JP3008001B2 - 洗浄処理装置 - Google Patents

洗浄処理装置

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JP3008001B2
JP3008001B2 JP4083215A JP8321592A JP3008001B2 JP 3008001 B2 JP3008001 B2 JP 3008001B2 JP 4083215 A JP4083215 A JP 4083215A JP 8321592 A JP8321592 A JP 8321592A JP 3008001 B2 JP3008001 B2 JP 3008001B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、洗浄処理装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、半導体ウエハの製造プロセスに
おいて、半導体ウエハに付着したダスト等を除去する洗
浄処理は重要な工程の一つとされており、この洗浄処理
の方法として、処理槽内に収容される洗浄処理液中に、
適宜間隔をおいて列設された被処理体を浸漬させて被処
理体の表面を洗浄する方法が広く採用されている。
【0003】従来のこの種の洗浄処理装置は、処理槽の
下方部に洗浄処理液の供給口を設け、この洗浄処理液供
給口と、処理槽内に収容される被処理体との間に配設さ
れる例えば石英板製の整流板に多数の小孔を穿設してな
り、そして、洗浄処理液供給口から処理槽内に供給され
る洗浄処理液を整流板の小孔によって分散させながら被
処理体の表面を洗浄する構造となっている(特開昭58
−48423号公報、特開昭58−66333号公報、
特開昭61−59838号公報及び実開昭63−152
237号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
この種の洗浄処理装置においては、整流板に穿設された
多数の小孔によって洗浄処理液を整流化するものである
ため、小孔の寸法、位置及び数等を厳密に設定しなけれ
ば洗浄処理液を均一に整流化することが難しいという問
題があり、また、小孔を通過した気泡が被処理体に付着
し、被処理体の品質の低下を招くという虞れもあった。
更に、石英板製の整流板に多数の孔明け加工をすること
は、加工が面倒な上、コストが嵩むという問題もある。
【0005】この発明は上記事情に鑑みなされたもの
で、洗浄処理液を均一に整流化し、被処理体の洗浄処理
能率を向上させるようにした洗浄処理装置を提供するこ
とを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明の洗浄処理装置は、処理槽内に収容される
洗浄処理液中に被処理体を浸漬させて被処理体の表面を
洗浄する洗浄処理装置において、上記処理槽の下方部に
洗浄処理液の供給口を設け、上記供給口と被処理体との
間に、洗浄処理液の誘導流路と気泡抜き流路を有する整
流手段を形成してなり、上記整流手段を、洗浄処理液供
給口の上方に位置する中央整流板と、この中央整流板の
両側辺上方に洗浄処理液誘導流路を介して側方に延在す
ると共に、処理槽との間に気泡抜き流路を形成する上反
角を有する側部整流板とで構成してなることを特徴とす
るものである。この場合、側部整流板は各側に1枚であ
ってもよく、あるいは、側部整流板を、互いに洗浄処理
液誘導流路を介して段状に配列される複数の整流板にて
形成したものであってもよい。
【0007】また、上記側部整流板は平板状であっても
よいが、好ましくは側部整流板の中央側辺部に、洗浄処
理液案内用円弧部を形成してなる方がよい。
【0008】
【作用】上記のように構成することにより、洗浄処理液
供給口から処理槽内に供給される洗浄処理液は、洗浄処
