JP3008974U - 扉 体 - Google Patents

扉 体

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JP3008974U
JP3008974U JP1994012484U JP1248494U JP3008974U JP 3008974 U JP3008974 U JP 3008974U JP 1994012484 U JP1994012484 U JP 1994012484U JP 1248494 U JP1248494 U JP 1248494U JP 3008974 U JP3008974 U JP 3008974U
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JP1994012484U
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Inventor
二郎 梅田
Original Assignee
株式会社梅田金属
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高級感を損なうことなくコストダウンを図る
ことのできる扉体を提供することを目的とする。 【構成】 枠部材11,12,13,14と、枠部材1
1,12,13,14に組み込まれたパネル部材3,4
とを備えた扉体において、パネル部材3,4は、外形寸
法が同一に形成され、枠部材11,12,13,14の
上下方向及び左右方向の少なくとも一方向に並べられた
複数個の鋳造製のキャストパネル3を有する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、門扉や玄関ドア等として用いられる扉体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の扉体の内でも特に高級な扉体は、外観の点においても使用感の 点においても、高級感を備えていることが要求される。ところで、高級感を出す ためには、凹凸のあるデザインとし重厚感を備えていることが望まれる。このよ うな要請から上記の高級な扉体は、各種金属材料を用いて鋳造により一体の扉体 として製作され、重厚感や質感を持たせるようにしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
扉体の上下方向(高さ)の寸法や左右方向(幅)の寸法は、特注するものを除 き、一般には建築におけるモデュールにより決定され、数種のものが用意されて いる。このため、従来のように鋳造により一体に製作された扉体にあっても、各 モデュール寸法ごとの製品を用意する必要がある。かかる製作にあたっては、鋳 造用の金型をその数用意しなければならず、金型が高価なことから、また各寸法 の金型の使用頻度が同じでないことから、使用頻度の低い金型は償却するまでに 長時間を要し、コストダウンを図ることができないという不具合が生じていた。
【0004】 そこで本考案は、上記の問題点に鑑み、高級感を損なうことなくコストダウン を図ることのできる扉体を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1の考案は、枠部材と、枠部材に組み込まれ たパネル部材とを備えた扉体において、パネル部材は、外形寸法が同一に形成さ れ、枠部材の上下方向及び左右方向の少なくとも一方向に並べられた複数個の鋳 造製のキャストパネルを有することを特徴とする。
【0006】 請求項2の考案は、枠部材と、枠部材に組み込まれたパネル部材とを備えた扉 体において、パネル部材は、外形寸法が同一に形成され、枠部材の上下方向及び 左右方向のいずれか一方向に並べられた複数個の鋳造製のキャストパネルと、キ ャストパネルの並び方向に直交する方向の残余幅いっぱいに配設された調整パネ ルとを有することを特徴とする。
【0007】 請求項3の考案は、請求項1叉は2に記載の考案において、枠部材には、キャ ストパネルをその並び方向に押圧するねじが設けられていることを特徴とする。
【0008】 請求項4の考案は、請求項1、2叉は3に記載の考案において、キャストパネ ルの並び方向の寸法が、並び方向における扉体のモデュールの公約数に相当する 寸法であることを特徴とする。
【0009】 請求項5の考案は、請求項1乃至4のいずれかに記載の考案において、キャス トパネルを複数列並べたことを特徴とする。
【0010】 請求項6の考案は、請求項1乃至5のいずれかに記載の考案において、キャス トパネルが2種類以上であることを特徴とする。
【0011】
【作用】
請求項1の考案によれば、上記キャストパネルを並べる個数を適宜調節するこ とにより、キャストパネル1個の寸法を単位として、複数の異なる寸法の扉体を 製作することができる。すなわち、重厚感のあるキャストパネルを用いて、各種 異なる寸法の扉体を簡単に製作することができる。
