JP3007455U - 折り畳みコップ - Google Patents
折り畳みコップInfo
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- JP3007455U JP3007455U JP1994010645U JP1064594U JP3007455U JP 3007455 U JP3007455 U JP 3007455U JP 1994010645 U JP1994010645 U JP 1994010645U JP 1064594 U JP1064594 U JP 1064594U JP 3007455 U JP3007455 U JP 3007455U
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- Japan
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本考案は折り畳みコップに関し、製作機械の
構成が簡略化できて設備投資が僅少なため、償却費用が
安くなってコストダウンが可能であり、折り畳み時には
平板となって容積が最小となり、輸送コストや保管スペ
ースを節約できることを目的とする。 【構成】 耐水性の紙片Aで4辺形1を折曲可能な中心
線2の前後に設け、該中心線2上の左右の位置aから4
辺形1の辺3の隅の位置bとの間に形成した貼着線4で
4辺形1の左右の辺6との間を貼着し、貼着線4との間
に間隔を設けて中心線2の前後に等距離で設けた第1の
折曲線5の終端の位置cから前記4辺形1の左右の辺6
との間に形成された第2の折曲線7を形成し、前記中心
線2の左右の位置a、第1の折曲線5の終端の位置cと
の間を結ぶ第3の折曲線8を設けた折り畳みコップ。
構成が簡略化できて設備投資が僅少なため、償却費用が
安くなってコストダウンが可能であり、折り畳み時には
平板となって容積が最小となり、輸送コストや保管スペ
ースを節約できることを目的とする。 【構成】 耐水性の紙片Aで4辺形1を折曲可能な中心
線2の前後に設け、該中心線2上の左右の位置aから4
辺形1の辺3の隅の位置bとの間に形成した貼着線4で
4辺形1の左右の辺6との間を貼着し、貼着線4との間
に間隔を設けて中心線2の前後に等距離で設けた第1の
折曲線5の終端の位置cから前記4辺形1の左右の辺6
との間に形成された第2の折曲線7を形成し、前記中心
線2の左右の位置a、第1の折曲線5の終端の位置cと
の間を結ぶ第3の折曲線8を設けた折り畳みコップ。
Description
【0001】
本考案は、折り畳み時には平板となり、これを折曲線から折曲することによっ てコップ形状となる折り畳みコップに関する。
【0002】
従来から病院等において尿の検査に使用され、或いは冷水やお茶等を飲むため に高速道路のサービスエリアの給茶器の側に置かれている耐水性の紙製コップは 、予め周囲を形成する円筒に近い円錐状の外周体と、底を形成する平板状の底板 を接着したものである。
【0003】
このような紙製のコップは、大量にコップ製造機で製作されるためにコストや 製作に人手を要さない利点があるものの、製造機が複雑、高価となるために、そ の償却費用が高価となるので、コストを大幅に引き下げることができなかった。
【0004】 そして、折り畳むことができないので、順次にコップを差し込むようにして積 み重ねて出荷しているため出荷の容積が多くなり、運送費が高くなると共に、格 納容積が大きくなって、スペースの無駄を生じる欠点があった。
【0005】 本考案は、従来の紙製のコップにおける前述の問題点を解消し、大量に機械で 製造する場合には、この機械の構成が簡略化できて廉価に提供でき、従って償却 費用が安くなってコストダウンが可能であると共に、折り畳み時には平板となる ので、容積を最小に止めることができ、従って輸送コストや保管スペースを節約 できる折り畳みコップを提供することを目的とする。
【0006】
本考案は、前述の目的を達成するための折り畳みコップの手段に関し、請求項 1記載の手段は、耐水性の紙片で形成され、台形、長方形、正方形等の4辺形状 を前後両側に設けた折曲可能な中心線と、該中心線上の左右の2点から中心線と 対向する4辺形の辺の隅との間に形成され、4辺形状の左右の辺との間が貼着さ れる折曲可能な貼着線と、前記貼着線との間に間隔を設けて中心線の前後に等距 離で形成された第1の折曲線と、該第1の折曲線の終端から前記4辺形状の左右 の辺との間に形成された第2の折曲線と、前記中心線の左右の2点、および第1 の折曲線と第2の折曲線の交点との間を結ぶ第3の折曲線とを備えたことを特徴 とする。
【0007】 同請求項2記載の手段は、請求項1記載の折り畳みコップに対して、中心線の 上下に設けた第1の折曲線の終端間を、中心線に直交して結ぶ第4の折曲線を備 えたことを特徴とする。
【0008】
本考案の折り畳みコップは、左右の貼着線の中心側を拡開すると共に、第2の 折曲線間の貼着線の外側部分を、第2の折曲線と第3の折曲線間の一方と重なる ようにして、第1の折曲線の上下を略90°に折曲すれば、第3の折曲線間の中 心線側の部分が第1の折曲線間の部分と同一平面となり、これを平面上に置くこ とができる。
【0009】 そして、貼着線間の第1、第2の折曲線の上側の部分がコップの外周面を形成 すると共に、第1の折曲線間の中心線を含む部分が底面を形成し、従ってこれに 液体を注いでコップとして使用できるものである。
【0010】 請求項2の折り畳みコップは、第2の折曲線間の貼着線の外側部分を第2の折 曲線と第3の折曲線間の一方と重なるようにして、第1の折曲線の上下を略90 °に折曲する際の折曲を、第4の折曲線でやり易くするものである。
【0011】
【実施例】 次に、本考案の第1実施例を、図1の貼着前に展開した平面図、図2の貼着状 態の平面図、組み立て過程と完成状態を示す図3〜図7について、以下に説明す る。
【0012】 図1、図2のように耐水性の紙片Aで、正方形に近い4辺形1を中心線2の前 後に形成するが、この中心線2と反対側の4辺形の辺3は円弧状とし、又この中 心線2の左右両側から適宜に隔たった位置aと、前記円弧状の4辺形の辺3の端 部bとを結ぶ折曲可能な貼着線4を形成する。
