JP3008554U - スポーツ応援用の手旗 - Google Patents

スポーツ応援用の手旗

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JP3008554U
JP3008554U JP1994005464U JP546494U JP3008554U JP 3008554 U JP3008554 U JP 3008554U JP 1994005464 U JP1994005464 U JP 1994005464U JP 546494 U JP546494 U JP 546494U JP 3008554 U JP3008554 U JP 3008554U
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治之 野田
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三共理研株式会社
株式会社パル
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来のポールをなくし、シート状体の縁部分
に人体四肢に取り付け可能な実質的に輪状の取付具を取
り付けることによって、安全で人目を引くことが出来る
スポーツ応援用の手旗を提供する。 【構成】 任意形状のシート状体の縁部分に、人体四肢
をポールに見立てて、該人体四肢に取り付け可能な実質
的に輪状の取付具を具えて成る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、人体四肢に取り付けて使用する、スポーツ応援用の手旗に関するも のである。
【0002】
【従来の技術】
スポーツを観戦するに当たり、方形やペナント形状等々のシート状体を細長い ポールの上部に結び付けて成る手旗を使用することがままある。ポールの下方を 握り、ポールを振ってシート状体をたなびかせるのである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような手旗では、応援に熱中するあまり、辺り構わず前記 ポールを振り騒ぐため、ポールが他人に接触することがある。興奮してポール部 分を他方の手で強く叩けば、これを曲げたり折ったりすることもある。またこの ような手旗では、持ち歩く際に、ポール部分で他人を突いたりする問題も生じて いる。これはひとえに、手旗にポールが付いていることが原因である。
【0004】 このような従来の手旗は、上記構成を常識のものとしてしまっているために、 既に何等興趣の湧かないありきたりのものと成っている。応援用具であるからに は、人目を惹く要素を具えていることが大切である。
【0005】 本考案は、このような問題点を解決して、とにかく安全で、よく周りの人目を 集めることが出来る、スポーツ応援用の手旗を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題は、任意形状のシート状体の縁部分に、人体四肢をポールに見立てて 該人体四肢に取り付け可能な実質的に輪状の取付具を具えて成る、スポーツ応援 用の手旗とすることで達成される。シート状体が任意形状であるのは、所謂旗に は方形の他にも、三角形、のぼり形等々の変形旗が存在し、また新規形状の旗を 自由に案出し得ることによる。
【0007】 請求項2では、任意形状のシート状体の縁部分に、人体四肢をポールに見立て て該人体四肢に取り付け可能な実質的に輪状の取付具を具えて成る、スポーツ応 援用の手旗に於いて、人体四肢に取り付け可能な実質的に輪状の取付具が、2本 の帯状体の一方の内面側にオスメス一対の面ファスナーの一方を取り付け、2本 の帯状体の他方の外面側に前記一方の面ファスナーに接着可能な面ファスナーの 他方を取り付けて成るものとしている。
【0008】 請求項3では、任意形状のシート状体の縁部分に、人体四肢をポールに見立て て該人体四肢に取り付け可能な実質的に輪状の取付具を具えて成る、スポーツ応 援用の手旗に於いて、人体四肢に取り付け可能な実質的に輪状の取付具が、帯状 の弾性体を輪状に形成して成るものとしている。
【0009】 請求項4では、任意形状のシート状体の縁部分に、人体四肢をポールに見立て て該人体四肢に取り付け可能な実質的に輪状の取付具を具えて成る、スポーツ応 援用の手旗に於いて、人体四肢に取り付け可能な実質的に輪状の取付具が、輪の 一部分の前記シート状体の縁部分に相対する側を切欠したような、略C字形状の 弾性体から成るものとしている。
