JP3071616U - 血圧測定用カフ - Google Patents

血圧測定用カフ

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JP3071616U JP2000001353U JP2000001353U JP3071616U JP 3071616 U JP3071616 U JP 3071616U JP 2000001353 U JP2000001353 U JP 2000001353U JP 2000001353 U JP2000001353 U JP 2000001353U JP 3071616 U JP3071616 U JP 3071616U
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cuff
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常雄 中川
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日本コーリン株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 生体に密着して巻回することが容易な血圧測
定用カフを提供する。 【解決手段】 生体の上腕28に手巻きにより巻回され
る帯状の血圧測定用カフ10であって、巻付時において
外周側となる側の端部を、長手方向の切れ込みによって
幅方向に2つの細帯20、22に分裂した構造とする。
先端部が2つの細帯20、22に分裂していることか
ら、先端部を上腕28の形状に沿わせ易くなるので、カ
フ10を上腕28に密着して巻回することが容易にな
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、生体の所定部位に巻回される血圧測定用カフに関し、特に、巻回さ れる部位に密着して巻回させることができる血圧測定用カフに関するものである 。
【0002】
【従来の技術】
血圧を測定する方法としては、内部に膨張袋を備えたカフを生体に巻回し、そ のカフによる圧迫圧力を変化させる過程で得られる圧力信号に基づいて血圧を測 定する方法が一般的である。このようにして得られる血圧値は比較的信頼性が得 られるからである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記カフを用いた血圧測定において、高い信頼性の測定値を得るためには、カ フを生体に隙間なく密着して巻回する必要がある。 しかし、上腕や下肢などカフが巻回される部位は、長手方向すなわちカフが巻 回された場合の幅方向における径(太さ)が一定でないにもかかわらず、一般的 に、カフは一様な幅とされている。そのため、カフを生体に密着して巻回するこ とができない場合があった。
【0004】 本考案は以上のような事情を背景として為されたものであり、その目的とする ところは、生体に密着して巻回することが容易な血圧測定用カフを提供すること にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本考案の要旨とするところは、生体の所定部位に手 巻きにより巻回される帯状の血圧測定用カフであって、巻付時において外周側と なる側の端部が長手方向の切れ込みによって幅方向に複数に分裂していることに ある。
【0006】
【考案の効果】
このようにすれば、巻付時において外周側となる側の端部が複数に分裂してい ることから、その端部を巻回される部位の形状に沿わせ易くなるので、血圧測定 用カフを生体に密着して巻回することが容易になる。
【0007】
【考案の他の態様】
また、好適には、上記考案は幅方向の長さが一定な血圧測定用カフに適用され る。すなわち、その考案の要旨は、生体の所定部位に手巻きにより巻回される幅 方向の長さが一定な帯状の血圧測定用カフであって、巻付時において外周側とな る側の端部が長手方向の切れ込みによって幅方向に複数に分裂していることにあ る。カフが巻回される部位の径がカフの幅方向において大きく異なる場合には、 上腕部などに用いられる幅方向の長さが一定なカフは、そのカフの全幅において 生体に密着させることが特に困難であるが、このようにすれば、巻付時において 外周側となる側の端部を巻回される部位の形状に沿わせ易くくなるので、血圧測 定用カフを生体に密着して巻回することが容易になる。