理液誘導流路を通過することにより整流化されて被処理
体の表面に供給され、被処理体の洗浄処理に供される。
また、洗浄処理液中含まれる気泡は気泡抜き流路を通
過して被処理体の存在しない位置に案内される。したが
って、洗浄処理液の層流を内側に集中させることがで
き、被処理体の表面に均一に洗浄処理液を供給すること
ができる。しかも、洗浄処理液中の気泡は側方に排出す
ることができるので、被処理体に付着することがない。
【0009】また、整流手段を、洗浄処理液供給口の上
方に位置する中央整流板と、この中央整流板の両側辺上
方に洗浄処理液誘導流路を介して側方に延在すると共
に、処理槽との間に気泡抜き流路を形成する上反角を有
する側部整流板とで構成することにより、整流板に洗浄
処理液流路用の小孔を穿設する必要がなく、整流手段を
容易に処理槽内に配設することができる。この場合、側
部整流板を、互いに洗浄処理液誘導流路を介して段状に
配列される複数の整流板にて形成することにより、更に
均一に整流化された洗浄処理液を被処理体に供給するこ
とができる。
【0010】また、側部整流板の中央側辺部に、洗浄処
理液案内用円弧部を形成することにより、洗浄処理液の
流れをより一層整流化させることができる。
【0011】
【実施例】以下にこの発明の実施例を図面に基いて詳細
に説明する。
【0012】◎第一実施例 図1はこの発明の洗浄処理装置の第一実施例の概略断面
図、図2はその要部の断面斜視図が示されている。
【0013】この発明の洗浄処理装置は、底部に洗浄処
理液の供給口2を有する処理槽1と、処理槽1内に被処
理体である半導体ウエハA(以下にウエハという)を適
宜間隔をおいて列設保持する昇降可能なウエハ保持アー
ム3と、ウエハ保持アーム3との間で複数枚のウエハA
の授受を司る昇降可能な搬送アーム4と、処理槽1内の
供給口2とウエハAとの間に配設される整流手段5と、
処理槽1内に供給されて溢流(オーバーフロー)した例
えば純水等の洗浄処理液Cを循環供給する循環ポンプ6
とで主要部が構成されている。
【0014】処理槽1は、洗浄処理液Cを収容する内槽
7と、この内槽7の上部外周部に設けられて内槽7から
オーバーフローする洗浄処理液Cを受け止める外槽8と
で構成される全体が箱状となっている。また、外槽8の
底部に設けられた排液口9と、内槽7の底部に設けられ
た供給口2とに接続される循環管路10中に循環ポンプ
6とフィルタ11が接続されている。
【0015】整流手段5は、供給口2の上方に位置する
中央整流板5aと、この中央整流板5aの両側辺上方に
洗浄処理液誘導流路12を介して側方に延在すると共
に、内槽7の側面との間に気泡抜き流路13を形成する
上反角θを有する2枚の側部整流板5bとで構成されて
いる。この場合、洗浄処理液誘導流路12の幅は約5〜
10mmに設定され、気泡抜き流路13の幅は約1〜2mm
に設定されている。また、中央整流板5aと側部整流板
5bは、例えば石英板あるいはフッ素樹脂製板等の耐薬
品性を有する矩形板状部材にて形成されている。また、
中央整流板5aは、中央整流板5aの底面の適宜位置に
固着された図示しない脚部によって内槽7の底部に配置
され、側部整流板5bは図示しないスペーサを介して中
央整流板5aとの間に洗浄処理液誘導流路12を形成し
ている。
【0016】なお、ウエハ保持アーム3は、ウエハAの
円弧面を保持する多数の円弧状保持溝3aを列設してな
り、図示しない昇降装置によって処理槽1内に昇降可能
に配設されている。このウエハ保持アーム3との間でウ
エハAの授受を司る搬送アーム4はウエハ保持アーム3
の両側に位置する2本の保持腕4aを具備するフォーク
状に形成され、各保持腕4aにウエハAを保持する円弧
状保持溝4bが多数列設されている。搬送アーム4も図
示しない昇降装置によって処理槽1内においてウエハ保
