JP3009496U - 収納容器の蓋 - Google Patents

収納容器の蓋

Info

Publication number
JP3009496U
JP3009496U JP1994011933U JP1193394U JP3009496U JP 3009496 U JP3009496 U JP 3009496U JP 1994011933 U JP1994011933 U JP 1994011933U JP 1193394 U JP1193394 U JP 1193394U JP 3009496 U JP3009496 U JP 3009496U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
buckle
lid
storage container
closed state
lid body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1994011933U
Other languages
English (en)
Inventor
敏 中島
剛 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iris Ohyama Inc
Original Assignee
Iris Ohyama Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Iris Ohyama Inc filed Critical Iris Ohyama Inc
Priority to JP1994011933U priority Critical patent/JP3009496U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3009496U publication Critical patent/JP3009496U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Stackable Containers (AREA)
  • Closures For Containers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の蓋体を安定して積み重ねることがで
きる収納容器の蓋を提供することを目的とする。 【構成】 収納容器の蓋体13の対向する縁部分に対
をなす取付凹部17を設け、取付凹部17にバックル1
0を設け、バックル10を蓋体13に枢着する枢着手段
11,12を設け、バックル10を閉鎖した状態で蓋体
13側に係合する姿勢保持手段15,18を設け、バッ
クル10の閉鎖状態での上面に同型のバックル10の先
端係合爪14が嵌合可能なスタック嵌合部16を設けた
収納容器の蓋にある。また、取付凹部17の対向する壁
面に同心状の枢軸孔を穿設し、バックル10に前記枢軸
孔に回動自在に枢着する枢軸11,12を設け、バック
ル10の内側壁面に蓋体13の縁部18に係合してバッ
クル10を閉鎖状態で保持する姿勢保持リブ15を設
け、バックル10の閉鎖状態での上面にスタック凹部1
6を設けた収納容器の蓋13にある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、一面が開口する矩形箱状の収納容器の蓋の構造に係り、特に製造工 程中に、蓋どうしを積み重るための構造を備えた収納容器の蓋に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に知られる収納容器には図5に示されるようなものがある。このような収 容容器1は矩形箱状に形成されており、上面が収納のための開口部を形成してい る。そして、開口部の全縁には補強のためのリブが外側に延長して形成されてい る。さらに、収納容器1の外壁には、補強のための縦リブ2が設けられている。
【0003】 このように構成された収納容器1の開口部には蓋体3が装着される。この蓋体 3は開口部の全縁に形成された図示しないリブの外側を覆うように形成されてお り、長手方向両端部の幅方向の中央部には、それぞれ取付凹部4が形成されてい る。取付凹部4にはバックル5が設けられている。ここで、バックル5は基端側 が蓋体3側に枢着されており、先端部分には内側に向けられた図示しない係合爪 が設けられている。
【0004】 これらのバックル5は図6に示されるように蓋体3の長手方向の端部に設けら れており、使用者が両手でそれぞれのバックル5を閉鎖または開放操作して、収 納容器1に対して蓋体3を着脱できるようになっている。
【0005】 以上のように構成された収納容器1は、特に工場での製造工程中において、図 7に示されるように、上下方向に積み重ねられることがある。
【0006】 従来の蓋体3は、このように積み重ねた場合には、互いの嵌合構造を備えてい ないために、安定せず、多段の積重ねが不可能であった。
【0007】 また、このように積み重ねができない構造の場合には、例えばロボットを使用 した組み立てに対して自動供給することが極めて困難であった。このようなこと から、工場の生産効率が向上しないという弊害があった。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
