JP3009752B2 - 研摩方法及び研摩装置 - Google Patents

研摩方法及び研摩装置

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JP3009752B2 JP3104034A JP10403491A JP3009752B2 JP 3009752 B2 JP3009752 B2 JP 3009752B2 JP 3104034 A JP3104034 A JP 3104034A JP 10403491 A JP10403491 A JP 10403491A JP 3009752 B2 JP3009752 B2 JP 3009752B2
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  • Analysing Materials By The Use Of Radiation (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、研摩用の方法及び装置
に関する。より限定的に言うと、本発明は、さまざまな
摩耗重大度条件下での化合物の摩耗率、耐摩耗性及び/
又は研摩強度を測定するためタイヤトレッド化合物又は
その他のタイプのゴム化合物を研摩するための装置及び
方法に関する。 【0002】 【従来の技術】タイヤトレッド化合物又はその他のタイ
プのゴム化合物を研摩するための既知の装置には一般
に、移動する研摩面をもつテストステーションが含まれ
ている。化合物の試料がこの移動する研摩面と係合して
研摩を受ける。試料から研摩された材料の量が次に測定
され、実際のタイヤの摩耗又はその他の研摩条件下での
タイヤトレッド化合物の摩耗率、耐摩耗性及び/又は研
摩強度が予測される。 【0003】いくつかの既知の研摩装置に見られる1つ
の問題点は、それらが1つのテストステーションしか含
まず、従って1つの化合物をテストするのに長い時間が
かかることが多いということにある。さらに、単一テス
トステーションにおいて固有のテスト変動性を説明する
ことは、通常不可能である。その結果、このような装置
により提供された研摩データは往々にして、タイヤトレ
ッド化合物の実際の摩耗特性を予測するための正確な根
拠を提供してくれない。 【0004】いくつかの既知の研摩装置に見られるもう
1つの問題点は、砥石と試料化合物の間の界面の表面条
件が適切に制御されないということにある。例えばタイ
ヤトレッド化合物の場合、劣化したゴム材料の油性層が
砥石の接触面を形成していることが多い。この油性層は
砥石による研摩度を低下させる。その結果、このような
装置は、化合物の摩耗率を予測する上で不正確な研摩デ
ータを提供する可能性が高くなる。 【0005】既知の研摩方法及び装置にみられるもう1
つの問題点は、研摩重大度の1つのレベル又は平均レベ
ルにおけるトレッドの摩耗を予測するために研摩データ
が提供されるという点にある。しかしながら、タイヤト
レッド化合物の中には、さまざまな研摩重大度レべルに
おいて相対的トレッド摩耗特性がきわめて劇的に変わり
うるものもある。例えば、いくつかのタイヤトレッド化
合物は、低い研摩重大度レベルでは高いトレッド摩耗能
力を示すのに、高い研摩重大度レベルでは非常に低いト
レッド摩耗能力を示す。その結果、研摩重大度の1つの
レベル又は平均レベルでのみ研摩を行なう既知の研摩装
置は、往々にして誤りを導くような研摩データを提供す
る。 【0006】例えば、低い研摩重大度レベルでタイヤト
レッド化合物をテストするのにこのような装置が用いら
れた場合、実際には高い研摩重大度レベルで同じ化合物
がきわめて低いトレッド性能を示すかもしれないのに、
優れたトレッド性能が表示される可能性がある。このと
き万一このようなタイヤトレッドがタイヤを製造するの
に用いられ高重大度の研摩を受けたとすると(例えばパ
フォーマンスカータイヤ)、このタイヤは高い摩耗率を
示し及び/又は不規則な摩耗パターンを示す可能性が高
くなる。 【0007】異なる研摩重大度レベルで大幅に異なる摩
耗率特性を示すタイヤトレッド化合物にみられる1つの
問題点は、このような化合物で作られたタイヤが往々に
して不規則な摩耗パターンを発生させるということにあ
る。不規則な摩耗は往々にしてタイヤのトレッド内の不
均等な応力分布によりひき起こされるということが立証
されている。タイヤトレッド化合物が高い研摩重大度レ
ベルで低い研摩強度を示すならば、そのときさらに高い
レベルの重大度又は応力を受けたタイヤの断面はタイヤ
のその他の断面よりも急速に摩耗することになる。その
結果このようなタイヤは往々にして不規則な摩耗パター
ンを発達させ、このパターンはタイヤの寿命を著しく短
縮する。 【0008】 【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、高
い研摩重大度レベルと低い研摩重大度レベルの両方にお
いて、或る種のタイヤトレッド化合物の研摩特性をテス
トできることがきわめて重要である。既知の方法及び装
置はこの機能を果たすために用いられていなかったこと
から、このような化合物は通常高低両方の重大度の研摩
条件の下でのロード車両に対する実際のタイヤテストに
よってテストされており、これは時間及び費用のかかる
手順である。従って本発明の目的は、既知の研摩方法及
び装置の問題点及び欠点を克服することにある。 【0009】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明によるカーボンブラック含有化合物を研摩す
るための装置は、フレーム、原動機、及びフレームに支
持された複数のテストステーションを具備する。各テス
トステーションは砥石を含み、この砥石は原動機に連結
され原動機によって回転可能な形で駆動されている。各
テストステーションは同様に試料ホイールを含み、この
試料ホイールも同様に原動機に連結されこれによって回
転可能な形で駆動されている。各試料ホイールは、研摩
すべきカーボンブラック化合物を含み、砥石に押しつけ
てカーボンブラック含有化合物を研摩するよう砥石と係
合できる。 【0010】各々のテストステーションにはさらに、試
料ホイールと係合可能な粉トランスファホイール、なら
びにこの粉トランスファホイールと係合可能なチョーク
部材が含まれている。チョーク部材はチョーク粉を粉ト
ランスファホイールへと移送する。一方粉トランスファ
ホイールはチョーク粉を試料ホイールまで移送し、試料
ホイールと砥石の間の界面を粉つけする。第1の歯車部
材が原動機、試料ホイール及び砥石に連結されている。
第1の歯車部材は、砥石の速度との関係における試料ホ
イールの速度を設定するように、ひいては砥石による試
料ホイールの研摩度を設定するように選択される。 【0011】本発明の装置において、各々のテストステ
ーションはさらに、試料ホイールに連結された第1のお
もりを含んでいる。この第1のおもりは、砥石に試料ホ
イールを押しつける力を設定し、ひいては砥石による試
料ホイールの研摩度を設定するように選択される。各々