持アーム3と干渉しない位置で昇降可能に配設されてい
る。このように構成されるウエハ保持アーム3と搬送ア
ーム4とでウエハAの受け渡しを行うには、固定された
ウエハ保持アーム3に対してウエハAを保持した状態の
搬送アーム4を下降させることにより、ウエハAをウエ
ハ保持アーム3に受け渡すことができ、また、ウエハ保
持アーム3に保持されているウエハAを搬送アーム4に
受け渡すには、ウエハ保持アーム3の下方位置に移動し
た搬送アーム4を上昇させることによりウエハ保持アー
ム3上のウエハAを搬送アーム4に受け渡すことができ
る。
【0017】なお、処理槽1の上方には、ウエハ保持ア
ーム3と搬送アーム4との間でウエハAを授受する際
に、ウエハAの保持が確実か否かの検出を行うウエハ確
認検出装置14が設けられている。このウエハ確認検出
装置14は、例えば処理槽1の対向する辺の一方に配設
される発光素子にて形成される発光部15と、対向する
辺側に配設される受光素子にて形成される受光部16と
で構成されている。このように構成されるウエハ確認検
出装置14によれば、ウエハAの授受の際にウエハ保持
アーム3の保持溝3aあるいは搬送アーム4の保持溝4
bに確実にウエハAが保持されない場合には、ウエハA
が浮き上がるか、過度に傾斜するので、この状態をウエ
ハAのオリフラBのずれで検出することができ、ウエハ
Aの脱落やウエハ間の接触等を防止することができる。
【0018】上記のように構成されるこの発明の洗浄処
理装置において、ウエハA洗浄処理を行うには、まず、
搬送アーム4にて保持されたウエハAをウエハ保持アー
ム3に受け渡して、ウエハ保持アーム3を下降させてウ
エハAを処理槽1内に配設する。そして、循環ポンプ6
を駆動させて図示しない洗浄処理液供給源から洗浄処理
液Cを供給口2から内槽7内に供給する。供給口2から
内槽7に供給された洗浄処理液Cは整流手段5の中央整
流板5aによって左右に振り分けられた後、洗浄処理液
誘導流路12を通過することによりエゼクタ効果によっ
て流速を増して整流化され、ウエハAの表面に均一に供
給されてウエハAの表面の洗浄処理に供される。また、
洗浄処理液C中に含まれる空気はフィルタ11によって
予め空気抜きが行われるが、供給される洗浄処理液中に
残存する空気は整流手段5の側部整流板5bの上反角θ
に沿って移動して気泡抜き流路13から上方に排出され
めるので、ウエハAには気泡が付着する虞れはない。内
槽7内が洗浄処理液Cで満たされると、内槽7内の洗浄
処理液Cはオーバーフローして外槽8に受け止められ、
外槽8内の洗浄処理液Cは循環ポンプ6によって外槽8
の排液口9から再び供給口2に循環供給されて、上述と
同様にウエハAに供給される。この動作を所定時間繰り
返してウエハAの洗浄処理を行うことができる。
【0019】◎第二実施例 図3はこの発明の洗浄処理装置の第二実施例の要部断面
図が示されている。
【0020】第二実施例における洗浄処理装置は、整流
手段5に更に整流効果をもたせるようにした場合であ
る。すなわち、側部整流板5bの中央側辺部に、下方側
に向って屈曲する洗浄処理液案内用円弧部17を形成す
ることによって、洗浄処理液誘導流路12を通過した後
の洗浄処理液の流れに広がりをもたせると共に、整流効
果を向上させることができるようにした場合である。
【0021】また、処理槽1の内槽7における側部整流
板5bと対向する部分に、側部整流板5bの上反角θと
同じ傾斜角を有する段部18を設けて気泡抜き流路13
を形成することにより、洗浄処理液C中の空気を更に確
実に気泡抜き流路13側へ案内することができる。
【0022】なお、第二実施例において、処理槽1に段
部18を設けて気泡抜き流路13を形成しているが、段
部18を設けずに上記第一実施例と同様に気泡抜き流路