【0012】 また、キャストパネルの寸法を単位とする寸法調節よりも更に細かい寸法調節 が必要な場合には、請求項2の考案のようにキャストパネルに調整パネルを併用 し、調整パネルの寸法を調節することにより、扉体全体の寸法を細かく調節する ことができる。
【0013】 ところで、キャストパネルががたつくと、扉体全体の高級感が損なわれるばか りでなく、扉体の商品としての価値が損なわれるが、キャストパネル同士を相互 にねじ止めすると工数がかかりると共に、ねじ露出して扉体のデザインが損なわ れる。そこで、請求項3の考案のように、枠部材に設けたねじで、キャストパネ ルをその並び方向に押圧することにより、各キャストパネルを個々にねじ止めし なくても、キャストパネルのがたつきを防止することができる。
【0014】 尚、請求項4の考案のように、キャストパネルの寸法を、扉体のモデュールの 公約数を基に決めておけば、キャストパネルの個数の増減により組み立て後の扉 体の寸法をモデュール寸法のいずれにも合わせることができる。
【0015】 また、請求項5の考案のようにキャストパネルは1列とは限らず複数列並べて もよく、これによりデザインの自由度を増すことができる。
【0016】 また、請求項7の考案のようにキャストパネルを複数種類とすると金型の種類 も増やさなければならないが、キャストパネルの組み合わせにより、キャストパ ネルの種類よりはるかに多くの種類(デザイン)の扉体を製作することができる 。
【0017】
【実施例】
本考案の扉体を門扉に適用した場合について説明する。図1を参照して、1は 門扉であり、地面に固定された門柱2に対して上下1対の蝶番21を介して開閉 自在に取り付けられている。門扉1は、アルミニウム製の押出し形材からなる、 矩形状に組まれた枠部材である上框11・下框12・元框13・鍵框14と、上 框11及び下框12を中程で相互に連結する中帯15とを有している。そして、 鍵框14と中帯15との間には、同一形状のキャストパネル3が6個縦方向に並 べられ、一方、元框13と中帯15との間には幅寸法調整のための調整パネルで あるパンチングパネル4が組み込まれている。
【0018】 キャストパネル3は、アルミニウムを材料として鋳造により製作されたもので あり、図2に示すように、各キャストパネル3にはそれぞれ隣接する他のキャス トパネル3と係合させるため、上端面に凸条3aと下端面に凹溝3bとがそれぞ れ形成されている。これにより、図1に示すように、複数のキャストパネル3を 並べると隣接する凸条3aと凹溝3bとが相互に係合して、全キャストパネル3 の面が面一になる。尚、キャストパネル3には相互に間隔を存して互いに平行な 複数の桟31・32が架設されている。各桟31・32は略S字状であって、隣 接する桟31・32は互いに対称になるように配設されており、門扉1に凹凸の デザインを与えるように設計されている。そして、これらキャストパネル3は予 め1対の縦の額縁33・33、及び1対の横の額縁34・34に保持されている 。
【0019】 一方、パンチングパネル4は、アルミニウム製の板材を打ち抜き加工すること により成形されており、同じく各1対の額縁41・41・42・42に保持され ている。パンチングパネル4は、図3に示すように、パンチングパネル4の面に 平行方向に螺合させたビス43と、額縁41に設けられた突片44との間に挟ま れて保持されている。また、上記キャストパネル3は、図4に示すように、上側 の額縁34に螺合する押えねじ(実際には左右2個)35により、上方から下側 の額縁34に押し付けられ、がたつきがないように保持されている。なお、この 押えねじ35を下側の額縁34にも設け、キャストパネル3を上下両側から押さ えるようにしてもよい。かかる場合には、キャストパネル3のがたつき防止と共 に、キャストパネル3と額縁34との平行を保つ位置合わせも可能になる。
【0020】 ここで、上記構成による門扉1の組み立て手順について簡単に説明する。まず 、鍵框14側の額縁33を除いて他の額縁33・34を「コ」字状に組んでおき 、これに6個のキャストパネル3を1列に装着し、更に鍵框14側の額縁33を 取り付ける。同様に、元框13側の額縁41を除いて他の額縁41・42を「コ 」字状に組み、これにパンチングパネル4を装着し、更に元框13側の額縁41 を取り付ける。次に、上框11、下框12及び中帯15を、L字金具16を用い て「I」字状に組む。ここで、中帯15を挟み込むように両側から、額縁33・ 34・41・42にそれぞれ組み込んだキャストパネル3およびパンチングパネ ル4を組み込む。次に、基框13および鍵框14を、上框11および下框12に ビス止めする。なお、押えねじ35は、額縁33・34にキャストパネル3を組 み込んだ段階で締め付けておく。