のテストステーションにはさらに、粉トランスファホイ
ールに連結された弾性部材が含まれている。弾性部材
は、粉トランスファホイールと試料ホイールの間にあ
る。チョーク部材はチョーク粉を弾性部材まで移送し、
弾性部材の方はチョーク粉を試料ホイールまで移送す
る。 【0012】本発明の装置においては、各々のテストス
テーションはさらに、粉トランスファホイールに連結さ
れた第2のおもりを含んでいる。この第2のおもりは、
試料ホイールに対して塗布されるチョーク粉の量を制御
すべく試料ホイールに対する粉トランスファホイールひ
いては弾性部材の力を設定するように選択される。チョ
ーク部材は、水酸化マグネシウム、焼き石こう及び水を
含む混合物で作られている。 【0013】本発明の装置において、第1のシャフトは
第1の歯車部材、原動機及び試料ホイールに連結されて
いる。第1のシャフトは、試料ホイールを回転可能な形
で駆動するため原動機により回転可能な形で駆動され
る。第2のシャフトは第1の歯車部材、原動機及び砥石
に連結され、砥石を回転可能な形で駆動する。第1の歯
車部材は、第2のシャフトの速度との関係における第1
のシャフトの速度を設定し、ひいては砥石の速度との関
係における試料ホイールの速度を設定するように選択さ
れる。 【0014】本発明に基づく装置にはさらに第1のシャ
フト及び第1の歯車部材に連結された第2の歯車部材が
含まれている。第1のシャフトは第2の歯車部材を駆動
し、第2の歯車部材の方は第1の歯車部材を駆動する。
第2のシャフト及び第1の歯車部材には第3の歯車部材
が連結されている。第1の歯車部材は第3の歯車部材を
駆動し、第3の歯車部材は第2のシャフトを駆動する。
第1及び第2のシャフトの相対的速度ひいては試料ホイ
ールと砥石の相対的速度はそれぞれ、第1の歯車部材の
サイズを選択することによって設定される。第1のシャ
フト及び第2のシャフトひいては試料ホイール及び砥石
はそれぞれ、反対方向に回転可能な形で駆動されてい
る。 【0015】本発明は同様にタイヤトレッド化合物の研
摩方法を提供する。本発明の方法には、少なくとも2つ
の試料ホイールを秤量する段階が含まれ、ここにおいて
各試料ホイールはタイヤトレッド化合物を含んでいる。
各々の試料ホイールは、それぞれの砥石と係合した状態
で回転させられることによって研摩され、試料ホイール
と砥石の相対的速度が第1のスリップ値を決定する。こ
のとき、第1のスリップ値におけるタイヤトレッド化合
物の損失を測定するため、各試料ホイールの重量が測定
される。次に、第2のスリップ値においてそれぞれの砥
石と係合した状態で各試料ホイールを回転させることに
より試料ホイールが研摩される。次に各試料ホイール
は、第2のスリップ値でのタイヤトレッド化合物の損失
を測定するため秤量される。次に、第3のスリップ値で
それぞれの砥石と係合した状態で各試料ホイールを回転
させることによって、試料ホイールは研摩される。その
後、各試料ホイールを秤量して第3の値におけるタイヤ
トレッド化合物の損失を測定する。 【0016】本発明の方法に従うと、各スリップ値は、
試料サンプルの速度と砥石の速度の差を試料サンプルの
速度で除したものに基づいている。第1のスリップ値
は、約5%から9%の範囲内にある。第2のスリップ値
は、約9%から17%の範囲内にある。又、第3のスリ
ップ値は約17%から30%の範囲内にある。好ましく
は、第1のスリップ値は約7%であり、第2のスリップ
値は約13%、第3のスリップ値は約21%である。 【0017】本発明は同様にカーボンブラック含有化合
物の研摩方法を提供する。この方法には、複数の試料部
材の各々を秤量する段階が含まれ、ここにおいて各試料
の外表面はカーボンブラック含有化合物でできている。
試料部材は各々それぞれの研摩部材と回転係合状態で研
摩される。研摩部材の速度との関係における試料部材の
速度が第1のスリップ値を決定する。次に試料部材は、
第1のスリップ値で少なくとも1つのその他の研摩部材
と回転係合状態で研摩される。その後、第1のスリップ
値における各試料部材からのカーボンブラック含有化合
物の損失が測定される。 【0018】次に、試料部材は、第2のスリップ値でそ
れぞれの研摩部材と回転係合状態で研摩される。各試料
部材は、次に第2のスリップ値で少なくとも1つのその
他の研摩部材と回転係合状態で研摩される。その後、第
2のスリップ値での各試料部材からのカーボンブラック
含有化合物の損失が測定される。 【0019】本発明に基づく1つの方法においては、各
試料部材は、各研摩部材と共に約10000回転から2
0000回転の範囲内で回転させられる。試料部材は同
様に、各研摩部材と共に毎分約800回転から900回
転の範囲内でも回転させられる。試料部材及び研摩部材
の周囲温度は、研摩部材による試料部材の研摩度を制御
するべく制御されている。この周囲温度は好ましくは、
約40℃から55℃の範囲内に維持される。各スリップ
値における各試料部材の行程単位あたりの体積損失が次
に計算される。この体積損失は、各試料部材の測定され
た重量損失及びカーボンブラック含有化合物の密度に基
づいている。 【0020】本発明の方法及び装置がもつ1つの利点
は、個々の研摩部材の研摩(摩損)性における固有の変
動性が全て、各試料ホイールつまり部材を複数の研摩部
材に押しつけて研摩することによって最小限におさえら
れるということにある。本発明のもう1つの利点は、さ
まざまなスリップ値ひいてはさまざまな研摩重大度レベ
ルにおいて試料ホイールつまり部材を研摩することがで
きるということにある。従って、各スリップ値での研摩
の後に測定された試料ホイールの重量に基づき、タイヤ
トレッド化合物の不規則な耐摩耗度を予測することがで
きる。これに対し、通常1つの研摩重大度レベル又は平
均レベルにおいてのみ研摩する既知の研摩方法及び装置
は、一般に不規則な耐摩耗性を正確に予測するのに利用
できないものである。 【0021】本発明のもう1つの利点は、チョーク部材
及び粉トランスファホイールカそれぞれの試料ホイール
と砥石の間の界面に対してチョーク粉の薄いフィルムを
塗布するということにある。その結果、チョーク粉は、
劣化したゴム材料の油性層が各試料ホイールとそのそれ
ぞれの砥石の間の界面上に発生するのを防ぐ。油性層
は、一定のスリップ値における試料ホイールの研摩度を
低下させ、かくして装置が不正確な研摩データを提供す
る原因となる。本発明のその他の利点は、以下の詳細な
説明及びそれに結びつけて添付の図面を参照することに
より明らかになることだろう。 【0022】 【実施例】図1において、本発明の実施例による研摩装
置が全体として参照番号10で示されている。研摩装置
10(以下、装置10という)は、キビネット12なら
びにこのキャビネット内に端部を連結した状態で載置さ
れた12基のテストステーション14(ここでは6基だ
けを図示する)を含んで成る。従ってこの装置10はテ
ストステーション14の右列と左列を有し、各列が6つ
のテストステーションを含んでいる。装置10にはさら
に、以下に詳述するようにテストステーション14を駆