【0010】 請求項5では、任意形状のシート状体の縁部分に、人体四肢をポールに見立て て該人体四肢に取り付け可能な実質的に輪状の取付具を具えて成る、スポーツ応 援用の手旗に於いて、人体四肢に取り付け可能な実質的に輪状の取付具が、着衣 の袖部分等々に挟着し得るクリップであることを特徴とするものとしている。
【0011】
【作用】
本考案では、人体四肢をポールに見立てているため、従来の手旗に必須であっ たポールがない。所謂旗の部分であるシート状体は、その縁部分に、人体四肢に 取り付け可能な実質的に輪状の取付具を具えていることによって、当該取付具を 以って人体四肢、特に腕部分に取り付けられる。
【0012】 請求項2では、人体四肢、特に腕部分に2本の帯状体を互いに逆の側から巻き 付けた後、各々の面ファスナー部分を接着させて輪状と為し、人体四肢に固定す る。この時、帯状体を幾分きつ目に巻き付けることが望ましい。面ファスナーは 一方がオスであり、他方がメスであるため、両者は簡単に接着し、2本の帯状体 は輪状と成る。
【0013】 請求項3では、人体四肢、特に腕部分を輪帯状の弾性体に通すことによって、 人体四肢に固定する。この時、輪帯状の弾性体を幾分きつ目に形成しておくこと が望ましい。
【0014】 請求項4では、取付具が、輪の一部分の、前記シート状体の縁部分と相対する 側を切欠したような形状の弾性体から成るものであるため、これに人体四肢、特 に腕部分を填めようとすると、当該略C字形状の弾性体は、その切れた部分から 外側に広がり、且つその後弾力性によってシート状体を人体四肢に固定する。
【0015】 請求項5では、取付具がクリップであるため、当該クリップを以って、例えば 着衣の袖部分等々に止め合わせることが出来る。
【0016】
【実施例】
以下、本考案の3つの実施例に付き、図面を参照して説明するが、本考案はこ れ等の実施例にのみ限定されるものではない。
【0017】 図1は第1実施例の斜視図を表わし、また図2は同実施例の使用状態の説明図 を表わしている。手旗1は、方形の布製のシート状体2の一側縁部分の上下の端 に実質的に輪状の取付具を具えるが、この実質的に輪状の取付具は、2本の布製 の帯状体3,3の一方の内面側に面ファスナーのオス4を取り付け、他方の帯状 体3の外面側に面ファスナーのメス40を取り付けて成るものであり、この帯状 体3,3の端部分を合わせて、シート状体2の一側縁部分の上下の端に縫着して 成る。即ち1対の帯状体3,3が、シート状体2の上下の端に都合2組取り付け られていることに成る。尚、2本の帯状体3,3の長さは、面ファスナーのオス 4とメス40が接着し合えるように、重なり合う部分を確保出来る程度の長さで よいのは言うまでもない。
【0018】 本実施例では、人体四肢をポールに見立てているため、従来の手旗に必須であ ったポールが不要と成っている。図2は、本実施例の使用状態の一例を図示した ものであるが、先ず、帯状体3が取り付けられている側のシート状体2の端を、 例えば人体の腕の部分に近付け、面ファスナーのメス40が設けられている側の 帯状体3を腕に巻く(これをここでは順方向の巻きとする)。次いで、他方の、 面ファスナーのオス4が設けられている側の帯状体3を、既に巻かれた面ファス ナーのメス40が設けられている側の帯状体3の上に重ねるように(逆方向に) 幾分きつ目に腕に巻き着けると、2本の帯状体3,3は、面ファスナーのオス4 とメス40とで接着し、実質的に輪状態(帯状体3,3に幅があるため筒状態と 言い換えることも可能である)と成って、腕に固定される。同様に、もう1対の 帯状体3,3でも同じ作業を繰り返して、シート状体2を、シート状体2の上下 2ヵ所で腕に止めるようにする。2本の帯状体3,3は、互いに逆の側から巻き 付けられた後、面ファスナーのオス4とメス40とで接着されて、実質的に輪状 態と成るから、本実施例の取付具の構成は正に輪状である。
【0019】 本実施例は、従来のように所謂旗にポール部分がないため、帯状体3を以って 人体四肢、例えば上述のように腕に取り付けているので、腕を大きく振ることに よって、旗を振りつつ応援することが出来る。このため本実施例は、実に安全で あり、応援パフォーマンスの効果を高めることが出来、周りの人目を大いに集め 得るスポーツ応援用の手旗と成っている。
【0020】 尚、特に本実施例では、携帯時などに小さく折り畳んでおくことが出来る効果 を有している。従来のように、持ち歩きに際しては、精々ポールに所謂旗部分を 巻き着けるくらいで、折り畳みが出来ないものとは異なって、この点でも優れた 効果を発揮している。
【0021】 尚、上記帯状体3を腕などに巻き着けるに当たっては、多少きつ目にしている が、これは腕を振った時などに、帯状体3が手首の方にずれたり、腕から抜けた りするのを防ぐ意味がある。このような場合、帯状体3をゴム紐などで構成する ことも好ましい。また、ゴム帯状体3の内側で、面ファスナー4,40が設けら れていない部分に、ゴムなどの滑り止めを取り付けたりする構成も好ましい。
【0022】 次に、図3は本考案の第2実施例を表わす斜視図であるが、手旗10は、方形 の布製のシート状体20の横方向の一側(所謂旗の尾部)がV字形状に切欠され た合成樹脂シートであり、この尾部に相対する側の上下の端に、実質的に輪状の 取付具が熱接着されているが、この実質的に輪状の取付具は、帯状の弾性体を輪 状に形成して成るもの、所謂ゴム輪30,30である。
【0023】 本実施例では、人体四肢をポールに見立てているため、従来の手旗に必須であ ったポールが不要と成っている。本実施例の使用法は、例えば腕を上下2ヵ所の ゴム輪30,30に通し、上側と成るゴム輪30を、脇の下辺りまで引き上げれ ばよい。
【0024】 本実施例は、従来のように所謂旗にポール部分がないので、ゴム輪30を以っ て人体四肢、例えば上述のように腕に取り付けている。このため、ポール代わり の腕を大きく振ることによって、旗を振りつつ応援することが出来る。本実施例 は、使用していて安全であり、また多くの注目を集め得るスポーツ応援用の手旗 と成っている。
【0025】 尚、特に本実施例では、携帯時などに小さく折り畳んでおくことが出来る効果 を有しており、この点でも優れたものと成っている。
【0026】 尚、上記上下2ヵ所のゴム輪30,30の間に布を張って、この実質的に輪状 の取付具を、スパッツのように構成することも可能である。逆に言えば、シート 状体の一側縁部分に、人体四肢を通し得る筒状のスパッツを取り付けて成るもの も、本考案の権利範囲内である。このスパッツは、横断面が輪状であり、実質的 に輪状の取付具だからである。
【0027】 次に、図4は本考案の第3実施例を表わす斜視図であるが、手旗11は、方形 の布製のシート状体21に、その横方向の一側(所謂旗の尾部)から数本の切り 込みを、この尾部に相対する側の近くまで入れて成る合成樹脂製シートであり、 この尾部に相対する側を折り返し、縦に袋状に縫ってバテン通し22を形成し、 該バテン通し22にバテン31を挿通して成り、該バテン31はバテン通し22 の長さよりも幾分長目であって、バテン通し22の両側より突出している。この 上下の突出部分に、実質的に輪状の取付具が熱接着されているが、この実質的に 輪状の取付具は、輪の一部分の前記シート状体20のバテン通し22部分に相対 する側を切欠したような形状に成型された、略C字形状の合成樹脂製弾性体から 成る挟着具32である。上記バテン31は、合成樹脂製であって、丁度イカの骨 のような屈曲性の良好な、柔かく安全な芯材料であり、また人体四肢に密着的に 添うものであって、従来のポールとは大きく異なるものである。
【0028】 本実施例では、人体四肢をポールに見立てているため、従来の手旗に必須であ ったポールが不要と成っている。本実施例の使用法は、第1及び第2実施例のよ うに、実質的に輪状の取付具に下から腕を通すのではなく、挟着具32の切れた 部分に横側から人体四肢を押し込むようにして取り付けるのである。挟着具32 は弾性体であるため、これに人体四肢、特に腕部分を填めようとすると、略C字 形状の挟着具32は、その切れた部分から外側に広がって腕を通し、且つその後 それ自体の弾力性によって、腕を軽く挟み着けてシート状体21を固定する。
【0029】 本実施例は、従来のように所謂旗にポール部分がないので、挟着具32,32 を以って人体四肢、例えば上述のように腕部に取り付けている。このため、腕を 大きく振ることによって、シート状体21を振りつつ声援を贈ることが出来る。 シート状体21には、たくさんの切り込みがあるため、風にたなびく姿が美しい ものである。本実施例は、使用していて安全であり、また多くの注目を集め得る スポーツ応援用の手旗と成っている。
