JPH061219U - 液体紙容器 - Google Patents
液体紙容器Info
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- JPH061219U JPH061219U JP4821192U JP4821192U JPH061219U JP H061219 U JPH061219 U JP H061219U JP 4821192 U JP4821192 U JP 4821192U JP 4821192 U JP4821192 U JP 4821192U JP H061219 U JPH061219 U JP H061219U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】本考案に係る液体紙容器は、切妻部を強化し、
この部分の変形を防止することが出来る紙容器を目的と
している。 【構成】切妻部に三角形状に折り畳まれて折り込まれる
上方折込耳板18aに於いて、この上方折込耳板18a
内に2本の外方に突出した斜円孤折罫線16を設け、上
方折込耳板18aを三角形状に折り曲げた際には、その
稜線を外方に突出した斜円孤折罫線に形成し得るように
した構造である。
この部分の変形を防止することが出来る紙容器を目的と
している。 【構成】切妻部に三角形状に折り畳まれて折り込まれる
上方折込耳板18aに於いて、この上方折込耳板18a
内に2本の外方に突出した斜円孤折罫線16を設け、上
方折込耳板18aを三角形状に折り曲げた際には、その
稜線を外方に突出した斜円孤折罫線に形成し得るように
した構造である。
Description
【0001】
本考案は、液体を収納し得る切妻型の紙容器に係り、特に紙容器の切妻部の強 度を向上させると共に、紙容器の変形を防止可能とした液体紙容器に関するもの である。
【0002】
従来のこの種の一般的な紙容器は、例えば図4に示す如く、前板1,後板2, 両側板3,該前板1及び後板2の上下端に連設された蓋板4及び底板5,2本の 斜折罫線6を有する折込耳板7及び貼着片8等を夫々順に連設したブランク板9 より構成されていた。
然るに、前述の図4に示すブランク板9を折り曲げて図5に示すような切妻型 の紙容器を構成した場合には、2本の斜折罫線6を介して三角形状に折り畳まれ かつ切妻部に折り込まれた折込耳板7と、屋根状に両側に傾斜して形成された蓋 板4とは夫々相互に遊離してしまっていた。 従って、多数の紙容器を積層して保管或いは搬送する場合には、紙容器の切妻 部が上方からの外圧に弱く、強い圧力がかかった場合にはこの切妻部が押しつぶ され易い等の問題があった。
【0004】 最近になって、例えば実公昭63−48508号公報に示す如き技術も開発さ れている。この公知技術は、切妻型紙容器の胴部と頂部との境界に下方に凸状円 孤の罫線を設けることにより、充填した液体によって紙容器が変形することを防 止可能とした容器である。 しかし、前述の後者の技術の場合にも、切妻部に折り込まれた折込耳板と蓋板 とが相互に遊離してしまうので、上方からの強い圧力がかかった場合には、紙容 器の上部が押しつぶされ、変形してしまう問題があった。
【0005】 本考案に係る液体紙容器は前述の従来の問題点に鑑み開発された全く新規な技 術であって、特に切妻部に三角形状に折り畳まれて折り込まれる上方折込耳板に 特定の形状を持った斜折罫線を設けることによって、切妻部に折り込まれる上方 折込耳板が下方から蓋板を押し上げて両者を相互に密着させ、これによって切妻 部の強度を増加せしめるようにした全く新規な技術である。
【0006】
本考案に係る液体紙容器は、前述の従来の問題点を根本的に改善した技術であ って、その要旨は後板,両側板,前板,貼着片,該前板と後板との上下端に夫々 連設された蓋板及び底板,両側板の上下端に夫々連設された2本の斜折罫線を有 する上下方の折込耳板,貼着片等を夫々順に連設したブランク板より組み立てら れる切妻型液体紙容器に於いて、前記上方折込耳板の2本の斜折罫線は夫々外方 に円孤状に突出した斜円孤折罫線で形成されていることを特徴とした液体紙容器 である。
【0007】
本考案に係る液体紙容器は、上述の如く、切妻型液体紙容器に於いて、上方折 込耳板の2本の斜折罫線を夫々外方に円孤上に突出した斜円孤折罫線で形成した ので、この上方折込耳板を三角形状に折り畳んだ際に、上方折込耳板の両側の稜 線を外方に円孤上に突出させることが出来る。
【0008】 従って、このように稜線が外方に円孤状に突出された上方折込耳板を切妻部内 に折り込むことによって、この上方折込耳板の円孤状稜線で切妻部の両側の蓋板 を下方から押し上げ、これ等の蓋板を前述上方折込耳板の稜線と同一の形状に弯 曲させると共に、上方折込耳板の稜線と蓋板とを相互に密着させてこの部分の紙 厚を2倍にすることが出来る。
【0009】
図により、本考案に係る液体紙容器の一実施例を具体的に説明すると、図1は 本考案に係る液体紙容器の斜視図、図2は図1の紙容器のブランク板の展開図、 図3は図1に示す紙容器の側面図である。
【0010】 図2に於いて、10は本考案に係る液体紙容器のブランク板であって、折罫線 を介して、前板11,両側板12,後板13,蓋板14,底板15,2本の斜円 孤折罫線16と水平円孤折罫線17とを有する上方折込耳板18aと、2本の斜 折罫線19を有する下方折込耳板18bと、貼着片20とより形成されている。
【0011】 上記ブランク板10は、2本の斜円孤折罫線16と水平円孤折罫線17とを有 する上方折込耳板18aが、両側板12の上端に連設されている以外は、前述の 図4に示す従来の紙容器のブランク板9と全く同一であるので、その他の詳細に ついては説明を省略する。 上述の構造を有するブランク板10は、図1及び図3に示す如く、折り畳み組 み立てることによって紙容器を構成することが出来る。
【0012】 特に、本考案のブランク板10では、上方折込耳板18aに2本の外方に円孤 状に突出した斜円孤折罫線16が設けられているので、上方折込耳板18aを三 角形状に折り畳むと、上方折込板18aの両側の稜線を自動的に外方に円孤状に 突出した稜線に形成することが出来る。
【0013】 従って、上方折込耳板18aを切妻部内に折り込むと、上方折込耳板18aの 円孤状稜線で切妻部の両側の蓋板14を下方から押し上げ、これ等の蓋板14を 前記上方折込耳板18aの稜線と同一の形状に弯曲させると共に、上方折込耳板 18aの稜線部と蓋板4とを相互に密着させてこの部分の紙厚を2倍にすること が出来る。
【0014】 従って、多数の液体紙容器を積層して、各容器の切妻部に上方から強い外圧が かかった場合にも、この切妻部は、妻板4と上方折込耳板18aの稜線部とで紙 厚が二重になるで強度的に強く、この部分が変形したり、或いは押しつぶされる ことを防止することが出来る。 本考案では、更に上方折込耳板18aの下縁が水平円孤折罫線17で円孤状に 形成されているので、この水平円孤折罫線17の作用で紙容器の中段部が変形す ることを防止出来る。