動するためキャビネット12のほぼ中央に載置された駆
動モジュール16が含まれている。 【0023】テストステーション14は2つずつ、図1
に示されているように全体としてU字形をしているテス
トフレーム18内に載置されている。図2において、標
準的なテストステーション14がさらに詳しく示されて
いる。テストステーション14には、砥石駆動シャフト
22にくさび留めされた砥石20が含まれている。この
砥石駆動シャフト22はテストフレーム18の前端部に
ジャーナル留めされている。砥石20は、周囲表面つま
り研摩面上のあらゆる鋭い突出部分を除去するためナイ
ロンホイールで状態調節することによって鈍化されてい
る。砥石20を鈍化させることによって、装置10が実
施する研摩試験に不利に作用することになる切削研摩を
避けることができる。 【0024】図2に点線で示したように、テストステー
ション14にはさらに、砥石20のすぐ上で第1の試料
ホイール駆動シャフト26にくさび留めされた試料ホイ
ール24が含まれている。試料ホイール24は、鋼製コ
ア25(点線で示す)及びこの鋼製コアの上に圧縮成形
された試料材料の層を含んでいる。試料材料は例えば、
カーボンブラック含有タイヤトレッド化合物である。標
準的には、試料材料の層は約1.27〜2.54cm
(0.5〜1.0インチ)の厚みをもつ。試料ホイール
24は、1枚のタイヤトレッド化合物ストリップを切断
し鋼製コア25のまわりにこのストリップを巻きつける
ことによって成形される。このストリップは次に、当業
者にとっては既知のやり方で適当な金型内で熱及び圧力
の下で鋼製コア25上に圧縮成形される。 【0025】図2に示されているように、試料ホイール
駆動シャフト26は試料ホイールフレーム27の自由端
にジャーナル留めされる。一方この試料ホイールフレー
ム27は、第2の試料ホイール駆動シャフト28のまわ
りでフレーム18に対し片端でジャーナル留めされてい
る。第2の試料ホイール駆動シャフト28はフレーム1
8の上部後端部にジャーナル留めされている。従って試
料ホイールフレーム27は第2の試料ホイール駆動シャ
フト28を中心に旋回させられて試料ホイール24を砥
石20と係合させたり又この係合を解除するべく移動さ
せる。砥石20に対する試料ホイール24の垂直力はつ
り合いおもり29により制御される。このつり合いおも
りは、図2に示されている通り、コード30により試料
ホイールフレーム27の自由端から懸垂されている。従
って、試料ホイール24に対する砥石20による研摩度
は、つり合いおもり29の重量を調整することによって
部分的に調整可能である。 【0026】テストステーション14にはさらに、試料
ホイール24に隣接する第1の試料ホイール駆動シャフ
ト26にくさび留めされた第1のスプロケット31が含
まれている。第2の試料ホイール駆動シャフト28には
第2のスプロケット32がくさび留めされ、このスプロ
ケットは第1のスプロケット31と直線上に並んで置か
れている。両スプロケットを駆動しひいては試料ホイー
ル24を駆動するため、第1のスプロケット31及び第
2のスプロケット32全体の上に1本の試料ホイール駆
動ベルト34が載置されている。図1に示されているよ
うに、第2の試料ホイール駆動シャフト28は駆動モジ
ュール16に連結され、かくして以下にさらに詳述する
ように試料ホイール24を駆動する。 【0027】テストステーション14にはさらに、軸受
支え38により試料ホイールフレーム27に片端でジャ
ーナル留めされている粉ホイールフレーム36が含まれ
ている。粉トランスファホイール40が、軸受支え42
によりこの粉ホイールフレーム36の自由端上にジャー
ナル留めされ、図2に示されているように、試料ホイー
ル24と係合可能である。従ってこの粉ホイールフレー
ム36は、軸受支え38を中心に旋回させられ、試料ホ
イール24と係合したりこの係合を解除すべく粉トラン
スファホイール40を移動させる。 【0028】テストステーション14はさらに、粉ホイ
ールフレーム36に隣接して試料ホイールフレーム27
に片端で旋回可能な形で載置されているチョークスティ
ックアーム44を含んでいる。チョークスティックアー
ム44の自由端には、ブラケット47によりチョークス
ティック46が載置されている。図2に示されているよ
うに、チョークスティック46の自由端は、チョークス
ティック46とチョークスティックアーム44の重量下
で、粉トランスファホイール40と係合した状態に維持
されている。ブラケット47はチョークスティック46
上に締めつけられ、ネジ48で固定されて、チョークス
ティックを所定の場所に保持している。 【0029】チョークスティックは、好ましくは、水酸
化マグネシウム、焼き石こう及び脱イオン水の混合物か
ら作られ、チョーク粉の薄いフィルムを粉トランスファ
ホイール40に移送するために具備されている。例えば
約170グラムの焼き石こう、80グラムの水酸化マグ
ネシウム及び150グラムの脱イオン水を混合すること
により、数本のチョークスティックを作ることができ
る。その後この混合物を金型の中に注ぎ込み、約1時間
硬化させる。この後、チョークは金型から外され、約1
00℃で1日加熱される。加熱後、チョークは次に個々
のチョークスティック46にカットされる。 【0030】粉トランスファホイール40には、ゴムの
コア50と好ましくはポリウレタンフォームである発砲
材の外部層52が含まれる。ゴムコア50とほぼ同じ幅
のゴムバンド54が、発砲材外部層52のまわりにはめ
込まれる。かくして、このゴムバンド54は、試料ホイ
ール24及びチョークスティック46の下端部の両方と
係合状態に保たれる。ゴムバンド54はチョークスティ
ック46からチョーク粉を受けとり、次にこのチョーク
粉を試料ホイール24の外表面に移送する。チョーク粉
は、試料ホイール24と砥石20の間の界面の表面条件
を制御するために与えられている。 【0031】粉付けが不充分である場合、砥石20の研
摩面上には劣化した試料材料の油性層が形成され、かく
して試料ホイール24の研摩率が低下する可能性があ
る。しかしながら、チョーク粉が多すぎると、この粉は
試料ホイール24と砥石20の間の有効な接触を妨げ、
同様にして試料ホイール24の研摩率を低下させる可能
性がある。従って、チョークスティック46は好ましく
は、試料ホイール24と砥石20の間にチョーク粉の薄
いフィルムを維持するためゴムバンド54と軽く係合さ
せられている。試料ホイール24に対して粉トランスフ
ァホイール40により及ぼされる力は、図2に示されて
いるようにつり合いおもり56によって制御される。つ
り合いおもり56は1本のコード58によって粉トラン
スファホイール40に連結されている。このコード58
は、共にフレーム18より上でキャビネット12から支
持されている第1の滑車60及び第2の滑車62の上に
載置されている。 【0032】装置10はさらに、図1内に標準的に64
として示されている複数の加熱器を含んでいる。加熱器
64は好ましくは電気式加熱器であり、キャビネット内
部を加熱するためキャビネット12内に載置されてい