【0021】 ところで、このように門扉1を構成すると、門扉1の上下方向の寸法は、キャ ストパネル3の縦方向の寸法を単位として、その個数を増減することにより調節 することができ、左右方向の寸法は、パンチングパネル4の横幅寸法を増減する ことにより調節できる。従って、キャストパネル3の縦方向の寸法を、門扉1の モデュールの最大公約数に相当する寸法に設定しておけば、キャストパネル3の 個数を増減しても門扉1の縦方向の寸法を何れかのモデュールにすることができ る。具体的には、門扉1の高さに関するモデュールが、1020mm、1200 mm、1380mmとなっており、キャストパネル3の高さ方向を180mmに 設計しているため、1020mmに対してはキャストパネル3を5個、1200 mmに対しては6個、1380mmに対しては7個並べることになる。
【0022】 ところで、上記実施例では1種類のキャストパネル3を用いたが、外形寸法が 同一であれば模様の異なる2種類以上のキャストパネルを用いてもよい。この場 合には、キャストパネル製作用の金型も2種類以上用意しなければならないが、 キャストパネル3の組合せの種類は、キャストパネル3単体の種類以上になり、 金型を増やす不具合以上にデザインの自由度が増すという効果が得られる。
【0023】 また、上記実施例では、キャストパネル3を額縁33・34に保持させたもの とパンチングパネル4を額縁41・42に保持させたものとを各1組づつ用いた が、図5に示すように、キャストパネル3を並べたものを2組用い、パンチング パネル4を左右から挟むように構成しても良く、あるいは図示しないがパンチン グパネル4を2枚用いて1組のキャストパネル3を挟むように構成してもよい。 このように構成することにより、門扉の左右方向の寸法調節範囲を広げ、かつデ ザインのバリエーションを豊富にすることができる。また、パンチングパネル4 を用いずにキャストパネル3だけを用いて門扉1を組み立ててもよい。尚、上記 実施例ではキャストパネル3が上下方向に並ぶように組み立てたが、横方向に並 ぶように組み立てても、なんら問題はない。
【0024】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように、本考案は、鋳造により製作されたキャストパ ネルを用いて扉体を組み立てるので重厚感があり、また、キャストパネルやパネ ル部材の組み合わせにより豊富なデザインのものを組み立てることができ、更に 複数種類の寸法のものを安価に組み立てることができるので、大幅なコストダウ ンを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る門扉の正面図である。
【図2】キャストパネルの構造図である。
【図3】門扉の横断面図である。
【図4】門扉の縦断面図である。
【図5】他の実施例に係る門扉の正面図である。
【符号の説明】
1 門扉 3 キャストパネル 4 パンチングパネル 11 上框 12 下框 13 基框 14 鍵框 15 中帯 35 押えねじ

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 枠部材と、当該枠部材に組み込まれたパ
    ネル部材とを備えた扉体において、 前記パネル部材は、外形寸法が同一に形成され、前記枠
    部材の上下方向及び左右方向の少なくとも一方向に並べ
    られた複数個の鋳造製のキャストパネルを有することを
    特徴とする扉体。
  2. 【請求項2】 枠部材と、当該枠部材に組み込まれたパ
    ネル部材とを備えた扉体において、 前記パネル部材は、外形寸法が同一に形成され、前記枠
    部材の上下方向及び左右方向のいずれか一方向に並べら
    れた複数個の鋳造製のキャストパネルと、 当該キャストパネルの並び方向に直交する方向の残余幅
    いっぱいに配設された調整パネルとを有することを特徴
    とする扉体。
  3. 【請求項3】 前記枠部材には、キャストパネルをその
    並び方向に押圧するねじが設けられていることを特徴と
    する請求項1叉は2に記載の扉体。
  4. 【請求項4】 前記キャストパネルの並び方向の寸法
    は、当該並び方向における扉体のモデュールの公約数に
    相当する寸法であることを特徴とする請求項1、2叉は
    3に記載の扉体。
  5. 【請求項5】 前記キャストパネルを複数列並べたこと
    を特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の扉体。
  6. 【請求項6】 前記キャストパネルは2種類以上である
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の扉
    体。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3409011B2 (ja) 2000-02-24 2003-05-19 武志 亀石 人工大理石を用いた建築用パネルおよびその製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP3409011B2 (ja) 2000-02-24 2003-05-19 武志 亀石 人工大理石を用いた建築用パネルおよびその製造方法

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