13を形成してもよく、また、第一実施例において処理
槽1に段部18を設けて第二実施例と同様の気泡抜き流
路13を形成してもよい。
【0023】また、第二実施例において、その他の部分
は上記第一実施例と同じであるので、同一部分には同一
符号を付して、その説明は省略する。
【0024】◎第三実施例 図4はこの発明の洗浄処理装置の第三実施例の断面図が
示されている。
【0025】第三実施例における洗浄処理装置は、洗浄
処理液の供給を更に均一に整流させるようにした場合で
ある。すなわち、整流手段5の側部整流板5bを、中央
整流板5aとの間に洗浄処理液誘導流路12を介して配
設される第1の側部整流板5cと、この第1の側部整流
板5cとの間に洗浄処理液誘導流路12を介して配設さ
れる第2の側部整流板5dとで段状に構成した場合であ
る。
【0026】このように側部整流板5bを互いに洗浄処
理液誘導流路12を介して段状に配列される複数の整流
板5c,5dにて形成することにより、供給口2から供
給されて中央整流板5aで振り分けられた洗浄処理液C
を更に複数の洗浄処理液誘導流路12を通過させること
ができるので、洗浄処理液Cを細分化した状態でウエハ
Aに供給することができ、かつ洗浄処理液を更に均一に
清流化することができる。
【0027】なおこの場合、片側の側部整流板5bが第
1の側部整流板5cと第2の側部整流板5dとで構成さ
れる場合について説明したが、同様に第3、第4等の側
部整流板を多段状に配列することも可能であり、更に細
分化された均一な洗浄処理液Cの供給を行うことができ
る。また、中央整流板5aの幅を狭くするか、あるいは
中央整流板5aの中央部に適宜間隔をおいて小孔(図示
せず)を穿設することによって、洗浄処理液Cを中心側
に供給することができ、更に均一な洗浄処理液Cの供給
を行うこともできる。
【0028】なお、第三実施例において、ウエハ保持ア
ーム3は処理槽1内に固定された2本の保持棒にて形成
されており、このウエハ保持アーム3にウエハAを搬送
する部分は、ウエハAの両側の中央部と下部を保持する
4本の保持棒19を有する昇降及び接離移動可能なウエ
ハチャック20にて形成されている。このウエハチャッ
ク20は、図4に想像線で示すように、ウエハチャック
20にてウエハAを把持した状態で、ウエハチャック2
0を処理槽1の上方へ移動し、そして、ウエハチャック
20を下降させてウエハAをウエハ保持アーム3上に載
置した後、ウエハチャック20を外側に離隔して、ウエ
ハAをウエハ保持アーム3上に受け渡すようになってい
る。この場合、ウエハ保持アーム3はなるべく洗浄処理
液Cの流れを邪魔しない位置に配置する方が好ましく、
例えば第1の側部整流板5cの上面に接触させておけ
ば、洗浄処理液Cの流れに支障をきたすことがない。な
おこの場合、ウエハチャック20にて保持されたウエハ
Aは処理槽1の上方位置でウエハ確認検出装置14によ
ってずれや接触の確認が行われるようになっている。
【0029】なお、第三実施例において、ウエハ保持ア
ーム3を処理槽1に固定し、ウエハ搬送手段をウエハチ
ャック20にて形成した場合について説明したが、この
構造のものに代えて第一実施例の構造としてもよく、あ
るいは、第一実施例の構造のものを第三実施例と同様な
構造としてもよいことは勿論である。
【0030】また、第三実施例において、その他の部分
は上記第一実施例及び第二実施例と同じであるので、同
一部分には同一符号を付して、その説明は省略する。
【0031】上記のように構成されるこの発明の洗浄処
理装置は、例えば図5に示す洗浄装置の1ユニットとし
て組込まれてウエハの洗浄処理に利用される。
【0032】次に、洗浄装置の全体構造を第一実施例の
場合について、図5を参照して説明する。図5は、3つ
の洗浄処理ユニット21,22,23にて洗浄装置を構