る。標準的に65として示されている熱電対も同様に、
キャビネット12内に載置されている。熱電対65は、
加熱器の作動を制御しかくしてキャビネット12内に望
ましい温度を維持するよう、電線66により加熱器64
に連結されている。相対的摩耗率はタイヤ走行温度と共
に変化する可能性があるため、キャビネット12内の温
度は、試料ホイール24に対する砥石20による研摩度
に影響を及ぼすべく、(つり合いおもり29の重量と共
に)調整されうる。 【0033】図4〜図6によれば、装置10の駆動モジ
ュール16がさらに詳細に示されている。この駆動モジ
ュール16には、図4に示されているように全体にU字
形をした駆動モジュールフレーム68が含まれている。
駆動モジュールフレーム68の後方上端部に、第1の駆
動シャフト70が軸受支え71によりジャーナル留めさ
れている。第1の駆動シャフト70より下、駆動モジュ
ールフレーム68の前方に、軸受支え73によって第2
の駆動シャフト72がジャーナル留めされている。駆動
モジュールフレーム68と隣接するテストステーション
14の間では、滑車74が第1の駆動シャフト70にく
さびどめされている。駆動ベルト76が滑車74の上に
載置され、第1の駆動シャフト70を駆動すべく電動機
77によって駆動されている。図1を見るとわかるよう
に、第1の駆動シャフト70は、試料ホイール24を駆
動するため第2の試料ホイール駆動シャフト28に連結
されている。 【0034】駆動モジュール16にはさらに、図5に示
されているように駆動シャフト70にくさび留めされた
第1の歯車78が含まれている。軸受支え82及び84
により、第1の歯車78に隣接して第1の駆動シャフト
70を中心に、歯車フレーム80がジャーナル留めされ
ている。歯車フレーム80は駆動シャフト70からフレ
ーム68の前端部へ向かって図6に示されているように
外方へと延びており、駆動シャフト70を中心に旋回可
能である。駆動モジュール16はさらに、図5に示され
ているように、駆動シャフト70から内方へ間隔どりさ
れ、軸受支え87により歯車フレーム80にジャーナル
留めされた第2の歯車シャフト86を含んでいる。第2
の歯車88が第2の歯車シャフト86の自由端にくさび
留めされ、第1の歯車78とかみ合うように寸法決定さ
れている。 【0035】駆動モジュール16にはさらに、図4及び
図6に示されているように、第2の歯車シャフト86の
近傍で間隔どりされ歯車フレーム80の自由端にジャー
ナル留めされた第3の歯車シャフト90が含まれてい
る。第3の歯車92がこの第3の歯車シャフト90の自
由端にくさび留めされ、図6に示されているように第2
の歯車88とかみ合うよう位置づけされ寸法決定されて
いる。第4の歯車94が第3の歯車シャフト90の自由
端にくさび留めされ、図4に示されているように、第3
の歯車92から間隔どりされている。第4の歯車94を
シャフト上にロックするため歯車シャフト90の自由端
にはギャナット96が通されている。図4を見ればわか
るように、ギャナット96の外部表面にはシャフト90
へ手で通すことができるようにギザギザがついている。
従って、第4の歯車94は、歯車シャフト90から容易
にとり外すことができ、以下に説明するように第1の駆
動シャフト70と第2の駆動シャフト72の間の歯車比
を変えるべく異なるサイズの歯車と置き換えることがで
きる。 【0036】駆動モジュール16にはさらに、第2の駆
動シャフト72にくさび留めされ第4の歯車94の直ぐ
下に位置づけされている第5の歯車98が含まれてい
る。図4及び図6に示されているように、第5の歯車9
8は、第4の歯車94とかみ合うように寸法決定及び位
置づけされている。従って第5の歯車98は第2の駆動
シャフト72を駆動すべく第4の歯車94により駆動さ
れる。第2の駆動シャフトは、図1に示されているよう
にテストステーション14の砥石20を駆動すべく砥石
駆動シャフト22に連結されている。 【0037】駆動モジュールフレーム68の前端部には
保持用プレート100が載置され、歯車フレーム80の
自由端に隣接して上方に延びている。この保持用プレー
ト100は、図4に示されているように中に延びる丸い
複数の穴102を構成している。歯車フレーム80も同
様にその自由端104に1つの穴を構成する(点線で示
す)。なおこの穴は各穴102の直径とほぼ同じ様にサ
イズ決定された直径をもつ。図6に示されているよう
に、駆動モジュール16にはさらに、穴102のいずれ
を通っても又歯車フレーム80の穴104の中へもはめ
合うように寸法決定された保持用ピン106が含まれて
いる。この保持用ピン106はコード108により保持
用プレート100に連結されている。かくして歯車フレ
ーム80は、穴102のいずれか1つを通して、ならび
に穴104の中へ保持用ピン106を挿入することによ
って、保持用プレート100との関係においてロックさ
れている。 【0038】第1の駆動シャフト70と第2の駆動シャ
フト72の間の歯車比、ひいては試料ホイール24の速
度対砥石20の速度の比率は、第4の歯車94に異なる
サイズの歯車を使用することによって調整することがで
きる。第4の歯車94は、ギャナット96をとり外し歯
車フレーム80を駆動シャフト70を中心に上方へ旋回
させることによって交換される。この第4の歯車94は
かくして第5の歯車98との係合から解除される。次に
第4の歯車94はシャフト90から引き抜かれ、ギャナ
ット96によりシャフト90の端部にロックされる新し
い歯車94によって置換される。新しい第4の歯車94
がひとたび第5の歯車98と係合すべく下降させられる
と、歯車フレーム80は適当な穴102を通してピン部
材106を挿入することにより所定の位置にロックされ
る。穴102は次にピン部材106の自由端を歯車フレ
ームの穴104の中に導く。 【0039】図5に示されているように、駆動モジュー
ル16は同様に、駆動モジュールフレーム68の左側脚
部に隣接して、第1の駆動シャフト70にくさび留めさ
れた第1のディスク110を含んでいる。第1のディス
ク110に隣接して駆動モジュールフレーム68には第
1の光学センサ112が載置されている。光学センサ1
12は回転速度を検出し、第1のディスク110と第1
の駆動シャフト70ひいては試料ホイール24の回転数
を計数する。第1の光学センサ112は、図示に示され
ているような第1のデジタル表示装置114に対し出力
信号を生成する。この表示装置は、試料ホイールの速度
及び回転数を表示する。 【0040】駆動モジュール16はさらに、駆動モジュ
ールフレーム68の左側脚部に隣接して第2の駆動シャ
フト72にくさび留めされた第2のディスク116を含
んでいる。第2のディスク116に隣接して駆動モジュ
ールフレーム68に対し第2の光学センサ118が載置
されている。第2の光学センサ118は回転速度を検出
し、第2のディスク116及び第2の駆動シャフトひい
ては砥石20の回転数を計数する。第2のセンサ118
は、図1に示されているデジタル表示装置120に対し
出力信号を生成する。この表示装置は、砥石20の速度