収納容器1に装着される蓋体3は、工場での製造工程中において、蓋体3のみ を互いに積み重ねる場合がある。従来の蓋体3には、積み重ねた場合に互いがず れ動いてしまい、取扱いが不便なものであった。また、ロボットで製造する場合 等にも自動供給に適さないものであった。
【0009】 本考案は以上のような課題を解決するためになされたものであり、複数の蓋体 を安定して積み重ねることができる収納容器の蓋を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の考案は、収納容器の蓋体の対向する縁部分に対をなす取付凹 部を設け、取付凹部にバックルを設け、バックルを蓋体に枢着する枢着手段を設 け、バックルを閉鎖した状態で蓋体側に係合する姿勢保持手段を設け、バックル の閉鎖状態での上面に同型のバックルの先端係合爪が嵌合可能なスタック嵌合部 を設けた収納容器の蓋にある。
【0011】 請求項2に記載の考案は、収納容器の蓋体の対向する縁部分に対をなす取付凹 部を設け、取付凹部にバックルを設け、取付凹部の対向する壁面に同心状の枢軸 孔を穿設し、バックルに前記枢軸孔に回動自在に枢着する枢軸を設け、バックル の内側壁面に蓋体の縁部に係合してバックルを閉鎖状態で保持する姿勢保持リブ を設け、バックルの閉鎖状態での上面に同型のバックルの先端係合爪が上方から 嵌合可能なスタック凹部を設けた収納容器の蓋にある。
【0012】
【作用】
請求項1の収納容器の蓋によれば、バックルを閉鎖状態にした姿勢で、姿勢保 持手段が働き蓋体とバックルが互いに固定的に保持され、さらに、この状態で複 数の蓋体を積み重ねた場合には、バックルのスタック嵌合部に上の蓋体のバック ルの先端係合爪が嵌合して、互いにずれ動かない状態で保持される。
【0013】 請求項2の収納容器の蓋によれば、姿勢保持リブがバックルの内側壁面に形成 され、蓋体の縁部に係合するので、蓋に対してバックルを閉鎖状態で姿勢保持で きる。また、バックルの閉鎖状態での上面に同型のバックルの先端係合爪が嵌合 するスタック凹部を設けたので、蓋を複数積み重ねた状態でも安定を保つことが できる。
【0014】
【実施例】
以下、本考案における実施例を図1〜図4を参照して説明する。収納容器の基 本的な構造は従来例で説明したものと同様なので、説明の重複を避ける。
【0015】 本考案において特徴的な部分であるバックル10の構造について以下説明する 。バックル10は図3に示されるように側断面がほぼコ字状を成して形成され、 上端部分の左右側面には図2に示されるような枢軸11,12が水平方向かつ同 心状に突出されている。そして、枢軸11,12の一方は、他方よりも短く形成 されており、蓋体13に装着される場合に容易に組み込むことができるようにな っている。
【0016】 また、バックル10の下端側中央には図示しない収納容器の開口部のリブに係 合する先端係合爪14が形成されている。先端係合爪14の幅寸法Aはバックル 10の幅寸法よりも小さく設定されている。
【0017】 先端係合爪14の内側の上面には、幅方向に所定間隔をもってバックル10の 回動方向に平行な凸条レール14aが形成されており、バックル10のロック、 アンロック操作を容易にするよう構成されている。先端係合爪14は、図3に示 されるような角度(閉鎖状態)で、収納容器のリブに対して先端が多少上向きに 係合するように傾斜して形成されている。
【0018】 そして、先端係合爪14の折曲部分の内側には蓋体13の縁部18に係合する 姿勢保持リブ15が形成されている。この姿勢保持リブ15は、バックル10を 蓋体13に対して図1に示すように閉鎖する状態にした場合に、その姿勢を維持 するように固定するものである。また、バックル10の先端係合爪14の基端部 強度を補強する作用も果たす。
【0019】 このように構成されたバックル10の閉鎖状態における上面部分には、先端係 合爪14の幅寸法Aよりも大きく、かつ、バックル10の幅寸法よりも小さい幅 寸法Bに設定されたスタック嵌合部としてのスタック凹部16が形成されている 。
【0020】 このスタック凹部16は別のバックル10の先端係合爪14が嵌合する寸法に 形成されており、スタック凹部16に先端係合爪14が嵌合した状態では、蓋体 13は互いにずれ動かないように保持される。
【0021】 以上のように構成されたバックル10は、図4に示されるように蓋体13の長 手方向端部の幅方向中央に形成された取付凹部17に対して装着される。
【0022】 取付凹部17の内側面の互いに対向する壁面には、バックル10の枢軸11, 12を貫通状態で装着する図示しない枢軸孔がそれぞれ同心状に穿設されている 。そして、この枢軸孔に対して枢軸11,12を枢着することにより、バックル 10は先端側が回動自在に取り付けられる。
【0023】 ここで、枢軸11,12と図示しない枢軸孔とにより枢着手段が構成されてい る。
【0024】 また、蓋体13の取付凹部17の中央部分に対応する縁部18は、バックル1 0を閉鎖状態にした場合に姿勢保持リブ15に嵌合する位置まで延長されている 。この縁部18および姿勢保持リブ15とにより姿勢保持手段が構成されている 。
【0025】 以上説明したように構成された収納容器の蓋13は、複数を積み重ねる場合に は図1に示されるように積み重ねることができる。