成した場合で、搬入側の洗浄処理ユニット21にはロー
ダ24が接続され、搬出側の洗浄処理ユニット23には
アンローダ25が接続されており、更に洗浄処理ユニッ
ト21,22間及び洗浄処理ユニット22,23間に、
3ユニットのいずれかに含まれている処理室の一部を構
成する水中ローダ26が配設されている。
【0033】搬入側の洗浄処理ユニット21は、中心位
置に搬送アーム4を配設する容器40が位置し、その周
囲で容器40の左隣及びローダ24の正面にそれぞれア
ンモニア処理室27及びこの発明の洗浄処理装置(図示
せず)を具備する水洗処理室28が配設されている。中
央の洗浄処理ユニット22は、中心位置に搬送アーム4
を配設する容器40が位置し、その周囲の左右両側に水
中ローダ26を配設し、その間の前後位置にフッ酸処理
室29、水洗オーバーフロー処理室30を配設してな
る。また、搬出側の洗浄処理ユニット23は、中心位置
に搬送アーム4を配設した容器40が位置し、この容器
40の周囲でアンローダ25の正面側には水洗ファイナ
ルリンス処理室31を配設し、容器40の右隣に乾燥処
理室32を配設してなる。
【0034】上記のように構成される洗浄装置におい
て、ローダ24に25枚ずつウエハ(図示せず)が載置
されたキャリア33が2つ搬送されてくると、オリフラ
合せ機構34が動作して、キャリア33内のウエハを整
列させ、次いで、突き上げ棒(図示せず)が上方に作動
して、キャリア33をそのままに、ウエハのみを上方に
取り出した後、突き上げ棒が互いに寄合って50枚のウ
エハを等間隔で位置させる。
【0035】次に、搬送アーム4が作動して水平回転
し、かつローダ24方向に伸びて先端の保持腕4aを突
き上げ棒の下側に位置させ、そして、突き上げ棒が下降
し、保持腕4a上にウエハが載置位置決めされる。
【0036】次いで、保持腕4a上にウエハが載置され
た状態で、搬送アーム4が水平回転し、かつ伸縮してア
ンモニア処理室27の開口部3bからウエハをアンモニ
ア処理室27の処理槽27aの専用ボート27b上に挿
入位置させる。そして、この状態でアンモニア処理室2
7内のウエハは洗浄処理される。
【0037】アンモニア処理室27内での洗浄が終了し
た後、上述の動作と逆の動作でボート27b上のウエハ
を搬送アーム4の保持腕4a上に載置位置決めして、ウ
エハをアンモニア処理室27外に取り出し、次の水洗処
理室28内へウエハを搬入する。そして、水洗処理室2
8において、ウエハ確認検出装置(図示せず)によって
ウエハの整列状態が確認されて、搬送アーム4からウエ
ハ保持アーム3に受け渡された後、上述したように、こ
の発明の洗浄処理装置により処理槽1内に整流化されて
供給される洗浄処理液によってウエハの表面が洗浄処理
される。
【0038】搬入側の洗浄処理ユニット21による洗浄
が終了したウエハは、搬入側の洗浄処理ユニット21と
中央の洗浄処理ユニット22との間の水中ローダ26に
よって中央の洗浄処理ユニット22に搬送され、中央の
洗浄処理ユニット22の容器40内に配設された搬送ア
ーム4によって上述と同様に搬送される。そして、ウエ
ハは、順次フッ酸処理室29内での洗浄処理、オーバー
フロー処理室30内での水洗オーバーフロー処理が行わ
れる。
【0039】また、中央の洗浄処理ユニット22での洗
浄処理が行われたウエハは、中央の洗浄処理ユニット2
2と搬出側の洗浄処理ユニット23との間の水中ローダ
26にて搬出側の洗浄処理ユニット23に搬送される。
そして、搬出側の洗浄処理ユニット23の搬送アーム4
によって上述と同様に搬送されて、ファイナルリンスが
行われた後、乾燥処理が行われる。
【0040】搬出側の洗浄処理ユニット23にて洗浄処
理されたウエハはアンローダ25に搬送され、このアン
ローダ25にてウエハの25枚ずつの分割、オリフラ合