及び回転数を表示する。 【0041】装置10の作動において、駆動モジュール
16はテストステーション14の試料ホイール及び砥石
20を駆動する。この試料ホイールはかくして、それぞ
れの砥石に押しつけて研摩され、試料ホイールの化合物
の研摩データを提供する。電動機77が起動させられる
と、駆動モジュール16の滑車74は第1の駆動シャフ
ト70を駆動する。第1の駆動シャフト70は第2の試
料ホイール駆動シャフト28を駆動し、このシャフト2
8が各テストステーション14の第2のスプロケット3
2を駆動する。従って各々の第2のスプロケット32
は、それぞれの試料ホイール駆動ベルト34を回転さ
せ、このべルト34が第1のスプロケット31を回転さ
せ、それぞれのホイール24を駆動する。 【0042】電動機77は同様に第1の駆動シャフト7
0を駆動させることによって砥石20も回転させ、この
シャフト70は第1の歯車78を駆動する。第1の歯車
78は第2の歯車88を駆動し、この歯車88が第3の
歯車92及び第4の歯車94を駆動する。第4の歯車9
4は第5の歯車98を駆動し、この歯車98が第2の駆
動シャフト72を駆動する。駆動シャフト72は、砥石
駆動シャフト22に連結され、このシャフト22がテス
トステーション14の砥石20を回転可能な形で駆動す
る。図2の矢印で示されているように、試料ホイール2
4及び砥石20は反対方向に回転可能な形で駆動されて
いる。全ての試料ホイール24は第1の駆動シャフト7
0により駆動されているため、試料ホイールは全て同じ
回転速度で駆動される。同様にして、砥石20は全て第
2の駆動シャフト72によって駆動されているため、砥
石は全て同じ回転速度で駆動される。 【0043】各テストステーション14における各々の
試料ホイール24の研摩率は、試料ホイール24の線
(又は接線)速度対砥石20の線(又は接線)速度の比
率つまりスリップ値(S)と呼ばれるものを制御するこ
とによって設定される。スリップ値(S)は以下の式
(1)のように定義づけされる。 【数1】 なお式中、Vは、試料ホイール24の研摩される表面
の線速度であり、Vは、砥石20の研摩する表面の線
速度である。 【0044】スリップ値(S)は、第4の歯車94とし
て適切なサイズの歯車を選定することによって制御され
る。好ましくは装置10は、スリップ値(S)ひいては
研摩率が約−30%〜+30%までのスリップの範囲内
の増分段階で設定されうるように、異なるサイズの第4
の歯車94の数で使用することが可能である。 【0045】本発明に従った標準的な研摩テストにおい
て、試料ホイール24は、異なる研摩重大度レベルの下
での研摩データを提供するよう複数のスリップ値(S)
で研摩される。好ましくは、各テスト化合物の2つ〜5
つの試料ホイール24が研摩される。しかしながら、装
置10は、各々のテストステーション14で1つの試料
ホイールを研摩することができ、従って一度に最高12
個の試料ホイールを研摩することができる。従って、装
置10内で同時に複数の異なる化合物を研摩することが
できる。 【0046】一定の与えられた化合物について研摩され
る試料ホイール24の数は、化合物間での必要とされる
区別に応じて異なる。例えば、2つの試料ホイールがテ
ストされる場合、平均からの偏差は通常約3%〜5%で
ある。これに対して5つの試料ホイールがテストされる
場合、平均からの偏差は通常約2%〜3%である。 【0047】各試料ホイール24の直径及び重量は、研
摩による体積損失を見極めるため、研摩試験の開始時点
及び規定された各々のスリップ値での回転の後に測定さ
れる。試料ホイール24の秤量には、好ましくは約0.
1mgの精度の電子バカリが用いられる。測定された重
量損失はテスト中の蒸発による重量損失について補正さ
れる。蒸発による重量損失についての補正は、以下に詳
述するようにキャビネット12の内側に保たれてはいる
ものの研摩されていない、テストされている化合物で作
られたダミー試料ホイール24の重量変化から決定され
る。試料ホイールの直径は、好ましくはコネチカット州
ミドルフィールドのジゴ社(ZygoCo.)が製造し
ているジゴレーザーマイクロメータ1201B型といっ
たレーザーマイクロメータを用いて測定される。各々の
ランナの周囲に沿ってほぼ等間隔で3回の測定が行なわ
れ、使用される測定値は、行なわれた3回の測定の平均
値となる。 【0048】行程単位あたりの平均体積損失(cc/c
m)又は、与えられた化合物の各々についてのランナの
摩耗率(W)は、各スリップ値での研摩の後に計算され
る。体積損失(cc)は、(対応するダミーの重量変化
に基づいて補正された)各ランナの測定された重量損失
及び化合物の密度に基づいて決定される。各々のスリッ
プ値における各ランナの行程(cm)は、研摩前のラン
ナの直径測定値とそのスリップ値での研摩の後のランナ
の直径測定値の平均を決定することにより計算される。
次にこの平均直径測定値は、そのスリップ値におけるラ
ンナの平均周囲を決定するのに用いられる。その後、こ
の平均周囲に回転数を乗じ、そのスリップ値におけるラ
ンナの行程(cm)を求める。 【0049】このとき次の式(2)は、異なるスリップ
値でのデータを分析するため、テストされた各化合物の
体積損失データにあてはまる。 【数2】 なお式中、Wは、各化合物についての試料ホイール24
の摩耗率であり、Sは、式(1)において定義づけされ
ている通りのスリップ値であり、又K及びnは、式
(2)から計算された経験的に決定された常数である。 【0050】次に、各スリップ値においてテストされた
各化合物について実験室内研摩指数(LI)を次の式
(3)により決定する。 【数3】 なお式中、W(基準)は、基準化合物の試料ホイール2
4の摩耗率であり、W(試料)は、各々の試料化合物の
試料ホイール24の摩耗率である。 【0051】つねに、他の試料ホイール24と共に研摩
される基準化合物から作られた試料ホイール24が少な
くとも1つ存在する。この基準化合物は、式(3)で定
義づけしたような実験室内研摩指数(LI)を決定する
ため、試験されるその他の試料化合物と比較する目的で
研摩される。 【0052】摩耗率に対するテスト化合物の硬度の影響
を考慮しなければならない場合には、研摩された試料ホ
イール24とそのそれぞれの砥石20の間の接触跡面積
も同様に測定される。接触跡は、試料ホイール24の研
摩された表面のいくつかのセクションにインキ付けする
ことにより測定される。試料ホイール24はテストステ
ーション14内に載置され、それぞれの砥石の研摩表面
全体にわたり一枚の紙が置かれる。次に、試料ホイール
のインキ付けされた表面は、それぞれのつり合いおもり
29の力の下で、紙シートと係合すべく降下させられ
る。その後、好ましくはカリフォルニア州マウンテンビ
ューのコントロン社(Kontron Co.,)が製
造しているコントロン画像分析システム、KAT386
型を用いて、紙上のインキ付けされた接触跡表面積が測
定される。 【0053】この接触跡面積は好ましくは、試料ホイー
ル24の初期重量及び直径が研摩試験の開始時に測定さ