【0008】 また、好適には、前記血圧測定用カフは、巻付時において外周側となる側の端 部が、巻回される部位の周長の1/3乃至2/3倍の長さを有する複数の細帯に 分裂している。このようにすれば、端部の細帯の長さが、巻回される部位の周長 の1/3乃至2/3倍であることから、装着性をそれほど損なうことなく、細帯 を巻回される部位の形状に沿わせることができるので、血圧測定用カフを生体に 密着して巻回することが容易になる。なお、上記細帯の長さが巻回される部位の 周長の2/3倍以上であると、長すぎて装着性を損ない、また、細帯の長さが巻 回される部位の周長の1/3以下であると、短すぎて生体に密着して巻回するこ とができないのである。
【0009】 また、好適には、巻付時において外周側となる側の端部が巻回される部位の周 長の1/3〜2/3倍の長さを有する複数の細帯に分裂した前記血圧測定用カフ は、その複数の細帯のそれぞれの内周面と、巻付時において内周側となる側の端 部の外周面とに設けられ、前記生体の所定部位に巻回される際には、それら内周 面と外周面とを着脱可能に固定する面ファスナを備えている。このようにすれば 、複数の細帯の内周面に設けられた面ファスナと、巻付時において内周側となる 側の端部の外周面に設けられた面ファスナとによりそれら内周面と外周面とが固 定されるので、血圧測定用カフを生体に密着させた状態を容易に維持できる。
【0010】 また、好適には、前記血圧測定用カフは、巻回される部位の周長の1/3〜2 /3倍の長さを有する2つの細帯に分裂し、その2つの細帯のそれぞれの内周面 と、巻付時において内周側となる側の端部の外周面とに設けられ、前記生体の所 定部位に巻回される際には、それら内周面と外周面とを着脱可能に固定する面フ ァスナを備えている。このようにすれば、細帯の数が2つであることから、装着 性をそれほど損なうことなく、細帯を巻回される部位の形状に沿わせることがで きるので、血圧測定用カフを生体に密着して巻回することが容易になる。なお、 上記細帯が多数であるほど、細帯を巻回される部位の形状に沿わせ易くなるが、 細帯を一つずつ装着しなければならないことから、装着性は低下してしまうので ある。
【0011】
【考案の好適な実施の形態】
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて詳細に説明する。図1、図2は、本 考案が適用された血圧測定用カフ10(以下、単にカフ10とする)を平面に展 開した状態を示す図であって、図1は、生体に巻回した場合に外周側となる面す なわち外周面を示し、図2は、生体に巻回した場合に内周側となる面すなわち内 周面を示す図である。
【0012】 図1、2において、カフ10は、ポリエステルや布等の比較的伸展性のない素 材からなる腕帯袋12が所定の大きさの長方形状(たとえば14cm×50cm)とされ た上腕用である。その腕帯袋12の基端部(すなわち、上腕に巻回された場合の 内周の端部)には、内部に、長手長さが腕帯袋12の略半分の長手状であるゴム 製の膨張袋14が収容されている。この膨張袋14は、腕帯袋12の内周面側と 外周面側とが長手方向中央において糸16で縫合されることにより、その位置が 腕帯袋12の基端部側に制限されている。また、膨張袋14にはゴム製の接続管 18の一端が連結され、図示しない接続管18の他端は図示しない圧力供給装置 に接続される。
【0013】 腕帯袋12の先端部、すなわち、上腕に巻回された場合に外周側となる側の端 部は、腕帯袋12の幅方向中央部分が狭幅の長方形状すなわちスリット状に切り 取られて幅方向に2つに分裂した二股形状をしている。すなわち、腕帯袋12の 先端部は、腕帯袋12の幅方向長さAの1/2よりも少し小さい幅方向長さ(た とえば0.45A)を有し、且つ長手長さが平均的な上腕の周長の1/3乃至2 /3程度の長さを有する長方形状の2つの細帯20、22から構成されている。
【0014】 腕帯袋12の外周面の基端部には、合成樹脂製の多数の鉤状突起が基布の一面 に植設されたオスファスナーシート24が貼り付けられ、腕帯袋12の内周面の 細帯20、22の部分には、基布の一面に多数の小さなループ状合成繊維が植設 されて構成されたメスファスナーシート26が貼りつけられている。これら、オ スファスナーシート24およびメスファスナーシート26は、面ファスナとして 機能するものであり、カフ10が上腕に巻回された際に、互いに係合してカフ1 0の内周面と外周面とを着脱可能に固定する。
【0015】 図3は、上記のように構成されたカフ10が上腕28に巻回される状態を示す 図である。図3において矢印B,Cで示すように、2つの細帯20、22は、上 腕28の形状に沿うようにそれぞれ異なる方向へ巻回させることができる。
【0016】 上述のように、本実施例のカフ10は、先端部が2つの細帯20、22に分裂 していることから、先端部を上腕28の形状に沿わせ易くなるので、カフ10を 上腕28に密着して巻回することが容易になる。