【0026】 つまり、バックル10は閉鎖位置にあることで、蓋体13の縁部18に姿勢保 持リブ15が嵌合し、閉鎖状態で固定される。これにより、蓋体13に対してバ ックル10が揺動することを防止できる。
【0027】 そして、バックル10が蓋体13に対して固定された状態で、複数の蓋体13 を積み重ねることにより、上に位置する蓋体13のバックル10の先端係合爪1 4が下に位置する蓋体13のバックル10のスタック凹部16に嵌合する。
【0028】 このようにしてスタック嵌合部を順次嵌合させることにより、複数の蓋体13 を安定して積み重ねることができる。
【0029】 そして、積み重ねた蓋体13は崩れにくく、工場での製造工程途中においても 取扱いが極めて容易になり、作業効率を著しく向上させることができる。
【0030】 また、ロボット等での組み立てを行う場合であっても、蓋どうしの積み重ねが でき、かつ位置決めも安定するので、正確な自動供給を実現できる。
【0031】 なお、本考案は前記一実施例にのみ限定されるものではない。例えば、姿勢保 持手段は、バックル10の姿勢保持リブ15と蓋体13の縁部18とにより構成 されていたが、これに限定されない。例えば、バックル10の基端側に形成され た図示しない姿勢保持用の凹部と、バックル10を閉鎖した状態で、姿勢保持用 の凹部に対応する蓋体13に形成された姿勢保持用の凸部とによって構成された 姿勢保持手段であっても同様の効果が得られる。
【0032】 また、スタック嵌合部はバックル10の先端係合爪14と、スタック凹部16 とから構成されてたが、これにのみ限定されない。例えば先端係合爪14の閉鎖 状態での下面に形成された図示しないスタック用の嵌合凹部と、閉鎖状態のバッ クル10の上面に形成された図示しないスタック用の嵌合凸部と、によって構成 されているものでもよい。つまり、閉鎖状態のバックル10の先端係合爪14部 分と、閉鎖状態のバックル10の上面とが嵌合可能に形成されたスタック嵌合部 であれば同様の効果が得られる。
【0033】
【考案の効果】
請求項1に記載の考案によれば、姿勢保持手段により蓋体に対して固定された バックルの先端係合爪が、別の蓋体のバックルに形成されたスタック嵌合部に嵌 合することにより、複数の蓋体どうしを安定して積み重ねることができ、工場で の作業効率を著しく向上することができる。
【0034】 請求項2に記載の考案によれば、バックルの姿勢保持リブを蓋体の縁部に係合 することにより、バックルを蓋体に対して固定することができ、さらに、別の蓋 体のバックルに形成されたスタック凹部にバックルの先端係合爪を嵌合させるこ とにより、複数の蓋体どうしを安定して積み重ねることができる。また、工場で の作業効率を著しく向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案における2つの蓋体を積み重ねた状態を
示す側断面図である。
【図2】本考案におけるバックルの正面図である。
【図3】図2のC−C線部分の断面図である。
【図4】本考案におけるバックルを蓋体に装着する状態
を示す斜視図である。
【図5】従来の収納容器に蓋体が装着された状態を示す
斜視図である。
【図6】図5中の蓋体を示す斜視図である。
【図7】図6の蓋体を複数枚重ねる状態を示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
10 バックル 11,12 枢軸 13 蓋体 14 先端係合爪 15 姿勢保持リブ 16 スタック凹部 17 取付凹部 18 縁部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】収納容器の上蓋を形成する蓋体と、 蓋体の対向する縁部分に対をなして形成された取付凹部
    と、 取付凹部のそれぞれに設けられ収納容器上縁に先端係合
    爪を係合して蓋体を閉鎖状態で保持するバックルと、 蓋体とバックルとの間に設けられ、バックルの基端側を
    回動自在に蓋体側に枢着する枢着手段と、 バックルを閉鎖した状態で蓋体側に係合し閉鎖姿勢を保
    持する姿勢保持手段と、バックルの閉鎖状態での上面に
    形成され同型のバックルの先端係合爪が上方から嵌合可
    能なスタック嵌合部と、 を備えたことを特徴とする収納容器の蓋。
  2. 【請求項2】収納容器の上蓋を形成する蓋体と、 蓋体の対向する縁部分に対をなして形成された取付凹部
    と、 取付凹部のそれぞれに設けられ収納容器上縁に先端係合
    爪を係合して蓋体を閉鎖状態で保持するバックルと、 各々の取付凹部内の対向する壁面に同心状に穿設された
    枢軸孔と、 バックルに設けられバックルを枢軸孔に回動自在に枢着
    する枢軸と、 バックルの内側壁面に突設されてバックルの閉鎖状態で
    蓋体の縁部に係合してバックルを閉鎖状態で保持する姿
    勢保持リブと、 バックルの閉鎖状態での上面に形成され同型のバックル
    の先端係合爪が上方から嵌合可能なスタック凹部と、 を備えたことを特徴とする収納容器の蓋。
JP1994011933U 1994-09-27 1994-09-27 収納容器の蓋 Expired - Lifetime JP3009496U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1994011933U JP3009496U (ja) 1994-09-27 1994-09-27 収納容器の蓋