れる時点で測定される。このとき、実験室研摩指数(L
I)を、テスト化合物の試料ホイールの平均接触跡面積
と基準化合物の単数又は複数の試料ホイールの接触跡面
積の比率に基づいて調整することができる。 【0054】ここで図7を見てみると、本発明の方法に
従ってテストステーション14内で試料ホイール24を
研摩する順序が、概略的に示されている。上述のとお
り、各々異なるテスト化合物から成形された複数の試料
ホイール24のグループが圧縮成形される。各々の化合
物の試料ホイールのいくつかは、砥石20に押しつけて
研摩されるランナとして用いられる。その他の試料ホイ
ール24は、状態調節段階中にのみ研摩されテスト中ラ
ンナを研摩している間キャビネット12内で単に維持さ
れているにすぎないダミーとして用いられる。各々の試
料ホイール24のコア25(ランナ及びダミーの両方)
には、各試料ホイールがテスト全体を通して識別されう
るように、1つの番号がついている。 【0055】1つのランナグループ毎のダミーの数は、
好ましくは以下のように決定される。すなわち、化合物
1バッチがテストされる場合、4つのランナと1つのダ
ミーがある。一定の与えられた化合物の2つのバッチが
テストされる場合(複数バッチ)、各バッチについて3
つのランナと1つのダミーが存在する。又、一定の与え
られた化合物の3つのバッチがテストされる場合、各バ
ッチについて2つのランナと1つのダミーがある。好ま
しくは、一定の与えられた化合物各々の偶数の試料ホイ
ール24がテストされる。つまり、試料ホイール24の
半分は、装置10の左列のテストステーション14上で
研摩され、もう半分は右列のテストステーション上で研
摩されうる。 【0056】試料ホイール24は、図7に示されている
ように、1スピンドルあたり6つのホイールで、ランダ
ム化(確率化)された順序でスピンドル上に置かれる。
ダミーホイールは別個のスピンドル(図示せず)上に置
かれる。図7は、テストステーション14のうちの6つ
のみを示しているが、これは左列の6つでも右列の6つ
でもよい。ただし、テストステーション14のもう1方
の列(図示せず)のランナは、図7に示されているもの
と同じ要領で研摩される。 【0057】次に試料ホイール24(ランナ及びダミー
の両方)は、全てのスピンドルを約100℃で約24時
間オーブン内に入れることにより状態調節される。キャ
ビネット12は約49℃に予熱され、オーブンからの取
り出し時点でスピドルは次に加熱されたキャビネット1
2内に約30分間置かれる。その後ランナ及びダミーは
各々それぞれのテストステーション14内に載置され、
キャビネット12内の温度を約49℃に設定した状態
で、毎分860回転で約10000回転に状態調節され
る。第4の歯車94は、スリップ値が約7%となるよう
に寸法決定される。 【0058】状態調節の後、ホイールは室温まで冷却さ
せられるが、テスト中全体を通して、全てのホイール
(ランナ及びダミー)は同一温度に保たれる。次に、砥
石20の研摩表面はワイヤブラシで清浄される。キャビ
ネット12は、状態調節段階中収集されたあらゆる緩ん
だ粒子を除去するため掃除機がかけられる。又、粉トラ
ンスファホイール40上のゴムバンド54は交換され
る。 【0059】上述のとおり、ランナの直径が次に測定さ
れる。その後、ランナ及びダミーの両方の試料ホイール
24の各々の重量が測定され、0.1mgの位に四捨五
入して記録される。次にキャビネット12は少なくとも
2時間、約49℃に予熱される。その後、ランナ及びダ
ミーの両方の試料ホイール24全てが少なくとも30分
間、キャビネット12内の内部で加熱される。 【0060】次にランナは、図7に示されている順序で
それぞれの試料ホイール駆動シャフト26上に載置され
る。第4の歯車94は、スリップ値が約7%となるよう
に寸法決定され、キャビネット12の内部は約49℃に
維持される。ランナは次に毎分860回転で約1500
0回転研摩される。ランナは、ひとたび停止させられる
とそれぞれのテストステーション14から除去され、図
7に示されている順序でスピンドル上に戻される。次に
ランナのスピンドルは再び図7に示されている順序でそ
れぞれのテストステーション14上に載置され、再び毎
分860回転で約15000回転研摩される。従って各
々のランナ24は、各々の研摩段階で新しいテストステ
ーション14内で研摩される。 【0061】ランナは、各々のテストステーション14
からとり出された時点でひっくり返され、次にスピンド
ル上に置かれる。従ってランナの回転方向は、個々のテ
ストステーションの間の変動による誤差を避けるため、
連続する各々のテストステーション14の間で逆転させ
られる。試料ホイール24の各スピンドルは6つの異な
るテストステーション14上で研摩され、試料ホイール
を1つのステーションから次のステーションまで移動さ
せるときにこれらのホイールをひっくり返す。従って各
々の試料ホイール24は装置10の一方の列上の砥石2
0の各々の上で研摩される。テストステーション間の6
回の回転の後、ランナは、最初の工程の前と同じ順序で
スピンドル上に載置されなくてはならない。 【0062】従って各々のランナは、第1のスリップ値
(7%)で合計約90000回転研摩される。次に、試
料ホイール24は全て装置10から除去され、室温まで
冷却される。砥石20には再度ワイヤブラシがかけら
れ、キャビネット12は、緩んだ粒子を除去するため掃
除機がかけられ、ゴムバンド54が交換される。その
後、上述のように、各ランナの直径及びランナ及びダミ
ーの両方のホイール全ての重量が再度測定され記録され
る。ただし、各化合物の全てのダミーについての平均重
量損失又は増加は、研摩による重量損失をより正確に見
極めるため、それぞれの化合物の各々のランナの重量損
失に対しそれぞれ減算又は加算される。 【0063】このとき、スリップ値が約13%となるよ
うに第4の歯車94が交換され、キャビネット12の温
度は約46℃まで低下させられる。その後、ランナは各
々、上述のものと同じ要領で6つの異なるテストステー
ション14でさらに6回研摩される。ただし、各々の研
摩段階の間、各々のランナは毎分860回転で約240
0回回転させらる。従って、各々のランナは、第2のス
リップ値(13%)で合計約14400回回転させられ
る。その後、上述のように各ランナの直径、ランナ及び
ダミーの両方の重量が測定され記録される。 【0064】その後各スリップ値(S)における重量損
失及び直径は、一行程単位あたりの体積損失つまり摩耗
率(W)に翻訳される。次にこの摩耗率(W)を式
(2)に当てはめることができ、そのデータをプロット
して分析することができる。摩耗率(W)データを同様
に、式(3)にあてはめて、実験室研摩指数(LI)を
決定することもできる。この実験室研摩指数(LI)
は、テストされた化合物の研摩強度を分析し比較するた
め、スリップ値(S)の関数としてプロットできる。 【0065】本発明に基づくもう1つの方法において
は、装置10は、タイヤトレッド化合物の不規則な耐摩
耗性を測定するために利用される。1つの実施例におい