【0017】 また、本実施例のカフ10は、先端部の細帯20、22の長さが、平均的な上 腕の周長の1/3乃至2/3倍であることから、装着性をそれほど損なうことが ない。
【0018】 また、本実施例のカフ10は、2つの細帯20、22の内周面に設けられたメ スファスナーシート26と、基端部の外周面に設けられたオスファスナーシート 24とによりそれら内周面と外周面とが固定されるので、カフ10を上腕28に 密着させた状態を容易に維持できる。
【0019】 以上、本考案の一実施例を図面に基づいて詳細に説明したが、本考案はその他 の態様においても適用される。
【0020】 たとえば、前述の実施例のカフ10は、腕帯袋12が長方形とされた上腕用で あったが、先端部が次第に狭幅となる形状のカフ(主として下肢用)や、鎌形の カフ(主として大腿用)等他の形状のカフであってもよい。
【0021】 また、前述の実施例では、細帯20、22は幅方向長さが一定であったが、先 端ほど狭幅であってもよい。
【0022】 また、前述の実施例では、2つの細帯20、22が設けられていたが、3つ以 上の細帯20、22が設けられてもよい。
【0023】 また、前述の実施例では、一対のファスナーシート24、26により、上腕2 8に装着されていたが、それらのファスナーシート24、26に代えて相互に剥 離可能な粘着面を有する粘着シートが用いられてもよい。
【0024】 なお、本考案はその主旨を逸脱しない範囲においてその他種々の変更が加えら れ得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案が適用された血圧測定用カフの外周面を
平面に展開して示す図である。
【図2】図1の血圧測定用カフの内周面を平面に展開し
て示す図である。
【図3】図1の血圧測定用カフが生体の上腕に巻回され
る状態を示す図である。
【符号の説明】
10:血圧測定用カフ 20:細帯 22:細帯 24:オスファスナーシート(面ファスナ) 26:メスファスナーシート(面ファスナ)

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生体の所定部位に手巻きにより巻回され
    る帯状の血圧測定用カフであって、 巻付時において外周側となる側の端部が長手方向の切れ
    込みによって幅方向に複数に分裂していることを特徴と
    する血圧測定用カフ。
  2. 【請求項2】 生体の所定部位に手巻きにより巻回され
    る幅方向の長さが一定な帯状の血圧測定用カフであっ
    て、 巻付時において外周側となる側の端部が長手方向の切れ
    込みによって幅方向に複数に分裂していることを特徴と
    する血圧測定用カフ。
  3. 【請求項3】 生体の所定部位に手巻きにより巻回され
    る幅方向の長さが一定な帯状の血圧測定用カフであっ
    て、 巻付時において外周側となる側の端部が、巻回される部
    位の周長の1/3〜2/3倍の長さを有する複数の細帯
    に分裂していることを特徴とする血圧測定用カフ。
  4. 【請求項4】 生体の所定部位に手巻きにより巻回され
    る幅方向の長さが一定な帯状の血圧測定用カフであっ
    て、 巻付時において外周側となる側の端部が、巻回される部
    位の周長の1/3〜2/3倍の長さを有する複数の細帯
    に分裂し、 該複数の細帯のそれぞれの内周面と、巻付時において内
    周側となる側の端部の外周面とに設けられ、前記生体の
    所定部位に巻回された際には、それら内周面と外周面と
    を着脱可能に固定する面ファスナを備えたことを特徴と
    する血圧測定用カフ。
  5. 【請求項5】 生体の所定部位に手巻きにより巻回され
    る幅方向の長さが一定な帯状の血圧測定用カフであっ
    て、 巻付時において外周側となる側の端部が、巻回される部
    位の周長の1/3〜2/3倍の長さを有する2つの細帯
    に分裂し、 該2つの細帯のそれぞれの内周面と、巻付時において内
    周側となる側の端部の外周面とに設けられ、前記生体の
    所定部位に巻回される際には、それら内周面と外周面と
    を着脱可能に固定する面ファスナを備えたことを特徴と
    する特徴とする血圧測定用カフ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011105197A1 (ja) * 2010-02-26 2011-09-01 オムロンヘルスケア株式会社 血圧情報測定装置用カフおよびこれを備えた血圧情報測定装置

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