【0030】 尚、本実施例では、バテン31が柔かく、曲げることが出来るため、携帯時な どに比較的小さく折り畳むことが可能である。バテン31をロープに代える構成 も可能である。
【0031】 尚、別の構成例としては、上記挟着具32をひとつだけ用い、バテン通し22 の中央部分に開孔部を形成し、この開孔部を通して、挟着具32をバテン31に 回動自在に取り付ける例を上げることが出来る。すると、シート状体21は上記 挟着具32を以って人体四肢に固定出来、しかもシート状体21は、上記挟着具 32に対して回転することが出来るので、例えば、本例を腕に取り付けて、腕を 水平方向に持ち上げておけば、風でシート状体21がくるくると回転するなどの 情景が見られる。
【0032】 尚、本第3実施例は、実質的に輪状の取付具が、略C字形状の合成樹脂製弾性 体から成る挟着具32であり、人体四肢を挟み付けるようにしてシート状体21 を固定するものであるから、挟着具32のような挟着具類には、目玉クリップや 洗濯挟み等々のクリップ類を使用することが出来る。即ち、これ等のクリップを 以って、例えば着衣の袖部分等々に止め合わせることが出来ることに成るのであ る。これ等のクリップ類のシート状体への取り付け方法は自由である。
【0033】 この他、本考案は上述した実施例にのみ限定されないから、シート状体の材質 形状や、シート状体の取り付け数や、実質的に輪状の取付具の種類や、その取り 付け方法等は任意である。
【0034】
【考案の効果】
以上、本考案では、手旗のポール部分に取り扱い上の危険があり、このような 手旗自体が既にありきたりのものと成っている、という問題を解決すべく、任意 形状のシート状体の縁部分に、人体四肢をポールに見立てて、該人体四肢に取り 付け可能な実質的に輪状の取付具を具えて成るものとした。
【0035】 本考案は、上記実質的に輪状の取付具によって人体四肢に取り付け可能にした ため、ポールが不要のものと成っている。人体四肢を振れば、これに合わせて旗 が振られるため、応援パフォーマンスの効果を高めることが出来る。
【0036】 この結果、本考案は、使用していて安全であり、また大いに注目を集めるなど の優れた効果を上げて、所期の目的を十分に達成することが出来た。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の斜視図である。
【図2】同実施例の使用状態説明図である。
【図3】第2実施例の斜視図である。
【図4】第3実施例の斜視図である。
【符号の説明】
1 手旗 10 手旗 11 手旗 2 シート状体 20 シート状体 21 シート状体 22 バテン通し 3 帯状体 30 ゴム輪 31 バテン 32 挟着具 4 面ファスナーのオス 40 面ファスナーのメス

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 任意形状のシート状体の縁部分に、人体
    四肢をポールに見立てて該人体四肢に取り付け可能な実
    質的に輪状の取付具を具えて成る、スポーツ応援用の手
    旗。
  2. 【請求項2】 人体四肢に取り付け可能な実質的に輪状
    の取付具が、2本の帯状体の一方の内面側にオスメス一
    対の面ファスナーの一方を取り付け、2本の帯状体の他
    方の外面側に前記一方の面ファスナーに接着可能な面フ
    ァスナーの他方を取り付けて成るものであることを特徴
    とする、請求項1のスポーツ応援用の手旗。
  3. 【請求項3】 人体四肢に取り付け可能な実質的に輪状
    の取付具が、帯状の弾性体を輪状に形成して成るもので
    あることを特徴とする、請求項1のスポーツ応援用の手
    旗。
  4. 【請求項4】 人体四肢に取り付け可能な実質的に輪状
    の取付具が、輪の一部分の前記シート状体の縁部分に相
    対する側を切欠したような略C字形状の弾性体から成る
    ものであることを特徴とする、請求項1のスポーツ応援
    用の手旗。
  5. 【請求項5】 人体四肢に取り付け可能な実質的に輪状
    の取付具が、着衣の袖部分等々に挟着し得るクリップで
    あることを特徴とする、請求項1のスポーツ応援用の手
    旗。
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