ては、上述のものと同じ要領で、装置10内で3つの異
なるタイヤトレッド化合物が同時に研摩される。ただし
上述の場合2つのスリップ値であったのに対し、ここで
は3つの異なるスリップ値で3つの化合物が連続的に研
摩される。 【0066】この3つのスリップ値は、7%、13%及
び21%である。従って、タイヤトレッド化合物は、そ
れぞれ比較的低い、中程度の及び高い研摩重大度レベル
で研摩される。ただし、第3のスリップ値(21%)で
は、各々のランナは、それぞれの砥石各々で毎分860
回転で約2000回回転させられる。従って、各ランナ
は、第3のスリップ値(21%)で合計約14400回
回転させられる。 【0067】3つの異なるタイヤトレッド化合物は各々
異なるタイプのカーボンブラックを含み、それぞれCB
,CB及びCBとラベリングされている。3グル
ープの試料ホイール24を研摩した際に収集したデータ
に基づく計算結果を次表にまとめて示す。 【表1】【0068】CB化合物は基準化合物であり、その他
の被験化合物に対する比較を目的として研摩されてい
る。従って、CB化合物の実験室研摩指数(LI)は
100である。 【0069】表に示されているように、摩耗率(W)は
3つの化合物全てについてスリップ値の増加に伴って増
大している。しかしながらこのデータの重要な特徴は、
CB化合物が、最高の研摩重大度レベル(21%のス
リップ値)においてCB又はCB化合物が示してい
るものよりも著しく高い実験室研摩指数(LI)を示し
ているという点にある。これに対し7%及び13%のス
リップ値では、CB化合物の実験室研摩指数(LI)
は、CB及びCB化合物のものにはるかに近い。従
ってテスト結果は、CB化合物が高い重大度の研摩条
件の下でCB又はCB化合物が示すものよりも優れ
た研摩強度を示すということを表わしている。従って、
CB化合物はCB又はCB化合物のいずれよりも
優れた不規則な摩耗に対する耐性を示す可能性が高いこ
とになる。 【0070】 【発明の効果】本発明に基づく装置及び方法の1つの利
点は、本発明が既存のタイヤでみられる不規則な摩耗の
問題を解決するのに利用できるものであるという点にあ
る。例えば、既存のトレッド設計のタイヤが不規則な摩
耗の問題を有することが判明した場合、高い研摩重大度
レベルでより優れた研摩強度を示すようなその他のタイ
ヤトレッド化合物又はタイヤトレッド化合物内で使用す
べきその他のタイプのカーボンブラックを発見するため
に、本発明の装置及び方法を用いることができる。 【0071】これに対し、高い研摩重大度レベル及び低
い研摩重大度レベルの両方で正確に研摩強度を見極める
能力をもたない既知の装置は、不規則な摩耗の問題を解
決するべくタイヤトレッド化合物を指摘する上で助けと
ならない可能性が高い。実際、上述の例において、既知
の装置は、実際には比較的高い研摩重大度レベルにおい
てCB化合物の研摩強度がはるかに高いのに、CB
化合物、CB化合物及びCB化合物がほぼ同じ研摩
強度を示すということを表示する可能性か高いのであ
る。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の実施例による研摩装置の部分的正面図
である。 【図2】図1の線A−Aに沿って切りとった研摩装置の
テストステーションの拡大側面図である。 【図3】図1の装置の部分側面断面図である。 【図4】図1の装置の駆動モジュールの拡大正面図であ
る。 【図5】図4の駆動モジュールの部分平面断面図であ
る。 【図6】図4の駆動モジュールの側面図である。 【図7】本発明に従った複数の試料ホイールの研摩順序
を示す、図1の装置の部分的概略図である。 【符号の説明】 10…研摩装置 12…キャビネット 14…テストステーション 16…駆動モジュール 20…研摩部材 24…テスト部材 29,56…おもり 28,70…シャフト 40…トランスファホイール 44…チョーク部材 77…原動機 78,88,90,92,94,98…歯車アセンブリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジョン エム.ファント アメリカ合衆国,ニューハンプシャー 03062,ナシュア,バイロン ドライブ 11 (72)発明者 ジョージ ビー.オゥヤン アメリカ合衆国,マサチューセッツ 02173,レキシントン,フォレン ロー ド 127 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 3/00 - 3/62

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 回転可能な形で支持された複数の研摩部
    材(20);各々カーボンブラック含有化合物を含み、
    各々このカーボンブラック含有化合物を研摩すべくそれ
    ぞれの研摩部材(20)と係合可能であるような、回転
    可能な形で支持された複数のテスト部材(24);各テ
    スト部材(24)及びそれぞれの研摩部材(20)の間
    の界面の表面条件を制御するための第1の手段(36,
    40,44);テスト部材と研摩部材を回転可能な形で
    駆動するためテスト部材(24)と研摩部材(20)に
    連結された第2の手段(77,16,28,70,2
    2,72);及び研摩部材によるテスト部材の研摩度を
    制御するため研摩部材(20)とテスト部材(24)の
    相対的速度を制御するため、研摩部材(20)とテスト
    部材(24)に連結された第3の手段(16);を具備
    する、カーボンブラック含有化合物を研摩するための装
    置。 【請求項2】 第1の手段には複数の粉付け部材(4
    0)が含まれ、各々の粉付け部材はそれぞれのテスト部
    材(24)と係合可能であり、各々の粉付け部材はそれ
    ぞれのテスト部材に対して及びテスト部材とそれぞれの
    摩耗部材の間の界面に対して粉を付ける請求項1記載の
    装置。 【請求項3】 各粉付け部材は、それぞれのテスト部材
    (24)と係合可能なトランスファホイール(40)
    と、トランスファホイール(40)に対して及びそれぞ
    れのテスト部材(24)に対してチョーク粉を適用して
    テスト部材(24)とそれぞれの研摩部材(20)の間
    の界面に粉付けするトランスファホイールに係合可能な
    チョーク部材(44)、とを含む請求項2記載の装置。 【請求項4】 トランスファホイールに適用されるチョ
    ークダストの量を制御するため、トランスファホイール
    (24)に対するチョーク部材の力を制御する第4の手
    段(56)をさらに具備する請求項3記載の装置。 【請求項5】 第4の手段にはトランスファホイールに
    連結された第1のおもり(56)が含まれ、この第1の
    おもりはチョーク部材に対するトランスファホイールの
    力を設定すべく選定される請求項4記載の装置。 【請求項6】 それぞれの研摩部材によるテスト部材の