【0015】
本考案に係る液体紙容器は、上述の如き構造と作用とを有するので、切妻部に 折り込まれる上方折込耳板によって両側の蓋板を外方に弯曲させると共に、上方 折込耳板の稜線部と蓋板とを相互に密着させることが出来る。 従って、上方折込耳板と蓋板との密着部分の紙厚を2倍にし、この部分の強度 を著しく向上せしめ、これによって液体紙容器が上方からの外圧によって変形し たり、或いは押しつぶされることを防止出来る。
【0016】 また、本考案に係る液体紙容器は全体の構造が簡単であり、従来のこの種の容 器と同様に折り畳み組み立てることによって、切妻部の蓋板を自動的に弯曲させ ることが出来ると共に、この部分を著しく強化せしめることが出来る等の特徴を 有するものである。
【図1】本考案に係る液体紙容器の斜視図である。
【図2】図1の紙容器のブランク板の展開図である。
【図3】図1に示す紙容器の側面図である。
【図4】従来の液体紙容器のブランク板の展開平面図で
ある。
ある。
【図5】図4のブランク板の組立側面図である。
1 前板 2 後板 3 両側板 4 蓋板 5 底板 6 斜折罫線 7 折込耳板 8 貼着片 9 ブランク板 10 ブランク板 11 前板 12 両側板 13 後板 14 蓋板 15 底板 16 斜円孤折罫線 17 水平円孤折罫線 18a 上方折込耳板 18b 下方折込耳板 19 斜折罫線 20 貼着片
Claims (1)
- 【請求項1】後板,両側板,前板,貼着片,該前板と後
板との上下端に夫々連設された蓋板及び底板,両側板の
上下端に夫々連設された2本の斜折罫線を有する上下方
の折込耳板,貼着片等を夫々順に連設したブランク板よ
り組み立てられる切妻型液体紙容器に於いて、前記上方
折込耳板の2本の斜折罫線は夫々外方に円孤状に突出し
た斜円孤折罫線で形成されていることを特徴とした液体
紙容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992048211U JP2567392Y2 (ja) | 1992-06-18 | 1992-06-18 | 液体紙容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992048211U JP2567392Y2 (ja) | 1992-06-18 | 1992-06-18 | 液体紙容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH061219U true JPH061219U (ja) | 1994-01-11 |
JP2567392Y2 JP2567392Y2 (ja) | 1998-04-02 |
Family
ID=12797072
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992048211U Expired - Fee Related JP2567392Y2 (ja) | 1992-06-18 | 1992-06-18 | 液体紙容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2567392Y2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0632315U (ja) * | 1992-09-30 | 1994-04-26 | 凸版印刷株式会社 | 液体紙容器 |
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JP2010527866A (ja) * | 2007-05-29 | 2010-08-19 | テトラ・ラヴァル・ホールディングス・アンド・ファイナンス・ソシエテ・アノニム | カートンおよびコーナーインデント壁を備えたカートン用ブランク |
JP2011006109A (ja) * | 2009-06-26 | 2011-01-13 | Dainippon Printing Co Ltd | サック箱 |
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JPS6382716U (ja) * | 1986-11-17 | 1988-05-31 |
-
1992
- 1992-06-18 JP JP1992048211U patent/JP2567392Y2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPS56135412U (ja) * | 1980-03-14 | 1981-10-14 | ||
JPS6382716U (ja) * | 1986-11-17 | 1988-05-31 |
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WO2013139917A1 (en) * | 2012-03-23 | 2013-09-26 | Tetra Laval Holdings & Finance S.A. | Packaging container and blank for a packaging container |
CN104245521A (zh) * | 2012-03-23 | 2014-12-24 | 利乐拉瓦尔集团及财务有限公司 | 包装容器和用于包装容器的坯材 |
JP2015510856A (ja) * | 2012-03-23 | 2015-04-13 | テトラ・ラヴァル・ホールディングス・アンド・ファイナンス・ソシエテ・アノニムTetra Laval Holdings & Finance S.A. | 包装容器及び該包装容器のためのブランク |
US9555917B2 (en) | 2012-03-23 | 2017-01-31 | Tetra Laval Holdings & Finance S.A. | Packaging container and blank for a packaging container |
EP2641838B2 (en) † | 2012-03-23 | 2017-09-27 | Tetra Laval Holdings & Finance S.A. | Packaging container and blank for a packaging container |
Also Published As
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---|---|
JP2567392Y2 (ja) | 1998-04-02 |
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Legal Events
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---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |