ噛み合わせ、この噛み合い部の共通
孔に固定芯線を挿通し、更に2つのスパイラル線を互い
に噛み合わせてスパイラル線相互の共通孔に接合用芯線
を挿通して無端状となす継手において、 前記継手端部の先端緯糸、又は、 前記継手端部の先端緯糸を含む複数の緯糸に、 ポリフェニレンサルファイドマルチフィラメント糸を用
いたことを特徴とする抄紙用ドライヤーカンバスの継
手。 - 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか記載の抄紙用ド
ライヤーカンバスの継手を使用した織布を基布として、
その基布の片面又は両面にウエブを積層してニードリン
グしたことを特徴とする抄紙用ニードルカンバス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7090933A JP3010596B2 (ja) | 1995-04-17 | 1995-04-17 | 抄紙用ドライヤーカンバスの継手及び抄紙用ニードルカンバス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7090933A JP3010596B2 (ja) | 1995-04-17 | 1995-04-17 | 抄紙用ドライヤーカンバスの継手及び抄紙用ニードルカンバス |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08291493A JPH08291493A (ja) | 1996-11-05 |
JP3010596B2 true JP3010596B2 (ja) | 2000-02-21 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP7090933A Expired - Fee Related JP3010596B2 (ja) | 1995-04-17 | 1995-04-17 | 抄紙用ドライヤーカンバスの継手及び抄紙用ニードルカンバス |
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JP (1) | JP3010596B2 (ja) |
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1995
- 1995-04-17 JP JP7090933A patent/JP3010596B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH08291493A (ja) | 1996-11-05 |
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