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1994011933U JP3009496U (ja) 1994-09-27 1994-09-27 収納容器の蓋

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3009496U true JP3009496U (ja) 1995-04-04

Family

ID=43145288

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1994011933U Expired - Lifetime JP3009496U (ja) 1994-09-27 1994-09-27 収納容器の蓋

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3009496U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5637420A (en) Self-latching handle for storage batteries
US5518139A (en) Portable storage assembly
EP1071612B1 (en) Collapsible container
US6405888B1 (en) Collapsible container
JP3009496U (ja) 収納容器の蓋
JPS6122786Y2 (ja)
JPS601073Y2 (ja) 容器
JPH078420Y2 (ja) 合成樹脂製の折りたたみ式コンテナーの枢着部
JPH0136792Y2 (ja)
JPS5943232Y2 (ja) 容器
JPH0532439Y2 (ja)
JPH0711614Y2 (ja) バツクル
JP2604140Y2 (ja) 折り畳みコンテナーにおける側板上下板の係合構造
JPH0575128U (ja) 折畳みコンテナ
JPH0620303U (ja) 収納容器
JPH078145Y2 (ja) 工具箱
JPH0350028Y2 (ja)
JP2584330Y2 (ja) 手掛け部材
JPH0536829Y2 (ja)
JPS6330662Y2 (ja)
JP2600854Y2 (ja) 折り畳みコンテナーにおける組立係合部の構造
JPS6333782Y2 (ja)
JP3066339U (ja) 裁縫箱
JP3074629U (ja) 物収納箱の取手取付構造
JPS62203812U (ja)