    研摩度を制御するため、それぞれの研摩部材(20)に
    対して各テスト部材(24)の力を制御する第5の手段
    (29)をさらに具備する請求項3記載の装置。 【請求項7】 第1の手段は複数の第2のおもり(2
    9)を含み、この第2のおもりの各々はそれぞれのテス
    ト部材(24)に連結され、各々の第2のおもりは、そ
    れぞれの研摩部材に対するテスト部材の力を設定すべく
    選定されている請求項6記載の装置。 【請求項8】 第2の手段には原動機(77)が含ま
    れ、第3の手段には歯車部材(16)が含まれているこ
    と、又、第2の手段にはさらに、原動機(77)、テス
    ト部材(24)及び歯車部材(16)に連結された第1
    のシャフト(28,70)、及び研摩部材(20)及び
    歯車部材(16)に連結された第2のシャフトが含ま
    れ、この歯車部材は第2のシャフトの速度との関係にお
    ける第1のシャフトの速度ひいては研摩部材の速度との
    関係におけるテスト部材の速度をそれぞれ制御するよう
    に選定されている請求項1記載の装置。 【請求項9】 各々砥石(20)、試料ホイール(2
    4)、試料ホイール(24)と係合可能な粉トランスフ
    ァホイール(40)、及び粉トランスファホイール(4
    0)と係合可能なチョーク部材(44)を含む複数のテ
    ストステーション(14)、ならびに、砥石(20)及
    び試料ホイール(24)の相対的速度を制御しかくして
    試料ホイールの研摩度を制御するための歯車アセンブリ
    (78,88,90,92,94,98)を含むテスト
    ステーション(14)に連結された駆動モジュール(1
    6)を具備する請求項1記載の装置。 【請求項10】 各試料部材の外表面がカーボンブラッ
    ク含有化合物でできているような、複数の試料部材の各
    々の秤量段階;研摩部材の速度との関係における試料部
    材の速度が第1のスリップ値を決定しているような、カ
    ーボンブラック含有化合物を研摩すべくそれぞれの研摩
    部材と回転係合した形で各試料部材を研摩する段階;第
    1のスリップ値で少なくとも1つの他の研摩部材と回転
    係合した状態で各試料部材を研摩する段階;第1のスリ
    ップ値で各試料部材からのカーボンブラック含有化合物
    の損失を測定する段階;第2のスリップ値でそれぞれの
    研摩部材と回転係合状態にある各々の試料部材を研摩す
    る段階;第2のスリップ値で少なくとも1つのその他の
    研摩部材と回転係合した状態で各々の試料部材を研摩す
    る段階;及び各試料部材とそのそれぞれの研摩部材の速
    度の差を試料部材の速度で除することにより決定された
    第2のスリップ値で各試料部材からのカーボンブラック
    含有化合物の損失を測定する段階;を具備する、カーボ
    ンブラック含有化合物の研摩方法。 【請求項11】 第1のスリップ値は5%から9%の範
    囲内にあり、各々の試料部材は第1のスリップ値で各研
    摩部材と10000回転から20000回転の範囲内で
    回転させられており、第2のスリップ値は9%から17
    %の範囲内にあり、各々の試料部材は第2のスリップ値
    で各研摩部材と1000回転から5000回転の範囲内
    で回転させられている請求項10記載の研摩方法。 【請求項12】 第3のスリップ値でそれぞれの研摩部
    材と回転係合した状態で各々の試料部材を研摩する段
    階;第3のスリップ値で少なくとも1つのその他の研摩
    部材と回転係合した状態で各々の試料部材を研摩する段
    階;及び第3のスリップ値で各々の試料部材からのカー
    ボンブラック含有化合物の損失を測定する段階;をさら
    に含む請求項10記載の研摩方法。 【請求項13】 第3のスリップ値は17%から30%
    の範囲内にあり、各々の試料部材は第3のスリップ値で
    500回転から4500回転の範囲内で回転させられる
    請求項12記載の研摩方法。 【請求項I4】 研摩部材による試料部材の研摩度を制
    御するため40℃から55℃の範囲内で試料部材及び研
    摩部材の周囲温度を制御する段階をさらに含む請求項1
    0〜13のいずれか1つに記載の研摩方法。 【請求項15】 各テスト部材の外表面は研摩されるべ
    きタイヤトレッド化合物でできているような、複数のテ
    スト部材の秤量段階;テスト部材と研摩部材の相対的速
    度が第1のスリップ値を決定している状態で、タイヤト
    レッド化合物を研摩すべく研摩部材と係合した状態で各
    テスト部材の外表面を回転させる段階;第1のスリップ
    値でタイヤトレッド化合物の損失を測定するため各テス
    ト部材を秤量する段階;テスト部材及び研摩部材の相対
    的速度が第2のスリップ値を決定し、この第2のスリッ
    プ値は第1のスリップ値よりも高い研摩重大度をひき起
    こすような、タイヤトレッド化合物を研摩するため研摩
    部材と係合した状態で各テスト部材の外表面を回転させ
    る段階;第2のスリップ値でタイヤトレッド化合物の損
    失を測定するため各テスト部材を秤量する段階;テスト
    部材及び研摩部材の相対的速度が第3のスリップ値を決
    定し、この第3のスリップ値は第2のスリップ値よりも
    高い研摩重大度をひき起こすような、タイヤトレッド化
    合物を研摩するため研摩部材と係合した状態で各テスト
    部材の外表面を回転させる段階;及び各スリップ値はテ
    スト部材の速度と研摩部材の速度の差をテスト部材の速
    度で除したものに基づいている状態で、第3のスリップ
    値におけるタイヤトレッド化合物の損失、さまざまな研
    摩重大度におけるタイヤトレッド化合物の損失を測定し
    てタイヤトレッド化合物の不規則な摩耗特性を示すべ
    く、各テスト部材を秤量する段階;を具備する化合物の
    不規則な摩耗特性を測定するためにタイヤトレッド化合
    物を研摩する方法。 【請求項16】 第1のスリップ値は約5%から9%の
    範囲内にあり、各々のテスト部材は各研摩部材と100
    00回転から20000回転の範囲内で回転させられ、
    第2のスリップ値は約9%から17%の範囲内にあり、
    第3のスリップ値は約17%から30%の範囲内にあ
    り、各々のテスト部材は、第2及び第3のスリップ値の
    各々においてそれぞれの研摩部材の各々と1000回転
    から5000回転の範囲内で回転させられる請求項15
    記載の研摩方法。 【請求項17】 各テスト部材は第1、第2及び第3の
    スリップ値の各々において複数のそれぞれの研摩部材と
    係合した状態で回転させられる請求項16記載の研摩方
    法。
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