【0013】 前記中心線2から前後両側に適宜離れた位置で、中心線2と平行に、且つ前記 の貼着線4に達しない左右の位置cまでの間を結ぶ第1の折曲線5を形成すると 共に、該第1の折曲線5の両端から4辺形の左右の辺6に達して、位置cよりも 中心線2に近づく第2の折曲線7を形成する。
【0014】 更に、前記の貼着線4と中心線2の交わる位置a、第1の折曲線5の終端で第 2の折曲線7が始まる位置cとを結ぶ第3の折曲線8と、第1の折曲線5の終端 cを中心線2と直交して結んだ第4の折曲線9とを形成した後に、図1の貼着線 4の外側の斜線で示した部分を貼着して貼着面10とし、図2の折り畳みコップ が完成する。
【0015】 この折り畳みコップをコップ状に組み立てる場合には、先ず図2の矢印Zに従 って中心線2を上方に押し上げると、図3のように4辺形の辺13を含む主たる 面が外側に湾曲する。
【0016】 それと同時に第1の折曲線5が折れ曲がると共に、第3の折曲線8と第4の折 曲線9との間の面11が、第3の折曲線8と第2の折曲線7との間の面12に重 なるように、第3の折曲線8と第4の折曲線9とが折れ曲がる。
【0017】 次に、図3の矢印Yで示す方向に貼着線4からその外側の貼着面10を折り返 すようにして、図4の状態とした後、第2の折曲線7を曲げるようにして重なっ ている面11、面12を矢印Xの方向に引き起こせば、第1の折曲線7間の中心 線2を含む面13と第3の折曲線8、第4の折曲線9間の面11とが同一面とな り、底面が形成される。
【0018】 そして、図5、図6のように4辺形の辺3を含む面の湾曲がコップの周面を形 成すると共に、前記のように底面が形成され、コップ状の組み立てが完了するの で、これに液体を注ぐことができ、底面を下にして机上に置くことができる。
【0019】 図7〜図9は、この折り畳みコップを病院の女性用の尿採取用コップとした実 施例で、図7、図8から明らかなように前実施例の4辺形の辺3を直線状とする と共に、4辺形の左右の辺6の長さを異にし、コップ状とした際にコップの縁が 傾き、女性が尿の採取を容易に行えるようにしたもので、その他は前実施例と同 一であり、図に同一符号を付すだけで、説明を省略する。
【0020】
本考案は叙上のように、コップ状に組み立てる前は平板状に折り畳まれるので その容積は最小となり、出荷容積が従来の紙製のコップに比して小さくなるので 輸送費が削減され、保管のスペースも小さな面積で足りる。
【0021】 又、この折り畳みコップは折曲線の形成と、貼着線の外側部分を貼り合わせる だけで足りるので、これを生産する機械は簡単な構成で済み、設備費用も減少で きるので、廉価に供給でき、しかもコップ状に組み立てる工程も容易である等の 効果を有する。
【図1】本考案の第1実施例の貼着前の展開図である。
【図2】同上の貼着後の平面図である。
【図3】図2の矢印Z方向に押し上げた状態の底面側か
らの斜視図である。
らの斜視図である。
【図4】同上を同図の矢印Y方向に折曲した状態の底面
側からの斜視図である。
側からの斜視図である。
【図5】同上を図3の矢印X方向に折曲してコップ状に
組み立てた状態の底面側からの斜視図である。
組み立てた状態の底面側からの斜視図である。
【図6】同上の上面からの斜視図である。
【図7】本考案の第2実施例の貼着前の展開図である。
【図8】同上の貼着後の平面図である。
【図9】同上のコップ状に組み立てた状態の底面側から
の斜視図である。
の斜視図である。
A 紙片 1 4辺形 2 中心線 3 4辺形の辺 4 貼着線 5 第1の折曲線 6 4辺形の辺 7 第2の折曲線 8 第3の折曲線 9 第4の折曲線
Claims (2)
- 【請求項1】 耐水性の紙片で形成され、台形、長方
形、正方形等の4辺形状を前後両側に設けた折曲可能な
中心線と、該中心線上の左右の2点から中心線と対向す
る4辺形の辺の隅との間に形成され、4辺形状の左右の
辺との間が貼着される折曲可能な貼着線と、前記貼着線
との間に間隔を設けて中心線の前後に等距離で形成され
た第1の折曲線と、該第1の折曲線の終端から前記4辺
形状の左右の辺との間に形成された第2の折曲線と、前
記中心線の左右の2点、および第1の折曲線と第2の折
曲線の交点との間を結ぶ第3の折曲線とを備えたことを
特徴とする折り畳みコップ。 - 【請求項2】 前記中心線の上下に設けた第1の折曲線
の終端間を、中心線に直交して結ぶ第4の折曲線を備え
たことを特徴とする請求項1記載の折り畳みコップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994010645U JP3007455U (ja) | 1994-08-03 | 1994-08-03 | 折り畳みコップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994010645U JP3007455U (ja) | 1994-08-03 | 1994-08-03 | 折り畳みコップ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3007455U true JP3007455U (ja) | 1995-02-14 |
Family
ID=43143300
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1994010645U Expired - Lifetime JP3007455U (ja) | 1994-08-03 | 1994-08-03 | 折り畳みコップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3007455U (ja) |
-
1994
- 1994-08-03 JP JP1994010645U patent/JP3007455U/ja not_active Expired - Lifetime
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