せが行われ、そして、2つのキャリアに載置されて搬出
される。
【0041】なお、上記実施例ではこの発明の洗浄処理
装置がウエハの洗浄装置に組込まれる場合について説明
したが、必ずしもウエハの洗浄装置に限定するものでは
なく、その他の例えばLCDガラス基板等の洗浄装置や
エッチング装置等にも適用できることは勿論である。
【0042】
【発明の効果】以上に説明したように、この発明の洗浄
処理装置によれば、上記のように構成されているので、
以下のような効果が得られる。
【0043】1)請求項1記載の洗浄処理装置によれ
ば、処理槽の下方部に設けられた洗浄処理液の供給口と
被処理体との間に、洗浄処理液の誘導流路と気泡抜き流
路を有する整流手段を形成してなるので、洗浄処理液を
整流化させて被処理体に供給することができると共に、
被処理体への気泡の付着を防止することができ、被処理
体の洗浄処理の向上を図ることができる。
【0044】また、整流手段を、洗浄処理液供給口の上
方に位置する中央整流板と、この中央整流板の両側辺上
方に洗浄処理液誘導流路を介して側方に延在して処理槽
との間に気泡抜き流路を形成する上反角を有する側部整
流板とで構成してなるので、整流板に多数の小孔等を穿
設する必要がなく、整流手段の加工工数が低減でき、装
置の組立の簡略化を図ることができる。
【0045】2)請求項2記載の洗浄処理装置によれ
ば、側部整流板を、互いに洗浄処理液誘導流路を介して
段状に配列される複数の整流板にて形成するので、更に
均一に整流化された洗浄処理液を被処理体に供給するこ
とができる。
【0046】3)請求項3記載の洗浄処理装置によれ
ば、側部整流板の中央側辺部に、洗浄処理液案内用円弧
部を形成するので、洗浄処理液の流れをより一層整流化
させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の洗浄処理装置の第一実施例を示す概
略断面図である。
【図2】第一実施例の洗浄処理装置の要部を示す斜視図
である。
【図3】この発明の洗浄処理装置の第二実施例の要部を
示す断面図である。
【図4】この発明の洗浄処理装置の第三実施例を示す概
略断面図である。
【図5】この発明の洗浄処理装置を有する洗浄装置の全
体を示す概略平面図である。
【符号の説明】
1 処理槽 2 洗浄処理液供給口 5 整流手段 5a 中央整流板 5b 側部整流板 5c 第1の側部整流板 5d 第2の側部整流板 12 洗浄処理液誘導流路 13 気泡抜き流路 17 洗浄処理液案内用円弧部 A 半導体ウエハ(被処理体) C 洗浄処理液

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理槽内に収容される洗浄処理液中に被
    処理体を浸漬させて被処理体の表面を洗浄する洗浄処理
    装置において、 上記処理槽の下方部に洗浄処理液の供給口を設け、 上記供給口と被処理体との間に、洗浄処理液の誘導流路
    と気泡抜き流路を有する整流手段を形成してなり、 上記整流手段を、洗浄処理液供給口の上方に位置する中
    央整流板と、この中央整流板の両側辺上方に洗浄処理液
    誘導流路を介して側方に延在すると共に、処理槽との間
    に気泡抜き流路を形成する上反角を有する側部整流板と
    で構成してなることを特徴とする洗浄処理装置。
  2. 【請求項2】 側部整流板を、互いに洗浄処理液誘導流
    路を介して段状に配列される複数の整流板にて形成して
    なることを特徴とする請求項記載の洗浄処理装置。
  3. 【請求項3】 側部整流板の中央側辺部に、洗浄処理液
    案内用円弧部を形成してなることを特徴とする請求項
    又は2記載の洗浄処理装置。
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